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NHKで言ってた事は本当?不登校の昼夜逆転のゲーム生活プラス?不登校の82%が5年後進学就職?
1.ゲームはプラスの面がたくさん含まれている? 2.不登校の中学3年生の82%は5年後に就職や進学? 3.ゲームでコミュニケーションをとれるけど・・・ 4.ゲームのチャットで励まし合って登校開始! 5.ゲームやチャットで暴言「死ね!」「くそ!」「ウザッ!」 6.中学時代に不登校でも82%が進学、就職? 7.信頼性のある統計の取り方をしてる? 8.二十歳でひきこもっていたら調査に協力する? 9.二十歳でひきこもっていたら調査に協力する? 10.学校に行かないことは悪いことではないけど・・・
先日、ネットニュースでこのような記事を読みました。
NHKの「ウワサの保護者会」で「不登校の子どもがゲームばかりしている」と不安を訴える親に対して、専門家が「ゲームはプラスの面がたくさん含まれている」といった解説をした。
また、その記事にはこのようなことも書いてありました。
「朝からゲーム三昧の日々を送っていて、ゲーム以外にほとんど興味を示さない。」 「思い通り行かないと他の兄弟に当たることも。」 「家族の目を盗んで夜中にゲームしています。」
この悩みについて、精神科医の高岡健さん(岐阜県立希望が丘子ども医療福祉センター児童精神科部長)は、このように言ったそうです。
「オンラインゲームはチャット機能が付いていますので、共通の趣味を通じたやり取りが成立しています」 「ゲームはプラスの面がたくさん含まれている」 「むしろゲームを通じたコミュニケーションによって、補っている部分が多いという認識が必要です」
不登校の子にありがちな昼夜逆転も、その人にとってエネルギーをためている状態なので、「安心なこと」だそうです。
記事はさらにこうすすみます。
不登校では親も子どもも「学校に行かないで人生どうなってしまうのか?」と重い重圧に苦しんでしまいます。
しかし、ほとんどの人が進学や就職をしているという調査結果もあります。
「中学3年生のときに不登校だった子どもが5年後どうしているか」を、文部科学省が追跡調査(2016年発表)したところ、およそ82パーセントが進学・就職をしている。
番組では、不登校を経験し、現在は社会人として生き生きと生活している人たちも紹介されました。
また、尾木ママは、こう言っていたそうです。
「こういったケース(中学時代不登校で大人になって社会人)は決して珍しくない、教師としての経験からも、全然大丈夫だと断言したいですね!」
先日、静岡にある不登校解決相談所では、同じようにゲームに関する内容のブログをアップしました。
→詳しくはこちらの記事をごらん下さい。
そこでは、「チャットの危険性」について書かせていただきました。
私も教員をやっていたころから不登校の子供に関わってきています。
もちろん、現在は不登校の子供のカウンセリングを専門に扱っています。
確かに、現在はゲームのチャットで相手と会話を楽しんだり、コミュニケーションをとったりすることができます。
私のところに相談に来たお母さんの中には、このような話をしてくれたお母さんもいらっしゃいます。
「ゲームのチャットで息子に友達ができました。」 「その友達は埼玉県に住んでいるそうです。」
「また、その友達も不登校だそうです。」 「息子はその友達にこう言われたそうです。」
「僕も来週から学校に行くから、キミも一緒に(別の学校ですが)行かない?」
「息子は友達と登校の約束をしました。」 「そして、夕方からですが登校することができました。」
「これから登校を軌道に乗せたいので、どのような対応をすればいいのか教えて下しさい。」
このように「ゲームのチャット」を通じて、友達ができた(会ったこともありませんし、住んでいる所も離れていますが)不登校の子供います。
そして、その子たちはお互いに励まし合い、登校を始めたのです。
実際、このように「ゲームのチャット」で友達ができて不登校が解決したという話はあります。
ただ、静岡にある不登校解決相談所に寄せられる相談や、私が教員生活20年で出会った不登校の子供たちの中で、このようにうまくいった例はほんの数例です。
ほとんどの不登校の子供は「ゲームのチャット」でこのような状態になります。
・「くそっ!」「死ね!」「ウザッ!」などの悪い言葉が増えた。 ・ゲームに負けると、兄弟にあたる。 (中には弟にケガさせた子、「お前はいらない子だ!」と言う子、「何であんな邪魔なやつを生んだんだ!」「殺すか、捨てるかしてきてくれ!」と親に言った子もいます。) ・親に暴言を吐いたり、お金(課金やゲーミングパソコンを買うお金)を要求する。 ・暴れて、包丁を持ってくる。
ゲームをやる時間が増え、それを注意した親を殴った子供もいます。
「課金の金を出せ!」
包丁を持ってきてこのように言った子もいます。
そんなことを子供にされたら、強く注意ができる親がどれほどいるでしょう?
また、気分であたられる弟や妹も迷惑です。
兄や姉が不登校だと、弟や妹が不登校になりやすいのは、このような理不尽な対応を受けたり、親がそれを許す対応を見たりしているからとも言えます。
中学時代に不登校でも、5年後(二十歳)に82パーセントが進学・就職をしているというデータを文部科学省が発表しているとも書いてありました。
確かに、そのようなデータを文部科学省は発表しています。
→文部科学省のデータはこちら。
このデータを見て、不登校で悩むお母さんたちはこのように思うことでしょう。
「なんだ!中学時代に不登校でも大丈夫なんだ!」 「80%以上の子供、進学や就職をしているんだ!」
しかし、文部科学省はそのデータの調査方法もしっかりと示してあります。
そのデータの取り方は、普通の調査データの取り方とは少し違います。
統計を取るときに、1万人のデータをとるとします。
ただ、同じ1万人の調査でも①と②では、統計の信頼性が大きく変わります。
①無作為に10万人を選び調査を依頼。回収できたのが1万人。
②無作為に1万人を選び調査を依頼。1万人全員の調査票を回収。
少し考えればわかると思いますが、信頼性が高いのは②の方です。
①では、回答した1万人のと回答しなかった9万人の回答が同じ割合になるとは限らないからです。
もし、その調査の質問が答えにくい調査ならどうでしょう?
文部科学省が出している、不登校の子供の5年後の追跡調査は、どちらかというと①に近い調査です。
簡単に説明すると、当時、不登校の中学3年生が約4万にいました。
その中で、調査を依頼して「協力する」と答えた人数が1604人です。
また、質問内容は以下のようなものです。
「あなたは中学時代不登校でしたが今は何をしていますか?」
もし、私が中学時代に不登校で、二十歳になった今でも、仕事もせず、学校にも行かず、家にひきこもっている。
そんなときに、このような質問が書かれた調査書が送られてきたとします。
私は、その調査書を破り捨てることでしょう。
逆に、大学に合格したり、会社に勤めたりと人様に恥ずかしくない生活を送っていたら、その調査に喜んで協力するでしょう。
→「本当に82%以上が就職、進学しているの?」詳しくはこちら!
現在、不登校のお子さんのことで悩んでいるお母さんはたくさんいると思います。
「学校に行かないことは悪いこと!」
このように決めつけているわけではありません。
学校に行かなくても、しっかりと自分をもってがんばっている子もたくさんいます。
「でも、本当は学校に行きたいな!」 「友達と楽しく過ごしたいな!」
「学校に行った方が将来が安心!」 「今の社会では、まだまだ、高校は出ていないと・・・。」
もし、お子さんがこのように思っているなら、また、お母さんがこのように思っているなら、それを実現させるためにはどうすればいいのかを考えて行動をする必要があります。
25/02/03
25/01/27
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尾木ママの言うことは本当なの?大丈夫なの?
1.ゲームはプラスの面がたくさん含まれている?
2.不登校の中学3年生の82%は5年後に就職や進学?
3.ゲームでコミュニケーションをとれるけど・・・
4.ゲームのチャットで励まし合って登校開始!
5.ゲームやチャットで暴言「死ね!」「くそ!」「ウザッ!」
6.中学時代に不登校でも82%が進学、就職?
7.信頼性のある統計の取り方をしてる?
8.二十歳でひきこもっていたら調査に協力する?
9.二十歳でひきこもっていたら調査に協力する?
10.学校に行かないことは悪いことではないけど・・・
1.ゲームはプラスの面がたくさん含まれている?
先日、ネットニュースでこのような記事を読みました。
NHKの「ウワサの保護者会」で「不登校の子どもがゲームばかりしている」と不安を訴える親に対して、専門家が「ゲームはプラスの面がたくさん含まれている」といった解説をした。
また、その記事にはこのようなことも書いてありました。
「朝からゲーム三昧の日々を送っていて、ゲーム以外にほとんど興味を示さない。」
「思い通り行かないと他の兄弟に当たることも。」
「家族の目を盗んで夜中にゲームしています。」
この悩みについて、精神科医の高岡健さん(岐阜県立希望が丘子ども医療福祉センター児童精神科部長)は、このように言ったそうです。
「オンラインゲームはチャット機能が付いていますので、共通の趣味を通じたやり取りが成立しています」
「ゲームはプラスの面がたくさん含まれている」
「むしろゲームを通じたコミュニケーションによって、補っている部分が多いという認識が必要です」
不登校の子にありがちな昼夜逆転も、その人にとってエネルギーをためている状態なので、「安心なこと」だそうです。
2.不登校の中学3年生の82%は5年後に就職や進学?
記事はさらにこうすすみます。
不登校では親も子どもも「学校に行かないで人生どうなってしまうのか?」と重い重圧に苦しんでしまいます。
しかし、ほとんどの人が進学や就職をしているという調査結果もあります。
「中学3年生のときに不登校だった子どもが5年後どうしているか」を、文部科学省が追跡調査(2016年発表)したところ、およそ82パーセントが進学・就職をしている。
番組では、不登校を経験し、現在は社会人として生き生きと生活している人たちも紹介されました。
また、尾木ママは、こう言っていたそうです。
「こういったケース(中学時代不登校で大人になって社会人)は決して珍しくない、教師としての経験からも、全然大丈夫だと断言したいですね!」
3.ゲームでコミュニケーションをとれるけど・・・
先日、静岡にある不登校解決相談所では、同じようにゲームに関する内容のブログをアップしました。
→詳しくはこちらの記事をごらん下さい。
そこでは、「チャットの危険性」について書かせていただきました。
私も教員をやっていたころから不登校の子供に関わってきています。
もちろん、現在は不登校の子供のカウンセリングを専門に扱っています。
確かに、現在はゲームのチャットで相手と会話を楽しんだり、コミュニケーションをとったりすることができます。
4.ゲームのチャットで励まし合って登校開始!
私のところに相談に来たお母さんの中には、このような話をしてくれたお母さんもいらっしゃいます。
「ゲームのチャットで息子に友達ができました。」
「その友達は埼玉県に住んでいるそうです。」
「また、その友達も不登校だそうです。」
「息子はその友達にこう言われたそうです。」
「僕も来週から学校に行くから、キミも一緒に(別の学校ですが)行かない?」
「息子は友達と登校の約束をしました。」
「そして、夕方からですが登校することができました。」
「これから登校を軌道に乗せたいので、どのような対応をすればいいのか教えて下しさい。」
5.ゲームやチャットで暴言「死ね!」「くそ!」「ウザッ!」
このように「ゲームのチャット」を通じて、友達ができた(会ったこともありませんし、住んでいる所も離れていますが)不登校の子供います。
そして、その子たちはお互いに励まし合い、登校を始めたのです。
実際、このように「ゲームのチャット」で友達ができて不登校が解決したという話はあります。
ただ、静岡にある不登校解決相談所に寄せられる相談や、私が教員生活20年で出会った不登校の子供たちの中で、このようにうまくいった例はほんの数例です。
ほとんどの不登校の子供は「ゲームのチャット」でこのような状態になります。
・「くそっ!」「死ね!」「ウザッ!」などの悪い言葉が増えた。
・ゲームに負けると、兄弟にあたる。
(中には弟にケガさせた子、「お前はいらない子だ!」と言う子、「何であんな邪魔なやつを生んだんだ!」「殺すか、捨てるかしてきてくれ!」と親に言った子もいます。)
・親に暴言を吐いたり、お金(課金やゲーミングパソコンを買うお金)を要求する。
・暴れて、包丁を持ってくる。
6.包丁を持ってきて「課金の金を出せ!」と脅す子
ゲームをやる時間が増え、それを注意した親を殴った子供もいます。
「課金の金を出せ!」
包丁を持ってきてこのように言った子もいます。
そんなことを子供にされたら、強く注意ができる親がどれほどいるでしょう?
また、気分であたられる弟や妹も迷惑です。
兄や姉が不登校だと、弟や妹が不登校になりやすいのは、このような理不尽な対応を受けたり、親がそれを許す対応を見たりしているからとも言えます。
7.中学時代に不登校でも82%が進学、就職?
中学時代に不登校でも、5年後(二十歳)に82パーセントが進学・就職をしているというデータを文部科学省が発表しているとも書いてありました。
確かに、そのようなデータを文部科学省は発表しています。
→文部科学省のデータはこちら。
このデータを見て、不登校で悩むお母さんたちはこのように思うことでしょう。
「なんだ!中学時代に不登校でも大丈夫なんだ!」
「80%以上の子供、進学や就職をしているんだ!」
しかし、文部科学省はそのデータの調査方法もしっかりと示してあります。
そのデータの取り方は、普通の調査データの取り方とは少し違います。
8.信頼性のある統計の取り方をしてる?
統計を取るときに、1万人のデータをとるとします。
ただ、同じ1万人の調査でも①と②では、統計の信頼性が大きく変わります。
①無作為に10万人を選び調査を依頼。回収できたのが1万人。
②無作為に1万人を選び調査を依頼。1万人全員の調査票を回収。
少し考えればわかると思いますが、信頼性が高いのは②の方です。
①では、回答した1万人のと回答しなかった9万人の回答が同じ割合になるとは限らないからです。
もし、その調査の質問が答えにくい調査ならどうでしょう?
9.二十歳でひきこもっていたら調査に協力する?
文部科学省が出している、不登校の子供の5年後の追跡調査は、どちらかというと①に近い調査です。
簡単に説明すると、当時、不登校の中学3年生が約4万にいました。
その中で、調査を依頼して「協力する」と答えた人数が1604人です。
また、質問内容は以下のようなものです。
「あなたは中学時代不登校でしたが今は何をしていますか?」
もし、私が中学時代に不登校で、二十歳になった今でも、仕事もせず、学校にも行かず、家にひきこもっている。
そんなときに、このような質問が書かれた調査書が送られてきたとします。
私は、その調査書を破り捨てることでしょう。
逆に、大学に合格したり、会社に勤めたりと人様に恥ずかしくない生活を送っていたら、その調査に喜んで協力するでしょう。
→「本当に82%以上が就職、進学しているの?」詳しくはこちら!
10.学校に行かないことは悪いことではないけど・・・
現在、不登校のお子さんのことで悩んでいるお母さんはたくさんいると思います。
「学校に行かないことは悪いこと!」
このように決めつけているわけではありません。
学校に行かなくても、しっかりと自分をもってがんばっている子もたくさんいます。
「でも、本当は学校に行きたいな!」
「友達と楽しく過ごしたいな!」
「学校に行った方が将来が安心!」
「今の社会では、まだまだ、高校は出ていないと・・・。」
もし、お子さんがこのように思っているなら、また、お母さんがこのように思っているなら、それを実現させるためにはどうすればいいのかを考えて行動をする必要があります。
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