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不登校の子どものスマホやゲームを自由にしたら、ゲーム依存やスマホ依存の状態になってしまいました・・・
1.「好きなことをやらせてあげましょう」と言われ・・・ 2.例えば、あなたの子どもが病気で薬を飲んでも改善しなかったら? 3.不登校の場合は悪化しても待ち続けるのはなぜ? 4.不登校2年の小6「ゲーム依存」「スマホ依存」に! 5.使用時間は1日16時間!注意をすると逆ギレ! 6.不登校2年半の中学3年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」に! 7.50万円のパソコンを買ってほしいと言われる 8.パソコンを買ってくれたら学校に行くから! 9.1日だけ登校したけど・・・・・ 10.不登校2年の中学1年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」に! 11.友だちと○○するからスマホの時間を延長して! 12.使用時間が1日12時間を超える!注意をすると・・・ 13.「私は娘の召使いです。」(母) 14.中学3年間不登校だった高校1年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」 15.4月からは通信制高校でガンバる!GMARCHに入る! 16.1ヶ月後に塾、学校を休むようになり・・・ 17.包丁を持ちだし「殺してやるぞ!」と叫び警察が家に! 18.「ゲーム依存」「スマホ依存」の不登校は解決に時間がかかる 19.「使用のルールは必要!」(ゲーム依存の専門医)
ある日、子どもが急に「学校に行きたくない」と言いました。
親御さんは驚くとともにどのような対応をすれば良いのか悩みます。
本やネットで対応を調べたり、学校の先生に相談をしたり、スクールカウンセラーさんに相談をしたり、相談員さんに相談をしたりします。
そこで、出てくる対応のほとんどが下記のようなものです。
・ムリをさせないようにしましょう。 ・登校刺激は与えないようにしましょう。 ・好きなことをやらせてあげましょう。 ・子どもの意志を尊重してあげましょう。 ・本人が動き出すまで待ちましょう。
不登校の子ども1人ひとり、不登校になった原因は違います。
また、不登校の子ども1人ひとりの性格や気質、育った環境も違います。
当然、不登校の子ども1人ひとりに行うべき対応も異なるのです。
しかし、不登校の子どもに対しては、なぜか上記の画一的な対応が行われ続けています。
例えば、子どもが病気になって病院に行ったとします。
あなたは病院で薬をもらい、子どもに飲ませ続けます。
しかし、1年経っても子どもの病気は改善しません。
それどころか悪化しているようにも感じます。
そんなとき、あなたは同じ薬を飲ませ続けますか?
「改善が見られなければ、もう一度、検査をする。」 「別の病院で診察をうける。(セカンドオピニオン)」 「違う薬を処方してもらう。」
本来、「改善」が見られない場合、「病状が悪化」した場合は、上記のような行動を取るのが普通です。
しかし、不登校の世界では、この当たり前のことが無視され続けています。
不登校の「改善」が見られなくても、不登校の「状態が悪化」していても、なぜか同じ対応を続けていきます。
これにより、不登校のお子さんが下記のような状態になる可能性が高いのです。
・勉強やお手伝いなど、面倒な事をやらなくなる。 ・ゲームやスマホで1日を過ごすようになる。 ・昼夜逆転して、昼過ぎに起きるようになる。 ・家族やネットの相手への暴言、家族や家への暴力が増える。 ・ゲーム依存、スマホ依存の状態になってしまう。
神奈川県にお住まいのお母さんから、小学校6年生のお子さんの相談をいただきました。
不登校期間が2年のお子さんです。
このお母さんも、カウンセラーさんにこう言われたそうです。
(本人同席です。)
「本人の意志を尊重するようにしましょう。」 「ゲームやスマホも好きなだけやらせた方が良いでしょう。」 「勉強や宿題はやらなくても大丈夫!」 「やる気になれば、いつでも追いつける!」 「不登校でも行ける高校はあるから大丈夫!」 「今は心のエネルギーを溜めることに集中しましょう!」
その後のお子さんの様子を聞きました。
「カウンセラーさんに会うまでは、勉強や宿題をやっていましたが・・・・。」 「あれ以降、勉強や宿題をやらなくなりました。」 「ずっとゲームをやっています。」 「ゲーム以外の時間は、ずっと動画を見ています。」 「寝る時間も遅くなり、起きる時間も遅くなりました。」
スマホとゲームの時間は1日平均16時間だそうです。
最高の日は18時間、最低でも10時間はやっているそうです。
「こんな生活が良いわけがない!」
こう思ったお父さんが「ゲームやスマホの時間」を注意すると、お子さんはこう言ってきたそうです。
「僕はゲームをしている時だけ、ツラいことを忘れられるんだ!」 「学校のことを思い出すと心がいたいんだ!」 「まだ、心のエネルギーが溜まっていないんだよ!」
それでも、「やり過ぎ」であることをお父さんが言うと、お子さんはこう言ってきたそうです。
「カウンセラーの先生が良いって言ってたじゃん!」 「勉強はいつからでも追いつけるって!」 「不登校でも行ける高校もあるから大丈夫って!」 「専門家の先生が言ってるんダよ!」
(不登校解決相談所の支援により、中学校からは登校を開始しました。)
大阪府にお住まいのお母さんから、中学3年生のお子さんの相談をいただきました。
不登校期間が2年半のお子さんです。
案の定、このお母さんも「意志を尊重する」「ムリをさせない」「好きな事をさせる」「待つ」「登校刺激を与えない」対応を取っていました。
私はお子さんの状態を聞きました。
「2年近く昼夜逆転生活を送っています。」 「ご飯は自分の部屋で食べるようになりました。」 「お腹がすくと降りてきて、自分の部屋に持っていきます。」
(毎日、お母さんがご飯を作って、冷蔵庫に入れていたそうです。)
「ゲームとスマホを1日中やって過ごしています。」 「勝っても負けても、ネットの相手に対して大きな声を出しています。」 「ただ、言葉使いが・・・・・。」
(「ウゼー!」「クソ!」「死ね!」「ザマア!」「ショボ!」「キモ!」など)
ゲームについて詳しく教えて下さいました。
「ゲームで負けたときに大声で暴言を吐いていました。」 「その後、部屋から出てきて、こう言われました。」
『今すぐ、PS4を買ってこい!』
(当時、ゲーム機としては最高スペックで5万円ほどでした。)
「そんなに高い物はすぐに変えないと言うと、ドアや壁を壊して脅してきました。」
「あまりにも大きな声で騒いで暴れたので、怖くなってPS4を買いにいきました。」
現在の様子も教えて下さいました。
「PS5も予約して買わされました。」 「ただ、PS5は性能が悪いと言います。」 「そして、『ゲーミングパソコンを買え!』と・・・・。」 「やすい物ではないので、夫と相談をしていると、息子がこのように言ってきたんです。」
『買ってくれたら学校に行くから!』
(最高スペックのパソコン、モニター、キーボード、マウス、合計50万円だったそうです。)
「夫と私は、久しぶりに聞く前向きな言葉に感激し、パソコンを買うことにしました。」
このお子さんが欲しがったパソコンは受注生産だったため、注文してから到着まで2週間かかったそうです。
その間、お子さんはとても模範的(?)な行動を取ったそうです。 「朝10時に起きるようになりました。」 「おはよう、いただきます、ありがとうなどの言葉も聞こえました。」 「パソコン用の机を買いに外出もしました。」 「○日(パソコンが来る日)から学校に行くから準備をしなきゃ!」
そして、パソコンが到着する日、このお子さんは学校に行ったそうです。
(午前中だけだったようですが。)
学校から帰ってきたお子さんは、パソコンの到着を笑顔でまっていました。
そして、パソコンが到着するとすぐに箱を空けてセッティングをします。
数時間後、セッティングが終わったと同時に笑顔でゲームを始めたそうです。
ただ、・・・・、そのまま、深夜までゲームを続け、寝たのは朝3時ころだったそうです。
翌日の朝。(寝てから3時間後)
お母さんが声をかけても、部屋から出てきません。
お母さんが部屋に行き、寝ているお子さんを起こしたとき、こう言われたそうです。
「うるせーな!」 「眠いんだよ!」 「起こすなよ!」
学校を休んだ場合、「パソコンは禁止(没収)」という約束はしていたそうですが・・・。
お母さんとお父さんが、「パソコン禁止(没収)」の話をすると、お子さんはこう言ってきたそうです。
「うるせ~な!」 「2度と学校に行かないぞ!」 「次に言ったら殺すぞ!」
結局、50万円かけて登校したのは1日(半日)のみだったのです。
(電話カウンセリングを行ったことで、全日制高校に通えるようになりました。)
東京都にお住まいのお母さんから、中学1年生のお子さんの相談をいただきました。
このお母さんも、下記のようなアドバイスをいただいたそうです。
「ムリをさせないようにしましょう!」 「好きな事を好きなだけやらせてあげましょう!」 「ゲームやスマホの制限はしないようにしましょう。」 「それにより心のエネルギーをためましょう!」
お母さんは、この言葉を信じ2年間、何も言わず好きな事をさせ続けたそうです。
当然ですが、2年間待ってもお子さんの不登校は解決しません。
お母さんは、お子さんの様子についてこのように教えて下さいました。
「最初はスマホやゲームの使用ルールがありました。」 「ただ、不登校になって少し経った頃、娘にこう言われました。」
『友だちと絵の交換をするから、スマホを5~6時間やらせて!』
(最初のルールは1日2時間だったそうです。)
お母さんとお父さんは「友達との関係が悪化する」ことを恐れ、1日の使用時間を延長します。
しかし、この時からスマホのルールが曖昧になっていきます。
「最初は友だちと絵の交換をすると言っていたのですが・・・・。」 「絵を描く以外にもスマホをやらせてほしいと言うようになりました。」
『友だちと一緒に○○さんのライブを見るから時間を延長して!』 『友だちと一緒にゲームをやるから時間を延長して!』 『友だちとチャットで話しをするから時間を延長して!』 『友だちと一緒に勉強をやるから時間を延長して!』など
お父さんとお母さんは、当時を振り返りこう仰います。
「スマホの時間はどんどん増えていきました。」 「最初は1日2時間だったのに、半年後には1日12時間ほどになっていました。」
あまりにもスマホやゲームの時間が増えたため、お母さんとお父さんは、本人に使用時間について話をしたそうです。
「1日の使用時間を4時間にすることにしました。」 「また、夜は10時までとすることも伝えました。」 「しかし、娘はこのように言って暴れました。」
『何で4時間しかできないの!』 『絵が完成しないよ!』 『友だちにチャンとした絵を見せられないよ!』
(最初は絵がメインだったようですが、話し合いのときはゲーム、動画、ライブがメインでした。)
『10時までじゃライブが見られないじゃん!』 『友だちと一緒に勉強することが出来ないじゃん!』 『もう、勉強はしなくて良いって言うんだね!』
(実際、宿題や勉強はやっていませんでした。)
『親がゲームやスマホを制限するなんて間違っている!』 『人権侵害だ!』 『もう2度と学校に行かないからね!』
結局、スマホの使用ルールはなくなってしまったそうです。
「その後は、1日中スマホを手放さなくなりました。」 「部屋にいるときやトイレに入るときはもちろん、ご飯を食べるとき、親と話をするとき、お風呂に入るとき、寝る直前までもスマホをいじっています。」 「唯一、スマホを手放すのは、スイッチでゲームをやるときだけです。」 「完全にスマホ依存状態になっています。」
娘さんの意見を聞き入れ、ルールをなくしてからは親への態度が横柄になりました。
「ご飯に呼んでもすぐに、部屋からでてきません。」 「出てきたかと思うと、嫌いなオカズがあると言って怒り出します。」 「カレーが食べたいというので作ると、ハンバーガーが食べたいから買ってきてと言われたりします。」
そして、お母さんは最後にこう言いました。
「私は娘の召使いです・・・。」
(不登校解決相談所が支援をしたことで、中学2年生から登校出来るようになりました。)
静岡県にお住まいのお母さんから、高校1年生のお子さんの相談をいただきました。
不登校期間は3年のお子さんです。
このお母さんも、他のお母さん同様「意志を尊重する」「好きな事を自由にさせる」「登校刺激は与えない」対応を続けてきたそうです。
状態も他のお子さん同様、「ゲーム依存」「スマホ依存」状態です。
不登校になってから約2年半の間、中学校には1度も行かなかったそうです。
最初は「負い目」を感じ、外出などを控えていたようですが、親御さんが「外出」を促したことで、周りの目を気にしなくなったそうです。
そして、学校がある日でもない日でも、欲しいもの(ゲームやグッズ)があれば、親にお金をもらい買いに行きます。
もちろん、時間も気にしません。
欲しいゲームの発売日には、平日の10時、電気屋の開店時間にお店に行っていたそうです。
(「負い目がない」「周りの目を気にしない」は良くもありますが、悪くもあります。)
そんな、自分の好きなことだけをして暮らしていたお子さんが、中学3年生の12月にこう言ったそうです。
「オレ、高校からはちゃんとやるよ!」 「勉強もしっかりやって大学にに行く!」 「絶対にGMARCHにはいくよ!(仲の良い友だちが進学校に行くので)」
さらに、話を聞くとこう言ってきたそうです。
「今の学校にはもう戻れない!(不登校期間2年半)」 「学校と言うシステム(毎日、通う)がオレには合っていない!」 「だから、通信制高校に行かせてほしい。」
お父さんとお母さんが大学受験について聞くと、このお子さんはこう応えたそうです。
「通信制から大学は厳しいのは分かってる!」 「だから、塾に行かせてほしい!」 「毎日、塾の自習室にも行く!」 「3年後にGMARCHに行くから!」
これを聞いたお母さんとお父さんは、こう思ったそうです。
『2年半、自由にさせてきた甲斐があった!』 『自分の将来をしっかり考えていたんだ!』 『この子が自分から動き出したんだから協力してあげないと!』
このお子さんは中学を不登校のまま卒業し、通信制高校に入学しました。
最初は夕方から塾に行き、勉強をガンバっていたお子さんですが、1ヶ月も経たないうちに学校や塾に行かなくなったそうです。
また、中学時代からの昼夜逆転は治っておらず、ゲーム依存状態も変わっていませんでした。
入学当初こそ、「ガンバルぞ!」という気持ちでいましたが、すぐにその気持ちが変わってしまいます。
「昨日、ガンバったから、今日は休んでいいか!」 「今日は(朝までゲームで)調子が悪いから、休んで体力を回復しよう!」 「受験は3年後なんだから、慌てても仕方ない!ムリをしないことが大切だ!」
このように言って、塾も学校も休むようになったそうです。
通信制高校に入学して1ヶ月後。
このお子さんは完全に元の「ゲーム依存」「スマホ依存」生活に逆戻りしてしまいました。
この状況に対して、お父さんはこう言ったそうです。
「自分で決めたことなんだから、しっかりと守りなさい!」 「通信の課題、塾の宿題をちゃんとやりなさい!」 「できないのであれば、スマホやゲームは制限するぞ!」
これを聞いた、このお子さんが激怒してこう言ったそうです。
「お前らの子育てのせいでオレは不登校になったんだぞ!」 「オレが悪いんじゃない!お前たちが悪いんだ!」 「それななのに、ゲームやスマホを没収するだと!」 「ふざけるな!」
そして、台所に行き包丁を持ってきて、こう言ったそうです。
「お前らを殺してやる!」
この後、1年の間に同じようなことが3回あり、警察もきたそうです。
(1年半の訪問カウンセリングにより、有名大学に合格し卒業しました!)
今回、紹介した4つの事例は珍しい事例ではありません。
なぜなら、静岡県にある不登校解決相談所には、同じような事例の相談が全国から寄せられるからです。
幸い、この4人の「ゲーム依存」「スマホ依存」は解決し、不登校も解決しました。
ただ、「ゲーム依存」や「スマホ依存」の状態の場合、不登校の解決に時間がかかります。
例えば、下記の①~③の不登校の場合、どの不登校が最も解決しやすいか分かると思います。
① 「ゲームの時間は1日5時間、夜の10時まで。」のルールがある不登校。 ② 「ゲームの時間は1日5時間、夜の10時まで。」のルールがあり、ゲームは「学校の宿題」をやってからの不登校。 ③ 「ゲームの時間制限はなしで、何時までやってもOK」の不登校
ここ数年、「ゲーム依存」や「スマホ依存」が問題になっています。
それに伴い、「ゲーム依存」「スマホ依存」の講習会や講演会なども多く開かれるようになりました。
私は講習会や講演会に参加し、講師の先生や専門医の先生と何度かお話をさせていただきました。
そこでは、全ての専門家の先生方(お医者さん、心理師さん、療法士さんなど)が、このように仰っています。
「使用時間のルールは必要だと思います。」
(もっと強い言葉で同じような内容を仰ってるお医者さんもいました。)
もちろん、ゲームやスマホを自由にしたことで、不登校が改善していたり、生活リズムが良くなっているのであれば、そのまま続けていただきたいと思います。
ただ、不登校の状態が悪化していたり、不登校が長期化していたり、生活リズムが崩れていたりするのであれば、別の方法を試してみてはどうですか?
→ゲーム依存やスマホ依存の解決事例はコチラをご覧ください。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
24/09/15
24/09/12
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不登校の子どもがゲーム依存やスマホ依存になってしまった事例
1.「好きなことをやらせてあげましょう」と言われ・・・
2.例えば、あなたの子どもが病気で薬を飲んでも改善しなかったら?
3.不登校の場合は悪化しても待ち続けるのはなぜ?
4.不登校2年の小6「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
5.使用時間は1日16時間!注意をすると逆ギレ!
6.不登校2年半の中学3年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
7.50万円のパソコンを買ってほしいと言われる
8.パソコンを買ってくれたら学校に行くから!
9.1日だけ登校したけど・・・・・
10.不登校2年の中学1年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
11.友だちと○○するからスマホの時間を延長して!
12.使用時間が1日12時間を超える!注意をすると・・・
13.「私は娘の召使いです。」(母)
14.中学3年間不登校だった高校1年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」
15.4月からは通信制高校でガンバる!GMARCHに入る!
16.1ヶ月後に塾、学校を休むようになり・・・
17.包丁を持ちだし「殺してやるぞ!」と叫び警察が家に!
18.「ゲーム依存」「スマホ依存」の不登校は解決に時間がかかる
19.「使用のルールは必要!」(ゲーム依存の専門医)
1.「好きなことをやらせてあげましょう」と言われ・・・
ある日、子どもが急に「学校に行きたくない」と言いました。
親御さんは驚くとともにどのような対応をすれば良いのか悩みます。
本やネットで対応を調べたり、学校の先生に相談をしたり、スクールカウンセラーさんに相談をしたり、相談員さんに相談をしたりします。
そこで、出てくる対応のほとんどが下記のようなものです。
・ムリをさせないようにしましょう。
・登校刺激は与えないようにしましょう。
・好きなことをやらせてあげましょう。
・子どもの意志を尊重してあげましょう。
・本人が動き出すまで待ちましょう。
2.例えば、あなたの子どもが病気で薬を飲んでも改善しなかったら?
不登校の子ども1人ひとり、不登校になった原因は違います。
また、不登校の子ども1人ひとりの性格や気質、育った環境も違います。
当然、不登校の子ども1人ひとりに行うべき対応も異なるのです。
しかし、不登校の子どもに対しては、なぜか上記の画一的な対応が行われ続けています。
例えば、子どもが病気になって病院に行ったとします。
あなたは病院で薬をもらい、子どもに飲ませ続けます。
しかし、1年経っても子どもの病気は改善しません。
それどころか悪化しているようにも感じます。
そんなとき、あなたは同じ薬を飲ませ続けますか?
3.不登校の場合は悪化しても待ち続けるのはなぜ?
「改善が見られなければ、もう一度、検査をする。」
「別の病院で診察をうける。(セカンドオピニオン)」
「違う薬を処方してもらう。」
本来、「改善」が見られない場合、「病状が悪化」した場合は、上記のような行動を取るのが普通です。
しかし、不登校の世界では、この当たり前のことが無視され続けています。
不登校の「改善」が見られなくても、不登校の「状態が悪化」していても、なぜか同じ対応を続けていきます。
これにより、不登校のお子さんが下記のような状態になる可能性が高いのです。
・勉強やお手伝いなど、面倒な事をやらなくなる。
・ゲームやスマホで1日を過ごすようになる。
・昼夜逆転して、昼過ぎに起きるようになる。
・家族やネットの相手への暴言、家族や家への暴力が増える。
・ゲーム依存、スマホ依存の状態になってしまう。
4.不登校2年の小6「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
神奈川県にお住まいのお母さんから、小学校6年生のお子さんの相談をいただきました。
不登校期間が2年のお子さんです。
このお母さんも、カウンセラーさんにこう言われたそうです。
(本人同席です。)
「本人の意志を尊重するようにしましょう。」
「ゲームやスマホも好きなだけやらせた方が良いでしょう。」
「勉強や宿題はやらなくても大丈夫!」
「やる気になれば、いつでも追いつける!」
「不登校でも行ける高校はあるから大丈夫!」
「今は心のエネルギーを溜めることに集中しましょう!」
その後のお子さんの様子を聞きました。
「カウンセラーさんに会うまでは、勉強や宿題をやっていましたが・・・・。」
「あれ以降、勉強や宿題をやらなくなりました。」
「ずっとゲームをやっています。」
「ゲーム以外の時間は、ずっと動画を見ています。」
「寝る時間も遅くなり、起きる時間も遅くなりました。」
5.使用時間は1日16時間!注意をすると逆ギレ!
スマホとゲームの時間は1日平均16時間だそうです。
最高の日は18時間、最低でも10時間はやっているそうです。
「こんな生活が良いわけがない!」
こう思ったお父さんが「ゲームやスマホの時間」を注意すると、お子さんはこう言ってきたそうです。
「僕はゲームをしている時だけ、ツラいことを忘れられるんだ!」
「学校のことを思い出すと心がいたいんだ!」
「まだ、心のエネルギーが溜まっていないんだよ!」
それでも、「やり過ぎ」であることをお父さんが言うと、お子さんはこう言ってきたそうです。
「カウンセラーの先生が良いって言ってたじゃん!」
「勉強はいつからでも追いつけるって!」
「不登校でも行ける高校もあるから大丈夫って!」
「専門家の先生が言ってるんダよ!」
(不登校解決相談所の支援により、中学校からは登校を開始しました。)
6.不登校2年半の中学3年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
大阪府にお住まいのお母さんから、中学3年生のお子さんの相談をいただきました。
不登校期間が2年半のお子さんです。
案の定、このお母さんも「意志を尊重する」「ムリをさせない」「好きな事をさせる」「待つ」「登校刺激を与えない」対応を取っていました。
私はお子さんの状態を聞きました。
「2年近く昼夜逆転生活を送っています。」
「ご飯は自分の部屋で食べるようになりました。」
「お腹がすくと降りてきて、自分の部屋に持っていきます。」
(毎日、お母さんがご飯を作って、冷蔵庫に入れていたそうです。)
「ゲームとスマホを1日中やって過ごしています。」
「勝っても負けても、ネットの相手に対して大きな声を出しています。」
「ただ、言葉使いが・・・・・。」
(「ウゼー!」「クソ!」「死ね!」「ザマア!」「ショボ!」「キモ!」など)
7.50万円のパソコンを買ってほしいと言われる
ゲームについて詳しく教えて下さいました。
「ゲームで負けたときに大声で暴言を吐いていました。」
「その後、部屋から出てきて、こう言われました。」
『今すぐ、PS4を買ってこい!』
(当時、ゲーム機としては最高スペックで5万円ほどでした。)
「そんなに高い物はすぐに変えないと言うと、ドアや壁を壊して脅してきました。」
「あまりにも大きな声で騒いで暴れたので、怖くなってPS4を買いにいきました。」
現在の様子も教えて下さいました。
「PS5も予約して買わされました。」
「ただ、PS5は性能が悪いと言います。」
「そして、『ゲーミングパソコンを買え!』と・・・・。」
「やすい物ではないので、夫と相談をしていると、息子がこのように言ってきたんです。」
『買ってくれたら学校に行くから!』
(最高スペックのパソコン、モニター、キーボード、マウス、合計50万円だったそうです。)
8.パソコンを買ってくれたら学校に行くから!
「夫と私は、久しぶりに聞く前向きな言葉に感激し、パソコンを買うことにしました。」
このお子さんが欲しがったパソコンは受注生産だったため、注文してから到着まで2週間かかったそうです。
その間、お子さんはとても模範的(?)な行動を取ったそうです。
「朝10時に起きるようになりました。」
「おはよう、いただきます、ありがとうなどの言葉も聞こえました。」
「パソコン用の机を買いに外出もしました。」
「○日(パソコンが来る日)から学校に行くから準備をしなきゃ!」
そして、パソコンが到着する日、このお子さんは学校に行ったそうです。
(午前中だけだったようですが。)
学校から帰ってきたお子さんは、パソコンの到着を笑顔でまっていました。
そして、パソコンが到着するとすぐに箱を空けてセッティングをします。
数時間後、セッティングが終わったと同時に笑顔でゲームを始めたそうです。
ただ、・・・・、そのまま、深夜までゲームを続け、寝たのは朝3時ころだったそうです。
9.1日だけ登校したけど・・・・・
翌日の朝。(寝てから3時間後)
お母さんが声をかけても、部屋から出てきません。
お母さんが部屋に行き、寝ているお子さんを起こしたとき、こう言われたそうです。
「うるせーな!」
「眠いんだよ!」
「起こすなよ!」
学校を休んだ場合、「パソコンは禁止(没収)」という約束はしていたそうですが・・・。
お母さんとお父さんが、「パソコン禁止(没収)」の話をすると、お子さんはこう言ってきたそうです。
「うるせ~な!」
「2度と学校に行かないぞ!」
「次に言ったら殺すぞ!」
結局、50万円かけて登校したのは1日(半日)のみだったのです。
(電話カウンセリングを行ったことで、全日制高校に通えるようになりました。)
10.不登校2年の中学1年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」に!
東京都にお住まいのお母さんから、中学1年生のお子さんの相談をいただきました。
不登校期間が2年のお子さんです。
このお母さんも、下記のようなアドバイスをいただいたそうです。
「ムリをさせないようにしましょう!」
「好きな事を好きなだけやらせてあげましょう!」
「ゲームやスマホの制限はしないようにしましょう。」
「それにより心のエネルギーをためましょう!」
お母さんは、この言葉を信じ2年間、何も言わず好きな事をさせ続けたそうです。
11.友だちと○○するからスマホの時間を延長して!
当然ですが、2年間待ってもお子さんの不登校は解決しません。
お母さんは、お子さんの様子についてこのように教えて下さいました。
「最初はスマホやゲームの使用ルールがありました。」
「ただ、不登校になって少し経った頃、娘にこう言われました。」
『友だちと絵の交換をするから、スマホを5~6時間やらせて!』
(最初のルールは1日2時間だったそうです。)
お母さんとお父さんは「友達との関係が悪化する」ことを恐れ、1日の使用時間を延長します。
しかし、この時からスマホのルールが曖昧になっていきます。
「最初は友だちと絵の交換をすると言っていたのですが・・・・。」
「絵を描く以外にもスマホをやらせてほしいと言うようになりました。」
『友だちと一緒に○○さんのライブを見るから時間を延長して!』
『友だちと一緒にゲームをやるから時間を延長して!』
『友だちとチャットで話しをするから時間を延長して!』
『友だちと一緒に勉強をやるから時間を延長して!』など
12.使用時間が1日12時間を超える!注意をすると・・・
お父さんとお母さんは、当時を振り返りこう仰います。
「スマホの時間はどんどん増えていきました。」
「最初は1日2時間だったのに、半年後には1日12時間ほどになっていました。」
あまりにもスマホやゲームの時間が増えたため、お母さんとお父さんは、本人に使用時間について話をしたそうです。
「1日の使用時間を4時間にすることにしました。」
「また、夜は10時までとすることも伝えました。」
「しかし、娘はこのように言って暴れました。」
『何で4時間しかできないの!』
『絵が完成しないよ!』
『友だちにチャンとした絵を見せられないよ!』
(最初は絵がメインだったようですが、話し合いのときはゲーム、動画、ライブがメインでした。)
『10時までじゃライブが見られないじゃん!』
『友だちと一緒に勉強することが出来ないじゃん!』
『もう、勉強はしなくて良いって言うんだね!』
(実際、宿題や勉強はやっていませんでした。)
『親がゲームやスマホを制限するなんて間違っている!』
『人権侵害だ!』
『もう2度と学校に行かないからね!』
13.「私は娘の召使いです。」(母)
結局、スマホの使用ルールはなくなってしまったそうです。
「その後は、1日中スマホを手放さなくなりました。」
「部屋にいるときやトイレに入るときはもちろん、ご飯を食べるとき、親と話をするとき、お風呂に入るとき、寝る直前までもスマホをいじっています。」
「唯一、スマホを手放すのは、スイッチでゲームをやるときだけです。」
「完全にスマホ依存状態になっています。」
娘さんの意見を聞き入れ、ルールをなくしてからは親への態度が横柄になりました。
「ご飯に呼んでもすぐに、部屋からでてきません。」
「出てきたかと思うと、嫌いなオカズがあると言って怒り出します。」
「カレーが食べたいというので作ると、ハンバーガーが食べたいから買ってきてと言われたりします。」
そして、お母さんは最後にこう言いました。
「私は娘の召使いです・・・。」
(不登校解決相談所が支援をしたことで、中学2年生から登校出来るようになりました。)
14.中学3年間不登校だった高校1年生も「ゲーム依存」「スマホ依存」
静岡県にお住まいのお母さんから、高校1年生のお子さんの相談をいただきました。
不登校期間は3年のお子さんです。
このお母さんも、他のお母さん同様「意志を尊重する」「好きな事を自由にさせる」「登校刺激は与えない」対応を続けてきたそうです。
状態も他のお子さん同様、「ゲーム依存」「スマホ依存」状態です。
不登校になってから約2年半の間、中学校には1度も行かなかったそうです。
最初は「負い目」を感じ、外出などを控えていたようですが、親御さんが「外出」を促したことで、周りの目を気にしなくなったそうです。
そして、学校がある日でもない日でも、欲しいもの(ゲームやグッズ)があれば、親にお金をもらい買いに行きます。
もちろん、時間も気にしません。
欲しいゲームの発売日には、平日の10時、電気屋の開店時間にお店に行っていたそうです。
(「負い目がない」「周りの目を気にしない」は良くもありますが、悪くもあります。)
15.4月からは通信制高校でガンバる!GMARCHに入る!
そんな、自分の好きなことだけをして暮らしていたお子さんが、中学3年生の12月にこう言ったそうです。
「オレ、高校からはちゃんとやるよ!」
「勉強もしっかりやって大学にに行く!」
「絶対にGMARCHにはいくよ!(仲の良い友だちが進学校に行くので)」
さらに、話を聞くとこう言ってきたそうです。
「今の学校にはもう戻れない!(不登校期間2年半)」
「学校と言うシステム(毎日、通う)がオレには合っていない!」
「だから、通信制高校に行かせてほしい。」
お父さんとお母さんが大学受験について聞くと、このお子さんはこう応えたそうです。
「通信制から大学は厳しいのは分かってる!」
「だから、塾に行かせてほしい!」
「毎日、塾の自習室にも行く!」
「3年後にGMARCHに行くから!」
これを聞いたお母さんとお父さんは、こう思ったそうです。
『2年半、自由にさせてきた甲斐があった!』
『自分の将来をしっかり考えていたんだ!』
『この子が自分から動き出したんだから協力してあげないと!』
16.1ヶ月後に塾、学校を休むようになり・・・
このお子さんは中学を不登校のまま卒業し、通信制高校に入学しました。
最初は夕方から塾に行き、勉強をガンバっていたお子さんですが、1ヶ月も経たないうちに学校や塾に行かなくなったそうです。
また、中学時代からの昼夜逆転は治っておらず、ゲーム依存状態も変わっていませんでした。
入学当初こそ、「ガンバルぞ!」という気持ちでいましたが、すぐにその気持ちが変わってしまいます。
「昨日、ガンバったから、今日は休んでいいか!」
「今日は(朝までゲームで)調子が悪いから、休んで体力を回復しよう!」
「受験は3年後なんだから、慌てても仕方ない!ムリをしないことが大切だ!」
このように言って、塾も学校も休むようになったそうです。
17.包丁を持ちだし「殺してやるぞ!」と叫び警察が家に!
通信制高校に入学して1ヶ月後。
このお子さんは完全に元の「ゲーム依存」「スマホ依存」生活に逆戻りしてしまいました。
この状況に対して、お父さんはこう言ったそうです。
「自分で決めたことなんだから、しっかりと守りなさい!」
「通信の課題、塾の宿題をちゃんとやりなさい!」
「できないのであれば、スマホやゲームは制限するぞ!」
これを聞いた、このお子さんが激怒してこう言ったそうです。
「お前らの子育てのせいでオレは不登校になったんだぞ!」
「オレが悪いんじゃない!お前たちが悪いんだ!」
「それななのに、ゲームやスマホを没収するだと!」
「ふざけるな!」
そして、台所に行き包丁を持ってきて、こう言ったそうです。
「お前らを殺してやる!」
この後、1年の間に同じようなことが3回あり、警察もきたそうです。
(1年半の訪問カウンセリングにより、有名大学に合格し卒業しました!)
18.「ゲーム依存」「スマホ依存」の不登校は解決に時間がかかる
今回、紹介した4つの事例は珍しい事例ではありません。
なぜなら、静岡県にある不登校解決相談所には、同じような事例の相談が全国から寄せられるからです。
幸い、この4人の「ゲーム依存」「スマホ依存」は解決し、不登校も解決しました。
ただ、「ゲーム依存」や「スマホ依存」の状態の場合、不登校の解決に時間がかかります。
例えば、下記の①~③の不登校の場合、どの不登校が最も解決しやすいか分かると思います。
① 「ゲームの時間は1日5時間、夜の10時まで。」のルールがある不登校。
② 「ゲームの時間は1日5時間、夜の10時まで。」のルールがあり、ゲームは「学校の宿題」をやってからの不登校。
③ 「ゲームの時間制限はなしで、何時までやってもOK」の不登校
19.「使用のルールは必要!」(ゲーム依存の専門医)
ここ数年、「ゲーム依存」や「スマホ依存」が問題になっています。
それに伴い、「ゲーム依存」「スマホ依存」の講習会や講演会なども多く開かれるようになりました。
私は講習会や講演会に参加し、講師の先生や専門医の先生と何度かお話をさせていただきました。
そこでは、全ての専門家の先生方(お医者さん、心理師さん、療法士さんなど)が、このように仰っています。
「使用時間のルールは必要だと思います。」
(もっと強い言葉で同じような内容を仰ってるお医者さんもいました。)
もちろん、ゲームやスマホを自由にしたことで、不登校が改善していたり、生活リズムが良くなっているのであれば、そのまま続けていただきたいと思います。
ただ、不登校の状態が悪化していたり、不登校が長期化していたり、生活リズムが崩れていたりするのであれば、別の方法を試してみてはどうですか?
→ゲーム依存やスマホ依存の解決事例はコチラをご覧ください。
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