不登校だからって「1人ぼっち」が好きなんじゃない!お弁当や昼休みが怖い不登校の子供

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不登校だからって「1人ぼっち」が好きなんじゃない!お弁当や昼休みが怖い不登校の子供

お役立ちコラム,学級運営

2026/04/19 不登校だからって「1人ぼっち」が好きなんじゃない!お弁当や昼休みが怖い不登校の子供

先生!お願い!友達を作るキッカケを!

 

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1.「1人ぼっち」が好きなんじゃない!

 

休み時間に教室を見て回ると「1人ぼっち」でポツンとしている子供がいます。

 

図書室に行くと「1人」で読書をしている子供もいます。

 

理科室や音楽室などの移動教室に「1人」で向かっている子供もいます。

 

休み時間や昼休みになるとトイレの個室で時間を過ごす子供もいます。

 

このような子供達に対して、次のように仰る先生やスクールカウンセラーさんがいます。

 

「あの子は1人が好きなんだね!」
「1人でいる方が落ち着くんだね!」
「他の子と関わるのが苦手なんだね!」
「本を読むのが好きなんだね!」
「自閉症の傾向があるんでしょうね!」など

 

しかし、教員20年の経験や不登校解決相談所でのカウンセリングから、次のような事が分かっています。

 

「1人ぼっちが好きな子供はいない!」

 
 

2.いじめが原因で1人を選ぶことがある

 

不登校の子供やいじめ経験のある子供は、次のように言う事が多々あります。

 

「1人でも平気だし!」
「周りと関わらない方が楽(らく)!」
「クラスメイトと話すのは疲れる!」
「友達ごっこはキライなんだよ!」
「親友は1人いれば良いし!(ネットの友達を神友と言ったりします)」

 

そんな子供達でも、本音を引き出していくと・・・。

 

「本当は友達と話がしたいんだけど・・・。」
「声をかける勇気が出なくて・・・。」
「また、いじめられるかもしれないし・・・。」
「それなら、1人でいた方が・・・。」
「最初から友達を作らない方が・・・。」

 

そして、最後に次のように言います。

 

「1人ぼっちが好きなんじゃない!」

 

※ このように言っている子供達も、正しい対応を行う事で不登校が解決した後は学校で友達と楽しく過ごしています。

 
 

3.「発達障害=1人ぼっち」が好きではない!

 

発達障害で自閉症傾向の子供やASD(自閉症スペクトラム症)の子供は人間関係を苦手としています。

 

そのため、学校の先生やスクールカウンセラーさんの中にも、次のように思っている人がいます。

 

「あの子はASD(自閉症スペクトラム症)だから、1人が好きなんだ!」
「自分のペースで行動したいから、友達はいらないんだ!」
「好きな事に集中したいから1人ぼっちでも大丈夫だ!」など

 

ただ、この考え方は間違っています。

 

「ASD(自閉症スペクトラム症)=1人ぼっちが好き」ではないのです。

 

実際、私は20年間の教員生活でASD(自閉症スペクトラム症)の診断を受けている子供を何人も担任してきました。

 

※ 特別支援教員の免許も持っているので、発達障害の子供の担任をする事が多かったのです。

 

私のクラスに入る前は「トラブルメーカー」や「1人ぼっちが好き」と言われていた子供達ですが、私のクラスで人間関係のスキルを学ぶと友達と普通に接する事が出来るようになりました。

 

当然ですが、不登校は解決し問題行動もなくなりました。

 

「このクラスは本当に居心地が良い!」
「みんなが自分を対等に扱ってくれる!」
「仲間に注意されてもイラっとならない!」
「このクラスにズッといたい!」
「高校に行ったら、みんなと離れ離れになっちゃう!」

 

これは「ASD(自閉症スペクトラム症)」と診断された子供達が私に言った言葉です。

 
 

4.友達は自分で作るものだけど・・・

 

教室や廊下、図書室などで1人でいる子供に対して、次のように仰る先生もいます。

 

「友達は自分で作るもの!」
「声を掛けてもらうのを待っているバカリではダメだ!」
「自分から声を掛けなきゃダメだ!」
「自分が変わらなきゃダメだ!」

 

仰る事は間違っていません。

 

ただ、「不登校」や「いじめ」を経験した子供達や、もともと人づきあいが苦手な子供達にとって、自分から声を掛けるのはとても勇気のいる事です。

 

もちろん、少しずつ声を掛ける練習をして、最終的には自分で「友達を作れる」ようになる事が目標です。

 

それでも、現時点で「声を掛ける事が出来ない子供」は少なくないでしょう。

 

それなら、先生方は「自分から声を掛けろ!」と言うのではなく、声を掛ける「キッカケ」を作ってもらえないでしょうか?

 
 

5.声を掛けるキッカケ作りの提案

 

静岡県にある不登校解決相談所では、先生方に「声を掛けるキッカケ」の作り方の提案をさせていただいております。

 

また、学級全体の人間関係が良くなる「人間関係づくり」などの授業案の提案もさせていただいております。

 

大変な準備などは必要なく、10分~20分程度、授業案を読んでいただくだけで出来る授業案です。

 

もちろん、不登校の子供達には次のような声掛けもしています。

 

「担任の先生が友達と話すキッカケとなる授業をしてくれるんだって!」
「その授業の時は勇気を出して自分からも話しかけるんだよ!」
「周りの人の話し方を参考にして話すんだよ!」
「少しだけ勇気を出してガンバってごらん!」など

 

先生方や親御さんが協力してくれる事を伝える事で、不登校の子供の安心感を高めます。

 

それと同時に、子供自身が「勇気の一歩」を踏み出せるように声を掛けたり、支援をしたりするのです。

 
 

6.「好きなもの同士」や「自分たちでグループ」はNG

 

登校を再開した「不登校」や「いじめ」の経験者が「恐れる言葉」があります。

 

それが、次のような言葉です。

 

「好きな子とペアを作って!」
「自分たちでグループを作って!」
「自由にスピーキングの練習をして!」など

 

なぜ、これらの言葉を「不登校」や「いじめ」を経験した子供達は恐れるのでしょう?

 

その理由はとても簡単で、「不登校」や「いじめ」の経験者が次のように考えてしまうからです。

 

「1人ぼっちになったらどうしよう・・・。」
「どこのグループにも入れなかったらどうしよう・・・。」
「誰もスピーキングを聞いてくれなかったらどうしよう・・・。」
「声を掛けても無視されたらどうしよう・・・。」

 
 

7.お弁当の時間も恐怖の時間

 

同様に「お弁当」の時間を怖いと思っている子供もいます。

 

「1人ぼっちになったらどうしよう・・・。」
「誰も声を掛けてくれなかったら・・・。」
「周りにカラカわれたりしないかな・・・。」など

 

毎日、トイレでお弁当を食べている子供の相談を受けた事もあります。

 

私は公立の中学校で20年間、教員をしていました。

 

公立の中学校だったので、「お弁当」は年に数回しかありません。

 

それでも、私は「お弁当」の時は常に次のような声掛けを行っていました。

 

「お弁当を食べる時は、必ず3人以上のグループで食べて下さい!」
「1人or2人は禁止です!」
「お互いに声を掛けてグループを作りましょう!」
「自分から『一緒に食べよう!』って言いましょう!」
「言われたら『いいよ~!』って言いましょう!」
「みんなで声を掛け合って、仲良く、楽しく食べましょう!」

 

お互いに声をかけやすい状況をつくっていたのです。

 

この声掛けの効果は絶大で、ほとんどのグループが4~6人グループとなりました。

 

さらには、お弁当の日が増えるに連れて、男女のグループが出来たり、クラス全員で輪を作って食べたりもしました。

 
 

8.「1人ぼっち」が改善せずに転校を決意した中学2年生

 

悲しい実例を1つ紹介させていただきます。

 

私立の女子高の附属中学校に通っている女の子がいました。

 

友達関係がきっかけで不登校になってしまった女の子です。

 

彼女は中学2年生の4月から登校を再開する事を決めていました。

 

ただ、彼女には一緒にお弁当を食べたり、一緒に移動教室に行く友達がいません。

 

不登校解決相談所では、彼女に「声の掛け方」や「ロールプレイ」「返答の検討」などの支援を行いました。

 

それと同時に、担任の先生に次のようなお願いをしました。

 

「声を掛けるキッカケを作って下さい。」
「その時は自分からも声を掛けるように言ってあります!」

 

また、お弁当についても支援のお願いをしました。

 

「お弁当の時間に1人になるのを恐れています。」
「〇人以上でお弁当を食べるなどをクラスのルールにしていただけませんか?」
「グループに入るキッカケを作っていただけませんか?」

 

しかし、担任の先生から次のような返答がありました。

 

「本校は子供の自主性を大切に考えています。」
「そのため、お弁当のルールを作る事は出来ません。」
「声を掛けるキッカケ作りは教員の仕事ではありません。」
「娘さんに本校は合っていないのではないですか?」

 
 

9.先生の協力で1人ぼっち解消!進学校に合格!

 

担任の先生からの返答を聞いた親御さんは、地元の中学校に転校させる事を決めました。

 

もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では、地元の中学校に戻るための支援をさせていただきました。

 

なぜなら、転校しても「1人ぼっち」になってしまうと不登校に戻ってしまうからです。

 

私立の付属中学校同様に、地元の中学校の先生にも「キッカケ作り」をお願いしました。

 

幸い担任の先生がとても積極的な先生だった事もあり、彼女はスグに友達を作る事が出来たのです。

 

安心して学べる環境が整った事で、彼女は持ち前の学力を発揮します。

 

その結果、地元で最も偏差値の高い進学校に合格する事が出来たのです。

 

 

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