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「読書きらい→読書すき」カウンセラー通信⑩
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小3の息子が帰ってきた。いつもの通りにこう聞いた。
「今日の宿題は何?」
すると息子はこう答えた。
「読書を30分すること」
「何を読むの?」と聞くと、
「今日、図書室で借りてきたこの本!」とランドセルから本を出す。
本のタイトルを見ると〈モルグ街の殺人事件〉とある。(小学校3年生にしては渋い選択だ)。
そこで私は息子にこう伝えた、
「その本は読んだことがないから、読み終わったら内容を教えてね!」
息子は
「いいよ!」と返事をして本を読み始めた。
普段、息子はあまり本を読まない。しかし今回は、宿題なので一生懸命に読んでいる。そこで私も隣に座り一緒に読書をすることにした。
30分後。
本を読み終わった息子は得意げに内容を説明した。
『本を好きになるチャンス!』と思った私は息子にこう言った。
「そのシリーズ、おもしろいから、別の本も図書館に借りに行こう!」
がんばって本を読んで、得意げに説明し、私に褒められて気分のいい息子はこう言った。
「うん、行く!」
図書館につくと、息子は同じシリーズの本を探した。しかし、同じシリーズの本がない。大人用のシリーズはあったが、小学校3年生の息子には難しすぎた。
大人用の本をパラパラめくった息子は、案の定こう言って本を戻した。
「難しすぎる!」
今まで、あまり読書をしていない息子は本への興味を急速に失いこう言った。
「もう、帰ろうよ!」
『チャンスを逃したくない!』と思った私は息子が読みそうな本をすすめた。
「この本は?」
「こっちは?」
「あれは?」
しかし息子はこう言うだけだった。
「もういい!はやく帰ろう!」
『このまま、読みたくない本を無理やり読ませても余計に嫌いになってしまう』
『でも、チャンスは逃したくない』と思った私は違うアプローチを試みた。
息子が〈読みそうな本〉〈読んだことがある本〉を10冊ほど選んでこう言った。
「パパはこの本を読むんだ!」
すると息子はノってきた。
「そのシリーズ読んだことあるよ!」
『チャンス!』と思った私は「どれがおすすめ?」と聞く。
すると一冊の本を指さし、その本の説明を始めた。結局、私が本を10冊借り、息子は1冊も借りなかった。
つづく
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24/09/15
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静岡不登校解決相談所 カウンセラー通信⑩
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モルグ街の殺人事件(読書大好き大作戦①)
小3の息子が帰ってきた。いつもの通りにこう聞いた。
「今日の宿題は何?」
すると息子はこう答えた。
「読書を30分すること」
「何を読むの?」と聞くと、
「今日、図書室で借りてきたこの本!」とランドセルから本を出す。
本のタイトルを見ると〈モルグ街の殺人事件〉とある。(小学校3年生にしては渋い選択だ)。
そこで私は息子にこう伝えた、
「その本は読んだことがないから、読み終わったら内容を教えてね!」
息子は
「いいよ!」と返事をして本を読み始めた。
普段、息子はあまり本を読まない。しかし今回は、宿題なので一生懸命に読んでいる。そこで私も隣に座り一緒に読書をすることにした。
30分後。
本を読み終わった息子は得意げに内容を説明した。
『本を好きになるチャンス!』と思った私は息子にこう言った。
「そのシリーズ、おもしろいから、別の本も図書館に借りに行こう!」
がんばって本を読んで、得意げに説明し、私に褒められて気分のいい息子はこう言った。
「うん、行く!」
子供用のシリーズがない!(読書大好き大作戦②)
図書館につくと、息子は同じシリーズの本を探した。しかし、同じシリーズの本がない。大人用のシリーズはあったが、小学校3年生の息子には難しすぎた。
大人用の本をパラパラめくった息子は、案の定こう言って本を戻した。
「難しすぎる!」
今まで、あまり読書をしていない息子は本への興味を急速に失いこう言った。
「もう、帰ろうよ!」
『チャンスを逃したくない!』と思った私は息子が読みそうな本をすすめた。
「この本は?」
「こっちは?」
「あれは?」
しかし息子はこう言うだけだった。
「もういい!はやく帰ろう!」
『このまま、読みたくない本を無理やり読ませても余計に嫌いになってしまう』
『でも、チャンスは逃したくない』と思った私は違うアプローチを試みた。
息子が〈読みそうな本〉〈読んだことがある本〉を10冊ほど選んでこう言った。
「パパはこの本を読むんだ!」
すると息子はノってきた。
「そのシリーズ読んだことあるよ!」
『チャンス!』と思った私は「どれがおすすめ?」と聞く。
すると一冊の本を指さし、その本の説明を始めた。結局、私が本を10冊借り、息子は1冊も借りなかった。
つづく
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