不登校期間1年3ヶ月の中学2年生女子の対応は?2月~登校開始!中3で完全登校!進学校に合格後、有名私立大学へ!

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不登校期間1年3ヶ月の中学2年生女子の対応は?2月~登校開始!中3で完全登校!進学校に合格後、有名私立大学へ!

不登校事例研究

2023/02/06 不登校期間1年3ヶ月の中学2年生女子の対応は?2月~登校開始!中3で完全登校!進学校に合格後、有名私立大学へ!

あなたならどのように対応や支援を行う?(解決事例から学ぶ②)

 

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1.中学校2年生女子、不登校解決事例
2.中学1年生の11月から不登校になってしまう
3.不登校の理由は分からないというが・・・
4.全てを本人の意志に任せたお母さん
5.登校、宿題、ゲームも全て本人が決める状態
6.別室でも全て自由!予定を決めても変更が自由!
7.あなたならどのような対応や支援を行う?
8.我慢をするタイプ、真面目なタイプのへの対応は?
9.親、担任、別室担当がバラバラな対応をしている!
10.前向きにし、やらせて、褒め、認める!
11.中学3年から欠席0!現在、有名私立大学に通学中!

 

 

1.中学校2年生女子、不登校解決事例

 

本事例は静岡県にお住まいの中学2年生女子の事例です。

 

相談をいただいたのは、対象生徒が中学校2年生の2月です。

 

下記に記す内容が、実際に不登校解決相談所に寄せられたものです。

 

同じような状態のお子さんを持つ、親御さんや先生、カウンセラーの方は「自分ならどのような対応や支援をする?」と考えていただければと思います。

 

もちろん、実際に行った対応や支援とその結果をお伝えさせていただきます。

 

この事例が、子どもに合った対応、親御さんに合った対応、先生に会った対応を見つけるヒントになればと考えております。

 

本人が特定されないように、細かい部分に変更を加えてありますが、基本的には実際の事例と変わらないとお考え下さい。

 

 

2.中学1年生の11月から不登校になってしまう

 

いつ頃から不登校になりましたか?

 

「中学1年生の1学期は登校する事ができていました。」
「2学期に入り、少しずつ欠席が増えていきました。」
「完全不登校になったのは中学1年生の11月です。」
「中学2年生になって、最初の1ヶ月は登校することができました。」
「しかし、ゴールデンウィーク明けから休むようになりました。」
「先生の働きかけでで、10月から別室登校を始めました。」
「初めは午前中だけですが、毎日、別室登校をしていました。」
「ただ、別室登校の日数は徐々に減っていきました。」
「最近(3学期)は週に0~1回程度、別室登校をしています。

 

※ 中1の11月から不登校になった。
※ 先生の働きかけで、中2の10月から別室登校を開始した。

 

 

3.不登校の理由は分からないというが・・・

 

不登校の原因や理由はわかりますか?

 

「本人は理由はないと言っています。」
「いじめられてもいないと言っています。」
「ただ、去年の担任の先生からは、1人でいることが多いと言われました。」
「しかし、本人は教室で1人でいるのも気にならないと言っています。」

 

小学校のときの様子はどうでしたか?

 

「小学校のときは、毎日、楽しく学校に行っていました。」
「どちらかと言うと元気な子だったと思います。」
「小学校の担任の先生からは、クラスを盛り上げてくれると言われていました。」

 

勉強についてはどうですか?

 

「どちらかというと得意な方です。」
「登校していたときに、授業が分からないということは無かったと思います。」
「テストの順位は100人中10位前後でした。」

 

※ 不登校の理由はない、いじめられてもいない。
※ 中1のときは、教室に1人でいることが多かった。
※ 勉強は得意な方である。

 

 

4.全てを本人の意志に任せたお母さん

 

不登校になってから、お子さんにはどのような対応をしてきましたか?

 

「娘に決めさせる対応をとって来ました。」
「親が学校のことを言うのは良くないと聞いたので、登校刺激は与えないようにしました。」
「登校するorしない、勉強するorしない、起きるor起きない、なども全て娘に任せてきました。」

 

別室登校を始めた理由は何ですか?

 

「担任の先生が娘と話をして下さり、別室登校することになりました。」
「担任の先生は中学3年生のことや、高校の事を話してくれたそうです。」
「それを聞いた娘は、別室登校を始めることにしました。」

 

※ 高校について考えている。
※ 担任の先生が前向きな声かけをしている。

 

 

5.登校、宿題、ゲームも全て本人が決める状態

 

・家での様子はどうですか?

 

「昼夜逆転にはなっていませんが、起きる時間は9時位です。」
「アニメをみたり、絵を描いたりしています。」
「ゲームもやりますが、アニメや声優さんの動画を見る時間がもっとも長いと思います。」
(好きなアニメは、おそ松さん、ごちうさ、ラブライブ、東京グールでした。)

 

・別室への登校はどのように決めていますか?

 

「登校するorしないは、本人に決めさせています。」
「前日に『明日は学校に行く』と言っても、行かない事が多々あります。」

 

・宿題や勉強はやっていますか?

 

「担任の先生は定期的に連絡を下さったり、登校した日に会いに来てくれるそうです。」
「その時に、宿題やプリントをもらっているようですが・・・・。」
「家では、宿題や勉強はほとんどやっていません。」

 

※ 登校するorしないを本人が決めている。
※ 宿題をやるorやらないも本人が決めている。

 

 

6.別室でも全て自由!予定を決めても変更が自由!

 

・別室はどのような対応をしているのですか?

 

「別室に登校すると、たくさん褒めているそうです。」
「最初に1日の予定を自分で決めるそうです。」
「1時間目は○○をする、2時間目は□□をするなどです。」
「そのときに帰宅時間も本人が決めるそうです。」

 

・予定とはどのような内容ですか?

・また、決めた予定は確実に実行できていますか?

 

※ 学校に数日分の予定をコピーしてもらいました。(予想通りの内容でしたが・・・。)

 

「1時間目、登校。」
「2時間目、絵を描く。→○」
「3時間目、漢字の宿題。→×:疲れたので音楽を聴いてリラックスした。」
「4時間目、英語の本文を写す→×:体調が悪いので帰宅する。」

 

『別室担当より』
『ガンバって登校できました。集中してイラストを書いていました。』
『体調が悪いときはムリをせず、学校を休みましょう。』

 

※ 何の為に別室に行っているのかが分からない。
※ 不登校を解決するための対応や支援の計画が別室担当にあるのか?

 

 

7.あなたならどのような対応や支援を行う?

 

以上が初めて相談をいただいたときの内容です。

 

この子どもの不登校を解決するために、あなたは「どのような対応や支援」を行いますか?

 

このまま待つ対応をしますか?

 

好きなだけゲームや動画を見ることができる生活を続けますか?

 

子どもの意志を尊重して、ストレスがたまらないようにしますか?

 

「この対応が正しい!」
「その対応は間違っている!」

 

そのような対応や支援はありません。

 

大切なのは、それぞれの子どもの状況を見極め、それぞれの子どもに合った対応を行うことです。

 

 

8.我慢をするタイプ、真面目なタイプのへの対応は?

 

この事例の不登校解決ポイントは2点あります。

 

1点目は、このお子さんが「我慢をするタイプ」であることです。

 

10月~12月にかけて不登校になる子どものほとんどが「我慢のするタイプ」です。

 

本人が「いじめはなかった」と言っていることから、実際にいじめはなかったと思われました。

 

ただ、学校生活において「小さなストレス」がたまっていったこととは間違えありません。

 

(小さなストレスの例としては「班長をやらされる。」「仕事を頼まれる。」「係や委員会の仕事をペアの子がやらない。」「それらを我慢して受け入れる。」などがあります。)

 

このような子どもの場合は「ストレスを吐き出す」「断り方を知る」「他者に認められる」「感謝される。」などの支援や対応が必要になります。

 

 

9.親、担任、別室担当がバラバラな対応をしている!

 

2つ目は、親、担任、別室担当が連携をして支援や対応を行うことです。

 

不登校解決相談所が相談を受けたとき、それぞれの大人は別の方向を向いていました。

 

親:登校して欲しいと思っているが、全てを本人に任せている。

 

担任:進路のことを考え、少しずつ登校刺激を与えている。

 

別室担当:本人の意志を尊重し、本人のペースで登校できればいいと思っている。

 

コレでは、せっかく担任の先生が上手に登校刺激を与えてやる気を引き出しても、子どもはついつい楽な方へ流れてしまいます。

 

ただ、このお子さんは元々、勉強も得意な方ですので、大人たちが上手に連携をすることで、不登校が早く解決する可能性は充分にありました。

 

 

10.前向きにし、やらせて、褒め、認める!

 

不登校期間約1年強のこのお子さんに、不登校解決相談所が実際に行った対応は以下の対応です。

 

① 好きなアニメの話などから、不登校解決相談所と本人が会えるようにする。
② 不登校解決相談所は、本人が小さなストレスを認知できるようにカウンセリングを行う。
③ ストレスの回避法を伝えロールプレイを行う。
④ 不登校解決相談所が進学の話をし、宿題や予習、復習を一緒に行う。
⑤ 担任は進学の話をして、登校や宿題、予習、復習を促す。
(宿題、予習、復習は「○○の□ページ」と具体的に指示をする。)
⑥ 別室担当は、担任が指示した宿題などを一緒に行う。
⑦ 家庭、担任、別室担当、不登校解決相談所で、同じベクトルで褒めたり、認めたりしていく。
⑧ 新クラスのメンバーや新担任、教科担任が対応や支援を共通理解する。

 

 

11.中学3年から欠席0!現在、有名私立大学に通学中!

 

上記の対応を行ったことで、このお子さんは2月の後半から、毎日、別室登校をするようになりました。

 

さらには、別室での全ての時間において、宿題や予習、復習を行うようになりました。

 

そして、3月の最後の週は全て登校することができたのです。

 

最後の週に登校出来たことも連携をして褒めていきました。

 

コレにより、このお子さんは中学3年生の4月から登校を開始します。

 

中学3年生では欠席が0となり、その地区で最もレベルの高い進学校に合格することができました。

 

その後、高校生になっても欠席0がつづき、現在は有名私立大学に通っています。

 

 

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