６回の相談で不登校から希望校合格（中学３年生）

２回の相談で不登校解決への勇気の一歩③（中学３年生）

 

 

 

→２回の相談で不登校解決への勇気の一歩①はコチラ
→２回の相談で不登校解決への勇気の一歩②はコチラ

 

「A高校に行きたい！」

２回目の面談の後、午後からですが、毎日、登校できるようになったHKさん。４回目の面談の後、朝から毎日、登校できるようになりました。

 

毎日、登校できるようになったHKさんでしたが、高校受験を考えると、今までの欠席は不利になってしまいます。

 

そこで、私は進路の話をHKさんとします。するとHKさんは私立のA高校に行きたいと打ち明けてくれました。A高校は不登校だった子どもの受け入れにはあまり積極的ではありません。

 

私は過去に、中１～中２の時に不登校だった生徒を中３で受け持ったことがあります。その子はお母さんや本人のがんばりにより、６月から学校に登校できるようになりました。その後、その子が合格したのがA高校でした。

 

HKさんもその子と同じように登校できるようになりました。学校でもがんばっています。だからこそ、HKさんがA高校に合格できる可能性は０ではありません。

 

 

 

「高校見学へ行きたくない！」

私はHKさんにA高校の高校見学に参加することを勧めます。お母さんや学校の先生にも同じように高校見学を勧めてもらいます。

 

最初、本人は「行きたくない！」と言っていましたが、最終的にはA高校の高校見学に参加しました。また、不登校の子どもを積極的に受け入れてくれている

 

B高校の高校見学の参加も勧めました。

 

→　「行きたくない！」と言っている子をどうやって説得したの？
→　詳しい方法を知りたい方は、静岡にある不登校解決相談所にご連絡下さい。

 

高校見学当日、HKさんは母親にこう言ったそうです。
「本当は行きたくないんだからね！」
「川合先生が言うから行くんだからね！」

 

HKさんのお母さんはこう言ってしまったそうです。
「あんたの将来のことでしょ！」

 

ただ、それでもHKさんは私との約束を守り、高校見学に参加したそうです。

 

 

「高校見学に行ってよかった！」

１２月の終わり、HKさんのお母さんから泣きながら電話がありました。
「A高校の合格内定をいただけました。」
「『不登校から復帰したこと』『高校見学に何度も参加したこと』ことが決め手になったそうです。」

「先生がKに高校見学に行くように言ってくれたおかげです！」
「ありがとうございました。」

 

翌日、HKさんと会いに家庭訪問をします。そこで、私は高校内定のことをHKさんと一緒に喜びました。するとHKさんはこう言いました。
「最初は、高校見学に行きたくなかったんだ！」
「現実を受け入れるのが怖くて！」
「面談で、先生たちに不登校のことを言うのも恥ずかしかった！」
「先生や親に『絶対に行け！』と言われて、『俺の気持ちを分かってくれない』とも思った。」

 

「でも、今は高校見学に行ってよかったと思ってる！」

 

不登校の子どもの気持ちもわかります。ただ、将来の事を考えると、強い登校刺激が必要になることがあります。もちろん、力尽くで刺激を与えることはしませんが、本人がイヤだと思っても、刺激を与えることはあります。

 

不登校で通信高校や定時制学校に行ったものの、途中でやめてしまったお子さんやお母さんが相談にくることも多くあります。みなさん必ずこのようにおっしゃいます。
「あのとき、少しムリしてでも普通高校に行かせておくべきだった！」

 

もちろん、通信高校や定時制高校で不登校から復帰した子もいます。ただ、私の経験上、普通高校へ行ったお子さんやお母さんのほうが満足度は高いように感じています。

 

→　進路についてお困りの方は、無料相談をご利用下さい。
→　不登校についてのお悩みは静岡にある不登校解決相談所にご相談して下さい。