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不登校の子どもが9月1日(2学期)から登校開始の嬉しい報告がたくさん届いています!
1.9月1日(2学期)から登校開始の報告多数! 2.不登校の子どもが登校することを選んだ理由は? 3.不登校を解決しやすい「理想の時期」は夏休み前~夏休み中だが・・・ 4.理想の時期に相談が減り、困難な時期に相談が増える 5.休み中に子どもが安定することで親も相談をしなくなる 6.夏休みは自分だけではなく誰もが学校を休む時期! 7.夏休み前半は心にゆとりがあるが後半は切羽詰まる 8.理想の時期の登校刺激は反発が少なく親も楽(らく)! 9.姉が不登校になり弟も不登校になった姉弟 10.親は不登校の子どもに何も言えない関係になっていた 11.①担任の先生が提案 ②不登校解決相談所が実行 12.「正しい褒め方」と「褒める連携」で効果をUP! 13.苦手な作文や感想文は一緒に作成! 14.姉弟が2学期初日から毎日、登校! 15.電話カウンセリングのみで9月1日(2学期)から登校開始! 16.「ムリをさせない」対応で昼夜逆転、ゲーム依存に! 17.宿題の確認をするのは子どもを信じていない証拠? 18.毎日、「宿題をやってるよ!」と言う子ども 19.「僕を信じてくれないの!」と宿題の確認を拒否 20.「夜はゲームをやってない!でもwifiは切るな!」なぜ? 21.「宿題はやってないけど勉強動画を見ていた?」本当に? 22.夏休みの後半は一緒に宿題をやったお父さん 23.宿題を終えたことで達成感と父への感謝で登校開始! 24.不登校の解決には「正しい対応」と「タイミング(時期)」が大切!
6月~8月上旬にかけて新たに不登校の相談をいただいたお母さん方から、2学期(9月1日)から登校を始めたという嬉しい報告た届いています。
中には、姉妹や兄弟で不登校だったお子さんが、2人とも登校を始めた報告もありました。
もちろん、それ以前から対応や支援、助言をさせていただいている親御さんからも、登校を継続している知らせが届いています。
毎年、9月1日になると「学校に行かなくてもいい!」というニュースが流れます。
もちろん、「死ぬほどツラい」のであれば学校に行く必要はないと思います。
ただ、不登校の理由が「ツラい」ではなく、「面倒」や「つまらない」の子どもに対して、「学校に行かなくていい!」と言っていいのでしょうか?
静岡県にある不登校解決相談所が対応や助言をした不登校のお子さんたちは、「9月1日(2学期)は学校に行かなくてもいい!」という世間の考えと違い、自分から登校を始めました。
不登校の子どもたちが9月1日(2学期)から、登校をすることを選んだ理由は下記の2つです。
・親や不登校解決相談所が夏休み前~夏休み前半に事前支援や声かけを行った。 ・親や不登校解決相談所の声かけや支援により、子どもが自信を取り戻した。
夏休み前~夏休みの前半は、不登校の子どもの心が落ちつく時期です。
実は「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのです。
しかし、それを知らない親御さんが、とても多く、せっかくの不登校解決チャンスを逃しているが実情です。
不登校解決相談所を設立してから、静岡県の教育委員会が主催している「不登校やひきこもりの合同無料相談会」に参加させていただいております。
参加当初の私は「合同無料相談会」の開催時期に対して、このような意見を教育委員会に伝えていました。
「不登校の解決には、夏休み前~夏休み前半の対応や支援が大切です!」 「それを考えると、合同無料相談会の開催は7月前半~7月後半がベストだと思います。」
しかし、「合同無料相談会」に参加させていただいた私は、理想と現実のギャップを感じました。
7月前半~7月後半、もしくは8月中に行われる「合同無料相談会」の相談者数と9月に行われる「合同無料相談会」の相談者数が全く違ったからです。
不登校解決相談所のブースで言うと、7月~8月に行われる相談会では10人前後の相談を、ゆったりお受けすることができました。
しかし、9月以降に行われる相談会では、相談者の列ができます。
(開始1時間ほどでその日の予約受付が終了することもあります。)
不登校を解決するための「理想」は下記のようになります。
・7月:相談や助言→8月:対応変更、実施→9月:不登校解決
しかし、「現実」は、下記のようになります。
・7月:子ども安定→8月:親子安定→9月前半:不登校継続→9月後半:慌てて相談
これは、不登校解決相談所の相談件数も同様です。
静岡県にある不登校解決相談所には、全国から年間1000件以上の相談が寄せられます。
ただ、相談件数は月によってバラバラです。
・相談件数が少ない時期→7月の後半~8月 ・相談件数が多い時期→9月の中盤~10月前半、1月中盤~2月の前半、5月の中盤
(夏休み明け、冬休み明け、ゴールデンウィーク明けの相談が増えます。)
不登校を解決しやすい「理想の時期」に相談が減り、不登校が解決しづらい時期に相談が増えるのです。
なぜ、夏休み、冬休み、ゴールデンウィーク中の相談が減り、夏休み明け、冬休み明け、ゴールデンウィーク明けの相談が増えるのでしょうか?
この理由はとてもシンプルです
夏休みや、冬休み、ゴールデンウィークになると不登校の子どもの心が落ち着くからです。
とうぜん、親子のトラブルも減っていきます。
すると、親御さんも安心してしまい、子どもに対しての支援や声かけ、対応などの登校刺激を行わなくなりますし、相談もしなくなります。
本当は、「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのです。
しかし、それを知らない親御さんは、不登校を解決しやすい「理想の時期」を無駄に過ごしてしまうのです。
なぜ、「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのでしょう?
7月の後半~8月の前半は「夏休み」の前半~中盤です。
夏休みですので、不登校の子どもが学校に行く必要はありません。
もちろん、クラスメイトも学校に行く必要はありません。
これにより、不登校の子どもはこのように考えます。
「夏休みだから学校に行かなくてもいいんだ!」 「みんなも休みだから、自分が休んでいてもいいんだ!」
(不登校の子どもは「周りの子が学校に行っているときに自分は行けていない」という負い目を持っています。)
7月の後半~8月にかけては、「誰もが学校に行かない時期」だから、不登校の子どもの心も落ち着くのです。
それでは、なぜ「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのしょうか?
それは、不登校の子どもに、このような心の流れがあるからです。
・心が落ち着いている→心に余裕がある→学校のことを言われる→あまり気にならない。
(子どものストレスが0ではありませんが、ストレスが0=不登校解決でもありません。)
逆に、8月の後半は不登校の子どもがイライラする時期です。
理由はシンプルで「もうすぐ、学校が始まってしまう」からです。
(これは、不登校の子以外でも思う感情です。)
ここで、登校刺激を与えると、不登校の子どもの心はこのような流れになります。
・心がイライラしている→心に余裕がない→学校のことを言われる→イライラが増える→「うるさい!」「一生、学校に行かないぞ!」
6月~7月後半にかけて新たに不登校の相談をいただいたお母さん方には、夏休み前~夏休み前半の支援に力を入れていただきました。
これにより、お子さんは9月1日(2学期)から、登校を始めています。
夏休み前~夏休み前半に支援や声かけを行ったお母さん方からは、このようなお言葉をいただきました。
「子どもが素直でビックリしました!」 「普段と違って話し合いがスムーズにいきました!」 「学校の事を言っても、そんなに嫌がりませんでした!」 「宿題やゲームのルール(緩いですが)もすんなり受け入れました!」 「(不登校解決相談所に)先生に相談をして、本当に良かったです!」など
それでは、この夏に不登校が解決し、9月1日(2学期)から登校を始めたお子さんたちの事例を何件かお伝えさせていただきます。
7月の上旬に相談をいただいた、静岡県にお住まいのお母さんの事例です。
「中学1年生女の子」と「小学校5年生の男の子」の不登校相談でした。
最初に不登校になったのは中学1年生のお姉ちゃんです。
理由は新しいクラスの友達関係のようです。
その後、小学校5年生の弟も不登校になります。
本人は親や先生に対して、「勉強が分からない」「クラスのザワザワがイヤ」と言っていたそうですが、不登校のお姉ちゃんの影響であることは間違いありません。
「勉強」や「ザワザワ」のことはウソではないのですが、不登校の姉に対する「ズルい」や「うらやましい」と言う感情が不登校の理由です。
(お姉ちゃんは、朝、起きず、弟が帰ってくると勉強をせずゲーム三昧でした。)
これは、不登校の姉弟(兄弟、姉妹)あるあるです。
静岡県にお住まいのお母さんとお父さんは、お姉ちゃんに対して「指示できない」関係になっていました。
「宿題はやろうよ!」 「ゲームのやり過ぎはよくないよ!」 「朝はチャンと起きなきゃダメだよ!」
これらの言葉すら言えない関係でした。
幸い、担任の先生との関係は悪くはなかったため、お姉ちゃんは「三者面談には行く」と言っていました。
そこで、お母さんに担任の先生と連絡を取っていただき、三者面談で「夏休みの宿題を行うように」ときっかけとなる言葉がけをお願いしました。
また、お母さんとお父さん、不登校解決相談所で相談をして、夏休みに入ってすぐ、私が訪問カウンセリングをすることも決めました。
(もちろん、本人が「その人なら会ってもいいよ!」と言うような声かけの検討も行いました。)
三者面談で、担任の先生は「夏休みの宿題を少しずつ行う提案」をして下さいました。
本人もそれを聞いて「ガンバります」と言ったそうです。
その後、すぐに不登校解決相談所が訪問カウンセリングを行い、担任の先生と同じような内容を話し、具体的な確認方法や実行方法を検討しました。
また、自由研究や作文(感想文や税の作文など)の宿題も確認します。
ゲームやスマホのルールも3つほど提案をして、本人がその中の1つを選びました。
もちろん、「その日のノルマが終わった後はゲームやスマホはフリー」「ただし、夜の10時以降は行わない」という。最も楽なルールを選びました。
(夏休み前は「宿題や勉強0」「ゲームやスマホ自由」「夜の制限時間なし」でしたので、少しは前進です。)
初回の訪問カウンセリングのときに「確認」の大切さを本人に伝え、お母さんやお父さんに確認してもらうことを提案しました。
実際、毎日の宿題ノルマ(1日30分~1時間ですが)の確認は、お母さんとお父さんが行って下さいました。
当然、ノルマを達成していることを「正しい褒め方」で褒めていただきました。
週に1度、私は電話で「宿題ノルマ確認」を行いました。
もちろん、私もノルマを達成していることを褒めますし、お母さんやお父さんにもお姉ちゃんのガンバリを褒めます。
さらに、お母さんやお父さんは、「先生が、毎日、続けることができてエライと褒めていたよ!」など、二重、三重にも褒めていただきました。
作文に関しては私が訪問カウンセリングをして、一緒に行うことにしました。
質問形式で一緒に作文を作っていきます。
もちろん、親御さんが作文を作る手伝いをしていただいてもいいのですが、親子だと中々うまく行かず、ケンカになってしまうことが多いでしょう。
また、親御さんが作った作文を「子どもに写させる」だけの親御さんもいます。
これでは、子どもの成長は期待できませんし、不登校の解決、親子関係の改善も見込まれません。
毎年、不登校解決相談所では、作文や自由研究を一緒に行う支援もしています。
ちなみに今年は、「地獄変」「走れメロス」の感想文、「税」「災害への備えの」「夏休みの思い出」の作文を子どもと一緒に作りました
自由研究も2人と一緒に行いました。
お姉ちゃんと弟は8月の上旬に、全ての宿題を終わらせました。
その後、お姉ちゃんは「夏休みの課題テスト」の勉強、弟は「算数と漢字のドリル」を行いました。
もちろん、私と本人で(弟はお父さんと)行う内容を決めました。
(子ども「任せ」にしないことが大切です。)
夏休みの後半には担任の先生に電話をいただき、宿題や予習のことを褒めていただきました。
また、課題テストや登校のことについての話もお願いしました。
(登校初日の対応や不安を、本人には内緒で担任の先生には伝えました。)
「夏休みのガンバリ」とお母さんやお父さんの「正しい声かけ」により、お姉ちゃんは自信を取り戻します。
そして、2学期の登校初日から、教室に戻ることができたのです。
同様に、弟も2学期の初日から教室に戻ることができました。
東京都にお住まいのお父さんからも相談をいただきました。
中学2年生の男の子の不登校相談でした。
このお子さんも9月1日(2学期)から、登校を開始していますが、私はこのお子さんと会っていません。
電話でも話をしていません。
お父さんから定期的にいただいた、電話カウンセリングで対応を助言しただけです。
それでも、この男の子の不登校は解決しました。
東京都にお住まいのこのお子さんとお父さんの関係は、一般的な父と子の関係でした。
どのような関係かというと「お父さんは少し怖い」関係です。
ただ、お子さんが不登校になってしまってから、お父さんは「怒ったり」「注意をしたり」することをやめたそうです。
その理由は、お母さんからこう言われたからとのことでした。
「カウンセラーさんが、ムリをさせちゃいけないと言っていた!」 「本人の意志を尊重しなくてはいけないと言っていた。」 「本やネットにも、登校刺激は良くないと書いてある。」 「お父さんも『学校に行け』『勉強しろ』は言わないで!」
ただ、この対応を続けたことで、このお子さんは下記のような状態になってしまったそうです。
・勉強や宿題は全くやらない。 ・ゲームやスマホで1日を過ごす。 ・昼夜逆転になり起きる時間は昼過ぎ。 ・ゲーム相手に向かって暴言を吐くようになる。 ・母親にも暴言を吐くことが増えてきた。
静岡県にある不登校解決相談所では、お父さんに対して、このような対応をお伝えしました。
「まずは、夏休みの宿題を早めに終わらせるようにしましょう。」 「それにより、勉強の習慣を戻すとともに、他の子と同じという感覚も戻していきましょう。」 「子ども任せにせず、確認や管理は親がしたほうが良いと思います。」
これに対して、お父さんはこう仰います。
「夏休みの宿題をやるようにとは言おうと思います。」 「ただ、子どもの意志を尊重したいので、確認は少し考えたいと思います。」 「確認をするというのは、子どもを疑っている事だと思います。」 「それでも良いでしょうか?」
お父さんの考えを聞いた私は、このようにお伝えをさせていただきました。
「お父さんが声をかけ、子どもが自分から動いてくれるといいですね!」 「ただ、やらなかった場合に、どのような対応を取るかは事前に決めて下さい。」
また、このような助言もしました。
「夏休みの後半に『宿題が終わっていない』と分かると9月から学校に行く可能性が極端に下がります。」 「毎日、確認はしなくてもいいですが、夏休みの前半には1度でいいので途中確認はして下さい。」
東京都にお住まいのお父さんは、毎日、仕事から帰ってきたときに、こう聞いたそうです。
「宿題はやっているか?」
これに対して、お子さんはこう応えます。
「ちゃんとやってるよ!」
お父さんは、「子どもの言葉を信じる」思いから、その言葉を信じていたそうです。
毎週の電話相談で、私は「途中確認」の大切さを伝えました。
不登校の子どもは「やる」と言って「やらない」、「行く」と言って「行かない」ことが多いからです。
不登校の子どもが「やる」「行く」と言った時の気持ちにウソはないでしょう。
ただ、実際に「やる」時間、「行く」時間になると、ついつい「避ける」選択をしてしまうのは不登校あるあるです。
お父さんはお盆休みに、こう言ったそうです。
「宿題がどの程度、終わっているか見せて!」
すると、お子さんは烈火のごとく怒り出します。
「ちゃんとやってあるよ!」 「僕の言葉を信じてないの!」 「見せてもいいけど、疑われているから見せたくない!」 「僕の言葉を信じていることが分かれば見せてもいいけど!」
お父さんが、見せてもらうにはどうすればいいのか聞くと、お子さんはこう答えたそうです。
「夏休みの最後まで、宿題のことは言わないで!」 「ちゃんとやってるから、僕を信じて!」 「そうしたら、夏休みの最後の日に見せるよ!」
「僕を信じてないの!」
「疑われているから見せたくない!」
これらの発言も、不登校あるあるです。
正直、全く筋が通っていませんし、論理的でもありません。
本当にやってあるのであれば、堂々と見せて、その後、「もう、僕を疑わないで!」と親に言えば良いのです。
ゲームやスマホについてもの、同じようなことを言う子はいます。
夜は「ゲームやスマホをしていない!」と言った子に、このような提案をしたことがあります。
「それなら、ゲームやスマホを親に渡しても問題はないね!」 「もしくは決まった場所に置くとか!」 「WIFIを切っても大丈夫だね!」 「夜はやってないんだもんね!」
すると、子どもは烈火のごとく怒り、こう言いました。
「やっていないんだから、親に渡す必要はない!」 「決まった場所において、盗まれたらどうするの?」 「WIFIも切る必要はない!」 「僕は本当に、夜はやってないんだから!」
やってないのであれば「親に渡す」「指定の場所に置く」「WIFIを切る」に問題はないのですが・・・・。
このお子さんは、お母さんに対して「同じような行動」を取っていたのでしょう。
しかし、お父さんはさすがに「おかしい」と思ったようで「宿題を確認する」と伝えたようです。
お父さんの迫力に負けた、このお子さんは渋々、部屋から宿題を持っきます。
お父さんが確認をすると「2ページ(100P中)」だけやってあったそうです。
これに対して、このお子さんは、こう言ったそうです。
「最初はこの問題集をやって、その後は、毎日、別の勉強をやっていた!」 「youtubeの勉強授業動画を見ていた!」 「問題集はやっていないけど、勉強はしていた!」 「僕はウソをついていない!」
静岡県にある不登校解決相談所では、このような状態を予想していたので、お父さんにはこのような助言をしました。
「ここで怒っても意味がありません。」 「親の対応が間違っていたと思って下さい。」 「人間はついつい、楽(らく)な方に流れる生き物です。」 「これからは、親が管理をして、それをやらせ、そして褒めていきましょう。」 「やる習慣が戻ってくれば、管理しなくてもできるようになります。」
お父さんは、怒りたい気持ちを我慢して、その後、毎日の確認を行いました。
また、感想文も一緒にやったそうです。
それにより、夏休みの最後の日には、何とか全ての宿題を終わらせたそうです。
同時に、お父さんにはこのような声かけをお願いしていました。
「毎日、勉強ができるようになってきたな!」 「これなら、学校に行っても大丈夫だな!」 「9月からはガンバって学校に行くんだぞ!」
これらの支援により、このお子さんは9月1日から登校を始めました。
お子さんに話を聞いてもらったところ、登校を始めた理由は下記のようなものだったようです。
・宿題を終わらせた満足感と達成感。 ・一緒にやってくれた父への感謝。 ・ウソをついていた事への反省と後悔。 ・怒った時の父の怖さ。
もちろん、登校が継続するように、お父さんとお母さんには「正しい褒め方」「毅然とした態度」「連携した褒め方」「授業の予習方法」などをお伝えしています。
また、先生には「クラスは楽しい」と思えるようにする支援、「プラスの声かけ」もお願いしています。
(「マイナスの声かけ(ムリしなくていいよなど)」はしないようにお願いをしています。)
「この言葉を言えば不登校は解決します!」
申し訳ありませんが、このような言葉はありません。
逆に、このような助言はあります。
「○○や○○の対応をすると不登校は悪化します!」
不登校を解決するためには「不登校期間の倍の時間がかかる」と言われています。
(不登校解決相談所では、そんなに時間がかからず解決していますが。)
不登校解決相談所には「他の機関に相談をしても不登校が解決しなかった」と言う親御さんが多くいらっしゃいます。
そして、不登校期間が長いお子さんもたくさんいます。
不登校の解決に必要なのは、「正しい対応」と「タイミング(時期)」です。
また、不登校期間が短ければ短いほど、不登校の解決は早くなります。
「様々な対応を取ってきたが不登校が解決しない。」 「どんどん不登校の状態が悪化している。」
このように感じているのであれば、不登校解決相談所に相談をしてみてはいかがでしょう?
お子さんに合った対応を一緒に考えさせていただきます。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
24/11/11
24/11/04
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1.9月1日(2学期)から登校開始の報告多数!
2.不登校の子どもが登校することを選んだ理由は?
3.不登校を解決しやすい「理想の時期」は夏休み前~夏休み中だが・・・
4.理想の時期に相談が減り、困難な時期に相談が増える
5.休み中に子どもが安定することで親も相談をしなくなる
6.夏休みは自分だけではなく誰もが学校を休む時期!
7.夏休み前半は心にゆとりがあるが後半は切羽詰まる
8.理想の時期の登校刺激は反発が少なく親も楽(らく)!
9.姉が不登校になり弟も不登校になった姉弟
10.親は不登校の子どもに何も言えない関係になっていた
11.①担任の先生が提案 ②不登校解決相談所が実行
12.「正しい褒め方」と「褒める連携」で効果をUP!
13.苦手な作文や感想文は一緒に作成!
14.姉弟が2学期初日から毎日、登校!
15.電話カウンセリングのみで9月1日(2学期)から登校開始!
16.「ムリをさせない」対応で昼夜逆転、ゲーム依存に!
17.宿題の確認をするのは子どもを信じていない証拠?
18.毎日、「宿題をやってるよ!」と言う子ども
19.「僕を信じてくれないの!」と宿題の確認を拒否
20.「夜はゲームをやってない!でもwifiは切るな!」なぜ?
21.「宿題はやってないけど勉強動画を見ていた?」本当に?
22.夏休みの後半は一緒に宿題をやったお父さん
23.宿題を終えたことで達成感と父への感謝で登校開始!
24.不登校の解決には「正しい対応」と「タイミング(時期)」が大切!
1.9月1日(2学期)から登校開始の報告多数!
6月~8月上旬にかけて新たに不登校の相談をいただいたお母さん方から、2学期(9月1日)から登校を始めたという嬉しい報告た届いています。
中には、姉妹や兄弟で不登校だったお子さんが、2人とも登校を始めた報告もありました。
もちろん、それ以前から対応や支援、助言をさせていただいている親御さんからも、登校を継続している知らせが届いています。
毎年、9月1日になると「学校に行かなくてもいい!」というニュースが流れます。
もちろん、「死ぬほどツラい」のであれば学校に行く必要はないと思います。
ただ、不登校の理由が「ツラい」ではなく、「面倒」や「つまらない」の子どもに対して、「学校に行かなくていい!」と言っていいのでしょうか?
2.不登校の子どもが登校することを選んだ理由は?
静岡県にある不登校解決相談所が対応や助言をした不登校のお子さんたちは、「9月1日(2学期)は学校に行かなくてもいい!」という世間の考えと違い、自分から登校を始めました。
不登校の子どもたちが9月1日(2学期)から、登校をすることを選んだ理由は下記の2つです。
・親や不登校解決相談所が夏休み前~夏休み前半に事前支援や声かけを行った。
・親や不登校解決相談所の声かけや支援により、子どもが自信を取り戻した。
夏休み前~夏休みの前半は、不登校の子どもの心が落ちつく時期です。
実は「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのです。
しかし、それを知らない親御さんが、とても多く、せっかくの不登校解決チャンスを逃しているが実情です。
3.不登校を解決しやすい「理想の時期」は夏休み前~夏休み中だが・・・
不登校解決相談所を設立してから、静岡県の教育委員会が主催している「不登校やひきこもりの合同無料相談会」に参加させていただいております。
参加当初の私は「合同無料相談会」の開催時期に対して、このような意見を教育委員会に伝えていました。
「不登校の解決には、夏休み前~夏休み前半の対応や支援が大切です!」
「それを考えると、合同無料相談会の開催は7月前半~7月後半がベストだと思います。」
しかし、「合同無料相談会」に参加させていただいた私は、理想と現実のギャップを感じました。
7月前半~7月後半、もしくは8月中に行われる「合同無料相談会」の相談者数と9月に行われる「合同無料相談会」の相談者数が全く違ったからです。
不登校解決相談所のブースで言うと、7月~8月に行われる相談会では10人前後の相談を、ゆったりお受けすることができました。
しかし、9月以降に行われる相談会では、相談者の列ができます。
(開始1時間ほどでその日の予約受付が終了することもあります。)
4.理想の時期に相談が減り、困難な時期に相談が増える
不登校を解決するための「理想」は下記のようになります。
・7月:相談や助言→8月:対応変更、実施→9月:不登校解決
しかし、「現実」は、下記のようになります。
・7月:子ども安定→8月:親子安定→9月前半:不登校継続→9月後半:慌てて相談
これは、不登校解決相談所の相談件数も同様です。
静岡県にある不登校解決相談所には、全国から年間1000件以上の相談が寄せられます。
ただ、相談件数は月によってバラバラです。
・相談件数が少ない時期→7月の後半~8月
・相談件数が多い時期→9月の中盤~10月前半、1月中盤~2月の前半、5月の中盤
(夏休み明け、冬休み明け、ゴールデンウィーク明けの相談が増えます。)
不登校を解決しやすい「理想の時期」に相談が減り、不登校が解決しづらい時期に相談が増えるのです。
5.休み中に子どもが安定することで親も相談をしなくなる
なぜ、夏休み、冬休み、ゴールデンウィーク中の相談が減り、夏休み明け、冬休み明け、ゴールデンウィーク明けの相談が増えるのでしょうか?
この理由はとてもシンプルです
夏休みや、冬休み、ゴールデンウィークになると不登校の子どもの心が落ち着くからです。
とうぜん、親子のトラブルも減っていきます。
すると、親御さんも安心してしまい、子どもに対しての支援や声かけ、対応などの登校刺激を行わなくなりますし、相談もしなくなります。
本当は、「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのです。
しかし、それを知らない親御さんは、不登校を解決しやすい「理想の時期」を無駄に過ごしてしまうのです。
6.夏休みは自分だけではなく誰もが学校を休む時期!
なぜ、「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのでしょう?
7月の後半~8月の前半は「夏休み」の前半~中盤です。
夏休みですので、不登校の子どもが学校に行く必要はありません。
もちろん、クラスメイトも学校に行く必要はありません。
これにより、不登校の子どもはこのように考えます。
「夏休みだから学校に行かなくてもいいんだ!」
「みんなも休みだから、自分が休んでいてもいいんだ!」
(不登校の子どもは「周りの子が学校に行っているときに自分は行けていない」という負い目を持っています。)
7月の後半~8月にかけては、「誰もが学校に行かない時期」だから、不登校の子どもの心も落ち着くのです。
7.夏休み前半は心にゆとりがあるが後半は切羽詰まる
それでは、なぜ「心が落ち着く時期」=「登校刺激を与えやすい時期」なのしょうか?
それは、不登校の子どもに、このような心の流れがあるからです。
・心が落ち着いている→心に余裕がある→学校のことを言われる→あまり気にならない。
(子どものストレスが0ではありませんが、ストレスが0=不登校解決でもありません。)
逆に、8月の後半は不登校の子どもがイライラする時期です。
理由はシンプルで「もうすぐ、学校が始まってしまう」からです。
(これは、不登校の子以外でも思う感情です。)
ここで、登校刺激を与えると、不登校の子どもの心はこのような流れになります。
・心がイライラしている→心に余裕がない→学校のことを言われる→イライラが増える→「うるさい!」「一生、学校に行かないぞ!」
8.理想の時期の登校刺激は反発が少なく親も楽(らく)!
6月~7月後半にかけて新たに不登校の相談をいただいたお母さん方には、夏休み前~夏休み前半の支援に力を入れていただきました。
これにより、お子さんは9月1日(2学期)から、登校を始めています。
夏休み前~夏休み前半に支援や声かけを行ったお母さん方からは、このようなお言葉をいただきました。
「子どもが素直でビックリしました!」
「普段と違って話し合いがスムーズにいきました!」
「学校の事を言っても、そんなに嫌がりませんでした!」
「宿題やゲームのルール(緩いですが)もすんなり受け入れました!」
「(不登校解決相談所に)先生に相談をして、本当に良かったです!」など
9.姉が不登校になり弟も不登校になった姉弟
それでは、この夏に不登校が解決し、9月1日(2学期)から登校を始めたお子さんたちの事例を何件かお伝えさせていただきます。
7月の上旬に相談をいただいた、静岡県にお住まいのお母さんの事例です。
「中学1年生女の子」と「小学校5年生の男の子」の不登校相談でした。
最初に不登校になったのは中学1年生のお姉ちゃんです。
理由は新しいクラスの友達関係のようです。
その後、小学校5年生の弟も不登校になります。
本人は親や先生に対して、「勉強が分からない」「クラスのザワザワがイヤ」と言っていたそうですが、不登校のお姉ちゃんの影響であることは間違いありません。
「勉強」や「ザワザワ」のことはウソではないのですが、不登校の姉に対する「ズルい」や「うらやましい」と言う感情が不登校の理由です。
(お姉ちゃんは、朝、起きず、弟が帰ってくると勉強をせずゲーム三昧でした。)
これは、不登校の姉弟(兄弟、姉妹)あるあるです。
10.親は不登校の子どもに何も言えない関係になっていた
静岡県にお住まいのお母さんとお父さんは、お姉ちゃんに対して「指示できない」関係になっていました。
「宿題はやろうよ!」
「ゲームのやり過ぎはよくないよ!」
「朝はチャンと起きなきゃダメだよ!」
これらの言葉すら言えない関係でした。
幸い、担任の先生との関係は悪くはなかったため、お姉ちゃんは「三者面談には行く」と言っていました。
そこで、お母さんに担任の先生と連絡を取っていただき、三者面談で「夏休みの宿題を行うように」ときっかけとなる言葉がけをお願いしました。
また、お母さんとお父さん、不登校解決相談所で相談をして、夏休みに入ってすぐ、私が訪問カウンセリングをすることも決めました。
(もちろん、本人が「その人なら会ってもいいよ!」と言うような声かけの検討も行いました。)
11.①担任の先生が提案 ②不登校解決相談所が実行
三者面談で、担任の先生は「夏休みの宿題を少しずつ行う提案」をして下さいました。
本人もそれを聞いて「ガンバります」と言ったそうです。
その後、すぐに不登校解決相談所が訪問カウンセリングを行い、担任の先生と同じような内容を話し、具体的な確認方法や実行方法を検討しました。
また、自由研究や作文(感想文や税の作文など)の宿題も確認します。
ゲームやスマホのルールも3つほど提案をして、本人がその中の1つを選びました。
もちろん、「その日のノルマが終わった後はゲームやスマホはフリー」「ただし、夜の10時以降は行わない」という。最も楽なルールを選びました。
(夏休み前は「宿題や勉強0」「ゲームやスマホ自由」「夜の制限時間なし」でしたので、少しは前進です。)
12.「正しい褒め方」と「褒める連携」で効果をUP!
初回の訪問カウンセリングのときに「確認」の大切さを本人に伝え、お母さんやお父さんに確認してもらうことを提案しました。
実際、毎日の宿題ノルマ(1日30分~1時間ですが)の確認は、お母さんとお父さんが行って下さいました。
当然、ノルマを達成していることを「正しい褒め方」で褒めていただきました。
週に1度、私は電話で「宿題ノルマ確認」を行いました。
もちろん、私もノルマを達成していることを褒めますし、お母さんやお父さんにもお姉ちゃんのガンバリを褒めます。
さらに、お母さんやお父さんは、「先生が、毎日、続けることができてエライと褒めていたよ!」など、二重、三重にも褒めていただきました。
13.苦手な作文や感想文は一緒に作成!
作文に関しては私が訪問カウンセリングをして、一緒に行うことにしました。
質問形式で一緒に作文を作っていきます。
もちろん、親御さんが作文を作る手伝いをしていただいてもいいのですが、親子だと中々うまく行かず、ケンカになってしまうことが多いでしょう。
また、親御さんが作った作文を「子どもに写させる」だけの親御さんもいます。
これでは、子どもの成長は期待できませんし、不登校の解決、親子関係の改善も見込まれません。
毎年、不登校解決相談所では、作文や自由研究を一緒に行う支援もしています。
ちなみに今年は、「地獄変」「走れメロス」の感想文、「税」「災害への備えの」「夏休みの思い出」の作文を子どもと一緒に作りました
自由研究も2人と一緒に行いました。
14.姉弟が2学期初日から毎日、登校!
お姉ちゃんと弟は8月の上旬に、全ての宿題を終わらせました。
その後、お姉ちゃんは「夏休みの課題テスト」の勉強、弟は「算数と漢字のドリル」を行いました。
もちろん、私と本人で(弟はお父さんと)行う内容を決めました。
(子ども「任せ」にしないことが大切です。)
夏休みの後半には担任の先生に電話をいただき、宿題や予習のことを褒めていただきました。
また、課題テストや登校のことについての話もお願いしました。
(登校初日の対応や不安を、本人には内緒で担任の先生には伝えました。)
「夏休みのガンバリ」とお母さんやお父さんの「正しい声かけ」により、お姉ちゃんは自信を取り戻します。
そして、2学期の登校初日から、教室に戻ることができたのです。
同様に、弟も2学期の初日から教室に戻ることができました。
15.電話カウンセリングのみで9月1日(2学期)から登校開始!
東京都にお住まいのお父さんからも相談をいただきました。
中学2年生の男の子の不登校相談でした。
このお子さんも9月1日(2学期)から、登校を開始していますが、私はこのお子さんと会っていません。
電話でも話をしていません。
お父さんから定期的にいただいた、電話カウンセリングで対応を助言しただけです。
それでも、この男の子の不登校は解決しました。
16.「ムリをさせない」対応で昼夜逆転、ゲーム依存に!
東京都にお住まいのこのお子さんとお父さんの関係は、一般的な父と子の関係でした。
どのような関係かというと「お父さんは少し怖い」関係です。
ただ、お子さんが不登校になってしまってから、お父さんは「怒ったり」「注意をしたり」することをやめたそうです。
その理由は、お母さんからこう言われたからとのことでした。
「カウンセラーさんが、ムリをさせちゃいけないと言っていた!」
「本人の意志を尊重しなくてはいけないと言っていた。」
「本やネットにも、登校刺激は良くないと書いてある。」
「お父さんも『学校に行け』『勉強しろ』は言わないで!」
ただ、この対応を続けたことで、このお子さんは下記のような状態になってしまったそうです。
・勉強や宿題は全くやらない。
・ゲームやスマホで1日を過ごす。
・昼夜逆転になり起きる時間は昼過ぎ。
・ゲーム相手に向かって暴言を吐くようになる。
・母親にも暴言を吐くことが増えてきた。
17.宿題の確認をするのは子どもを信じていない証拠?
静岡県にある不登校解決相談所では、お父さんに対して、このような対応をお伝えしました。
「まずは、夏休みの宿題を早めに終わらせるようにしましょう。」
「それにより、勉強の習慣を戻すとともに、他の子と同じという感覚も戻していきましょう。」
「子ども任せにせず、確認や管理は親がしたほうが良いと思います。」
これに対して、お父さんはこう仰います。
「夏休みの宿題をやるようにとは言おうと思います。」
「ただ、子どもの意志を尊重したいので、確認は少し考えたいと思います。」
「確認をするというのは、子どもを疑っている事だと思います。」
「それでも良いでしょうか?」
お父さんの考えを聞いた私は、このようにお伝えをさせていただきました。
「お父さんが声をかけ、子どもが自分から動いてくれるといいですね!」
「ただ、やらなかった場合に、どのような対応を取るかは事前に決めて下さい。」
また、このような助言もしました。
「夏休みの後半に『宿題が終わっていない』と分かると9月から学校に行く可能性が極端に下がります。」
「毎日、確認はしなくてもいいですが、夏休みの前半には1度でいいので途中確認はして下さい。」
18.毎日、「宿題をやってるよ!」と言う子ども
東京都にお住まいのお父さんは、毎日、仕事から帰ってきたときに、こう聞いたそうです。
「宿題はやっているか?」
これに対して、お子さんはこう応えます。
「ちゃんとやってるよ!」
お父さんは、「子どもの言葉を信じる」思いから、その言葉を信じていたそうです。
毎週の電話相談で、私は「途中確認」の大切さを伝えました。
不登校の子どもは「やる」と言って「やらない」、「行く」と言って「行かない」ことが多いからです。
不登校の子どもが「やる」「行く」と言った時の気持ちにウソはないでしょう。
ただ、実際に「やる」時間、「行く」時間になると、ついつい「避ける」選択をしてしまうのは不登校あるあるです。
19.「僕を信じてくれないの!」と宿題の確認を拒否
お父さんはお盆休みに、こう言ったそうです。
「宿題がどの程度、終わっているか見せて!」
すると、お子さんは烈火のごとく怒り出します。
「ちゃんとやってあるよ!」
「僕の言葉を信じてないの!」
「見せてもいいけど、疑われているから見せたくない!」
「僕の言葉を信じていることが分かれば見せてもいいけど!」
お父さんが、見せてもらうにはどうすればいいのか聞くと、お子さんはこう答えたそうです。
「夏休みの最後まで、宿題のことは言わないで!」
「ちゃんとやってるから、僕を信じて!」
「そうしたら、夏休みの最後の日に見せるよ!」
20.「夜はゲームをやってない!でもwifiは切るな!」なぜ?
「僕を信じてないの!」
「疑われているから見せたくない!」
これらの発言も、不登校あるあるです。
正直、全く筋が通っていませんし、論理的でもありません。
本当にやってあるのであれば、堂々と見せて、その後、「もう、僕を疑わないで!」と親に言えば良いのです。
ゲームやスマホについてもの、同じようなことを言う子はいます。
夜は「ゲームやスマホをしていない!」と言った子に、このような提案をしたことがあります。
「それなら、ゲームやスマホを親に渡しても問題はないね!」
「もしくは決まった場所に置くとか!」
「WIFIを切っても大丈夫だね!」
「夜はやってないんだもんね!」
すると、子どもは烈火のごとく怒り、こう言いました。
「やっていないんだから、親に渡す必要はない!」
「決まった場所において、盗まれたらどうするの?」
「WIFIも切る必要はない!」
「僕は本当に、夜はやってないんだから!」
やってないのであれば「親に渡す」「指定の場所に置く」「WIFIを切る」に問題はないのですが・・・・。
21.「宿題はやってないけど勉強動画を見ていた?」本当に?
このお子さんは、お母さんに対して「同じような行動」を取っていたのでしょう。
しかし、お父さんはさすがに「おかしい」と思ったようで「宿題を確認する」と伝えたようです。
お父さんの迫力に負けた、このお子さんは渋々、部屋から宿題を持っきます。
お父さんが確認をすると「2ページ(100P中)」だけやってあったそうです。
これに対して、このお子さんは、こう言ったそうです。
「最初はこの問題集をやって、その後は、毎日、別の勉強をやっていた!」
「youtubeの勉強授業動画を見ていた!」
「問題集はやっていないけど、勉強はしていた!」
「僕はウソをついていない!」
22.夏休みの後半は一緒に宿題をやったお父さん
静岡県にある不登校解決相談所では、このような状態を予想していたので、お父さんにはこのような助言をしました。
「ここで怒っても意味がありません。」
「親の対応が間違っていたと思って下さい。」
「人間はついつい、楽(らく)な方に流れる生き物です。」
「これからは、親が管理をして、それをやらせ、そして褒めていきましょう。」
「やる習慣が戻ってくれば、管理しなくてもできるようになります。」
お父さんは、怒りたい気持ちを我慢して、その後、毎日の確認を行いました。
また、感想文も一緒にやったそうです。
それにより、夏休みの最後の日には、何とか全ての宿題を終わらせたそうです。
23.宿題を終えたことで達成感と父への感謝で登校開始!
同時に、お父さんにはこのような声かけをお願いしていました。
「毎日、勉強ができるようになってきたな!」
「これなら、学校に行っても大丈夫だな!」
「9月からはガンバって学校に行くんだぞ!」
これらの支援により、このお子さんは9月1日から登校を始めました。
お子さんに話を聞いてもらったところ、登校を始めた理由は下記のようなものだったようです。
・宿題を終わらせた満足感と達成感。
・一緒にやってくれた父への感謝。
・ウソをついていた事への反省と後悔。
・怒った時の父の怖さ。
もちろん、登校が継続するように、お父さんとお母さんには「正しい褒め方」「毅然とした態度」「連携した褒め方」「授業の予習方法」などをお伝えしています。
また、先生には「クラスは楽しい」と思えるようにする支援、「プラスの声かけ」もお願いしています。
(「マイナスの声かけ(ムリしなくていいよなど)」はしないようにお願いをしています。)
24.不登校の解決には「正しい対応」と「タイミング(時期)」が大切!
「この言葉を言えば不登校は解決します!」
申し訳ありませんが、このような言葉はありません。
逆に、このような助言はあります。
「○○や○○の対応をすると不登校は悪化します!」
不登校を解決するためには「不登校期間の倍の時間がかかる」と言われています。
(不登校解決相談所では、そんなに時間がかからず解決していますが。)
不登校解決相談所には「他の機関に相談をしても不登校が解決しなかった」と言う親御さんが多くいらっしゃいます。
そして、不登校期間が長いお子さんもたくさんいます。
不登校の解決に必要なのは、「正しい対応」と「タイミング(時期)」です。
また、不登校期間が短ければ短いほど、不登校の解決は早くなります。
「様々な対応を取ってきたが不登校が解決しない。」
「どんどん不登校の状態が悪化している。」
このように感じているのであれば、不登校解決相談所に相談をしてみてはいかがでしょう?
お子さんに合った対応を一緒に考えさせていただきます。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
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