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ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまった子どもたち!その原因や理由は?
※ この記事は「初めてて不登校になった子」について書かれています。 ※ 不登校経験者の場合は状態や様子、対応が変わってきます。
毎年、この時期になると静岡県にある不登校解決相談所には、ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまったお子さんの相談が寄せられます。
相談件数が最も増えるのが5月後半~6月前半です。
なぜ、ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまったお子さんの相談が5月後半~6月前半になるのでしょう。
その理由は簡単で、学校の先生やスクールカウンセラーさん、ネットや本で下記のように言われているからです。
「子どもを信じて待ちましょう。」 「ムリをさせないようにしましょう。」 「子どもの好きなことをさせて心のエネルギーを回復させましょう。」 「登校刺激は与えないようにしましょう。」 「子どもの気持ちに寄り添いましょう。」
このように言われた親御さん方は子どもが不登校になってもスグに相談をしません。
しかし、1ヶ月が経っても子どもの不登校が改善しない、逆に悪化してしまうため、5月後半~6月にかけて相談をするのです。
本当は、不登校初期に正しい対応を行えば素早く解決するのに・・・・。
ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまった子が、少し休むことで心のエネルギーが回復して、学校に戻ってくれれば問題はありません。
しかし、心のエネルギーが溜まったとしても、不登校が解決するわけではありません。
なぜなら、不登校と原因は心のエネルギーではないからです。
もちろん、ツラい体験や悲しい体験をしたことで、心のエネルギーがなくなってしまったことは嘘ではないでしょう。
しかし、心のエネルギーが溜まったことで登校できたとしても、不安の原因がそのままだったら・・・。
当然、学校に行くことで心のエネルギーを消費してしまうでしょう。
そして、また不登校に戻ってしまうのです。
不登校になってしまった原因を子どもに聞いても、子どもは教えてくれません。
困った親御さんは、担任の先生にゴールデンウィーク前の様子を聞いてみます。
するとこのような言葉が返ってくることが多々あります。
「学校では普通にしていましたよ!」 「友だちと普通に話していましたよ!」 「学校に来さえすれば問題はありません!」
不登校の原因が分からない親御さんは、スクールカウンセラーさんに相談します。
すると、このように言われたりします。
「不登校の原因は愛情不足です。」 「親が過保護、過干渉にしたのが原因です。」 「子どもを自分の思い通りにしようとした結果です。」 「親の愛情を確かめているんです。」など
→不登校の原因や理由は愛情不足ではない!
しかし、学校の先生の言葉も、スクールカウンセラーの言葉も間違っています。
もし、この言葉が本当であれば、不登校の人数は、年々、減っているはずだからです。
先生の言う言葉が本当であれば、子どもが不登校になることはありません。
なぜなら、学校は「普通に楽しく」「普通に勉強する」「普通に友だちと話す」場所だからです。
しかし、お子さんはゴールデンウィーク明けから不登校になってしまいました。
不登校の原因が親の愛情不足の場合は、不登校にならない場合が多い現状があります。
もしくは、不登校になったとしても部屋にひきこもらず深夜徘徊をしたりします。
なぜなら、親の愛情に変わる物を求めているからです。
不登校になっていない場合は「学校の先生」が、深夜徘徊している場合は「仲間」が親の愛情の変わりとなっているのです。
申し訳ありませんが、このように言う先生は子どもを「見ていない」と言わざるをえません。
最近は教師の多忙を理由や仕事の効率化を理由に、子どもの事を「見ていない」先生が増えました。
そして、自分の力量不足を顧みず、不登校を子どもや親のせいにする先生も増えました。
もし、本当に不登校が子どもや親のせいであるなら、教師がどのような対応や支援を行っても不登校は解決できないということになります。
しかし、私は教員時代に約70人の不登校を解決してきました。
その後、不登校解決相談所では700人以上の不登校を解決しています。
その中には、全く変わらなかった親もたくさんいます。
それでも、不登校の子ども達は「クラスが楽しい!」「勉強が分かった!」と言って学校に戻って来ました。
大切なのは、担任やスクールカウンセラーが不登校を他人のせいにせず、子どもの様子を見て、親と一緒に対応や支援を行うことなのです。
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子どもは、ゴールデンウィーク前、このように思ってガンバっていました。
「他の子と同じようにしなきゃ!」 「先生や親に心配をかけないようにしなきゃ!」 「友達とも笑顔で過ごさなきゃ!」
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子どもたちは、「普通」に見えるようにガンバっていたのです。
もちろん親や先生にはこのことは言えません。
子どもにもプライドがあるからです。
真面目でおとなしいタイプの不登校の子であればなおさらです。
※ 子どもが言わない理由を「親の愛情不足」「親を信頼していない」と言うカウンセラーがいますが、これは間違っています。愛情や信頼があるからこそ言えないのです。
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子どもは、学校でガンバっていた子どもです。
新しいクラス、新しい先生、新しい部活(クラブ)、新しい委員会など、様々なことに全力投球していたのです。
そんな中、不登校になってしまった子どもは「回りの子どもと同じように」「親に気づかれないように」「先生にバレないように」「友達に分からないように」一生懸命にがんばっていたのです。
もちろん、親には心配をかけたくないために黙っています。
真面目でがんばり屋、心優しいお子さんだからです。
これは、親の「愛情不足」や「子育ての失敗」ではなく、親御さんが「心優しい」「何にでも努力できる」子育てを行ったということなのです。
このように、学校でガンバっていた子どもたちは、ゴールデンウイークを待ち望んでいました。
なぜなら、やっと少し休憩ができるからです。
そして、このゴールデンウィークでエネルギーを溜め、1学期の後半をガンバろうと思っていたのです。
そんな子ども達はゴールデンウィークを楽しんだ事でしょう。
様々なストレスから解放されて、心も体もリラックスできた事でしょう。
しかし、ゴールデンウイークが終わってしまうとこのように感じてしまいます。
「明日から学校か・・・。」 「ガンバって行かないとな・・・。」 「普通に見えるようにしないとな・・・。」
心ではガンバろうと思っているのですが、体が言うことを聞いてくれません。
「熱が出る。」 「頭が痛くなる。」 「お腹が痛くなる。」 「気持ち悪くなる。」など
これらの症状がでてくるのは、このような気持ちのせいなのです。
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子ども達はこう思っています。
「今日は休んだけど明日は学校に行くぞ!」
しかし、翌朝になると「行きたくない」気持ちが上回ってきます。
・頭が痛いと言って休む。 ・病院に行こうと言っても拒否する。 ・連続で休むようになる。 ・学校に行きづらいと言って休む。など
ここで、親御さんや学校は間違った対応をとってしまいます。
そのため、休みが連続して不登校になってしまうのです。
ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまった子どもは、不登校になるつもりはありませんでした。
しかし、ゴールデンウィークで緊張の糸が切れてしまい、不登校になってしまったのです。
そんな子ども達は欠席が続くことで、このように思います。
「クラスのみんなはズル休みと思っているんだろうな・・・。」 「仮病だと思われているんだろうな・・・。」 「委員会や係の仕事を誰かがやってくれているんだろうな・・・。」 「友達に顔を会わせることはできない!」
過去にいじめを経験している子はなおさらです。
「多分、悪口を言ってるんだろうな・・・。」 「学校に行ったら無視されるんだろうな・・・。」 「また、いじめられるんだろうな・・・。」
休みが長くなれば長くなるほど、子どもは不安になってしまうのです。
不登校の初期の子どもにはどのような対応を行えば良いのでしょうか?
もちろん、不登校の原因は1人ひとり違います。
そのため、「○○をすれば不登校は解決する!」という都合の良い対応はありません。
ただ、基本的な初期対応は下記のような対応です。
・本人の話を聞く。 (本人の希望を全て受け入れるという意味ではない。)
・一定期間は学校を休ませてもよい。 (あくまでも一時的な欠席です。)
・子どもが休んでいる間に、学校と対応を検討する。 (「ムリをさせない」「待ちましょう」ではない。)
・本人の不安が軽減するようにする。 (「登校刺激を与えない」「好きな事をさせる」ではない。)
もちろん、下記のポイントを意識して対応を行わないと不登校は改善しません。
「声のかけ方」 「話の聞き方」 「休みの了承の仕方」 「先生への相談の仕方」 「不安の取り除き方」など
「受容と共感をしましょう!」 「子どもの気持ちに寄り添いましょう。」
スクールカウンセラーさんから、このように言われたことがある人は多いでしょう。
今の時代は「がんばらない」「ムリしない」が正しいと言われる時代になりました。
しかし、この考えのせいで何もガンバっていない子に対しても、このような言葉を使ってしまう方が多くいます。
先日、初めて相談をした不登校期間2年の中学生はこう言っていました。
「勉強はやってないです!」 「通信制高校に行けば中学の内容を教えてくれるって!」 「起きるのは10時位です!」 「夜はネットの友だちとゲームをしています!」 「スクールカウンセラーさんも、不登校でも大丈夫って言ってました!」 「好きな事をして心のエネルギーを溜めることが大切だって!」
本来はガンバリすぎている子に対して言う言葉を、ガンバっていない子に言ってしまった結果です。
上記のように言う子は珍しくありません。
先日、別の不登校期間1年半の中学2年生もこう言っていました。
「自分には週に1回通う通信制高校が合っている。」 「自分のペースで勉強をできるところがいい!」
ただ、現在の1日の勉強時間は0分で、多いときに週に10分ほど勉強をするとのことでした。
これが自分のペースで勉強をするということなのでしょうか?
もちろん、静岡県にある不登校解決相談所でも「受容と共感」を行うことがあります。
ただ、そこには必ず「前面化と称揚」を加え「やる気」を引き出しています。
なぜ、不登校の子どもに対して「受容と共感」のみはダメなのでしょう?
簡単に言うと、不登校の子どもは「生活」がかかっていないからです。
大人の場合は「生活」がかかっています。
そのため、カウンセラーが「受容と共感」をすることで、自分に最も適した選択肢を決めることができるようになります。
しかし、子どもの場合は「生活」がかかっていないため、自分が楽(らく)できる選択肢を選んでしまう傾向にあります。
そのため「受容と共感」や「ムリをさせない」「好きな事をさせる」などの対応を親がしてしまうと、子どもの不登校は解決せず、逆に悪化してしまうのです。
→「大人と子どものカウンセリングの違い」はコチラをご覧ください。
静岡県にある不登校解決相談所では、親御さん方だけで不登校の対応をするときに、このような助言をさせていただいております。
「受容と共感のみはしないで下さい!」 「前面化と称揚も必ずセットにして下さい!」 「また、子どもにあった登校刺激も与えて下さい!」
なぜなら、静岡県にある不登校解決相談所では不登校のお子さんが最初に持っていた「登校意欲」や「ガンバリ」を無くしたくないと考えているからです。
残念ながら、「受容と共感のみ」の対応では、子どもの「やる気」と「ガンバろう」という気持ちは、どんどん無くなってしまいます。
同時に「ムリをさせない」「好きな事をさせる」対応をすることで、さらに「やる気」や「ガンバろう」と言う気持ちはなくなります。
生活習慣や勉強習慣を壊すのは簡単です。
しかし、生活習慣や勉強習慣を元に戻すのはとても大変なのです。
不登校の初期対応を間違ってしまうと、不登校が長期化してしまう理由の1つがこれなのです。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
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24/12/02
24/11/25
TOP
「学校では普通です!」だから不登校の原因は家庭?
2.心のエネルギーが溜まっても不登校は解決しない
3.「学校では普通にしていましたよ!」って本当?
4.愛情不足の不登校の特徴は?
5.学校が普通なら不登校にはならない!
6.普通に見えるようにがんばっていた子ども
7.ゴールデンウィーク明け不登校の子は真面目な子!
8.ゴールデンウィーク後もガンバるつもりだったけど
9.「明日からは行くぞ!」と思っているけど
10.欠席が続くことで不安が強くなる
11.不登校初期の対応は?ポイントは?
12.「気持ちに寄り添う」ってガンバらせないこと?
13.「受容と共感」「寄り添う」のみでは不登校は悪化する!
14.学習習慣や生活習慣を壊すのは簡単!
※ この記事は「初めてて不登校になった子」について書かれています。
※ 不登校経験者の場合は状態や様子、対応が変わってきます。
1.不登校の相談が増えるのは5月後半~6月
毎年、この時期になると静岡県にある不登校解決相談所には、ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまったお子さんの相談が寄せられます。
相談件数が最も増えるのが5月後半~6月前半です。
なぜ、ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまったお子さんの相談が5月後半~6月前半になるのでしょう。
その理由は簡単で、学校の先生やスクールカウンセラーさん、ネットや本で下記のように言われているからです。
「子どもを信じて待ちましょう。」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの好きなことをさせて心のエネルギーを回復させましょう。」
「登校刺激は与えないようにしましょう。」
「子どもの気持ちに寄り添いましょう。」
このように言われた親御さん方は子どもが不登校になってもスグに相談をしません。
しかし、1ヶ月が経っても子どもの不登校が改善しない、逆に悪化してしまうため、5月後半~6月にかけて相談をするのです。
本当は、不登校初期に正しい対応を行えば素早く解決するのに・・・・。
2.心のエネルギーが溜まっても不登校は解決しない
ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまった子が、少し休むことで心のエネルギーが回復して、学校に戻ってくれれば問題はありません。
しかし、心のエネルギーが溜まったとしても、不登校が解決するわけではありません。
なぜなら、不登校と原因は心のエネルギーではないからです。
もちろん、ツラい体験や悲しい体験をしたことで、心のエネルギーがなくなってしまったことは嘘ではないでしょう。
しかし、心のエネルギーが溜まったことで登校できたとしても、不安の原因がそのままだったら・・・。
当然、学校に行くことで心のエネルギーを消費してしまうでしょう。
そして、また不登校に戻ってしまうのです。
3.「学校では普通にしていましたよ!」って本当?
不登校になってしまった原因を子どもに聞いても、子どもは教えてくれません。
困った親御さんは、担任の先生にゴールデンウィーク前の様子を聞いてみます。
するとこのような言葉が返ってくることが多々あります。
「学校では普通にしていましたよ!」
「友だちと普通に話していましたよ!」
「学校に来さえすれば問題はありません!」
不登校の原因が分からない親御さんは、スクールカウンセラーさんに相談します。
すると、このように言われたりします。
「不登校の原因は愛情不足です。」
「親が過保護、過干渉にしたのが原因です。」
「子どもを自分の思い通りにしようとした結果です。」
「親の愛情を確かめているんです。」など
→不登校の原因や理由は愛情不足ではない!
しかし、学校の先生の言葉も、スクールカウンセラーの言葉も間違っています。
もし、この言葉が本当であれば、不登校の人数は、年々、減っているはずだからです。
4.愛情不足の不登校の特徴は?
「学校では普通にしていましたよ!」
「友だちと普通に話していましたよ!」
「学校に来さえすれば問題はありません!」
先生の言う言葉が本当であれば、子どもが不登校になることはありません。
なぜなら、学校は「普通に楽しく」「普通に勉強する」「普通に友だちと話す」場所だからです。
しかし、お子さんはゴールデンウィーク明けから不登校になってしまいました。
不登校の原因が親の愛情不足の場合は、不登校にならない場合が多い現状があります。
もしくは、不登校になったとしても部屋にひきこもらず深夜徘徊をしたりします。
なぜなら、親の愛情に変わる物を求めているからです。
不登校になっていない場合は「学校の先生」が、深夜徘徊している場合は「仲間」が親の愛情の変わりとなっているのです。
5.学校が普通なら不登校にはならない!
「学校では普通にしていましたよ!」
「友だちと普通に話していましたよ!」
「学校に来さえすれば問題はありません!」
申し訳ありませんが、このように言う先生は子どもを「見ていない」と言わざるをえません。
最近は教師の多忙を理由や仕事の効率化を理由に、子どもの事を「見ていない」先生が増えました。
そして、自分の力量不足を顧みず、不登校を子どもや親のせいにする先生も増えました。
もし、本当に不登校が子どもや親のせいであるなら、教師がどのような対応や支援を行っても不登校は解決できないということになります。
しかし、私は教員時代に約70人の不登校を解決してきました。
その後、不登校解決相談所では700人以上の不登校を解決しています。
その中には、全く変わらなかった親もたくさんいます。
それでも、不登校の子ども達は「クラスが楽しい!」「勉強が分かった!」と言って学校に戻って来ました。
大切なのは、担任やスクールカウンセラーが不登校を他人のせいにせず、子どもの様子を見て、親と一緒に対応や支援を行うことなのです。
6.普通に見えるようにがんばっていた子ども
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子どもは、ゴールデンウィーク前、このように思ってガンバっていました。
「他の子と同じようにしなきゃ!」
「先生や親に心配をかけないようにしなきゃ!」
「友達とも笑顔で過ごさなきゃ!」
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子どもたちは、「普通」に見えるようにガンバっていたのです。
もちろん親や先生にはこのことは言えません。
子どもにもプライドがあるからです。
真面目でおとなしいタイプの不登校の子であればなおさらです。
※ 子どもが言わない理由を「親の愛情不足」「親を信頼していない」と言うカウンセラーがいますが、これは間違っています。愛情や信頼があるからこそ言えないのです。
7.ゴールデンウィーク明け不登校の子は真面目な子!
※ この記事は「初めてて不登校になった子」について書かれています。
※ 不登校経験者の場合は状態や様子、対応が変わってきます。
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子どもは、学校でガンバっていた子どもです。
新しいクラス、新しい先生、新しい部活(クラブ)、新しい委員会など、様々なことに全力投球していたのです。
そんな中、不登校になってしまった子どもは「回りの子どもと同じように」「親に気づかれないように」「先生にバレないように」「友達に分からないように」一生懸命にがんばっていたのです。
もちろん、親には心配をかけたくないために黙っています。
真面目でがんばり屋、心優しいお子さんだからです。
これは、親の「愛情不足」や「子育ての失敗」ではなく、親御さんが「心優しい」「何にでも努力できる」子育てを行ったということなのです。
8.ゴールデンウィーク後もガンバるつもりだったけど
このように、学校でガンバっていた子どもたちは、ゴールデンウイークを待ち望んでいました。
なぜなら、やっと少し休憩ができるからです。
そして、このゴールデンウィークでエネルギーを溜め、1学期の後半をガンバろうと思っていたのです。
そんな子ども達はゴールデンウィークを楽しんだ事でしょう。
様々なストレスから解放されて、心も体もリラックスできた事でしょう。
しかし、ゴールデンウイークが終わってしまうとこのように感じてしまいます。
「明日から学校か・・・。」
「ガンバって行かないとな・・・。」
「普通に見えるようにしないとな・・・。」
心ではガンバろうと思っているのですが、体が言うことを聞いてくれません。
「熱が出る。」
「頭が痛くなる。」
「お腹が痛くなる。」
「気持ち悪くなる。」など
これらの症状がでてくるのは、このような気持ちのせいなのです。
9.「明日からは行くぞ!」と思っているけど
ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまった子ども達はこう思っています。
「今日は休んだけど明日は学校に行くぞ!」
しかし、翌朝になると「行きたくない」気持ちが上回ってきます。
・頭が痛いと言って休む。
・病院に行こうと言っても拒否する。
・連続で休むようになる。
・学校に行きづらいと言って休む。など
ここで、親御さんや学校は間違った対応をとってしまいます。
そのため、休みが連続して不登校になってしまうのです。
10.欠席が続くことで不安が強くなる
ゴールデンウィーク明けから不登校になってしまった子どもは、不登校になるつもりはありませんでした。
しかし、ゴールデンウィークで緊張の糸が切れてしまい、不登校になってしまったのです。
そんな子ども達は欠席が続くことで、このように思います。
「クラスのみんなはズル休みと思っているんだろうな・・・。」
「仮病だと思われているんだろうな・・・。」
「委員会や係の仕事を誰かがやってくれているんだろうな・・・。」
「友達に顔を会わせることはできない!」
過去にいじめを経験している子はなおさらです。
「多分、悪口を言ってるんだろうな・・・。」
「学校に行ったら無視されるんだろうな・・・。」
「また、いじめられるんだろうな・・・。」
休みが長くなれば長くなるほど、子どもは不安になってしまうのです。
11.不登校初期の対応は?ポイントは?
不登校の初期の子どもにはどのような対応を行えば良いのでしょうか?
もちろん、不登校の原因は1人ひとり違います。
そのため、「○○をすれば不登校は解決する!」という都合の良い対応はありません。
ただ、基本的な初期対応は下記のような対応です。
・本人の話を聞く。
(本人の希望を全て受け入れるという意味ではない。)
・一定期間は学校を休ませてもよい。
(あくまでも一時的な欠席です。)
・子どもが休んでいる間に、学校と対応を検討する。
(「ムリをさせない」「待ちましょう」ではない。)
・本人の不安が軽減するようにする。
(「登校刺激を与えない」「好きな事をさせる」ではない。)
もちろん、下記のポイントを意識して対応を行わないと不登校は改善しません。
「声のかけ方」
「話の聞き方」
「休みの了承の仕方」
「先生への相談の仕方」
「不安の取り除き方」など
12.「気持ちに寄り添う」ってガンバらせないこと?
「受容と共感をしましょう!」
「子どもの気持ちに寄り添いましょう。」
スクールカウンセラーさんから、このように言われたことがある人は多いでしょう。
今の時代は「がんばらない」「ムリしない」が正しいと言われる時代になりました。
しかし、この考えのせいで何もガンバっていない子に対しても、このような言葉を使ってしまう方が多くいます。
先日、初めて相談をした不登校期間2年の中学生はこう言っていました。
「勉強はやってないです!」
「通信制高校に行けば中学の内容を教えてくれるって!」
「起きるのは10時位です!」
「夜はネットの友だちとゲームをしています!」
「スクールカウンセラーさんも、不登校でも大丈夫って言ってました!」
「好きな事をして心のエネルギーを溜めることが大切だって!」
本来はガンバリすぎている子に対して言う言葉を、ガンバっていない子に言ってしまった結果です。
上記のように言う子は珍しくありません。
先日、別の不登校期間1年半の中学2年生もこう言っていました。
「自分には週に1回通う通信制高校が合っている。」
「自分のペースで勉強をできるところがいい!」
ただ、現在の1日の勉強時間は0分で、多いときに週に10分ほど勉強をするとのことでした。
これが自分のペースで勉強をするということなのでしょうか?
13.「受容と共感」「寄り添う」のみでは不登校は悪化する!
もちろん、静岡県にある不登校解決相談所でも「受容と共感」を行うことがあります。
ただ、そこには必ず「前面化と称揚」を加え「やる気」を引き出しています。
なぜ、不登校の子どもに対して「受容と共感」のみはダメなのでしょう?
簡単に言うと、不登校の子どもは「生活」がかかっていないからです。
大人の場合は「生活」がかかっています。
そのため、カウンセラーが「受容と共感」をすることで、自分に最も適した選択肢を決めることができるようになります。
しかし、子どもの場合は「生活」がかかっていないため、自分が楽(らく)できる選択肢を選んでしまう傾向にあります。
そのため「受容と共感」や「ムリをさせない」「好きな事をさせる」などの対応を親がしてしまうと、子どもの不登校は解決せず、逆に悪化してしまうのです。
→「大人と子どものカウンセリングの違い」はコチラをご覧ください。
14.学習習慣や生活習慣を壊すのは簡単!
静岡県にある不登校解決相談所では、親御さん方だけで不登校の対応をするときに、このような助言をさせていただいております。
「受容と共感のみはしないで下さい!」
「前面化と称揚も必ずセットにして下さい!」
「また、子どもにあった登校刺激も与えて下さい!」
なぜなら、静岡県にある不登校解決相談所では不登校のお子さんが最初に持っていた「登校意欲」や「ガンバリ」を無くしたくないと考えているからです。
残念ながら、「受容と共感のみ」の対応では、子どもの「やる気」と「ガンバろう」という気持ちは、どんどん無くなってしまいます。
同時に「ムリをさせない」「好きな事をさせる」対応をすることで、さらに「やる気」や「ガンバろう」と言う気持ちはなくなります。
生活習慣や勉強習慣を壊すのは簡単です。
しかし、生活習慣や勉強習慣を元に戻すのはとても大変なのです。
不登校の初期対応を間違ってしまうと、不登校が長期化してしまう理由の1つがこれなのです。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。
カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)
電話番号:080-9114-8318
住所 〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14