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不登校の原因(理由)は勉強が分からない?授業が苦痛?事前支援で勉強への苦手意識克服!不登校解決!
1.勉強や授業が分からない不登校の相談 2.勉強が分からない子に待つ対応は正しい? 3.「中学からはガンバる!」と言っていたが・・・ 4.ムリをさせない対応を2年間行った結果 5.勉強が苦手な子に「やらなくていいよ」は正しい対応? 6.対応や声かけは一般的な需要と共感だけど 7.「勉強が分からない」を解決する方法! 8.具体的な対応や行動を提案された子どもは 9.本当に授業を理解できるようになりたいの? 10.「小さなストレス」や「少しの面倒」から逃げる習慣が 11.月に1回の漢字テストと週に3回の書き取り 12.月1の漢字テストを週1×4回に変更 13.初回カウンセリングで漢字テストへのやる気を高める! 14.初めての漢字テストの結果は満点! 15.学校以外の事で自信をつけても不登校は解決しない 16.漢字テストの自信が登校意欲になり登校開始! 17.7月の最終週は完全教室登校! 18.中学2年~3年の欠席は風邪による数日のみに!
お子さんの不登校でお悩みのお母さん方から下記のような相談をいただくことがあります。
「勉強が分からないから学校に行けないと言います。」 「授業の内容が理解できないのが苦痛だと・・・・。」 「特に英語と数学は完全に分からなくなってしまっているようです。」 「漢字や英語を覚えることができないと言うこともあります。」 「計算問題を解くのが嫌いとも言います。」など
学校の先生たちの中にも同じようなことを言う方がいます。
「あの子は授業について来られないだろう。」 「能力的にも理解は難しいのではないか。」 「授業中は意味の分からないお経を聞いているのと同じだろう。」 「だから、宿題や授業をストレスに感じてしまうのだろう。」 「ムリやり勉強をやらせるのはかわいそうだ」 「ムリをさせないようにしよう。」など
「勉強が苦手。」 「授業が分からない。」 「漢字や英語を覚えることができない。」 「計算問題が嫌い。」
確かに、先生の言っていることが理解できないのであれば、授業がストレスになるでしょう。
それでは、先生方やスクールカウンセラーさんの言うとおり、不登校の子どもたちに「ムリをさせない」対応を行って良いのでしょうか?
子どもの「意志を尊重」して「宿題や勉強をやらせない」対応を行って良いのでしょうか?
これらの対応を行っていれば、不登校の子どもは「自分から授業を受ける」ようになるのでしょうか?
「待つ」対応を行っていれば、勉強を好きになるのでしょうか?
小学校5年生の5月から不登校になってしまったRさんという女の子がいました。
お母さんが不登校解決相談所に相談を下さったのはRさんが中学1年生のゴールデンウィーク明けです。
「娘は小学校5年生の時から不登校です。」 「6年生になったときの4月は登校を始めたのですが・・・。」 「スグに不登校に戻ってしまいました。」
どうやら、不登校のまま小学校を卒業したようです。
『中学に入ったらガンバる!』 『毎日、学校に行く!』
「中学に入学して最初の1ヶ月は登校することができました。」 「しかし、ゴールデンウィーク明けから・・・・。」 「小学校6年生の時と同様にゴールデンウィーク明けから不登校に戻ってしまいました。」 「どうしたら、学校に戻ることができるのでしょうか?」
私は娘さんが学校に行けない理由を聞きました。
「勉強が分からないから学校に行けないといいます。」 「もともと、勉強は苦手なほうで・・・。」 「小学校4年生までは、何とか宿題をやっていたのですが・・・。」 「5年生で不登校になった時、担任の先生とスクールカウンセラーさんから・・・。」
『ムリをさせないようにしましょう。』 『勉強や宿題などの登校刺激も与えないようにして下さい。』 『好きな事をして心のエネルギーを溜めましょう!』 『心のエネルギーが溜まれば、自分から学校に行くようになります。』 『娘さんを信じて待ってあげましょう!』
「6年生になって登校を始めたときは、心のエネルギーが溜まったと・・・。」 「本当にこのまま待っていれば自分から学校に行くようになるのでしょうか?」 「いつまで待てば不登校は解決するのでしょうか?」
勉強が苦手で学校に行くことができない子どもに対して、「勉強をやらせない」対応は正しいのでしょうか?
家で勉強をしなければ、どんどん勉強が出来なくなると思うのは私だけでしょうか?
静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の相談が全国や海外から寄せられます。
そんな中、下記のように言う子は少なくありません。
「授業について行けなくて・・・。」 「先生の言っていることが分からなくて・・・。」 「自分だけが理解できていないと思うと・・・。」 「怖くて学校に行くことが出来なくなってしまうんです。」
このように言う子に対して、静岡県にある不登校解決相談所では下記のような声かけをします。
「そっか~、先生の言っていることが理解できないとつまらないよね~。」 「授業も退屈で嫌になっちゃうよね~。」 「分からなくてもクラスメイトに聞くのは恥ずかしいよね~。」
すると、不登校の子どもたちは大きく頷きます。
「そうなんです!」 「勉強が分からないので授業が苦痛になるんです!」
ここまでは一般的なカウンセラーさんと同じかもしれません。
ただ、静岡県にある不登校解決相談所では下記のような言葉を子どもたちに伝えます。
「それはツラいよね!」 「それじゃあ、そのツラさを解決する方法を教えるね!」
子どもたちは「知りたい!」と言ってくれます。
「クラスのみんなに追いつくために、毎日、6時間くらい勉強をしよう!」 「分からない所は先生が教えてあげるから!」 「苦手なんだから、他の人以上に勉強をしないと追いつけないよ!」 「大丈夫!がんばれば出来るよ!」 「先生も協力するからね!」
私の言葉に対して、ほとんどの子が「えっ」と言う顔をします。
そして、下記のように言います。
「そ、それは・・・・・。」
不登校解決相談所では、もう一つの解決方法も伝えます。
「毎日、6時間も勉強するのは大変だよね!」 「でも、勉強をやらなければ、どんどん、遅れちゃうよ!」 「ただ、もう一つ、勉強をしないで解決する方法があるんだ!」
「それは、悪い成績をとっても仕方ないと思うこと。」 「授業がつまらなくても我慢して受けること。」 「宿題は答えを写してもいいから、提出期限を守ること。」 「これが出来れば、社会に出てもやっていけるからね!」
ただ、これに対しても下記のように言ったりします。
「そ、それは・・・・。」
もし、不登校の原因(理由)が「勉強の理解」や「遅れ」であれば、予習や復習を行うしか解決方法はありません。
しかし、不登校の子どもは「勉強」をやろうとはしません。
当然、周りの子との学力差はどんどん広がっていきます。
それでも、不登校の子どもは「勉強」をすることはありません。
口では「勉強が分からないからツラい」と言っているのに、そのツラさを解決する方法を伝えても実行しようとしないのです。
不登校の子どもは他の理由(原因)でも同じような行動をとります。
「朝、起きたいのに起きる事ができない!」 「本当は学校に行きたいのに!」 「体調が悪いから学校に行けない!」 「早く、気持ちよく起きられるようになりたい!」
このように言う子に対して「生活習慣の改善」と「運動療法」を伝えても・・・。
「それをやっても体調不良は改善しない!」 「その方法は自分にあっていない!」
このように言って昼夜逆転生活を続ける子は本当に多いのが現状です。
中学1年生のRさんも同様でした。
「勉強が苦手」と言って、小学校5年生から全く勉強をしなくなってしまったのです。
当然、中学1年生の勉強にはついていけません。
また、「宿題をやる習慣」や「授業を受ける習慣」が不登校期間中になくなってしまったのも問題です。
不登校になってからの2年間、好きな事だけをして毎日を過ごしてきました。
そのため、「少しの」ストレスや「小さな」面倒からも「逃避」するようになってしまいました。
しかし、これは仕方のないことでしょう。
なぜなら、周りの大人が「ストレス」や「面倒」から「逃避」することを是としたのですから。
Rさんの担任の先生は国語の先生でとても協力的な先生でした。
不登校解決相談所が「担任の先生」や「国語の授業」「宿題」について聞くと、お母さんは下記のように教えて下さいました。
「担任の先生は熱心で協力的な先生です。」 「先日もRへの宿題に対して相談を下さいました。」
『Rさんには宿題を出さない方が良いですよね?』 『ムリに宿題を出すと不登校が悪化してしまうかもしれませんよね?』
私は先生が「出さない」と言った宿題について聞いてみます。
「国語の授業では月に1回、漢字テストを行うそうです。」 「そのため、週に3Pの漢字書き取りが宿題となっています。」
私はお母さん経由で下記のようなお願いをしました。
「月に1度の漢字テストを週に1回×4週にできませんか?」 「100点満点ではなく25点満点×4週にしてもらえませんか?」
もちろん、「月1」から「週1×4」にしてもらいたい理由も伝えます。
「私とお母さんがRさんと一緒に漢字テストの勉強をします。」 「そして、毎週の漢字テストを受けさせたいと思います。」 「月に1回の場合、範囲が広くなってしまうため、良い点数を取るのは困難です。」 「しかし、週に1回であれば、範囲が狭まり、暗記も楽(らく)になります。」 「当然、良い点数を取りやすくなるのです。」
また、「週1×4」の良い点についてもお伝えしました。
「もし、月に1回のテストでも、週に1回のテストでも満点をとったとします。」 「その場合でも週に1回×4週のテストの方が子どもたちやる気につながります。」 「また、良い点数を取りやすくなるので、褒める回数や人数も増えることでしょう。」 「これをすると「漢字や国語が苦手な子」たちのやる気も高まります。」
理由を聞いた先生は、スグに「OK」の返事を下さいました。
私は最初のカウンセリングで宿題や勉強についての話をしました。
「これから少しずつ勉強をしていこう!」 「最初から満点を取るのは難しいよね。」 「だから、少しずつ勉強や宿題をできるようにしよう!」 「まずは漢字の小テストの宿題をやって、良い点数を取れるようにしよう!」
また、最初のカウンセリングのときに、10語の漢字の書き取りと確認テストを行いました。
それほど、難しい漢字ではなかったこと、スグに確認テストを行ったことでRさんは10点満点をとることができました。
同時に「字を丁寧に書いている」ことも褒めました。
これにより、Rさんは漢字の小テストの宿題をやり始めたのです。
最初の小テストはとても大切です。
ここで、悪い点を取ってしまうと、せっかく芽生えてきた「やる気」がなくなってしまうからです。
私は電話で進捗状況を確認していきました。
お母さんにも書き取りの確認をしていただき写真を送ってもらいました。
ただ、私とお母さんの心配は杞憂に終わります。
なぜなら、Rさんは初めての小テストで満点を取ることができたからです。
学校に行くことは出来ませんでしたが、担任の先生が家まで来て下さり10分のテスト監督をして下さいました。
そして、その場で○付けをして下さいました。
Rさんも、お母さんも、先生も、みんなが驚き、そして、喜んだそうです。
この小テストをキッカケに、Rさんの「漢字への自信」と「先生への信頼」は高まっていきました。
不登校を解決するためには「自信を回復」することが大切になります。
ただ、「自信」は「好きな事」をしても回復しません。
「心のエネルギー」が溜まっても「自信」は回復しません。
また、学校以外の事で「自信」を回復しても不登校は解決しません。
10年ほど前にTV番組で「ヒッチハイクをすると不登校が解決する」という内容を放送していました。
これを見た不登校の親御さんやスクールカウンセラーさんは、不登校の子どもたちに勉強や学校以外のことで「自信」をつけさせようとします。
もちろん、「ヒッチハイク」の経験は悪いことではありません。
知らない人と話をしたり、目的地までのせていってもらう体験は人生にとって有意義な体験となるでしょう。
しかし、学校に関係ないことで「自信」をつけても、不登校は解決しない場合がほとんどです。
これは、当然と言えば当然のことなのです。
例えばRさんは「勉強が苦手→自信がない→学校に行けない」という状態です。
そんなRさんがヒッチハイクを成功させたとします。
すると「ヒッチハイク成功→自信がつく」となるでしょう。
しかし、「ヒッチハイク成功→自信がつく→学校に行く」とならないのが現実なのです。
その後もRさんは漢字の小テストで満点に近い点数をとり続けました。
漢字への「自信」は登校への意欲にもつながります。
実際、Rさんは3~4回目の小テストは放課後の教室で受け、5~8回の小テストは別室ですが他の子と同じ時間に受ける事ができました。
もちろん、私やお母さん、先生はRさんのガンバリを認め、褒めていきました。
そして、不登校解決相談所が訪問カウンセリングを始めて2ヶ月後。
第9回目の小テストのとき、Rさんは久しぶりに教室に入ることができたのです。
教室で小テストを受け、席が隣の子と解答用紙を交換して○付けをする様式もRさんの「自信」を高める方向に作用しました。
「Rさんすごい!満点だ!」 「え、前回も満点なの?」 「天才じゃん!」 「オレなんか前回は3点、今回は2点だよ~。笑」
担任の先生の国語の授業をキッカケにRさんは教室に戻れるようになりました。
そして、7月の最終週は全ての授業を教室で受ける事ができるようになったのです。
※ 先を見通して「久しぶりの登校」は7月上旬に設定しました。
→不登校の子どもへの「先を読む対応」や「事前支援」って何?
その後、夏休みの宿題を7月中に終わらせたRさんは、8月から数学や英語の復習と予習を行いました。
そして、夏休み明け最初の課題テストでは、120人中72位の順位を取ることができたのです。
夏休みのガンバリにより、Rさんは完全に「勉強への苦手意識」をなくします。
さらには、「宿題や勉強の習慣」「授業を受ける習慣」「面倒でも我慢をする習慣」なども戻す事ができました。
その後、Rさんは「風邪」と「インフルエンザ」で10日ほど欠席した以外は、毎日、教室で授業を受けることができました。
中学2年生でも、中学3年生でも欠席は「風邪」による数日のみとなります。
順位は常に真ん中当たりをキープしたことで、希望していた全日制の商業高校に合格することができました。
もちろん、高校でも不登校に戻ることはありませんでした。
現在のRさんは、社会人として立派に仕事をしながら、子育てもガンバっているそうです。
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)
25/02/03
25/01/27
TOP
最初の原因(理由)は勉強ではない!
1.勉強や授業が分からない不登校の相談
2.勉強が分からない子に待つ対応は正しい?
3.「中学からはガンバる!」と言っていたが・・・
4.ムリをさせない対応を2年間行った結果
5.勉強が苦手な子に「やらなくていいよ」は正しい対応?
6.対応や声かけは一般的な需要と共感だけど
7.「勉強が分からない」を解決する方法!
8.具体的な対応や行動を提案された子どもは
9.本当に授業を理解できるようになりたいの?
10.「小さなストレス」や「少しの面倒」から逃げる習慣が
11.月に1回の漢字テストと週に3回の書き取り
12.月1の漢字テストを週1×4回に変更
13.初回カウンセリングで漢字テストへのやる気を高める!
14.初めての漢字テストの結果は満点!
15.学校以外の事で自信をつけても不登校は解決しない
16.漢字テストの自信が登校意欲になり登校開始!
17.7月の最終週は完全教室登校!
18.中学2年~3年の欠席は風邪による数日のみに!
1.勉強や授業が分からない不登校の相談
お子さんの不登校でお悩みのお母さん方から下記のような相談をいただくことがあります。
「勉強が分からないから学校に行けないと言います。」
「授業の内容が理解できないのが苦痛だと・・・・。」
「特に英語と数学は完全に分からなくなってしまっているようです。」
「漢字や英語を覚えることができないと言うこともあります。」
「計算問題を解くのが嫌いとも言います。」など
学校の先生たちの中にも同じようなことを言う方がいます。
「あの子は授業について来られないだろう。」
「能力的にも理解は難しいのではないか。」
「授業中は意味の分からないお経を聞いているのと同じだろう。」
「だから、宿題や授業をストレスに感じてしまうのだろう。」
「ムリやり勉強をやらせるのはかわいそうだ」
「ムリをさせないようにしよう。」など
2.勉強が分からない子に待つ対応は正しい?
「勉強が苦手。」
「授業が分からない。」
「漢字や英語を覚えることができない。」
「計算問題が嫌い。」
確かに、先生の言っていることが理解できないのであれば、授業がストレスになるでしょう。
それでは、先生方やスクールカウンセラーさんの言うとおり、不登校の子どもたちに「ムリをさせない」対応を行って良いのでしょうか?
子どもの「意志を尊重」して「宿題や勉強をやらせない」対応を行って良いのでしょうか?
これらの対応を行っていれば、不登校の子どもは「自分から授業を受ける」ようになるのでしょうか?
「待つ」対応を行っていれば、勉強を好きになるのでしょうか?
3.「中学からはガンバる!」と言っていたが・・・
小学校5年生の5月から不登校になってしまったRさんという女の子がいました。
お母さんが不登校解決相談所に相談を下さったのはRさんが中学1年生のゴールデンウィーク明けです。
「娘は小学校5年生の時から不登校です。」
「6年生になったときの4月は登校を始めたのですが・・・。」
「スグに不登校に戻ってしまいました。」
どうやら、不登校のまま小学校を卒業したようです。
『中学に入ったらガンバる!』
『毎日、学校に行く!』
「中学に入学して最初の1ヶ月は登校することができました。」
「しかし、ゴールデンウィーク明けから・・・・。」
「小学校6年生の時と同様にゴールデンウィーク明けから不登校に戻ってしまいました。」
「どうしたら、学校に戻ることができるのでしょうか?」
4.ムリをさせない対応を2年間行った結果
私は娘さんが学校に行けない理由を聞きました。
「勉強が分からないから学校に行けないといいます。」
「もともと、勉強は苦手なほうで・・・。」
「小学校4年生までは、何とか宿題をやっていたのですが・・・。」
「5年生で不登校になった時、担任の先生とスクールカウンセラーさんから・・・。」
『ムリをさせないようにしましょう。』
『勉強や宿題などの登校刺激も与えないようにして下さい。』
『好きな事をして心のエネルギーを溜めましょう!』
『心のエネルギーが溜まれば、自分から学校に行くようになります。』
『娘さんを信じて待ってあげましょう!』
「6年生になって登校を始めたときは、心のエネルギーが溜まったと・・・。」
「本当にこのまま待っていれば自分から学校に行くようになるのでしょうか?」
「いつまで待てば不登校は解決するのでしょうか?」
5.勉強が苦手な子に「やらなくていいよ」は正しい対応?
勉強が苦手で学校に行くことができない子どもに対して、「勉強をやらせない」対応は正しいのでしょうか?
家で勉強をしなければ、どんどん勉強が出来なくなると思うのは私だけでしょうか?
静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の相談が全国や海外から寄せられます。
そんな中、下記のように言う子は少なくありません。
「授業について行けなくて・・・。」
「先生の言っていることが分からなくて・・・。」
「自分だけが理解できていないと思うと・・・。」
「怖くて学校に行くことが出来なくなってしまうんです。」
6.対応や声かけは一般的な需要と共感だけど
このように言う子に対して、静岡県にある不登校解決相談所では下記のような声かけをします。
「そっか~、先生の言っていることが理解できないとつまらないよね~。」
「授業も退屈で嫌になっちゃうよね~。」
「分からなくてもクラスメイトに聞くのは恥ずかしいよね~。」
すると、不登校の子どもたちは大きく頷きます。
「そうなんです!」
「勉強が分からないので授業が苦痛になるんです!」
ここまでは一般的なカウンセラーさんと同じかもしれません。
7.「勉強が分からない」を解決する方法!
ただ、静岡県にある不登校解決相談所では下記のような言葉を子どもたちに伝えます。
「それはツラいよね!」
「それじゃあ、そのツラさを解決する方法を教えるね!」
子どもたちは「知りたい!」と言ってくれます。
「クラスのみんなに追いつくために、毎日、6時間くらい勉強をしよう!」
「分からない所は先生が教えてあげるから!」
「苦手なんだから、他の人以上に勉強をしないと追いつけないよ!」
「大丈夫!がんばれば出来るよ!」
「先生も協力するからね!」
私の言葉に対して、ほとんどの子が「えっ」と言う顔をします。
そして、下記のように言います。
「そ、それは・・・・・。」
8.具体的な対応や行動を提案された子どもは
不登校解決相談所では、もう一つの解決方法も伝えます。
「毎日、6時間も勉強するのは大変だよね!」
「でも、勉強をやらなければ、どんどん、遅れちゃうよ!」
「ただ、もう一つ、勉強をしないで解決する方法があるんだ!」
子どもたちは「知りたい!」と言ってくれます。
「それは、悪い成績をとっても仕方ないと思うこと。」
「授業がつまらなくても我慢して受けること。」
「宿題は答えを写してもいいから、提出期限を守ること。」
「これが出来れば、社会に出てもやっていけるからね!」
ただ、これに対しても下記のように言ったりします。
「そ、それは・・・・。」
9.本当に授業を理解できるようになりたいの?
もし、不登校の原因(理由)が「勉強の理解」や「遅れ」であれば、予習や復習を行うしか解決方法はありません。
しかし、不登校の子どもは「勉強」をやろうとはしません。
当然、周りの子との学力差はどんどん広がっていきます。
それでも、不登校の子どもは「勉強」をすることはありません。
口では「勉強が分からないからツラい」と言っているのに、そのツラさを解決する方法を伝えても実行しようとしないのです。
不登校の子どもは他の理由(原因)でも同じような行動をとります。
「朝、起きたいのに起きる事ができない!」
「本当は学校に行きたいのに!」
「体調が悪いから学校に行けない!」
「早く、気持ちよく起きられるようになりたい!」
このように言う子に対して「生活習慣の改善」と「運動療法」を伝えても・・・。
「それをやっても体調不良は改善しない!」
「その方法は自分にあっていない!」
このように言って昼夜逆転生活を続ける子は本当に多いのが現状です。
10.「小さなストレス」や「少しの面倒」から逃げる習慣が
中学1年生のRさんも同様でした。
「勉強が苦手」と言って、小学校5年生から全く勉強をしなくなってしまったのです。
当然、中学1年生の勉強にはついていけません。
また、「宿題をやる習慣」や「授業を受ける習慣」が不登校期間中になくなってしまったのも問題です。
不登校になってからの2年間、好きな事だけをして毎日を過ごしてきました。
そのため、「少しの」ストレスや「小さな」面倒からも「逃避」するようになってしまいました。
しかし、これは仕方のないことでしょう。
なぜなら、周りの大人が「ストレス」や「面倒」から「逃避」することを是としたのですから。
11.月に1回の漢字テストと週に3回の書き取り
Rさんの担任の先生は国語の先生でとても協力的な先生でした。
不登校解決相談所が「担任の先生」や「国語の授業」「宿題」について聞くと、お母さんは下記のように教えて下さいました。
「担任の先生は熱心で協力的な先生です。」
「先日もRへの宿題に対して相談を下さいました。」
『Rさんには宿題を出さない方が良いですよね?』
『ムリに宿題を出すと不登校が悪化してしまうかもしれませんよね?』
私は先生が「出さない」と言った宿題について聞いてみます。
「国語の授業では月に1回、漢字テストを行うそうです。」
「そのため、週に3Pの漢字書き取りが宿題となっています。」
12.月1の漢字テストを週1×4回に変更
私はお母さん経由で下記のようなお願いをしました。
「月に1度の漢字テストを週に1回×4週にできませんか?」
「100点満点ではなく25点満点×4週にしてもらえませんか?」
もちろん、「月1」から「週1×4」にしてもらいたい理由も伝えます。
「私とお母さんがRさんと一緒に漢字テストの勉強をします。」
「そして、毎週の漢字テストを受けさせたいと思います。」
「月に1回の場合、範囲が広くなってしまうため、良い点数を取るのは困難です。」
「しかし、週に1回であれば、範囲が狭まり、暗記も楽(らく)になります。」
「当然、良い点数を取りやすくなるのです。」
また、「週1×4」の良い点についてもお伝えしました。
「もし、月に1回のテストでも、週に1回のテストでも満点をとったとします。」
「その場合でも週に1回×4週のテストの方が子どもたちやる気につながります。」
「また、良い点数を取りやすくなるので、褒める回数や人数も増えることでしょう。」
「これをすると「漢字や国語が苦手な子」たちのやる気も高まります。」
理由を聞いた先生は、スグに「OK」の返事を下さいました。
13.初回カウンセリングで漢字テストへのやる気を高める!
私は最初のカウンセリングで宿題や勉強についての話をしました。
「これから少しずつ勉強をしていこう!」
「最初から満点を取るのは難しいよね。」
「だから、少しずつ勉強や宿題をできるようにしよう!」
「まずは漢字の小テストの宿題をやって、良い点数を取れるようにしよう!」
また、最初のカウンセリングのときに、10語の漢字の書き取りと確認テストを行いました。
それほど、難しい漢字ではなかったこと、スグに確認テストを行ったことでRさんは10点満点をとることができました。
同時に「字を丁寧に書いている」ことも褒めました。
これにより、Rさんは漢字の小テストの宿題をやり始めたのです。
14.初めての漢字テストの結果は満点!
最初の小テストはとても大切です。
ここで、悪い点を取ってしまうと、せっかく芽生えてきた「やる気」がなくなってしまうからです。
私は電話で進捗状況を確認していきました。
お母さんにも書き取りの確認をしていただき写真を送ってもらいました。
ただ、私とお母さんの心配は杞憂に終わります。
なぜなら、Rさんは初めての小テストで満点を取ることができたからです。
学校に行くことは出来ませんでしたが、担任の先生が家まで来て下さり10分のテスト監督をして下さいました。
そして、その場で○付けをして下さいました。
Rさんも、お母さんも、先生も、みんなが驚き、そして、喜んだそうです。
この小テストをキッカケに、Rさんの「漢字への自信」と「先生への信頼」は高まっていきました。
15.学校以外の事で自信をつけても不登校は解決しない
不登校を解決するためには「自信を回復」することが大切になります。
ただ、「自信」は「好きな事」をしても回復しません。
「心のエネルギー」が溜まっても「自信」は回復しません。
また、学校以外の事で「自信」を回復しても不登校は解決しません。
10年ほど前にTV番組で「ヒッチハイクをすると不登校が解決する」という内容を放送していました。
これを見た不登校の親御さんやスクールカウンセラーさんは、不登校の子どもたちに勉強や学校以外のことで「自信」をつけさせようとします。
もちろん、「ヒッチハイク」の経験は悪いことではありません。
知らない人と話をしたり、目的地までのせていってもらう体験は人生にとって有意義な体験となるでしょう。
しかし、学校に関係ないことで「自信」をつけても、不登校は解決しない場合がほとんどです。
これは、当然と言えば当然のことなのです。
例えばRさんは「勉強が苦手→自信がない→学校に行けない」という状態です。
そんなRさんがヒッチハイクを成功させたとします。
すると「ヒッチハイク成功→自信がつく」となるでしょう。
しかし、「ヒッチハイク成功→自信がつく→学校に行く」とならないのが現実なのです。
16.漢字テストの自信が登校意欲になり登校開始!
その後もRさんは漢字の小テストで満点に近い点数をとり続けました。
漢字への「自信」は登校への意欲にもつながります。
実際、Rさんは3~4回目の小テストは放課後の教室で受け、5~8回の小テストは別室ですが他の子と同じ時間に受ける事ができました。
もちろん、私やお母さん、先生はRさんのガンバリを認め、褒めていきました。
そして、不登校解決相談所が訪問カウンセリングを始めて2ヶ月後。
第9回目の小テストのとき、Rさんは久しぶりに教室に入ることができたのです。
教室で小テストを受け、席が隣の子と解答用紙を交換して○付けをする様式もRさんの「自信」を高める方向に作用しました。
「Rさんすごい!満点だ!」
「え、前回も満点なの?」
「天才じゃん!」
「オレなんか前回は3点、今回は2点だよ~。笑」
17.7月の最終週は完全教室登校!
担任の先生の国語の授業をキッカケにRさんは教室に戻れるようになりました。
そして、7月の最終週は全ての授業を教室で受ける事ができるようになったのです。
※ 先を見通して「久しぶりの登校」は7月上旬に設定しました。
→不登校の子どもへの「先を読む対応」や「事前支援」って何?
その後、夏休みの宿題を7月中に終わらせたRさんは、8月から数学や英語の復習と予習を行いました。
そして、夏休み明け最初の課題テストでは、120人中72位の順位を取ることができたのです。
夏休みのガンバリにより、Rさんは完全に「勉強への苦手意識」をなくします。
さらには、「宿題や勉強の習慣」「授業を受ける習慣」「面倒でも我慢をする習慣」なども戻す事ができました。
18.中学2年~3年の欠席は風邪による数日のみに!
その後、Rさんは「風邪」と「インフルエンザ」で10日ほど欠席した以外は、毎日、教室で授業を受けることができました。
中学2年生でも、中学3年生でも欠席は「風邪」による数日のみとなります。
順位は常に真ん中当たりをキープしたことで、希望していた全日制の商業高校に合格することができました。
もちろん、高校でも不登校に戻ることはありませんでした。
現在のRさんは、社会人として立派に仕事をしながら、子育てもガンバっているそうです。
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。
カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)

電話番号:080-9114-8318
住所 〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14