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〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14(公文併設)
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「待つ対応」「意志を尊重する対応」で不登校が解決する子は100人に1人いるかいないか!
1.間違った対応で不登校が悪化! 2.「心のエネルギー」の対応はいつ始まった? 3.「いじめ」られる側にも問題がある? 4.「いじめ」のせいで心が不安定に! 5.認知行動療法で不安が軽減しようとした 6.ムリヤリ野球部に入れられ不登校になった子 7.全てを肯定した結果、カウンセラーさんに○○発言 8.不登校を解決したことがあるカウンセラーは少ない 9.認知行動療法の目安は3ヶ月 10.昨年は「意志を尊重する対応」をして良い子は1人! 11.「意志を尊重する対応」をして良い子の共通点は? 12.「ゲーム依存」「スマホ依存」になりやすいのは男の子 13.「相談したい」と言ったから予約を取ったのに・・・ 14.「勉強をしっかりやっている子」は可能性あり! 15.「常識的なルールが守れている」なら可能性あり! 16.「専門家の助言を聞かず自己流の子」は危険! 17.不登校の罪悪感がなくなる=普通の感覚もなくなる! 18.大学付属中学校で不登校になった子ども 19.「学校に行きたい!」と言うけどゲーム・スマホで1日を過ごす 20.「学校が怖いから起きることができない!」は本当? 21.「何で僕の言葉を信じてくれないの!」 22.「2度と学校に行かないぞ!」「高校に行かないぞ!」 23.本当に不登校を解決したいと思ってる? 24.不登校の初期に正しい対応をすれば・・・
子どもが不登校になったとき、学校の先生やスクールカウンセラーさん、相談員さんに相談をすると、このように言われることがあります。
「心のエネルギーがなくなってしまったんですね!」 「ムリをさせないようにしましょう。」 「子どもの意志を尊重してあげましょう。」 「好きな事をさせて心のエネルギーを溜めましょう。」 「本人が動き出すまで待ちましょう。」
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
ネットや本を調べても同じように書いてあることが多いようです。
しかし、この対応で不登校が解決しているお子さんは多くないのが現状です。
状態が変わらないのであれば、まだ、良いのですが不登校が「悪化」「昼夜逆転」「ゲーム依存」「スマホ依存」になってしまうお子さんが多いのが現実なのです。
これらの対応が「一般的」になったのはいつからでしょう?
中学校の教員を20年間、勤めてきた人間として感じるのは、スクールカウンセラーさんが学校に配置されるようになってからだと思います。
※ 2024年現在で考えると約30年位前にスクールカウンセラーさんが学校現場に入ってきた記憶があります。
当時の不登校(登校拒否)の原因は「いじめ」がほとんどでした。
※ 不良系の子どもで学校に来ない子を「不登校(登校拒否)」とは呼んでいませんでした。
「いじめ」被害者の子どもの心はボロボロになってしまいます。
しかし、今も昔も「いじめ」の被害者へのフォローは、あまり変わっていません。
昨年度も「いじめ」がキッカケで不登校になってしまったお子さんの対応をさせていただきました。
そのお子さんは、「いじめ」に合った当時、担任の先生からこのように言われたそうです。
「お前にも悪い所があるんだから治さなきゃダメだぞ!」 「いじめられるには、それなりの理由があるんだから!」
このような事を学校の先生に言われたら、不登校になってしまうのは仕方ないことだと思ってしまいます。
「いじめ」被害者の子どもたちは、「不登校(登校拒否)」になりたかったわけではありません。
本来は、毎日、学校に行き、勉強や部活、友だちと交流したかったのです。
しかし、学校に行こうとすると下記のような考えが頭に浮かんできます。
「また、悪口を言われるんじゃないか?」 「ヒソヒソ話をされるんだ!」 「みんな、影で悪口を言っているんだ!」 「学校に行きたくない!」など
このような考えが頭に浮かんでしまう子どもたちですが、反面、このようにも思っています。
「このままじゃダメだ!」 「学校に行けるようにならなきゃ・・・。」 「でも、学校に行けない・・・。」 「私はダメな人間だ・・・。」など
このようなお子さんたちに対して、スクールカウンセラーさんは認知行動療法を行ってきました。
最初の段階としては、「不安」や「ストレス」を軽くするため、登校を促したりはしません。
「いじめの被害者が学校を不安に思うのは普通の症状なんだよ!」 「あなたはダメな人間じゃないんだよ!」
そして、少しずつ不安の原因や理由、ストレスに対する対応などについて理解し、それを行動に移していきます。
これにより、子どもの「不安」や「ストレス」を解消したり、考え方を元に戻していくのです。
「いじめ」が原因で不登校(登校拒否)になってしまった子どもたちは、カウンセリングや認知行動療法を受けることで、心が軽くなった事でしょう。
そして、登校や勉強、友人関係への挑戦意欲を高めたことでしょう。
当時、クラス替えで「いじめ」加害者と別のクラスにしてもらうことで不登校を解決した子どもは少なくないと思います。
今から20年ほど前に、小学校6年生のときに不登校傾向となり、中学1年から完全不登校になった子がいました。
彼が中学2年生のとき、私は担任となり「彼に合った対応」を行いました。
これにより、彼は6月から毎日の教室登校を始めます。
※ 登校開始日より、私が顧問の部活に編入、さらには中学3年でも担任をしました。
このお子さんは地域の「野球」チームに所属していました。
友だちに「チームへの参加」を促され、断れずに入団してしまったそうです。
中学に入ったら「野球」を辞める予定だったようですが、チームメイトに下記のように言われます。
「中学に入ったら野球部に入るよな!」
チームメイトが、彼の人柄や野球の素質に惚れ込み「一緒にやろう!」と言ってくれているのであれば問題はなかったでしょう。
しかし、チームメイトが彼を誘ったのは、全く違う理由でした。
「野球部の人数が足りない。」 「誰でもいいから野球部にいれよう!」 「人数が少ないと練習ができない!」
中学で野球部に入ってしまった彼は、学校を休みがちになります。
なぜなら、野球部の1軍メンバーが彼をバカにしたり、子分あつかいしたからです。
この野球部からは彼を含めて3人が不登校となってしまいました。
残りの2人も私が担任をし、私の部活に入り、不登校が解決したのです。
※ 1人は高校卒業後に会社員、1人は高校卒業後に自動車整備士、1人はW大学に進学しました。
彼が不登校になった理由は「いじめ」です。
しかし、中学1年生の彼に対して、担任とスクールカウンセラーさんは「意志を尊重する対応」「好きな事をさせる対応」「待つ対応」を行いました。
スクールカウンセラーさんは、月に1回の家庭訪問で彼の話しを「全て聞き」肯定し続けました。
その結果、彼の不登校は解決せず、年配のスクールカウンセラーさんにセクハラをするようになってしまったのです。
「どんな下着をつけてるんですか?」 「このDVD(アダルトビデオ)を一緒に見ようよ!」など
スクールカウンセラーさんの勤務時間は年々増えて行きました。
当然、スクールカウンセラーさんの数も必要になります。
臨床心理士や公認心理師以外の資格を持つスクールカウンセラーさんも増えています。
※ 当時は公認心理師の資格は存在していませんでした。
これにより、不登校を解決したことがないスクールカウンセラーさんも多くなりました。
不登校を解決したことがないスクールカウンセラーさん方は、研修や本、ネットなどで不登校解決事例を調べます。
その時に多かった解決事例の対応方法が下記のものだったのです。
PTSDの治療方法として認知行動療法は一般的に知られています。
しかし、ネットや本に書いてあるマニュアル通りに認知行動療法を行えば、PTSDが必ず治療できるわけではありません。
当然ですが、クライアントによって症状や原因は違うからです。
また、しっかりとした知識のあるスクールカウンセラーさんであれば、認知行動療法の期間は通常3ヶ月である事を理解しています。
※ もちろん、クライアントにより延長が必要な場合はあります。
3ヶ月の時点で改善が見られないのであれば、別の病気を疑ったり、薬を併用したりと対応を変えるのが一般的です。
不登校も同様なのですが・・・・・。
なぜ、「数ヶ月~数年」が経っても対応を変える提案がされず「待ちましょう」と言われるのでしょうか?
もちろん、「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子はいます。
しかし、とても少ないのが現状です。
静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の相談が寄せられます。
その中でも「意志を尊重する」「待つ」対応のみで不登校が解決する子どもは年に1人いるかいないかです。
昨年は神奈川県にお住まいの女の子が「意志を尊重する対応」で不登校が解決する子と思われました。
静岡県にある不登校解決相談所には、全国から年間1000件以上の相談が寄せられます。
そんな中、「意志を尊重する対応」を行っても良い子は1人しかいなかったのです。
こののように「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校か解決する子どもたちには共通点があります。
・女の子であることが多い。 ・自分から専門家に相談したいと言う。 ・実際に相談をする。 ・不登校でも勉強や宿題を続けている。 ・ゲームやスマホの時間に対して文句を言わない。 ・アドバイスや助言に対して否定をしない。 ・アドバイスや助言を聞き、すぐに動き出す。
この子たちは、昔の「いじめ」被害者に近い性質を持っているように思います。
このような思いが強いため、アドバイスや助言を素直に聞き入れてくれるのです。
静岡県にある不登校解決相談所の経験では、「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子の多くは「女の子」です。
これは、男女では成長の過程が違うからということが関係しているかもしれません。
また、「ゲーム依存」や「スマホ依存」になりやすいのは「男の子」です。
もちろん、「女の子」で「ゲーム依存」や「スマホ依存」になってしまう子もいますし、「男の子」でも「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子もいます。
ただ、どちらにしても、100人に1人程度の割合ですので、とてもしっかりとした考えを持っている子どもであることは間違いありません。
当然、このタイプの子どもたちは「親や学校が少しだけ対応を変えた」「本人が不安に気づいた」など、チョットしたことで不登校が解決するケースがほとんどです。
不登校の子どもが自ら下記のように言うことは多々あります。
「専門家に相談したいと言う。」
しかし、親御さんが専門家に予約をとると不登校の子どもは下記のように言ったりします。
「今は合わないで大丈夫!」 「自分で不登校を解決する方法を考えているから!」 「相談したいときは自分で言うから!」 「言っても意味がない!」 「なんで勝手に予約を入れるんだよ!」など
自分から「相談したい」と言っていたからこそ、親御さんは「予約」を入れたのですが・・・。
このように言うタイプの子は、話す言葉の内容に行動が伴わないタイプです。
不登校が長期化するタイプでもあるため、「待つ」「意志を尊重する」対応は行行わない方がいいでしょう。
「不登校でも勉強や宿題を続けている。」
「待つ」「意志を尊重する」対応で不登校が解決するタイプの子どもたちは、不登校でも勉強や宿題を行っている子がほとんどです。
これは、本気で下記のように思っているからです。
今は学校に行くことはできない状態ですが、学校に戻ることができたときに備えて「勉強」や「宿題」を続けているのです。
「ゲームやスマホの時間に対して文句を言わない。」
これも、「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもの共通点です。
もちろん、学校に登校していた時よりは「ゲーム」や「スマホ」の時間が増えている子はいます。
しかし、親が示している常識的なルールをしっかり守ります。
「夜の10時以降はゲームやスマホはダメだよ。」 「1日4時間以上はゲームやスマホはダメだからね!」 「ご飯を食べるときはスマホを見ちゃダメだよ!」 「朝ご飯と夕ご飯は今まで通りの時間で食べなきゃダメだからね!」など
当然、「昼夜逆転」や「ゲーム依存」や「スマホ依存」になることはありません。
なぜなら、「学校には行けていない」だけで、不登校前と同じ生活を続けているからです。
豊富な不登校解決実績から、不登校の子ども1人ひとりに合った提案をさせていただいております。
当然、お子さんの状態を見たり、親御さんや学校が過去に行った対応を聞いたりして、正しい対応や支援をお伝えさせていただいております。
このように正しいアドバイスや助言をしても、それを受け入れない不登校の子どもはたくさんいます。
なぜなら、そのアドバイスや助言に従ってしまうと不登校が解決してしまうからです。
もう少し悪い言葉で言わせていただくと、不登校の子どもがこのように思っているからです。
「毎日、学校に行かなくてラッキー!」 「親も先生も勉強をしろって言わない!」 「好きなゲームを思う存分やれる!」 「動画やアニメも見たいときに見られる!」 「夏休みより不登校の方が楽しい!」
「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決するお子さんは、このようには思いません。
なぜなら、「学校に行っていない状態」が苦痛だからです。
もちろん、ほとんど全ての不登校の子どもが、最初は下記のように思っています。
しかし、時間が経てば経つほど、誰も注意をしなければしないほど、好きなゲームやスマホをやればやるほど、不登校の罪悪感はなくなっていきます。
ただ、同時に今まで持っていた「モラル」や「普通の感覚」もなくしていくのです。
ある県の「大学付属中学校」で不登校になってしまった子どもの相談をいただきました。
※ 「私立の小中学校」や「大学付属の中学校」の不登校相談はとても多いです。
お父さんは自営業、お母さんは小学校の教頭先生でした。
→「実は多い教員や公務員の不登校相談」はコチラをご覧ください。
このお子さんは中学1年生の5月から不登校になってしまったお子さんです。
入学後の最初のテストでは3位を取るほど優秀なお子さんです。
お母さんは教員の経験より、「意志を尊重する」「待つ」対応を行います。
しかし、2年経っても不登校は解決しません。
静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのは、このお子さんが中学3年生の7月でした。
このお子さんは「昼夜逆転生活」を送り、ほとんど「ゲーム依存(スマホ依存)」の状態でした。
ただ、何度か面会しているスクールカウンセラーさんや学校の先生には下記のように言っていたそうです。
「学校に行きたいんです!」 「でも、朝になると体が固まって・・・・。」 「僕は学校に行きたいんです!」 「勉強をしたいんです!」 「高校にも行きたいんです!」 「でも、心と体が言うことを聞かないんです!」
このように言っているお子さんですが、家で勉強をすることはありません。
親御さんが勉強を勧めると下記のように言ってきます。
「やりたいけど体が固まっちゃうんだよ!」 「学校のことを考えると怖くなるんだ!」
もちろん、毎日の「ゲーム」や「スマホ」は欠かしません。
寝ているとき以外は「ゲーム」や「スマホ」をしている状態です。
※ 1日12時間以上、「ゲーム」と「スマホ」に費やしていました。
私は親御さんの依頼をうけ、訪問カウンセリングを行います。
3時間ほど話しをしたときの一部を紹介させていただきます。
ゲームやスマホの時間を減らすための方法についての会話です。
不「ゲームやスマホを夜遅くまでやっていると朝、起きることができないよ!」
子「朝、起きることとゲーム、スマホは関係ありません!」 子「学校が怖いから起きられないんです!」 子「学校が怖くなければ起きることはできます!」
(中略)
不「ゲームは面白いよね!」 不「先生もついついやり過ぎること結構あるよ!」 不「一昨日は夜中の2時までシティーズスカイラインをやっちゃった!」
子「分かります!僕はエイペをやっちゃいます!」 子「昨日は夜中の3時までやりました!」
不「夜中の3時に寝たら朝6時には起きられないでしょ!」 不「まずは、学校に行けなくても生活リズムを整えよう!」 不「朝は遅くとも7~8時には起きるようにしよう!」
子「僕は3時に寝ても、朝6時に起きることができます!」 子「何度も言っている通り、学校が怖いから起きられないだけです!」
不「分かってるよ!だから、学校に行かなくていいって言ってるでしょ!」 不「何時に寝てもいいから、朝は6時に起きて!」 不「朝、起きることが出来ないのはゲームやスマホのせいではないと証明して!」
子「何度も言いますが、朝、起きることが出来ないのは学校が怖いからなんです!」 子「ゲームやスマホは関係ないんです!」
不「分かってるよ!だから、ゲームを深夜までやっていいからね!」 不「学校も行かなくていいからね!でも、朝はちゃんと起きてね!」 不「自分の言葉が本当であることを証明してよ!」 不「でも、起きられなかったらスマホやゲームが原因って事だよね?」
子「だから、スマホやゲームは朝、起きられない原因じゃないんです!」 子「自分の事だから分かるんです!」 子「なんで本当のことを言っているのに、証明しなきゃいけないんですか?」 子「僕の言葉を信じてくれないんですか?」
不「もちろん、君の言葉を信じたいよ!」 不「でも、先生は理系の人間だからさ~。」 不「1つずつ原因の可能性があるものを潰していきたいんだよ!」 不「そうすれば、不登校の原因が何か分かるでしょ!」 不「早く学校に戻りたいって言ってるんでしょ!」
子「学校には戻りたいです!」 子「でも、朝、起きることができない原因はスマホやゲームじゃないんです!」 子「先生は僕の言葉を信じてくれないんですね!」 子「それなら、もう2度と学校に行きませんよ!」 子「それでいいんですね!」 子「僕が高校に行かなくていいんですね!」
不「別にいいよ!」 不「高校に行かないで働らく子はたくさんいるからね!」 不「家を出て、1人で暮らしで、お金を稼いで、生きていけばいい!」 不「中卒でお金を稼ぐのは大変だから、先生だったらイヤだけどね!」
※ このお子さんが所々で伝家の宝刀を抜いているのがわかりましたか?
3時間の相談後、このお子さんは「学校に行くこと」を自分で決めます。
半年後、私立高校の特進科に合格することができました。
「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもたちは、アドバイスや助言を素直に聞き入れます。
さらには、自分で気づいたことを言ったり、質問をしてきたりもします。
前述した「大学付属中」の男の子は「不登校」を解決したいと思っていませんでした。
だからこそ、専門家がアドバイスや助言をしても「否定」して「動く」ことはありません
逆に「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもたちは「不登校を早く解決したい」と思っているため下記のような行動を起こします。
「アドバイスや助言に対して否定をしない。」 「アドバイスや助言を聞き素早く動き出す。」
ほとんどの不登校の子どもが「意志を尊重する」「待つ」対応で、不登校が解決しません。
逆に「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもは、不登校が長期化しにくいという特徴も持っています。
さらに言うと、ほとんどの不登校の子どもたちは、不登校になったばかりの頃(不登校初期)には、「いじめ」被害者たちと同じ心境を持っています。
ということは、不登校の初期に「正しい対応や支援」を行えば、不登校は早く解決するのです。
しかし、時間が経つにつれ、少しずつ「怠け」「甘え」「面倒」などの気持ちが増えてきてしまいます。
「意志を尊重する」「待つ」対応にしても下記のようにしては、不登校は解決しません。
「ただ何もせずに待つ。」 「全ての事柄で子どもの意志を尊重する。」
→不登校の子どもの「一生、ニートで過ごす!」という言葉も尊重するの?
このように「間違った対応」をしてしまうと、不登校が長期化するのは必然と言わなければならないでしょう。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
25/03/24
25/03/17
TOP
年間1人いるかいないかの子どもたちの共通点
1.間違った対応で不登校が悪化!
2.「心のエネルギー」の対応はいつ始まった?
3.「いじめ」られる側にも問題がある?
4.「いじめ」のせいで心が不安定に!
5.認知行動療法で不安が軽減しようとした
6.ムリヤリ野球部に入れられ不登校になった子
7.全てを肯定した結果、カウンセラーさんに○○発言
8.不登校を解決したことがあるカウンセラーは少ない
9.認知行動療法の目安は3ヶ月
10.昨年は「意志を尊重する対応」をして良い子は1人!
11.「意志を尊重する対応」をして良い子の共通点は?
12.「ゲーム依存」「スマホ依存」になりやすいのは男の子
13.「相談したい」と言ったから予約を取ったのに・・・
14.「勉強をしっかりやっている子」は可能性あり!
15.「常識的なルールが守れている」なら可能性あり!
16.「専門家の助言を聞かず自己流の子」は危険!
17.不登校の罪悪感がなくなる=普通の感覚もなくなる!
18.大学付属中学校で不登校になった子ども
19.「学校に行きたい!」と言うけどゲーム・スマホで1日を過ごす
20.「学校が怖いから起きることができない!」は本当?
21.「何で僕の言葉を信じてくれないの!」
22.「2度と学校に行かないぞ!」「高校に行かないぞ!」
23.本当に不登校を解決したいと思ってる?
24.不登校の初期に正しい対応をすれば・・・
1.間違った対応で不登校が悪化!
子どもが不登校になったとき、学校の先生やスクールカウンセラーさん、相談員さんに相談をすると、このように言われることがあります。
「心のエネルギーがなくなってしまったんですね!」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重してあげましょう。」
「好きな事をさせて心のエネルギーを溜めましょう。」
「本人が動き出すまで待ちましょう。」
→「不登校の間違った5つの対応」はコチラをご覧ください。
ネットや本を調べても同じように書いてあることが多いようです。
しかし、この対応で不登校が解決しているお子さんは多くないのが現状です。
状態が変わらないのであれば、まだ、良いのですが不登校が「悪化」「昼夜逆転」「ゲーム依存」「スマホ依存」になってしまうお子さんが多いのが現実なのです。
2.「心のエネルギー」の対応はいつ始まった?
「心のエネルギーがなくなってしまったんですね!」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重してあげましょう。」
「好きな事をさせて心のエネルギーを溜めましょう。」
「本人が動き出すまで待ちましょう。」
これらの対応が「一般的」になったのはいつからでしょう?
中学校の教員を20年間、勤めてきた人間として感じるのは、スクールカウンセラーさんが学校に配置されるようになってからだと思います。
※ 2024年現在で考えると約30年位前にスクールカウンセラーさんが学校現場に入ってきた記憶があります。
3.「いじめ」られる側にも問題がある?
当時の不登校(登校拒否)の原因は「いじめ」がほとんどでした。
※ 不良系の子どもで学校に来ない子を「不登校(登校拒否)」とは呼んでいませんでした。
「いじめ」被害者の子どもの心はボロボロになってしまいます。
しかし、今も昔も「いじめ」の被害者へのフォローは、あまり変わっていません。
昨年度も「いじめ」がキッカケで不登校になってしまったお子さんの対応をさせていただきました。
そのお子さんは、「いじめ」に合った当時、担任の先生からこのように言われたそうです。
「お前にも悪い所があるんだから治さなきゃダメだぞ!」
「いじめられるには、それなりの理由があるんだから!」
このような事を学校の先生に言われたら、不登校になってしまうのは仕方ないことだと思ってしまいます。
4.「いじめ」のせいで心が不安定に!
「いじめ」被害者の子どもたちは、「不登校(登校拒否)」になりたかったわけではありません。
本来は、毎日、学校に行き、勉強や部活、友だちと交流したかったのです。
しかし、学校に行こうとすると下記のような考えが頭に浮かんできます。
「また、悪口を言われるんじゃないか?」
「ヒソヒソ話をされるんだ!」
「みんな、影で悪口を言っているんだ!」
「学校に行きたくない!」など
このような考えが頭に浮かんでしまう子どもたちですが、反面、このようにも思っています。
「このままじゃダメだ!」
「学校に行けるようにならなきゃ・・・。」
「でも、学校に行けない・・・。」
「私はダメな人間だ・・・。」など
5.認知行動療法で不安が軽減しようとした
このようなお子さんたちに対して、スクールカウンセラーさんは認知行動療法を行ってきました。
最初の段階としては、「不安」や「ストレス」を軽くするため、登校を促したりはしません。
「いじめの被害者が学校を不安に思うのは普通の症状なんだよ!」
「あなたはダメな人間じゃないんだよ!」
そして、少しずつ不安の原因や理由、ストレスに対する対応などについて理解し、それを行動に移していきます。
これにより、子どもの「不安」や「ストレス」を解消したり、考え方を元に戻していくのです。
「いじめ」が原因で不登校(登校拒否)になってしまった子どもたちは、カウンセリングや認知行動療法を受けることで、心が軽くなった事でしょう。
そして、登校や勉強、友人関係への挑戦意欲を高めたことでしょう。
当時、クラス替えで「いじめ」加害者と別のクラスにしてもらうことで不登校を解決した子どもは少なくないと思います。
6.ムリヤリ野球部に入れられ不登校になった子
今から20年ほど前に、小学校6年生のときに不登校傾向となり、中学1年から完全不登校になった子がいました。
彼が中学2年生のとき、私は担任となり「彼に合った対応」を行いました。
これにより、彼は6月から毎日の教室登校を始めます。
※ 登校開始日より、私が顧問の部活に編入、さらには中学3年でも担任をしました。
このお子さんは地域の「野球」チームに所属していました。
友だちに「チームへの参加」を促され、断れずに入団してしまったそうです。
中学に入ったら「野球」を辞める予定だったようですが、チームメイトに下記のように言われます。
「中学に入ったら野球部に入るよな!」
チームメイトが、彼の人柄や野球の素質に惚れ込み「一緒にやろう!」と言ってくれているのであれば問題はなかったでしょう。
しかし、チームメイトが彼を誘ったのは、全く違う理由でした。
「野球部の人数が足りない。」
「誰でもいいから野球部にいれよう!」
「人数が少ないと練習ができない!」
7.全てを肯定した結果、カウンセラーさんに○○発言
中学で野球部に入ってしまった彼は、学校を休みがちになります。
なぜなら、野球部の1軍メンバーが彼をバカにしたり、子分あつかいしたからです。
この野球部からは彼を含めて3人が不登校となってしまいました。
残りの2人も私が担任をし、私の部活に入り、不登校が解決したのです。
※ 1人は高校卒業後に会社員、1人は高校卒業後に自動車整備士、1人はW大学に進学しました。
彼が不登校になった理由は「いじめ」です。
しかし、中学1年生の彼に対して、担任とスクールカウンセラーさんは「意志を尊重する対応」「好きな事をさせる対応」「待つ対応」を行いました。
スクールカウンセラーさんは、月に1回の家庭訪問で彼の話しを「全て聞き」肯定し続けました。
その結果、彼の不登校は解決せず、年配のスクールカウンセラーさんにセクハラをするようになってしまったのです。
「どんな下着をつけてるんですか?」
「このDVD(アダルトビデオ)を一緒に見ようよ!」など
8.不登校を解決したことがあるカウンセラーは少ない
スクールカウンセラーさんの勤務時間は年々増えて行きました。
当然、スクールカウンセラーさんの数も必要になります。
臨床心理士や公認心理師以外の資格を持つスクールカウンセラーさんも増えています。
※ 当時は公認心理師の資格は存在していませんでした。
これにより、不登校を解決したことがないスクールカウンセラーさんも多くなりました。
不登校を解決したことがないスクールカウンセラーさん方は、研修や本、ネットなどで不登校解決事例を調べます。
その時に多かった解決事例の対応方法が下記のものだったのです。
「心のエネルギーがなくなってしまったんですね!」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重してあげましょう。」
「好きな事をさせて心のエネルギーを溜めましょう。」
「本人が動き出すまで待ちましょう。」
9.認知行動療法の目安は3ヶ月
PTSDの治療方法として認知行動療法は一般的に知られています。
しかし、ネットや本に書いてあるマニュアル通りに認知行動療法を行えば、PTSDが必ず治療できるわけではありません。
当然ですが、クライアントによって症状や原因は違うからです。
また、しっかりとした知識のあるスクールカウンセラーさんであれば、認知行動療法の期間は通常3ヶ月である事を理解しています。
※ もちろん、クライアントにより延長が必要な場合はあります。
3ヶ月の時点で改善が見られないのであれば、別の病気を疑ったり、薬を併用したりと対応を変えるのが一般的です。
不登校も同様なのですが・・・・・。
なぜ、「数ヶ月~数年」が経っても対応を変える提案がされず「待ちましょう」と言われるのでしょうか?
10.昨年は「意志を尊重する対応」をして良い子は1人!
もちろん、「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子はいます。
しかし、とても少ないのが現状です。
静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の相談が寄せられます。
その中でも「意志を尊重する」「待つ」対応のみで不登校が解決する子どもは年に1人いるかいないかです。
昨年は神奈川県にお住まいの女の子が「意志を尊重する対応」で不登校が解決する子と思われました。
静岡県にある不登校解決相談所には、全国から年間1000件以上の相談が寄せられます。
そんな中、「意志を尊重する対応」を行っても良い子は1人しかいなかったのです。
11.「意志を尊重する対応」をして良い子の共通点は?
こののように「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校か解決する子どもたちには共通点があります。
・女の子であることが多い。
・自分から専門家に相談したいと言う。
・実際に相談をする。
・不登校でも勉強や宿題を続けている。
・ゲームやスマホの時間に対して文句を言わない。
・アドバイスや助言に対して否定をしない。
・アドバイスや助言を聞き、すぐに動き出す。
この子たちは、昔の「いじめ」被害者に近い性質を持っているように思います。
「このままじゃダメだ!」
「学校に行けるようにならなきゃ・・・。」
「でも、学校に行けない・・・。」
「私はダメな人間だ・・・。」など
このような思いが強いため、アドバイスや助言を素直に聞き入れてくれるのです。
12.「ゲーム依存」「スマホ依存」になりやすいのは男の子
静岡県にある不登校解決相談所の経験では、「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子の多くは「女の子」です。
これは、男女では成長の過程が違うからということが関係しているかもしれません。
また、「ゲーム依存」や「スマホ依存」になりやすいのは「男の子」です。
もちろん、「女の子」で「ゲーム依存」や「スマホ依存」になってしまう子もいますし、「男の子」でも「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子もいます。
ただ、どちらにしても、100人に1人程度の割合ですので、とてもしっかりとした考えを持っている子どもであることは間違いありません。
当然、このタイプの子どもたちは「親や学校が少しだけ対応を変えた」「本人が不安に気づいた」など、チョットしたことで不登校が解決するケースがほとんどです。
13.「相談したい」と言ったから予約を取ったのに・・・
不登校の子どもが自ら下記のように言うことは多々あります。
「専門家に相談したいと言う。」
しかし、親御さんが専門家に予約をとると不登校の子どもは下記のように言ったりします。
「今は合わないで大丈夫!」
「自分で不登校を解決する方法を考えているから!」
「相談したいときは自分で言うから!」
「言っても意味がない!」
「なんで勝手に予約を入れるんだよ!」など
自分から「相談したい」と言っていたからこそ、親御さんは「予約」を入れたのですが・・・。
このように言うタイプの子は、話す言葉の内容に行動が伴わないタイプです。
不登校が長期化するタイプでもあるため、「待つ」「意志を尊重する」対応は行行わない方がいいでしょう。
14.「勉強をしっかりやっている子」は可能性あり!
「不登校でも勉強や宿題を続けている。」
「待つ」「意志を尊重する」対応で不登校が解決するタイプの子どもたちは、不登校でも勉強や宿題を行っている子がほとんどです。
これは、本気で下記のように思っているからです。
「このままじゃダメだ!」
「学校に行けるようにならなきゃ・・・。」
「でも、学校に行けない・・・。」
「私はダメな人間だ・・・。」など
今は学校に行くことはできない状態ですが、学校に戻ることができたときに備えて「勉強」や「宿題」を続けているのです。
15.「常識的なルールが守れている」なら可能性あり!
「ゲームやスマホの時間に対して文句を言わない。」
これも、「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもの共通点です。
もちろん、学校に登校していた時よりは「ゲーム」や「スマホ」の時間が増えている子はいます。
しかし、親が示している常識的なルールをしっかり守ります。
「夜の10時以降はゲームやスマホはダメだよ。」
「1日4時間以上はゲームやスマホはダメだからね!」
「ご飯を食べるときはスマホを見ちゃダメだよ!」
「朝ご飯と夕ご飯は今まで通りの時間で食べなきゃダメだからね!」など
当然、「昼夜逆転」や「ゲーム依存」や「スマホ依存」になることはありません。
なぜなら、「学校には行けていない」だけで、不登校前と同じ生活を続けているからです。
16.「専門家の助言を聞かず自己流の子」は危険!
静岡県にある不登校解決相談所には、全国から年間1000件以上の相談が寄せられます。
豊富な不登校解決実績から、不登校の子ども1人ひとりに合った提案をさせていただいております。
当然、お子さんの状態を見たり、親御さんや学校が過去に行った対応を聞いたりして、正しい対応や支援をお伝えさせていただいております。
このように正しいアドバイスや助言をしても、それを受け入れない不登校の子どもはたくさんいます。
なぜなら、そのアドバイスや助言に従ってしまうと不登校が解決してしまうからです。
もう少し悪い言葉で言わせていただくと、不登校の子どもがこのように思っているからです。
「毎日、学校に行かなくてラッキー!」
「親も先生も勉強をしろって言わない!」
「好きなゲームを思う存分やれる!」
「動画やアニメも見たいときに見られる!」
「夏休みより不登校の方が楽しい!」
17.不登校の罪悪感がなくなる=普通の感覚もなくなる!
「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決するお子さんは、このようには思いません。
なぜなら、「学校に行っていない状態」が苦痛だからです。
もちろん、ほとんど全ての不登校の子どもが、最初は下記のように思っています。
「このままじゃダメだ!」
「学校に行けるようにならなきゃ・・・。」
「でも、学校に行けない・・・。」
「私はダメな人間だ・・・。」など
しかし、時間が経てば経つほど、誰も注意をしなければしないほど、好きなゲームやスマホをやればやるほど、不登校の罪悪感はなくなっていきます。
ただ、同時に今まで持っていた「モラル」や「普通の感覚」もなくしていくのです。
18.大学付属中学校で不登校になった子ども
ある県の「大学付属中学校」で不登校になってしまった子どもの相談をいただきました。
※ 「私立の小中学校」や「大学付属の中学校」の不登校相談はとても多いです。
お父さんは自営業、お母さんは小学校の教頭先生でした。
→「実は多い教員や公務員の不登校相談」はコチラをご覧ください。
このお子さんは中学1年生の5月から不登校になってしまったお子さんです。
入学後の最初のテストでは3位を取るほど優秀なお子さんです。
お母さんは教員の経験より、「意志を尊重する」「待つ」対応を行います。
しかし、2年経っても不登校は解決しません。
静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのは、このお子さんが中学3年生の7月でした。
19.「学校に行きたい!」と言うけどゲーム・スマホで1日を過ごす
このお子さんは「昼夜逆転生活」を送り、ほとんど「ゲーム依存(スマホ依存)」の状態でした。
ただ、何度か面会しているスクールカウンセラーさんや学校の先生には下記のように言っていたそうです。
「学校に行きたいんです!」
「でも、朝になると体が固まって・・・・。」
「僕は学校に行きたいんです!」
「勉強をしたいんです!」
「高校にも行きたいんです!」
「でも、心と体が言うことを聞かないんです!」
このように言っているお子さんですが、家で勉強をすることはありません。
親御さんが勉強を勧めると下記のように言ってきます。
「やりたいけど体が固まっちゃうんだよ!」
「学校のことを考えると怖くなるんだ!」
もちろん、毎日の「ゲーム」や「スマホ」は欠かしません。
寝ているとき以外は「ゲーム」や「スマホ」をしている状態です。
※ 1日12時間以上、「ゲーム」と「スマホ」に費やしていました。
20.「学校が怖いから起きることができない!」は本当?
私は親御さんの依頼をうけ、訪問カウンセリングを行います。
3時間ほど話しをしたときの一部を紹介させていただきます。
ゲームやスマホの時間を減らすための方法についての会話です。
不「ゲームやスマホを夜遅くまでやっていると朝、起きることができないよ!」
子「朝、起きることとゲーム、スマホは関係ありません!」
子「学校が怖いから起きられないんです!」
子「学校が怖くなければ起きることはできます!」
(中略)
不「ゲームは面白いよね!」
不「先生もついついやり過ぎること結構あるよ!」
不「一昨日は夜中の2時までシティーズスカイラインをやっちゃった!」
子「分かります!僕はエイペをやっちゃいます!」
子「昨日は夜中の3時までやりました!」
21.「何で僕の言葉を信じてくれないの!」
不「夜中の3時に寝たら朝6時には起きられないでしょ!」
不「まずは、学校に行けなくても生活リズムを整えよう!」
不「朝は遅くとも7~8時には起きるようにしよう!」
子「僕は3時に寝ても、朝6時に起きることができます!」
子「何度も言っている通り、学校が怖いから起きられないだけです!」
不「分かってるよ!だから、学校に行かなくていいって言ってるでしょ!」
不「何時に寝てもいいから、朝は6時に起きて!」
不「朝、起きることが出来ないのはゲームやスマホのせいではないと証明して!」
子「何度も言いますが、朝、起きることが出来ないのは学校が怖いからなんです!」
子「ゲームやスマホは関係ないんです!」
不「分かってるよ!だから、ゲームを深夜までやっていいからね!」
不「学校も行かなくていいからね!でも、朝はちゃんと起きてね!」
不「自分の言葉が本当であることを証明してよ!」
不「でも、起きられなかったらスマホやゲームが原因って事だよね?」
子「だから、スマホやゲームは朝、起きられない原因じゃないんです!」
子「自分の事だから分かるんです!」
子「なんで本当のことを言っているのに、証明しなきゃいけないんですか?」
子「僕の言葉を信じてくれないんですか?」
22.「2度と学校に行かないぞ!」「高校に行かないぞ!」
不「もちろん、君の言葉を信じたいよ!」
不「でも、先生は理系の人間だからさ~。」
不「1つずつ原因の可能性があるものを潰していきたいんだよ!」
不「そうすれば、不登校の原因が何か分かるでしょ!」
不「早く学校に戻りたいって言ってるんでしょ!」
子「学校には戻りたいです!」
子「でも、朝、起きることができない原因はスマホやゲームじゃないんです!」
子「先生は僕の言葉を信じてくれないんですね!」
子「それなら、もう2度と学校に行きませんよ!」
子「それでいいんですね!」
子「僕が高校に行かなくていいんですね!」
不「別にいいよ!」
不「高校に行かないで働らく子はたくさんいるからね!」
不「家を出て、1人で暮らしで、お金を稼いで、生きていけばいい!」
不「中卒でお金を稼ぐのは大変だから、先生だったらイヤだけどね!」
※ このお子さんが所々で伝家の宝刀を抜いているのがわかりましたか?
3時間の相談後、このお子さんは「学校に行くこと」を自分で決めます。
半年後、私立高校の特進科に合格することができました。
23.本当に不登校を解決したいと思ってる?
「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもたちは、アドバイスや助言を素直に聞き入れます。
さらには、自分で気づいたことを言ったり、質問をしてきたりもします。
前述した「大学付属中」の男の子は「不登校」を解決したいと思っていませんでした。
だからこそ、専門家がアドバイスや助言をしても「否定」して「動く」ことはありません
逆に「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもたちは「不登校を早く解決したい」と思っているため下記のような行動を起こします。
「アドバイスや助言に対して否定をしない。」
「アドバイスや助言を聞き素早く動き出す。」
24.不登校の初期に正しい対応をすれば・・・
ほとんどの不登校の子どもが「意志を尊重する」「待つ」対応で、不登校が解決しません。
逆に「意志を尊重する」「待つ」対応で不登校が解決する子どもは、不登校が長期化しにくいという特徴も持っています。
さらに言うと、ほとんどの不登校の子どもたちは、不登校になったばかりの頃(不登校初期)には、「いじめ」被害者たちと同じ心境を持っています。
ということは、不登校の初期に「正しい対応や支援」を行えば、不登校は早く解決するのです。
しかし、時間が経つにつれ、少しずつ「怠け」「甘え」「面倒」などの気持ちが増えてきてしまいます。
「意志を尊重する」「待つ」対応にしても下記のようにしては、不登校は解決しません。
「ただ何もせずに待つ。」
「全ての事柄で子どもの意志を尊重する。」
→不登校の子どもの「一生、ニートで過ごす!」という言葉も尊重するの?
このように「間違った対応」をしてしまうと、不登校が長期化するのは必然と言わなければならないでしょう。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
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