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「ゲーム依存」「スマホ依存」の症状は?対応は?

ゲーム依存・スマホ依存

2023/09/09 「ゲーム依存」「スマホ依存」の症状は?対応は?

病院に行こうとしない子どもへの対応は?

 

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1.ゲーム依存、スマホ依存とは?
2.このような状態(症状)が「ゲーム依存」「スマホ依存」です!
3.「ゲーム依存」「スマホ依存」ならないように!
4.未然防止①「小さい頃はやらせない!」
5.未然防止②「ゲームやスマホのルールを決める!」
6.未然防止③「体験やボードゲームを一緒にやる!」
7.「ゲーム依存」「スマホ依存」の初期対応
8.「ゲーム依存」「スマホ依存」の一般的な治療法
9.現実は「不登校の子どもが病院や話し合いを拒否する!」
10.どうすれば病院にいく?話ができる?
11.アイメッセージは有効であるが・・・
12.母、父、祖父、祖母、先生が連携をして対応や支援を!
13.連携をしない人が「良い人」で将来を考えている親が「悪者」に
14.アイメッセージと連携を同時進行で!
15.役割分担をすることで動き出す確率がさらにアップ!
16.お母さんは「味方」お父さんは「中間」不登校解決相談所「悪者」を!
17.最も大変なお母さんが「優しい役」や「味方」を!
18.不登校解決相談所は喜んで「悪役」「敵役」をやります!
19.ゲームやスマホを「取り上げて」いい?「制限して」いい?
20.取り上げたり、制限したりしたときの子どもの言動
21.子どもの言動で親が弱気になるのが最も悪い対応
22.制限や没収は悪いことではない!ただし・・・
23.依存の子どもへの具体的な声かけ事例
24.子どもが受け入れやすいルールの設定を!
25.自然とゲームやスマホの時間が少なくなる!
26.「使用のルールは必要!」(ゲーム依存の専門医)

 

 

1.ゲーム依存、スマホ依存とは?

 

「ゲーム依存」や「スマホ依存」という病気はありません。

 

正しくは「ゲーム障害」といい、世界保健機関(WHO)によって病気と定義されています。

 

世界保健機関(WHO)は2018年6月に「疾病および関連する健康問題の国際統計分類(ICD-11)」を発表し、その中に「ゲーム障害」を加えた。
その後、2019年5月25日にスイスジュネーヴで行われた世界保健総会で「疾病および関連する健康問題の国際統計分類(ICD-11)」を採択した。
これにより、「ゲーム障害(Gaming disorder)」が正式にWHOが定める国際疾病分類の1つに認定されることになった。
ちなみにICD-11は2022年1月1日より発効されている。

 

WHOでは、下記の状態が12ヶ月以上続いている状態を「ゲーム障害」と定義しています。

 

① ゲームをする時間や頻度を制御できない。
② ゲームが他の関心事や行動に優先する。
③ 仕事や学業、健康などに問題が起きてもやめられない。
④ 個人、家庭、学業、仕事などに重大な支障が出ている。

ただし、特に進行の早いとされる幼少期や青少年期においては、全ての症状にあてはまり重症であれば、12ヶ月経たずとも「依存症」とみなす。

 

※ 静岡県にある不登校解決相談所では、混乱を避けるため「ゲーム障害」や「それに近い状態」を「ゲーム依存」「スマホ依存」と記しています。

 

 

2.このような状態(症状)が「ゲーム依存」「スマホ依存」です!

 

「ゲーム依存」「スマホ依存」の症状について、具体的な例を提示したいと思います。

 

① ゲームをする時間や頻度を制御できない。

 

・決まった時間、ルールを守ることができない。
・1日中、スマホやゲームをしている。
・やるべき事をやらずにゲームやスマホをしてしまう。など

 

② ゲームが他の関心事や行動に優先する。

 

・食事中に周りの人を無視してスマホやゲームをしている。
・寝る時間を削ってゲームやスマホを行う。
・風呂や歯磨きなどの回数が減っている。

 

③ 仕事や学業、健康などに問題が起きてもやめられない。

 

・勉強や宿題をやらずにゲームやスマホをやる。
・決まった時間に起きて学校に行くことができない。
・体を動かすことが減り食欲が落ちることで体力も落ちる。
・日の光を浴びずに生活することで顔色が悪くなる。

 

④ 個人、家庭、学業、仕事などに重大な支障が出ている

 

・ゲームやスマホのことを注意されるとイライラする。
・暴言や暴力が増える。
・不登校になってしまう。
・部屋にひきこもってしまう。

 

 

3.「ゲーム依存」「スマホ依存」ならないように!

 

子どもが「ゲーム依存」や「スマホ依存」になってしまうと、治療や改善にとても時間がかかります。

 

そこで、静岡県にある不登校解決相談所では「未然防止」の大切さを発信しています。

 

これは、「ゲーム依存」「スマホ依存」になってから対応するのではなく、「ゲーム依存」や「スマホ依存」にならないように(防止)、事前に対応する(未然)ことです。

 

これは不登校も同様です。

 

不登校になると、解決までに時間を要します。

 

それにより、不登校の子どもだけでなく親御さんもツラい思いをすることになります。

 

できることなら、子どもが不登校にならないように「学校の先生方」には未然防止に力をいれてもらいたいと思っています。
 

 

4.未然防止①「小さい頃はやらせない!」

 

「ゲーム依存」「スマホ依存」を未然に防止するには、何をすればいいのでしょう?

 

まず、最初に行ってもらいたいことが、下記の方法です。

 

「ゲームやスマホを安易に子どもにやらせない。」
「ゲームやスマホを買い与える年齢をなるべく遅くする。」

「ゲーム依存」「スマホ依存」は現代の病気です。

 

ゲームやスマホが発達する前にはなかった病気です。

 

当たり前の事なのですがゲームやスマホがなければ、「ゲーム依存」「スマホ依存」にはなりません。

 

ただ、今の時代はゲームやスマホを持つことが当たり前になっています。

 

友だちが持っているのに、うちの子だけ持たせないというのも厳しい話しです。

 

それでも、「ゲーム依存」「スマホ依存」を未然に防止するためには、少しでも接する時間は減らしていきたいものです。
 

 

5.未然防止②「ゲームやスマホのルールを決める!」

 

2つ目は、ゲームやスマホのルールを決めることです。

 

もちろん、子どもの意見を取り入れることも大切です。

 

ただ、子どもは「たくさんやりたい」と思っているので、このように言ってきます。

 

「Aくんは、制限時間はないよ!」
「Bさんは、夜のライブを見ているよ!」
「制限やルールがあるのはうちだけだよ!」

 

この言葉に惑わされて、ゲームやスマホを「子ども任せ」にしてはいけません。

 

また、ルールを決めたら、それを掲示するのもいいでしょう。

 

さらに、ルールを守っている確認は必ずして下さい。

 

「うちの子は夜はゲームやスマホをやっていません!」
「スマホやゲームは私が預かっています!」
「子どもの言葉を信じています!」

 

こう言う親御さんに、深夜にお子さんの部屋をのぞいてもらうと、親にウソをついてこっそりやっている子が多いこと、多いこと。

 

→親に気づかれずにスマホやタブレットを入手している不登校の子どもたち

 

 

6.未然防止③「体験やボードゲームを一緒にやる!」

 

3つ目は、ゲームやスマホ以外の楽しみを見つけることです。

 

親の好きなスポーツを一緒にやるのもいいでしょう。

 

家族でキャンプに行ったり、海に行ったりするのもいいと思います。

 

アニメやドラマを見るのもいいでしょう。

 

プラモデルやレゴ、絵を描くやDIYを一緒にやるものいいと思います。

 

その中でも、静岡県にある不登校解決相談所がオススメしているのがコレです。

 

・カードゲームやボードゲーム

 

昔ながらの「人生ゲーム」や「野球盤」も楽しいです。

 

カードゲームでは、「人狼ゲーム」や「はあって言うゲーム」「ボブ辞典」のように、会話があるゲームがオススメです。

 

「なんじゃもんじゃ」というゲームは、絶対に子どもに勝てません。

 

もちろん、昔からの定番であるトランプやウノを一緒にやるのもいいことだと思います。
 

 

7.「ゲーム依存」「スマホ依存」の初期対応

 

残念ながら、不登校の子どもが「ゲーム依存」「スマホ依存」の状態になってしまったとします。

 

当然ですが、少しでも早い対応が必要です。

 

「ゲーム依存」「スマホ依存」も不登校と同じで、初期であれば比較的早く解決や改善をすることができます。

 

もちろん、病院にかかることができればいいのですが、それが出来ない場合もあるでしょう。

 

そんなとき、静岡県にある不登校解決相談所では、下記の対応をオススメしております。

 

・ゲームやスマホの使用時間を計る。
・1週間の合計時間、1ヶ月の合計時間、1年の合計時間(予測)を計算する。
・子どもと一緒に1日の生活を円グラフにして気づきを促す。
・ゲームやスマホの使用時間のルールを決める。
・空いた時間に何をするかを話し合う。(子ども任せにするのは厳禁です。)
・同じ考えを持った支援機関に協力してもらう。

 

※ スポーツ、ウォーキング、キャンプやカードゲームやボードゲームが効果的です。
※ 「子どもの意志を尊重」「好きな事を自由にやらせる」「動き出すまで待つ」という考えをもった支援機関に協力してもらうと「ゲーム依存」「スマホ依存」は悪化します。

 

ただ、親の提案を「子どもが受け入れない」ときや「ゲーム依存」「スマホ依存」が悪化していると感じたときなどは、少しでも早く専門家に相談をするようにしましょう。

 

 

8.「ゲーム依存」「スマホ依存」の一般的な治療法

 

「ゲーム依存」や「スマホ依存」の治療法については、下記のような対応が一般的とされています。

 

※ 相談者の方が他のカウンセラーさんや相談員さんなどに言われたことも含んでいます。

 

 

① 子どもと話し合い、子どもが納得できるルール(制限)を決める。
② ルールを守れたことを褒め、少しずつゲーム時間を減らしていく。
③ ゲームが減って、空いた時間を家族との対話や体験に使う。
④ ゲームやスマホ以外の楽しい体験を増やして行く。

 

※ ゲームを強引にやめさせたり、取り上げるのはよくない。
※ 取り上げられたことで反動が起きトラブルに発展する。

また、親御さんの「対応」や「声かけ」については、このように言われています

 

① 子どもが行っているゲームについて知る。(子どもに聞く)
② 子どもと一緒にゲームをやる。
③ 面白い部分、ハマる部分を共有する。

 

※ 改善が見られない場合は専門病院に相談をする。

 

(本人が依存症を認知し、改善する意志があることが条件。)

 

 

9.現実は「不登校の子どもが病院や話し合いを拒否する!」

 

実際、上記のような対応や声かけで、「ゲーム依存」や「スマホ依存」が改善していれば、問題はありません。

 

また、「ゲーム依存」や「スマホ依存」の状態は改善していなくても、本人が「依存」を理解し、専門家に相談をしたいという意志を持ち始めていれば、これも問題はありません。

 

ただ、現実はそんなに簡単にはいきません

 

静岡県にある不登校解決相談所には、全国から年間1000件以上の相談が寄せられています。

 

そのほとんどが「ゲーム依存」や「スマホ依存」でお悩みの親御さんです。

 

その親御さんたちは、ゲーム依存やスマホ依存を治そうと努力をしているのですが・・・。

 

「子どもと話ができません。」
「ゲームや動画の話をしても、全く聞いてくれません。」
「一緒にゲームをやることもできません。」
「ゲームやスマホの話をしようとすると部屋に籠もります。」
「病院の話をすると暴言を吐いたり、暴力を振るったりします。」

 

 

10.どうすれば病院にいく?話ができる?

 

親御さんとお子さんが「話し合えない」状態は「不登校あるある」です。

 

これは、不登校の子どもに対して「待つ」「意志を尊重する」「好きな事を自由にさせる」などの対応を取ってきたことで起こる「あるある」です。

 

決して、親御さんの「愛情不足」のせいではありませんし、「子育てが間違っていた」からでもありません。

 

また、ネットや本、カウンセラーさんや相談員さんが仰る治療法(対応)は、あくまでも「理想の治療法(対応)」です。

 

ただ、ゲーム依存やネット依存になっている子どもの「性格や気質」「依存になったきっかけ」「それまでの親の対応」の全てが同じということはありません。

 

そこで、大切になるのが下記のような発想(考え方)です。

 

「理想の治療法(対応)に近づけるために、親は何をしなければいけないか?」
「どのような対応がうちの子どもには合っているのか?」

 

 

11.アイメッセージは有効であるが・・・

 

それでは、子どもと「ゲーム依存」や「ネット依存」についての話し合いが出来るようになるにはどうしたらいいでしょう?

 

よく言われているのが「アイメッセージ」で話をするということです。

 

「アイメッセージ」とは、「私」を主語とする話し方で、例えば、下記のようなものを指します。

「私はこっちの方がいいと思うな~。」
「このままだと、私は心配になるな~。」
「私だったら○○するよ~。」など

「アイメッセージ」のメリットは、子どもが「素直に聞く確率が高まる」という部分です。

 

ただ、デメリットは、子どもが動き出すまでに「時間がかかる」と言う部分です。

 

「アイメッセージ」は命令や指示ではありません。

 

そのため、子どもが勇気の一歩を踏み出すまで「待つ」対応を取らなければならないのです。

 

 

12.母、父、祖父、祖母、先生が連携をして対応や支援を!

 

静岡県にある不登校解決相談所では、「ゲーム依存」や「スマホ依存」の対応として「連携」をオススメしています。

 

(これは不登校の解決にも必要なキーワードです。)

 

これは、「ゲーム依存」や「スマホ依存」の子どもに関わる、大人が「連携する」という意味です。

 

例えば、お母さんとお父さんが不登校の子どもの「スマホ依存」や「ゲーム依存」を改善したいと考え、お子さんと一緒にルールを決めたとします。

 

しかし、自分で決めたルールとはいえ、守れないお子さんがたくさんいます。

 

そんなとき、不登校の子どもは、お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、もしくは、学校の先生に、このように言うかもしれません。

 

「もっとゲームをやりたい。」
「ゲームをしている時だけ、ツラいことを忘れられる!」
「スマホができないと、何をしていいのか分からない!」など

 

そこで、お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、学校の先生など、子どもに関わっている大人が、このように言ってくれたらどうでしょう?

 

「みんなで決めたルールは守らなきゃダメだよ!」
「あなたなら出来るから、ガンバってね!」
「ルールを守るためにガマンしているんだね!エラいぞ!」

 

 

13.連携をしない人が「良い人」で将来を考えている親が「悪者」に

 

しかし、お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、学校の先生など、子どもに関わっている大人が、このように言ってしまったらどうなるでしょう?

 

「それはツラいね。」
「お祖父ちゃんはゲームをしていいと思うよ。」
「それならお祖母ちゃんがお父さんに言ってあげようか?」
「それだと心のエネルギーが溜まらないよね~。」

 

すると、不登校の子どもは、このように言ってゲームやスマホのルールを破るようになります。

 

「お祖父ちゃんとお祖母ちゃんがやって良いって言ってたよ!」
「先生が『ストレスが溜まって、心のエネルギーが溜まらない』って言ってたよ!」など

 

そして、自分に対してイヤな事を言わない、お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、先生などを「良い人」「優しい人」などと思ってしまいます。

 

逆に、決めたルールを守らせようとするお母さんやお父さんたちに対して、こう思うようになります。

 

「僕の気持ちを分かってくれない人」
「私のツラさを理解してくれない人」
「厳しくてイヤな人」

 

毎日の様子を見て、子どもの事を考えて、将来を考えたからこそ、ガンバっているお母さんやお父さんが悪者になってしまうのです。

 

 

14.アイメッセージと連携を同時進行で!

 

「アイメッセージ」と「連携」の両方を同時に行うことも有効です。

 

例えば、お母さん、お父さん、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、学校の先生がこのように連携をした声かけをするのはどうでしょう?

 

母「このままだと、お母さんは心配だよ。」

父「ゲームやスマホをやるのはいいけど、多すぎるのは良くないと思うよ。」

祖父「おじいちゃんはトランプとかウノが好きだよ!一緒にやろうよ!」

祖母「ちょっとずつ、自分でコントロールできるといいと思うよ。」

先生「自分でコントロールできるようになると良いね~。」など

 

お母さんやお父さん、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、先生が「アイメッセージ」で、「ゲーム依存」や「スマホ依存」への不安を伝えます。

 

当然、お母さんが1人でアイメッセージを行うよりは、大勢で行った方が効果が高まります。

 

それにより、不登校の子どもが動き出す時間も短くなるのです。

 

 

15.役割分担をすることで動き出す確率がさらにアップ!

 

静岡県にある不登校解決相談所では、さらに効果を高めるため、少しでも早く動き出すようにするため、「役割分担」を取り入れています。

 

例えば、お母さん、お父さん、不登校解決相談所で下記のように役割を分担したり、声をかけたりします。

 

不「ゲーム依存やスマホ依存は危険だよ!」
不「やり過ぎは良くないよ!」
不「自分でコントロールできないなら先生が預かるよ!」

 

不登校解決相談所はあえて、強い言い方をしたり、嫌われる言い方をしたりします。

 

役割分担で言えば、「強い刺激を与える」役を演じるのです。

 

そこで、お母さんには「味方」の役、お父さんには「中位の刺激を与える」役をやってもらったりします。

 

(お母さんやお父さんの今までの対応や関係を元に役割は決めていきます。)
 

 

16.お母さんは「味方」お父さんは「中間」不登校解決相談所「悪者」を!

 

不登校解決相談所が強めの刺激を与えた後、お母さんとお父さんには役割に応じた声かけを行ってもらいます。

 

不「自分でコントロール出来ないなら没収した方がいいでしょう!」

 

父「私もゲーム依存やスマホ依存は怖いです。」
父「だから、自分でコントロールができるようになってもらいたいです。」
父「でも、没収まではしなくてもいいのではないでしょうか?」

 

母「この子は自分のことをしっかりと考えています!」
母「だから、この子の言葉を信じてあげたいです!」
母「私たちも協力をするので、チャンスをあげてもいいですか?」

 

不「お母さんとお父さんが、そこまで言うのはお子さんを信頼しているからですね!」
不「不登校になる前は、色々なことをガンバっていたんですね!」

 

このような声かけで、不登校の子どもが動き出してくれればいいのですが、そんなに簡単にはいきません。

 

そこで、先読みをして、次の一手を打ちやすいように声をかけておきます。

 

不「チャンスをあげるのは良い事だと思います。」
不「ただ、○週間まっても改善が見られなければ、子ども任せはやめた方がいいと思います。」

 

父「それは、もちろんです。」

父「依存症は自分で治すのが困難と聞いています。」
父「もし、○週間後までに改善が見られなければ、病院に連れて行きます!」

 

母「この子はしっかりしているので大丈夫だと思います!」
母「お母さんやお父さんも、出来ることは手伝うからね!」など

 

 

17.最も大変なお母さんが「優しい役」や「味方」を!

 

「アイメッセージ」だけでは、動き出すまでに時間がかかってしまいます。

 

最悪、その間に「ゲーム依存」や「スマホ依存」「不登校」はドンドン悪化していきます。

 

そこで、「アイメッセージ」に「連携」を加えると、子どもの心への浸透が早くなります。

 

静岡県にある不登校解決相談所では、さらに「役割分担」を加えることをオススメしています。

 

お母さんだけでなく、お父さんやお祖父ちゃん、お祖母ちゃん、学校の先生の全員が「優しい対応」をしてしまうのは良くありません。

 

静岡県にある不登校解決相談所では、「最も子どもに近い」「最も子どもの対応を行う」「最も子どもと接する」「最も子どもの気持ちが分かる」お母さんに「優しい役(味方)」をやってもらいたいと考えています。

 

可能であれば、お父さんやお祖父ちゃんは「怖い」役、お祖母ちゃんは「お母さんより少し怖い」役がベストです。

 

「正義のヒーロー」を輝かせるには「悪役」がいた方がいいと思いませんか?
 

 

18.不登校解決相談所は喜んで「悪役」「敵役」をやります!

 

「先生は、とても優しくて、真剣に話を聞いてくれる!」
「先生は、学校の事をよく知っていて、面白い話もたくさんしてくれる!」
「先生は、おじさんなのに、ハニワやストプリに詳しいオタク!」
「先生は、ガンバっていると褒めてくれるけど、サボると怒る!」
「先生は、いつも厳しくて、約束を破ると、ゲームを持って行ってしまう!」など

 

これは、不登校解決相談所が支援をして、不登校が解決した子どもたちの言葉です。

 

ここに出てくる「先生」は全て私のことを言っています。

 

私のことを「優しくて面白い」と言う子もいれば、「怖くて厳しい」という子もいます。

 

なぜ、私の印象は子どもによって違うのでしょう?

 

それは、私が「役割分担」で、その子(家庭)に足りない役を演じているからです。

 

不登校解決相談所は、不登校のお子さんや親御さんが、笑顔になることが最も大切であると考え活動をしています。

 

そのためは、「私が嫌われることは何も問題はない」というスタンスで対応や支援を行っています。

 

 

19.ゲームやスマホを「取り上げて」いい?「制限して」いい?

 

「ゲーム依存」や「スマホ依存」の子どもから、依存の元凶である「ゲーム」や「スマホ」を取り上げていいのでしょうか?

 

静岡県にある不登校解決相談所でも、このような相談をいただくことが多々あります。

 

「スマホやゲームを没収してもいいんですか?」

 

これに対して、静岡県にある不登校解決相談所では、このようにお答えをさせていただいております。

 

「ゲームやスマホを没収することに反対はしていません。」
「ゲームやスマホがない方が、依存や不登校は早く解決するからです。」

 

もちろん、デメリットもお伝えさせていただきます。

 

「ただ、没収をすれば、子どもが諦めてゲームやスマホやらなくなるわけではありません。」
「逆に、暴れたり、暴言を吐いたり、死ぬと言ったりする可能性もあります。」
「没収するのであれば、子どもの言動を予想して、その対応を事前に決めておいて下さい。」
「実際、その言動が表れたら、毅然とした態度で接しなければなりません。」

 

 

20.取り上げたり、制限したりしたときの子どもの言動

 

「ゲーム」や「スマホ」を取り上げたり、制限したりすると、不登校の子どもは強烈に反発します。

 

これは、子どもが不登校になってから「意志を尊重」「好きな事を自由にさせる」「登校刺激はしない」などの対応を行ったからです。

 

決して、子どもの「発達障害」や親の「愛情不足」のせいではありません。

 

(不登校ではない子どもも反発はしますが、不登校の子どもほどではありません。)

 

そして、親がスマホやゲームを取り上げようとしたり、制限しようとすると、こう言ったりします。

 

「それなら、もう2度と学校に行かないからな!」
「人権侵害で訴えるからな!」
「一生、部屋から出ないからな!」
「何も食べないでやる!」
「ゲームが出来ないなら死んでやる!」
「お前たちを殺してやる!」

 

(これは全て不登校解決相談所に相談があった実際の言葉です。)

 

また、壁を壊したり、物を投げたり、親に暴力を振るったりする子もいます。

 

 

21.子どもの言動で親が弱気になるのが最も悪い対応

 

ここで、親が子どもの言動に驚き「取り上げ」や「制限」をやめてしまうことが最も悪い対応です。

 

(「死ぬ」と言われると「悲しくなる」「怖くなる」のが親の心理ではありますが。)

 

もし、子どもの態度しだいで「取り上げ」や「制限」をやめてしまう恐れがあるのであれば、最初から「取り上げる」「制限する」と言わない方が良いのです。

 

なぜなら、「取り上げ」や「制限」をやめてしまうと不登校の子どもがこう思うようになるからです。

 

「親は『2度と学校に行かないぞ!』と言えばゲームを没収しないぞ!」
「イヤな事を言われたら『死んでやる!』と言えば親は引き下がるぞ!」

 

これは、「不登校解決」に関しても同様です。

 

「明日は絶対に学校に行くからゲームをやらして!」
「約束は守るから○○買って!」など

 

しかし、朝になっても不登校の子どもは部屋からでてきません。

 

親が声をかけても無視をします。

 

親御さんも仕事があると、起こすのを諦めるしかありません。

 

すると、不登校の子どもはこう思うようになります。

 

「8時まで部屋に閉じこもっていれば、親は諦めて仕事に行くな!」
「布団に入って無視をすれば諦めるぞ!」

 

 

22.制限や没収は悪いことではない!ただし・・・

 

「スマホ依存」や「ゲーム依存」の元凶である、スマホやゲームを「取り上げる」「制限する」ことは、決して悪いことではありません。

 

なぜなら、親が「取り上げよう」「制限しよう」と考えるのは「使用時間」や「使用態度」があまりにも異常だからです。

 

さらには、携帯電話やインターネットの代金を払っているのは親御さんです。

 

(高校生がバイトをして、自分のお金でスマホ代やインターネット代を払っているのであれば制限は必要ないかもしれません。)

 

しかし、先ほども述べたように、何も考えずに「取り上げる」「制限する」は問題です。

 

なぜなら、「ゲーム依存」や「スマホ依存」のお子さんは、「取り上げる」「制限する」ことに対して必死で反抗するからです。

 

「どんなに強く反発してもNOと言います!」
「このままでは良くないと思います!覚悟を決めました!」

 

親御さんが覚悟を決め、毅然とした態度で対応できば問題はないのですが・・・・。

 

現実問題として、「NO」と言うのが厳しいのであれば、事前に「妥協案」を用意ししておくことが大切になります。

 

 

23.依存の子どもへの具体的な声かけ事例

 

「スマホ依存」や「ゲーム依存」を改善するために必要なのは、「先を読む」と「事前準備」です。

 

実際の解決事例を元に、「先を読む」と「事前準備」について説明をさせていただきます。

 

事例:中学2年生男子(不登校期間2年)の親御さんへのアドバイス

 

「ゲームやスマホの時間を少しずつ減らしていきたいですね。」
「ただ、最初から『少し減らせばいいよ』と言っても、子どもは減らそうとしません。」
「そこで、現状を子どもに伝え『取り上げる』『制限する』と宣言してはどうでしょう。」
「もちろん、本気で『取り上げる』『制限する』ではありません。」

 

本当の目標は「使用時間を減らす」ですが、それを達成するために「取り上げる」「制限する」と言うキーワードを使うのです。

 

「もし、子どもが素直にスマホやゲームを渡してくれたらラッキーです。」
「ただ、そんなことは基本的にはないと思って下さい。」
「当然ですが『取り上げる』『制限する』と言ったとき、子どもは必死に反対するでしょう。」
「そこですかさず妥協案を出して下さい。」
「もちろん実現可能な内容でなければなりません。」

 

 

24.子どもが受け入れやすいルールの設定を!

 

スマホやゲームを「12時間以上」やっている子に対して「明日から1時間に減らしなさい」はムリな話です。

 

例えば、「1~2時間減らす」or「ご飯のときは使用しない」or「朝は9時に起きる」or「夜は12時まで」など、実現可能な内容にすることが大切です。

 

ゲーム以外の楽しさを見つけることも大切です。

 

静岡県にある不登校解決相談所ではこのような案を提示したりしています。

 

「わかった。ゲームやスマホはそのままでいい!」
「そのかわり、毎日、家族で1時間ボードゲーム(カードゲーム)をやるぞ!」
「あと、連休の日には家族でキャンプに出かける!」
「これは必ず守ってほしい!」

 

(カードゲームは「人狼ゲーム」や「はぁというゲーム」など、会話をするゲームがオススメです。)

 

 

25.自然とゲームやスマホの時間が少なくなる!

 

この程度の「制限」や「ルール」であれば、子どもが納得する可能性は高くなるでしょう。

 

ボードゲームやカードゲーム、キャンプなどは、スマホやゲーム機と違った「面白さ」があります。

 

この「面白さ」を感じると、自然とスマホやゲーム機の時間は減っていきます。

 

このように、現在の子どもの状態を考慮し、投げかかけた言葉に対しての返答を予想し、それに対しての声かけを事前に決めることが大切です。

 

それにより、子どもの状態が改善する方向に向かうのです。

 

もちろん、子どもに伝えたことは、親も守らなければなりません。

 

せっかく、子どもがガードゲームやボードゲームの「面白さ」を知り、親に「一緒にやろう!」と言ったのに、親がこう言ってしまっては意味がありません。

 

「今は忙しいから後にして!」
「今日はカードゲームはなしにしよう!」
「スイッチでゲームをしていいよ!」など

 

→他の「ゲーム依存」「スマホ依存」解決事例はコチラ!

 

 

26.「使用のルールは必要!」(ゲーム依存の専門医)

 

ここ数年、「ゲーム依存」や「スマホ依存」が問題になっています。

 

それに伴い、「ゲーム依存」「スマホ依存」の講習会や講演会なども多く開かれるようになりました。

 

私は講習会や講演会に参加し、講師の先生や専門医の先生と何度かお話をさせていただきました。

 

そこでは、全ての専門家の先生方(お医者さん、心理師さん、療法士さんなど)が、このように仰っています。

 

「使用時間のルールは必要だと思います。」

 

(もっと強い言葉で同じような内容を仰ってるお医者さんもいました。)

 

もちろん、ゲームやスマホを自由にしたことで、不登校が改善していたり、生活リズムが良くなっているのであれば、そのまま続けていただきたいと思います。

 

ただ、不登校の状態が悪化していたり、不登校が長期化していたり、生活リズムが崩れていたりするのであれば、別の方法を試してみてはどうですか?

 

 

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東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。

 

 

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