不登校の子どもについつい言ってしまう言葉!その言葉は逆効果!

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不登校の子どもについつい言ってしまう言葉!その言葉は逆効果!

お役立ちコラム

2019/08/24 不登校の子どもについつい言ってしまう言葉!その言葉は逆効果!

あとで自分が困るだけだからね!

 

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1.不登校で本人や親が困らないようにするには?
2.あとで困るのは自分だよ?
3.不登校でも困らない?
4.高校には行けたけど・・・・
5.待っているだけ動き出すことはほとんどない!
6.好きな時間に○○できる生活から抜け出すの大変!
7.昼夜逆転の始まり!
8.不登校が長引くと違う理由で登校できなくなる
9.あとで困ってもいいから家にいる!
10.子ども任せにしないで支援をしましょう!

 

 

1.不登校で本人や親が困らないようにするには?

教員をしていたとき、先生方がこう言っているのを聞いたことがあります。

 

「不登校で困るのは本人や親だから!」

 

生徒指導主事や特別支援コーディネータをしていた私は、その先生にこう言いました。

 

「その通りです!」
「だから、不登校を解決するためには何ができるかをみんなで考えましょう!」

 

その先生は、「えっ?」という顔をしていたのを今でも忘れません。

 

 

2.あとで困るのは自分だよ?

不登校でお悩みのお母さんやお父さんもこう言ってしまうことがあるようです。

 

「やることはちゃんとやりなさい!」
「あとで困るのは自分だからね!」

 

毎日、顔を合わせているお母さんやお父さんが、このように言ってしまう気持ちは、とてもよくわかります。

 

不登校だろうと、不登校でなかろうと、言うことを聞かない自分の子どもには、ついつい、そう言いたくなるものです。

 

実際に私も自分の子どもにそう言ってしまうことがあります。

 

 

3.不登校でも困らない?

「あとで困るのは自分だよ!」

 

実際にそうなのでしょうか?

 

今の時代は、中学校に行くことができなくても高校に入ることはできます。

 

もちろん、大学や専門学校に行くこともできます。

 

そこで自信を取り戻し、就職したり、会社を作ったりする子どももいます。

 

「あとで困るのは自分だよ!」

 

小学校や中学校に行かないで、本当に困るのでしょうか?

 

 

4.高校には行けたけど・・・・

静岡にある不登校解決相談所には、様々な相談が寄せられます。

 

その中でも多い相談がこのようなものです。

 

「他の相談機関に相談をしたが不登校が解決しない。」
「登校刺激を与えないようにしたら逆に悪化した。」
「待ちましょうと言われたので待っているが、一向に登校しない。」など

 

また、不登校の高校生をもつ親御さんの相談も多くいただいております。その中で多いのがこのような相談です。

 

「中学校では不登校でした。」
「高校からはガンバルと言っていたのですが・・・。」
「結局、数日で高校にも行けなくなってしまいました。」など

 

不登校の解決は年齢が上がればあげるほど困難になります。

 

 

5.待っているだけ動き出すことはほとんどない!

不登校のお子さんの気持ちを尊重して、「待つ」対応を取ることも大切だと思います。

 

ただ、不登校のお子さんやそのお母さんが、不登校の解決を望むのなら、「待つ」という対応だけでは不十分です。

 

逆に「待つ」対応をすることで、不登校が悪化すこともあります。

 

同様に、このような声かけも不登校の悪化を促進させてしまうことがあります。

 

「あとで困るのは自分だからね!」

 

 

6.好きな時間に○○できる生活から抜け出すの大変!

「あとで困るのは自分だからね!」

 

こう言われて、不登校の子どもが動き出すことはほとんどありません。

 

人間は、目先の得を取りやすい傾向があります。

 

人生経験を重ねていない子どもは、さらにそのような傾向が強くなるようです。

 

また、衣食住がそろっている状況では、わざわざ辛い道(登校)に進むことはほとんどありません。

 

最初は登校できない自分に対してイライラしていた気持ちもあるかと思いますが、良くも悪くも不登校が長引くことで、子どもは登校できていない自分を正当化します。

 

好きな時間に起きて、好きな時間に食べる。好きな時間にゲームをして、好きな時間に動画を見る。

 

このような生活に慣れてしまうと、さらに辛い道(登校)に進むことがほとんど無いのが現状です。

 

 

7.昼夜逆転の始まり!

そんな生活を見ているお母さんやお父さんは、子どもを怒りたくなります。

 

お母さんやお父さんの本気の気持ちに、子どもが答えて動き出してくれる子どももいます。

 

ただ、楽(らく)になれてしまった体と心は、簡単には元に戻りません。

 

もちろん、親に怒られるのは嫌なことです。そこで、不登校の子どもはこのような行動に出ます。

 

「親が仕事に行くまでは寝ている。」
「親が仕事に行ってから、起きてきて好きな事を始める。」
「親が寝静まった頃に、起きて好きな事を行う。」

 

昼夜逆転の始まりです。

 

8.不登校が長引くと違う理由で登校できなくなる

子どもたちが不登校になってしまうには、もちろん理由があります。

 

最初はその理由が障壁になって、学校に行くことができません。

 

しかし、不登校が長引くことで登校できない違う理由ができてきます。

 

「行きづらい。」
「朝起きるのが面倒。」
「勉強や宿題をやりたくない。」
「好きな事ができなくなる。」など

 

そんな不登校の子どもたちの言葉を聞いていると、ついついこのように言いたくなってしまいます。

 

「あとで困るのは自分だからね!」

 

 

9.あとで困ってもいいから家にいる!

「あとで困るのは自分だからね!」

 

しかし、この言葉を聞いた子どもたちは、こう思うことが少なく無いようです。

 

「別に、後で困ってもいいし!」

 

もちろん本心ではありません。あとで困ったことになったら、子どもは困ります。

 

ただ、不登校の状態で体や心が楽(らく)を覚えてしまっていると、そこまで考える事ができなくなってしまうのです。

 

『自分だけは大丈夫!』
『自分はやるときはやるから!』
『ひきこもりになんてならない!』

 

このような根拠のない自信を持つのは、不登校の子どもに限らず、人間がもって生まれた考え方ではないでしょうか。

 

10.子ども任せにしないで支援をしましょう!

それでは、どのような対応をすればいいのでしょうか?

 

静岡にある不登校解決相談所では、下記のような支援を一緒にやらせていただいております。

 

「子ども任せにしない。」
「やり遂げられるように支援をする。」

 

これらのことは簡単なようで、なかなかできないことです。

 

さらに言えば、このようにできれば完璧です。

 

「自分からやったと思わせる。」
「自分の力でやり遂げたと感じさせる。」

 

さらに言うと、下記のようにしてもらいたいと思います。

 

「学校に関係することで、上記のような支援をする。」

 

お子さんに合った具体的な方法を知りたい方は、静岡にある不登校解決相談所にご相談下さい。

 

 

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