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不登校の子供を怒ってもいいの?せっかく中学2年生の不登校が相談開始スグに改善したのに・・・
1.青森、新潟、徳島、カナダからのカウンセリング依頼 2.子供が「会いたい!」と思う声のかけ方 3.趣味や好きな物を予習してカウンセリングに! 4.万が一に備えて手紙を準備したが杞憂に 5.不登校の原因は「学校の人間関係」と分かる 6.担任の先生との相性は○ 7.学校復帰の目標を一緒に決める! 8.連携して「褒める」事で「やる気」を継続! 9.親、学校、不登校解決相談所の連携した支援で目標達成! 10.親の希望で相談終了(親と学校で支援する) 11.お母さんから再び相談の依頼が! 12.優しさに甘えてサボりました 13.正しい対応で不登校解決!
中学1年生の冬休み明けから不登校になってしまったYさんという子供がいました。
Yさんのお母さんが静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのは、Yさんが不登校になってから約5ヶ月が経った頃です。
車で片道3時間ほどの遠方にお住まいでしたが、お母さんは次のように仰って下さいました。
「訪問カウンセリングをお願いしたいと思っています。」 「Yと話をしていただきたいんです。」 「親子の関係が逆転してしまっているので、何を言っても無視されます。」
静岡県にある不登校解決相談所では、遠方への訪問カウンセリングも喜んでお引き受けしております。
2025年現在で、遠くへお伺いさせていただいた事例では西は兵庫県、北は新潟県、東は群馬県です。
逆に遠方から静岡県に来て下さったのは西は徳島県、北は長野県、東は青森県、そして、海外はカナダです。
ただ、せっかくお伺いしてもYさんと会えなければ意味がありません。
「Yさんは会うつもりでいますか?」 「最初は『会う会う』言っていても、直前になると『会わない』と言う子は多いんです。」 「確実に会うためには、事前の声かけや対応が大切になります。」 「また、事前にYさんの好きな物や趣味などを教えて下さい。」 「それを元に事前の声かけについてのアドバイスをさせていただきます。」
これに対して、お母さんは次のように仰いました。
「Yはリゼロという小説が好きです。」 「リゼロのアニメも見ています。」 「新刊が出るたびに2冊ずつ買うほどのファンです。」
私は過去に不登校を解決した子供の影響で「リゼロ」が大好きになっていました。
そこで、お母さんに次のような声かけをお願いしました。
「専門家の先生もリゼロの小説を全部もっているんだって!」 「なんか、プリシラの最後にはビックリしたと言ってたけど・・・。」 「お母さんは意味が分からないけどYなら分かるって言ってたよ!」 「分かる?」
私が提案した声かけをしたお母さんに対して、Yさんは笑顔で意味を話し始めたそうです。
静岡県にある不登校解決相談所では、事前に不登校のお子さんの情報をいただくようにしています。
これは、少しでもお子さんとの関係を良好にし、不登校の解決確率を高めるためです。
もちろん、私も全ての趣味を知っている訳ではありません。
しかし、事前にお子さんの「趣味」や「好きな物」を教えていただければ、それについての予習を行うことができます。
それによって、前述したような「子供が興味を持つ」声かけを行うことができるのです。
ただ、不登校解決相談所の目標は不登校の「解決」です。
そのため、「関係を作る」と言って「趣味」や「好きな物」の話だけでカウンセリングを終わることはありません。
なぜなら、「趣味」や「好きな物」の話をすることで「仲良く」はなれるかもしれませんが、不登校を「解決」することはできないからです。
→趣味の話しだけでは不登校は解決しない!信頼もできない!
私は万が一に備え「手紙」の準備をしていきました。
「もしSさんに会えなかったら、その場で手紙を書こう!」 「次に会えるようにするため、否定的な内容は避けよう!」 「実際に家庭訪問しても『会えない』ことは『よくある』と書いてあげよう!」 「体調が悪くて『会えない』事にして、次回以降に会いやすくしよう!」
実際は事前準備に力を入れているため、「会えなかった事例」は1件しかありません。
ただ、私の不安は杞憂に終わりました。
お母さんが仰った通り、Sさんは私と話をするのを楽しみにしていたようです。
私が到着すると笑顔で私を迎え入れてくれました。
私とAさんは「リゼロ」の話で盛り上がりました。
2人とも小説を読んでいるため「細かい部分の描写」や「今後の展開」についての話で盛り上がったのです。
ただ、私は「リゼロ」の話をする前に、次のような言葉を伝えておきました。
「今日はリゼロの話だけでなく、耳の痛い話もすると思うよ!」 「学校の話がイヤだと思っても我慢してね!」 「大切な話だからね!」
私は「リゼロ」の話が一区切りついたときに「学校」の話を始めます。
するとSさんは次のように話してくれました。
「新しいクラスには仲の良い友達がいなかったんです。」 「最初の3日は新しい友達を作るために登校したんですが・・・。」 「それ以降、学校に行くことができなくなって・・・。」 「慣れてしまえば、たくさん話が出来るんですが・・・。」 「自分から声をかけるのは苦手で・・・。」
不登校の原因は学校の人間関係だということが分かりました。
担任の先生についても聞いてみました。
「担任の先生は週に1~2回、家庭訪問してくれる。」 「積極的に話かけてくれる先生。」 「とても話しやすくて緊張しないで話せる!」
どうやら、担任の先生との相性は良いようです。
翌日、私はSさんに内緒で学校の先生と電話で話をさせていただきました。
そして、Sさんの不登校の原因や今後の対応、お願いしたい声かけについてお伝えしました。
もちろん、次のような「間違った声かけ」はNGであることも伝えます。
「ムリしなくていいからね~。」 「好きな事をして心のエネルギーを回復しようね~。」 「勉強や宿題はムリにやらなくていいからね~。」 「学校のことは気にせず、ノンビリ過ごしてね~。」など
→「不登校の間違った7つの思い込み」その考えは間違っているんですよ!
訪問前の相談で、お母さんは次のように言っていました。
「明日から、毎日、学校に行けとはいいません。」 「Sのペースで少しずつ登校を増やして欲しいと思っています。」 「1学期中に教室に戻ることができればと思っています。」 「この希望は実現困難でしょうか?」
私とSさんは「学校復帰」のための「スモールステップ目標」を一緒に考えました。
ある程度、お母さんの考えの方向に「誘導」しようと考えていたのですが、Sさんは自分から次のような目標を口にしました。
①5月中に昼夜逆転を直す。 ②6月の前半は保健室に登校する。 ③6月の後半から教室に行く。 ④7月は朝から教室に行く。
もちろん、私はSさんの前向きな姿勢や気持ちを褒めていきます。
そして、この「やる気」を継続できるように、お母さんやお父さんにも褒めてもらいました。
さらには、担任の先生にも相談をしたところ、次のように言って下さいました。
「私もSさんを褒めて良いですか?」 「今日の放課後、家庭訪問でたくさん褒めたいと思います!」
担任の先生は宣言どおり、スグに家庭訪問をして下さりSさんを褒めて下さいました。
自分のガンバリを私や両親、担任の先生から褒めてもらったことで、Sさんは目標を達成する気持ちを強くもったのです。
その日の夜。
Sさんは「昼夜逆転生活」を直す努力を始めました。
お母さんやお父さんには、「努力する姿勢」を褒めていただきます。
先生には家庭訪問のときに「就寝時間」などを確認していただき、それを褒めていただきました。
もちろん、私も「起床時間」の確認や「就寝時間」の確認を電話で行います。
親、学校、不登校解決相談所が同じベクトルで支援をしたことで、Sさんの昼夜逆転生活は日に日に改善されていきました。
そして、自分で決めた「5月中に昼夜逆転を直す」という目標を達成できたのです。
実は「昼夜逆転生活」を改善するのは、それほど難しい事ではありません。
地道に「声かけ」と「確認」「称揚」や「叱咤」を繰り返していくだけなのです。
ただ、これを親だけで行おうとすると子供の「反発」が強くなります。
これは、不登校の初期に「好きな事をさせる」「子供の意志を尊重」といった「間違った対応」をしてしまい、親子関係が逆転してしまったからです。
→「不登校の間違った5つの対応」あなたの対応は間違っていませんか?
Sさんの場合、最初に不登校解決相談所が「やる気」を引き出し、それを親、学校、不登校解決相談所がそれぞれの立場でフォローしていきました。
これにより、Sさんの「やる気」は継続し目標を達成できたのです。
ただ、第一の目標を達成できた時点で、お母さんから次のような言葉をいただきました。
「これからは、親と学校で連携して対応していきたいと思います。」
もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では親御さんの決断を尊重させていただきます。
2ヶ月後の7月中旬。
Sさんのお母さんから久しぶりに相談の電話をいただきました。
「申し訳ありません。」 「もう一度、力をお貸ししていただけませんか?」
詳しく話を聞くとSさんは②の目標である「6月の前半は保健室登校する」を達成できなかったそうです。
「最初の1週間は保健室登校をしたのですが・・・。」 「2週目から保健室登校の回数が減り・・・。」 「3週目は1日だけ保健室登校をして・・・。」 「4週目から今日までは完全に不登校に戻ってしまいました。」
これは、お母さんやお父さん、学校の先生が「無意識」に対応を元に戻してしまったことからくる結果です。
不登校解決相談所が関わっていたときは、ほぼ毎日、「確認」をして「称揚」や「叱咤」をしていたのですが・・・。
私はスグにSさんに会いに行き「確認」と「注意」をします。
※ 親や学校が「無意識」に対応を戻してしまった結果ですので、不登校の子供が全面的に悪いわけではないのですが・・・。
「目標の②を守れなかった理由を教えてくれる!」 「正直に言ってくれれば、怒るつもりはないよ!」 「それを反省して同じミスをしないようにすることが大切だからね!」
これに対してSさんは、自分の気持ちを正直に話してくれました。
「保健室の次は教室に戻ることを考えたら・・・。」 「なんか、不安に感じてきて・・・。」 「学校を1回休んだときも、親や先生は優しくしてくれて・・・。」 「怒られないから、また、休むようになって・・・。」 「6月の後半にお母さんが学校の事を話してきたから、逆ギレして・・・。」 「そうしたら、何も言わなくなって、先生も来なくなって・・・。」 「不安もあったけど、サボりもありました。」
この後、不登校解決相談所が支援を再開したことで、Sさんは「保健室登校」を再開します。
さらには、先生が「エンカウンター」など「人間関係を良好にする授業」をして下さったことをキッカケに教室へ登校できるようになりました。
※ エンカウンターの資料は不登校解決相談所が作成させていただきました。
その後、Sさんは着実に教室登校時間を増やし、1学期の最後の3日間は朝から教室に登校することができたのです。
不登校解決相談所が夏休みの支援もさせていただいたことで、Sさんは2学期に入っても登校を継続することができました。
そして、Sさんは中学を卒業するまで無欠席で教室登校を続けます。
その結果、Sさんは希望していた全日制高校に合格することができたのです。
Sさんは、高校の合格報告の電話で次のように言ってくれました。
「あの時、先生に怒られて良かった!」 「怒られてなかったら、不登校のまま中学を卒業したと思う!」 「○○高校には絶対に受からなかったと思う!」 「先生!」 「あの時、本気で私を怒ってくれてありがとう!」
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
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25/06/09
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不登校の解決には継続と連携が必要!
1.青森、新潟、徳島、カナダからのカウンセリング依頼
2.子供が「会いたい!」と思う声のかけ方
3.趣味や好きな物を予習してカウンセリングに!
4.万が一に備えて手紙を準備したが杞憂に
5.不登校の原因は「学校の人間関係」と分かる
6.担任の先生との相性は○
7.学校復帰の目標を一緒に決める!
8.連携して「褒める」事で「やる気」を継続!
9.親、学校、不登校解決相談所の連携した支援で目標達成!
10.親の希望で相談終了(親と学校で支援する)
11.お母さんから再び相談の依頼が!
12.優しさに甘えてサボりました
13.正しい対応で不登校解決!
1.青森、新潟、徳島、カナダからのカウンセリング依頼
中学1年生の冬休み明けから不登校になってしまったYさんという子供がいました。
Yさんのお母さんが静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのは、Yさんが不登校になってから約5ヶ月が経った頃です。
車で片道3時間ほどの遠方にお住まいでしたが、お母さんは次のように仰って下さいました。
「訪問カウンセリングをお願いしたいと思っています。」
「Yと話をしていただきたいんです。」
「親子の関係が逆転してしまっているので、何を言っても無視されます。」
静岡県にある不登校解決相談所では、遠方への訪問カウンセリングも喜んでお引き受けしております。
2025年現在で、遠くへお伺いさせていただいた事例では西は兵庫県、北は新潟県、東は群馬県です。
逆に遠方から静岡県に来て下さったのは西は徳島県、北は長野県、東は青森県、そして、海外はカナダです。
2.子供が「会いたい!」と思う声のかけ方
ただ、せっかくお伺いしてもYさんと会えなければ意味がありません。
「Yさんは会うつもりでいますか?」
「最初は『会う会う』言っていても、直前になると『会わない』と言う子は多いんです。」
「確実に会うためには、事前の声かけや対応が大切になります。」
「また、事前にYさんの好きな物や趣味などを教えて下さい。」
「それを元に事前の声かけについてのアドバイスをさせていただきます。」
これに対して、お母さんは次のように仰いました。
「Yはリゼロという小説が好きです。」
「リゼロのアニメも見ています。」
「新刊が出るたびに2冊ずつ買うほどのファンです。」
私は過去に不登校を解決した子供の影響で「リゼロ」が大好きになっていました。
そこで、お母さんに次のような声かけをお願いしました。
「専門家の先生もリゼロの小説を全部もっているんだって!」
「なんか、プリシラの最後にはビックリしたと言ってたけど・・・。」
「お母さんは意味が分からないけどYなら分かるって言ってたよ!」
「分かる?」
私が提案した声かけをしたお母さんに対して、Yさんは笑顔で意味を話し始めたそうです。
3.趣味や好きな物を予習してカウンセリングに!
静岡県にある不登校解決相談所では、事前に不登校のお子さんの情報をいただくようにしています。
これは、少しでもお子さんとの関係を良好にし、不登校の解決確率を高めるためです。
もちろん、私も全ての趣味を知っている訳ではありません。
しかし、事前にお子さんの「趣味」や「好きな物」を教えていただければ、それについての予習を行うことができます。
それによって、前述したような「子供が興味を持つ」声かけを行うことができるのです。
ただ、不登校解決相談所の目標は不登校の「解決」です。
そのため、「関係を作る」と言って「趣味」や「好きな物」の話だけでカウンセリングを終わることはありません。
なぜなら、「趣味」や「好きな物」の話をすることで「仲良く」はなれるかもしれませんが、不登校を「解決」することはできないからです。
→趣味の話しだけでは不登校は解決しない!信頼もできない!
4.万が一に備えて手紙を準備したが杞憂に
私は万が一に備え「手紙」の準備をしていきました。
「もしSさんに会えなかったら、その場で手紙を書こう!」
「次に会えるようにするため、否定的な内容は避けよう!」
「実際に家庭訪問しても『会えない』ことは『よくある』と書いてあげよう!」
「体調が悪くて『会えない』事にして、次回以降に会いやすくしよう!」
実際は事前準備に力を入れているため、「会えなかった事例」は1件しかありません。
ただ、私の不安は杞憂に終わりました。
お母さんが仰った通り、Sさんは私と話をするのを楽しみにしていたようです。
私が到着すると笑顔で私を迎え入れてくれました。
5.不登校の原因は「学校の人間関係」と分かる
私とAさんは「リゼロ」の話で盛り上がりました。
2人とも小説を読んでいるため「細かい部分の描写」や「今後の展開」についての話で盛り上がったのです。
ただ、私は「リゼロ」の話をする前に、次のような言葉を伝えておきました。
「今日はリゼロの話だけでなく、耳の痛い話もすると思うよ!」
「学校の話がイヤだと思っても我慢してね!」
「大切な話だからね!」
私は「リゼロ」の話が一区切りついたときに「学校」の話を始めます。
するとSさんは次のように話してくれました。
「新しいクラスには仲の良い友達がいなかったんです。」
「最初の3日は新しい友達を作るために登校したんですが・・・。」
「それ以降、学校に行くことができなくなって・・・。」
「慣れてしまえば、たくさん話が出来るんですが・・・。」
「自分から声をかけるのは苦手で・・・。」
不登校の原因は学校の人間関係だということが分かりました。
6.担任の先生との相性は○
担任の先生についても聞いてみました。
「担任の先生は週に1~2回、家庭訪問してくれる。」
「積極的に話かけてくれる先生。」
「とても話しやすくて緊張しないで話せる!」
どうやら、担任の先生との相性は良いようです。
翌日、私はSさんに内緒で学校の先生と電話で話をさせていただきました。
そして、Sさんの不登校の原因や今後の対応、お願いしたい声かけについてお伝えしました。
もちろん、次のような「間違った声かけ」はNGであることも伝えます。
「ムリしなくていいからね~。」
「好きな事をして心のエネルギーを回復しようね~。」
「勉強や宿題はムリにやらなくていいからね~。」
「学校のことは気にせず、ノンビリ過ごしてね~。」など
→「不登校の間違った7つの思い込み」その考えは間違っているんですよ!
7.学校復帰の目標を一緒に決める!
訪問前の相談で、お母さんは次のように言っていました。
「明日から、毎日、学校に行けとはいいません。」
「Sのペースで少しずつ登校を増やして欲しいと思っています。」
「1学期中に教室に戻ることができればと思っています。」
「この希望は実現困難でしょうか?」
私とSさんは「学校復帰」のための「スモールステップ目標」を一緒に考えました。
ある程度、お母さんの考えの方向に「誘導」しようと考えていたのですが、Sさんは自分から次のような目標を口にしました。
①5月中に昼夜逆転を直す。
②6月の前半は保健室に登校する。
③6月の後半から教室に行く。
④7月は朝から教室に行く。
8.連携して「褒める」事で「やる気」を継続!
もちろん、私はSさんの前向きな姿勢や気持ちを褒めていきます。
そして、この「やる気」を継続できるように、お母さんやお父さんにも褒めてもらいました。
さらには、担任の先生にも相談をしたところ、次のように言って下さいました。
「私もSさんを褒めて良いですか?」
「今日の放課後、家庭訪問でたくさん褒めたいと思います!」
担任の先生は宣言どおり、スグに家庭訪問をして下さりSさんを褒めて下さいました。
自分のガンバリを私や両親、担任の先生から褒めてもらったことで、Sさんは目標を達成する気持ちを強くもったのです。
9.親、学校、不登校解決相談所の連携した支援で目標達成!
その日の夜。
Sさんは「昼夜逆転生活」を直す努力を始めました。
お母さんやお父さんには、「努力する姿勢」を褒めていただきます。
先生には家庭訪問のときに「就寝時間」などを確認していただき、それを褒めていただきました。
もちろん、私も「起床時間」の確認や「就寝時間」の確認を電話で行います。
親、学校、不登校解決相談所が同じベクトルで支援をしたことで、Sさんの昼夜逆転生活は日に日に改善されていきました。
そして、自分で決めた「5月中に昼夜逆転を直す」という目標を達成できたのです。
10.親の希望で相談終了(親と学校で支援する)
実は「昼夜逆転生活」を改善するのは、それほど難しい事ではありません。
地道に「声かけ」と「確認」「称揚」や「叱咤」を繰り返していくだけなのです。
ただ、これを親だけで行おうとすると子供の「反発」が強くなります。
これは、不登校の初期に「好きな事をさせる」「子供の意志を尊重」といった「間違った対応」をしてしまい、親子関係が逆転してしまったからです。
→「不登校の間違った5つの対応」あなたの対応は間違っていませんか?
Sさんの場合、最初に不登校解決相談所が「やる気」を引き出し、それを親、学校、不登校解決相談所がそれぞれの立場でフォローしていきました。
これにより、Sさんの「やる気」は継続し目標を達成できたのです。
ただ、第一の目標を達成できた時点で、お母さんから次のような言葉をいただきました。
「これからは、親と学校で連携して対応していきたいと思います。」
もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では親御さんの決断を尊重させていただきます。
11.お母さんから再び相談の依頼が!
2ヶ月後の7月中旬。
Sさんのお母さんから久しぶりに相談の電話をいただきました。
「申し訳ありません。」
「もう一度、力をお貸ししていただけませんか?」
詳しく話を聞くとSさんは②の目標である「6月の前半は保健室登校する」を達成できなかったそうです。
「最初の1週間は保健室登校をしたのですが・・・。」
「2週目から保健室登校の回数が減り・・・。」
「3週目は1日だけ保健室登校をして・・・。」
「4週目から今日までは完全に不登校に戻ってしまいました。」
これは、お母さんやお父さん、学校の先生が「無意識」に対応を元に戻してしまったことからくる結果です。
不登校解決相談所が関わっていたときは、ほぼ毎日、「確認」をして「称揚」や「叱咤」をしていたのですが・・・。
12.優しさに甘えてサボりました
私はスグにSさんに会いに行き「確認」と「注意」をします。
※ 親や学校が「無意識」に対応を戻してしまった結果ですので、不登校の子供が全面的に悪いわけではないのですが・・・。
「目標の②を守れなかった理由を教えてくれる!」
「正直に言ってくれれば、怒るつもりはないよ!」
「それを反省して同じミスをしないようにすることが大切だからね!」
これに対してSさんは、自分の気持ちを正直に話してくれました。
「保健室の次は教室に戻ることを考えたら・・・。」
「なんか、不安に感じてきて・・・。」
「学校を1回休んだときも、親や先生は優しくしてくれて・・・。」
「怒られないから、また、休むようになって・・・。」
「6月の後半にお母さんが学校の事を話してきたから、逆ギレして・・・。」
「そうしたら、何も言わなくなって、先生も来なくなって・・・。」
「不安もあったけど、サボりもありました。」
13.正しい対応で不登校解決!
この後、不登校解決相談所が支援を再開したことで、Sさんは「保健室登校」を再開します。
さらには、先生が「エンカウンター」など「人間関係を良好にする授業」をして下さったことをキッカケに教室へ登校できるようになりました。
※ エンカウンターの資料は不登校解決相談所が作成させていただきました。
その後、Sさんは着実に教室登校時間を増やし、1学期の最後の3日間は朝から教室に登校することができたのです。
不登校解決相談所が夏休みの支援もさせていただいたことで、Sさんは2学期に入っても登校を継続することができました。
そして、Sさんは中学を卒業するまで無欠席で教室登校を続けます。
その結果、Sさんは希望していた全日制高校に合格することができたのです。
Sさんは、高校の合格報告の電話で次のように言ってくれました。
「あの時、先生に怒られて良かった!」
「怒られてなかったら、不登校のまま中学を卒業したと思う!」
「○○高校には絶対に受からなかったと思う!」
「先生!」
「あの時、本気で私を怒ってくれてありがとう!」
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。
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電話番号:080-9114-8318
住所 〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14