原因と理由(6)～体調不良と玄関フリーズ～

(6)　不登校の小学生や中学生への間違った登校刺激による、体調不良と玄関フリーズ

 

 

(6)　登校刺激による体調不良と玄関でのフリーズ

 

不登校の小学生や中学生の子どもに間違った対応や登校刺激を行ってしまうと、不登校の子供たちは、朝このように言い出します。

「頭が痛いから学校へ行けない」
「お腹が痛いから学校へ行けない」

「気持ちが悪いから学校へ行けない」

「熱があるから学校へ行けない」

「過呼吸になるから学校へ行けない」

「喘息がひどくなるから学校へ行けない」

 

そして、学校を休む許可をすると子どもの症状は治まります。
「頭が痛いのが治った」
「お腹が痛いのが治った」
「気持ち悪いのが治った」

「熱が下がった」

「過呼吸が治った」

「喘息が治った」

 

不登校の子どもが訴えるこの症状は嘘なのでしょうか？

それは違います。

 

体と心は密接に関係しています。体の調子が悪くなると、心も落ち込んでいきます。同様に、心の調子が悪くなると、体の調子も悪くなってしまうのです。もちろん、逆の状態もあります。体の調子が良ければ、心も元気になりますし、心が元気なら、少しくらいの病気も気にならなくなるわけです。

 

その後、不登校の小学生や中学生がこう言うことがあります。

「明日はがんばって学校にいく」

しかし、翌朝になるとまたこう言うこともしばしば。

「頭が痛いから学校へ行けない」
「お腹が痛いから学校へ行けない」
「気持ちが悪いから学校へ行けない」
「熱があるから学校へ行けない」
「過呼吸になるから学校へ行けない」
「喘息がひどくなるから学校へ行けない」

 

朝起きて、着替えをする不登校の小学生や中学生もいます。しかし、玄関に行くと・・・・・・・。動けなくなってしまいます。

これも体調不良と同様に嘘ではありません。玄関に立つと、学校での恐怖がよみがえってきて、体が固まってしまうのです。

 

 

「明日はがんばって学校にいく！」

 

「明日はがんばって学校にいく！」

 

自分に言い聞かせたきた不登校の小学生や中学生。そんな、まじめで一生懸命な不登校の小学生や中学生が玄関で固まってしまうようになり、これが繰り返されるのはあまりよくないことです。玄関で固まる状態が繰り返されると、不登校の小学生や中学生はこう思うようになります。

「私はダメな人間なんだ！」
「僕は自分で決めたことを実行できない人間なんだ！」

 

 

「明日はがんばって学校に行く！」

 

こんな良い言葉を言える、まじめな小学生や中学生。この子たちがダメな人間であるわけがありません。でも、まじめで一生懸命な不登校の小学生や中学生はそう思い、自信をなくしていきます。

 

「朝、体調不良になったり、玄関で固まってしまったらどうすればいいの？」
「子どもが自信をなくさないようにするにはどうしたらいいの？」

 

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