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〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14(公文併設)
24時間、相談受付中!(即対応できない時は折り返します。)
※間違った7つの思い込み②「別室登校(保健室登校)をすれば教室に戻る」
1.「学校に行ってもらいたい!」と思うのは悪くない! 2.別室登校から教室に戻れるようになる? 3.「別室に行くなら教室に行く!」と言うけど 4.別室登校をしなくなるのは必然! 5.楽(らく)な方に流されるのが人間 6.別室から教室に戻れない理由① 7.学校に行っているのに不登校が悪化するの? 8.別室から教室に戻れない理由② 9.「子どもの意志を尊重」すれば親から文句を言われない 10.自分から面倒な勉強を選択する? 11.別室の状態は?勉強をしている? 12.自分で予定を決めるとき勉強をたくさん入れる? 13.「寝る」「絵を描く」「音楽を聴く」で教室に戻れるの? 14.最初はガンバる不登校の子どもたち 15.別室から教室に戻れない理由③ 16.別室で「絵を描く」「音楽を聴く」を選ぶ子どもたち 17.別室登校(保健室登校)の目標は何だった? 18.正しい対応を行うこと不登校が解決する!
「学校に行きたくない!」
「今日は休みたい!」
突然、子どもがこう言ってきたら・・・・。
親が心配するのは当然です。
ももちろん、「学校に行ってもらいたい!」という気持ちになるでしょう。
昨今は「子どもの意志を尊重」「ムリをさせない」などの理想の対応が大切であると謳われています。
もちろん、理想の対応を行ったことで、子どもが自分から動き出してくれているのであれば問題はありません。
しかし、現実は「ゲームやスマホばかり」「面倒な事はやらなくなる」などの状態となってしまいます。
静岡県にある不登校解決相談所では、「親が学校に行ってもらいたい!」と思う気持ちは悪いことではない!と訴え続けています。
もちろん、「何も聞かず」「何もせず」「嫌がろうとムリヤリ」登校させることが良いと言っているわけではありません。
「別室登校(保健室登校)から始めましょう。」 「保健室登校して、学校に慣れさせていきましょう。」 「別室(保健室)から、少しずつ教室に戻していきましょう。」
学校の先生やスクールカウンセラーさんたちと相談して、別室登校(保健室登校)を開始するお子さんは少なくありません。
しかし、別室登校(保健室登校)から、教室登校に戻ることが出来る子どもは多くないのが現状です。
「別室には行くようになったのですが・・・・。」 「教室に戻ることは出来ていません。」
このような相談が多くあります。
しかし、この相談はまだ良い方で、ほとんどの別室登校(保健室登校)相談は下記のようなものです。
「最初は別室(保健室)に行っていたのですが・・・・。」 「少しずつ登校時間が短くなっていきました。」 「さらには、少しずつ登校する回数が減って・・・・。」 「現在は、全く登校しなくなりました。」
「別室(保健室)はイヤだ!」 「周りの友だちに変に思われる!」 「行くなら教室に行く!」
このように言う子どもも多くいます。
実際、別室に行かなくても教室に戻ってくれれば問題はないのですが・・・。
ほとんどの場合が別室を拒否しても、教室に戻ることはありません。
同じ例としては、宿題などの例もあります。
宿題を親が手伝ったり、「答えを写してでも終わらせよう」と言ったりすると、子どもはこう言います。
「答えを写すのは良くない!」 「分からない所は調べてやらなければ意味がない!」 「それでは身につかない!」
これに関しても、自分で教科書で調べて宿題をやってくれればいいのですが・・・・。
ほとんどの場合が、何もせず宿題が終わることはありません。
どちらの場合でも、正論や理想論を口にするのですが、行動が伴わない(やろうとしない)子どもがほとんどです。
「別室登校(保健室登校)から教室に戻ることができない。」 「別室登校(保健室登校)の日数が少しずつ減る。」
「別室登校(保健室登校)をしなくなる。」
これは「不登校あるある」でもありますし、「必然」でもあります。
なぜなら、子どもが不登校になると、親や学校は「ムリをさせない」「本人の意志を尊重する」などの間違った対応を行ってしまうからです。
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
不登校になったばかりの子どもは、このように思っています。
「不登校のままじゃダメだ!」 「でも・・・・、行きたいけど行けない・・・。」
しかし、親や学校の先生、スクールカウンセラーさんは、このような声かけを行います。
「不登校のままでもいいんだよ!」 「ムリをしなくていいんだよ!」 「好きな事をして心のエネルギーを回復することが大切なんだよ!」
これらの声かけにより、子どもの心は元気になるでしょう。
しかし、心が元気になれば、心のエネルギーが回復すれば、不登校は解決するのでしょうか?
不登校の子どもたちは、このように思っています。
しかし、親や学校の先生が間違った対応を行うと、子どもは少しずつこのように思うようになっていきます。
「今日は休んでもいいか。」 「心のエネルギーをためることが大切だからな!」 「ムリするのは良くないしな!」
不登校の子どもたちが、このように思うのは「普通」のことです。
なぜなら、人間は「楽(らく)」な方へ流される生き物です。
実際、私も「楽(らく)」な方に流される傾向にあります。
(ダイエットに関しては尚更で、太ったり、やせたりを繰り返しています。笑)
また、別室登校(保健室登校)をしている子どもが、教室に戻ることが出来ないのは「不登校あるある」でもあり、「必然」でもあります。
なぜ、「あるある」でもあり、「必然」でもあるかというと、親、子ども、学校の先生が、このように思ってしまうからです。
親:「学校に行くようになった。良かった~。」 子:「別室だけど学校に行ってるからいいでしょ!」 先生:「教室には入れないけど、学校に来てるからいいかっ!」
さらに、「本人の意志を尊重する」と言って、別室登校(保健室登校)での「活動内容」や「その日の予定」を子どもに決めさせます。
「何時に登校する?」 「何時に帰る?」 「○時間目は何をする?」 「次はいつ来る?」など
登校時間や帰宅時間、活動内容も全て子どもに決めさせているのです。
最初のうちはガンバる子どもが多いのですが・・・・。
日が経つにつれ、少しずつ楽(らく)な方に流れてしまう子は少なくありません。
「家にいるよりは、学校に行けた方がいい。」 「教室に行けるのがベストだけど、別室登校(保健室登校)でもいい。」 「とりあえず、別室登校(保健室登校)してほしい。」
確かに、「家にいるよりは学校に行った方がいい」と思う気持ちは分かります。
しかし、別室登校(保健室登校)の現実を考えると・・・・・。
先程も少しふれましたが、別室登校(保健室登校)することで不登校が悪化することの方が多いのが現状です。
なぜ、別室(保健室)とは言え、学校に行っているのに不登校が悪化するのでしょう?
それは、学校の先生方と親御さんの支援のベクトルが違うからです。
「家にいるよりは、学校に行った方がいい。」
別室登校(保健室登校)の目的がこれであれば、問題はありません。
学校に行くことは、運動にもなりますし、家族以外の人間と話す時間も少しは増えるからです。
ただ、目的が「不登校を解決したい」と言うのであれば、話は変わってきます。
前述したとおり、別室登校(保健室登校)をすることで、不登校が悪化することが多いからです。
なぜ、不登校が悪化するのかというと、このような考えで別室は運営されているからです。
「本人の意志を尊重する。」 「自己決定を大切にする。」 「自分で1日の授業内容を決めさせる。」 「登校、下校の時間を自分で決めさせる。」
もちろん、これらの考えで子どもの不登校が解決するのが理想ですが・・・・。
現実はそんなに簡単ではありません。
別室(保健室)担当の先生方は、「子どもの考えを大切にしたい」と考えて、このような対応を行っています。
しかし、このような考え方を持っている先生もいます。
「厳しく対応して、学校に来なくなったらマズい。」 「本人に決めさせ、それを尊重していればトラブルにならない。」 「別室登校(保健室登校)をやめても、それは子どもと親の責任となる。」 「学校は子どもの意見を尊重した対応をしているんだから。」
モンスターペアレント(モンペ)と呼ばれる親御さんが増えている昨今、学校側がこのように考え「波風を起こしたくない」という気持ちを持つのも仕方のないことです。
これらの対応をして、理想通りに自分から教室に戻る子は何人くらいいるのでしょうか?
「今週は毎日、1時間目~6時間目まで学校に来ます!」 「体育、美術、音楽などの技能教科以外はオンライン授業を受けます!」 「技能教科の授業は参加できないので、5教科のテスト勉強をやります!」 「テストでは、不登校前の順位を下げないようにガンバリます。」
このように、自分から「厳しい決定」をする子は何人ぐらいいるのでしょうか?
静岡県にある不登校解決相談所には全国から年間1000件以上の相談が寄せられます。
しかし、自分から「厳しい決定」をしたり、「決めた事を守る努力」をしたりする子は、年に1人~2人しかいません。
ほとんどの子どもが、上手に登校刺激を与え、ガンバらせ、褒めたり、認めたりすることで徐々に不登校が解決していくのです。
ちなみに今年は「福岡県」の女の子、昨年は「福島県」の女の子が、助言をした翌日から登校を始めました。
この子たちは、本当に不登校の状態を苦痛に思い、本気で解決する方法を探していたのです。
別室登校(保健室登校)をした子どもたちはどのような生活をしているのでしょうか?
※ 不登校解決相談所が「対応した子どもの証言」や代表心理師が「教員時代に経験した」ことを元にしています。
別室に登校する子どもたちは、他の子より遅く登校をします。
1時間目開始直後に登校する子どももいますが、ほとんどが10時~11時に登校してきます。
給食だけ、午後だけ登校してくる子どももいます。
毎日、登校する子どももいますし、週に数回登校する子どももいます。
「毎日、登校している子ども」や「決まった曜日に登校している子ども」は現状維持ができる可能性がありますが、「自分の気分で登校する子ども」は不登校が悪化する傾向にあります。
なぜなら、「登校する」or「登校しない」を自分で決めているからです。
この「子ども任せ」の対応を続けてしまうと、「登校しない」選択が増えるのは必然ではないでしょうか?
登校した子どもたちは、自分でその日の予定を決めます。
親の希望としては、別室で勉強をやってもらいたいのですが・・・・。
実際は、このような予定がほとんどです。
「3時間目はイラストを描く。」 「4時間目は折り紙を折る。」 「5時間目は音楽を聴く。」
もちろん、「勉強」や「宿題」「オンライン授業」を選択する子どももいます。
しかし、周りの子どもが「寝ている」「音楽を聞いている」を見ると、担当の先生にこう言ったりします。
「疲れたのでオンライン授業に参加するのはやめます。」 「4時間目は休憩します。」
もちろん、先生たちはこう言います。
「そうだね。ムリしなくていいからね!」 「ゆっくりしてエネルギーを溜めることも大切だよ!」
「周りの子どもは勉強をしていない。」 「決めた予定を、そのときの気分(状態)で変えても良い。」 「予定を変えても何も言われない。(ムリしなくていいと言われる)」 「楽(らく)な予定を立てても何も言われない。(褒められる)」 「登校する予定の日に欠席しても何も言われない。(心配してくれる)」 「決めた事をやらなくても何も言われない。(なかったことにしてくれる)」など
このような対応を続けることで、不登校の子どもが自分から動き出すのでしょうか?
もちろん、子どもの気持ちを全て無視した対応は、良い対応とは言えません。
ただ、「全てを子どもに任せる」「全てを受け入れる」「全てを許す」対応も、良い対応とは言えません。
「なぜ、両極端の対応をするのだろう?」 「中道の対応、柔軟な対応を考えればいいのに!」 「画一的な対応ではなく、1人ひとりに合った対応を行えばいいのに!」
常に私が感じている疑問です。
これらの対応を行うと、ほとんどの子どもが「最初はガンバリ」ます。
具体的には、下記のような事を言ったり、やったりします。
・毎日、別室登校(保健室登校)をすると言う。 ・オンライン授業などに積極的に参加する。 ・自分で宿題をやる。 ・分からない問題を別室担当の先生に聞く。など
しかし、その状態は長く続かないのが現状です。
なぜならば、同じ別室には「勉強をしていない子」がいたり、「寝ている子」がいたりするからです。
同様に、「週に1~2回しか来ない子」もいれば、「10時位に来て12時に帰る子」もいます。
最初はガンバっていた不登校の子どもたちも、目の前にこのような子どもたちがいると、ついつい流されてしまいます。
これは通信制高校(サポート校)でも起こる現象です。
「高校からは、毎日、学校に行く!」 「通信制高校でしっかり勉強をして大学に行く!」
入学前はこのように言っていた子どもたちが、周りの子どもに流され、欠席や遅刻が増えて行くのです。
「進路や将来を考え自分で決めなさい!」 「自分で決めた事はしっかりと守りなさい!」
本来はコレが「自己決定」です。
「1時間目は数学のオンライン授業。」 「2時間目は数学の復習。」 「3時間目は国語のオンライン授業。」 「4時間目は英語のオンライン授業。」 「昼休みは、友達とカードゲーム。」 「そして、5時間目は宿題をやる!」
しかし、不登校の子のほとんどは「楽(らく)」に流され、1日の日程を組むようになります。
最初のうちは、このようにガンバっていた子どもも、慣れてくると下記のような予定を組むようになります。
「3時間目に登校する。」 「3時間目はイラストを描く。」 「4時間目は折り紙を折る。」 「給食を食べたら帰る。」
本来は「教室に戻る」ための別室登校(保健室登校)だったはずです。
しかし、別室での予定は少しずつ「楽(らく)」な方へと流されて行きます。
これでは、教室に戻ることはできません。
担当の先生たちは、何をしているのでしょうか?
注意をしたり、計画を一緒に立てたり、勉強を教えたりしないのでしょうか?
もちろん、「教室に戻る」ために、一緒に計画を立ててくれたり、叱咤激励をしてくれる先生もいるでしょう。
しかし、ほとんどの先生が「自己決定」「子どもの意志を尊重」と言う言葉を盾に、計画を見直す提案をしないのが現状です。
静岡県にある不登校解決相談所では、別室登校(保健室登校)から不登校を解決した事例がたくさんあります。
同様に、別室登校(保健室登校)に失敗したお子さんの不登校を解決した事例もたくさんあります。
なぜ、静岡県にある不登校解決相談所が対応を行うと、不登校が解決するのでしょう?
それは、静岡県にある不登校解決相談所が、このような対応を取っているからです。
・全てを「子ども任せ」にしない。 ・何もしなくても「褒める」対応はしない。 ・ガンバリは「褒め」「認める」対応を行う。 ・1人ひとりに合った登校刺激を与える。 ・即時確認、即時称揚を行いやる気を継続させる。 ・継続確認、継続称揚で自信(自己肯定感)を戻す(高める)。など
別室登校(保健室)登校をしているのに不登校が解決しないのであれば、対応を変えてみてはどうでしょう?
→間違った7つの思い込み①「不登校の原因や理由を調べることに力を入れる」 →間違った7つの思い込み②「別室登校(保健室登校)をすれば教室に戻る」 →間違った7つの思い込み③「好きな授業から参加して教室に戻る」 →間違った7つの思い込み④「宿題や日直の仕事を免除すれば不登校が解決する」 →間違った7つの思い込み⑤「子どもが自信を持てば不登校が解決する」 →間違った7つの思い込み⑥「子どもを褒めれば不登校は解決する」 →間違った7つの思い込み⑦「子どもの登校や不登校に一喜一憂してはいけない」 →まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
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→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
25/02/03
25/01/27
TOP
別室登校の実態は?別室で何している?勉強してる?
1.「学校に行ってもらいたい!」と思うのは悪くない!
2.別室登校から教室に戻れるようになる?
3.「別室に行くなら教室に行く!」と言うけど
4.別室登校をしなくなるのは必然!
5.楽(らく)な方に流されるのが人間
6.別室から教室に戻れない理由①
7.学校に行っているのに不登校が悪化するの?
8.別室から教室に戻れない理由②
9.「子どもの意志を尊重」すれば親から文句を言われない
10.自分から面倒な勉強を選択する?
11.別室の状態は?勉強をしている?
12.自分で予定を決めるとき勉強をたくさん入れる?
13.「寝る」「絵を描く」「音楽を聴く」で教室に戻れるの?
14.最初はガンバる不登校の子どもたち
15.別室から教室に戻れない理由③
16.別室で「絵を描く」「音楽を聴く」を選ぶ子どもたち
17.別室登校(保健室登校)の目標は何だった?
18.正しい対応を行うこと不登校が解決する!
1.「学校に行ってもらいたい!」と思うのは悪くない!
「学校に行きたくない!」
「今日は休みたい!」
突然、子どもがこう言ってきたら・・・・。
親が心配するのは当然です。
ももちろん、「学校に行ってもらいたい!」という気持ちになるでしょう。
昨今は「子どもの意志を尊重」「ムリをさせない」などの理想の対応が大切であると謳われています。
もちろん、理想の対応を行ったことで、子どもが自分から動き出してくれているのであれば問題はありません。
しかし、現実は「ゲームやスマホばかり」「面倒な事はやらなくなる」などの状態となってしまいます。
静岡県にある不登校解決相談所では、「親が学校に行ってもらいたい!」と思う気持ちは悪いことではない!と訴え続けています。
もちろん、「何も聞かず」「何もせず」「嫌がろうとムリヤリ」登校させることが良いと言っているわけではありません。
2.別室登校から教室に戻れるようになる?
「別室登校(保健室登校)から始めましょう。」
「保健室登校して、学校に慣れさせていきましょう。」
「別室(保健室)から、少しずつ教室に戻していきましょう。」
学校の先生やスクールカウンセラーさんたちと相談して、別室登校(保健室登校)を開始するお子さんは少なくありません。
しかし、別室登校(保健室登校)から、教室登校に戻ることが出来る子どもは多くないのが現状です。
「別室には行くようになったのですが・・・・。」
「教室に戻ることは出来ていません。」
このような相談が多くあります。
しかし、この相談はまだ良い方で、ほとんどの別室登校(保健室登校)相談は下記のようなものです。
「最初は別室(保健室)に行っていたのですが・・・・。」
「少しずつ登校時間が短くなっていきました。」
「さらには、少しずつ登校する回数が減って・・・・。」
「現在は、全く登校しなくなりました。」
3.「別室に行くなら教室に行く!」と言うけど
「別室(保健室)はイヤだ!」
「周りの友だちに変に思われる!」
「行くなら教室に行く!」
このように言う子どもも多くいます。
実際、別室に行かなくても教室に戻ってくれれば問題はないのですが・・・。
ほとんどの場合が別室を拒否しても、教室に戻ることはありません。
同じ例としては、宿題などの例もあります。
宿題を親が手伝ったり、「答えを写してでも終わらせよう」と言ったりすると、子どもはこう言います。
「答えを写すのは良くない!」
「分からない所は調べてやらなければ意味がない!」
「それでは身につかない!」
これに関しても、自分で教科書で調べて宿題をやってくれればいいのですが・・・・。
ほとんどの場合が、何もせず宿題が終わることはありません。
どちらの場合でも、正論や理想論を口にするのですが、行動が伴わない(やろうとしない)子どもがほとんどです。
4.別室登校をしなくなるのは必然!
「別室登校(保健室登校)から教室に戻ることができない。」
「別室登校(保健室登校)の日数が少しずつ減る。」
「別室登校(保健室登校)をしなくなる。」
これは「不登校あるある」でもありますし、「必然」でもあります。
なぜなら、子どもが不登校になると、親や学校は「ムリをさせない」「本人の意志を尊重する」などの間違った対応を行ってしまうからです。
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
不登校になったばかりの子どもは、このように思っています。
「不登校のままじゃダメだ!」
「でも・・・・、行きたいけど行けない・・・。」
しかし、親や学校の先生、スクールカウンセラーさんは、このような声かけを行います。
「不登校のままでもいいんだよ!」
「ムリをしなくていいんだよ!」
「好きな事をして心のエネルギーを回復することが大切なんだよ!」
これらの声かけにより、子どもの心は元気になるでしょう。
しかし、心が元気になれば、心のエネルギーが回復すれば、不登校は解決するのでしょうか?
5.楽(らく)な方に流されるのが人間
「不登校のままじゃダメだ!」
「でも・・・・、行きたいけど行けない・・・。」
不登校の子どもたちは、このように思っています。
しかし、親や学校の先生が間違った対応を行うと、子どもは少しずつこのように思うようになっていきます。
「今日は休んでもいいか。」
「心のエネルギーをためることが大切だからな!」
「ムリするのは良くないしな!」
不登校の子どもたちが、このように思うのは「普通」のことです。
なぜなら、人間は「楽(らく)」な方へ流される生き物です。
実際、私も「楽(らく)」な方に流される傾向にあります。
(ダイエットに関しては尚更で、太ったり、やせたりを繰り返しています。笑)
6.別室から教室に戻れない理由①
また、別室登校(保健室登校)をしている子どもが、教室に戻ることが出来ないのは「不登校あるある」でもあり、「必然」でもあります。
なぜ、「あるある」でもあり、「必然」でもあるかというと、親、子ども、学校の先生が、このように思ってしまうからです。
親:「学校に行くようになった。良かった~。」
子:「別室だけど学校に行ってるからいいでしょ!」
先生:「教室には入れないけど、学校に来てるからいいかっ!」
さらに、「本人の意志を尊重する」と言って、別室登校(保健室登校)での「活動内容」や「その日の予定」を子どもに決めさせます。
「何時に登校する?」
「何時に帰る?」
「○時間目は何をする?」
「次はいつ来る?」など
登校時間や帰宅時間、活動内容も全て子どもに決めさせているのです。
最初のうちはガンバる子どもが多いのですが・・・・。
日が経つにつれ、少しずつ楽(らく)な方に流れてしまう子は少なくありません。
7.学校に行っているのに不登校が悪化するの?
「家にいるよりは、学校に行けた方がいい。」
「教室に行けるのがベストだけど、別室登校(保健室登校)でもいい。」
「とりあえず、別室登校(保健室登校)してほしい。」
確かに、「家にいるよりは学校に行った方がいい」と思う気持ちは分かります。
しかし、別室登校(保健室登校)の現実を考えると・・・・・。
先程も少しふれましたが、別室登校(保健室登校)することで不登校が悪化することの方が多いのが現状です。
なぜ、別室(保健室)とは言え、学校に行っているのに不登校が悪化するのでしょう?
それは、学校の先生方と親御さんの支援のベクトルが違うからです。
8.別室から教室に戻れない理由②
「家にいるよりは、学校に行った方がいい。」
別室登校(保健室登校)の目的がこれであれば、問題はありません。
学校に行くことは、運動にもなりますし、家族以外の人間と話す時間も少しは増えるからです。
ただ、目的が「不登校を解決したい」と言うのであれば、話は変わってきます。
前述したとおり、別室登校(保健室登校)をすることで、不登校が悪化することが多いからです。
なぜ、不登校が悪化するのかというと、このような考えで別室は運営されているからです。
「本人の意志を尊重する。」
「自己決定を大切にする。」
「自分で1日の授業内容を決めさせる。」
「登校、下校の時間を自分で決めさせる。」
もちろん、これらの考えで子どもの不登校が解決するのが理想ですが・・・・。
現実はそんなに簡単ではありません。
9.「子どもの意志を尊重」すれば親から文句を言われない
別室(保健室)担当の先生方は、「子どもの考えを大切にしたい」と考えて、このような対応を行っています。
しかし、このような考え方を持っている先生もいます。
「厳しく対応して、学校に来なくなったらマズい。」
「本人に決めさせ、それを尊重していればトラブルにならない。」
「別室登校(保健室登校)をやめても、それは子どもと親の責任となる。」
「学校は子どもの意見を尊重した対応をしているんだから。」
モンスターペアレント(モンペ)と呼ばれる親御さんが増えている昨今、学校側がこのように考え「波風を起こしたくない」という気持ちを持つのも仕方のないことです。
10.自分から面倒な勉強を選択する?
「本人の意志を尊重する。」
「自己決定を大切にする。」
「自分で1日の授業内容を決めさせる。」
「登校、下校の時間を自分で決めさせる。」
これらの対応をして、理想通りに自分から教室に戻る子は何人くらいいるのでしょうか?
「今週は毎日、1時間目~6時間目まで学校に来ます!」
「体育、美術、音楽などの技能教科以外はオンライン授業を受けます!」
「技能教科の授業は参加できないので、5教科のテスト勉強をやります!」
「テストでは、不登校前の順位を下げないようにガンバリます。」
このように、自分から「厳しい決定」をする子は何人ぐらいいるのでしょうか?
静岡県にある不登校解決相談所には全国から年間1000件以上の相談が寄せられます。
しかし、自分から「厳しい決定」をしたり、「決めた事を守る努力」をしたりする子は、年に1人~2人しかいません。
ほとんどの子どもが、上手に登校刺激を与え、ガンバらせ、褒めたり、認めたりすることで徐々に不登校が解決していくのです。
ちなみに今年は「福岡県」の女の子、昨年は「福島県」の女の子が、助言をした翌日から登校を始めました。
この子たちは、本当に不登校の状態を苦痛に思い、本気で解決する方法を探していたのです。
11.別室の状態は?勉強をしている?
別室登校(保健室登校)をした子どもたちはどのような生活をしているのでしょうか?
※ 不登校解決相談所が「対応した子どもの証言」や代表心理師が「教員時代に経験した」ことを元にしています。
別室に登校する子どもたちは、他の子より遅く登校をします。
1時間目開始直後に登校する子どももいますが、ほとんどが10時~11時に登校してきます。
給食だけ、午後だけ登校してくる子どももいます。
毎日、登校する子どももいますし、週に数回登校する子どももいます。
「毎日、登校している子ども」や「決まった曜日に登校している子ども」は現状維持ができる可能性がありますが、「自分の気分で登校する子ども」は不登校が悪化する傾向にあります。
なぜなら、「登校する」or「登校しない」を自分で決めているからです。
この「子ども任せ」の対応を続けてしまうと、「登校しない」選択が増えるのは必然ではないでしょうか?
12.自分で予定を決めるとき勉強をたくさん入れる?
登校した子どもたちは、自分でその日の予定を決めます。
親の希望としては、別室で勉強をやってもらいたいのですが・・・・。
実際は、このような予定がほとんどです。
「3時間目はイラストを描く。」
「4時間目は折り紙を折る。」
「5時間目は音楽を聴く。」
もちろん、「勉強」や「宿題」「オンライン授業」を選択する子どももいます。
しかし、周りの子どもが「寝ている」「音楽を聞いている」を見ると、担当の先生にこう言ったりします。
「疲れたのでオンライン授業に参加するのはやめます。」
「4時間目は休憩します。」
もちろん、先生たちはこう言います。
「そうだね。ムリしなくていいからね!」
「ゆっくりしてエネルギーを溜めることも大切だよ!」
13.「寝る」「絵を描く」「音楽を聴く」で教室に戻れるの?
「周りの子どもは勉強をしていない。」
「決めた予定を、そのときの気分(状態)で変えても良い。」
「予定を変えても何も言われない。(ムリしなくていいと言われる)」
「楽(らく)な予定を立てても何も言われない。(褒められる)」
「登校する予定の日に欠席しても何も言われない。(心配してくれる)」
「決めた事をやらなくても何も言われない。(なかったことにしてくれる)」など
このような対応を続けることで、不登校の子どもが自分から動き出すのでしょうか?
もちろん、子どもの気持ちを全て無視した対応は、良い対応とは言えません。
ただ、「全てを子どもに任せる」「全てを受け入れる」「全てを許す」対応も、良い対応とは言えません。
「なぜ、両極端の対応をするのだろう?」
「中道の対応、柔軟な対応を考えればいいのに!」
「画一的な対応ではなく、1人ひとりに合った対応を行えばいいのに!」
常に私が感じている疑問です。
14.最初はガンバる不登校の子どもたち
「本人の意志を尊重する。」
「自己決定を大切にする。」
「自分で1日の授業内容を決めさせる。」
「登校、下校の時間を自分で決めさせる。」
これらの対応を行うと、ほとんどの子どもが「最初はガンバリ」ます。
具体的には、下記のような事を言ったり、やったりします。
・毎日、別室登校(保健室登校)をすると言う。
・オンライン授業などに積極的に参加する。
・自分で宿題をやる。
・分からない問題を別室担当の先生に聞く。など
15.別室から教室に戻れない理由③
しかし、その状態は長く続かないのが現状です。
なぜならば、同じ別室には「勉強をしていない子」がいたり、「寝ている子」がいたりするからです。
同様に、「週に1~2回しか来ない子」もいれば、「10時位に来て12時に帰る子」もいます。
最初はガンバっていた不登校の子どもたちも、目の前にこのような子どもたちがいると、ついつい流されてしまいます。
これは通信制高校(サポート校)でも起こる現象です。
「高校からは、毎日、学校に行く!」
「通信制高校でしっかり勉強をして大学に行く!」
入学前はこのように言っていた子どもたちが、周りの子どもに流され、欠席や遅刻が増えて行くのです。
16.別室で「絵を描く」「音楽を聴く」を選ぶ子どもたち
「進路や将来を考え自分で決めなさい!」
「自分で決めた事はしっかりと守りなさい!」
本来はコレが「自己決定」です。
「1時間目は数学のオンライン授業。」
「2時間目は数学の復習。」
「3時間目は国語のオンライン授業。」
「4時間目は英語のオンライン授業。」
「昼休みは、友達とカードゲーム。」
「そして、5時間目は宿題をやる!」
しかし、不登校の子のほとんどは「楽(らく)」に流され、1日の日程を組むようになります。
最初のうちは、このようにガンバっていた子どもも、慣れてくると下記のような予定を組むようになります。
「3時間目に登校する。」
「3時間目はイラストを描く。」
「4時間目は折り紙を折る。」
「給食を食べたら帰る。」
17.別室登校(保健室登校)の目標は何だった?
本来は「教室に戻る」ための別室登校(保健室登校)だったはずです。
しかし、別室での予定は少しずつ「楽(らく)」な方へと流されて行きます。
これでは、教室に戻ることはできません。
担当の先生たちは、何をしているのでしょうか?
注意をしたり、計画を一緒に立てたり、勉強を教えたりしないのでしょうか?
もちろん、「教室に戻る」ために、一緒に計画を立ててくれたり、叱咤激励をしてくれる先生もいるでしょう。
しかし、ほとんどの先生が「自己決定」「子どもの意志を尊重」と言う言葉を盾に、計画を見直す提案をしないのが現状です。
18.正しい対応を行うこと不登校が解決する!
静岡県にある不登校解決相談所では、別室登校(保健室登校)から不登校を解決した事例がたくさんあります。
同様に、別室登校(保健室登校)に失敗したお子さんの不登校を解決した事例もたくさんあります。
なぜ、静岡県にある不登校解決相談所が対応を行うと、不登校が解決するのでしょう?
それは、静岡県にある不登校解決相談所が、このような対応を取っているからです。
・全てを「子ども任せ」にしない。
・何もしなくても「褒める」対応はしない。
・ガンバリは「褒め」「認める」対応を行う。
・1人ひとりに合った登校刺激を与える。
・即時確認、即時称揚を行いやる気を継続させる。
・継続確認、継続称揚で自信(自己肯定感)を戻す(高める)。など
別室登校(保健室)登校をしているのに不登校が解決しないのであれば、対応を変えてみてはどうでしょう?
→間違った7つの思い込み①「不登校の原因や理由を調べることに力を入れる」
→間違った7つの思い込み②「別室登校(保健室登校)をすれば教室に戻る」
→間違った7つの思い込み③「好きな授業から参加して教室に戻る」
→間違った7つの思い込み④「宿題や日直の仕事を免除すれば不登校が解決する」
→間違った7つの思い込み⑤「子どもが自信を持てば不登校が解決する」
→間違った7つの思い込み⑥「子どもを褒めれば不登校は解決する」
→間違った7つの思い込み⑦「子どもの登校や不登校に一喜一憂してはいけない」
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。
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