不登校を解決するために褒めて!寝ないでゲームをしている事も褒めて!と言われて褒め続けたのですが・・・

不登校解決相談所

080-9114-8318

〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14(公文併設)

24時間、相談受付中!(即対応できない時は折り返します。)

lv

不登校を解決するために褒めて!寝ないでゲームをしている事も褒めて!と言われて褒め続けたのですが・・・

不登校解決事例

2023/03/27 不登校を解決するために褒めて!寝ないでゲームをしている事も褒めて!と言われて褒め続けたのですが・・・

ゲームをしている事を褒めて不登校が解決するの?

 

30892_s

 

1.「褒める事で不登校は解決する!」と言われる
2.登校刺激を与えず褒め続けたら・・・・
3.高校は通信に行くという昼夜逆転の中学2年生
4.子どもに何も言えなくなってしまった父と母
5.ゲームやスマホの時間、足音を褒めたお母さん
6.親が心から褒めていないから不登校は解決しない?
7.褒めるのは大切だけどゲームやスマホ、不登校を褒めるのは×!
8.ガンバっていなければ褒めないで!
9.連携して褒める事でガンバリが継続!
10.褒め方を変えたら2年ぶりに登校開始!

 

 

1.「褒める事で不登校は解決する!」と言われる

 

今年の1月、埼玉県にお住まいのお母さんから、不登校のお子さんの相談をいただきました。

 

そのお子さんは、下記のような状態のお子さんでした。

 

・中学2年生の男の子
・中学1年生の5月から不登校になった。
・電話相談時点(中2の1月)で不登校期間は1年7ヶ月。
・小学5年生の妹(五月雨不登校)と幼稚園の弟がいる。

 

また、カウンセラーさんや相談員さんから、下記のようなアドバイスをもらったそうです。

 

・親の愛情不足が不登校の原因。
・兄は妹や弟の世話をしてきたことで疲れた。
・兄を褒める事が少なかったため愛情が伝わっていない。
・登校刺激は与えず褒める事で心のエネルギーがたまり不登校が解決する。

 

 

2.登校刺激を与えず褒め続けたら・・・・

 

埼玉県にお住まいのお母さんは、自分の子育てを振り返ったそうです。

 

もちろん、思い当たる節はあります。

 

そこで、お母さんはカウンセラーさんや相談員さんの言うとおり、登校刺激は与えないことにしました。

 

当然、たくさん褒めるようにも意識したそうです。

 

しかし、このお子さんの不登校は一向に解決しません。

 

それどころか、このお子さんはどんどんワガママになっていきます。

 

そして、気がつけば小学校5年生の妹も登校をしぶり、五月雨不登校になっていたそうです。

 

 

3.高校は通信に行くという昼夜逆転の中学2年生

 

中学3年生が近づいてきても、このお子さんは一向に動きだす気配はなかったそうです。

 

・勉強や宿題は全くやらなくなった。
・家の手伝いや部屋の片付け、食器を台所に持っていくことすらしなくなった。
・ゲームや動画で1日を過ごしている。
・スマホを片時も離さず、ご飯を食べているときもスマホで何かをしている。
・昼夜逆転状態で昼過ぎに起きてくる。

 

3学期が始まっても全く動き出さないお子さん、お母さんはこう聞いたそうです。

 

「3年生になったら学校に行けそうなの?」

 

すると、お子さんはこう応えます。

 

「ムリ!」

 

お母さんは、こう聞きます。

 

「高校はどうするの?」

 

これに対してお子さんは、こう応えます。

 

「本当の通信制高校(年に4回程度登校する)に行く!」

 

 

4.子どもに何も言えなくなってしまった父と母

 

埼玉県にお住まいのお母さんは、このように思っていたそうです。

 

「通信制高校を3年で卒業できるの?」
「就職はどうするつもりなの?」
「できれば、全日制高校に行ってほしい・・・。」

 

しかし、ここでツッコんだ話をすると子どもが暴言を吐いたり、暴れたりするのが分かっていたお母さんは、何も言えなかったそうです。

 

お父さんもお子さんに対して、強く言えない状態になっていました。

 

1年7ヶ月の不登校で、お子さんと親御さんの立場は完全に逆転していたのです。

 

ただ、このような状態になるのは「不登校あるある」とも言えます。

 

本人の意志を尊重し、全てを子どもに決めさせる対応をとったご家庭で多く見られる状態です。

 

 

5.ゲームやスマホの時間、足音を褒めたお母さん

 

不登校解決相談所では、お母さんにどのように「褒め」ていたのか聞きました。

 

すると、お母さんはこのように応えてくれました。

 

「スクールカウンセラーさんや相談員さんに言われたように褒めました。」
「ネットや本の褒め方も参考にしました。」

 

具体的にどのようなことを褒めたのか聞くと、お母さんはこう仰っていました。

 

「ゲームをやっている事を褒めました。」

 

『何時間もゲームが出来てスゴいね!』
『ゲームが上手いね!』

 

「(昼過ぎに)起きてきたときには、こう褒めました。」

 

『あなたの足音を聞くと、お母さんは嬉しいよ!』
『元気な足音でいいね!』

 

「(ご飯を食べながら)スマホを見ているときは、こう褒めました。」

 

『ご飯より熱中できるものがあってスゴいね!』

 

 

6.親が心から褒めていないから不登校は解決しない?

 

このようなことも行っていたそうです。

 

「息子はゲームに負けたりするとイライラします。」
「そんなときは、とにかく機嫌がよくなるように褒めました。」
「褒める事で自己肯定感をあげたかったんです。」

 

ただ、スクールカウンセラーさんや相談員さんに言われたとおりに「褒め」ていても、お子さんの不登校は一向に解決しなかったそうです。

 

(間違った対応なので、当然と言えば当然なのですが・・・・。)

 

お母さんは、それをスクールカウンセラーさんや相談員さんに相談したそうです。

 

すると、このように言われたそうです。

 

「お母さんが心の底から『褒め』ていないのが原因です。」
「子どもはそれを感じているのです。」
「だから、心のエネルギーがたまらないのです。」

 

お母さんは、このように言われ自分を攻めたそうです。

 

 

7.褒めるのは大切だけどゲームやスマホ、不登校を褒めるのは×!

 

「お母さんの愛情不足です。」
「何でもいいので、褒めるようにしましょう!」

 

静岡県にある不登校解決相談所では、このようなアドバイスはしません。

 

なぜならば、不登校の原因が「愛情不足」と思っていませんし、「褒め」が少ないと思っていないからです。

 

もちろん、子どもの成長において「褒める」ことはとても大切です。

 

だからと言って盲目的に子どもを「褒める」必要があるのでしょうか?

 

「食事の時にスマホをしている子」や「昼夜逆転してまでゲームをしている子」を褒める必要はあるのでしょうか?

 

「悪いこと」と「良いこと」の区別がつかなくなるのではないでしょうか?

 

実際、このお子さんは昼夜逆転、ゲーム依存、スマホ依存、ワガママが強くなり、暴言や暴力が増えたのです。

 

 

8.ガンバっていなければ褒めないで!

 

「それでは、子どもを褒めなくていいのですか?」

 

もちろん、そんなことはありません。

 

静岡県にある不登校解決相談所では、常にこのようなアドバイスをさせていただいております。

 

「今までよりも『ガンバっている』と思ったときは、たくさん褒めて下さい!」
「親だけでなく、学校の先生や塾の先生、習い事の先生にも褒めてもらうとさらにいいですね!」

 

しかし、このような注意も必ず付け加えています。

 

「ガンバっていないことを褒めてはダメです!」
「ガンバっていない事を褒められると、子どもは少しガンバればできることもしなくなります。」

 

 

9.連携して褒める事でガンバリが継続!

 

埼玉県にお住まいのお母さんとお父さんは、お子さんを静岡県にある不登校解決相談所に連れてきて下さいました。

 

そこで、このお子さんは私にこう言いました。

 

「3年生になったら教室に戻りたい!」
「少しずつ学校に行けるようにしたい!」

(その後、具体的な行動目標を決めました。)

 

私は、お母さんとお父さんに、本人の前でこうお伝えしました。

 

「息子さんは、エラいですね!」
「前向きな発言をたくさんしてくれました!」
「ガンバろうとしているので、たくさん褒めて下さい!」
「今日から○○の問題集も始めるそうです!」
「私が確認をするので、ちゃんとやったときはたくさん褒めて下さい!」

 

ただ、このようにも付け加えました。

 

「サボったときはちゃんと怒りますね!」
「もちろん、お母さんやお父さんも怒って下さい!」
「(息子さんに向かって)それが普通だよね!」

 

 

10.褒め方を変えたら2年ぶりに登校開始!

 

不登校解決相談所では、このお子さんが動きだすきっかけとなる登校刺激を与えました。

 

その後、このお子さんのガンバリを、お母さんやお父さん、学校の先生と連携をして褒めていきました。

 

コレにより、このお子さんの「ガンバろう!」と言う気持ちは継続します。

 

不登校解決相談所との面談後、このお子さんは宿題を休まず行いました。

 

そして、3学期の最後の週、約2年ぶりに別室登校をします。

 

さらに最後の日には、教室で過ごすことができたのです。

 

(現在は春休みの宿題の確認を行い、4月からの登校準備をしています。)

 

 

→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。

 

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県から不登校の相談をいただいております。

 

 

不登校解決相談所
電話番号:080-9114-8318
住所 〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14

TOP