無意識に「ムリしなくていいよ!」と言ってしまう親!対応を変えたら2ヶ月半で不登校が解決した!

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無意識に「ムリしなくていいよ!」と言ってしまう親!対応を変えたら2ヶ月半で不登校が解決した!

中学生不登校解決事例,不登校解決事例

2025/06/30 無意識に「ムリしなくていいよ!」と言ってしまう親!対応を変えたら2ヶ月半で不登校が解決した!

不登校期間1年以上の中学1年生の不登校が解決!

 

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1.不登校期間1年以上の中学1年生

 

先日、山梨県にお住まいのお母さんから娘さん(Yさん)の相談をいただきました。

 

Yさんは、小学校6年生の5月から不登校になってしまったお子さんです。

 

不登校のまま小学校を卒業し中学に入学したYさんですが、中学校の入学式には参加することが出来ませんでした。

 

「4月からは学校に行く!」
「授業が始まったら学校に行く!」
「ゴールデンウィーク明けからは学校に行く!」
「6月からは学校に行く!」

 

このように言い続けたYさんでしたが登校することは出来ず・・・。

 

Yさんのお母さんから依頼を受け、静岡県にある不登校解決相談所がYさんの訪問カウンセリングを行う事となったのです。

 
 

2.初回カウンセリングで学校の話は必須!

 

最初の訪問カウンセリングでは、Yさんの「趣味」や「好きな物」について話しをします。

 

ただ、静岡県にある不登校解決相談所では子供の「趣味」や「好きな物」の話しだけで、最初のカウンセリングを終わることはありません。

 

必ず最初のカウンセリングで「学校」の話をします。

 

不登校の理由を聞いたり、学校への気持ちを聞いたりするのです。

 

→趣味の話しだけでは不登校は解決しない!信頼もできない!

 

また、静岡県にある不登校解決相談所では事前に子供の「趣味」や「好きな物」の情報を親御さんからいただいて最初のカウンセリングに臨みます。

 

これにより、子供との関係はより良いものとなっていくのです。

 

※ 代表カウンセラーが「知らない趣味」や「知らない物」については、予習をしてから最初のカウンセリングに臨みます。

 
 

3.登校への気持ちを高める声掛け

 

2回目のカウンセリングでは子供の「やる気」を引き出し、不登校解決への具体的な提案を行います。

 

山梨県にお住まいのYさんは、2回目のカウンセリングで次のように話してくれました。

 

「がんばって学校に行きたいと思っています!」
「でも、勇気がでなくて・・・・。」
「勉強もがんばろうと思っています!」
「でも、よく分からない・・・・。」

 

私はYさんに次のように伝えます。

 

「がんばろうと思う心はとても大切だよ!」
「そう思ってる子は必ず学校に戻ることができるからね!」
「先生も手伝うからね!」
「勉強も一緒にやっていこうね!」

 
 

4.1人ひとりに合った支援でやる気を促進!

 

私はYさんの「やる気」を促進するため数学の問題を提示します。

 

最初の問題は「自力」で、次の問題は「少しのヒント」で解くことができたYさんは、勉強に対しての「やる気」を急激に高めました。

 

もちろん、Yさんの数学レベルは事前にお母さんから聞いています。

 

その数学レベルを元に私は問題の選定を行ったのです。

 

子供の「やる気」を引き出したり、継続したりするには、「少しガンバレばできる問題」が必要となります。

 

簡単な問題ばかりをやらせて褒めても意味はありませんし、難しい問題ばかりではやる気を無くしてしまいます。

 

静岡県にある不登校解決相談所の不登校解決率が高いのは、1人ひとりに合った支援を行っているからです。

 
 

5.宿題を終わらせる親の声掛け

 

私は2回目の訪問カウンセリングの最後に、Yさんに合った宿題を出します。

 

※ Yさんが「分からない」と思う問題はありません。

 

「先生が次に来るまでに○ページ~□ページをやっておいて!」
「1日10~20分やれば終わるね!」
「まとめてやってもいいよ!」
「とにかく、次に先生が来るまでにやっておいてね!」

 

久しぶりに勉強をし、私に褒められたYさんはご機嫌です。

 

「わかった!」
「□ページまでやればいいんだね!」
「2~3日あれば、余裕で終わるよ!」
「もしかしたら、△ページまでやれるかも!」

 

ただ、お母さんにはコッソリ、次のように伝えておきました。

 

『可能であれば早めに終わらせて下さい。』
『最悪、前日にやらせてもいいです。』
『次に私が来るまでに、終わらせるようにして下さい。』
『ムリな場合も声掛けだけはして下さい。』

 

最後に次のようにも伝えます。

 

『カウンセリングを受けたくないと言ってもダメと言って下さい。』

 
 

6.「ムリしなくていいよ」と言ってしまう親

 

翌週。

 

Yさんは3回目の訪問カウンセリングを受けてくれました。

 

ただ、私の出した宿題は終わっていません。

 

「先生、ゴメンなさい。」
「約束のページまでやっていません。」

 

私は宿題をやらなかった理由を聞きます。

 

「最初の3日はちゃんとやったんですが・・・。」
「4日目はやるのが面倒になって・・・。」
「お母さんが、次のように言ったので・・・。」

 

『ムリしなくていいと思うよ~。』

 

「お母さんの言葉に甘えてサボってしまいました。」
「ゴメンなさい・・・。」

 
 

7.1日10分の勉強でエネルギーが無くなる?

 

Yさんのお母さんは「間違った対応」や「理想の対応」を盲目的に信じてしまっていたようです。

 

翌日、お母さんから「ムリしなくていいと思うよ~」と言った理由を聞くと・・・。

 

「ムリにやらせて、勉強を嫌いになると困ると思って・・・。」
「ガンバリ過ぎて、疲れるのは良くないと思って・・・。」
「宿題で心のエネルギーがなくなると思って・・・。」
「前日までに終わらせればいいと思って・・・。」

 

お母さんの仰る通り、ガンバリ過ぎて疲れてしまうのは良くないことです。

 

ただ、勉強時間は1日10~20分です。

 

まとめてやっても、1時間半~2時間で終わります。

 

最悪、ギリギリまで宿題をやらずに、前日にまとめて終わらせても良いと思います。

 

大切なのは「決めた事をやる」「約束を守る」「終わらせる」なのです。

 

ただ、不登校の子供のほとんどが「楽(らく)」に流され、出来る事をもしなくなってしまうのです。

 
 

8.「親」「子」「先生」それぞれの正しい対応は?

 

私とYさんは「同じ過ちを繰り返さない」ようにするため、次のような約束をしました。

 

・宿題は面倒でもやる。
・後回し(先送り)にしない。
・前日には必ず終わらせる。
・体調不良のせいにしない。
・サボってしまったときは正直に認め、謝る。

 

お母さんに次のようにお願いしました。

 

・励ましの声掛けを行う。
・宿題の確認をする。
・ガンバっているときは褒め、認める。
・サボったときは叱る、やらせる。

 

私は次のように心がけていました。

 

・Yさんと宿題の量を相談する。
・ツラすぎず、楽(らく)すぎない課題を設定する。
・訪問カウンセリング3日後に電話で進捗状況を確認する。
・ガンバっているときは褒め、認める。
・サボったときは叱る、やらせる。

 
 

9.宿題が出来るようになると笑顔が増える!

 

Yさん、お母さん、私が「目標を共有」し「同じベクトル」で支援をしたことで、Yさんには「宿題を行う習慣」が戻ってきました。

 

もちろん、私とお母さんはYさんのガンバリを認め、褒めていきます。

 

「宿題をやることで笑顔が増えました。」
「部屋にいる時間が短くなり、家族と過ごす時間が増えました。」
「毎日、宿題をすることが自信の回復につながっているようです。」

 

これは、宿題をやり始めた事を「褒める」「認める」ことで見られる状態です。

 

もし、以前のお母さんのように「ムリしなくていいよ~」と言って、子供の(その場の)気持ちに任せていたら、見ることができない状態です。

 

同様に簡単な問題だけをやらせていても、この状態は見ることができません。

 

クラスメイトと同じ宿題や、毎日、勉強をしているという「努力の結果」があるからこそ、笑顔が生まれ、前向きになるのです。

 
 

10.2ヶ月半の支援で不登校解決!

 

静岡県にある不登校解決相談所では、Yさんのガンバリを学校にも伝え、褒めていただきました。

 

これには、担任の先生とYさんの関係を良くする目的もあります。

 

また、不登校解決相談所が指示する宿題も「学校の宿題」に少しずつ変えていきました。

 

これにより、Yさんの「みんなと同じ」という気持ちは更に高まっていきます。

 

これらの対応や支援を1ヶ月ほど行った事で、Yさんは登校できるようになりました。

 

その後もYさんに「合った支援」や「目標設定」「登校刺激」を行ったことで、Yさんの不登校は解決します。

 

山梨県にお住まいのお母さんが、静岡県にある不登校解決相談所に相談をして2ヶ月半で、不登校期間1年以上のYさんは、毎日、朝から登校できるようになったのです。

 

 

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