高校生の不登校を解決したところ、同じ学校、同じクラスの不登校の親からも相談が!

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高校生の不登校を解決したところ、同じ学校、同じクラスの不登校の親からも相談が!

不登校解決事例

2023/06/02 高校生の不登校を解決したところ、同じ学校、同じクラスの不登校の親からも相談が!

不登校になりやすいのは真面目でガンバリ屋な子ども

 

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1.留年まで後2週間!高校1年生の不登校相談
2.真面目で努力家の女の子は不登校になりやすい
3.部活、宿題、予習、復習を完璧にこなそうとする
4.高校を選ぶときは子どもの性格も考慮して!
5.各進路のメリットとデメリットをリアルな声で紹介
6.部活顧問の心のこもった支援で安心する
7.同じクラスに3人の不登校がいる!?
8.同じクラスの子が不登校になってしまったのはテスト返却のせい?
9.担任の先生が子どもの意見に耳を傾けてくれた!
10.同じクラスの不登校2人の親から相談をもらう

 

 

1.留年まで後2週間!高校1年生の不登校相談

 

昨年の10月頃、高校1年生の不登校の相談をいただきました。

 

残り2週間ほど休んでしまうと、留年となってしまうお子さんです。

 

私と会う前の彼女はこのように言っていたそうです。

 

「もう今の学校には行けない!」
「専門学校か通信制高校に行く!」

 

彼女が通っていたのは、その地域ではトップ3に入る進学校だったこともあり、このような気持ちもあったようです。

 

「戻っても、勉強についていけない!」

 

 

2.真面目で努力家の女の子は不登校になりやすい

 

私が彼女の話を聞くと、彼女の本音が見えてきました。

 

「テストの順位が下位であることへの恥ずかしさ。」
「授業進度が早いため、理解が追いつかない自分への苛立ち。」
「宿題の多さと反比例する達成感の低さ。」

 

お母さんに娘さんの性格を聞くと、このようにおっしゃっていました。

 

「娘は努力化タイプです。」
「中学校の成績も、努力をして上げました。」
「性格的にも真面目で、手抜きやズルはしません。」

 

予想通り、彼女は真面目でガンバリ屋さんでした。

 

 

3.部活、宿題、予習、復習を完璧にこなそうとする

 

彼女は進学校にギリギリの成績で滑り込んだようです。

 

そのため、高校での成績は下位でした。

 

真面目な性格ですので、コツコツと努力をしていたようです。

 

しかし、授業の進度が速いこともあり、どんどん心に余裕がなくなっていきます。

 

学校を休み始める少し前は、このような生活だったそうです。

 

・部活の朝練に参加する。
・学校で授業を受ける。
・放課後、部活に参加する。
・8時位に帰宅する。
・食事と過眠をとる。
・明け方3時位に起きて宿題や復習、予習を行う。

 

真面目な性格のため、全てを完璧にしようとしてしまったようです。

 

 

4.高校を選ぶときは子どもの性格も考慮して!

 

私も中学3年生の担任を何度もおこなったことがあります。

 

その経験の中で、親御さんからこのような相談を多くいただきました。

 

「A高校とB高校、どっちが息子に合っていると思いますか?」
「ギリギリでも偏差値の高いA高校に行った方がいいですか?」
「それとも、1つランクの低いB高校に行った方がいいですか?」

 

このような相談に対して、私はその子の性格を考えて助言をさせていただきました。

 

「○○くんはマイペースで他の子と自分を比べないので、ギリギリでもA高校に行った方がいいかもしれません。」
「△△さんは周りの目を気にするタイプですので、A高校に行って下位になるより、B高校へ行って上位にいるほうが力を発揮できるのではないでしょうか?」など

 

ただ、彼女もお母さんも、中学校3年生の時の担任も、そこまでは考えていなかったようです。

 

 

5.各進路のメリットとデメリットをリアルな声で紹介

 

私は彼女に様々な情報を与えました。

 

・今の高校に残った場合のメリットとデメリット。
・専門学校に行った場合のメリットとデメリット。
・通信制高校に行った場合のメリットとデメリット。
・同じような子どもの成功例と失敗例。
・その子たちの喜びと悲しみ。
・今の高校に残る場合の再登校への不安やその解消法。
・専門学校に行った場合の心構えと行動。
・通信制高校へ行った場合の心構えと行動。など

 

最終的に彼女は、今の高校に残る選択をしました。

 

 

6.部活顧問の心のこもった支援で安心する

 

今の学校に残る選択をした彼女は、登校を再開しました。

 

もちろん、お母さんと私は、本人を支援するとともに、高校の先生に学校での支援をお願いしました。

 

ただ、高校は義務教育ではありません。

 

そのため、小学校や中学校のような支援はあまり期待できません。

 

それでも部活の先生は彼女のことを気にとめて下さっていたようで、声かけをして下さったり、成績についての話をして下さったりしました。

 

久しぶりに登校した日の夜、彼女に話を聞くと彼女はこのように言っていました。

 

「顧問の□□先生が抱きしめてくれた。」
「他の部員がいたから少し恥ずかしかったけど嬉しかった。」
「部活の友達もたくさん声をかけてくれた!」

 

 

7.同じクラスに3人の不登校がいる!?

 

登校を始めた後も、彼女のカウンセリングは続けさせてもらいました。

 

彼女は私に学校での出来事や感じたことなど、たくさんの事を話してくれました。

 

現在、顧問の先生や家族の支援もあり、彼女は元気を取り戻し、休むことなく登校することが出来ています。

 

ただ、あるとき彼女がこのようなことを言いました。

 

「今、クラスには不登校が3人いるんだ。」
「1人は私より前に不登校になった子(留年決定の可能性大)。」
「あと2人は最近、学校に来なくなったんだ。」

 

 

8.同じクラスの子が不登校になってしまったのはテスト返却のせい?

 

彼女は、こう話を続けました。

 

「少し前に漢字の小テスト(担任が国語担当)をしたんだ。」
「担任の先生は、いつも成績順に小テストを返すんだよね!」
「その時に同率ビリだった子が5人いて、そのうちの2人が不登校になり始めてるんだ。」

 

昔はテストの順位を張り出したり、発表したりすることがありました。

 

しかし、今の時代にそのようなことをすることはほとんどありません。

 

もちろん、その子たちが不登校になった原因がテスト返却とは限りません。

 

それでも、その返却方法には少し危険を感じました。

 

その子たちについて、私は彼女と話をしました。

 

 

9.担任の先生が子どもの意見に耳を傾けてくれた!

 

数日後、彼女から私に電話がかかってきました。

 

「(先生!(私のことです)」
「友だちと担任の先生に相談したよ!」
「そうしたら、担任の先生はすぐに分かってくれた!」
「そして、これからは番号順にテストを返すって言ってくれたよ!」
「先生は、テストが悪い子にガンバってもらいたかったんだって!」
「でも、それで傷付く可能性がある子がいることも分かってくれたよ!」

 

また、このようにも言っていました。

 

「お母さんが不登校になった子のお母さんと友だちなんだって。」
「だから先生(不登校解決相談所)のことを伝えておくって!」
「相談が来たら、その子の相談にのってあげてね!」

 

 

10.同じクラスの不登校2人の親から相談をもらう

 

先日、同じクラスのお母さん2人から相談の電話がありました。

 

どちらのお子さんも、昨年度はギリギリ留年にはならなかったそうです。

 

ただ、2人ともゴールデンウィーク明けから不登校に戻ってしまったとのことでした。

 

私は2人のお母さんに対応のアドバイスをさせていただきました。

 

それにより1人のお子さんは、登校を始めることができたようです。

 

もう1人のお子さんは、お母さんの働きかけだけでは動き出せなかったようで、今週、私が訪問カウンセリングを行う事になっています。

 

 

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