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不登校の原因は愛情不足?子育て?過保護や過干渉?
1.子育てや愛情不足が不登校の原因ではない! 2.文部科学省の調査による不登校の原因 3.現実の原因と文部科学省調査の違い 4.順番が逆!「不登校になった→親子関係が悪くなる」が正解 5.小学生の不登校原因の1位は「友だち関係」 6.過保護や過干渉だと不登校が長期化する 7.中学生の不登校原因のほとんどは「友だち関係」 8.不登校の原因を「親との関係」にする反抗期の子どもたち 9.子どもの不満はウソではないが・・・ 10.高校生の不登校原因は「中学校の生活習慣」未改善 11.高校生の不登校原因の2つ目は進学校の学習進度 12.授業を理解できるが定着せず思い通りの成績がとれない 13.不登校の原因は親の子育てではありません! 14.不登校の子どもへの「正しい対応」とは? 15.不登校が解決しない場合はどうする?
カウンセラーさんやお医者さん、相談員さんに、このように言われたことはありませんか?
「不登校の原因は、親の愛情不足です!」 「過保護、過干渉が不登校の原因です!」 「親が○○すべきと思っていることが問題です!」 「甘やかして育てたのではないですか?」 「親の子育てが原因で、お子さんは不登校になったのです!」
また、このように言われたことはありませんか?
「不登校の原因は発達障害です。」 「(発達障害の)お子さんには、普通の学校はツラいんです!」
このような事を言われた親御さんもいらっしゃいます。
「不登校の原因は、自由がないことです。」 「ゲームやスマホの時間を制限しているからです。」 「ルールで子どもを縛りすぎなんです!」
ただ、静岡県にある不登校解決相談所では、不登校の原因について下記のように考えています。
「不登校の原因は親の愛情不足ではない!」 「もちろん発達障害や子育てが原因ではない!」 「相談をしたり、調べたりする親が愛情不足のわけがない!」
→「本当に愛情がない親(愛情不足の親)」についてはコチラ
それでは不登校の原因は何なのでしょう?
文部科学省が調査している資料を見ると、不登校の原因は下記のように記されています。
小学生の場合
・親子関係 ・生活リズムの乱れ、遊び、非行 ・いじめ以外の友人関係の問題
中学生の場合
・いじめ以外の友人関係の問題 ・生活リズムの乱れ、遊び、非行 ・学業の不振 ・親子関係
高校生の場合
・生活リズムの乱れ、遊び、非行 ・入学、転編入学、進級時の不適応 ・いじめ以外の友人関係の問題
ただ、年間1000件以上の相談が寄せられる不登校解決相談所の実績からは、全く違う結果が見えてきます。
・友だちとの人間関係 ・先生との人間関係
・友だちとの人間関係
・生活習慣や学習習慣の乱れ(不登校経験者の場合) ・予想以上の学習進度や課題の量(進学校の場合) ・いじめ以外の友人関係の問題
高校生の不登校原因は、文部科学省の調査結果と近いと言えるかもしれません。
→「文部科学省の調査と現実の不登校原因が違う3つの理由」についてはコチラ
ただ、小学生や中学生の不登校原因に関しては、こう言うことができます。
「それは違う!」
文部科学省の調査について、特に大きな声で言いたいのが「親子関係が不登校の原因」と言っている部分です。
もちろん、親子関係が「悪い」よりは「良い」ほうがいいのは当然です。
ただ、親子関係が悪くなるのは「子どもが不登校になってから」というのがほとんどです。
「親子関係が悪い」→「不登校になった」
こうではなく、下記の流れが正しい順序です。
「不登校になった」→「親子関係が悪くなった」
「生活リズムの乱れ、遊び、非行が原因」と言うのも同様です。
「不登校になった」→「生活リズムが乱れた」
コレが正しい順序です。
→「文部科学省の調査と現実の不登校の原因が違う理由」はコチラ
小学生の子どもが不登校になってしまう本当の原因は何でしょう?
小学生の不登校の原因で最も多いのは友だち関係です。
「新しいクラスになって友だちと作ることが出来なかった。」 「休み時間に1人になってしまう。」 「グループに入れてもらえない。」 「友だちに話しかけても無視される。」 「悪口を言う友だちがクラスにいる。」 「友だちがワガママで自分勝手。」など
また、小学生の場合は担任の先生との関係で不登校になってしまうことも少なくありません。
「担任の先生が大きな声で怒るのが怖い。」 「先生はいつも怒っている。」 「去年の先生は宿題を忘れても怒らなかった。」など
担任の先生が「優しい先生」の場合でも、下記の理由で不登校になることはあります。
「○○さんが担任の先生の言うことを聞かない。」 「授業中に出歩いたり、しゃべったりする。」 「悪口がクラスに飛び交っている。」など
クラスの人間関係や学級崩壊に対して、親が出来ることはほとんどありません。
唯一できることは、担任の先生や主任の先生、カウンセラーさんに相談をすることだけです。
そして、学校の先生と協力して、同じベクトルで支援をすることです。
もちろん、子どもに対しては「正しい登校刺激」を与えなければなりません。
例えば、担任の先生がクラスの上手に学級運営を行い、クラスの悪口やいじめがなくなり、安心して学校に来られる状態を作ってくれたとします。
このように登校できる環境が整ったとき、親は子どもに対して登校を促さなければなりません。
しかし、親御さんが「過保護」「過干渉」だった場合、子どもは「勇気の一歩」を踏み出すことができません。
同様に親御さんも「強めの登校刺激」を与えることが出来なかったりします。
これでは不登校は解決せず長期化してしまうでしょう。
中学生の子どもが不登校になってしまう本当の原因は何でしょう?
中学生の不登校原因のほとんどが友だち関係です。
「クラスに居場所がない。」 「休み時間や移動教室のときに1人になってしまう。」 「グループに入れなかった(入れてもらえない)。」 「仲の良い友だちと別のクラスになった。」
クラスの状態が悪く不登校になってしまう子もいます。
「1軍の子が好き勝手、振る舞っている。」
「クラスにカーストがある。」 「クラスメイトをバカにする言葉が飛び交っている。」 「ヒソヒソ話が日常化している。」など
中学生の子どもは思春期であり、反抗期でもあるため「不登校のイライラ」が親に向いていきます。
そのため、不登校の原因を「親との関係」とする傾向が強くなります。
「親が勉強、勉強とうるさい。」 「ゲームやスマホを自由にやらせてくれない!」 「いろいろなことを勝手に決められる!(自己決定権がない)」 「アレしろ、コレしろとうるさい!」など
このような理由を聞いた、学校の先生やカウンセラーさんたちは、親御さんにこのようにアドバイスします。
「お子さんの心は疲れています。」 「心のエネルギーがたまるまで待ちましょう。」 「子どもの意志を尊重してあげましょう。」 「自分で決めさせましょう。」 「過保護や過干渉はやめましょう。」 「好きなことを好きなだけやらせてあげましょう。」 「○○すべきという親の思い込みを変えましょう。」など
これにより、子どもの不登校は解決せず、長期化してしまうのです。
→子どもの自由にさせた結果、イヤな事から逃げるように・・・
「今日は雨が降るみたいだから傘を持っていくんだよ~!」
このような声かけは。どこの家でも行っているでしょう。
ただ、このような声かけになると「過保護・過干渉」に近い状態となります。
「今日は雨が降るから傘を持っていきなさい!」 「何で持っていかないの!」 「ぬれたら風邪をひくでしょ!」など
子育てにおいて、「過保護」や「過干渉」は良い子育てとはいえません。
同様に下記のような「考え」や「制限」も良い子育てとは言えません。
「あなたは必ず東大に行きなさい!」 「1日10時間、勉強をしなさい!」 「ゲームは1日10分だけです!」 「スマホは親からの電話のみに使用しなさい!」など
ここまで厳しい親御さんはあまりいませんが、これに近い状態の親御さんはいらっしゃいます。
不登校の原因は親御さんではありませんが、子どもが親の対応に不満を持っていたのはウソではありません。
その結果、子どもは不登校の原因を「親との関係」と言うようになります。
当然、不登校は解決せず、長期化してしまうのです。
高校生の子どもが不登校になってしまう本当の原因は何でしょう?
高校生の不登校の原因は、下記の2つのどちらか、または両方の場合が多いと感じています。
① 不登校のまま中学を卒業し高校に進学した。 ② 自分の性格や気質に合った高校を選択しなかった。
①の「不登校のまま中学を卒業し高校に進学した」子どもは、このように思っています。
「高校に入ったら、ちゃんと学校に行くぞ!」
「4月から心機一転ガンバルぞ!」
しかし、不登校の子どもは下記のような生活ができなくなっています。
・毎朝、起きて学校に行く。 ・毎日、宿題をやる。 ・1日6時間の授業を受ける。 ・面倒なことやイヤなことでも我慢をしてやる。
・ゲームやスマホを自分で調整する。など
当然、全日制高校に通い続ける事が出来なくなり、不登校から留年、退学となることも少なくありません。
定時制高校や通信制高校も同様です。
最初は「3年で卒業する」と言っていた子も、卒業までに4年、5年とかかり、最終的にやめてしまう子も少なくありません。
②の「自分の性格や気質に合った高校を選択しなかった」とはどういうことでしょう?
このタイプの子は、元々、(学習)能力が高い子が多いです。
中学校時代、そんなに努力をせず良い成績を取っていた子も多くいます。
そんな能力が高い子どもたちが、進路のことを真剣に考えず「進学校」に進学をしてしまいます。
当然、周りは同じような能力をもつ子どもたちです。
さらには、能力だけでなく「努力ができる」子もたくさんいます。
授業が始まると進度の速さにビックリします。
先生の説明は分かるのですが、覚える前にドンドン進んでいきます。
周りの子は、塾に行ったり、家庭学習を行ったりすることで授業についていきます。
しかし、中学時代にそれほど努力をせずに良い成績がとれていたため、毎日、勉強をする習慣がありません。
最初の頃は、授業内容を理解出来ていたのですが、定着する前に次の単元が始まってしまうため、徐々に授業の理解も厳しくなっていきます。
(最初に、積み重ね教科である英語と数学の理解が出来なくなります。)
そうこうしているうちに1回目のテストが行われます。
当然、自分の思っていた成績より悪い成績を取ることになります。
そこで、自分の学習を振り返り、行動を変えることができればいいのですが・・・。
もしくは、今までのプライドを捨て、悪い成績を受け入れることができればいいのですが・・・。
こうして、不登校になってしまうのです。
不登校の原因は愛情不足ではありません。
子育てが間違っていたからでもありません。
過保護、過干渉でもありません。
(過保護、過干渉の場合、不登校が長期化する確率が高くなります。)
もちろん、発達障害が不登校の原因でもありません。
(間違えた対応を行うと、不登校が長期化する確率が高くなります。)
親の思い込み(○○すべき)でもありませんし、ゲームやスマホの制限でもありません。
(ゲームやスマホを無制限にすると、不登校は長期化します。)
→「ゲーム依存」「スマホ依存」についてはコチラをご覧ください。
静岡県にある不登校解決相談所には、毎年1000件以上の相談が寄せられます。
相談を下さる親御さんのほとんどが「間違った対応」を行っています。
それは、不登校の原因が「親」や「子ども」にあると、思っているからです。
例えば、「クラスに居場所がない」という原因で不登校になった子がいます。
この子に対して行いたい対応や支援は下記のようになります。
・なるべく自分から声をかけられるように励ます。 ・声をかける練習(ロールプレイ)を行う。 ・自然と声がかけられるようにロールプレイを続ける。 ・友だちをつくる「きっかけ」や「活動」をクラスで行う。 ・「きっかけ」や「活動」のときは、練習を思い出し勇気を出すように伝える。 ・声かけが成功するように、周りの子への支援も行う。など
大切なのは、子どもが「困っていること」を乗り越えられるように、支援をしたり、対応をしたりすることです。
しかし、ほとんどの親御さんは、下記のような対応をとってしまいます。
・学校の話はしないようにする。 ・ムリをさせないで、家で好きなことをさせる。 ・心のエネルギーをためるために、ゲームやスマホを自由にさせる。 ・勉強や宿題を「やる」or「やらない」、学校に「行く」or「行かない」など、全てを子どもに決めさせる。 ・自分から学校に行くまで待つ。など
もちろん、これらの対応により不登校が解決している(改善している)のであれば問題はありませんが・・・・。
「不登校が解決しません。」 「どんどん悪化しています。」 「不登校になって1年(以上)が経ちました。」 「好きな事しかやらなくなりました。」 「ゲームやスマホで1日を過ごしています。」
もし、お子さんがこのような状態になってしまっているのであれば、対応を変えてみてはいかがでしょうか?
→不登校の間違った5つの対応
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
24/10/07
24/09/30
TOP
それとも発達障害?親の思い込み(○○すべき)?ゲームやスマホの制限?
1.子育てや愛情不足が不登校の原因ではない!
2.文部科学省の調査による不登校の原因
3.現実の原因と文部科学省調査の違い
4.順番が逆!「不登校になった→親子関係が悪くなる」が正解
5.小学生の不登校原因の1位は「友だち関係」
6.過保護や過干渉だと不登校が長期化する
7.中学生の不登校原因のほとんどは「友だち関係」
8.不登校の原因を「親との関係」にする反抗期の子どもたち
9.子どもの不満はウソではないが・・・
10.高校生の不登校原因は「中学校の生活習慣」未改善
11.高校生の不登校原因の2つ目は進学校の学習進度
12.授業を理解できるが定着せず思い通りの成績がとれない
13.不登校の原因は親の子育てではありません!
14.不登校の子どもへの「正しい対応」とは?
15.不登校が解決しない場合はどうする?
1.子育てや愛情不足が不登校の原因ではない!
カウンセラーさんやお医者さん、相談員さんに、このように言われたことはありませんか?
「不登校の原因は、親の愛情不足です!」
「過保護、過干渉が不登校の原因です!」
「親が○○すべきと思っていることが問題です!」
「甘やかして育てたのではないですか?」
「親の子育てが原因で、お子さんは不登校になったのです!」
また、このように言われたことはありませんか?
「不登校の原因は発達障害です。」
「(発達障害の)お子さんには、普通の学校はツラいんです!」
このような事を言われた親御さんもいらっしゃいます。
「不登校の原因は、自由がないことです。」
「ゲームやスマホの時間を制限しているからです。」
「ルールで子どもを縛りすぎなんです!」
ただ、静岡県にある不登校解決相談所では、不登校の原因について下記のように考えています。
「不登校の原因は親の愛情不足ではない!」
「もちろん発達障害や子育てが原因ではない!」
「相談をしたり、調べたりする親が愛情不足のわけがない!」
→「本当に愛情がない親(愛情不足の親)」についてはコチラ
2.文部科学省の調査による不登校の原因
それでは不登校の原因は何なのでしょう?
文部科学省が調査している資料を見ると、不登校の原因は下記のように記されています。
小学生の場合
・親子関係
・生活リズムの乱れ、遊び、非行
・いじめ以外の友人関係の問題
中学生の場合
・いじめ以外の友人関係の問題
・生活リズムの乱れ、遊び、非行
・学業の不振
・親子関係
高校生の場合
・生活リズムの乱れ、遊び、非行
・入学、転編入学、進級時の不適応
・いじめ以外の友人関係の問題
3.現実の原因と文部科学省調査の違い
ただ、年間1000件以上の相談が寄せられる不登校解決相談所の実績からは、全く違う結果が見えてきます。
小学生の場合
・友だちとの人間関係
・先生との人間関係
中学生の場合
・友だちとの人間関係
高校生の場合
・生活習慣や学習習慣の乱れ(不登校経験者の場合)
・予想以上の学習進度や課題の量(進学校の場合)
・いじめ以外の友人関係の問題
高校生の不登校原因は、文部科学省の調査結果と近いと言えるかもしれません。
→「文部科学省の調査と現実の不登校原因が違う3つの理由」についてはコチラ
4.順番が逆!「不登校になった→親子関係が悪くなる」が正解
ただ、小学生や中学生の不登校原因に関しては、こう言うことができます。
「それは違う!」
文部科学省の調査について、特に大きな声で言いたいのが「親子関係が不登校の原因」と言っている部分です。
もちろん、親子関係が「悪い」よりは「良い」ほうがいいのは当然です。
ただ、親子関係が悪くなるのは「子どもが不登校になってから」というのがほとんどです。
「親子関係が悪い」→「不登校になった」
こうではなく、下記の流れが正しい順序です。
「不登校になった」→「親子関係が悪くなった」
「生活リズムの乱れ、遊び、非行が原因」と言うのも同様です。
「不登校になった」→「生活リズムが乱れた」
コレが正しい順序です。
→「文部科学省の調査と現実の不登校の原因が違う理由」はコチラ
5.小学生の不登校原因のほとんどは「友だち関係」
小学生の子どもが不登校になってしまう本当の原因は何でしょう?
小学生の不登校の原因で最も多いのは友だち関係です。
「新しいクラスになって友だちと作ることが出来なかった。」
「休み時間に1人になってしまう。」
「グループに入れてもらえない。」
「友だちに話しかけても無視される。」
「悪口を言う友だちがクラスにいる。」
「友だちがワガママで自分勝手。」など
また、小学生の場合は担任の先生との関係で不登校になってしまうことも少なくありません。
「担任の先生が大きな声で怒るのが怖い。」
「先生はいつも怒っている。」
「去年の先生は宿題を忘れても怒らなかった。」など
担任の先生が「優しい先生」の場合でも、下記の理由で不登校になることはあります。
「○○さんが担任の先生の言うことを聞かない。」
「授業中に出歩いたり、しゃべったりする。」
「悪口がクラスに飛び交っている。」など
6.過保護や過干渉だと不登校が長期化する
クラスの人間関係や学級崩壊に対して、親が出来ることはほとんどありません。
唯一できることは、担任の先生や主任の先生、カウンセラーさんに相談をすることだけです。
そして、学校の先生と協力して、同じベクトルで支援をすることです。
もちろん、子どもに対しては「正しい登校刺激」を与えなければなりません。
例えば、担任の先生がクラスの上手に学級運営を行い、クラスの悪口やいじめがなくなり、安心して学校に来られる状態を作ってくれたとします。
このように登校できる環境が整ったとき、親は子どもに対して登校を促さなければなりません。
しかし、親御さんが「過保護」「過干渉」だった場合、子どもは「勇気の一歩」を踏み出すことができません。
同様に親御さんも「強めの登校刺激」を与えることが出来なかったりします。
これでは不登校は解決せず長期化してしまうでしょう。
7.中学生の不登校原因のほとんどは「友だち関係」
中学生の子どもが不登校になってしまう本当の原因は何でしょう?
中学生の不登校原因のほとんどが友だち関係です。
「クラスに居場所がない。」
「休み時間や移動教室のときに1人になってしまう。」
「グループに入れなかった(入れてもらえない)。」
「仲の良い友だちと別のクラスになった。」
クラスの状態が悪く不登校になってしまう子もいます。
「1軍の子が好き勝手、振る舞っている。」
「クラスにカーストがある。」
「クラスメイトをバカにする言葉が飛び交っている。」
「ヒソヒソ話が日常化している。」など
8.不登校の原因を「親との関係」にする反抗期の子どもたち
中学生の子どもは思春期であり、反抗期でもあるため「不登校のイライラ」が親に向いていきます。
そのため、不登校の原因を「親との関係」とする傾向が強くなります。
「親が勉強、勉強とうるさい。」
「ゲームやスマホを自由にやらせてくれない!」
「いろいろなことを勝手に決められる!(自己決定権がない)」
「アレしろ、コレしろとうるさい!」など
このような理由を聞いた、学校の先生やカウンセラーさんたちは、親御さんにこのようにアドバイスします。
「お子さんの心は疲れています。」
「心のエネルギーがたまるまで待ちましょう。」
「子どもの意志を尊重してあげましょう。」
「自分で決めさせましょう。」
「過保護や過干渉はやめましょう。」
「好きなことを好きなだけやらせてあげましょう。」
「○○すべきという親の思い込みを変えましょう。」など
これにより、子どもの不登校は解決せず、長期化してしまうのです。
→子どもの自由にさせた結果、イヤな事から逃げるように・・・
9.子どもの不満はウソではないが・・・
「今日は雨が降るみたいだから傘を持っていくんだよ~!」
このような声かけは。どこの家でも行っているでしょう。
ただ、このような声かけになると「過保護・過干渉」に近い状態となります。
「今日は雨が降るから傘を持っていきなさい!」
「何で持っていかないの!」
「ぬれたら風邪をひくでしょ!」など
子育てにおいて、「過保護」や「過干渉」は良い子育てとはいえません。
同様に下記のような「考え」や「制限」も良い子育てとは言えません。
「あなたは必ず東大に行きなさい!」
「1日10時間、勉強をしなさい!」
「ゲームは1日10分だけです!」
「スマホは親からの電話のみに使用しなさい!」など
ここまで厳しい親御さんはあまりいませんが、これに近い状態の親御さんはいらっしゃいます。
不登校の原因は親御さんではありませんが、子どもが親の対応に不満を持っていたのはウソではありません。
その結果、子どもは不登校の原因を「親との関係」と言うようになります。
当然、不登校は解決せず、長期化してしまうのです。
10.高校生の不登校原因は「中学校の生活習慣未改善」
高校生の子どもが不登校になってしまう本当の原因は何でしょう?
高校生の不登校の原因は、下記の2つのどちらか、または両方の場合が多いと感じています。
① 不登校のまま中学を卒業し高校に進学した。
② 自分の性格や気質に合った高校を選択しなかった。
①の「不登校のまま中学を卒業し高校に進学した」子どもは、このように思っています。
「高校に入ったら、ちゃんと学校に行くぞ!」
「4月から心機一転ガンバルぞ!」
しかし、不登校の子どもは下記のような生活ができなくなっています。
・毎朝、起きて学校に行く。
・毎日、宿題をやる。
・1日6時間の授業を受ける。
・面倒なことやイヤなことでも我慢をしてやる。
・ゲームやスマホを自分で調整する。など
当然、全日制高校に通い続ける事が出来なくなり、不登校から留年、退学となることも少なくありません。
定時制高校や通信制高校も同様です。
最初は「3年で卒業する」と言っていた子も、卒業までに4年、5年とかかり、最終的にやめてしまう子も少なくありません。
11.高校生の不登校原因の2つ目は進学校の学習進度
②の「自分の性格や気質に合った高校を選択しなかった」とはどういうことでしょう?
このタイプの子は、元々、(学習)能力が高い子が多いです。
中学校時代、そんなに努力をせず良い成績を取っていた子も多くいます。
そんな能力が高い子どもたちが、進路のことを真剣に考えず「進学校」に進学をしてしまいます。
当然、周りは同じような能力をもつ子どもたちです。
さらには、能力だけでなく「努力ができる」子もたくさんいます。
12.授業を理解できるが定着せず思い通りの成績がとれない
授業が始まると進度の速さにビックリします。
先生の説明は分かるのですが、覚える前にドンドン進んでいきます。
周りの子は、塾に行ったり、家庭学習を行ったりすることで授業についていきます。
しかし、中学時代にそれほど努力をせずに良い成績がとれていたため、毎日、勉強をする習慣がありません。
最初の頃は、授業内容を理解出来ていたのですが、定着する前に次の単元が始まってしまうため、徐々に授業の理解も厳しくなっていきます。
(最初に、積み重ね教科である英語と数学の理解が出来なくなります。)
そうこうしているうちに1回目のテストが行われます。
当然、自分の思っていた成績より悪い成績を取ることになります。
そこで、自分の学習を振り返り、行動を変えることができればいいのですが・・・。
もしくは、今までのプライドを捨て、悪い成績を受け入れることができればいいのですが・・・。
こうして、不登校になってしまうのです。
13.不登校の原因は親の子育てではありません!
不登校の原因は愛情不足ではありません。
子育てが間違っていたからでもありません。
過保護、過干渉でもありません。
(過保護、過干渉の場合、不登校が長期化する確率が高くなります。)
もちろん、発達障害が不登校の原因でもありません。
(間違えた対応を行うと、不登校が長期化する確率が高くなります。)
親の思い込み(○○すべき)でもありませんし、ゲームやスマホの制限でもありません。
(ゲームやスマホを無制限にすると、不登校は長期化します。)
→「ゲーム依存」「スマホ依存」についてはコチラをご覧ください。
14.不登校の子どもへの「正しい対応」とは?
静岡県にある不登校解決相談所には、毎年1000件以上の相談が寄せられます。
相談を下さる親御さんのほとんどが「間違った対応」を行っています。
それは、不登校の原因が「親」や「子ども」にあると、思っているからです。
例えば、「クラスに居場所がない」という原因で不登校になった子がいます。
この子に対して行いたい対応や支援は下記のようになります。
・なるべく自分から声をかけられるように励ます。
・声をかける練習(ロールプレイ)を行う。
・自然と声がかけられるようにロールプレイを続ける。
・友だちをつくる「きっかけ」や「活動」をクラスで行う。
・「きっかけ」や「活動」のときは、練習を思い出し勇気を出すように伝える。
・声かけが成功するように、周りの子への支援も行う。など
大切なのは、子どもが「困っていること」を乗り越えられるように、支援をしたり、対応をしたりすることです。
15.不登校が解決しない場合はどうする?
しかし、ほとんどの親御さんは、下記のような対応をとってしまいます。
・学校の話はしないようにする。
・ムリをさせないで、家で好きなことをさせる。
・心のエネルギーをためるために、ゲームやスマホを自由にさせる。
・勉強や宿題を「やる」or「やらない」、学校に「行く」or「行かない」など、全てを子どもに決めさせる。
・自分から学校に行くまで待つ。など
もちろん、これらの対応により不登校が解決している(改善している)のであれば問題はありませんが・・・・。
「不登校が解決しません。」
「どんどん悪化しています。」
「不登校になって1年(以上)が経ちました。」
「好きな事しかやらなくなりました。」
「ゲームやスマホで1日を過ごしています。」
もし、お子さんがこのような状態になってしまっているのであれば、対応を変えてみてはいかがでしょうか?
→不登校の間違った5つの対応
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