不登校になって１年半。子どもの意志を尊重して自由にさせて来たけど・・・・。状態が悪化して・・・

いつになれば心のエネルギーがたまるのですか？

 

 

１．子どもの自由にさせれば心のエネルギーはたまる？
２．犯罪以外は自由にさせてあげて下さい！？
３．リストカットもやらせてあげて下さい？
４．ゲームや動画でエネルギーがたまる？
５．昼夜逆転でネットをやることでコミュニーション力が上がる？
６．夢のために１０万円のタブレットを買ってあげて！？
７．親が学校のことを考えているとエネルギーはたまらない！？
８．１年半、自由にさせて来たけどエネルギーはたまっていない？
９．全てを本人の自由にさせていいの？
１０．子どもに合った登校刺激で宿題開始！

 

 

１．子どもの自由にさせれば心のエネルギーはたまる？

静岡にある不登校解決相談所には、毎年、多くの相談が寄せられます。

 

先日も神奈川県にお住まいのお母さんから、このような相談をいただきました。

 

「娘が不登校になって半年が経ちました。」
「カウンセラーさんに言われたとおり、全てを娘の自由にさせてきました。」
「そのおかげで、親との会話や笑顔は増えました。」
「ただ・・・・・・。」
「学校の話をすると、不機嫌になったり、キレたりします。」

 

そして、お母さんはこうおっしゃいました。

 

「半年間でエネルギーはたまったと思ったのですが・・・・。」
「後、どれくらい待てば心のエネルギーはたまるのでしょうか？」

 
 

２．犯罪以外は自由にさせてあげて下さい！？

静岡にある不登校解決相談所には、他の相談機関やカウンセラーさんに相談をしていたが、不登校が解決しなかったと言う相談が多くあります。

 

神奈川県にお住まいのこちらのお母さんも、そうだったようです。

 

「娘が不登校になったとき、カウンセラーさんからこう言われました。」

 

『娘さんの心のエネルギーは空っぽです。』
『心のエネルギーがたまるまで待ちましょう！』

 

「私は何をすればいいのか聞きました。」
「するとカウンセラーさんからこう言われました。」

 

『お母さんは何もしないで下さい。』
『犯罪はダメですが、それ以外は自由にさせてあげることが大切です。』

 
 

３．リストカットもやらせてあげて下さい？

ある日、お母さんは娘さんの腕にリストカットの後があるのを見つけました。

 

ただ、どのような対応をしていいか分からなかったお母さんは、カウンセラーさんに相談をしたそうです。

 

すると、カウンセラーさんからはこのようアドバイスをもらいます。

 

「本人がリストカットを望んでいるのです。」
「それは認めてあげて下さい。」
「リストカットをすることで、ストレスを発散させているんです。」

 

娘さんの体のことが心配だったそうですが、お母さんはカウンセラーさんの言うとおりにしたそうです。

 

ただ、その後も娘さんはリストカットを続けたそうです。

 
 

４．ゲームや動画でエネルギーがたまる？

不登校になって１ヶ月ほど経ったころから、娘さんはゲームや動画、タブレットでのイラスト作成にどっぷりハマったそうです。

 

お母さんはカウンセラーさんに相談をします。

 

「ゲームや動画ばかりやっています。」
「このままやらせていいのでしょうか？」

 

『それはとてもいいことです！』
『ゲームをやったり、動画を見るエネルギーがたまってきたんですね！』
『自由にやらせてあげて下さい！』

 
 

５．昼夜逆転でネットをやることでコミュニーション力が上がる？

お母さんは、昼夜逆転についても相談しました。

 

「ネットにゲーム友達が出来たようで、夜中にゲームをしています。」
「そのため最近は昼夜逆転になり、昼過ぎまで起きてきません。」
「このまま昼夜逆転生活を続けて大丈夫なのでしょうか？」

 

『昼夜逆転生活も、本人がのぞんでいることです。』
『本人の意志を尊重して下さい。』
『ネットの友達が出来たことはとてもいいことです。』
『娘さんはネットの友達と話すことでコミュニケーション力を高めているんですよ！』

 
 

６．夢のために１０万円のタブレットを買ってあげて！？

タブレットでイラストを描くようになり、勉強を全くしなくなったことも相談したそうです。

 

「好きなアニメのイラストばかり描いています。」

「このまま勉強せず、イラストばかり描いていていいのでしょうか？」

「キレイな絵を描くために１０万円以上するタブレットを買って欲しいといってきました。」

 

『やりたいことを見つけたんですね！』
『素晴らしい事です！』
『是非、タブレットを買ってあげて下さい！』
『将来への投資と考えればいいのではないですか？』
『不登校でも入ることができる高校には、イラストを専門に学べる高校もあります！』
『将来、イラストレーターになれるように応援してあげて下さい。』

 
 

７．親が学校のことを考えているとエネルギーはたまらない！？

娘さんが不登校になって半年ほど経ったある日、お母さんはカウンセラーさんにこのように相談したそうです。

 

「不登校になって半年が経ちました。」
「これまで、本人の望みを全てをかなえてきました。」
「ただ、娘が登校する気配はありません。」
「いったい、いつになったらエネルギーはたまるまでか？」
「どれくらい待てばいいのですか？」

 

『エネルギーがたまる時間は人それぞれです。』
『基本的には年単位で考えていただければと思います。』

 

さらにお母さんはこう言われたそうです。

 

『お母さんは、お子さんの心のエネルギーのことは考えていないのではないですか？』
『学校に行かせたいと思っているのはないですか？』
『それでは、子どものエネルギーはたまりません。』
『絶えず、お母さんから学校と言うストレスがかかっているからです。』
『心から自分のお子さんを信じてあげて下さい。』
『そうすれば、いずれお子さんは動き出します。』

 
 

８．１年半、自由にさせて来たけどエネルギーはたまっていない？

神奈川県にお住まいのお母さんが、静岡にある不登校解決相談所に相談を下さったのは、先月の上旬です。

 

お母さんに娘さんの状況をお聞きすると、このような状態でした。

 

・学校には全く行っていない。
・宿題や勉強もしていない。
・イラスト用に買ったタブレットも現在はゲーム専用になっている。
・「通信制高校に行く！」と言っている。
・「高校からはちゃんと行くから大丈夫。」と言う。
・昼夜逆転生活が続いている。
・少しでも学校の話が出ると、「不安」「ツラい」「私の気持ちを分かってない！」と暴れる。

 
 

９．全てを本人の自由にさせていいの？

静岡にある不登校解決相談所では、全てを本人の自由にさせる対応には疑問を持っています。

 

もちろん、「いじめ」や「無視」などが原因で学校に行けなくなった子に対して、無理矢理、登校を促すことはしません。

 

ただ、そのような子どもたちに対して、下記の対応が必要なのでしょうか？

 

・ゲームを無制限にやらせる。
・動画を無制限にやらせる。
・昼夜逆転を許す。
・宿題や勉強について何も言わない。
・欲しいものを買い与える。
・全てを子どもの思い通りにする。

 
 

１０．子どもに合った登校刺激で宿題開始！

現在、神奈川県にお住まいのこの娘さんは、学校の宿題を始めています。

 

不登校解決相談所が娘さんに宿題を提案したのがきっかけです。

 

ただ、その後に学校や親御さんと連携をしたことで、現在、娘さんは自分から宿題を行うようになっています。

 

担任の先生との交流にも前向きになりつつあります。

 

１年半という長い期間、不登校状態（何でも自由状態）だったため、すぐに不登校が解決するとは言えません。

 

ただ、現在は４月からの完全登校を目標に、少しずつ心身を元に戻している状態です。

 

 

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