「不登校に戻ってしまいました・・・」春休みの対応を間違ってしまったお母さんの言葉

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「不登校に戻ってしまいました・・・」春休みの対応を間違ってしまったお母さんの言葉

中学生不登校解決事例,不登校解決事例

2025/04/07 「不登校に戻ってしまいました・・・」春休みの対応を間違ってしまったお母さんの言葉

春休み前は学校に行き始めたのに・・・

 

不登校一喜一憂2

 

 
 

1.訪問相談後に登校を始め春休みに入る!

 

昨年の4月にあるお母さんから、次のようなメールが届きました。

 

「不登校解決相談所様」
「いつもお世話になっております。○○の母です。」
「先生の言った通りになってしまいました。」

 

※ 先生=不登校解決相談所

 

「春休み前、先生との面談後、息子はすぐに登校し始めました。」
「そして、『4月からも学校に行く!』と言ってくれました。」
「先生が『登校確率を高めたい』と言って下さったことは覚えています。』

 

※『春休みにも面談を入れてもらえった方が安心です。』
※『このままでも4月から登校する可能性はあると思いますが・・・。』
※『4月からも学校に行く確率を高くしたい。』

 

「ただ、息子の状態がよかったため、春休みの面談予約は入れませんでした。」
「今、思うと考えが甘かったと思います。」

 
 

2.子供が安定しているので春休みに相談しなかったら・・・

 

「春休みが終わり学校が始まりました。」
「最初は登校したのですが・・・。」
「次の週の月曜になると『調子が悪い』『明日は行く』と言いだしました。」
「私たちは息子の言葉を信じ、休む許可をしたのですが・・・・。」
「翌日も登校することはありませんでした。」

 

これは、「不登校経験者あるある」です。

 

最初はガンバって登校するのですが、少しでもイヤな事があったり、疲れたりすると「休む」という選択肢を選んでしまうのです。

 

1日休んで登校を再開してくれるとよいのですが・・・。

 

しかし、ほとんどの子供が欠席を続け、再び不登校となってしまうのです。

 

「春休み中に面談を入れなかったのに厚かましいお願いと存じます。」
「できましたら、もう一度、息子の面談をしていただけないでしょうか?」
「登校できるようにお話をしていただけないでしょうか?」

 

もちろん、不登校解決相談所では喜んで相談の依頼をお受けさせていただきました。

 
 

3.4月からの登校を継続させるのは難しい!

 

毎年、静岡県にある不登校解決相談所が3学期に対応させていただいた「親御さん」や「お子さん」は、良い状態で春休みを迎えることができています。

 

もちろん、良い状態のまま春休みを過ごし、4月から登校してくれるとよいのですが・・・。

 

実際、不登校解決相談所が1月~3月にかけて支援をさせていただいたことで、春休みに支援をしなくても、良い状態をキープして4月からも登校できる子は多くいます。

 

ただ、お子さんの状態が落ち着いていると感じ、支援を止めてしまったことで、不登校に戻ってしまう子は少なくありません。

 

実は不登校の子供のやる気を引き出し、2~3日登校させるのはそれほど難しいことではありません。

 

難しいのは「登校を継続」する事なのです。

 

そのため、可能であれば登校が1~3ヶ月は継続してから、相談や支援を終わりにしていただければと考えています。

 
 

4.休み中の前向き発言は「不登校あるある」

 

春休みや夏休み、冬休みの期間中は、不登校の子供の「心が安定」する時期です。

 

普段であれば、他の子は学校に行っていますが、自分は学校に行っていません。

 

そのため、少なからず罪悪感を持つ子供は少なくないのです。

 

※ 罪悪感があるうちは、まだまだ、「正常」な状態ですので不登校解決は難しくありません。

 

しかし、春休みや夏休み、冬休みは違います。

 

全ての子供が学校に行かない時期です。

 

当然、休んでいる自分に罪悪感を持つことはありません。

 

そのため、学校に対しても前向きな言葉が出るのです。

 
 

5.「4月からガンバる!」と言っていたけど・・・

 

「4月からはガンバる!」
「毎日、学校に行く!」
「高校で勉強もガンバる!」など

 

これらは「春休み中」に多い、不登校の子供の前向き発言です。

 

しかし、4月~5月にかけて次のような相談が多く寄せられます。

 

「4月からガンバると言っていたのですが・・・。」
「自分で決めた高校なのに・・・。」
「始業式は参加したのですが・・・。」

 

始業式に参加しない子供も少なくありません。

 

その子供たちは次のように言ったりします。

 

「始業式は行かなくていいでしょ!」
「明日から授業が始まるから行く」
「学活は苦手だから今週は休む!!」
「教科の授業が始まる来週から学校に行く!」など

 

言葉どおりに、授業が始まってから学校に行ってくれるとよいのですが・・・。

 
 

6.欠席している子供へのNGワードは?

 

私はメールを下さったお母さんに返信をしました。

 

「○○様」
「いつもお世話になっております。
「不登校解決相談所です。」
「春休みの相談については気にしないで下さい。」
「ただ、お子さんの状態を考えると・・・、」
「また、1からのスタートになるとお考え下さい。」
「○○さんは登校できていない自分を『ダメな人間』と思っている可能性もあります。」
「この罪悪感を正しい対応で解消し、再びやる気を引き出し、継続させたいと思います。」

 

また、NGの対応についても、お伝えしておきました。

 

「私の面談までの間、次のような声かけはしないで下さい。」
「学校の先生にも言わない(手紙で書かない)ように伝えて下さい。」

 

『ムリしなくていいよ~。』
『学校に行かなくても(来なくても)大丈夫だよ~。』
『行けたら行こうね~。(来れたら来てね~。)』
『好きな事をして心のエネルギーを溜めようね!』

 

「これらは、その場しのぎの声かけですので気をつけて下さい。」

 

→「不登校の間違った7つの思い込み」その考えは間違っているんですよ!

 
 

7.中学1年生の4月から不登校だった!

 

このお子さんは中学1年生の4月から不登校になってしまったお子さんです。

 

その後、次のような間違った対応をしてしまったため、「昼夜逆転」「ゲーム依存」「親への暴言」状態となってしまいました。

 

「登校刺激を与えるのはやめましょう。」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重しましょう。」
「好きな事をして心のエネルギーを回復しましょう。」
「自分から動き出すまで待ちましょう。」

 

→「不登校の間違った5つの対応」あなたの対応は間違っていませんか?

 

お母さんが始めて相談を下さったのは、お子さんが中学1年生の2月後半でした。

 

「このままだと、去年と同じことを繰り返す!」

 

このように思い、静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのです。

 
 

8.カウンセリング後、スグに登校開始!

 

お母さんには、お子さんが次のように思える支援や声かけを伝えました。

 

「その先生だったら会ってもいいかな。」

 

実際、お母さんが対応を変えたことで、私とこのお子さんはスグに会うことができました。

 

私は最初の対面カウンセリングで話すことを事前に準備していきます。

 

もちろん、趣味や好きな事の話もしますが、勉強や登校の話も必ずします。

 

→不登校の子どもと信頼関係を作るため「趣味」の話をするカウンセラーは多いが・・・

 

これにより、このお子さんは次のように言ってくれました。

 

「先生!」
「明日から学校に行くよ!」

 

実際、このお子さんは翌日の朝から別室ですが登校することができたのです。

 
 

9.春休み1週間前からは教室復帰

 

学校にも別室での声かけについてお伝えさせていただきました。

 

簡単にいうと「ガンバリを認める」声かけをお願いしたのです。

 

逆に「マイナスな声かけ」は絶対にしないようにお願いもしました。

 

※ 「マイナスな声かけ」=「ムリしなくていいよ~」など

 

お母さんにも「正しい声かけ」をお伝えしました。

 

私も電話や対面で「正しい声かけ」を行い、子供のやる気を継続させます。

 

親や学校が対応を変えたことで、このお子さんの登校は継続します。

 

そして、春休み前の最後の1週間は教室で授業を受けることができたのです。

 
 

10.春休みに間違った対応をしてしまう親たち

 

春休みに入ったことで、お子さんの心は安定します。

 

さらには、3月から登校を始め、最後の1週間は教室で過ごせたことで自信も取り戻し始めていました。

 

ここで、「春休みに行う正しい対応」を行っていれば、4月からも登校を継続できたことでしょう。

 

「春休みに行う正しい対応」とは、「3月」と「4月」で対応を変えるというものです。

 

簡単に言うと「3月」は褒めたり、発破をかけたり、注意をしたりする。

 

そして、「4月」は声かけを減らし、「信じてる」オーラを出す対応です。

 

しかし、逆の対応をしてしまう親御さんが少なくないのが現実です。

 

・春休みに入って子供の心が安定する。

 

→親も安心してしまい支援や刺激を行わない。
→A4月が近づくにつれ新学期の話をする。
→B子供を信じて登校刺激を全く与えない。

 

※ AorBのどちらかの対応をする親が多い。

 

これでは、4月からの登校(継続)確率が下がってしまうのも無理ありません。

 
 

11.話を聞くとともに注意をする!

 

私が久しぶりに訪問すると、このお子さんは申し訳なさそうな顔をしています。

 

※ 申し訳なさそうな顔をしているのは「正常」である証拠です。

 

「本当に4月から学校に行くつもりだった!」
「でも、始業式が近づくにつれて徐々に行きたくなくなって・・・。」
「最初はの1週間はガンバって行ったんだけど・・・」
「土日でゲームをしていたら・・・。」
「面倒だなって気持ちが出てきて・・・・。」
「本当に月曜日からは行くつもりだったんだ!」
「でも、朝になったら・・・・。」

 

私は「気持ち」を聞くとともに「甘え」について注意をしました。

 

※ 春休みはゲームやスマホを深夜までやり昼頃に起きていたようです。

 

ただ、不登校を経験した子が「面倒」などのちょっとした事から「休む」を選んでしまうのは仕方のないことです。

 

これは子供の性格や気質の問題ではなく、親や学校が行った「間違った対応」によるものなのです。

 

このお子さんは、訪問カウンセリングの最後に次のように言ってくれました。

 

「月曜日から学校に行く!」

 
 

12.その後、欠席・早退0で中学卒業!

 

このお子さんは月曜日から登校を再開します。

 

お母さんは月に2回の電話カウンセリングと月に2回の訪問カウンセリングを依頼して下さいました。

 

その後、登校が安定してからは月に1回の電話カウンセリングと月に1回の訪問カウンセリングを。

 

中学3年生になってからも、定期的に訪問カウンセリングや電話カウンセリングの依頼を下さいました。

 

これにより、このお子さんは中学2年生の3週目から、中学3年生の卒業式まで1日も休まず登校することができたのです。

 

そして、先日、希望していた全日制高校に合格したという報告がありました。

 

 

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