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〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14(公文併設)
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ギリギリで「留年」を免れた不登校の高校生と「留年」になってしまい「退学」した不登校の高校生
1.高校から留年についての連絡が! 2.親がムリヤリ連れてきて大丈夫? 3.会う前に「発言を予測」して対応を用意しておく! 4.2ヶ月の不登校で「ゲーム依存」「スマホ依存」に! 5.留年しないように全員で欠席日数を共有! 6.現実を受け入れ動き出す不登校の高校生 7.不登校を解決するための役割分担を決める! 8.事前に決めた具体的な褒め方、叱り方を実行! 9.3学期も残り1ヶ月!2日休むと留年決定! 10.コロナで臨時休校!課題を提出で進級決定! 11.10日休むと留年が決まる高校生の相談 12.不登校(傾向)のまま遠い高校に進学 13.「遠い高校に行きたくない!」と言って不登校に 14.留年はしたくない!今の高校にいたい! 15.「車で送らず留年」と「車で送って卒業」なら? 16.カウンセリングの回数で声かけの内容を変える! 17.ガンバった時は「即時確認」「即時称揚」でやる気継続! 18.カウンセリング後、3日連続で登校継続! 19.3日連続登校の後、2日欠席の理由は? 20.不登校を解決するために必要な対応を親へ伝える 21.カウンセリング後はガンバれるけど・・・ 22.カウンセリングが多ければ不登校は早く解決する! 23.不登校になってすぐに相談があれば・・・
静岡県にお住まいの親御さんから、高校生のお子さんの不登校相談をいただいたのは、2学期が始まってすぐのことでした。
「高校2年生の息子が不登校になりました。」 「新しいクラスで友だちが出来なかったようです。」 「ムリをさせないほうが良いと言われたので欠席を認めていました。」
このお母さんも、間違った対応をしてしまったようです。
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
「先日、高校から連絡がありました。」
『この状態が続けば遅くとも1ヶ月以内に留年が決まります。』 『留年をしてもいいと思いますが・・・。』 『お子さんに合った進路を考えてみてもいいと思います。』 『通信制高校などであれば、通学せずに高卒の資格を得ることができますよ!』
高校はこのお子さんの隊長を心配?したのか、転校を勧めてきたそうです。
静岡県にお住まいのお母さんは、対面カウンセリングを希望して下さいました。
裾野市に来ることが出来るかをたずねると、お母さんは下記のように仰いました。
「父親が必ず連れて行くと言っています。」 「まだまだ、父親が怖いようなので大丈夫だと思います。」
もちろん、理想を言わせてもらうと「子どもが自ら相談したい!」と思うことが大切です。
静岡県にある不登校解決相談所では、不登校のお子さんが「その人なら会ってもいいかな!」と言うようにする支援や対応、声かけを提案させていただいています。
少しでも理想に近づいた方が、その後の対応をしやすくなることが分かっているからです。
→「大人と子どものカウンセリングの違い」についてはコチラをご覧ください。 ただ、不登校の高校生に対しては「ゆっくり」していられない理由があります。
このお子さんの事例も「ゆっくり」と理想を目指している時間はありません。
この事例のように、お父さんが「半強制」で不登校解決相談所に連れてくることは、間違った対応ではありません。
静岡県にある不登校解決相談所では、対面カウンセリングの前に、お子さんの状態や性格、学校の対応や様子、親が行ってきた対応や子どもとの関係などを教えていただきます。
もちろん、お子さんの趣味や好きなことについても教えていただきます。
そして、これらの情報をもとに、最初のカウンセリングで話す内容を事前に決めておきます。
もちろん、「お父さんに半強制で連れてこられた」という状況も利用します。
このように、親御さんから「たくさんの情報」をいただくことで、「先を読む対応」や「事前支援」として何をすればいいのかがハッキリいます。
→不登校の子どもへの「先を読む対応」や「事前支援」って何? このように、事前に準備をするからこそ、静岡県にある不登校解決相談所の不登校解決率はとても高いのです。
お父さんと一緒にきた、このお子さんは「おとなしくて真面目」なタイプの子でした。
自分から声をかけるのが苦手なタイプでもあります。
勉強の能力に関しては私立の進学校に通っていることから、高いように感じました。
しかし、約2ヶ月の「不登校で好きなことだけ生活」の影響で、宿題や勉強を全くやらない状態になっています。
反面、ゲームやスマホの時間はとても長くなっています。
1日10時間はゲームをやるのが普通の状態になってしまっていたのです。
→「ゲーム依存」や「スマホ依存」についてはコチラをご覧ください。
親御さんには、「留年決定までの詳しい資料」の請求をお願いしておきました。
それぞれの教科を何回休むと単位を未修得となるかの出席確認資料です。
また、このような打ち合わせもしていました。
「現在はギリギリの状態です。」
「ただ、1回のカウンセリングで不登校が解決するわけではありません。」 「その後の、支援が必要になります。」 「ゲーム依存やスマホ依存に近い状態を考えると、本当にギリギリで進級になるかもしれません。」 「そうであれば、『留年までのデータ』を全員で共有して支援をすることが大切です。」
お母さんから下記のような質問をいただきました。
「データを見せると、後○日は休んで大丈夫と考えるのではありませんか?」 「そうすると、怠けて休む日が増えるのではないですか?」
私はこうお答えします。
「仰る事はその通りです。」 「ただ、今がもうギリギリなんです。」 「全員がデータを共有すれば登校の声かけをしやすくなります。」 「怠けて欠席するのはダメと言うのは私が注意をしていきます。」 「もちろん、怠けて休む日もあると思いますが、それは許してあげて下さい。」 「私が怒る役、注意をする役をしますので、大崩れすることはないと思います。」
初めての対面カウンセリングは、私とお子さんの2人で行いました。
最初はデータを見せず、不登校高校生のリアルな話しをします。
このお子さんは「大学に行きたい」という意志を持っていたので「通信制高校から大学進学の大変さについて」の話しもしました。
→通信制高校の大学合格実績は本当だけどウソ! また、現在の状況が本当にギリギリであることも伝えます。
もちろん、子どもにとって耳の痛い話しばかりはしません。
趣味の話しや面白い話しなどもしました。
コレにより、このお子さんは少しずつ登校することを自分で決めたのです。
2日後には2回目の対面カウンセリングはお子さん、親御さんと不登校解決相談所の4人で行いました。
学校からいただいたデータを元に、4人で支援や対応を検討します。
そこで、決めたのは下記のような内容です。
・「今月」「来月」「次の月」と3月までの大まかな目標を決める。 ・週に1回の対面カウンセリングで、毎週の実現状態を確認する。 ・同時に学校の課題などを一緒にやったり、管理したりする。 ・目標の達成状況によっては、ゲームやスマホを没収することもあると伝える。 ・「怠け」で休まないように気をつける。
また、親御さんの対応や支援についても話し合いました。
・朝、○時に声をかけ、起きてこなければ10分後に声をかける。 ・2回の声かけで起きてこなければ、どうするかを本人に聞く。
※ 本来は「どうする?」はNGワードですが、このお子さんとお母さんの関係からこうなりました。
・「欠席」or「遅刻」に関しては自分で親に伝える。 ・親が「欠席」or「遅刻」の連絡を学校にいれる。 ・連続で休んだときは不登校解決相談所や父親が話しをする。 ・ガンバっている姿が見られればいいが、見られない場合は高校を諦め働く。
※ 家を出て働き、自分のお金で「行きたい高校」に行くのは良いことであると伝えてあります。
それからは、毎週金曜日の夜にお子さん、私、親御さんで1週間の反省会を行いました。
ガンバれたときは、大人3人がたくさん褒めて、ガンバリが続くようにします。
参加しなかった授業が多いときは、不登校解決相談所が注意をします。
ただ、お父さんやお母さんには下記のように言っていただきました。
「先生、この子はガンバっていました。」 「多分、今週は疲れてしまったんだと思います。」 「来週は全ての授業に参加してくれると思います。」 「大丈夫だよな!」 「来週はガンバレるな!」など
不登校解決相談所が「怒る役」、お母さんとお父さんには「褒める役」「認める役」を尾根がしたのです。
このお子さんは、2学期、3学期と登校を継続しました。
しかし、不登校解決相談所が対応を始めてから、すぐに「毎日完全登校」ができたわけではありません。
休んでしまうこともありましたし、遅刻することもありました。
そんな中、2020年の2月の後半には、下記のような状態になっていました。
「欠席できるのは残り2日のみ。」
本当にギリギリの状態になってしまいました。
もし、コロナやインフルエンザにかかり、出席停止になってしまったら、その時点で留年が決定してしまいます。
※ 学校が出席停止を指示しても、単位的には欠席とカウントされます。
また、最後の難関である期末テストも近づいていました。
ここで赤点をとることは出来ませんし、課題も必ず提出しなくてはなりません。
ガンバってはいたものの、ゲームやスマホ離れはできていない状態です。
私たち4人は、このように話しをしていました。
「ここまで来たんだから死んでもやりきろう!」 「コロナやインフルになっても黙って学校に行こう!(良くない考え方ですが。)」 「課題も写していいからドンドン終わらせよう!」
何とか1週間をガンバって、さらに課題も確実に終わらせた私たちに「嬉しい報告」がもたらされたのは2020年の2月27日のことです。
その日に「コロナにより全国の学校が臨時休校となる」ことが発表されたのです。
その子の高校では、翌日の金曜日からの「期末テストを行わない」ことが発表されました。
そして、翌週から「休校」になることとも伝えられたのです。
私たちは、何度も何度もこう話しました。
「本当にガンバって良かった!」 「諦めないで良かった!」 「これで留年はなくなった!」 「本当に良かった!」
もちろん、課題はしっかりとやらせました。
コロナのおかげ留年を免れた、このお子さんは高校を無事卒業し、有名私大に合格しました。
同じ年の同じ時期(2学期が始まった頃)に山梨県にお住まいのお母さんからも、高校生のお子さんの相談をいただきました。
ただ、お子さんの状況は静岡県にお住まいのお子さんより悪い状態です。
「あと2回休むと単位を落としてしまう教科があります。」 「欠席は残り10日しかありません。」 「学校に行けるようにするにはどうしたらいいですか?」
山梨県にお住まいのお子さんは、中学時代にも不登校を経験しています。
高校受験の為に中学3年生の時はガンバって登校したとのことです。
(中学3年生の欠席は18日だったそうです。)
このお子さんは家から遠い場所にある全日制高校に進学しました。
不登校を経験しているため、同じ学校の子がいない学校を選んだそうです。
同じような考えで高校を選ぶ子がいます。
静岡県にある不登校解決相談所が中学生の時に不登校を解決したお子さんでも同じような子はたくさんいます。
ただ、山梨県にお住まいのお子さんとは決定的に違う部分があります。
それは、不登校を解決して中学を卒業している部分です。
さらには、このように声をかけて続けてきました。
「自分の力で不登校を解決してスゴいよね!」 「これなら高校も続けられるね!」 「登校に1時間かかるけど、面倒と言って休んじゃダメだよ!」
山梨県にお住まいのこのお子さんは、希望していた高校に合格することができたそうです。
最初は笑顔で高校に通っていたそうですが、ゴールデンウィーク明けから登校をしぶるようになったそうです。
少しずつ欠席日数が増え、6月には完全不登校に戻ってしまいます。
理由は下記のものだと本人は言っていたそうです。
「クラスはつまらない!」 「あんな子たちと仲良くなれない!」 「学校全体が悪い雰囲気を出している!」 「場所が遠いから通うのもイヤ!」
お母さんに最初に話した理由が「クラスはつまらない」だったそうなので、主原因は「友だち関係」でしょう。
※ 後のカウンセリングで「クラスに友だちができなかった」ことが理由と言っていました。
無料相談をいただいたのが金曜日の夜で、「2回参加しないと単位を落とす」授業が月曜日とのことでした。
親御さんの希望により、私は日曜日に「突然の訪問カウンセリング」を行うことになりました。
私がお伺いすると、このお子さんは素直に会ってくれます。
そして、「学校に行けない理由」や「現在の状況」「留年後の進路」について話しをしました。
「留年はしたくない!」 「通信制高校には絶対に行きたくない!」
安易に「通信制高校」を選択する子が多い中、珍しい発言でした。
それならば、行うべきことは明白です。
とにかく月曜日の授業に参加しなければなりません。
また、私がカウンセラーとして出来る支援(学校の先生への「お願い」や「友だちの作り方」の練習など)と親御さんが出来る支援についても話しました。
すると、このお子さんはこう言いました。
「学校まで来るまで送って欲しい!」 「そうしたらガンバレルかもしれない!」
私は親御さんに@学校へ車で送ってもらう」ことをお願いをします。
すると親御さんはこのように仰いました。
「車で送るのがクセになったりしませんか?」 「送るのが当然になると困るのですが。」
お仕事の関係を聞くと、お母さんは専業主婦とのことでした。
私はこのようにお伝えします。
「電車とバスを使って自分で行くのが普通ですよね!」 「でも今は、その普通が出来ないのです。」 「登校が安定するまで、送ってあげてはいかがでしょう。」 「送らないで留年より、送って卒業の方が良くないですか?」
山梨県にお住まいのお母さんは、カウンセリングは「その都度、その都度、申し込む」と仰っていました。
もちろん、カウンセリングの回数を減らして「ゆっくり」不登校を解決して行く方法もあります。
親御さんが「その方針」を選択したのであれば、不登校解決相談所は「その方針」を尊重します。
ただ、カンセリングの回数が決まっていないと言うことは、親御さんや学校の先生が主になって動くということになります。
同じような高校生の不登校解決事例では、最初のカウンセリングでこう言いました。
「学校に行かなければ、先生が迎えに来るからね!」
→他の「高校生の不登校解決事例」はコチラをご覧ください。 これは、定期的に訪問カウンセリングを申し込んでいただいている方に使える言葉です。
なぜなら「迎えに来る」と言って、「迎えに行かない」対応をすれば、不登校の子どもはこのように思うからです。
「先生は迎えに来るというけど、前も来なかった!」 「だから今回も来ないはず!」 「先生は口ばっかりだからウソを付けば大丈夫だ!」
初回のカウンセリングが終わったあと、私はお母さんにお子さんの言葉を伝えました。
すると、お母さんはこう仰っていました。
「良かったです!」 「月曜日は行くんですね!」 「私は車で送ればいいんですね!」
月曜日に登校できたときは、「即時確認」「即時称揚」を行うことを推奨しました。
→「即時確認」「即時称揚」で「やる気」を継続! ご希望があれば、電話で励ます旨も伝えます。
ただ、お母さんはこのように仰いました。
「お願いするときは、また、連絡します。」
山梨県にお住まいのお子さんは月曜日に学校に行けたそうです。
もちろん、お母さんも車で送って下さいました。
そして、火曜日も登校できたそうです。
しかし、水曜日の朝は登校をしぶります。
それでも、3時間目からは登校できたとのことでした。
ただ、木曜日は布団から出てこなかったそうです。
そして、そのまま学校を休みました。
金曜日も同様に布団から出てこなかったそうです。
静岡県にある不登校解決相談所に、2回目の相談依頼が来たのは金曜日の夜の事でした。
「月曜日は登校したことで、残り2回はキープできました。」 「火曜日も何とか学校に行きました。」 「水曜日は朝、登校をしぶったのですが遅刻でいくことができました。」 「ただ、木、金と休んでしまいました。」 「本人と話しをしようとしても、私や父親と話そうとしません。」 「また、日曜日に来てもらえませんか?」
訪問カウンセリングの依頼を受けた私は、日曜日に山梨県にお伺いしました。
親御さんとは「話しをしない」ということで、心配をしていましたが、私が行くとすんなりと部屋に入れてくれました。
私は「月火水」とがんばった事をたくさん褒めました。
また、「ガンバった」理由を聞き、それを褒めたり、認めたりしました。
同時に木曜日と金曜日に登校できなかった理由も聞きました。
「学校に行っても1人なのでつまらないんです。」 「木曜日は体が疲れていたこともあって休みました。」 「正直、金曜日は面倒だったので・・・・。」
正直に話しをしてくれました。
私はこのお子さんに、このように伝えました。
「大変なのは分かるよ!」 「でも、自分の希望の為にガンバろう!」 「もちろん、友だちのことやクラスのことは先生に相談をしていこう!」 「自分で言いづらいと思うなら、お母さんに言ってもらおう!」 「(不登校解決相談所)先生が言うこともできるからお母さんと相談するね!」 「(不登校解決相談所)先生に良い報告が出来るように来週もガンバってね!」
私は親御さんに、今後の対応を伝えます。
・ガンバリを褒めること。認めること。 ・学校の先生にも声をかけてもらうこと。 ・学校の先生にもガンバリを褒めてもらうこと。 ・先生から意図的に声をかけてもらうこと。 ・友だち関係について協力してもらうこと。
・学校や家で愚痴を言える存在をつくること。など
可能であれば、不登校解決相談所が支援をしたい部分を、学校の先生にお願いしてもらいました。
ただ、高校の先生で細かい支援をして下さる先生は少ないのが現状です。
1週間後。
お母さんから同じ報告がありました。
月火水とガンバったようですが、木金と休んでしまったとのことです。
月火水とガンバっているので、学校の先生が上手に支援をしてくれれば・・・・。
お母さんは、学校の先生に支援をお願いしたようですが、このように言われたそうです。
「可能な限り支援はしますが・・・。」 「ムリをさせるのは良くないのではないですか?」 「今はゆっくり休んで、来年、1からガンバるのはどうですか?」
お母さんは電話カウンセリングの依頼を下さりました。
私は3日間ガンバったことを褒め、認めました。
ただ、学校の状態は全く変わっていないようです。
このお子さんは翌週もガンバって登校しました。
しかし、木金は学校を休んでしまったそうです。
その結果、学校から「留年が決まりました。」と連絡があったそうです。
不登校を解決する方法はたくさんあります。
静岡県にある不登校解決相談所では、お子さんの状況や親御さんの考えをもとに、不登校を解決する対応を提案させていただいております。
もちろん、豊富な不登校解決実績のある不登校解決相談所の代表が直接、対応をすることで不登校は早く解決します。
しかし、親御さんには様々な事情があります。
そのため、静岡県にある不登校解決相談所では、理想の対応を押しつけることはしておりません。
不登校のお子さん1人ひとり、親御さん1人ひとりの現実に沿って対応を提案させていただいております。
山梨県にお住まいのこのお子さんは、私がカウンセリングをすることで「やる気」を出してくれました。
しかし、不登校解決相談所がカウンセリングを1回、行ったからと言って不登校が完全に解決するわけではありません。
大切なのは、子どもの「やる気」を継続させ、登校を継続できるようにすることです。
このお子さんが中学生であれば、月に2回程度の訪問カウンセリングでも良かったかもしれません。
全く登校できなかった不登校の子どもが、月火水と登校できるようになったからです。
しかし、このお子さんは高校生でした。
さらには、相談をいただいた時点で残りの欠席日数は10日しかありませんでした。
もし、不登校になってすぐに相談をいただいていれば・・・・。
2ヶ月後、山梨県にお住まいのお母さんから依頼があり、私は電話でこのお子さんと話しをしました。
2時間ほど話しをした後、このお子さんはこう言ってくれました。
「通信制高校を3年で卒業できるようにガンバります!」
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
24/12/02
24/11/25
TOP
もう少し早く相談があれば「留年」せずに・・・
1.高校から留年についての連絡が!
2.親がムリヤリ連れてきて大丈夫?
3.会う前に「発言を予測」して対応を用意しておく!
4.2ヶ月の不登校で「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
5.留年しないように全員で欠席日数を共有!
6.現実を受け入れ動き出す不登校の高校生
7.不登校を解決するための役割分担を決める!
8.事前に決めた具体的な褒め方、叱り方を実行!
9.3学期も残り1ヶ月!2日休むと留年決定!
10.コロナで臨時休校!課題を提出で進級決定!
11.10日休むと留年が決まる高校生の相談
12.不登校(傾向)のまま遠い高校に進学
13.「遠い高校に行きたくない!」と言って不登校に
14.留年はしたくない!今の高校にいたい!
15.「車で送らず留年」と「車で送って卒業」なら?
16.カウンセリングの回数で声かけの内容を変える!
17.ガンバった時は「即時確認」「即時称揚」でやる気継続!
18.カウンセリング後、3日連続で登校継続!
19.3日連続登校の後、2日欠席の理由は?
20.不登校を解決するために必要な対応を親へ伝える
21.カウンセリング後はガンバれるけど・・・
22.カウンセリングが多ければ不登校は早く解決する!
23.不登校になってすぐに相談があれば・・・
1.高校から留年についての連絡が!
静岡県にお住まいの親御さんから、高校生のお子さんの不登校相談をいただいたのは、2学期が始まってすぐのことでした。
「高校2年生の息子が不登校になりました。」
「新しいクラスで友だちが出来なかったようです。」
「ムリをさせないほうが良いと言われたので欠席を認めていました。」
このお母さんも、間違った対応をしてしまったようです。
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
「先日、高校から連絡がありました。」
『この状態が続けば遅くとも1ヶ月以内に留年が決まります。』
『留年をしてもいいと思いますが・・・。』
『お子さんに合った進路を考えてみてもいいと思います。』
『通信制高校などであれば、通学せずに高卒の資格を得ることができますよ!』
高校はこのお子さんの隊長を心配?したのか、転校を勧めてきたそうです。
2.親がムリヤリ連れてきて大丈夫?
静岡県にお住まいのお母さんは、対面カウンセリングを希望して下さいました。
裾野市に来ることが出来るかをたずねると、お母さんは下記のように仰いました。
「父親が必ず連れて行くと言っています。」
「まだまだ、父親が怖いようなので大丈夫だと思います。」
もちろん、理想を言わせてもらうと「子どもが自ら相談したい!」と思うことが大切です。
静岡県にある不登校解決相談所では、不登校のお子さんが「その人なら会ってもいいかな!」と言うようにする支援や対応、声かけを提案させていただいています。
少しでも理想に近づいた方が、その後の対応をしやすくなることが分かっているからです。
→「大人と子どものカウンセリングの違い」についてはコチラをご覧ください。
ただ、不登校の高校生に対しては「ゆっくり」していられない理由があります。
このお子さんの事例も「ゆっくり」と理想を目指している時間はありません。
この事例のように、お父さんが「半強制」で不登校解決相談所に連れてくることは、間違った対応ではありません。
3.会う前に「発言を予測」して対応を用意しておく!
静岡県にある不登校解決相談所では、対面カウンセリングの前に、お子さんの状態や性格、学校の対応や様子、親が行ってきた対応や子どもとの関係などを教えていただきます。
もちろん、お子さんの趣味や好きなことについても教えていただきます。
そして、これらの情報をもとに、最初のカウンセリングで話す内容を事前に決めておきます。
もちろん、「お父さんに半強制で連れてこられた」という状況も利用します。
このように、親御さんから「たくさんの情報」をいただくことで、「先を読む対応」や「事前支援」として何をすればいいのかがハッキリいます。
→不登校の子どもへの「先を読む対応」や「事前支援」って何?
このように、事前に準備をするからこそ、静岡県にある不登校解決相談所の不登校解決率はとても高いのです。
4.2ヶ月の不登校で「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
お父さんと一緒にきた、このお子さんは「おとなしくて真面目」なタイプの子でした。
自分から声をかけるのが苦手なタイプでもあります。
勉強の能力に関しては私立の進学校に通っていることから、高いように感じました。
しかし、約2ヶ月の「不登校で好きなことだけ生活」の影響で、宿題や勉強を全くやらない状態になっています。
反面、ゲームやスマホの時間はとても長くなっています。
1日10時間はゲームをやるのが普通の状態になってしまっていたのです。
→「ゲーム依存」や「スマホ依存」についてはコチラをご覧ください。
5.留年しないように全員で欠席日数を共有!
親御さんには、「留年決定までの詳しい資料」の請求をお願いしておきました。
それぞれの教科を何回休むと単位を未修得となるかの出席確認資料です。
また、このような打ち合わせもしていました。
「現在はギリギリの状態です。」
「ただ、1回のカウンセリングで不登校が解決するわけではありません。」
「その後の、支援が必要になります。」
「ゲーム依存やスマホ依存に近い状態を考えると、本当にギリギリで進級になるかもしれません。」
「そうであれば、『留年までのデータ』を全員で共有して支援をすることが大切です。」
お母さんから下記のような質問をいただきました。
「データを見せると、後○日は休んで大丈夫と考えるのではありませんか?」
「そうすると、怠けて休む日が増えるのではないですか?」
私はこうお答えします。
「仰る事はその通りです。」
「ただ、今がもうギリギリなんです。」
「全員がデータを共有すれば登校の声かけをしやすくなります。」
「怠けて欠席するのはダメと言うのは私が注意をしていきます。」
「もちろん、怠けて休む日もあると思いますが、それは許してあげて下さい。」
「私が怒る役、注意をする役をしますので、大崩れすることはないと思います。」
6.現実を受け入れ動き出す不登校の高校生
初めての対面カウンセリングは、私とお子さんの2人で行いました。
最初はデータを見せず、不登校高校生のリアルな話しをします。
このお子さんは「大学に行きたい」という意志を持っていたので「通信制高校から大学進学の大変さについて」の話しもしました。
→通信制高校の大学合格実績は本当だけどウソ!
また、現在の状況が本当にギリギリであることも伝えます。
もちろん、子どもにとって耳の痛い話しばかりはしません。
趣味の話しや面白い話しなどもしました。
コレにより、このお子さんは少しずつ登校することを自分で決めたのです。
7.不登校を解決するための役割分担を決める!
2日後には2回目の対面カウンセリングはお子さん、親御さんと不登校解決相談所の4人で行いました。
学校からいただいたデータを元に、4人で支援や対応を検討します。
そこで、決めたのは下記のような内容です。
・「今月」「来月」「次の月」と3月までの大まかな目標を決める。
・週に1回の対面カウンセリングで、毎週の実現状態を確認する。
・同時に学校の課題などを一緒にやったり、管理したりする。
・目標の達成状況によっては、ゲームやスマホを没収することもあると伝える。
・「怠け」で休まないように気をつける。
また、親御さんの対応や支援についても話し合いました。
・朝、○時に声をかけ、起きてこなければ10分後に声をかける。
・2回の声かけで起きてこなければ、どうするかを本人に聞く。
※ 本来は「どうする?」はNGワードですが、このお子さんとお母さんの関係からこうなりました。
・「欠席」or「遅刻」に関しては自分で親に伝える。
・親が「欠席」or「遅刻」の連絡を学校にいれる。
・連続で休んだときは不登校解決相談所や父親が話しをする。
・ガンバっている姿が見られればいいが、見られない場合は高校を諦め働く。
※ 家を出て働き、自分のお金で「行きたい高校」に行くのは良いことであると伝えてあります。
8.事前に決めた具体的な褒め方、叱り方を実行!
それからは、毎週金曜日の夜にお子さん、私、親御さんで1週間の反省会を行いました。
ガンバれたときは、大人3人がたくさん褒めて、ガンバリが続くようにします。
参加しなかった授業が多いときは、不登校解決相談所が注意をします。
ただ、お父さんやお母さんには下記のように言っていただきました。
「先生、この子はガンバっていました。」
「多分、今週は疲れてしまったんだと思います。」
「来週は全ての授業に参加してくれると思います。」
「大丈夫だよな!」
「来週はガンバレるな!」など
不登校解決相談所が「怒る役」、お母さんとお父さんには「褒める役」「認める役」を尾根がしたのです。
9.3学期も残り1ヶ月!2日休むと留年決定!
このお子さんは、2学期、3学期と登校を継続しました。
しかし、不登校解決相談所が対応を始めてから、すぐに「毎日完全登校」ができたわけではありません。
休んでしまうこともありましたし、遅刻することもありました。
そんな中、2020年の2月の後半には、下記のような状態になっていました。
「欠席できるのは残り2日のみ。」
本当にギリギリの状態になってしまいました。
もし、コロナやインフルエンザにかかり、出席停止になってしまったら、その時点で留年が決定してしまいます。
※ 学校が出席停止を指示しても、単位的には欠席とカウントされます。
また、最後の難関である期末テストも近づいていました。
ここで赤点をとることは出来ませんし、課題も必ず提出しなくてはなりません。
ガンバってはいたものの、ゲームやスマホ離れはできていない状態です。
私たち4人は、このように話しをしていました。
「ここまで来たんだから死んでもやりきろう!」
「コロナやインフルになっても黙って学校に行こう!(良くない考え方ですが。)」
「課題も写していいからドンドン終わらせよう!」
10.コロナで臨時休校!課題を提出で進級決定!
何とか1週間をガンバって、さらに課題も確実に終わらせた私たちに「嬉しい報告」がもたらされたのは2020年の2月27日のことです。
その日に「コロナにより全国の学校が臨時休校となる」ことが発表されたのです。
その子の高校では、翌日の金曜日からの「期末テストを行わない」ことが発表されました。
そして、翌週から「休校」になることとも伝えられたのです。
私たちは、何度も何度もこう話しました。
「本当にガンバって良かった!」
「諦めないで良かった!」
「これで留年はなくなった!」
「本当に良かった!」
もちろん、課題はしっかりとやらせました。
コロナのおかげ留年を免れた、このお子さんは高校を無事卒業し、有名私大に合格しました。
11.10日休むと留年が決まる高校生の相談
同じ年の同じ時期(2学期が始まった頃)に山梨県にお住まいのお母さんからも、高校生のお子さんの相談をいただきました。
ただ、お子さんの状況は静岡県にお住まいのお子さんより悪い状態です。
「あと2回休むと単位を落としてしまう教科があります。」
「欠席は残り10日しかありません。」
「学校に行けるようにするにはどうしたらいいですか?」
山梨県にお住まいのお子さんは、中学時代にも不登校を経験しています。
高校受験の為に中学3年生の時はガンバって登校したとのことです。
(中学3年生の欠席は18日だったそうです。)
12.不登校(傾向)のまま遠い高校に進学
このお子さんは家から遠い場所にある全日制高校に進学しました。
不登校を経験しているため、同じ学校の子がいない学校を選んだそうです。
同じような考えで高校を選ぶ子がいます。
静岡県にある不登校解決相談所が中学生の時に不登校を解決したお子さんでも同じような子はたくさんいます。
ただ、山梨県にお住まいのお子さんとは決定的に違う部分があります。
それは、不登校を解決して中学を卒業している部分です。
さらには、このように声をかけて続けてきました。
「自分の力で不登校を解決してスゴいよね!」
「これなら高校も続けられるね!」
「登校に1時間かかるけど、面倒と言って休んじゃダメだよ!」
13.「遠い高校に行きたくない!」と言って不登校に
山梨県にお住まいのこのお子さんは、希望していた高校に合格することができたそうです。
最初は笑顔で高校に通っていたそうですが、ゴールデンウィーク明けから登校をしぶるようになったそうです。
少しずつ欠席日数が増え、6月には完全不登校に戻ってしまいます。
理由は下記のものだと本人は言っていたそうです。
「クラスはつまらない!」
「あんな子たちと仲良くなれない!」
「学校全体が悪い雰囲気を出している!」
「場所が遠いから通うのもイヤ!」
お母さんに最初に話した理由が「クラスはつまらない」だったそうなので、主原因は「友だち関係」でしょう。
※ 後のカウンセリングで「クラスに友だちができなかった」ことが理由と言っていました。
14.留年はしたくない!今の高校にいたい!
無料相談をいただいたのが金曜日の夜で、「2回参加しないと単位を落とす」授業が月曜日とのことでした。
親御さんの希望により、私は日曜日に「突然の訪問カウンセリング」を行うことになりました。
私がお伺いすると、このお子さんは素直に会ってくれます。
そして、「学校に行けない理由」や「現在の状況」「留年後の進路」について話しをしました。
「留年はしたくない!」
「通信制高校には絶対に行きたくない!」
安易に「通信制高校」を選択する子が多い中、珍しい発言でした。
それならば、行うべきことは明白です。
とにかく月曜日の授業に参加しなければなりません。
また、私がカウンセラーとして出来る支援(学校の先生への「お願い」や「友だちの作り方」の練習など)と親御さんが出来る支援についても話しました。
すると、このお子さんはこう言いました。
「学校まで来るまで送って欲しい!」
「そうしたらガンバレルかもしれない!」
15.「車で送らず留年」と「車で送って卒業」なら?
私は親御さんに@学校へ車で送ってもらう」ことをお願いをします。
すると親御さんはこのように仰いました。
「車で送るのがクセになったりしませんか?」
「送るのが当然になると困るのですが。」
お仕事の関係を聞くと、お母さんは専業主婦とのことでした。
私はこのようにお伝えします。
「電車とバスを使って自分で行くのが普通ですよね!」
「でも今は、その普通が出来ないのです。」
「登校が安定するまで、送ってあげてはいかがでしょう。」
「送らないで留年より、送って卒業の方が良くないですか?」
16.カウンセリングの回数で声かけの内容を変える!
山梨県にお住まいのお母さんは、カウンセリングは「その都度、その都度、申し込む」と仰っていました。
もちろん、カウンセリングの回数を減らして「ゆっくり」不登校を解決して行く方法もあります。
親御さんが「その方針」を選択したのであれば、不登校解決相談所は「その方針」を尊重します。
ただ、カンセリングの回数が決まっていないと言うことは、親御さんや学校の先生が主になって動くということになります。
同じような高校生の不登校解決事例では、最初のカウンセリングでこう言いました。
「学校に行かなければ、先生が迎えに来るからね!」
→他の「高校生の不登校解決事例」はコチラをご覧ください。
これは、定期的に訪問カウンセリングを申し込んでいただいている方に使える言葉です。
なぜなら「迎えに来る」と言って、「迎えに行かない」対応をすれば、不登校の子どもはこのように思うからです。
「先生は迎えに来るというけど、前も来なかった!」
「だから今回も来ないはず!」
「先生は口ばっかりだからウソを付けば大丈夫だ!」
17.ガンバった時は「即時確認」「即時称揚」でやる気継続!
初回のカウンセリングが終わったあと、私はお母さんにお子さんの言葉を伝えました。
すると、お母さんはこう仰っていました。
「良かったです!」
「月曜日は行くんですね!」
「私は車で送ればいいんですね!」
月曜日に登校できたときは、「即時確認」「即時称揚」を行うことを推奨しました。
→「即時確認」「即時称揚」で「やる気」を継続!
ご希望があれば、電話で励ます旨も伝えます。
ただ、お母さんはこのように仰いました。
「お願いするときは、また、連絡します。」
18.カウンセリング後、3日連続で登校継続!
山梨県にお住まいのお子さんは月曜日に学校に行けたそうです。
もちろん、お母さんも車で送って下さいました。
そして、火曜日も登校できたそうです。
しかし、水曜日の朝は登校をしぶります。
それでも、3時間目からは登校できたとのことでした。
ただ、木曜日は布団から出てこなかったそうです。
そして、そのまま学校を休みました。
金曜日も同様に布団から出てこなかったそうです。
静岡県にある不登校解決相談所に、2回目の相談依頼が来たのは金曜日の夜の事でした。
19.3日連続登校の後、2日欠席の理由は?
「月曜日は登校したことで、残り2回はキープできました。」
「火曜日も何とか学校に行きました。」
「水曜日は朝、登校をしぶったのですが遅刻でいくことができました。」
「ただ、木、金と休んでしまいました。」
「本人と話しをしようとしても、私や父親と話そうとしません。」
「また、日曜日に来てもらえませんか?」
訪問カウンセリングの依頼を受けた私は、日曜日に山梨県にお伺いしました。
親御さんとは「話しをしない」ということで、心配をしていましたが、私が行くとすんなりと部屋に入れてくれました。
私は「月火水」とがんばった事をたくさん褒めました。
また、「ガンバった」理由を聞き、それを褒めたり、認めたりしました。
同時に木曜日と金曜日に登校できなかった理由も聞きました。
「学校に行っても1人なのでつまらないんです。」
「木曜日は体が疲れていたこともあって休みました。」
「正直、金曜日は面倒だったので・・・・。」
正直に話しをしてくれました。
20.不登校を解決するために必要な対応を親へ伝える
私はこのお子さんに、このように伝えました。
「大変なのは分かるよ!」
「でも、自分の希望の為にガンバろう!」
「もちろん、友だちのことやクラスのことは先生に相談をしていこう!」
「自分で言いづらいと思うなら、お母さんに言ってもらおう!」
「(不登校解決相談所)先生が言うこともできるからお母さんと相談するね!」
「(不登校解決相談所)先生に良い報告が出来るように来週もガンバってね!」
私は親御さんに、今後の対応を伝えます。
・ガンバリを褒めること。認めること。
・学校の先生にも声をかけてもらうこと。
・学校の先生にもガンバリを褒めてもらうこと。
・先生から意図的に声をかけてもらうこと。
・友だち関係について協力してもらうこと。
・学校や家で愚痴を言える存在をつくること。など
可能であれば、不登校解決相談所が支援をしたい部分を、学校の先生にお願いしてもらいました。
ただ、高校の先生で細かい支援をして下さる先生は少ないのが現状です。
21.カウンセリング後はガンバれるけど・・・
1週間後。
お母さんから同じ報告がありました。
月火水とガンバったようですが、木金と休んでしまったとのことです。
月火水とガンバっているので、学校の先生が上手に支援をしてくれれば・・・・。
お母さんは、学校の先生に支援をお願いしたようですが、このように言われたそうです。
「可能な限り支援はしますが・・・。」
「ムリをさせるのは良くないのではないですか?」
「今はゆっくり休んで、来年、1からガンバるのはどうですか?」
お母さんは電話カウンセリングの依頼を下さりました。
私は3日間ガンバったことを褒め、認めました。
ただ、学校の状態は全く変わっていないようです。
このお子さんは翌週もガンバって登校しました。
しかし、木金は学校を休んでしまったそうです。
その結果、学校から「留年が決まりました。」と連絡があったそうです。
22.カウンセリングが多ければ不登校は早く解決する!
不登校を解決する方法はたくさんあります。
静岡県にある不登校解決相談所では、お子さんの状況や親御さんの考えをもとに、不登校を解決する対応を提案させていただいております。
もちろん、豊富な不登校解決実績のある不登校解決相談所の代表が直接、対応をすることで不登校は早く解決します。
しかし、親御さんには様々な事情があります。
そのため、静岡県にある不登校解決相談所では、理想の対応を押しつけることはしておりません。
不登校のお子さん1人ひとり、親御さん1人ひとりの現実に沿って対応を提案させていただいております。
23.不登校になってすぐに相談があれば・・・
山梨県にお住まいのこのお子さんは、私がカウンセリングをすることで「やる気」を出してくれました。
しかし、不登校解決相談所がカウンセリングを1回、行ったからと言って不登校が完全に解決するわけではありません。
大切なのは、子どもの「やる気」を継続させ、登校を継続できるようにすることです。
このお子さんが中学生であれば、月に2回程度の訪問カウンセリングでも良かったかもしれません。
全く登校できなかった不登校の子どもが、月火水と登校できるようになったからです。
しかし、このお子さんは高校生でした。
さらには、相談をいただいた時点で残りの欠席日数は10日しかありませんでした。
もし、不登校になってすぐに相談をいただいていれば・・・・。
2ヶ月後、山梨県にお住まいのお母さんから依頼があり、私は電話でこのお子さんと話しをしました。
2時間ほど話しをした後、このお子さんはこう言ってくれました。
「通信制高校を3年で卒業できるようにガンバります!」
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
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