子どもが不登校になった理由を「意志の尊重」「親の愛情不足」「親からの自立」と決めつける専門家

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子どもが不登校になった理由を「意志の尊重」「親の愛情不足」「親からの自立」と決めつける専門家

中学生不登校解決事例,不登校解決事例

2024/01/28 子どもが不登校になった理由を「意志の尊重」「親の愛情不足」「親からの自立」と決めつける専門家

私との最初のカウンセリングで本当の理由が語られた!

 

不登校先を読む対応3

 

1.不登校の様子からクラスの様子や状態を推測!
2.「その通りです!なんで分かったのですか?」
3.「意志を尊重して自由にさせる」対応をしたら・・・
4.相談員さんに相談しても助言は同じ・・・
5.昼夜逆転でゲーム依存やスマホ依存の状態に!
6.不登校の原因は「親から自立」したいから?
7.不登校は子どもの成長に必要?暴言は愛情確認?
8.待ち続けたから「4月から学校に行く!」と言ったの?
9.「友だちがいないから行かない!」(新学期開始4日目)
10.3日の登校で心のエネルギーがなくなった?
11.不登校になっていなくてもゲーム依存になった?
12.不登校が長期化した原因は「支援」がなかったから!
13.間違った対応を続けることで妹や弟も不登校に・・
14.長期間、病状や良くならない病院に通い続ける?
15.子どもが勉強や宿題をやらなくなるのは必然
16.親がガンバって学校につれて行っても・・・・
17.子どもが自分から「会いたい!」と言えるように
18.本音を話しやすくするための情報収集と工夫
19.一部の生徒の意見が常に採用されるクラス
20.子どもたちの自主、自治活動は大切だけど・・・
21.一部の生徒の強制と取れる発言で・・・
22.始めて「不登校の本当の理由」が語られた
23.正しい対応、共感と否定で1ヶ月で登校開始!

 
 

1.不登校の様子からクラスの様子や状態を推測!

 

東京都にお住まいのお母さんから、不登校期間が約1年半の中学2年生の不登校相談をいただきました。

 

中学1年生の5月から不登校になってしまったお子さんです。

 

お母さんの話しでは、小学校での不登校経験はないとのことです。

 

静岡県にある不登校解決相談所では、これらの情報から不登校の原因を下記のようなものであると推測しました。

 

「真面目なタイプでしっかりしているのではないか?」
「悪く言うと融通が利かないタイプかも知れない?」
「小学校のクラスや担任の先生のことは好きだったのではないか?」
「中学校のクラスが落ち着かなかったのでは?」
「中学校の担任の先生は優しい先生かもしれない?」
「生徒の自主性を重んじたり、積極的な生徒に目が行く先生ではないか?」
「良く言うと元気な生徒が多く、その子たちがクラスの1軍となっているのではないか?」

 
 

2.「その通りです!なんで分かったのですか?」

 

東京都にお住まいのお母さんに不登校解決相談所の推測をお話しすると、お母さんは驚いていました。

 

「そうです!」
「うちの子どもは真面目ですが、少し融通が利かないタイプです。」
「小学校の時のクラスはとても楽しかったと思います。」
「(小学校の)担任の先生のことも好きでした。」
「担任の先生は怒ると怖いのですが、普段はとても楽しい先生でした。」

 

中学校の様子についても的中したようです。

 

「確かに(中学校の)担任の先生は若くて優しい先生です。」
「そして、同じクラスには他の小学校から来たヤンチャな子が数人いました。」
「その子たちは積極的に発言をするので先生はその子たちの意見を採用していました。」
「そういえば、不登校になる前に言っていたのは・・・・。」

 

『少し前に席替えをしたのに、その子たちが席替えを要求した。』
『先生は、その子たちの意見を採用した。』
『まだ1ヶ月も経ってないのに、また、席替えになった。』
『あの席は結構、気に入っていたのに!』

 
 

3.「意志を尊重して自由にさせる」対応をしたら・・・

 

東京都にお住まいの、このお子さんの不登校原因はクラスの人間関係によるものでしょう。

 

ただ、お母さんが学校のスクールカウンセラーさんに相談をすると下記のように言われます。

 

「中学に入り新しいクラスの人間関係に疲れたのでしょう。」
「まずは心のネネルギーを回復することが大切です。」
「登校刺激は与えないようにしましょう。」
「そして、本人の意志を尊重して、好きな事をさせてあげて下さい。」
「そうすれば、心のエネルギーが回復し、学校に来られるようになります。」

 

お母さんは、スクールカウンセラーさんの言うとおり「お子さんの意志を尊重」し「自由」にさせたそうです。

 

当然、「登校刺激」も与えないようにしました。

 

しかし、お子さんの不登校の状態は一向に良くなりません。

 

(登校刺激を与えないので親子ケンカはなくなったそうですが・・・。)

 

それどころか、1日をゲームやスマホで過ごすようになります。

 

そして、昼夜逆転生活になってしまいました。

 

もちろん、勉強や宿題もやりません。

 

不登校初期は塾に通っていたのですが・・・・。

 
 

4.相談員さんに相談しても助言は同じ・・・

 

不登校の状態が改善しなかったため、お母さんは区の相談員さんに相談をしたそうです。

 

しかし、教えていただいた対応はスクールカウンセラーさんと同じでした。

 

「ムリをさせないようにしましょう!」
「登校刺激は与えないようにしましょう!」
「好きな事をさせてあげましょう!」
「心のエネルギーが溜まるまで待ちましょう!」

 

お母さんは、ネットや本でも対応を調べます。

 

しかし、書いてあるのは「ムリをさせない」「本人の意志を尊重」「待ちましょう」ばかりです。

 
 

5.昼夜逆転でゲーム依存やスマホ依存の状態に!

 

お子さんが不登校になって半年が経ちました。

 

もちろん、お子さんの不登校は解決していません。

 

それどころか、完全に昼夜逆転生活、ゲーム依存、スマホ依存になってしまっています。

 

お母さんやお父さんが何を言っても聞く耳を持ちません。

 

ひどいときは暴言を吐いたり、暴力を振るったりするようになってしまいました。

 

困ったお母さんは民間のカウンセラーさんに相談をしたそうです。

 
 

6.不登校の原因は「親から自立」したいから?

 

そのカウンセラーさんから、このようなお話を聞きます。

 

「不登校の子どもが親に反抗するのは『自分は親とは違うんだ!』と分かってもらいたいからです。」
「学校に行かないのは『親から自立』しようとモガいているんです。」
「親への反抗を否定してはいけません。」
「否定してしまうと『自立心』が育たないからです。」
「当然、不登校も長引いてしまいます。」

 

対応については、同じように言われます。

 

「時間がかかっても子どもを信じて見守りましょう。」
「自分から動き出すのを待つんです。」
「見守りながら『待つ』と子どもの自己肯定感が高まります。」
「自己肯定感が高まれば自然と学校に行くようになります。」

 

また、自己肯定感を高めるために下記のような対応も指示されます。

 

「何事も子どもの意志を尊重して子どもに決めさせて下さい。」
「それにより『自分で考えて決めた!』と感じ、自分に自信を持てるようになります。」
「この自信が自己肯定感につながります。」

 
 

7.不登校は子どもの成長に必要?暴言は愛情確認?

 

さらに下記のように言われます。

 

「不登校は『子どもの成長』に必要なことです。」
「必要なのに『いつまで不登校が続くの?』と思っていませんか?」
「不登校になってからワガママになったと感じるかもしれません。」
「ただ、ワガママを言うのは、お母さんが最も安心できる存在だからです。」

 

お母さんへの暴言についての言葉もありました。

 

「子どもがワガママを言うのは、親の愛情を確かめているのです。」
「お母さんに『愛されている』ことを確認しているのです。」
「不登校の子どもたちは、心の中で『寂しい・・・』と感じています。」
「子どもの愛情確認作業に付き合って下さい。」

 

最後にカウンセラーさんは、お母さんに対応の助言?をします。

 

「子どもの心の叫びを聞きましょう。」
「それを受けて止めてあげて下さい!」

 
 

8.待ち続けたから「4月から学校に行く!」と言ったの?

 

東京都にお住まいのお母さんは、民間のカウンセラーさんの言う通りに対応を行います。

 

しかし、このお子さんの状態に変化はありません。

 

心配になったお母さんは、再び相談をしますが・・・・。

 

「子どもを信じて待ちましょう!」
「心の叫びを聞いてあげましょう!」

 

お母さんは、カウンセラーさんの言葉を信じ「待ち」続けます。

 

すると、中学2年生になる前の春休みに子どもがつぶやきます。

 

「4月からは学校に行く!」
「中学2年生からは心機一転ガンバル!」

 
 

9.「友だちがいないから行かない!」(新学期開始4日目)

 

東京都にお住まいのお母さんは、中学2年生の春休みを振り返ります。

 

「あの時は本当に嬉しかったです。」

 

『1年間、待った甲斐があった!』
『ムリをさせずに良かった!』
『子どもを信じて待てば動き出すんだ!』

 

「苦労した1年が報われたと思っていました。」
「でも・・・・。」

 

4月に入り、このお子さんは始業式に参加しました。

 

そして、翌日、翌々日も登校します。

 

しかし、このお子さんが登校したのは最初の3日だけです。

 

新学期開始から4日目の月曜日、このお子さんは下記のように言ってベッドから出てきません。

 

「授業が分からないから行かない!」
「仲の良い友だちもいないからイヤだ!」
「学校に行くと頭が痛くなる!」

 
 

10.3日の登校で心のエネルギーがなくなった?

 

東京都にお住まいのお母さんは励ます声かけを行います。

 

しかし、その日以降、このお子さんが登校する事はありませんでした。

 

お母さんがスクールカウンセラーさんに相談をすると・・・。

 

「学校に3日も行ったのはスゴいことだと思います。」
「たくさん褒めてあげて下さい!」
「ただ、登校で心のエネルギーを使い切ってしまったんですね!」
「心のエネルギーが溜まるように好きな事をさせてあげましょう!」

 

民間のカウンセラーさんに相談をすると・・・。

 

「お母さんが『学校に行ってほしい』と思っていたのを察知したんでしょう。」
「だから、『ムリをして』学校に行ったのでしょう。」
「もっと、子どもの心の叫びを聞いてあげて下さい!」

 
 

11.不登校になっていなくてもゲーム依存になった?

 

東京都にお住まいのお子さんは、本来、真面目なお子さんです。

 

クラスの友達が自分の都合で「席替え」を訴えた事に対して、「それは間違っている」と思える「普通の感覚」を持っています。

 

しかし、このお子さんは不登校になってから変わってしまいました。

 

・宿題や勉強を全くやらなくなった。
・昼夜逆転状態になった。
・ゲーム依存やスマホ依存の状態になった。
・親に対してワガママを言うようになった。
・思い通りにいかないと暴言を吐くようになった。など

 

このような状態になった原因は「親からの自立」なのでしょうか?

 

親が「心の叫び」を受け止めなかったからなのでしょうか?

 

もし、不登校になっていなくても「親から自立」するために、ゲーム依存やスマホ依存になったのでしょうか?

 
 

12.不登校が長期化した原因は「支援」がなかったから!

 

東京都にお住まいのお子さんが、このような状態になってしまったのは、「親からの自立」や「心の叫び」ではありません。

 

もちろん、親の「子育て」や「愛情不足」が原因でもありません。

 

→本当の「愛情不足」を知っていますか?不登校の相談をする親は愛情がある!

 

中学1年生の時、このお子さんは不登校になってしまいました。

 

お母さんの話しから、不登校の原因は「友だち関係」である可能性が高いと思われます。

 

大切なのは、その後の対応や支援です。

 

「担任の先生が全体を見渡した学級運営をしていたら・・・。」
「不安や不満を言える先生が学校にいれば・・・。」
「親が不安や不満を乗り越える支援や対応していれば・・・。」
「このお子さんに合った、正しい対応を行っていれば・・・。」

 

このお子さんの不登校は長期化しなかったでしょう。

 

さらには、このお子さんが「ゲーム依存」や「スマホ依存」になることはなかったでしょう。

 

→「ゲーム依存」や「スマホ依存」についてはコチラをご覧ください。

 
 

13.間違った対応を続けることで妹や弟も不登校に・・

 

「親御さんが間違った対応をしてしまうのは仕方のないことである。」

 

静岡県にある不登校解決相談所では、このように考えています。

 

なぜなら、親御さんは不登校の専門家ではないからです。

 

静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の相談が全国から寄せられます。

 

そんな中には、兄弟、姉妹の不登校相談も多くあります。

 

兄弟や姉妹の相談は例外なく下記のような状態になっています。

 

・兄や姉が不登校になった。
・弟や妹も不登校になった。
・兄や姉が最初に不登校になったときは人間関係などの理由があった。
・弟や妹の理由は「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はズルい!」がほとんど。
・親は兄や姉が不登校のため、弟や妹に「行きなさい!」「やりなさい!」と言えない。
・兄や姉が不登校になった学年より、弟や妹が不登校になる学年は早い。
(姉は小5で不登校になった→弟は小3で不登校になった)
・親は兄や姉に行った「間違った対応」を弟や妹に行ってしまう。
・弟や妹の不登校のほうが不登校解決に時間がかかる。

 

このように、専門家ではない親御さんは、「子どもの気持ちに寄り添う」という理想の言葉に影響され、間違った対応を続けてしまいます。

 

当然、お兄ちゃんやお姉ちゃんの不登校が解決しないだけでなく、弟さんや妹さんの不登校も長期化してしまうのです。

 
 

14.長期間、病状や良くならない病院に通い続ける?

 

例え話をさせて下さい。

 

お兄ちゃんやお姉ちゃんが発熱し、苦しんでいるとき、親御さんはすぐに病院に連れて行くことでしょう。

 

ここで、病院に連れて行かずに放っておく親が「愛情不足」の親です。

 

ただ、その病院では薬を出してくれず「見守る対応」するように言われます。

 

「昔は薬はなかった!」
「それでも人間は病気を克服した!」
「人間には自然治癒力があるんだ!」
「だから、見守ることが大切だ!」

 

あなたは、この病院の言葉を信じて通い続けるのでしょうか?

 

弟さんや妹さんが発熱で苦しみ出したときにも、この病院に連れて行くのでしょうか?

 

病気であれば、このような対応を取らない親御さんでも、なぜか不登校の場合はこのような対応をとってしまいます。

 

当然、発熱したお兄ちゃんやお姉ちゃんの苦しい状態は続くだけでなく、弟さんや妹さんも苦しい状態になってしまいます。

 
 

15.子どもが勉強や宿題をやらなくなるのは必然

 

静岡県にある不登校解決相談所では、不登校のお子さんに対しても下記のように考えています。

 

「出席or欠席を自分で決めて良いと言われたら・・・欠席を選ぶよな~!」
「勉強や宿題をやらなくても何も言われなければ・・・やらなくなるよな~!」
「ゲームやスマホの時間を自由にすると言われたら・・・好きなだけやるよな~!」
「人間は楽(らく)なほうに流れる生き物だからな~!」

 

もちろん、不登校の子どもの中には、自分から「厳しい道」を選ぶ子もいます。

 

→「待つ対応」「意志を尊重する対応」で不登校が解決する子は100人に1人

 

 

「学校に行かなきゃダメなのは分かってる・・・。」
「でも、行けない・・・。」
「勉強や宿題をやらなければダメだよな・・・。」
「でも、分からないしな・・・・。」

 

このように思っている子どもたちが「自分から学校に行く」選択をするのでしょうか?

 

自分から「勉強や宿題をやる」道を選ぶのでしょうか?

 

ほとんどの子どもが「楽(らく)な道」を選ぶのは、必然だと思いませんか?

 
 

16.親がガンバって学校につれて行っても・・・・

 

不登校を解決するためには、子ども1人ひとりにあった対応や支援が必要となります。

 

また、親、学校、カウンセラーなどが目標を共有し、役割分担をすることが大切です。

 

例えば、親御さんが不登校のお子さんと何度も何度も話しをして、お子さんが登校に納得したとします。

 

ただ、久しぶりに登校することに「不安」を覚えるのは仕方のないことです。

 

そのため、朝になると「登校しぶり」をする事が予想されます。

 

それでも親御さんは一生懸命に話しをすることで、何とか学校につれて行けました。

 

「登校をキッカケに学校に慣れて欲しい!」
「友だちや先生と話しをして不安を解消してほしい!」

 

親御さんがこのように思っている所に、学校の先生やスクールカウンセラーさんは、どのように声をかければいいのでしょう?

 

「ムリして学校に来なくていいんだよ!」
「来たいときに来ればいいんだよ!」

 

このような声かけで、お子さんの「不安」は消え、「学校」に慣れ、翌日、以降も登校するのでしょうか?

 

→「即時確認」「即時称揚」で「やる気」を継続!

 
 

17.子どもが自分から「会いたい!」と言えるように

 

静岡県にある不登校解決相談所では、学校やカウンセラーさん、相談員さんの協力体制についてお聞きしました。

 

「担任の先生は、お願いすれば対応をしてくれるかもしれませんが・・・。」
「スクールカウンセラーさんが『ムリをさせない』対応が大切と言っているので・・・。」
「親がお願いをしても学校は対応を変えない可能性が高いと思います。」

 

その後、東京都にお住まいのお母さんは、不登校解決相談所の対面カウンセリングをご希望して下さいました。

 

移動に2時間がかかる場所にお住まいでしたが、静岡県の裾野市に来て下さるとの事でした。

 

静岡県にある不登校解決相談所では、お子さんが「すんなり」不登校解決相談所の対面カウンセリングを受けることができるように、親御さんにアドバイスをさせていただきました。

 
 

18.本音を話しやすくするための情報収集と工夫

 

1ヶ月後。

 

予定どおり、東京都にお住まいのお母さんは、お子さんを連れてきて下さいました。

 

事前に打ち合わせた対応が上手くいき、静岡への受診に拒否反応は示さなかったそうです。

 

もちろん、事前に「お子さんの様子」や「勉強や宿題」「好きな物や趣味」についてもお母さんから教えていただきました。

 

元々、真面目なお子さんでしたので、最初は「悪いクラスの事例」や「学級崩壊の事例」などを、コチラが提示する形でカウンセリングを始めました。

 

これにより、最初は1年生の時のクラスや先生のことをハッキリと言わなかったお子さんが、後半からは本音を言ってくれるようになりました。

 

「○○先生はAくんやBくんの意見ばかりを聞く!」
「AくんやBくんは、先生のいない所で悪口を言っているのに!」
「クラスのほとんどはAくんやBくんを良く思っていない!」など

 
 

19.一部の生徒の意見が常に採用されるクラス

 

対面カウンセリングの後半では、今まで誰にも言っていなかった「不登校の理由」が、本人の口から語られました。

 

「学級レクで何をやるのかを決める話し合いがありました。」
「いつも通りAくんとBくんが発言します。」

 

『はいはい!』
『絶対に逃走中(鬼ごっご)がいいです!』

『オレとBとCがハンターをやります!』

 

「AくんやBくん、Cくんが発言をすると、他の子は何も言えなくなります。」
「もちろん、AくんやBくん、Cくんが怖いからです。」
「しかし、先生はそのことに全く気づいていません。」

 

『他の意見はないですか?』
『みんな、逃走中が楽しみなんだね!』
『それじゃあ、Aくん、Bくん、Cくんは、みんなのためにハンターをガンバってね!』

 
 

20.子どもたちの自主、自治活動は大切だけど・・・

 

全てのことを教師が決めるのではなく、子どもたちが自分たちのことを話し合いで決める事はとても大切です。

 

理想は学校生活の全てを、子どもたちが自治できるようになることでしょう。

 

しかし、理想ばかりを口にして、支援をしない先生は多くいます。

 

話し合いで何かを決めるには、クラスの子どもたち誰しもが「意見を言いやすい」環境が大切になります。

 

同時に、お互いの意見をしっかりと聞き、反対であれば理由を明確に伝える力も必要になります。

 

ただ、東京都にお住まいのこのお子さんのクラスには、Aくんたちが「怖い」と言う現実があります。

 

この状態は、クラスの子どもたちが自分の意見を言いやすい状態なのでしょうか?

 

当然、みんなが納得できる結論はでることがなく、「一部の子ども」が望んだ内容がクラスの結論となるのです。

 
 

21.一部の生徒の強制と取れる発言で・・・

 

東京都にお住まいのこのお子さんは、「学級レク」の話し合いで「逃走中」以外の意見を言ったそうです。

 

何人かの仲間は、その意見に賛同します。

 

しかし、その後の話し合いでは、Aくん、Bくん、Cくんの「逃走中」の猛プッシュが始まります。

 

『逃走中のが面白いと思います!』
『運動の方がストレス発散になると思います!』
『○○なんて面白くないと思います!』
『小学校のときも逃走中で盛り上がりました!』
『絶対に逃走中の方がいいと思います!』

 

最終的には多数決により、学級レクは「逃走中」に決まりました。

 

※ もちろん、クラスのみんなが本当に「逃走中」を希望していた可能性もあります。

 
 

22.始めて「不登校の本当の理由」が語られた

 

東京都にお住まいのこのお子さんが、不登校になった理由は話し合いの「その後」にあります。

 

授業が終わり先生が教室を後にすると、話し声が聞こえてきます。

 

Aくん、Bくん、Cくんがコチラをチラチラ見ながら、ハッキリと聞こえる声の大きさで話しをしています。

 

「○○なんて面白くないよな!」
「逃走中をやりたくないなんて頭がおかしいよな!」
「自分がやりたくないからって文句を言われたくないよな!」
「クラスみんなのことを考えて欲しいよな!」

 

このお子さんは、最後に下記のように言いました。

 

「Aくん、Bくん、Cくんが、ニヤニヤと笑いながらコチラを見ていた。」
「学校に行こうとすると、その顔が頭に浮かんできた。」
「また、あの顔で見られると思うと、とても怖かった。」

 
 

23.正しい対応、共感と否定で1ヶ月で登校開始!

 

静岡県にある不登校解決相談所では、不登校になってしまった原因や理由に対して、共感をしました(できました)。

 

ただ、このお子さんの現在の状況については否定します。

 

「昼夜逆転」や「ゲーム依存」「勉強をしない」などの状況です。

 

そして、生活リズムや家庭学習、登校についての目標を一緒に決めます。

 

後日、現在の担任の先生に理由を伝えたところ、担任の先生は家庭訪問をして下さりました。

 

「Aくん、Bくん、Cくんの行動は『いじめ』だと思う!」
「3人に話しを聞いて、謝罪させることもできる!」
「○○君が我慢できるなら、そのままでもいいと思う。」
「もちろん、同じ事は2度と起こさない!」
「先生が○○くんを絶対に守る!」
「だから、少しずつ登校できるようにガンバっていこう!」

 

Aくん、Bくん、Cくんが違うクラスだったこと、担任の先生への信頼感が高まったことで、このお子さんは1ヶ月後には別室登校を始めます。

 

→別室や適応指導教室で行ってはいけない対応は?

 

その後も、正しい対応や支援を行ったことで、12月には部分的な教室登校を開始。

 

そして3学期からは完全に教室登校できるようになったのです。

 

 

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