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※間違った7つの思い込み⑤「子どもが自信を持てば不登校が解決する」
1.ヒッチハイクをやれば不登校が解決する? 2.自分に自信が持てれば不登校は解決する? 3.小学校で辞めた空手を再開!大会で準優勝! 4.準優勝で自分に自信を持てたのに不登校が解決しない 5.空手に打ち込んだのは良い経験となるが・・・ 6.不登校を解決するコツやポイント! 7.学校活動に関係があるスポーツや活動を! 8.もし、陸上を習っていたら? 9.周りに認められることが自分の存在理由に 10.不登校解決や不登校予防の観点から考える 11.「勉強」や「習慣」で自身を持たせる事が大切 12.オススメの勉強は積み重ねではない教科! 13.「美術」「図工」「体育」はオススメしません! 14.算数や数学が出来ると頭が良くなった気になる(笑) 15.勉強が苦手な子は「習慣」で自身を! 16.「面倒でも宿題をやる」習慣を戻したい 17.「何を言っても子どもはやってくれません」 18.不登校が長期化する前に相談を!
→親御さんが何を言っても子どもが動かない可能性が高い場合はコチラを!
数年前、TV(ネット?)を見ていると、このようなニュースが流れました。
・不登校の子どもが1人でヒッチハイクをして目的地を目指す。 ・自分1人で交渉したり、お願いしたりすることでコミュニケーション力が高まる。 ・知らない人と話をすることで、コミュニケーションに自信を持つ。 ・目的地に到着できたことで自分に自信がつく。 ・自信がついたことで前向きになり登校を始める。 ・知らない人と話した経験から、クラスの子どもと話すことへの不安がなくなる。 ・不登校が解決して、希望校に合格する。
ニュースになった子どもが自信をつけ、不登校が解決し、希望校に合格できたことは、とても素晴らしい事です。
しかし、このニュースが流れた後、このような相談をいただくことが多くなりました。
「不登校の子どもとヒッチハイクをしましたが、不登校は解決しませんでした。」 「自信をつけさせるためスポーツをやらせましたが、不登校は解決しませんでした。」 「○○が出来るようになって喜んでいましたが、不登校は解決しませんでした。」など
今でも、同じような相談をいただきます。
最近、いただいたのはこのような相談でした。
「スクールカウンセラーさんから、このようなアドバイスをいただきました。」
『自分に自信が持てると前向きになり不登校は解決します。』 『娘さんが自信が持てるようなことはありませんか?』
このアドバイスを聞いたお母さんは、このようなことを思い出したそうです。
「小学校6年まで空手をやっていた!」 「道場の先生に大会に出るように言われたことがあった!」 「あの時は、大会でなかったけど・・・。」 「もう一度、道場に通わせ、練習をさせよう!」 「そして、大会に出て良い成績が取れれば自信が付くはず!」
お母さんはすぐい、娘さんに空手の再開を提案します。。
不登校だった娘さんですが、空手の道場に同じ学校の子がいなかったことも幸いして、空手を再開することを決めたそうです。
空手を再開すると3ヶ月後に大会があることを先生から聞いたそうです。
先生の励ましもあり、不登校の娘さんは大会で上位に入賞する目標を立てます。
そして、週に3~4回、道場に通い練習をすることに決めました。
お母さんの話では、本当に熱心に空手に打ち込んていたそうです。
3ヶ月の本気の練習後、娘さんは地区大会に参加します。
参加人数が少なかったこともありますが、1回戦を勝ち決勝に駒を進めます。
残念ながら決勝では負けてしまいましたが「準優勝」「県大会出場」という結果を残すことができました。
残念ながら県大会では結果を残すことは出来なかったそうですが、準優勝をきっかけに娘さんの言動に明るさが戻ってきたそうです。
お母さんは、準優勝の結果をスクールカウンセラーさんに報告します。
すると、スクールカウンセラーさんから、このような嬉しい言葉をいただきます。
「それはすごい事ですね!」 「本人も自信をつけた事でしょう。」 「不登校が解決するのも遠くはないでしょう!」
しかし、準優勝をして自信をつけた娘さんが、登校することはなかったそうです。
大会終了後、数ヶ月が経過しても登校を始めない娘さんの様子を見て、お母さんはこう思ったそうです。
「何で学校に行かないの?」 「自信がついたら不登校は解決するんじゃないの?」 「空手で準優勝したことが自信になったでしょ?」 「優勝じゃなきゃ不登校は解決しないの?」
運動でも、勉強でも、資格でも、趣味でも、子どもが努力をして結果がでたことはとても良いことです。
もし、結果が出なかったとしても、目標に向かって努力をしたこと、一心不乱に打ち込んだことは、子どもの人生において、大切な経験となるでしょう。
当然、子どもの自信にもつながります。
空手の大会で準優勝したお子さんは、空手に対して自信をつけた事でしょう。
これは、このお子さんの人生を考えたとき、とても良い経験と言えるでしょう。
しかし、「自信を持つ」=「不登校が解決する」ではありません。
もちろん、「自信を持つ」ことで、行動が改善し「不登校が解決する」事例はたくさんあります。
ただ、注意して欲しいのは、「自信を持つ」=「不登校が解決」ではないことです。
不登校の子どもが「自信を持つ」ことは、不登校の解決を早くすることに間違いありません。
ただ、それには「コツ」や「ポイント」があることを、ほとんどの親御さんや学校の先生、スクールカウンセラーさんは知りません。
なぜなら、ほとんどの先生やスクールカウンセラーさんが、不登校を解決した経験が少ないからです。
「不登校を解決するには、どのような自信が持てればいいのですか?」 「自信をつけさせるコツはなんですか?」
静岡県にある不登校解決相談所には、このような質問が多く寄せられます。
この質問に対して、不登校解決相談所ではこのような回答をさせていただいております。
「不登校を解決するためには、子どもがこう思うようにすることが大切です。」
『やればできるんだ!』 『ガンバることが大切なんだ!』
「このように思える力を自己効力感と言います。」 「もちろん、本気で空手の練習を行い結果を出したことで自己効力感は高まった事でしょう。」 「ただ、『不登校を解決する』と言う観点で考えると、このようなポイントを意識していただけると良いと思います。」
『自信を持たせるなら、学校に関係したことにしよう!」
例をあげて具体的に説明しましょう。
例えば、運動が得意な子どもなので「スポーツ」で自信を持たせようと考えたとします。
相談を下さったお母さんの場合は、スクールカウンセラーさんのアドバイスを受け、「空手」を選んでしまいました。
もちろん、空手を行う事は悪いことではありません。
さらに、この娘さんは空手に打ち込み結果を出すことができました。
彼女の人生にとって、この経験はとても良い経験となった事でしょう。
しかし、「不登校解決」や「不登校予防」の観点で考えると、良い選択とは言えません。
なぜなら、「空手」は学校の教育活動に関係がないからです。
もし、この娘さんが「陸上を習っていたら?」と考えてみて下さい。
不登校の状態で陸上の練習を再開し、「100m走」で県大会に出場したとします。
努力も結果かも空手と同じです。
どちらの経験も、このお子さんの人生において、とてもよい経験となります。
しかし、学校生活と関連させて考えていくと違いが生じてきます。
例えば、学校の先生からこのよな連絡があったとします。
「来月には運動会(体育祭)があります。」 「クラスのみんなも○○さんに来てもらいと言っています。」
この場合、陸上で結果を出した子に、このように声をかけることが出来るのではないでしょうか?
「来月、運動会(体育祭)なんだって!」 「みんながあなたの事を待ってるらしいよ!」 「みんな、あなたが100mで県大会に言ったことを知ってるんだって!」 「クラスで1番、速いらしいよ!」
不登校の子どもが「参加しようかな」と思うようになる確率は上がるでしょう。
運動会(体育祭)が近ければ、このような声かけを
また、陸上で結果を出せば、全校集会で表彰される可能性が高いでしょう。
(中学校では陸上部があるので、さらに表彰される可能性は高くなるでしょう。)
全校集会で表彰されることは、子どもにとっては嬉しい事です。
(子どもが「表彰を嫌がる」と言うので「表彰しないでもらう」のは良い対応ではありませんので注意をして下さい。)
これにより、クラスの子どもたちに「スゴいね!」「速いね!」などと言ってもらえたりします。
さらには、クラスの子どもたちの中で「足が速い」=「リレー」=「○○さん」のように、ら認識されるようになります。
これは、不登校の子どもたちにとって「クラスの居場所」「クラスでの存在理由」となるのです。
陸上は「運動会(体育祭)」だけでなく、「リレー大会」「体育」「休み時間の鬼ごっこ」などでも有効となります。
しかし、「空手」の場合、学校で活かせる場面はあまりないのが現状です。
何度も言いますが、「空手」を習わせる事が悪いわけではありません。
あくまでも、「不登校を解決する」ためにという視点で考えると、良い選択ではないと言っているだけです。
「不登校解決」や「不登校予防」の視点で考えると、学校に関係したことで自信を持たせることが大切になります。
陸上以外のスポーツでは、部活があるスポーツがオススメです。
スポーツで自信を持たせたり、周りから認められたりするには時間がかかります。
また、スポーツの場合、披露する場や表彰される場が限られてしまいます。
そのため、静岡県にある不登校解決相談所では、スポーツで自信をつけさせることはオススメしておりません。
それでは、どのような事で自信を持たせるのが良いのでしょう。
オススメは、「勉強」や「習慣」で自信をつけさせることです。
※「習慣」とは「生活リズムを崩さない」「宿題やお手伝いを続ける」ことです。
「勉強」であれば、毎日の授業で認められる場を作ることが出来ます。
「予習」に力を入れることで、周りの子どもと「同じ」や「勝った」と思える場も作ることができます。
「勉強」であれば、親だけでなく先生も褒めたり、認めたりがしやすくなりますし、周りの子どもたちに「スゴい!」「頭いい!」などと言われるかもしれないからです。
オススメの勉強(教科)は「数学」「理科」「社会」です。
あまりオススメできないのが「英語」と「国語」です。
「英語」は積み重ねの教科です。
そのため、自信をつけさせるには時間を要します。
また、コミュニケーション教科でもあるため、苦手に思う不登校の子どもが多いからです。
「国語」もあまりオススメはしていません。
コミュニケーション教科であることも理由の1つですが、それ以上に努力が結果に直結しないからです。
→「好きな教科から参加」の成功と失敗の違い
国語の中でも「漢字」はオススメとなります。
ただ、定期的に漢字テストが実施される学校であれば良いのですが・・・・。
認められる場が少ない場合は、あまりオススメは出来ません。
→小テストの支援をして「毎週、満点合格」で自信が回復!
不登校の子どもに対して、「技術」「家庭」「図工」「美術」「音楽」「体育」などの授業に参加を勧める先生やスクールカウンセラーさんがいます。
しかし、静岡県にある不登校解決相談所では、あまりオススメはしていません。
なぜなら、これらの教科は「センス」や「積み重ね」が必要になる教科だからです。
また、授業数が少ないのもオススメできない理由となります。
これらの教科に自信を持ち、登校を始めたとしても、授業数が少ないため、登校は週に1~2回となってしまいます。
これでは、認められる場も少ないですし、登校の習慣を身につけるのも困難になります。
「数学」を勧める理由はシンプルです。
なぜか、人間は数学が出来ると「頭が良くなった気になる」からです。(笑)
また、「暗記科目」ではないため、それほど努力を必要としません。
(計算が苦手な子には向いていないと思われます。)
「理科」と「社会」もオススメです。
「暗記科目」ではあるものの「積み重ね」教科ではないため、どこからでも始めることができるからです。
(ちなみに私は「理科教員」と「特別支援教員」の免許も持っています。)
「勉強」が苦手な子には「習慣」がオススメです。
「習慣」とは、「やるべきことをやる」というもので、具体的には下記のような習慣を指します。
・不登校だからと言って昼夜逆転などにならず「生活リズム」を崩さない習慣。 ・勉強が苦手でも「宿題」を期限内に提出する(終わらせる)習慣。 ・面倒でも「部屋の掃除」や「家事の手伝い」など自分の役割を継続する習慣。
→安易に宿題を「やらなくていいよ!」とは言わないで!
オススメではありませんが「塾に行き続ける」などの習慣もアリと言えばアリです。
※ 塾の場合は「塾で勉強しているから、学校に行かなくていいでしょ!」と子どもが言う可能性があります。
→「塾だけは行きなさい!」「テストだけは受けなさい!」はNGワード
習慣で大切なの「学校には行けていないけど、その他はしっかりしてる」という部分です。
「学校には行けていないけど、毎日、宿題や勉強をやっています!」 「学校には行けていないけど、ゲームやスマホは1日2時間しかやっていません。」 「学校には行けていないけど、昼夜逆転はしていません。」
このような生活を出来ているのであれば、このように子どもを褒める事ができます。
「学校には行けていないけど、宿題や勉強をちゃんとやれてエライね!」 「苦手なことでも、逃げないでやる姿勢はとても大切だよ!」 「ゲームやスマホをルールを守れているから大丈夫だね!」 「自分でゲームやスマホの時間をコントロールできるのは大人だね!」 「昼夜逆転していないから、○○がなくなれば、すぐに学校に戻れるね!」など
ただ、同じ習慣でも下記のような子どもを褒めるのは危険です。
「学校には行けていないけど、お手伝いだけはしている。」
もちろん、お手伝いすらしない子も多い中、お手伝いだけでも続けているのは良い事です。
しかし、これを褒めてしまうと、子どもはこのように思ってしまいます。
「宿題はやらないけど、お手伝いをしているからいいでしょ!」 「お手伝いはしてるから、ゲームやスマホは自由にやっていいでしょ!」
これでは、不登校が解決するどころか、「不登校のままで良い理由」を子どもに与えているだけとなってしまいます。
「子どもに自信を持たせたいのですが・・・。」
「親が何を言っても耳を貸してくれません。」
不登校のお子さんとの関係が「何も言えない関係」となってしまうのは、不登校あるあるです。
これは、お子さんが不登校になったときに、下記のような対応を取ってしまったからです。
・子どもにムリをさせない対応。 ・登校刺激を与えない対応。 ・子どもの意志を尊重する対応。 ・好きな事を自由にさせて心のエネルギーを溜める対応。 ・動き出すまで待つ対応。
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
しかし、これは親御さんが悪い分けではありません。
なぜなら、ネットや本、カウンセラーさんなどが、この対応を「正しい対応」と謳っているからです。
もちろん、ネットや本、カウンセラーさん方は、この対応が「正しい対応」と考え、不登校の子どもたちのためにガンバってくれているのですが・・・。
静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の相談が全国から寄せられます。
10年ほど前は、「不登校初期」「小学生」「中学生」の相談がほとんどでした。
しかし、最近は「長期不登校」「中学3年生」「高校生」「大学生」の相談が増えています。
これは「間違った対応」や「間違った思い込み」が一般化してしまったからです。
そのため、「進路を決める中学3年生」や「留年や退学のある高校生、大学生」の相談が増えているのです。
「不登校の初期」「小学生」「中学生」であれば、不登校は早く解決します。
当然、子どもや親御さんのツラい期間も短くなります。
ひきこもりの支援をしている方々と会う機会があるのですが、みなさんこのように仰います。
「ひきこもりの子の多くは不登校を経験(継続)している。」 「義務教育の時点で不登校を解決してほしい。」 「見守る対応、待つ対応は間違っている。」 「大人(18才以上)のひきこもりを解決するのがどれだけ大変なことか・・・。」
→「不登校は義務教育で解決して!」ひきこもり支援員の言葉
→間違った7つの思い込み①「不登校の原因や理由を調べることに力を入れる」 →間違った7つの思い込み②「別室登校(保健室登校)をすれば教室に戻る」 →間違った7つの思い込み③「好きな授業から参加して教室に戻る」 →間違った7つの思い込み④「宿題や日直の仕事を免除すれば不登校が解決する」 →間違った7つの思い込み⑤「子どもが自信を持てば不登校が解決する」 →間違った7つの思い込み⑥「子どもを褒めれば不登校は解決する」 →間違った7つの思い込み⑦「子どもの登校や不登校に一喜一憂してはいけない」 →まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)
25/03/24
25/03/17
TOP
○○関係で自信を持てば不登校は解決する!
1.ヒッチハイクをやれば不登校が解決する?
2.自分に自信が持てれば不登校は解決する?
3.小学校で辞めた空手を再開!大会で準優勝!
4.準優勝で自分に自信を持てたのに不登校が解決しない
5.空手に打ち込んだのは良い経験となるが・・・
6.不登校を解決するコツやポイント!
7.学校活動に関係があるスポーツや活動を!
8.もし、陸上を習っていたら?
9.周りに認められることが自分の存在理由に
10.不登校解決や不登校予防の観点から考える
11.「勉強」や「習慣」で自身を持たせる事が大切
12.オススメの勉強は積み重ねではない教科!
13.「美術」「図工」「体育」はオススメしません!
14.算数や数学が出来ると頭が良くなった気になる(笑)
15.勉強が苦手な子は「習慣」で自身を!
16.「面倒でも宿題をやる」習慣を戻したい
17.「何を言っても子どもはやってくれません」
18.不登校が長期化する前に相談を!
→親御さんが何を言っても子どもが動かない可能性が高い場合はコチラを!
1.ヒッチハイクをやれば不登校が解決する?
数年前、TV(ネット?)を見ていると、このようなニュースが流れました。
・不登校の子どもが1人でヒッチハイクをして目的地を目指す。
・自分1人で交渉したり、お願いしたりすることでコミュニケーション力が高まる。
・知らない人と話をすることで、コミュニケーションに自信を持つ。
・目的地に到着できたことで自分に自信がつく。
・自信がついたことで前向きになり登校を始める。
・知らない人と話した経験から、クラスの子どもと話すことへの不安がなくなる。
・不登校が解決して、希望校に合格する。
ニュースになった子どもが自信をつけ、不登校が解決し、希望校に合格できたことは、とても素晴らしい事です。
しかし、このニュースが流れた後、このような相談をいただくことが多くなりました。
「不登校の子どもとヒッチハイクをしましたが、不登校は解決しませんでした。」
「自信をつけさせるためスポーツをやらせましたが、不登校は解決しませんでした。」
「○○が出来るようになって喜んでいましたが、不登校は解決しませんでした。」など
2.自分に自信が持てれば不登校は解決する?
今でも、同じような相談をいただきます。
最近、いただいたのはこのような相談でした。
「スクールカウンセラーさんから、このようなアドバイスをいただきました。」
『自分に自信が持てると前向きになり不登校は解決します。』
『娘さんが自信が持てるようなことはありませんか?』
このアドバイスを聞いたお母さんは、このようなことを思い出したそうです。
「小学校6年まで空手をやっていた!」
「道場の先生に大会に出るように言われたことがあった!」
「あの時は、大会でなかったけど・・・。」
「もう一度、道場に通わせ、練習をさせよう!」
「そして、大会に出て良い成績が取れれば自信が付くはず!」
お母さんはすぐい、娘さんに空手の再開を提案します。。
不登校だった娘さんですが、空手の道場に同じ学校の子がいなかったことも幸いして、空手を再開することを決めたそうです。
3.小学校で辞めた空手を再開!大会で準優勝!
空手を再開すると3ヶ月後に大会があることを先生から聞いたそうです。
先生の励ましもあり、不登校の娘さんは大会で上位に入賞する目標を立てます。
そして、週に3~4回、道場に通い練習をすることに決めました。
お母さんの話では、本当に熱心に空手に打ち込んていたそうです。
3ヶ月の本気の練習後、娘さんは地区大会に参加します。
参加人数が少なかったこともありますが、1回戦を勝ち決勝に駒を進めます。
残念ながら決勝では負けてしまいましたが「準優勝」「県大会出場」という結果を残すことができました。
残念ながら県大会では結果を残すことは出来なかったそうですが、準優勝をきっかけに娘さんの言動に明るさが戻ってきたそうです。
4.準優勝で自分に自信を持てたのに不登校が解決しない
お母さんは、準優勝の結果をスクールカウンセラーさんに報告します。
すると、スクールカウンセラーさんから、このような嬉しい言葉をいただきます。
「それはすごい事ですね!」
「本人も自信をつけた事でしょう。」
「不登校が解決するのも遠くはないでしょう!」
しかし、準優勝をして自信をつけた娘さんが、登校することはなかったそうです。
大会終了後、数ヶ月が経過しても登校を始めない娘さんの様子を見て、お母さんはこう思ったそうです。
「何で学校に行かないの?」
「自信がついたら不登校は解決するんじゃないの?」
「空手で準優勝したことが自信になったでしょ?」
「優勝じゃなきゃ不登校は解決しないの?」
5.空手に打ち込んだのは良い経験となるが・・・
運動でも、勉強でも、資格でも、趣味でも、子どもが努力をして結果がでたことはとても良いことです。
もし、結果が出なかったとしても、目標に向かって努力をしたこと、一心不乱に打ち込んだことは、子どもの人生において、大切な経験となるでしょう。
当然、子どもの自信にもつながります。
空手の大会で準優勝したお子さんは、空手に対して自信をつけた事でしょう。
これは、このお子さんの人生を考えたとき、とても良い経験と言えるでしょう。
しかし、「自信を持つ」=「不登校が解決する」ではありません。
もちろん、「自信を持つ」ことで、行動が改善し「不登校が解決する」事例はたくさんあります。
ただ、注意して欲しいのは、「自信を持つ」=「不登校が解決」ではないことです。
6.不登校を解決するコツやポイント!
不登校の子どもが「自信を持つ」ことは、不登校の解決を早くすることに間違いありません。
ただ、それには「コツ」や「ポイント」があることを、ほとんどの親御さんや学校の先生、スクールカウンセラーさんは知りません。
なぜなら、ほとんどの先生やスクールカウンセラーさんが、不登校を解決した経験が少ないからです。
「不登校を解決するには、どのような自信が持てればいいのですか?」
「自信をつけさせるコツはなんですか?」
静岡県にある不登校解決相談所には、このような質問が多く寄せられます。
この質問に対して、不登校解決相談所ではこのような回答をさせていただいております。
「不登校を解決するためには、子どもがこう思うようにすることが大切です。」
『やればできるんだ!』
『ガンバることが大切なんだ!』
「このように思える力を自己効力感と言います。」
「もちろん、本気で空手の練習を行い結果を出したことで自己効力感は高まった事でしょう。」
「ただ、『不登校を解決する』と言う観点で考えると、このようなポイントを意識していただけると良いと思います。」
『自信を持たせるなら、学校に関係したことにしよう!」
7.学校活動に関係があるスポーツや活動を!
例をあげて具体的に説明しましょう。
例えば、運動が得意な子どもなので「スポーツ」で自信を持たせようと考えたとします。
相談を下さったお母さんの場合は、スクールカウンセラーさんのアドバイスを受け、「空手」を選んでしまいました。
もちろん、空手を行う事は悪いことではありません。
さらに、この娘さんは空手に打ち込み結果を出すことができました。
彼女の人生にとって、この経験はとても良い経験となった事でしょう。
しかし、「不登校解決」や「不登校予防」の観点で考えると、良い選択とは言えません。
なぜなら、「空手」は学校の教育活動に関係がないからです。
8.もし、陸上を習っていたら?
もし、この娘さんが「陸上を習っていたら?」と考えてみて下さい。
不登校の状態で陸上の練習を再開し、「100m走」で県大会に出場したとします。
努力も結果かも空手と同じです。
どちらの経験も、このお子さんの人生において、とてもよい経験となります。
しかし、学校生活と関連させて考えていくと違いが生じてきます。
例えば、学校の先生からこのよな連絡があったとします。
「来月には運動会(体育祭)があります。」
「クラスのみんなも○○さんに来てもらいと言っています。」
この場合、陸上で結果を出した子に、このように声をかけることが出来るのではないでしょうか?
「来月、運動会(体育祭)なんだって!」
「みんながあなたの事を待ってるらしいよ!」
「みんな、あなたが100mで県大会に言ったことを知ってるんだって!」
「クラスで1番、速いらしいよ!」
不登校の子どもが「参加しようかな」と思うようになる確率は上がるでしょう。
9.周りに認められることが自分の存在理由に
運動会(体育祭)が近ければ、このような声かけを
また、陸上で結果を出せば、全校集会で表彰される可能性が高いでしょう。
(中学校では陸上部があるので、さらに表彰される可能性は高くなるでしょう。)
全校集会で表彰されることは、子どもにとっては嬉しい事です。
(子どもが「表彰を嫌がる」と言うので「表彰しないでもらう」のは良い対応ではありませんので注意をして下さい。)
これにより、クラスの子どもたちに「スゴいね!」「速いね!」などと言ってもらえたりします。
さらには、クラスの子どもたちの中で「足が速い」=「リレー」=「○○さん」のように、ら認識されるようになります。
これは、不登校の子どもたちにとって「クラスの居場所」「クラスでの存在理由」となるのです。
10.不登校解決や不登校予防の観点から考える
陸上は「運動会(体育祭)」だけでなく、「リレー大会」「体育」「休み時間の鬼ごっこ」などでも有効となります。
しかし、「空手」の場合、学校で活かせる場面はあまりないのが現状です。
何度も言いますが、「空手」を習わせる事が悪いわけではありません。
あくまでも、「不登校を解決する」ためにという視点で考えると、良い選択ではないと言っているだけです。
「不登校解決」や「不登校予防」の視点で考えると、学校に関係したことで自信を持たせることが大切になります。
陸上以外のスポーツでは、部活があるスポーツがオススメです。
11.「勉強」や「習慣」で自身を持たせる事が大切
スポーツで自信を持たせたり、周りから認められたりするには時間がかかります。
また、スポーツの場合、披露する場や表彰される場が限られてしまいます。
そのため、静岡県にある不登校解決相談所では、スポーツで自信をつけさせることはオススメしておりません。
それでは、どのような事で自信を持たせるのが良いのでしょう。
オススメは、「勉強」や「習慣」で自信をつけさせることです。
※「習慣」とは「生活リズムを崩さない」「宿題やお手伝いを続ける」ことです。
「勉強」であれば、毎日の授業で認められる場を作ることが出来ます。
「予習」に力を入れることで、周りの子どもと「同じ」や「勝った」と思える場も作ることができます。
「勉強」であれば、親だけでなく先生も褒めたり、認めたりがしやすくなりますし、周りの子どもたちに「スゴい!」「頭いい!」などと言われるかもしれないからです。
12.オススメの勉強は積み重ねではない教科!
オススメの勉強(教科)は「数学」「理科」「社会」です。
あまりオススメできないのが「英語」と「国語」です。
「英語」は積み重ねの教科です。
そのため、自信をつけさせるには時間を要します。
また、コミュニケーション教科でもあるため、苦手に思う不登校の子どもが多いからです。
「国語」もあまりオススメはしていません。
コミュニケーション教科であることも理由の1つですが、それ以上に努力が結果に直結しないからです。
→「好きな教科から参加」の成功と失敗の違い
国語の中でも「漢字」はオススメとなります。
ただ、定期的に漢字テストが実施される学校であれば良いのですが・・・・。
認められる場が少ない場合は、あまりオススメは出来ません。
→小テストの支援をして「毎週、満点合格」で自信が回復!
13.「美術」「図工」「体育」はオススメしません!
不登校の子どもに対して、「技術」「家庭」「図工」「美術」「音楽」「体育」などの授業に参加を勧める先生やスクールカウンセラーさんがいます。
しかし、静岡県にある不登校解決相談所では、あまりオススメはしていません。
なぜなら、これらの教科は「センス」や「積み重ね」が必要になる教科だからです。
また、授業数が少ないのもオススメできない理由となります。
これらの教科に自信を持ち、登校を始めたとしても、授業数が少ないため、登校は週に1~2回となってしまいます。
これでは、認められる場も少ないですし、登校の習慣を身につけるのも困難になります。
14.算数や数学が出来ると頭が良くなった気になる(笑)
「数学」を勧める理由はシンプルです。
なぜか、人間は数学が出来ると「頭が良くなった気になる」からです。(笑)
また、「暗記科目」ではないため、それほど努力を必要としません。
(計算が苦手な子には向いていないと思われます。)
「理科」と「社会」もオススメです。
「暗記科目」ではあるものの「積み重ね」教科ではないため、どこからでも始めることができるからです。
(ちなみに私は「理科教員」と「特別支援教員」の免許も持っています。)
15.勉強が苦手な子は「習慣」で自身を!
「勉強」が苦手な子には「習慣」がオススメです。
「習慣」とは、「やるべきことをやる」というもので、具体的には下記のような習慣を指します。
・不登校だからと言って昼夜逆転などにならず「生活リズム」を崩さない習慣。
・勉強が苦手でも「宿題」を期限内に提出する(終わらせる)習慣。
・面倒でも「部屋の掃除」や「家事の手伝い」など自分の役割を継続する習慣。
→安易に宿題を「やらなくていいよ!」とは言わないで!
オススメではありませんが「塾に行き続ける」などの習慣もアリと言えばアリです。
※ 塾の場合は「塾で勉強しているから、学校に行かなくていいでしょ!」と子どもが言う可能性があります。
→「塾だけは行きなさい!」「テストだけは受けなさい!」はNGワード
習慣で大切なの「学校には行けていないけど、その他はしっかりしてる」という部分です。
16.「面倒でも宿題をやる」習慣を戻したい
「学校には行けていないけど、毎日、宿題や勉強をやっています!」
「学校には行けていないけど、ゲームやスマホは1日2時間しかやっていません。」
「学校には行けていないけど、昼夜逆転はしていません。」
このような生活を出来ているのであれば、このように子どもを褒める事ができます。
「学校には行けていないけど、宿題や勉強をちゃんとやれてエライね!」
「苦手なことでも、逃げないでやる姿勢はとても大切だよ!」
「ゲームやスマホをルールを守れているから大丈夫だね!」
「自分でゲームやスマホの時間をコントロールできるのは大人だね!」
「昼夜逆転していないから、○○がなくなれば、すぐに学校に戻れるね!」など
ただ、同じ習慣でも下記のような子どもを褒めるのは危険です。
「学校には行けていないけど、お手伝いだけはしている。」
もちろん、お手伝いすらしない子も多い中、お手伝いだけでも続けているのは良い事です。
しかし、これを褒めてしまうと、子どもはこのように思ってしまいます。
「宿題はやらないけど、お手伝いをしているからいいでしょ!」
「お手伝いはしてるから、ゲームやスマホは自由にやっていいでしょ!」
これでは、不登校が解決するどころか、「不登校のままで良い理由」を子どもに与えているだけとなってしまいます。
17.「何を言っても子どもはやってくれません」
「子どもに自信を持たせたいのですが・・・。」
「親が何を言っても耳を貸してくれません。」
不登校のお子さんとの関係が「何も言えない関係」となってしまうのは、不登校あるあるです。
これは、お子さんが不登校になったときに、下記のような対応を取ってしまったからです。
・子どもにムリをさせない対応。
・登校刺激を与えない対応。
・子どもの意志を尊重する対応。
・好きな事を自由にさせて心のエネルギーを溜める対応。
・動き出すまで待つ対応。
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
しかし、これは親御さんが悪い分けではありません。
なぜなら、ネットや本、カウンセラーさんなどが、この対応を「正しい対応」と謳っているからです。
もちろん、ネットや本、カウンセラーさん方は、この対応が「正しい対応」と考え、不登校の子どもたちのためにガンバってくれているのですが・・・。
18.不登校が長期化する前に相談を!
静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の相談が全国から寄せられます。
10年ほど前は、「不登校初期」「小学生」「中学生」の相談がほとんどでした。
しかし、最近は「長期不登校」「中学3年生」「高校生」「大学生」の相談が増えています。
これは「間違った対応」や「間違った思い込み」が一般化してしまったからです。
そのため、「進路を決める中学3年生」や「留年や退学のある高校生、大学生」の相談が増えているのです。
「不登校の初期」「小学生」「中学生」であれば、不登校は早く解決します。
当然、子どもや親御さんのツラい期間も短くなります。
ひきこもりの支援をしている方々と会う機会があるのですが、みなさんこのように仰います。
「ひきこもりの子の多くは不登校を経験(継続)している。」
「義務教育の時点で不登校を解決してほしい。」
「見守る対応、待つ対応は間違っている。」
「大人(18才以上)のひきこもりを解決するのがどれだけ大変なことか・・・。」
→「不登校は義務教育で解決して!」ひきこもり支援員の言葉
→間違った7つの思い込み①「不登校の原因や理由を調べることに力を入れる」
→間違った7つの思い込み②「別室登校(保健室登校)をすれば教室に戻る」
→間違った7つの思い込み③「好きな授業から参加して教室に戻る」
→間違った7つの思い込み④「宿題や日直の仕事を免除すれば不登校が解決する」
→間違った7つの思い込み⑤「子どもが自信を持てば不登校が解決する」
→間違った7つの思い込み⑥「子どもを褒めれば不登校は解決する」
→間違った7つの思い込み⑦「子どもの登校や不登校に一喜一憂してはいけない」
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。
カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
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電話番号:080-9114-8318
住所 〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14