「ひきこもり施設」から帰ってきても・・・不登校からGMARCH合格に向けて2年間の奮闘!

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「ひきこもり施設」から帰ってきても・・・不登校からGMARCH合格に向けて2年間の奮闘!

高校生不登校解決事例,不登校解決事例

2024/02/02 「ひきこもり施設」から帰ってきても・・・不登校からGMARCH合格に向けて2年間の奮闘!

怠ける、諦める、サボる、落ちる、落ち込むを経て合格!

 

不登校面談02

 

1.不登校から暴言、暴力で「ひきこもり施設」へ!
2.初めてのカウンセリングは高校2年生の6月
3.慰めではなく「現実」と「具体的な目標」を!
4.目標設定と即時確認、即時称揚で登校継続
5.6月は目標完全達成!7月に少し「怠け」が!
6.定期カウンセリングで早期対応、早期修正!
7.全員が優しくはNG!叱る役割の人を!
8.お母さんの役割は「褒めて」「認めて」味方になる!
9.通信の先生は叱る役に難色を不登校解決相談所が叱る役に!
10.夏休み、冬休み、春休みは不登校が悪化する時期
11.朝から登校できるようにモーニングコール
12.毎日の登校は完璧に!ただ、目標は大学合格!
13.「受験は1年後」と勉強を先送りにする習慣が
14.英検準2級はすんなり取得!2級の取得は・・・
15.連続で2級不合格!「もう学校に行かない!」
16.情報を与え子どもに「働く」or「大学に行く」を選ばせる
17.ご褒美をキッカケにやる気を出すのは悪くない!
18.「大学は諦めて働く」と言った子どもにかけた言葉は?
19.「バイトの面接申し込み」と「他大学の話」
20.その場の「思い」ではなく進路を熟考できるように
21.本気で「働きたい!」と思っている不登校の子は少ない
22.4回目の挑戦でギリギリ英検2級に合格!
23.最後の最後でGMARCHのH大学に合格!
24.不登校初期に間違った対応をしたことで遠回り!
25.2年間の定期カウンセリングで元の道に戻る!

 
→このブログは「中2で不登校となり『ひきこもりの施設』へ・・・」の続きです。

 
 

1.不登校から暴言、暴力で「ひきこもり施設」へ!

 

神奈川県にお住まいで中学2年生から不登校になってしまったお子さんがいました。

 

このお子さんは私立の中学校に通っていたお子さんで能力が高いお子さんでした。

 

付属の高校に進学することもできたのですが、このお子さんは親御さんにこう言います。

 

「付属の高校には行きたくない!」
「知っている人がいない通信制高校に行きたい!」
「そこで、勉強をガンバって最低でもGMARCHに行くから!」

 

そして、このお子さんは自分で通信制高校(サポート校)を選びました。

 

大学への合格実績があり、それほど遠くない通信制高校(サポート校)です。

 

しかし、夏休み前から登校日数や滞在時間は少しずつ減っていきます。

 

さらには、親御さんへの暴言や暴力が増え、ゲーム依存状態となってしまいます。

 

見かねた親御さんは、このお子さんと距離を置くため施設に入れたのですが・・・・。

 

→中2で不登校、通信制高校に行くも、暴言、暴力で「ひきこもりの施設」へ・・・
 
 

2.初めてのカウンセリングは高校2年生の6月

 

静岡県にある不登校解決相談所が訪問カウンセリングを始めたとき、神奈川県にお住まいのこのお子さんは下記のような状態でした。

 

※ このお子さんが通信制高校(サポート校)2年生の6月が最初の訪問でした。

 

・学校には行っていない。
・高卒資格の勉強、大学合格の勉強ともにしていない。
・「ゲーム依存」や「スマホ依存」に近い状態となっている。
・昼夜逆転生活に近い状態となっている。
・暴言を吐いたり、物を壊したりする。
(さすがに暴力はなくなったようです。)

 

私は最初のカウンセリングで、大学進学のメリットとデメリットについて伝えます。

 

→通信制高校の卒業、進学、就職は全日制高校と同じではない!

 

そして、このお子さんの実力にあった英語の問題を一緒に行います。

 

※ 事前の相談でお子さんの学習レベルは把握して用意した問題集です。

 
 

3.慰めではなく「現実」と「具体的な目標」を!

 

問題の半分ほどは自分で解き、残りの半分は「ヒント」を出すことで解くことができました。

 

この状況に対して、私はこのお子さんをたくさん褒めます。

 

「このレベルは、ほとんど出来るんだね!」
「中学3年生のレベルはOKだね!」
「文法もできるから、単語の量を増やせばいいかな?」
「理解も早いから、教えていて楽しいよ!」
「ただ、教科が多い横国は・・・。」
「GMARCHなら3教科だから合格可能性はあるんじゃない?」
「まずは英検の準2級!最終的には2級を目標にガンバろう!」

 

自分自身でも「横国は難しい」と思っていたようです。

 

私が「現状をハッキリ」伝え、これから必要になる「ガンバリ」を具体的に示したことで、このお子さんはやる気を出してくれました。

 
 

4.目標設定と即時確認、即時称揚で登校継続

 

不登校の子どもの「やる気」を出すことは難しくありません。

 

難しいのは「やる気」を継続させることです。

 

私は週に1度の訪問カウンセリングの依頼をいただきました。

 

最初に親御さんから様子を聞き、お子さんと話す(勉強をやる)、最後に様子を報告し、その週の支援を検討します。

 

お子さんと私、私と親御さんで、通信制高校(サポート校)2年生の1学期の目標を決めました。

 

「毎日、学校に行く。」
「学校でオプション(大学受験)の授業がある時間だけで良い。」
「オプションの授業がない日は1時間で帰ってきても良い。」
「不登校解決相談所が毎週チェックをして達成できない場合は対応を検討する。」

 

もちろん、登校(やる気)を継続するため、通信制高校(サポート校)の先生にも「褒める」「認める」声かけをお願いしました。

 

→「即時確認」「即時称揚」で「やる気」を継続!

 
 

5.6月は目標完全達成!7月に少し「怠け」が!

 

この目標に対して、最初に訪問をした6月は完璧に達成することが出来ました。

 

しかし、少しずつ「怠けモード」が発動します。(これは「不登校あるある」です。)

 

私とのカウンセリングに慣れてきたことも理由の1つでしょう。

 

ただ、親御さんだけで対応をしていたときと違い、第三者(不登校解決相談所)が介入しています。

 

そのため、7月の最初の週は下記のような結果となりました。

 

「オプションの授業がある4日は登校して授業を受けることができた。」
「通常授業の1日だけ学校を休んでしまった。」

 
 

6.定期カウンセリングで早期対応、早期修正!

 

神奈川県にお住まいの親御さんは「定期カウンセリング」をご依頼くださいました。

 

これは、基本的には毎週、決まった曜日にお伺いしてカウンセリングなどを行うものです。

 

定期カウンセリングは不登校解決を早めるのに効果的な方法です。

 

なぜなら、お子さんがガンバって登校を続けているときは「褒める」「認める」対応を行うことができます。

 

反対に、登校しぶりや欠席が再発したときには、すぐに正しい対応や支援をすることが出来るからです。

 

→登校しているときやガンバっている時こそ相談だ声かけを!

 

これにより、連続で欠席することもなくなりますし、お子さんの「やる気」を継続することも出来るようになります。

 
 

7.全員が優しくはNG!叱る役割の人を!

 

今まで全く登校できていなかったことを考えれば、「1週間のうち4日は登校し欠席は1日のみ」というのは良い結果と思うかもしれません。

 

しかし、親御さんや学校の先生、カウンセラーの全員が下記のように言ってしまうのは危険です。

 

「約束は守れなかったけどガンバったね!」
「1日は休みのうちに入らないよ!」
「出来る範囲でガンバレばいいからね!」

 

なぜなら、不登校を経験している子は、経験していない子に比べ「楽(らく)」に流れる傾向が強いからです。

 

もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では、親御さんと通信制高校(サポート校)の先生、不登校解決相談所で連携をして声かけをします。

 

不「病気とか、急用が入ったなどの理由があったの?」
不「ないなら、学校を休むのはダメでしょ!」
不「ちゃんと決めた事は守らなきゃダメだよ!」
不「学校でいじめられたり、先生が嫌みを言ったりする?」
不「ないよね!」
不「電車で1時間以上かかるのは面倒だけで、それを決めたのは自分でしょ!」
不「来週はちゃんと行かなきゃ、ゲームやスマホのルールや没収を考えるよ!」

 
 

8.お母さんの役割は「褒めて」「認めて」味方になる!

 

親御さんには、このように言ってもらいました。

 

母「今週は1日、休んじゃったもんね!」
母「でも、お母さんはアタナが変わろうとしているのが分かるよ!」
母「先月は1日も行っていないのに、今週は4日、行ったもんね!」
母「あなたなら出来るから少しずつガンバって行こうね!」

 

家で毎日、顔を合わせるお母さんには、「味方」の対応をとっていただきました。

 

暴言や暴力が「再発」しても困るという気持ちもありました。

 

また、同じベクトルの支援をすると言っても、全員が厳しくしてしまうと、子どもが緊張してしまいます。

 

だからと言って「ムリしなくていいよ!」はNGです。

 

お母さんには、味方になりつつ、認めつつ、褒めつつ、背中を押してもらう役割をお願いしたのです。

 
 

9.通信の先生は叱る役に難色を不登校解決相談所が叱る役に!

 

通信制高校(サポート校)の先生には、登校を大げさに褒めてもらいました。

 

また、翌日以降も「やる気」が継続するような声かけもお願いしました。

 

「今週は4日これたね!」
「1日は残念だったけど、来週は大丈夫だよね!」
「基本的に理解力があるから、後は勉強を継続すればGMARCHは合格できるよ!」
「先生たちも手伝うから一緒にガンバろうね!」

 

通信制高校(サポート校)の先生と役割分担の話しをさせていただいたとき、「登校を強く促す」ことに難色を示す表情をしていました。

 

そのため、「強い指導」や「強い登校刺激」は不登校解決相談所が行う事にしました。

 

そして、通信制高校(サポート校)の先生には「褒める」「認める」をお願いしました。

 

もちろん、「ムリしなくていいよ!」はNGです。

 

ガンバった事を認める、褒める、声かけをお願いしたのです。

 

ただし、親御さんが「1番の味方」になるように、優しすぎる声かけは遠慮していただきました。

 
 

10.夏休み、冬休み、春休みは不登校が悪化する時期

 

夏休み期間中も定期カウンセリングを続けていただきました。

 

なぜなら、夏休みは生活のリズムが乱れたり、勉強の習慣がなくなってしまう時期だからです。

 

不登校を経験していない子でも「ゲーム依存」や「スマホ依存」「昼夜逆転生活」になる危険性をもっています。

 

不登校を経験しているお子さんなら尚更です。

 

不登校解決相談所では、定期カウンセリングを行う事で学校の宿題を管理したり、一緒にやったりします。

 

夏休みは「読書感想文」「人権作文」「税の作文」や「自由研究」を一緒にやるのが、毎年の恒例行事となっているほどです。

 

このお子さんの場合は、大学受験に向けた勉強と、通信制高校(サポート校)の課題を一緒に行いました。

 
 

11.朝から登校できるようにモーニングコール

 

また、高校2年生の9月~10月の目標についても、一緒に考えました。

 

「毎日、11時には必ず登校をして15時までは学校で勉強をする。

 

これに関しては、大きな問題もなくクリアしてくれました。

 

しかし、11月~12月の目標である「毎日、10時には必ず登校する」は、達成できない日が何日かありました。

 

(10時の登校は出来なくても11時の登校は守れていました。)

 

そこで、本人、親御さん、不登校解決相談所で相談をした結果、下記のような対応を行うことにしました。

 

・登校、下校の「確認メール」が不登校解決相談所のアドレスに送られるようにする。
・10時を過ぎてしまった場合は、不登校解決相談所がすぐに電話をする。
・翌日は10時に間に合う時間に、不登校解決相談所がモーニングコールを行う。

 

この時期には、このお子さんと私の関係は構築できていました。

 

そのため、このお子さんが「電話にでない」や「無視する」「カウンセリングを拒否する」などは一切ありませんでした。

 

なぜなら、このお子さんの中で「毎週、話しをする」「電話がかかってくる」は「当たり前」になっていたからです。

 

これが、定期的にカウンセリングを続ける効果でもあります。

 
 

12.毎日の登校は完璧に!ただ、目標は大学合格!

 

高校2年生の3学期には、毎日、朝から登校することができるようになりました。

 

当然、私がモーニングコールをする回数はほとんどありません。

 

このペースで行けば高校を卒業するための単位取得は問題なさそうです。

 

しかし、このお子さんの目標は大学(GMARCH)合格です。

 

このお子さんと私は「放課後、自習室で勉強」や「宿題」を行う事を決めます。

 

通信制高校(サポート校)の先生に大学受験に向けた宿題を多めに指示してもらうことにしました。

 

同時に、英語検定の2級の取得を目指すことにします。

 

なぜなら、通信制高校(サポート校)の評価では大学受験に効果がないからです。

 

→通信制高校の大学合格実績は本当だけどウソ!

 
 

13.「受験は1年後」と勉強を先送りにする習慣が

 

大学合格に向けた勉強に関しては、とても苦労をしました。

 

通信制高校(サポート校)でのオプション授業や私が訪問したときの勉強については、前向きなのですが、大学受験の勉強や宿題に関しては、取りかかりが不十分になります。

 

「大学受験まで、まだ1年ある。」

 

このように考え、面倒な事を先送りしてしまう傾向が強くでていました。

 

これは、不登校になってから身についてしまった習慣です。

 

「自分で決める事が大切!」
「やる気になれば勉強はいつからでもできる!」
「意志を尊重する。」など

 

→「やる気になれば何でもできる!」「勉強はいつ始めても遅くない!」はウソ!

 

親御さんや学校が、これらの対応を取ってしまったため、身についてしまった悪い習慣です。

 

英検取得を勧めたのは、このような状態であったということも理由の1つです。

 
 

14.英検準2級はすんなり取得!2級の取得は・・・

 

英検に準2級に関しては、高校2年生の3学期に取得することが出来ました。

 

もともと、勉強が得意なお子さんと言うこともあり、それほど苦労することなく取得出来ました。

 

私は「準2級の合格」の様子を見て「2級もすんなり取れる」と思ってしまいます。

 

しかし、英検2級の壁はとても厚いことに、この後に気づかされます。

 

英検2級の合格率は25%で、準2級の合格率は35%と言われています。

 

10%の違いですが、2級を受けた子どもたちに話しを聞くと「急に難しくなる」と言う子が多くいます。

 

(現時点で、2級と準2級の間に「新しい級をつくる」という情報が入ってきています。)

 

御多分に漏れず、このお子さんも2級取得にとても苦労します。

 
 

15.連続で2級不合格!「もう学校に行かない!」

 

高校3年生になりました。

 

毎日、学校に行くことが出来るようになっているため、高校卒業分の単位取得は問題なさそうです。

 

しかし、大学受験(GMARCH)は赤信号です。

 

なぜかと言うと、第1回と第2回の英検2級の試験の両方が不合格になってしまったからです。

 

2回目の試験に落ちたときは、ショックとイライラの表情でした。

 

そして、親御さんに対し下記のように言ったそうです。

 

「オレには英検2級はムリだ!」
「GMARCHには行けない!」
「2級には一生、受からない!」
「GMARCHに行けないなら意味がない!」
「もう、学校をやめる!」
「明日から働く!」

 
 

16.情報を与え子どもに「働く」or「大学に行く」を選ばせる

 

英検2級に2回不合格となった後。

 

不登校解決相談所と親御さんで、今後の対応について話し合いを行いました。

 

「本人はGMARCHにこだわるが、親としては他の大学でも良いと思っている。」
「もちろん、本人が働きたいのであれば、働いてもいいが・・・。」
「通信制高校中退では正社員にはなれないだろう。」

 

また、親御さんはこのようにも言っていました。

 

「英検にはS-CBTと言う受験があります。」
「後、2回だけ2級を受けることができます。」
「本人が、ガンバろうと思えば・・・・。」

 

この後、不登校解決相談所と親御さんで、下記のような対応を行うことにしました。

 

・不登校解決相談所が仕事について話しをする。
・本気で働く気があれば親はそれを認める。
・英検2級を受けるように声をかける。
・合否に関係なくガンバって英検を受けたご褒美をあげる。

 
 

17.ご褒美をキッカケにやる気を出すのは悪くない!

 

「ご褒美で子どもを動かすのは良くない!」
「自発的に動くのを待つことが大切だ!」

 

このように仰るカウンセラーさんや相談員さんが多くいます。

 

ただ、静岡県にある不登校解決相談所では、ご褒美をキッカケとするのは悪いことだとは思っていません。

 

なぜなら、子ども任せにすることでチャンスを逃してしまうからです。

 

このお子さんは、2回目の英検で不合格になる前に大好きな「けやき坂46(ひらがなけやき)」のライブに行きたいと言っていたそうです。

 

そこで、親御さんは「英検を受けたご褒美」としてライブのチケットをプレゼントすることにしました。

 

もちろん、人気アイドルグープなので簡単にチケットが入手できるわけではありません。

 

お父さん、お母さん、本人、お兄ちゃんの4人の名義でファンクラブ(みたいなもの)に入り、全力でチケットを入手することにしたのです。

 
 

18.「大学は諦めて働く」と言った子どもにかけた言葉は?

 

「英検は受けない!」
「大学に行かずに働く!」

 

このように言っていた、このお子さんのやる気を出すのは私の仕事です。

 

不「英検の2級は惜しかったんだって!」
不「まあ、2級はほとんどが落ちるって言うしね!」
不「でも、まだS-CBTで2回受けられるよ!」
不「GMARCHのために、もうひとガンバリだね!」

 

子「もう、受けたくないんです!」
子「どうせ、また落ちるし・・・。」
子「大学に行くのは辞めて働きます!」

 

ここで、私がかけた言葉は、このお子さんにとって意外な言葉でした。

 

不「それも良いかもね!」
不「中卒で働いている人はたくさんいるからね!」
不「3K(きつい、汚い、危険)も大切な仕事だからね!」
不「早速、明日、バイトの面接に行きなよ!」
不「今から一緒にバイトを選んで、もう仕込みをしよう!」

 
 

19.「バイトの面接申し込み」と「他大学の話」

 

私はお子さんと一緒にスマホでバイトを調べます。

 

(どちらかと言うと、私が引っ張りましたが。)

 

そして、このお子さんはボソッと「ソレならいいかな・・」と言いました。

 

私は有無を言わさず、その場で「焼き肉屋」のバイト面接の申し込みをさせました。

 

翌日の13時に「初めてのバイト面接」の予約を入れたのです。

 

もちろん、「英検」や「大学受験」についての話しもします。

 

不「ここまでやってきたんだから、GMARCHを受けるだけ受けたら!」
不「英検の2級がなくても合格できる可能性はるんだから!」
不「日東駒専や大東亜帝国でもいいと思うよ!」
不「先生は、どの時代に戻りたいか聞かれたら大学時代に戻りたいね!」
不「1番、楽しかったから!」

 
 

20.その場の「思い」ではなく進路を熟考できるように

 

英検の「ご褒美」についても話します。

 

不「何度も落ちるのはイヤだよね!」
不「お父さんもお母さんも気持ちは分かるって!」
不「だから、先生は受ける勇気にご褒美をあげてと言ったよ!」
不「そうしたら、けやき坂46のライブチケットをあげたいと言ってたよ!」
不「お父さん、お母さん、お兄ちゃん、○○くんの名前でファンクラブ?に申し込んでたよ!」
不「今回のライブのチケットが取れなくても、次回のライブにチャレンジするんだって!」
不「交通費やグッズ代金も出してくれるって!」

 

そして、最後に本人が「英検」や「大学受験」を受けやすいように声をかけます。

 

不「焼き肉屋でバイトするも良し。」
不「英検を受けるのがバイトと思っても良し。」
不「入試を受けないで働くも良し。」
不「落ちる覚悟でGMARCHを受けても良し。」
不「希望校を下げても良し。」
不「自分の人生なんだから、じっくり考えて選べよ!」
不「明日の焼き肉屋のバイト面接は忘れないようにね!」
不「もちろん、英検バイトをするなら行かなくていいよ!」

 
 

21.本気で「働きたい!」と思っている不登校の子は少ない

 

翌週、訪問カウンセリングで進路についての結果を聞きました。

 

「焼き肉屋のバイトより、英検バイトの楽だからそっちをやる!」
「だから、焼き肉屋のバイト面接には行かなかった。※焼き肉屋さん申し訳ありません。」
「大学もいろいろ受けてみることにした。」
「どこにも合格しなければ、どうするかを考える。」

 

このお子さんに限らず、「学校をやめて働く!」と言う不登校のお子さんはたくさんいます。

 

しかし、ほとんどのお子さんが、すぐに就職先を探すことはしません。

 

なぜなら、「学校が面倒」=「辞める」と言っているだけで、「働きたい」わけではないからです。

 

もちろん、「働く」事がもっと大変だと分かっています。

 

そのため、口では「働く」と言いながらも、仕事を探さず、学校にも行かず、家で好きな事をして過ごすのです。

 
 

22.4回目の挑戦でギリギリ英検2級に合格!

 

このお子さんはすぐに英検のS-CBTを2回受験します。

 

もちろん、一緒に英検の勉強も再開します。

 

このお子さんの弱点は「覚えている単語」の少なさです。

 

能力はあるお子さんなので、文法などの理解はあります。

 

しかし、中学2年生からの3~4年の不登校期間の影響で、コツコツ勉強をすることができなくなっています。

 

私と一緒に勉強した後の3日はガンバりますが、その後の4日は「怠け心」が出てしまいます。

 

私は電話でも発破をかけ、「単語を覚えるように!」と徹底して伝えました。

 

1ヶ月後。

 

2級の結果が通知されてきました。

 

S-CBT試験の1回目は不合格でしたが、2回目は見事に合格することが出来ました。

 

最後の最後で、何とか英検2級に合格することが出来たのです。

 
 

23.最後の最後でGMARCHのH大学に合格!

 

このお子さんは4つの大学を受験します。

 

1校目は、滑り止めとして誰でも受かるとされているFラン大学。

2校目は、名前はそれなりに知られているが、偏差値的には高くない大学。

3校目は、「日東駒専」の中の大学です。

4校目は、「GMARCH」の中の大学です。

 

そして、このお子さんは「GMARCH」以外の大学には合格しました。

 

しかし、「GMARCH」への思いが強いお子さんは、最後の最後の一般入試にチャレンジします。

 

そして、2月の終わり頃、嬉しい知らせが届いたのです。

 

→実際の合格実績はコチラをご覧ください。

 
 

24.不登校初期に間違った対応をしたことで遠回り!

 

中学2年生で不登校になってしまった、このお子さんに対し、親御さんや学校、カウンセラーさんや相談員さんは、間違っ対応を行ってしまいました。

 

その結果、このお子さんは「ゲーム依存」や「スマホ依存」に近い状態になってしまいます。

 

親御さんへの暴言や暴力で警察が来たことも何度かありました。

 

自分で決めた通信制高校(サポート校)へも「行かなく」なってしまいました。

 

さらには、「ひきこもりを連れ出してくれる施設」で3ヶ月を過ごします。

 

→中2で不登校、通信制高校に行くも、暴言、暴力で「ひきこもりの施設」へ・・・

 

そんな状態だった、このお子さんは静岡県にある不登校解決相談所の定期訪問カウンセリングで、立ち直ります。

 

そして、何とか有名私立大学に(GMARCHの1つ)に合格することが出来ました。

 
 

25.2年間の定期カウンセリングで元の道に戻る!

 

不登校解決相談所では約2年の間、このお子さんの支援を続けました。

 

「怒ったことは何度もあります。」
「励ました事も何度もあります。」
「突き放したことも何度もあります。」
「ゲームやスマホを没収したこともあります。」
「一緒に勉強もしました。」
「夢についての話しもきました。」
「通信制高校で気になる女の子の話も聞きました。」
「くだらない話しで盛り上がったこともありました。」
「けやき坂46(現、日向坂46)の歴史も聞きました。」
「日向坂46や乃木坂46で誰が好きなタイプかの話しもしました。」

 

※ このお子さんの影響で、私は日向坂46や乃木坂46の番組を今でも見ています。

 

約2年間の不登校支援は、とても大変で、とても楽しく、とても勉強になった2年でした。

 

現在、このお子さんは大学を卒業し東京の会社で働いています。

 

→暴言暴力がなくなりGMARCHに合格までの2年間で起こったエピソード!

 

 

→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
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