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「不登校は義務教育の時点で解決して欲しい!」ひきこもり支援団体の方の言葉!
1.専門が違うと「考え方」が違うことが分かる! 2.「待つ」「自由にさせる」対応は良くないと言うと・・ 3.「不登校経験者はひきこもりになる確率が高い!」 4.「不登校=好きな事だけで過ごすはやめて!」 5.「不登校解決相談所の対応を全国に広げて下さい!」 6.「小学校や中学校で不登校を解決してほしい!」 7.最初は「不登校」「ひきこもる」しかなかったけど 8.転校しても、就職しても長く続かない不登校経験者 9.高校生以上の不登校相談が増加中! 10.不登校が認知されたことで小中学生の相談が減る 11.発達障害だから不登校になっても仕方ない? 12.「どうやって解決したんでんすか?」(主治医から) 13.通信高校やフリースクールが増えたけど・・・ 14.通信制高校で大丈夫?やめてしまう子が多いけど・・ 15.休みが続けば高校は留年、就職は解雇 16.現在の不登校対応は問題を「先送り」しているダケ 17.授業中に寝ていたら先生に怒られたから高校をヤメた子 18.先送りにされ高校や就職で現実の壁にぶつかる! 19.先送りの対応で「不登校」から「ひきこもり」に! 20.不登校の初期であれば解決は簡単なのに・・・ 21.もっと早く相談をすれば良かったと思っています!
公認紳士理法、第四章、第四十三条には「資質向上の責務」と言う内容が記されています。
公認紳士理の資格を持つ不登校解決相談所の代表である私は、仕事の合間を縫って様々な「研修会」や「講演会」に参加するようにしています。
これらの「研修会」や「講演会」に参加をすると、このようなことを感じます。
「職種によって考え方が違うんだ~。」 「専門によっても考え方が違うんだな~。」
例えば、昨年、参加した「不登校の子どもへの対応」に関する研修会では、このような話を聞きました。
(不登校解決相談所とは、考え方が違いますが・・・・。)
「ムリをさせないことが大切です。」 「慌てず、ゆっくり子どもの話を聞くことが大切です。」 「自分の考えがまとまれば、子どもは自然と動き出します。」 「それまでは、好きな事を好きなだけさせてあげることが大切です。」
「不登校の子どもへの対応」に関する研修会に参加して、少したった頃、「ひきこもり」の支援をしている方と話す機会をいただきました。
20分ほどですが、2人で話をさせていただきました。
「ひきこもり支援」を行ってる方(以後、ひきこもり支援員)に、最初に聞かれたのはこのような内容でした。
「不登校解決相談所さんは、不登校の子どもにどのような対応を行っているんですか?」
不登校解決相談所での対応は、「一般的」で「画一的」な対応ではありません。
子ども1人ひとりの状態を確認し、1人ひとりにあった対応を行っています。
「待つ」や「意志を尊重する」「ムリをさせない」ことが大切とは思っていません。
(このように思っている不登校専門家の方が多いのですが・・・。)
私は「ひきこもり支援員」さんの質問に対して、本当のことを言っていいのか少し悩みました。
不登校解決相談所の考え方を研修会などで発言すると、反発されることがあるからです。
数秒後、不登校解決相談所の対応方法について話をしようとすると、ひきこもり支援員さんは、このように話始めました。
(不登校解決相談所の対応について話す前です。)
「ひきこもり支援の立場で話をさせてもらいます。」 「ひきこもりの支援はとても大変です。」 「まず、本人と会うことができないケースがほとんどです。」 「本人と会えたとしても、外に出したり、仕事ができるようになるには、さらに時間がかかります。」 「年齢が高くなればなるほど、ひきこもり期間が長くなればなるほど、解決には時間が必要になるんです!」
(中略)
「不登校経験者多いのも事実です。」
(この施設が対応している「ひきこもり」の半分以上が不登校経験者だそうです。)
「不登校の時に、『イヤな事はしなくて良い』という経験をしているため、努力を嫌がります。」 「また、親子関係が逆転している家庭がほとんどです。」 「子どもが主、親が従という関係が出来てしまっているんです。」
そして、ひきこもり支援員さんの方は、最後にこう仰いました。
「不登校がからイヤな事はしなくていい、不登校の子どもに寄り添うなどの対応を安易に勧めないで下さい!」 「中学を卒業した後、高校を卒業した後、社会に出たときのことを考えて、対応をして下さい!」
静岡県にある不登校解決相談所では、子どもの将来や成長の大切さを考えて対応を行っています。
また、「不登校=ムリをさせない」「不登校=登校刺激を与えない」「不登校=待つ」などの画一的な対応は行っていません。
1人ひとりの状態や環境をみて、1人ひとりに合った対応を行っているのです。
もちろん、「いじめ」や「無視」などで、心が傷付いてしまっている子に対して、強い登校刺激を与えることはありません。
(先の事を考え、その子に合った登校刺激は与えていきます。)
私はひきこもり支援員さんに、このようにお伝えしました。
「不登校解決相談所では、『ムリをさせない』『好きな事をさせる』『待つ』などの画一的な対応は行っていません。」 「子どもの状態や環境を考慮し、1人ひとりに合った対応を行っています。」 「まずは、子どもが『がんばるぞ!』『学校に行くぞ!』『勉強するぞ!』など思えるように声をかけます。」 「その後、少しのガンバリで達成できる目標を設定し、それを達成できるように支援を行います。」 「これにより、着実に目標が達成でき、子どもが自信を取り戻します。」 「もちろん、不安を聞いたり、愚痴を聞いたりもします。」 「ただ、聞くだけでなく、それを乗り越える方法も一緒に考えています。」
私が話し終わると、ひきこもり支援員さんは握手をしてきて、このように仰いました。
「そうなんです!」 「それが大事なんです!」 「あなたの不登校対応方法を全国のカウンセラーさんに広めて下さい!」
それ以降も、様々なひきもり支援員さんとお話をさせていただきました。
話をさせていただいた皆さんが共通して仰ることが、下記の内容です。
「小学校や中学校で不登校になった場合、少しでも早く解決して欲しい。」 「ガンバって解決したという経験があると動き出しやすくなる。」 「不登校期間の生活習慣や考え方は、大人になっても継続されることが多い。」 「イヤな事はしなくて良いではなく、少しずつでもガンバルことが大切ということを教えて欲しい。」
先日、ひきこもり支援員さんと話をさせていただいたときは、下記のような内容の話をさせていただきました。
「会うことができない不登校の子どもにはどのような対応をしていますか?」 「不登校の子どもと会えたとして、最初に行う対応はなんですか?」 「不登校の子どもを前向きにするコツはなんですか?」
静岡県にある不登校解決相談所が行っている対応をお伝えすると、ひきこもり支援員さんはこう仰って下さいました。
「○○はひきこもりでも使えそうなのでやてみます。」 「確かに最初の声かけはバランスが大切ですね!」 「大人の場合、□□では自信が回復しないですよね~。」 「何か大人に使える対応はないですかね~?」など →不登校解決相談所が最初に行う声かけや対応
不登校になった子どもも、ひきこもりになった方も、そのときは「不登校」しか、「ひきこもり」しか選択肢がなかったと思います。
当然、それらの選択肢を選ぶということは、ツラい経験や体験をしたからでしょう。
また、その子たち、その方たちは、最初から下記のように思っていたわけではありません。
「一生、不登校のまま、ひきこもりのまま、生活するぞ!」 「やっと、不登校に、ひきこもりになれた!」
しかし、不登校やひきこもりの期間が長くなると、そこから脱出することが困難になります。
なぜなら、不登校やひきこもりの状態が続くと普通の生活が出来なくなるからです。
これがいわゆる二次障害というものです。
静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる相談には、下記のようなものが多くあります。
「中学校の時にクラスに友だちができず不登校になってしまった。」 「今の中学には行けないと子どもが言った。」 「高校からは普通に学校に行くと子どもが言った。」 「高校に進学できたが、2週間で高校に行かなくなった。」
このような相談も多くいただきます。
「小学校のときにいじめが原因で不登校になった。」 「今の学校は行けないと子どもが言った。」 「転校したら学校に行けると子どもが言った。」 「他県の祖父母の家に引っ越して、近くの学校に転校をすることになった。」 「転校しても学校に行くことはなかった。」
知っている人が誰もいない「高校」や「転校した学校」に行っても、学校に行けないのです。
同様に、不登校が長い子どもは働くことも嫌がる傾向にあります。
働く場所はトラウマである学校ではないのですが・・・・。
これらの事例を出すと、このような反論をいただくことがありますが・・・。
「ツラい体験をしたことで学校にトラウマができたんだ!」 「ムリに学校に行かせる必要はない!」
静岡県にある不登校解決相談所の相談内容は、年々、変わっています。
開所当時は、小学生や中学生の不登校相談がほとんどでした。
高校生の相談は年に1~2件ほどでした。
しかし、現在は高校生の相談が半分をしめるようになりました。
また、小学生のお子さんの相談はほとんどなくなりました。
中学生の相談の場合、ほとんどが中学3年生の相談です。
大学生や社会人の相談も年に数件いただくようになっています。
小学生や中学生の相談が減り、中学3年生や高校生、大学生や社会人の相談が増えた理由は簡単です。
1つ目は、「不登校が認知」されたことです。
少し前までは、親御さんも学校の先生も不登校の子どもを再登校させるために、様々なことを考えました。
しかし、そのほとんどが失敗に終わっています。
私は中学校の教員時代、10年で約70人の不登校を解決しました。
それを、論文の全国大会で発表すると、静岡県だけでなく他県の先生からも不登校解決の相談をいただくようになりました。
ただ、現在は不登校が認知され、解決する方法を考える先生は少なくなりました。
クラスに1~2人、不登校がいるのが当たり前になったからです。
発達障害が認知されたのも要因の1つです。
「この子は発達障害です!」 「普通のクラスや学校での生活はムリです!」
病院で検査をし、診断を受けることで、親も学校も安心してしまいます。
そして、このように考えます。
「発達障害だから不登校になっても仕方ない。」 「発達障害だから普通の子と同じ生活はできない。」
「発達障害」=「不登校」ではないのですが・・・・。
教員時代、病院の先生にこう言われたお子さんを担任したことがあります。
「この子は発達障害です!」 「普通のクラスや学校での生活はムリです!」 「高校や大学に行かせたい!?」 「ムリに決まっているでしょ!」
しかし、私とお母さんで役割分担をして対応したことで、この子どもの不登校は解決しました。
そして、高校、大学への進学も実現しました。
(現在、地元の会社に正社員として就職し12年が経っています。)
すると、この子の主治医から私に電話がありました。
「先生(私)は、どうやってあの子の不登校を解決したのですか?」 「なぜ、高校に入れたのですか?」 「1度、お目にかかって、お話を伺えますでしょうか?」
小学生や中学生の相談が減り、中学3年生や高校生、大学生や社会人の相談が増えた理由の2つ目は、「不登校の子どもの居場所が増えた」ことです。
「不登校」が認知されたことで、不登校の子どもが通う場所は増えました。
学校にある別室や区市町村が運営する適応指導教室、民間のフリースクールなどです。
(不登校解決相談所では、別室や適応指導教室、フリースクールをオススメはしていません。)
不登校のままでも合格出来る全日制高校や通信制高校(サポート校)も増えました。
→適応指導教室やフリースクールから学校に戻れるの?
これにより、下記のような言葉が多く使われるようになりました。
「不登校でも大丈夫!」
しかし、別室や適応指導教室、フリースクールに通い続ける子は多くありません。
(子どもが「行きたいときに行く場所」という考えもありますが・・・・。)
また、不登校のまま高校に合格しても、登校が継続せず、留年したり、数年後に止めてしまうケースがとても多いのが現状です。
通信制高校やその補助校の場合は、留年という概念はありませんが、3年で卒業出来ない子が多く、途中で止めてしまう子も少なくありません。
→通信制高校の進学率や卒業率は本当?数字のトリックにだまされないで!
不登校という言葉の認知が上がり、居場所や進学先も増えました。
しかし、不登校の子どもが手厚い支援を受けられるのは義務教育までです。
当然、高校は義務教育ではありませんので支援は少なくなります。
(当たり前ですが、高校の先生で家庭訪問をして下さる方は、ほとんどいません。)
静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる高校生の不登校相談の半分が、下記の2つに分けられます。
① 中学を不登校のまま卒業して高校に進学。高校でも不登校になってしまうパターン。 ② 高校(進学校)に行き(初めて)不登校になってしまうパターン。
現在の不登校の支援は、下記のような状態です。
・義務教育の期間は居場所がある。 ・不登校のままでも進学できる高校が増えた。
(子どもの成長に力を入れている高校や施設もありますが。)
ただ、この状態は「支援」ではなく、「先送り」と言うべき状態です。
本来、不登校の子どもには、下記のような支援(援助)を行うべきことが必要です。
・子どもの不安に耳を傾ける。 ・その不安の原因を解決する方法を一緒に考える。 ・不安を解決できるように支援(援助)する。 ・不安を回避する場合、他の道を一緒に考える。 ・他の道で自信を持てるように支援(援助)する。
これらの支援により、子どもたちは自信を回復し、自分の人生に向き合って行けるのです。
しかし、現実に行われている支援は、下記のようなものです。
・別室や適応指導教室、居場所をつくるだけ。 ・不登校でも進学できる高校を増やすだけ。
これでは、子どもたちの自信は回復しませんし成長もできません。
「授業中に寝ていたら(高校の)先生に怒られた。」 「体調が悪いから寝ていたのに!」 「あの先生は生徒の気持ちに寄り添っていない!」 「だから高校には行かない!」
これは、実際に静岡県にある不登校解決相談所に寄せられた高校生の不登校相談の一部分です。
このお子さんは、このように言って、せっかく入れてもらった高校を1ヶ月で止めたそうです。
そして、通信制高校(補助校)に入学するも、1ヶ月で行かなくなりました。
上記のような相談は少し前までは、小学生や中学生の不登校相談で寄せられていた内容と同じです。
そこからも分かるのが「不登校が認知され、居場所は増えたが、不登校は改善せず、ただ、先送りされているだけ」とうことです。
当然、静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる相談の多くが、中学3年生や高校生、大学生や社会人となるのです。
ここからわかるのは、これからも不登校の子どもをとりまく環境は「先送り」となることです。
そのシワ寄せのほとんどは親御さんに及ぶこともになります。
高校の先生や大学の先生、会社の経営者にシワ寄せが及ぶことはないでしょう。
なぜなら、高校や大学は義務教育でないからです。
高校や大学の場合は「留年」や「退学」がありますし、会社の場合も「雇用契約」を延長しなければいいだけの話だからです。
→元不登校の30才の現在は?自分は悪くないといい転職を繰り返す
不登校の支援が先送りされることで、親御さんのシワ寄せが及びます。
公的な支援を受けることが難しくなるのも現状です。
当然、「ひきこもり」になる可能性は高くなります。
また、不登校期間が長ければ長いほど、生活習慣や社会性は悪化していきます。
ここからも「ひきこもり」になる可能性が高まってしまいます。
ひきこもり支援員さんが仰っていたことは、現在、起こっていることなのです。
不登校の解決は、年齢が若ければ若いほど、不登校期間が短ければ短いほど、早くなります。
逆に、年齢が高ければ高いほど、不登校期間が長ければ長いほど、解決時間は長くなります。
小学校1年生、不登校期間1ヶ月の子であれば、不登校はすぐに解決します。
当然、高校1年生、不登校期間3年の場合、不登校を解決は大変になります。
(もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では、このような事例をたくさん解決しています。)
しかし、現在の不登校対応は「先送り」の対応です。
「不登校の初期に相談を下さっていれば、そんなに苦労しなかったのに・・・。」
「親の子育ては間違っていなかったのに・・・・。」 「間違った対応をしたからゲーム依存になってしまったんだな・・・。」など
相談をいただいたとき、このように思うことが増えているのが現状です。
静岡県にある不登校解決相談所では、不登校期間が長いお子さんや、高校生や大学生の不登校を解決した実績があります。
ただ、出来ることなら不登校になってしまったときは、すぐに相談をいただきたいと思います。
当然、不登校を解決する期間は短くなりますし、お母さんやお父さんがツラい思いをする期間も短くなります。
「もっと早く相談をしていれば良かったです!」 「あのとき電話すれば良かったんですよね~!」 「先送りの対応が悪かったんですね!」 「不登校が解決した今なら分かります!」
これは、不登校が解決したお母さん方からいただいた言葉です。
みなさん不登校が解決しているので、笑顔で話して下さっています。
ただ、みんさん不登校期間中はとても苦労をなさっていたそうです。
もちろん、不登校が早く解決すると、子どもの成長にとっても良いことばかりです。
先送りの対応で、ひきこもりにならないように、相談はなるべく早くしていただければと思います。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
25/03/24
25/03/17
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長くなればなるほど、年を取れば取るほど解決は難しい!
1.専門が違うと「考え方」が違うことが分かる!
2.「待つ」「自由にさせる」対応は良くないと言うと・・
3.「不登校経験者はひきこもりになる確率が高い!」
4.「不登校=好きな事だけで過ごすはやめて!」
5.「不登校解決相談所の対応を全国に広げて下さい!」
6.「小学校や中学校で不登校を解決してほしい!」
7.最初は「不登校」「ひきこもる」しかなかったけど
8.転校しても、就職しても長く続かない不登校経験者
9.高校生以上の不登校相談が増加中!
10.不登校が認知されたことで小中学生の相談が減る
11.発達障害だから不登校になっても仕方ない?
12.「どうやって解決したんでんすか?」(主治医から)
13.通信高校やフリースクールが増えたけど・・・
14.通信制高校で大丈夫?やめてしまう子が多いけど・・
15.休みが続けば高校は留年、就職は解雇
16.現在の不登校対応は問題を「先送り」しているダケ
17.授業中に寝ていたら先生に怒られたから高校をヤメた子
18.先送りにされ高校や就職で現実の壁にぶつかる!
19.先送りの対応で「不登校」から「ひきこもり」に!
20.不登校の初期であれば解決は簡単なのに・・・
21.もっと早く相談をすれば良かったと思っています!
1.専門が違うと「考え方」が違うことが分かる!
公認紳士理法、第四章、第四十三条には「資質向上の責務」と言う内容が記されています。
公認紳士理の資格を持つ不登校解決相談所の代表である私は、仕事の合間を縫って様々な「研修会」や「講演会」に参加するようにしています。
これらの「研修会」や「講演会」に参加をすると、このようなことを感じます。
「職種によって考え方が違うんだ~。」
「専門によっても考え方が違うんだな~。」
例えば、昨年、参加した「不登校の子どもへの対応」に関する研修会では、このような話を聞きました。
(不登校解決相談所とは、考え方が違いますが・・・・。)
「ムリをさせないことが大切です。」
「慌てず、ゆっくり子どもの話を聞くことが大切です。」
「自分の考えがまとまれば、子どもは自然と動き出します。」
「それまでは、好きな事を好きなだけさせてあげることが大切です。」
2.「待つ」「自由にさせる」対応は良くないと言うと・・・・
「不登校の子どもへの対応」に関する研修会に参加して、少したった頃、「ひきこもり」の支援をしている方と話す機会をいただきました。
20分ほどですが、2人で話をさせていただきました。
「ひきこもり支援」を行ってる方(以後、ひきこもり支援員)に、最初に聞かれたのはこのような内容でした。
「不登校解決相談所さんは、不登校の子どもにどのような対応を行っているんですか?」
不登校解決相談所での対応は、「一般的」で「画一的」な対応ではありません。
子ども1人ひとりの状態を確認し、1人ひとりにあった対応を行っています。
「待つ」や「意志を尊重する」「ムリをさせない」ことが大切とは思っていません。
(このように思っている不登校専門家の方が多いのですが・・・。)
私は「ひきこもり支援員」さんの質問に対して、本当のことを言っていいのか少し悩みました。
不登校解決相談所の考え方を研修会などで発言すると、反発されることがあるからです。
3.「不登校経験者はひきこもりになる確率が高い!」
数秒後、不登校解決相談所の対応方法について話をしようとすると、ひきこもり支援員さんは、このように話始めました。
(不登校解決相談所の対応について話す前です。)
「ひきこもり支援の立場で話をさせてもらいます。」
「ひきこもりの支援はとても大変です。」
「まず、本人と会うことができないケースがほとんどです。」
「本人と会えたとしても、外に出したり、仕事ができるようになるには、さらに時間がかかります。」
「年齢が高くなればなるほど、ひきこもり期間が長くなればなるほど、解決には時間が必要になるんです!」
(中略)
「不登校経験者多いのも事実です。」
(この施設が対応している「ひきこもり」の半分以上が不登校経験者だそうです。)
「不登校の時に、『イヤな事はしなくて良い』という経験をしているため、努力を嫌がります。」
「また、親子関係が逆転している家庭がほとんどです。」
「子どもが主、親が従という関係が出来てしまっているんです。」
4.「不登校=好きな事だけで過ごすはやめて!」
そして、ひきこもり支援員さんの方は、最後にこう仰いました。
「不登校がからイヤな事はしなくていい、不登校の子どもに寄り添うなどの対応を安易に勧めないで下さい!」
「中学を卒業した後、高校を卒業した後、社会に出たときのことを考えて、対応をして下さい!」
静岡県にある不登校解決相談所では、子どもの将来や成長の大切さを考えて対応を行っています。
また、「不登校=ムリをさせない」「不登校=登校刺激を与えない」「不登校=待つ」などの画一的な対応は行っていません。
1人ひとりの状態や環境をみて、1人ひとりに合った対応を行っているのです。
もちろん、「いじめ」や「無視」などで、心が傷付いてしまっている子に対して、強い登校刺激を与えることはありません。
(先の事を考え、その子に合った登校刺激は与えていきます。)
5.ガンバって目標を達成した経験を増やす!
私はひきこもり支援員さんに、このようにお伝えしました。
「不登校解決相談所では、『ムリをさせない』『好きな事をさせる』『待つ』などの画一的な対応は行っていません。」
「子どもの状態や環境を考慮し、1人ひとりに合った対応を行っています。」
「まずは、子どもが『がんばるぞ!』『学校に行くぞ!』『勉強するぞ!』など思えるように声をかけます。」
「その後、少しのガンバリで達成できる目標を設定し、それを達成できるように支援を行います。」
「これにより、着実に目標が達成でき、子どもが自信を取り戻します。」
「もちろん、不安を聞いたり、愚痴を聞いたりもします。」
「ただ、聞くだけでなく、それを乗り越える方法も一緒に考えています。」
私が話し終わると、ひきこもり支援員さんは握手をしてきて、このように仰いました。
「そうなんです!」
「それが大事なんです!」
「あなたの不登校対応方法を全国のカウンセラーさんに広めて下さい!」
6.「小学校や中学校で不登校を解決してほしい!」
それ以降も、様々なひきもり支援員さんとお話をさせていただきました。
話をさせていただいた皆さんが共通して仰ることが、下記の内容です。
「小学校や中学校で不登校になった場合、少しでも早く解決して欲しい。」
「ガンバって解決したという経験があると動き出しやすくなる。」
「不登校期間の生活習慣や考え方は、大人になっても継続されることが多い。」
「イヤな事はしなくて良いではなく、少しずつでもガンバルことが大切ということを教えて欲しい。」
先日、ひきこもり支援員さんと話をさせていただいたときは、下記のような内容の話をさせていただきました。
「会うことができない不登校の子どもにはどのような対応をしていますか?」
「不登校の子どもと会えたとして、最初に行う対応はなんですか?」
「不登校の子どもを前向きにするコツはなんですか?」
静岡県にある不登校解決相談所が行っている対応をお伝えすると、ひきこもり支援員さんはこう仰って下さいました。
「○○はひきこもりでも使えそうなのでやてみます。」
「確かに最初の声かけはバランスが大切ですね!」
「大人の場合、□□では自信が回復しないですよね~。」
「何か大人に使える対応はないですかね~?」など
→不登校解決相談所が最初に行う声かけや対応
7.不登校やひきこもりの生活が長くなればなるほど
不登校になった子どもも、ひきこもりになった方も、そのときは「不登校」しか、「ひきこもり」しか選択肢がなかったと思います。
当然、それらの選択肢を選ぶということは、ツラい経験や体験をしたからでしょう。
また、その子たち、その方たちは、最初から下記のように思っていたわけではありません。
「一生、不登校のまま、ひきこもりのまま、生活するぞ!」
「やっと、不登校に、ひきこもりになれた!」
しかし、不登校やひきこもりの期間が長くなると、そこから脱出することが困難になります。
なぜなら、不登校やひきこもりの状態が続くと普通の生活が出来なくなるからです。
これがいわゆる二次障害というものです。
8.転校しても、就職しても長く続かない不登校経験者
静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる相談には、下記のようなものが多くあります。
「中学校の時にクラスに友だちができず不登校になってしまった。」
「今の中学には行けないと子どもが言った。」
「高校からは普通に学校に行くと子どもが言った。」
「高校に進学できたが、2週間で高校に行かなくなった。」
このような相談も多くいただきます。
「小学校のときにいじめが原因で不登校になった。」
「今の学校は行けないと子どもが言った。」
「転校したら学校に行けると子どもが言った。」
「他県の祖父母の家に引っ越して、近くの学校に転校をすることになった。」
「転校しても学校に行くことはなかった。」
知っている人が誰もいない「高校」や「転校した学校」に行っても、学校に行けないのです。
同様に、不登校が長い子どもは働くことも嫌がる傾向にあります。
働く場所はトラウマである学校ではないのですが・・・・。
これらの事例を出すと、このような反論をいただくことがありますが・・・。
「ツラい体験をしたことで学校にトラウマができたんだ!」
「ムリに学校に行かせる必要はない!」
9.高校生以上の不登校相談が増加中!
静岡県にある不登校解決相談所の相談内容は、年々、変わっています。
開所当時は、小学生や中学生の不登校相談がほとんどでした。
高校生の相談は年に1~2件ほどでした。
しかし、現在は高校生の相談が半分をしめるようになりました。
また、小学生のお子さんの相談はほとんどなくなりました。
中学生の相談の場合、ほとんどが中学3年生の相談です。
大学生や社会人の相談も年に数件いただくようになっています。
10.不登校が認知されたことで小中学生の相談が減る
小学生や中学生の相談が減り、中学3年生や高校生、大学生や社会人の相談が増えた理由は簡単です。
1つ目は、「不登校が認知」されたことです。
少し前までは、親御さんも学校の先生も不登校の子どもを再登校させるために、様々なことを考えました。
しかし、そのほとんどが失敗に終わっています。
私は中学校の教員時代、10年で約70人の不登校を解決しました。
それを、論文の全国大会で発表すると、静岡県だけでなく他県の先生からも不登校解決の相談をいただくようになりました。
ただ、現在は不登校が認知され、解決する方法を考える先生は少なくなりました。
クラスに1~2人、不登校がいるのが当たり前になったからです。
11.発達障害だから不登校になっても仕方ない?
発達障害が認知されたのも要因の1つです。
「この子は発達障害です!」
「普通のクラスや学校での生活はムリです!」
病院で検査をし、診断を受けることで、親も学校も安心してしまいます。
そして、このように考えます。
「発達障害だから不登校になっても仕方ない。」
「発達障害だから普通の子と同じ生活はできない。」
「発達障害」=「不登校」ではないのですが・・・・。
12.「どうやって不登校を解決したんでんすか?」(主治医から)
教員時代、病院の先生にこう言われたお子さんを担任したことがあります。
「この子は発達障害です!」
「普通のクラスや学校での生活はムリです!」
「高校や大学に行かせたい!?」
「ムリに決まっているでしょ!」
しかし、私とお母さんで役割分担をして対応したことで、この子どもの不登校は解決しました。
そして、高校、大学への進学も実現しました。
(現在、地元の会社に正社員として就職し12年が経っています。)
すると、この子の主治医から私に電話がありました。
「先生(私)は、どうやってあの子の不登校を解決したのですか?」
「なぜ、高校に入れたのですか?」
「1度、お目にかかって、お話を伺えますでしょうか?」
13.通信高校やフリースクールが増えたけど・・・
小学生や中学生の相談が減り、中学3年生や高校生、大学生や社会人の相談が増えた理由の2つ目は、「不登校の子どもの居場所が増えた」ことです。
「不登校」が認知されたことで、不登校の子どもが通う場所は増えました。
学校にある別室や区市町村が運営する適応指導教室、民間のフリースクールなどです。
(不登校解決相談所では、別室や適応指導教室、フリースクールをオススメはしていません。)
不登校のままでも合格出来る全日制高校や通信制高校(サポート校)も増えました。
→適応指導教室やフリースクールから学校に戻れるの?
14.通信制高校で大丈夫?やめてしまう子が多いけど・・・・
これにより、下記のような言葉が多く使われるようになりました。
「不登校でも大丈夫!」
しかし、別室や適応指導教室、フリースクールに通い続ける子は多くありません。
(子どもが「行きたいときに行く場所」という考えもありますが・・・・。)
また、不登校のまま高校に合格しても、登校が継続せず、留年したり、数年後に止めてしまうケースがとても多いのが現状です。
通信制高校やその補助校の場合は、留年という概念はありませんが、3年で卒業出来ない子が多く、途中で止めてしまう子も少なくありません。
→通信制高校の進学率や卒業率は本当?数字のトリックにだまされないで!
15.休みが続けば高校は留年、就職は解雇
不登校という言葉の認知が上がり、居場所や進学先も増えました。
しかし、不登校の子どもが手厚い支援を受けられるのは義務教育までです。
当然、高校は義務教育ではありませんので支援は少なくなります。
(当たり前ですが、高校の先生で家庭訪問をして下さる方は、ほとんどいません。)
静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる高校生の不登校相談の半分が、下記の2つに分けられます。
① 中学を不登校のまま卒業して高校に進学。高校でも不登校になってしまうパターン。
② 高校(進学校)に行き(初めて)不登校になってしまうパターン。
16.現在の不登校対応は問題を「先送り」しているダケ
現在の不登校の支援は、下記のような状態です。
・義務教育の期間は居場所がある。
・不登校のままでも進学できる高校が増えた。
(子どもの成長に力を入れている高校や施設もありますが。)
ただ、この状態は「支援」ではなく、「先送り」と言うべき状態です。
本来、不登校の子どもには、下記のような支援(援助)を行うべきことが必要です。
・子どもの不安に耳を傾ける。
・その不安の原因を解決する方法を一緒に考える。
・不安を解決できるように支援(援助)する。
・不安を回避する場合、他の道を一緒に考える。
・他の道で自信を持てるように支援(援助)する。
これらの支援により、子どもたちは自信を回復し、自分の人生に向き合って行けるのです。
17.授業中に寝ていたら先生に怒られたから高校をヤメた子
しかし、現実に行われている支援は、下記のようなものです。
・別室や適応指導教室、居場所をつくるだけ。
・不登校でも進学できる高校を増やすだけ。
(子どもの成長に力を入れている高校や施設もありますが。)
これでは、子どもたちの自信は回復しませんし成長もできません。
「授業中に寝ていたら(高校の)先生に怒られた。」
「体調が悪いから寝ていたのに!」
「あの先生は生徒の気持ちに寄り添っていない!」
「だから高校には行かない!」
これは、実際に静岡県にある不登校解決相談所に寄せられた高校生の不登校相談の一部分です。
このお子さんは、このように言って、せっかく入れてもらった高校を1ヶ月で止めたそうです。
そして、通信制高校(補助校)に入学するも、1ヶ月で行かなくなりました。
18.先送りにされ高校や就職で現実の壁にぶつかる!
上記のような相談は少し前までは、小学生や中学生の不登校相談で寄せられていた内容と同じです。
そこからも分かるのが「不登校が認知され、居場所は増えたが、不登校は改善せず、ただ、先送りされているだけ」とうことです。
当然、静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる相談の多くが、中学3年生や高校生、大学生や社会人となるのです。
ここからわかるのは、これからも不登校の子どもをとりまく環境は「先送り」となることです。
そのシワ寄せのほとんどは親御さんに及ぶこともになります。
高校の先生や大学の先生、会社の経営者にシワ寄せが及ぶことはないでしょう。
なぜなら、高校や大学は義務教育でないからです。
高校や大学の場合は「留年」や「退学」がありますし、会社の場合も「雇用契約」を延長しなければいいだけの話だからです。
→元不登校の30才の現在は?自分は悪くないといい転職を繰り返す
19.先送りの対応で「不登校」から「ひきこもり」に!
不登校の支援が先送りされることで、親御さんのシワ寄せが及びます。
公的な支援を受けることが難しくなるのも現状です。
当然、「ひきこもり」になる可能性は高くなります。
また、不登校期間が長ければ長いほど、生活習慣や社会性は悪化していきます。
ここからも「ひきこもり」になる可能性が高まってしまいます。
ひきこもり支援員さんが仰っていたことは、現在、起こっていることなのです。
20.不登校の初期であれば解決は簡単なのに・・・
不登校の解決は、年齢が若ければ若いほど、不登校期間が短ければ短いほど、早くなります。
逆に、年齢が高ければ高いほど、不登校期間が長ければ長いほど、解決時間は長くなります。
小学校1年生、不登校期間1ヶ月の子であれば、不登校はすぐに解決します。
当然、高校1年生、不登校期間3年の場合、不登校を解決は大変になります。
(もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では、このような事例をたくさん解決しています。)
しかし、現在の不登校対応は「先送り」の対応です。
「不登校の初期に相談を下さっていれば、そんなに苦労しなかったのに・・・。」
「親の子育ては間違っていなかったのに・・・・。」
「間違った対応をしたからゲーム依存になってしまったんだな・・・。」など
相談をいただいたとき、このように思うことが増えているのが現状です。
21.もっと早く相談をすれば良かったと思っています!
静岡県にある不登校解決相談所では、不登校期間が長いお子さんや、高校生や大学生の不登校を解決した実績があります。
ただ、出来ることなら不登校になってしまったときは、すぐに相談をいただきたいと思います。
当然、不登校を解決する期間は短くなりますし、お母さんやお父さんがツラい思いをする期間も短くなります。
「もっと早く相談をしていれば良かったです!」
「あのとき電話すれば良かったんですよね~!」
「先送りの対応が悪かったんですね!」
「不登校が解決した今なら分かります!」
これは、不登校が解決したお母さん方からいただいた言葉です。
みなさん不登校が解決しているので、笑顔で話して下さっています。
ただ、みんさん不登校期間中はとても苦労をなさっていたそうです。
もちろん、不登校が早く解決すると、子どもの成長にとっても良いことばかりです。
先送りの対応で、ひきこもりにならないように、相談はなるべく早くしていただければと思います。
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