不登校の子どもと信頼関係を作るため「趣味」の話をするカウンセラーは多いが・・・・

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不登校の子どもと信頼関係を作るため「趣味」の話をするカウンセラーは多いが・・・・

対応のポイント

2023/12/26 不登校の子どもと信頼関係を作るため「趣味」の話をするカウンセラーは多いが・・・・

趣味の話をして関係を作っても不登校は解決しない!

 

不登校カウンセリング1

 

1.趣味や好きな事の話しで信頼関係を作ると・・・
2.関係ができた後の対応を考えてあれば問題なし!
3.「とりあえず様子を見ましょう」で大丈夫?
4.関係を壊したくないので学校の話しはしない?
5.担任が「優しいお姉ちゃん」になれば解決するの?
6.子どもの好きなアニメを家で見る熱心な担任
7.合唱コンクールの話しをすると・・・
8.「本人の望む話しだけにしましょう!」で大丈夫?
9.「進路説明会の話しをする」と決まるが・・・
10.家庭訪問で進路説明会の話しをすると・・・
11.「学校は子どもにツラい思いをさせたいのか!」
12.担任の先生はどこで間違えたのか?
13.「信頼関係」ではなく「友だち関係」だった
14.優しいお姉ちゃんと思っていたのに・・・
15.もう、学校に来いという先生と会いたくない!
16.最初のカウンセリングで趣味の話もします!
17.エイペ、フォート、ハニワ、ボカロ、なろう系など
18.先生はオタク仲間だね!(笑)
19.不登校解決相談所の目的は「不登校解決!」
20.信頼関係を作って「から」学校の話をするのは危険!
21.子どもがイヤな話(学校の話)をできますか?
22.「好きな教科から出よう!」「出る授業を自分で選ぶ」は危険!
23.学校のことを言うと信頼が壊れる?それで不登校は解決する?
24.最初のカウンセリングを成功させる準備
25.友達になったからこそ二度と会いたくないと思う
26.友だちと話しをする方が楽しいと思えるように

 
 

1.趣味や好きな事の話しで信頼関係を作ると・・・

 

不登校を解決するためには、不登校の子どもとの信頼関係が大切です。

 

そのため、多くのカウンセラーさんや先生方は、不登校の子どもの「趣味」や「好きな事」の話をします。

 

もちろん、カウンセラーさんや先生方は、不登校の子どもと信頼関係を作るために「趣味」や「好きな事」の話をするのです。

 

これにより、不登校の子どもはカウンセラーさんや先生方と「話をする」ようになるかもしれません。

 

しかし、「話をすることができた」からと言って、不登校の状態が改善するわけではありません。

 

なぜなら、カウンセラーさんや先生方が思っているほど、不登校の子どもとの信頼関係ができていないからです。

 

「趣味」や「好きな事」の話だけをしていると、不登校の子どもは、カウンセラーさんや先生たちをこのような存在と勘違いしてしまいます。

 

「先生は好きな事や趣味の話を聞いてくれる人。」
「カウンセラーさんは、イヤな事は言わない人。」
「どちらも学校の話はしない人。」

 
 

2.関係ができた後の対応を考えてあれば問題なし!

 

「まずは、趣味や好きな事の話をして関係を作ってるんです!」
「そこから、少しずつ不登校を解決していくんです!」

 

このように仰るカウンセラーさんや先生方もいます。

 

もちろん、カウンセラーさんや先生方が、その後の対応を準備してあるのであれば問題はありません。

 

例えば、カウンセラーさんや先生方が、下記のように具体的に対応を考えているのであれば問題はありません。

 

「最初の1ヶ月は、趣味の話をして関係を作ろう!」
「次の1ヶ月では、勉強を一緒に行い、学校への気持ちを高めよう。」
「もし、子どもが勉強をしたくないと言ったら○○を一緒にやろう。」
「○○をやることで、学校への気持ちが高まる。」
「3ヶ月目には別室登校を始めさせよう。」
「そこから、□□の対応をして教室登校を増やしていこう。」など

 
 

3.「とりあえず様子を見ましょう」で大丈夫?

 

しかし、不登校解決相談所にいただく相談のほとんどは、先の事を全く考えていない対応を行っている事例ばかりです。

 

「とりあえず様子を見ましょう。」
「心のエネルギーがたまるまで待ちましょう。」
「ゲームやスマホを好きなだけやらせましょう。」
「本人が行くと言うまで待ちましょう。」
「子どもが動くと信じましょう。」など

 

これらの対応は「子どもの意志を尊重する」という考えが根本にあります。

 

そのため、カウンセラーさんや先生方は「待つ」ことが大切と思い込んでしまっています。

 

本来は「待つ」ではなく、「困り」や「つらさ」「心配」「不安」を解決する支援を行わなければいけないのですが・・・。

 
 

4.関係を壊したくないので学校の話しはしない?

 

不登校の子どもと話すとき(カウンセリングのとき)に、「趣味」や「好きな事」だけを話すことはとても危険です。

 

なぜなら、下記のような状況に陥ることが多いからです。

 

① 信頼関係をつくりたいと考え「趣味」や「好きな事」の話だけする。
② 「学校の話」をすると子どもが嫌がるので「学校の話」はしない。
③ 信頼関係が出来てから「学校の話」をしようと考える。
④ 子どもは「自分のイヤな話をしない先生」「自分のことを全て受け入れてくれるカウンセラー」と思ってしまう。
⑤ 「趣味」や「好きな事」の話を続けたことで、仲良く話せるようになった。
⑥ 「学校の話」をしようとすると、子どもの表情が変わる。
⑦ 『まだ、心のエネルギーがたまっていない』と考え「学校の話」はしない。
⑧ 子どもとの関係を壊したくないので「学校の話」はしない。
⑨ 学校の話をしないまま、何ヶ月、何年と時間が経っていく。
⑩ 不登校が解決しないまま学校を卒業する。

 

子どもとの信頼関係が壊れることを恐れ「登校刺激」を与えないカウンセラーさんや先生もいます。

 

しかし、カウンセラーさんや先生方が子どもに関わるのは学校にいる間だけです。

 

(学校を卒業した後も、対応を続けて下さるカウンセラーさんや先生は、ほとんどいません。)

 

結局、不登校の解決は先送りされ、全日制高校や通信制高校、大学や社会人となったときに、現実に直面することになるのです。

 
 

5.担任が「優しいお姉ちゃん」になれば解決するの?

 

中学1年生の5月から不登校になってしまった女の子がいました。

 

クラスに友だちが出来なかっただけでなく、担任の先生(男性)との関係も良くなかったお子さんです。

 

この子が中学2年生になったとき、学校は若くて優しい女性の先生を担任にしました。

 

新しい担任の先生は、スクールカウンセラーさんや学年主任と相談をして、このような対応を取っていたそうです。

 

・月に1~2回の家庭訪問を行う。
・子どもとの人間関係をつくることを優先する。
・学校の話はしないようにする。
・「担任」=「優しいお姉ちゃん」という関係を作る。
・関係ができてきたときに学校や進路の話をする。
・そこから、別室登校や教室登校を促していく。

 
 

6.子どもの好きなアニメを家で見る熱心な担任

 

担任の先生は、月に2回の家庭訪問を確実に行いました。

 

また、訪問したときは子どもの「趣味(アニメ鑑賞)」や「好きな事」の話だけをします。

 

とても思いのある先生で、子どもに聞いた「アニメ」を家で見たり、調べたりもしたそうです。

 

先生の地道な努力により、この子は担任の先生と「アニメ」の話をするのを楽しみにするようになりました。

 

そして、担任の先生と子どもの関係は「年の離れた姉妹」のようになったのです。

 

担任の先生が月に2回の訪問を初めて4ヶ月が経っていました。

 
 

7.合唱コンクールの話しをすると・・・

 

2学期に入り、学校では合唱コンクールや体育祭の練習が始まりました。

 

担任の先生は、スクールカウンセラーさんや主任と相談をして、合唱コンクールの話をすることにします。

 

いつものように家庭訪問をして、アニメの話を一通りした後、担任の先生はこう言ったそうです。

 

「そうそう、もうすぐ合唱コンクールがあるんだよ!」
「クラスのみんなも練習を始めたんだよ!」

 

すると、子どもの表情が能面のようになったそうです。

 

その表情を見た先生は、学校の話をそこでやめたとの事でした。

 
 

8.「本人の望む話しだけにしましょう!」で大丈夫?

 

学校に戻りスクールカウンセラーさんに報告をすると、このように言われたそうです。

 

「まだ、心のエネルギーがたまっていないのでしょう。」
「本人が望む話だけをするようにしましょう。」
「学校の話はしないようにしましょう。」

 

その後も担任の先生は月に2回の家庭訪問を続けます。

 

もちろん、アニメや漫画の話だけをし、学校の話はしないようにしました。

 

そして、それは2学期の終わりまで続いたのです。

 
 

9.「進路説明会の話しをする」と決まるが・・・

 

2学期の終わりころ、学校では何校かの高校の先生を招き、第1回目の進路学習を行いました。

 

(中学2年生の12月です。)

 

中学2年生の時点で進路を考える事は大切なことです。

 

そこで、担任の先生とスクールカウンセラーさん、学年主任の間でこのような話し合いが行われます。

 

「高校の先生の話は聞かせたいですね!」
「学校に来られなければ資料を見るだけでもいいと思います。」
「担任の先生が資料を渡すだけなら大丈夫なんじゃないですか?」
「その後、自分が行きたい高校などを調べられるといいですよね!」

 

話し合いの結果、次回の訪問で担任の先生がこのような提案をすることが決まりました。

 

・進路学習の説明をする。
・可能であれば学習会に参加する。(登校できなくてもよい。)
・渡した高校の資料に目を通す。
・自分の希望する高校について調べる。
・可能であれば希望校についてまとめる。(調べるだけでもよい。)

 
 

10.家庭訪問で進路説明会の話しをすると・・・

 

担任の先生は高校の資料を持って家庭訪問を行いました。

 

いつも通り「アニメ」の話をした後、進路学習について説明をします。

 

「来週、進路学習で高校の先生が学校に来るんだよ!」

 

するとまた、子どもの表情が能面のようになります。

 

心配になった先生は、このように言ったそうです。

 

「進路学習だからって、学校には来なくてもいいからね!」
「高校について調べなくてもいいんだよ!」」
「資料も読みたくなければ読まなくていいからね!」

 

しかし、子どもの表情は硬いままだったそうです。

 
 

11.「学校は子どもにツラい思いをさせたいのか!」

 

翌日の夕方。

 

担任の先生と学年主任、生徒指導主事が校長室に呼ばれます。

 

そこでは、このような内容の話がありました。

 

「Aさんのお母さんが県の教育委員会に苦情の電話を入れた。」
「お母さんはこう言っているらしい。」

 

『担任が高校について調べろと言ってきた。』
『不登校で学校に行けない娘に、高校調べをしろと言った。』
『学校は娘に嫌がらせをしたいのか?』
『娘にツラい思いをさせたいのか?』
『何で娘が嫌がる事をするんだ!』

 

担任の先生と学年主任は、すぐに家庭訪問を行いました。

 

しかし、子どもとは会えず、お母さんに同じ事を言われます。

 

「学校は娘に嫌がらせをしたいのか?」
「娘にツラい思いをさせたいのか?」
「なんで娘が嫌がることをするんだ!」

 

その後、担任の先生はこの子と会うことができなくなってしまったのです。

 
 

12.担任の先生はどこで間違えたのか?

 

担任の先生の対応は間違っていたのでしょうか?

 

不登校の子どもに「学校の話」をしたのが行けなかったのでしょうか?

 

不登校解決相談所では、担任の先生のガンバリを褒めてあげたいと思っています。

 

今どき、不登校の子どものために月に2回の家庭訪問を欠かさず行い、その子の好きなアニメや漫画を見たり、調べたりする先生は、ほとんどいません。

 

担任の先生がとても良い先生だと言うことに疑いはありません。

 

それでは、なぜ、担任の先生とこの子どもの関係は悪くなってしまったのでしょう?

 
 

13.「信頼関係」ではなく「友だち関係」だった

 

担任の先生は素晴らしい先生です。

 

ただ、担任の先生は「間違った対応」を続けてしまいました。

 

そのため、「担任の先生」と「不登校の子ども」の間に信頼関係は出来ていませんでした。

 

もちろん、「担任の先生」と「不登校の子ども」の間には、良い関係はできていました。

 

ただ、あくまでもそれは「友だち関係」に近いものだったと思います。

 

(担任の先生は、その関係を狙っていたので、ある意味、成功しているとも言えますが。)

 

担任の先生と不登校の子どもが「友だち関係」を作るのは悪いことではありません。

 

しかし、あくまでも「友だち関係」は「友だち関係」です。

 

好きなアニメの話や漫画の話をして、楽しい時を一緒に過ごす関係です。

 
 

14.優しいお姉ちゃんと思っていたのに・・・

 

不登校の子どもは、担任の先生を「友だち」「優しいお姉ちゃん」と思っていたのでしょう。

 

だからこそ、好きなアニメの話をするのは、とても楽しかったんだと思います。

 

しかし、「友だち」「優しいお姉ちゃん」が学校の話をしてきたらどうでしょう?

 

この子どもは、このように思ったそうです。

 

「何でイヤな話をするの!」
「今まで楽しい話だけしかしてなかったのに!」
「学校の話をしたのは、私に学校に行けってこと?」
「私はツラい思いをしてるのに・・・。」

 

この時点で、このお子さんは不登校になって1年半が経っています。

 

不登校になった理由は人間関係だったようですが、この1年半の間に全く治療(成長)ができていません。

 

この状態を続けて、本当に不登校が解決する日は来るのでしょうか?

 
 

15.もう、学校に来いという先生と会いたくない!

 

担任の先生が帰ったあと、このお子さんはお母さんにこう言ったそうです。

 

「先生が学校に行けと言ってきた!」
「高校に行くために学校に来いと言ってきた!」
「もう、先生に会いたくない!」
「先生と会うと学校のことを思い出し苦しくなる!」

 

お子さんの言葉に対して、お母さんは受容と共感をしたそうです。

 

そして、一緒になって怒り、教育委員会に連絡をします。

 

もちろん、苦情の連絡です。

 

それ以降、娘さんと担任の先生は1度も会うことが出来なくなったのです。

 
 

16.最初のカウンセリングで趣味の話もします!

 

担任の先生はどのように対応をすれば良かったのでしょう?

 

趣味の話や好きな事の話はしない方が良かったのでしょうか?

 

静岡県にある不登校解決相談所でも、不登校の子どもと信頼関係を作るため、趣味の話や好きな事の話をします。

 

ただ、他のカウンセラーさんや先生たちと違うのは、下記のような点です。

 

・事前にお母さんやお父さんから、お子さんの「状態」や「性格」、「好きな事」「趣味」などの話をきいておく。
・初回のカウンセリングで「何」を「どれくらい」話すのかを決めておく。
・お子さんの「好きな物や事」「趣味」を全く知らない場合は、事前にそれらについて調べたり、読んだり、やってみたりしておく。

 

(ズルいですが、お子さんには昔から「知っていた」と言うこともあります。)

 

不登校解決相談所の代表カウンセラーは元教員です。

 

教員生活20年の間も、クラスの子どもたちの「オススメ」や「好きな事」「趣味」などを聞き、それを聞いたり、やったり、読んだりしてきました。

 

子どもたちから教えてもらったことが、現在、私の趣味になっているものもあります。

 
 

17.エイペ、フォート、ハニワ、ボカロ、なろう系など

 

子どもたちは敏感です。

 

カウンセラーさんや先生たちが、本当に「自分の好きな事」に興味を持っているかを感じます。

 

私は20年間の教員生活と10年の不登校解決相談所の経験から、子どもたちの「好きな事」「趣味」などを網羅しています。

 

フォートナイトやAPEX、CODなどのFPS(バトルロワイヤルゲーム)は、当時、パソコンのゲームだったPUBGの頃から知っています。

 

もちろん、マイクラもほとんどの人が知らない時代からやっています。

 

(ヒカキンさんより先に始めたと思います。)

 

歌い手さんやアイドルにも精通しています。

 

ボカロやハニワなどは歌だけでなく、小説も読んだりしています。

 

なろう系の小説も、子どもたちの影響で大好きになりました。

 
 

18.先生はオタク仲間だね!(笑)

 

静岡県にある不登校解決相談所の代表カウンセラーは、様々なゲームや歌、アニメや小説について実際に体験をしています。

 

これにより、不登校の子どもたちと同程度の深い知識を持っています。

 

そのため、不登校の子どもたちは私と話をしていると、このように思うようです。

 

「先生は本物だ~!(笑)」
「本当に知っているんだ~!(笑)」
「オタク仲間だ~!(笑)」

 

もちろん、全てに通じているわけではありません。

 

今の時代、新しいものはドンドン生まれてきます。

 

また、かなりニッチなものもたくさんあります。

 

そのような「もの」と出会ったときは、お子さんに合う前に事前に体験するようにしています。

 

最近では、ポケモンのスマホゲームを始めました

 

ポケモンは知っていましたが、スマホゲームはしたことがなかったので、不登校「だった」子どもにやり方を教えてもらい、現在も続けています。

 
 

19.不登校解決相談所の目的は「不登校解決!」

 

静岡県にある不登校解決相談所でも、最初のカウンセリングで不登校の子どもの「好きな事や物の話」や「趣味」の話もします。

 

しかし、それだけでカウンセリングを終わることはありません。

 

なぜならば、不登校解決相談所の目的は「不登校を解決する」ことだからです。

 

「不登校を解決する」ための前段階として、子どもとの信頼関係を作っているのです。

 

そのため、「好きなな事」や「趣味」の話だけでカウンセリングを終わることはしません。

 

必ず「好きな事」「趣味」の話に加え、「学校」や「勉強」「登校」の話もします。

 

もちろん、話す割合はお子さんの状態や年齢によって変えていきます

 

例えば、小学生や中学生の場合は最初のカウンセリングで「学校の事」を話す割合は「2割」程度とすることが多いです。

 

しかし、中学3年生や高校生の場合は、受験や留年があるため「学校の事」を話す割合は自然と「5割以上」となっていきます。

 
 

20.信頼関係を作って「から」学校の話をするのは危険!

 

「信頼関係を作ってから、学校の話をしたらいいのでは?」

 

このように仰るカウンセラーさんや先生、親御さんもいらっしゃいます。

 

もちろん、親御さんの考えが「(1~3年かけて)ゆっくり不登校を解決したい」の場合は、「学校の事」を「1割以下」にすることもあります。

 

ただ、静岡県にある不登校解決相談所では、最初のカウンセリングで「好きな事」や「趣味」の話だけを話すことは絶対にありません

 

なぜなら、カウンセリングで「学校の事」を話さないことには、デメリットが多いだけでなく、不登校を悪化させる危険があるからです。

 
 

21.子どもがイヤな話(学校の話)をできますか?

 

最初にも述べたように、多くのカウンセラーさんや先生たちは「信頼関係を作る」と行って、「好きな事」「趣味」の話だけをします。

 

もちろん、自分の「好きな事」の話だけで「イヤな事」は言わないので、不登校の子どもの機嫌は悪くなりません。

 

まずは学校やカウンセリングルーム、適応指導教室などに来やすくしてるんです!」

 

このように仰るカウンセラーさんや先生たちも多くいます。

 

ただ、この意見に対して、静岡県にある不登校解決相談所では下記のようにお聞きしています。

 

「来ることが安定した後、次のステップに進めるための対応は考えてありますか?」
「どれくらい経てば子どもは『教室に戻る!』と言い始めますか?」

 

→「別室登校をすれば教室に戻る?」についてコチラをご覧ください。

 
 

22.「好きな教科から出よう!」「出る授業を自分で選ぶ」は危険!

 

具体的な例を出して、お伝えしたいと思います。

 

よく、カウンセラーさんや相談員さん、先生たちは、不登校の子どもにこのようにいいます。

 

「まずは好きな教科から授業に出てみればいいんじゃない?」

 

この声かけに対して、不登校の子どもが動き出すこともあるでしょう。

 

ただ、静岡県にある不登校解決相談所では、このようにお聞きするようにしています。

 

「嫌いな教科に出るようにする方法はありますか?」

「好きな教科だけに出ていた子どもが、自分から嫌いな教科に出るようになるのですか?」

 

→「好きな教科にでれば教室に戻れる?」についてはコチラをご覧ください

 
 

23.学校のことを言うと信頼が壊れる?それで不登校は解決する?

 

不登校の子どもとの信頼関係も同様です。

 

最初に信頼関係をつくるため、「好きな事」「趣味」の話「だけ」をしていた場合、どのタイミングで「学校の事」を話すのでしょうか?

 

静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる相談には、このようなものが多くあります。

 

「不登校になって半年が過ぎました。」
「週に数回、別室には行っているのですが・・・。」
「教室には戻れません。」

「スクールカウンセラーさんに相談をしたら、このように言われました。」

 

『本人が行くと言うまで待ちましょう!』

 

同じような状態のお子さんをもつお母さんはこう仰いました。

 

「学校の先生に、教室へ行くように声をかけてもらおうとしました。」
「しかし、先生からはこのように言われました。」

 

『今はムリをさせない方がいいと思います。』
『ココで私が教室のことを言うと、子どもとの信頼関係が壊れてしまいます。』

 

どちらのお子さんも、別室登校の時間と日数が徐々に減り、最終的には学校に行かなくなってしまったのです。

 
 

24.最初のカウンセリングを成功させる準備

 

静岡県にある不登校解決相談所の不登校解決実績が高いのは、先を読んで対応をしているからです。

 

不登校を解決するためには、最初の対応が最も大切となります。

 

そのため、静岡県にある不登校解決相談所では、お子さんと会う前の段階で、お子さんの「性格」や「気質」「趣味」や「好きな事」、「過去の対応」や「学校との連携」な

ど様々な情報をお母さん方から伺います。

 

お子さんへの最初の対応を成功させるため、「初手」より先の「0手」に力を入れているのです。

 

「最初に学校の話をして大丈夫ですか?」

 

このように仰るお母さんもたくさんいらっしゃいます。

 

もちろん、お子さんに合わせて登校刺激の強弱は変更しています。

 

また、東京都と静岡県、合わせて20年の教員経験により、様々な生徒の面白いエピソードをたくさん持っています。

 

これらを上手に組み合わせて対応をしていますので、私と会った後に不登校の子どもたちが不安定になることはありません。

 
 

25.友達になったからこそ二度と会いたくないと思う

 

ここまで読んでいただいた方には、事例の先生とお子さんの関係が悪くなった理由がわかったでしょう。

 

担任の先生は「信頼関係」を作ろうと、「好きな事」や「趣味」の話だけをしました。

 

その結果、このお子さんはこう思ってしまったのです。

 

「この先生は趣味の話ができる先生!」
「私が嫌がる事は言わない優しい先生!」
「先生と話をするのはとても楽しい!」

 

先生が「友だち」として仲良くなるのは成功です。

 

しかし、先生の目的は、このお子さんの不登校を解決することでした。

 

「信頼ができた」と思った先生は、学校の話をします。

 

しかし、「友だち」だからこそ、「仲が良くなった」からこそ、「学校の話」に対して、このお子さんは苛立ちを覚えます。

 

「優しい先生」「楽しい先生」「大好きな先生」から「自分がイヤな話(学校の話)」が出てきたらどうでしょう?

 

不登校になったときの(合わない)担任の先生から「自分のイヤな話(学校の話)」を聞いても、何も思わなかったかもしれません。

 

「関係が深まった」「仲良くなった」先生だからこそ、反発が強くなり、2度と会うことができなくなったのです。

 
 

26.友だちと話しをする方が楽しいと思えるように

 

先日も中学2年生の女の子の相談が終わりました。

 

もちろん、登校を開始して3ヶ月の間、休まず登校できたからです。

 

相談をいただいた半年前、このお子さんは私の訪問を楽しみにしていました。

 

「先生の話は面白い!」
「ハニワの話をできるから楽しい!」
「勉強を教えるのも分かりやすいからイヤじゃない!」

 

こう言っていたお子さんですが、登校を開始して学校に友だちができると、私の訪問を「楽しみ」と思う気持ちは薄れていきました。

 

ただ、これは当然のことで、このお子さんだけではありません。

 

なぜなら、同じ趣味の話をするにしても「中年のおじさん」より「同級生の友だち」と話す方が楽しいのは必然だからです。

 

不登校の時は、自信が持てず「大人と話す」方が安心できますし、負い目も感じません。

 

しかし、登校を開始し自信を取り戻した子どもたちが「大人」より「同年代」と話す方が楽しいと思うのは普通です。

 

だからこそ、「私との話」より「友だちとの話」を優先することは、とても良いことなのです。

 

みなさんのお子さんも、このような状態になれるといいですね!

 

 

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