不登校解決事例!スマホ依存、ゲーム依存、不登校からの脱出!どうやって依存や不登校を解決したの?

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不登校解決事例!スマホ依存、ゲーム依存、不登校からの脱出!どうやって依存や不登校を解決したの?

ゲーム依存・スマホ依存,不登校解決事例

2023/09/17 不登校解決事例!スマホ依存、ゲーム依存、不登校からの脱出!どうやって依存や不登校を解決したの?

ルール、体験、制限、没収などで依存を解決

 

399_s

 

1.スマホやゲームのルールを決めたいけど・・・
2.間違った不登校対応で「ゲーム依存」や「スマホ依存」に!
3.親ができない部分を不登校解決相談所が代わりに!
4.ルールや制限の話から逃げる(無視する)不登校の子
5.「その先生なら会ってもいいかな!」と言えるようにする支援
6.「やっぱりヤダ!」と言われないようにする工夫
7.風呂に入らず服が汚れている状態の子ども
8.初回のカウンセリングで必ず学校の話をするのはなぜ?
9.学校関係の事を褒めるのが不登校解決のコツ!
10.ゲームのやり過ぎも最初のカウンセリングで注意!
11.2回目のカウンセリングで勉強とゲームのルールが決まる!
12.本人が望む事だけをしては何も解決しない!
13.1ヶ月後、ゲーム時間が3時間減少!その理由は?
14.ゲームやスマホは「制限(没収)」をしてもいいの?
15.「制限(没収)」して成功した事例の共通点は?
16.ゲームやスマホの話をすると暴れる子ども
17.ゲームやスマホの制限(没収)は悪いことではないが・・・
18.毅然とした対応を取ると決めたお父さん
19.連携した対応で子どものやる気を引き出す!
20.「ただ待つ」ではなく「期限を決めて待つ」
21.期限が来た時の対応を事前に決めておいて!
22.お父さんがとった衝撃の対応とは?
23.普通に生活をすれば、普通にゲームをやらせてあげます!
24.1ヶ月で「ゲーム依存」や「スマホ依存」解消!登校開始!
25.厳しいだけでなくバランスの取れた支援を
26.病院は2ヶ月待ち!不登校期間2年の中学2年生
27.可能なら夏休み前半にキャンプなどの体験活動を!
28.3週間のキャンプ生活体験で依存解消!
29.カードゲームや釣りなどの楽しさに気づく!
30.「使用のルールは必要!」(ゲーム依存の専門医)

 
 

1.スマホやゲームのルールを決めたいけど・・・

 

 

「ゲーム依存」や「スマホ依存」やになってしまったお子さんに対し行うべき対応を調べると、下記のような言葉を目にすることでしょう。

 

① 子どもと話し合い、子どもが納得できるルール(制限)を決める。
② ルールを守れたことを褒め、少しずつゲーム時間を減らしていく。
③ ゲームが減って、空いた時間を家族との対話や体験に使う。
④ ゲームやスマホ以外の楽しい体験を増やして行く。

 

確かに、これらの対応は正しい対応ですし、理想の対応だと思います。

 

実際、①~④が順調に進んでくれれば問題はありません。

 

ただ、不登校で「ゲーム依存」や「スマホ依存」になってしまったお子さんの場合、「ルール見直す」「制限をつくる」という話に耳を傾けないことがほとんどです。

 

親御さんたちは「ゲーム依存」や「スマホ依存」を解決するための「①」すらできないのが、現状なのです。

 
 

2.間違った不登校対応で「ゲーム依存」や「スマホ依存」に!

 

不登校で「ゲーム依存」や「スマホ依存」のお子さんたちが、親御さんの話に耳を傾けない理由は、親御さんが下記のような対応を行ってしまったからです。

 

・好きな事を自由にやらせる。
(これにより、心のエンルギーが溜まる。)

 

・子どもの意志を尊重する。
(自分で決めて自分でやることが大切。)

 

・ゲームやスマホを好きなだけやらせる。
(そのうち飽きてゲームやスマホをやめるようになる。)

 

静岡県にある不登校解決相談所では、10年前から上記の対応は「間違った対応」であると訴えて来ました。

 

もちろん、上記の対応で不登校が解決しているのであれば、何も問題はありません。

 

ただ、静岡県にある不登校解決相談所に寄せられる相談のほとんどが、上記の対応を行った結果、不登校は解決せず「ゲーム依存」や「スマホ依存」が悪化したというものだからです。

 
 

3.親ができない部分を不登校解決相談所が代わりに!

 

もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では、不登校で「ゲーム依存」や「スマホ依存」のお子さんの依存を改善し、不登校も解決してきた実績がたくさんあります。

 

基本的な対応の流れは一般的な対応(理想の対応)と同じです。

 

まずは、しっかりとルール(制限)を決め、スモールステップで守れたことを褒め、ゲーム以外の楽しみや体験を増やし、家族関係を良くしていく方法です。

 

もちろん、年間1000件以上の相談実績がある不登校解決相談所には、対応の流れをスムーズにする方法があります。

 

例えば、下記のような方法や対応を行っています。

 

・ルール(制限)の話し合いや約束を不登校解決相談所が中心になって行う。
・ルール(制限)の確認を不登校解決相談所が行う。
・他の遊びや体験を提案し、自然とゲームやスマホの時間が減るようにする。
・勉強や宿題を教え、学校への意欲を引き出す。
・宿題の確認を不登校解決相談所が行い、学校への意識を高める。
・登校支援や不安解消を行い、不登校を改善(解決)する。
・声のかけ方や連携した褒め方の助言を行う。など

 

※ ほとんどのお子さんが「ゲーム依存」や「スマホ依存」が改善すると同時に不登校も改善(解決)します。

 

それでは、具体的な解決事例を2つほど、ご紹介したいと思います。

 
 

4.ルールや制限の話から逃げる(無視する)不登校の子

 

静岡県にお住まいの、中学2年生の男の子がいました。

 

不登校期間が1年半、「ゲーム依存」や「スマホ依存」状態のお子さんでした。

 

この親御さんも1年半の間、「子どもの意志を尊重する」「好きな事をやらせる」「動き出すまで待つ」対応を行っていました。

 

アニメとゲームが大好きなお子さんで、昼過ぎに起きてからは、1日中、アニメを見ているかゲームをしているかのどちらかの状態のです。

 

ご飯を食べるときも、お風呂に入るときも、寝るときもアニメを見ていたそうです。

 

外出もあまりしないお子さんでした。

 

もちろん、お母さんやお父さんが「ゲーム依存」や「スマホ依存」についての話や学校の話をしようとすると、部屋に籠もったり、無視したりしていました。

 
 

5.「その先生なら会ってもいいかな!」と言えるようにする支援

 

不登校解決相談所では、私がお子さんと会えるようにするための事前支援を、お母さん、お父さんと一緒に考えました。

 

実際に行った事前支援が下記のものです。

 

・このお子さんが好きなアニメ「化物語シリーズ」を私が何度も見る。
・私が作者の西尾維新先生についての情報を得る。
・お子さんのマニア心をくすぐるシーンを見つける。
・お父さんに「化物語が好きなカウンセラーさんだった」と言ってもらう。
・このお子さんが話したくなるような、「マニアックな話題」をお父さん経由で伝える。

 

この事前支援により、このお子さんは初回カウンセリングについて、このように言ってくれたそうです。

 

「その先生とだったら話をしてもいいかな!」

 
 

6.「やっぱりヤダ!」と言われないようにする工夫

 

初回のカウンセリングは、昼過ぎの訪問カウンセリングとしました。

 

対面カウンセリング(静岡県裾野市に来ていただく)ではなく、訪問カウンセリングにしたのにも理由があります。

 

「行く」と決めたのに、その日の気分で「やっぱり行かない」と言われないようにするためです。

 

(こちらの親御さんも、お子さんに「行かない」と言われてしまうと、注意ができない関係になっていました。)

 

時間に関しては、生活習慣を改善する予定があったため、このお子さんが起きてすぐの13:00としました。

 

(2回目の以降の訪問カウンセリングや対面カウンセリングは午前中としました。)

 
 

7.風呂に入らず服が汚れている状態の子ども

 

最初にあったとき、このお子さんの風貌は下記のようなものでした。

 

・髪の毛は肩まであり、前髪は顔をおおう長さであった。
・うつむいた姿勢で前髪の隙間からコチラを見る。
・髪の毛や体はあまりキレイとは言えない。(風呂に入るのは週に1回ほど)
・服は薄汚れている。(同じ服を着続けている。)

 

ただ、事前支援のおかげか、私が学校の事を話すと、それなりに会話は進みました。

 

もちろん、大好きなアニメの話を振ると、マシンガンのように話始めます。

 

私自身、オタク気質があるため、オタクの話は大好きです。

 

そこで、私は彼から西尾維新先生のすごさをたくさん聞いたのです。

 
 

8.初回のカウンセリングで必ず学校の話をするのはなぜ?

 

静岡県にある不登校解決相談所では、初回のカウンセリングで必ず学校の話をします。

 

趣味の話や本人の好きな事の話だけをするカウンセラーさんが多くいますが、私はそのようなことはしません。

 

不登校のお子さんの仲良くなったり、信頼関係を作ることが大切だという考えを私も持っています。

 

正直、趣味の話や好きな事の話だけをして、学校の話や耳の痛い話をせず、子どもと仲良くなるのは簡単です。

 

ただ、不登校解決相談所では、そのような対応は行いません。

 

なぜなら、不登校解決相談所の目標は「不登校解決」だからです。

 

当然、少しでも早く不登校を解決することが、本人やお母さん、お父さんのためであるとも考えています。

 

そのため、初回のカウンセリングでは、必ず「学校の話」や「登校刺激」を与えるようにしているのです。

 

→最初のカウンセリングで学校の話しをするのはなぜ?大丈夫?

 
 

9.学校関係の事を褒めるのが不登校解決のコツ!

 

初回のカウンセリングでは、数学の問題を数問やってもらいました。

 

このお子さんが数学が得意であることが、事前の相談で分かっていたからです。

 

問題のレベルを調整していたので、このお子さんは数秒で問題を解きました。

 

すかさず褒めるとともに、少しレベルの高い問題の解き方を教えます。

 

元々、数学が得意なだけあり、解き方を教えた問題もすぐにできるようになりました。

 

「何だ~、出来まくるじゃん!」

「学校に行ってないから出来ないと思ってたよ!」
「教えるとすぐに理解してくれるから、教える方は楽だよ!」

 

このように褒めた後、私は下記の言葉も付け加えます。

 

「学校に行ったり、宿題をチャンとやれば、すぐに成績は上がりそうだね!」
「理解力はあるからOK!」
「でも、コツコツやるのが苦手でしょ!(笑)」
「まあ、これから一緒にやってこうね!」

 
 

10.ゲームのやり過ぎも最初のカウンセリングで注意!

 

ゲームの時間に関しても、最初のカウンセリングで軽く伝えました。

 

「ゲームは面白いよね~!」
「先生はガンダムのゲームをついついやっちゃうんだよね~!」
「気がつくと何時間も経ってるんだよね!」

 

もちろん、やり過ぎは良くない事も伝えます。

 

「でも、やり過ぎはダメだよ!」
「自分で時間を決めて、止められるのがベストだよね!」
「先生は、流されちゃうタイプなんだよね~!」
「だから先生は、仕事を車の中でやるようにしてるんだ!」
「ゲームとかテレビとかがあると、ついついやっちゃうから!(笑)」

 

そして、最後にこう言いました。

 

「少しずつ減らせるようにしようね!」
「どうやって減らすかは、今度、一緒に考えよう!」

 
 

11.2回目のカウンセリングで勉強とゲームのルールが決まる!

 

2回目のカウンセリングでは、「ゲームについて」と「勉強について」の2つについてのルール(?)決めました。

 

ただ、それほど厳しいルール(?)ではありません。

 

「一緒に決めたゲームのルール」

 

・ゲームやスマホは夜の朝の6時~夜の12時までとする。
・自分でゲームやスマホをした時間を記録する。
・親はスマホでゲームやスマホの時間を確認、記録する。

 

「一緒に決めた勉強のルール」

 

・不登校解決相談所が提示した宿題を毎日やる。

※ 学校の宿題とリンクさせる。

 

・分からない問題は答えを写して良い。ただし、途中計算なども書くこと。

※ 宿題の内容は30分~1時間で終わる内容。

 

・週に2回、不登校解決相談所が確認をする。(火曜日と金曜日)
※ 火曜日は訪問時に確認、金曜日はラインで確認。

 

(週に2回の確認を行うことで、継続率が高まります。)
 

→「やる気」を継続するためには「即時確認」「即時称揚」

 
 

12.本人が望む事だけをしては何も解決しない!

 

2回目の以降のカウンセリングでは、勉強や宿題の確認以外にも下記のことを行いました。

 

・西尾維新先生の「作品」や「すごさについて」の話をする。
・オススメのカードゲームを一緒にやる。

 

ここでのポイントは「カードゲームを一緒にやる」です。

 

趣味の話をすることも大切ですので、訪問時は必ず取り入れていました。

 

しかし、本人が望む事だけをしていては、今の状態から抜け出すことは出来ません。

 

そこで、私がオススメのカードゲームを一緒にやることも必須の課題としました。

 

本人がハマったゲームもあれば、ハマらなかったゲームもあります。

 

ハマったゲームについては、親御さんにも紹介をして一緒にやってもらいました。

 
 

13.1ヶ月後、ゲーム時間が3時間減少!その理由は?

 

4回目のカウンセリング時に、ゲームやスマホの時間を確認しました。

 

すると、ゲームとスマホの時間が1日平均、3時間ほど減っていること確認できました。

 

(お母さんの記録した時間と本人の記録した時間は若干違いましたが。)

 

これに対して、このお子さんはこう言いました。

 

「正直、減ってないと思ってた!」
「ぶっちゃけ、減らしたつもりはなかったからね!」
「何で減ったんだろ?」

 

ゲームやスマホの時間が3時間減ったことを、一緒に考えました。

 

(もちろん、私は分かっていましたが。)

 

すると、このお子さんが減った理由に気づいてこう言いました。

 

「あっ、そっか!」
「毎日、勉強をやったからだ!」
「あと、先生に借りた人狼ゲームをみんなでやったからだ!」

 

このお子さんの「ゲーム依存」や「スマホ依存」、「不登校」は3ヶ月で解決しました。

 

もちろん、ゲームやアニメは好きなので止めることはありませんでしたが、それによって学校を休むことがなくなったため、使用時間は平均的な時間となりました。

 
 

14.ゲームやスマホは「制限(没収)」をしてもいいの?

 

ゲームやスマホを「制限(没収)」することで、「ゲーム依存」や「スマホ依存」から脱出できたケースもたくさんあります。

 

それでも、このように仰る親御さんはたくさんいます。

 

「うちの子には制限(没収)は合っていませんでした。」
「制限(没収)しようとすると暴れるんです!」

 

ただ、失敗している親御さんのほとんどが、下記のような状態です。

 

・「制限(没収)」を伝えてときの、子どもの行動を予測していなかった。
・子どもが反発したときの対応を決めていなかった。
・反発が予想以上に強く「制限(没収)」を止めてしまった。
・「一生、学校に行かないぞ!」「死んでやる!」「殺すぞ!」と言われ「制限(没収)」を止めてしまった。
・「制限(没収)」後に、どのような支援をするのかを決めていなかった。
 
→不登校を解決するために必要な「先を読む対応」「事前支援」って何?
→「先を読む対応」や「事前支援」で不登校解決!
 
 

15.「制限(没収)」して成功した事例の共通点は?

 

ゲームやスマホを「制限(没収)」して、「ゲーム依存」や「スマホ依存」を改善(解決)した事例には共通点があります。

 

その共通点は下記のものです。

 

・予想される子どもの対応を考え、そのときの対応を決めていた。

・親が対応に筋を通し、毅然とした態度で接した。
・小さなガンバリを認め、称揚や肯定を行った。
・ゲームやスマホの制限を少しずつ解除した。

 

共通点を4つ記しましたが、静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さった親御さんは、みなさんこのように仰います。

 

「そこまで、考えるんですね!」
「予想をしていると思い込んでいたダケでした!」
「上手くいかない理由が分かりました。」

 
 

16.ゲームやスマホの話をすると暴れる子ども

 

愛知県にお住まいの、小学校5年生の男の子がいました。

 

不登校期間が1年で「ゲーム依存」や「スマホ依存」状態のお子さんでした。

 

この親御さんも1年の間、「子どもの意志を尊重する」「好きな事をやらせる」「動き出すまで待つ」対応を行っていました。

 

お子さんの様子を聞くと、お母さんはこのように教えてくれました。

 

「最初、ゲームは1日3時間でした。」
「ただ、徐々にゲームやスマホの時間が増えていきました。」
「不登校になって半年すると、ゲームやスマホを1日12時間以上やるようになりました。」
「ゲームをしながら『死ね!』『クソが!』『ふざけるな!』など、暴言も聞こえてくるようになりました。」
「負けると、壁を蹴ったり、物を投げたりしています。」

 

さらに、お母さんはこう仰います。

 

「ゲームやスマホの時間を減らすように伝えると怒り出します。」

 

『何で減らさなきゃいけないんだ!』
『ゲームをしている時だけ、学校のことを忘れられるんだ!』
『オレの楽しみを奪うのか!』
『ふざけるな!』

 
 

17.ゲームやスマホの制限(没収)は悪いことではないが・・・

 

そして、お母さんはこのように仰いました。

 

「もう、ゲームやスマホを捨ててしまいたいです!」
「没収(制限)をしてはダメなのですか?」

 

静岡県にある不登校解決相談所では、このようにお伝えさせていただきました。

 

「ゲームやスマホを没収(制限)することは悪いことではありません。」
「ゲームやスマホがない方が、依存や不登校は早く解決するからです。」
「ただ、没収をすれば、子どもが諦めてゲームやスマホやらなくなるわけではありません。」
「逆に、暴れたり、暴言を吐いたり、死ぬと言ったりする可能性もあります。」
「没収するのであれば、子どもの言動を予想して、その対応を事前に決めておいて下さい。」
「実際、その言動が表れたら、毅然とした態度で接しなければなりません。」

 

お母さん、このように聞いて下さいました。

 

「没収(制限)したあと、どのような対応をすればいいんですか?」

 
 

18.毅然とした対応を取ると決めたお父さん

 

以下は、その時のお母さん、お父さん、私の会話の一部です。

 

不「没収(制限)すると言った場合、お子さんはどのような反応を見せますか?」

 

母「暴れると思います。」
母「暴言も吐くと思います。」

 

不「暴れても、暴言を吐かれても、毅然とした態度でNOと言えますか?」

 

父「はい、覚悟を決めて対応します。」

 

不「お父さんやお母さんが、毅然とした態度で接しても暴れ続けるかもしれません。」
不「そんなときは、どうしますか?」

 

父「力尽くで家から追い出します!」

 

お父さんの覚悟が伝わってきます。

 

しかし、覚悟だけでは、「不登校」や「ゲーム依存」や「スマホ依存」は解決しません。

 
 

19.子どもが暴れて、もし、警察が来たら・・・

 

不「もし、追い出して近所の人が警察を呼んだらどうしますか?」

 

父母「確かに・・・・。」

父母「そういうときは、どうすればいいんですか?」

 

不「没収(制限)をしようとすると、ほとんどの子どもが暴れたり、暴言を吐いたりします。」
不「しかし、子どもの行動に負けて、没収(制限)を止めてしまうのが最も悪い対応です。」
不「なぜなら、子どもはこのように思うからです。」

 

子『親は暴れれば、オレの言いなりになるぞ!』

 

不「警察や近所の目を気にせず、毅然とした態度で接する方法もありますが・・・。」

 

父母「それは、チョット・・・。」
父母「他には、どのような対応がありますか?」

 
 

20.連携した対応で子どものやる気を引き出す!

 

静岡県にある不登校解決相談所では、このとき、親御さんが連携をして対応することをお伝えしました。

 

不「例えば、お父さんが没収(制限)を伝えます。」
不「子どもは、当然、反発するでしょう。」
不「反発してきたら、お母さんがお子さんをフォローをして下さい。」
不「例えば、こんな感じに言うのはどうでしょう?」

 

母『私もゲームのやり過ぎは良くないと思う。』
母『けど、ゲームが楽しい気持ちも分かる。』
母『お父さん、もう1度だけ、この子にチャンスをあげて!』
母『1ヶ月、本人に任せてみようよ!』

 

不「これに対してお父さんは、このように言ってみてはどうでしょう?」

 

父『お母さんがそこまで言うなら・・・。』
父『(子どもに向かって)分かった、1ヶ月チャンスをやろう!』
父『自分で考えて、ゲーム時間が1時間でも減らせるようにしなさい!』
父『ただし、1ヶ月後に何も変わっていなかったら没収だからな!』

 
 

21.「ただ待つ」ではなく「期限を決めて待つ」

 

不「こうすれば、ほとんどのお子さんはイヤでも納得するでしょう。」
不「もちろん、それでも納得しない場合は、没収(制限)してもいいと思います。」

 

また、このような妥協案を提案するのも有効です。

 

不「没収(制限)を嫌がるのであれば、没収(制限)しないかわりに『専門家と話す』を条件としてもいいでしょう。」
不「もっと楽な目標設定として、『キャンプに一緒に行く』など、他の体験を条件とすることもあります。」

 

もちろん、このようにもお伝えさせていただきました。

 

不「1ヶ月後に、何も変わっていなければ、没収(制限)してもいいと思います。」
不「同様に『専門家と話す』という妥協案を伝えてもいいでしょう。」

 

大切なのは、「没収(制限)すること」ではなく、「ゲーム依存」や「スマホ依存」を改善することなのです。

 

また、「ただ待つ」ではなく、しっかりと「期限を決めて待つ」ことが大切です。

 
 

22.期限が来た時の対応を事前に決めておいて!

 

父母「分かりました!」
父母「もう1回、子どもにチャンスをあげたいと思います。」

 

さらに、お父さんとお母さんは、このようにも聞いて下さいました。

 

母「待っている間は、どのような対応はとればいいですか?」

 

不「基本的には、子どもに任せて口を出さないようにして下さい。」
不「口を出すと、子どもはゲームを止めない理由を親のせいにします。」

 

子『僕の事を信用してくれないんだ!』
子『今、ゲームを終わりにしようと思ったのに・・・。』
子『イライラするから、ゲームをやって解消する!』
子『お母さんのせいだからね!』など

 

また、「自分でゲーム時間を減らせた」場合の褒め方についてもお伝えしました。

 

そして、「何も変わらなかった」場合の対応を、決めておいてもらいたいとも伝えました。

 
 

23.お父さんがとった衝撃の対応とは?

 

1ヶ月後。

 

お母さんから、嬉しい?驚き?の連絡がありました。

 

母「子どもをどのように褒めたら良いのか聞きたくて連絡しました。」

 

お子さんが「ガンバった」と思った私は、お母さんにこう聞きました。

 

不「お子さんがゲームやスマホの時間を減らすことができたんですね!」
不「ガンバリましたね!」
不「上手に褒めて、さらに減らしていきたいですね!」

 

これに対して、お母さんは衝撃の内容を話して下さいました。

 

母「いえ、1ヶ月後も全く変わりませんでした。」
母「そこで、父親と事前に決めていた対応を取りました。」

 

どのような対応を取ったのかを聞くと、お母さんはこう仰いました。

 

母「ゲームやスマホの使用時間が変わらなかったことを子どもと確認しました。」
母「私たちが子ども信じて、注意をせずに待っていたことも伝えました。」
母「そして、父親がゲーム機を目の前で叩き壊しました!」

 

(事前に約束を守れなかったら「ゲーム機を壊す」と伝えていたそうです。)

 
 

24.普通に生活をすれば、普通にゲームをやらせてあげます!

 

お父さんとお母さんは何度も話し合い、お子さんが約束を守れなかったときは、毅然とした態度で臨むことにしたそうです。

 

そして、「ゲームを壊す」という結論に達したそうです。

 

私はとても驚きました。

 

しかし、お父さんやお母さんの対応が間違っていたとは思いません。

 

お母さんとお父さんが、何度も話し合い、お子さんにとっての最善の方法を考えたからです。

 

私は、お母さんにこう質問しました。

 

不「もし、お子さんがガンバったり、約束を守ったら、ゲーム機を買ってあげる気持ちはありますか?」

 

この質問に対して、お母さんはこう仰います。

 

母「もちろんです!」
母「やるべき事をやる。約束を守る。決めたルールを守る。」
母「普通に生活をしてくれれば、普通にゲームをやらせてあげたいと思っています。」

 

お父さんとお母さんは、しっかりと先の事を考えていたのでした。

 
 

25.1ヶ月で「ゲーム依存」や「スマホ依存」解消!登校開始!

 

ここから、お子さんの「ゲーム依存」や「スマホ依存」、「不登校」が解決するまでに時間はかかりませんでした。

 

私は、「登校(別室可、数時間可)」or「家庭学習や宿題」を提案します。

 

もちろん、家庭学習や宿題はお母さんやお父さんと一緒にやったり、分からなければ答えを写してもいいと伝えます。

 

また、ゲーム機以外の体験やカードゲーム、ボードゲームもオススメしました。

 

お子さんは「宿題をやる」を選び、毎日、決まった宿題や勉強を始めたそうです。

 

私は「学校に提出」「担任からコメントをもらう」「担任と面会」など、子どもの「やる気が出る」対応を助言しました。

 

担任の先生はとても協力的で、コメントや会ったときにたくさん褒めて下さったそうです。

 

宿題を始め、担任の先生やお母さん、お父さんに褒められることで、子どもは自信を取り戻し、さらにガンバルようになりました。

 

同時に、親子でカードゲームやボードゲーム、釣りに行ったりするようにもなったそうです。

 

これにより、このお子さんは、1ヶ月ほどで学校に登校出来るようになったのです。

 
 

26.厳しいだけでなくバランスの取れた支援を

 

お母さんやお父さんは、覚悟を決め、毅然とした態度でお子さんの対応を行いました。

 

もちろん、厳しいだけでは「ゲーム依存」や「スマホ依存」、「不登校」は解決しません。

 

そのことをふまえ、こちらのお父さんとお母さんは、下記のような態度でお子さんに接しました。

 

・悪いことは悪いでしっかりと叱った。
・小さなガンバリや小さな改善を見逃さずに褒めた。
・毅然とした態度で子どもに接した。
・子ども任せにせず「ゲーム依存」や「スマホ依存」、「不登校」を解決するための支援を行った。

 

ただ、お子さんが「小学生」「不登校期間が1年」と短かったことも、「ゲーム依存」や「スマホ依存」や「不登校」が解決した要因の1つであるとこともお伝えをしたいと思います。

 
 

27.病院は2ヶ月待ち!不登校期間2年の中学2年生

 

神奈川県にお住まいの、中学校2年生のお子さんがいました。

 

不登校期間が2年で「ゲーム依存」や「スマホ依存」状態のお子さんでした。

 

お母さんの話では、「ゲーム依存」や「スマホ依存」状態は1年以上、続いているとのことでした。

 

将来に不安を覚えたお母さんとお父さんは、病院に連絡をしたそうです。

 

しかし、病院の予約は2ヶ月後でした。

 

「2ヶ月もこの状態のままで良いだろうか?」

 

こう思ったお母さんとお父さんは、静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのです。

 
 

28.可能なら夏休み前半にキャンプなどの体験活動を!

 

お母さんとお父さんは、このように仰いました。

 

「日に日に『ゲーム依存』や『スマホ依存』がひどくなっているように思います。」
「少しでも早く、この状態を改善したいんです!」
「どのように対応すればいいでしょうか?」

 

ちょうど、7月だったこともあり、私はこのような提案をしました。

 

「可能であれば、外に連れ出して様々な体験をさせてあげるといいでしょう!」
「ゲームやスマホと離れる時間を少しでも増やしたほうがいいと思います。」
「もうすぐ夏休みですので、キャンプに行くのもオススメです。」
「できれば電波が届かないキャンプ場がいいと思います。」

 

また、このようなアドバイスもさせていただきました。

 

「夏休みは不登校の子どもの心が安定する時期です。」
「キャンプに誘ったり、旅行に誘ったりするのに最高の時期です。」
「ただ、夏休みの後半はイライラが始まるので、誘うのであれば前半がオススメです。」

 
 

29.3週間のキャンプ生活体験で依存解消!

 

8月の終わり。

 

お母さんから、このような連絡がありました。

 

「おかげさまで『ゲーム依存』や『スマホ依存』はかなり改善しました。」
「次は不登校を解決したいのですが、お知恵を拝借できますでしょうか?」

 

私はお母さんに、夏休みにどのような対応を行ったのかを聞いてみました。

 

すると、お母さんはこう仰います。

 

「元々、夫はキャンプが好きな人です。」
「息子が小さい頃は、家族でキャンプに行っていました。」
「(不登校解決相談所の)先生の話を夫に話したところ、夫は電波の届かないキャンプ場を探しました。」
「夏休みが入ると同時に家族3人で、そのキャンプ場に行きました。」
「そこで3週間、過ごしてきました。」

 

何と、お母さんとお父さんは、お子さんの「ゲーム依存」や「スマホ依存」を改善するため、3週間、キャンプ生活を行ったというのです。

 

(お父さんは3週間、休みを取ったそうです。)

 
 

30.カードゲームや釣りなどの楽しさに気づく!

 

お子さんの様子を聞くと、お母さんはこう仰っていました。

 

「最初の日は、電波が届かないことを怒っていました。」
「しかし、1人で帰れる場所ではないので、すぐに諦めたようです。」
「キャンプ場では、様々な体験をしました。」
「夜はたき火を囲んで、話をしたり、カードゲームをしたりしました。」
「3日もすると、スマホやゲームのない生活になれたようで、文句を言わなくなりました。」
「自分で火をつけられるようにもなりましたし、ご飯も炊けるようにもなりました。」
「川で釣りをして、釣った魚を自分でさばけるようにもなりました。」
「小動物を捕まえる罠を父親と作ったりもしました。」

 

そして、最後の日にお子さんは、このように言ったそうです。

 

「また、みんなでキャンプにこよう!」

 

(この後、静岡県にある不登校解決相談所の助言により、このお子さんの不登校は1ヶ月後に解決しました。)

 
 

31.「使用のルールは必要!」(ゲーム依存の専門医)

 

ここ数年、「ゲーム依存」や「スマホ依存」が問題になっています。

 

それに伴い、「ゲーム依存」「スマホ依存」の講習会や講演会なども多く開かれるようになりました。

 

私は講習会や講演会に参加し、講師の先生や専門医の先生と何度かお話をさせていただきました。

 

そこでは、全ての専門家の先生方(お医者さん、心理師さん、療法士さんなど)が、このように仰っています。

 

「使用時間のルールは必要だと思います。」

 

(もっと強い言葉で同じような内容を仰ってるお医者さんもいました。)

 

もちろん、ゲームやスマホを自由にしたことで、不登校が改善していたり、生活リズムが良くなっているのであれば、そのまま続けていただきたいと思います。

 

ただ、不登校の状態が悪化していたり、不登校が長期化していたり、生活リズムが崩れていたりするのであれば、別の方法を試してみてはどうですか?

 

 

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