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人間関係が理由で不登校になった中学1年生!「意志を尊重」する対応をしたら、どんどん・・・
1.友だちの何気ない一言が原因で不登校に 2.学校から別室登校を勧められる 3.「来られるときに来ればいいからね~」 4.少しずつ登校時間が遅くなる 5.「早退したい」って自分で言えて偉いね? 6.勉強が「折り紙」「読書」「音楽鑑賞」「昼寝」に 7.別室登校の日数が減り完全不登校に! 8.完全不登校からの「ゲーム依存」や「スマホ依存」 9.「ムリをしなくていいよ~」は間違った声かけ! 10.間違った対応を続けてしまうと・・・ 11.学校の事を話すと怒り出す子ども 12.「待つ」「ムリをさせない」対応は正しいの? 13.「4月から」「3学期から」登校すると言うが 14.間違った対応で「風呂」「歯磨き」も・・・ 15.不登校の長期化で登校への不安は増大 16.間違った対応を続け多くの二次障害が発生 17.直接支援で学習、生活習慣が1ヶ月で復活 18.対応や声かけを具体的に提案する不登校解決相談所 19.きめ細かい提案だから親も安心して対応できる! 20.最悪を想定して対応を検討したら最高の結果に! 21.不登校が解決した現在は?相手の子とは?
中学1年生のHさんが不登校になった原因は同じクラスのNさんとの関係でした。
同じ小学校の出身だったHさんとNさんは中学1年生で同じクラスになりました。
最初は仲良くしていた2人ですが、Nさんの何気ない一言がきっかけで話をしないようになってしまいます。
ただ、Nさんの言葉には悪気はありません。
Nさんは、良くも悪くも思ったことを口に出してしまうタイプだからです。
逆にHさんは、友だちの言葉を深く考えてしまうタイプだったようです。
ただ、このような人間関係は学校生活において珍しいものではありません。
それにも関わらずHさんが不登校になってしまったのは何故でしょう?
Hさんが登校しぶりを始めてすぐ、お母さんは学校の先生やスクールカウンセラーさんに相談をします。
すると、先生やスクールカウンセラーさんから下記のようなアドバイスをいただきます。
「登校刺激を与えるのはやめましょう。」 「ムリをさせないようにしましょう。」 「子どもの意志を尊重しましょう。」 「好きな事として心のエネルギーを回復しましょう。」 「自分から動き出すまで待ちましょう。」
ただ、欠席が連続することを恐れたお母さんは「他の方法」について学校に質問をします。
「それでは、別室登校をしてはどうでしょう?」
欠席への罪悪感があったHさんは、8時30分~15時まで別室で過ごす決定をしました。
別室にいる間、学年の先生や保健の先生、スクールカウンセラーさんがHさんの様子を見に来ます。
そして、それぞれの考えでHさんに声をかけていきます。
ただ、基本的には下記のような声かけが多かったようです。
「ムリしなくていいからね~。」 「来られるときに来ればいいからね~。」 「できる範囲で来ればいいと思うよ~。」 「やる気になれば勉強はいつからでも出来るからね~。」など
学年主任の先生は「教室」を促したようですが・・・。
別室を始めて最初の1週間は「8時30分」に登校し別室で勉強をしていたHさん。
しかし、2週目からは登校時間が少しずつ遅くなっていきます。
「9時30分→10時→10時30分→・・・・・」
逆に、帰宅時間は早くなっていきます。
「15時→14時30分→13時30分→・・・・・」
その結果、3週目の「登校は11時」「帰宅13時」となってしまいました。
初めて9時30分に登校したとき、担任の先生は下記のように声をかけたそうです。
「よく来たね~。」 「エラいね~。」 「ガンバったね~。」
また、15時に帰宅したいと思ったHさんが、恐る恐る早退について担任の先生に伝えたときは・・・。
「自分の気持ちを言えてエラいね!」 「もちろん、自分で決めたんだから帰っていいよ!」 「自分で選択することが大切だからね!」
これ以降、Hさんは担任の先生や支援員さん、スクールカウンセラーさんに自分の意見?をハッキリ言うようになります。
「今日は13時に帰ります!」 「明日は11時に来ます!」
別室で行う内容にも変化がありました。
「宿題・勉強→読書→折り紙→音楽→昼寝」
もちろん、先生や支援員さん、スクールカウンセラーさんは下記のように声をかけます。
「ムリしなくていいからね~。」 「できる範囲でやればいいと思うよ~。」 「好きな事をして心のエネルギーを溜めようね~。」 「やる気になれば勉強はいつからでも出来るからね~。」など
支援員さんは、机に突っ伏して寝ているHさんに下記のように声をかけたそうです。
「心も体も疲れているんだね~。」 「しっかり寝て体力を回復しようね~。」 「寝ることは良いことだからね~。」など
Hさんが眠かったのは、ゲームやスマホで昼夜逆転生活に近づいていたからなのですが・・・。
Hさんが別室登校を始めて1ヶ月が経ちました。
その頃には、別室登校への登校回数は週に1~2回となっていました。
もちろん、別室滞在時間も1~2時間に減っています。
別室での活動は「話をする」「音楽を聴く」「寝る」「マンガを読む」のどれかです。
それでも、学校の先生や支援員さん、スクールカウンセラーさんは、褒める声かけを行います。
「ムリしなくていいからね~。」 「来られるときに来ればいいからね~。」 「出来る範囲でやればいいと思うよ~。」 「やる気になれば勉強はいつからでも出来るからね~。」など
もちろん、この対応を続けてもHさんが教室に戻ることはありません。
当然ですが、Hさんの登校日数は減り完全不登校となってしまったのです。
Hさんが「完全不登校」になってしまったのは必然と言って良いでしょう。
同様に「昼夜逆転」で「ゲーム依存」や「スマホ依存」になってしまったのも必然です。
これは、Hさんが悪いわけではありません。
Hさんに関わった大人が「間違った対応」を行ってしまったからです。
→「不登校の間違った5つの対応」あなたの対応は間違っていませんか? 不登校の子どもは「何らかの原因」で不登校になってしまいます。
→不登校の原因(理由)は親の子育て?愛情不足?過保護?過干渉?
ただ、ほとんどの不登校の子どもたちは下記のように思っています。
「学校に行かなきゃ・・・。でも、・・・。」 「このままじゃダメだ・・・。でも、・・・。」 「将来の事を考えると勉強はしっかりしなきゃ・・・。でも、・・・。」
不登校の子どもの「罪悪感」を軽くするため、カウンセラーさんや先生たちは下記のように声をかけます。
→「不登校の間違った7つの思い込み」その考えは間違っているんですよ!
当然、不登校の子どもの「罪悪感」はなくなります。
ただ、「罪悪感」はなくなりますが、同時に「登校への意欲」もなくしてしまいます。
これは、不登校の子どもの「性格」や「気質」の問題ではありません。
さらに言うと、親の「子育て」や「愛情不足」「過保護」「過干渉」の問題でもありません。
→本当の「愛情不足」を知っていますか?不登校の相談をする親は愛情がある!
ほとんどの人間が同じ状態に置かれれば「登校意欲」をなくしてしまうからです。
Hさんが完全不登校になってからも、親御さんは学校やスクールカウンセラーさんに相談をします。
ただ、何度、相談に行っても返って来るアドバイスは同じです。
お母さんはアドバイスを信じ、真面目に上記の対応を行ってしまいました。
「間違った対応とは思わず・・・・。」 「不登校が悪化してしまうと知らず・・・。」
別室登校をしなくなったHさんは、昼夜逆転生活になってしまいました。
お母さんが登校刺激を与えなくなったことで、Hさんとお母さんの関係は良好?です。
ただ、中学2年生になってもHさんが教室に戻ることはありません。
心配になったお母さんが学校の先生やスクールカウンセラーさんに相談をすると・・・。
「Hさんを信じて待ちましょう!」 「必ず自分から動き出し始めます!」 「ゲームやスマホにも、そのうちに飽きるでしょう!」
しかし、お母さんが少しでも学校の話や将来の話をしようとすると・・・。
「うるさいな!」 「ちゃんと考えているから!」 「学校の事は言わないで!」など
上記の対応を行い、不登校が解決しているのであれば問題はありません。
また、時間はかかっていても「改善」の方向に向かっているのであれば問題はありません。
※ 「時間はかかっている」の時間の単位は「数年」ではありません。
ただ、お子さんの不登校の状態が変わらないのであれば・・・。
逆に悪化しているのであれば・・・・。
その対応はお子さんに「合っていない」と言わざるを得ないでしょう。
Hさんのお母さんが静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのは、Hさんが中学2年生の10月でした。
「中学2年生の4月に登校を始めたのですが・・・。」 「1日で行かなくなってしまいました。」
『2学期からは学校に行く!』 『それまでは、自分のペースでやらせて!』
「こう言っていたのですが・・・。」 「2学期も最初の1日だけ登校して・・・。」 「それ以降は学校に行っていません。」
Hさんの行動は完全に不登校あるある状態です。
不登校の子どもは「明日から」「来週から」「○月から」と言うのですが・・・・。
数日~数週間、登校をする子もいるのですが・・・。
Hさんが不登校になってしまった原因(理由)を覚えていますでしょうか?
仲の良かったNさんの「何気ない一言」がキッカケで、Hさんは不登校を1年続けてしまったのです。
先生やスクールカウンセラーさん、相談員さんは、Hさんに対して「ムリをさせない」「待つ」「登校刺激を与えない」対応を行いました。
しかし、この対応をおこなってもNさんへの「不信」や「不安」は解消しません。
さらには、1年の不登校期間のせいで、Hさんは「怠け」や「逃げ」「楽(らく)」を覚えてしまいました。
そのため、「少しがんばれば出来る」ことを「面倒」と感じるようになり、全くやらなくなってしまいました。
当然、「登校する」「宿題をやる」「勉強する」だけでなく、「歯を磨く」「朝、起きる」「風呂に入る」などもやらなくなってしまうのです。
コレでは不登校が解決しないのは仕方ない事と言わざるを得ないでしょう。
不登校解決相談所では、Hさんの「不安」を解消する対応を行う事にしました。
最初のカウンセリングで、Hさんの趣味の話などをすると同時に「不安」について聞きます。
→趣味の話しだけでは不登校は解決しない!信頼もできない!
「学校に言ってNさんに何か言われるのが怖い。」 「Nさん以外にも何か言われそうで怖い。」 「多分、休み時間に1人ぼっちになってしまう。」 「クラスの子は内心で私をバカにしていると思う。」
Hさんの「不安」は不登校あるあるです。
不登校が長くなればなるほど、最初の「不安」以外の「不安」が増えていきます。
そして、どんどん教室に入りづらくなっていくのです。
これは、間違った対応を行ってしまったことによる二次障害です。
「授業についていけるかも不安です。」 「最近は勉強や宿題をしていないし・・・・。」 「先生に指名されたら・・・・。」 「話し合い活動で変な事を言ってしまったら・・・。」
不登校前のHさんの成績は中程度だったそうです。
しかし、不登校になってから勉強が「自由」となったことで、Hさんの学習はストップしました。
これも、間違った対応を行ってしまったことで発生した二次障害です。
「毎朝、7時に起きるのは・・・。」 「夜、眠ることができないので・・・。」 「体力も落ちてきているし・・・。」
これも、完全に二次障害です。
親や学校が「心のエネルギーを回復させる」という間違った対応をしてしまったため「昼夜逆転」「ゲーム依存」「スマホ依存」になってしまったのです。
静岡県にある不登校解決相談所では、Hさんの「不安」を解消させるため、生活と学習の管理を行いました。
具体的には起床、就寝、スマホやゲーム時間の確認と指導です。
毎週の訪問だけでなく、必要に応じて電話での声かけや確認も行いました。
学習に関しては、学校の「宿題」と並行して「予習」を一緒に行いました。
もちろん、Hさんと親御さんだけでは「継続」することが困難のため、不登校解決相談所が直接指導を行ったのです。
これにより、1ッヶ月もかからずHさんの「生活習慣」と「学習習慣」は元に戻りました。
起床時間が安定し、学習習慣が戻ったHさんは自信を取り戻します。
もちろん、同時進行で、登校への「意欲」を高める「対応」や「声かけ」も行っています。
Nさんとの関係修復に関しては、学校の先生と何度も打ち合わせをさせていただきました。
・Hさんと担任の先生の関係を深める方法。 ・担任の先生の声かけの注意点。(NGは「ムリしなくていいよ」など) ・Nさんとの関係修復方法。 ・登校刺激の強弱と声のかけかた。 ・再登校までの支援計画と事前準備。など
不登校解決相談所が考える支援計画はとても具体的なものです。
さらには、不登校の子どもが「理想の行動をしてくれない」という発想の元に計画を立てていきます。
そのため、下記のような「安易な計画」をたてることはありません。
「先生は○日から来るように言って下さい。」 「お母さんは、朝、起こして下さい。」 「そうすれば、本人は○日から登校してくれるでしょう。」
実際、Hさんの支援計画も細かく検討させていただきました。
「先生は○日から来るように言って下さい。」
→「どの程度の強さで言うことができますか?」 →「本人に任せるような発言はNGです。」 →「もし、本人がイヤな顔をしたときも発言を訂正しないで下さい。」 →「お母さんが本人に確認をして調整をします。」 →「不登校解決相談所が先生の意図などを本人に通訳するので安心して下さい。」 →「先生が悪者になるような声かけはしません。」
「お母さんは、朝、起こして下さい。」
→「声のかけ方は普段どおりでいきましょう。」 →「もし、声をかけても起きてこない場合は○○分まで待ちましょう。」 →「その後、再度、□□のように声かけをして下さい。」 →「それでも登校する気配がないときは、△△と言いましょう。」 →「登校できなかったときは、・・・・・」
静岡県にある不登校解決相談所では、最悪のパターンを想定して支援計画を立てていきます。
これにより、親御さんは慌てずに対応することができるようになるのです。
Hさんの場合は、予想よりすんなり登校することができました。
これは、Nさんからの連絡が大きく関わってきます。
担任の先生にはNさんとの関係回復(最低ライン)のお願いをしました。
「Nさんには、どのように伝えればいいですか?」 「どの程度まで話をしていいのですか?」
不登校解決相談所と担任の先生、親御さんで対応について検討しました。
もちろん、「理想の行動」を想定するのではなく、「最悪の可能性」を想定しています。
しかし、この不安は杞憂に終わったのです。
担任の先生が検討した方法でNさんに話をすると・・・。
「そうなんですか!?」 「それじゃあ、Hさんは私のせいで不登校になってしまったんだ!」 「スグに謝ります!」
Nさんから手紙をもらったHさんは戸惑っていました。
そこで、不登校解決相談所はNさんに返事を書く旨を伝え、内容を一緒に考えます。
その後、NさんとHさんは実際に会って話をします。
Nさんが謝って、Hさんが「気にしないで」という連続でお互いに泣いてしまったそうです。
これにより、Hさんの「不安」は解消し、毎日の登校を開始することができたのです。
その後、HさんとNさんは親友となり同じ高校に進学します。
現在、社会人となっている2人ですが、未だに一緒に遊んでいるそうです。
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)
25/03/24
25/03/17
TOP
昼夜逆転、ゲーム依存、スマホ依存、風呂や歯磨き拒否
1.友だちの何気ない一言が原因で不登校に
2.学校から別室登校を勧められる
3.「来られるときに来ればいいからね~」
4.少しずつ登校時間が遅くなる
5.「早退したい」って自分で言えて偉いね?
6.勉強が「折り紙」「読書」「音楽鑑賞」「昼寝」に
7.別室登校の日数が減り完全不登校に!
8.完全不登校からの「ゲーム依存」や「スマホ依存」
9.「ムリをしなくていいよ~」は間違った声かけ!
10.間違った対応を続けてしまうと・・・
11.学校の事を話すと怒り出す子ども
12.「待つ」「ムリをさせない」対応は正しいの?
13.「4月から」「3学期から」登校すると言うが
14.間違った対応で「風呂」「歯磨き」も・・・
15.不登校の長期化で登校への不安は増大
16.間違った対応を続け多くの二次障害が発生
17.直接支援で学習、生活習慣が1ヶ月で復活
18.対応や声かけを具体的に提案する不登校解決相談所
19.きめ細かい提案だから親も安心して対応できる!
20.最悪を想定して対応を検討したら最高の結果に!
21.不登校が解決した現在は?相手の子とは?
1.友だちの何気ない一言が原因で不登校に
中学1年生のHさんが不登校になった原因は同じクラスのNさんとの関係でした。
同じ小学校の出身だったHさんとNさんは中学1年生で同じクラスになりました。
最初は仲良くしていた2人ですが、Nさんの何気ない一言がきっかけで話をしないようになってしまいます。
ただ、Nさんの言葉には悪気はありません。
Nさんは、良くも悪くも思ったことを口に出してしまうタイプだからです。
逆にHさんは、友だちの言葉を深く考えてしまうタイプだったようです。
ただ、このような人間関係は学校生活において珍しいものではありません。
それにも関わらずHさんが不登校になってしまったのは何故でしょう?
2.学校から別室登校を勧められる
Hさんが登校しぶりを始めてすぐ、お母さんは学校の先生やスクールカウンセラーさんに相談をします。
すると、先生やスクールカウンセラーさんから下記のようなアドバイスをいただきます。
「登校刺激を与えるのはやめましょう。」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重しましょう。」
「好きな事として心のエネルギーを回復しましょう。」
「自分から動き出すまで待ちましょう。」
ただ、欠席が連続することを恐れたお母さんは「他の方法」について学校に質問をします。
「それでは、別室登校をしてはどうでしょう?」
3.「来られるときに来ればいいからね~」
欠席への罪悪感があったHさんは、8時30分~15時まで別室で過ごす決定をしました。
別室にいる間、学年の先生や保健の先生、スクールカウンセラーさんがHさんの様子を見に来ます。
そして、それぞれの考えでHさんに声をかけていきます。
ただ、基本的には下記のような声かけが多かったようです。
「ムリしなくていいからね~。」
「来られるときに来ればいいからね~。」
「できる範囲で来ればいいと思うよ~。」
「やる気になれば勉強はいつからでも出来るからね~。」など
学年主任の先生は「教室」を促したようですが・・・。
4.少しずつ登校時間が遅くなる
別室を始めて最初の1週間は「8時30分」に登校し別室で勉強をしていたHさん。
しかし、2週目からは登校時間が少しずつ遅くなっていきます。
「9時30分→10時→10時30分→・・・・・」
逆に、帰宅時間は早くなっていきます。
「15時→14時30分→13時30分→・・・・・」
その結果、3週目の「登校は11時」「帰宅13時」となってしまいました。
5.「早退したい」って自分で言えて偉いね?
初めて9時30分に登校したとき、担任の先生は下記のように声をかけたそうです。
「よく来たね~。」
「エラいね~。」
「ガンバったね~。」
また、15時に帰宅したいと思ったHさんが、恐る恐る早退について担任の先生に伝えたときは・・・。
「自分の気持ちを言えてエラいね!」
「もちろん、自分で決めたんだから帰っていいよ!」
「自分で選択することが大切だからね!」
これ以降、Hさんは担任の先生や支援員さん、スクールカウンセラーさんに自分の意見?をハッキリ言うようになります。
「今日は13時に帰ります!」
「明日は11時に来ます!」
6.勉強が「折り紙」「読書」「音楽鑑賞」「昼寝」に
別室で行う内容にも変化がありました。
「宿題・勉強→読書→折り紙→音楽→昼寝」
もちろん、先生や支援員さん、スクールカウンセラーさんは下記のように声をかけます。
「ムリしなくていいからね~。」
「できる範囲でやればいいと思うよ~。」
「好きな事をして心のエネルギーを溜めようね~。」
「やる気になれば勉強はいつからでも出来るからね~。」など
支援員さんは、机に突っ伏して寝ているHさんに下記のように声をかけたそうです。
「心も体も疲れているんだね~。」
「しっかり寝て体力を回復しようね~。」
「寝ることは良いことだからね~。」など
Hさんが眠かったのは、ゲームやスマホで昼夜逆転生活に近づいていたからなのですが・・・。
7.別室登校の日数が減り完全不登校に!
Hさんが別室登校を始めて1ヶ月が経ちました。
その頃には、別室登校への登校回数は週に1~2回となっていました。
もちろん、別室滞在時間も1~2時間に減っています。
別室での活動は「話をする」「音楽を聴く」「寝る」「マンガを読む」のどれかです。
それでも、学校の先生や支援員さん、スクールカウンセラーさんは、褒める声かけを行います。
「ムリしなくていいからね~。」
「来られるときに来ればいいからね~。」
「出来る範囲でやればいいと思うよ~。」
「やる気になれば勉強はいつからでも出来るからね~。」など
もちろん、この対応を続けてもHさんが教室に戻ることはありません。
当然ですが、Hさんの登校日数は減り完全不登校となってしまったのです。
8.完全不登校からの「ゲーム依存」や「スマホ依存」
Hさんが「完全不登校」になってしまったのは必然と言って良いでしょう。
同様に「昼夜逆転」で「ゲーム依存」や「スマホ依存」になってしまったのも必然です。
これは、Hさんが悪いわけではありません。
Hさんに関わった大人が「間違った対応」を行ってしまったからです。
→「不登校の間違った5つの対応」あなたの対応は間違っていませんか?
不登校の子どもは「何らかの原因」で不登校になってしまいます。
→不登校の原因(理由)は親の子育て?愛情不足?過保護?過干渉?
ただ、ほとんどの不登校の子どもたちは下記のように思っています。
「学校に行かなきゃ・・・。でも、・・・。」
「このままじゃダメだ・・・。でも、・・・。」
「将来の事を考えると勉強はしっかりしなきゃ・・・。でも、・・・。」
9.「ムリをしなくていいよ~」は間違った声かけ!
不登校の子どもの「罪悪感」を軽くするため、カウンセラーさんや先生たちは下記のように声をかけます。
「ムリしなくていいからね~。」
「来られるときに来ればいいからね~。」
「できる範囲で来ればいいと思うよ~。」
「やる気になれば勉強はいつからでも出来るからね~。」など
→「不登校の間違った7つの思い込み」その考えは間違っているんですよ!
当然、不登校の子どもの「罪悪感」はなくなります。
ただ、「罪悪感」はなくなりますが、同時に「登校への意欲」もなくしてしまいます。
これは、不登校の子どもの「性格」や「気質」の問題ではありません。
さらに言うと、親の「子育て」や「愛情不足」「過保護」「過干渉」の問題でもありません。
→本当の「愛情不足」を知っていますか?不登校の相談をする親は愛情がある!
ほとんどの人間が同じ状態に置かれれば「登校意欲」をなくしてしまうからです。
10.間違った対応を続けてしまうと・・・
Hさんが完全不登校になってからも、親御さんは学校やスクールカウンセラーさんに相談をします。
ただ、何度、相談に行っても返って来るアドバイスは同じです。
「登校刺激を与えるのはやめましょう。」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重しましょう。」
「好きな事として心のエネルギーを回復しましょう。」
「自分から動き出すまで待ちましょう。」
お母さんはアドバイスを信じ、真面目に上記の対応を行ってしまいました。
「間違った対応とは思わず・・・・。」
「不登校が悪化してしまうと知らず・・・。」
11.学校の事を話すと怒り出す子ども
別室登校をしなくなったHさんは、昼夜逆転生活になってしまいました。
お母さんが登校刺激を与えなくなったことで、Hさんとお母さんの関係は良好?です。
ただ、中学2年生になってもHさんが教室に戻ることはありません。
心配になったお母さんが学校の先生やスクールカウンセラーさんに相談をすると・・・。
「Hさんを信じて待ちましょう!」
「必ず自分から動き出し始めます!」
「ゲームやスマホにも、そのうちに飽きるでしょう!」
しかし、お母さんが少しでも学校の話や将来の話をしようとすると・・・。
「うるさいな!」
「ちゃんと考えているから!」
「学校の事は言わないで!」など
12.「待つ」「ムリをさせない」対応は正しいの?
「登校刺激を与えるのはやめましょう。」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重しましょう。」
「好きな事として心のエネルギーを回復しましょう。」
「自分から動き出すまで待ちましょう。」
上記の対応を行い、不登校が解決しているのであれば問題はありません。
また、時間はかかっていても「改善」の方向に向かっているのであれば問題はありません。
※ 「時間はかかっている」の時間の単位は「数年」ではありません。
ただ、お子さんの不登校の状態が変わらないのであれば・・・。
逆に悪化しているのであれば・・・・。
その対応はお子さんに「合っていない」と言わざるを得ないでしょう。
13.「4月から」「3学期から」登校すると言うが
Hさんのお母さんが静岡県にある不登校解決相談所に相談を下さったのは、Hさんが中学2年生の10月でした。
「中学2年生の4月に登校を始めたのですが・・・。」
「1日で行かなくなってしまいました。」
『2学期からは学校に行く!』
『それまでは、自分のペースでやらせて!』
「こう言っていたのですが・・・。」
「2学期も最初の1日だけ登校して・・・。」
「それ以降は学校に行っていません。」
Hさんの行動は完全に不登校あるある状態です。
不登校の子どもは「明日から」「来週から」「○月から」と言うのですが・・・・。
数日~数週間、登校をする子もいるのですが・・・。
14.間違った対応で「風呂」「歯磨き」も・・・
Hさんが不登校になってしまった原因(理由)を覚えていますでしょうか?
仲の良かったNさんの「何気ない一言」がキッカケで、Hさんは不登校を1年続けてしまったのです。
先生やスクールカウンセラーさん、相談員さんは、Hさんに対して「ムリをさせない」「待つ」「登校刺激を与えない」対応を行いました。
しかし、この対応をおこなってもNさんへの「不信」や「不安」は解消しません。
さらには、1年の不登校期間のせいで、Hさんは「怠け」や「逃げ」「楽(らく)」を覚えてしまいました。
そのため、「少しがんばれば出来る」ことを「面倒」と感じるようになり、全くやらなくなってしまいました。
当然、「登校する」「宿題をやる」「勉強する」だけでなく、「歯を磨く」「朝、起きる」「風呂に入る」などもやらなくなってしまうのです。
コレでは不登校が解決しないのは仕方ない事と言わざるを得ないでしょう。
15.不登校の長期化で登校への不安は増大
不登校解決相談所では、Hさんの「不安」を解消する対応を行う事にしました。
最初のカウンセリングで、Hさんの趣味の話などをすると同時に「不安」について聞きます。
→趣味の話しだけでは不登校は解決しない!信頼もできない!
「学校に言ってNさんに何か言われるのが怖い。」
「Nさん以外にも何か言われそうで怖い。」
「多分、休み時間に1人ぼっちになってしまう。」
「クラスの子は内心で私をバカにしていると思う。」
Hさんの「不安」は不登校あるあるです。
不登校が長くなればなるほど、最初の「不安」以外の「不安」が増えていきます。
そして、どんどん教室に入りづらくなっていくのです。
これは、間違った対応を行ってしまったことによる二次障害です。
16.間違った対応を続け多くの二次障害が発生
「授業についていけるかも不安です。」
「最近は勉強や宿題をしていないし・・・・。」
「先生に指名されたら・・・・。」
「話し合い活動で変な事を言ってしまったら・・・。」
不登校前のHさんの成績は中程度だったそうです。
しかし、不登校になってから勉強が「自由」となったことで、Hさんの学習はストップしました。
これも、間違った対応を行ってしまったことで発生した二次障害です。
「毎朝、7時に起きるのは・・・。」
「夜、眠ることができないので・・・。」
「体力も落ちてきているし・・・。」
これも、完全に二次障害です。
親や学校が「心のエネルギーを回復させる」という間違った対応をしてしまったため「昼夜逆転」「ゲーム依存」「スマホ依存」になってしまったのです。
17.直接支援で学習、生活習慣が1ヶ月で復活
静岡県にある不登校解決相談所では、Hさんの「不安」を解消させるため、生活と学習の管理を行いました。
具体的には起床、就寝、スマホやゲーム時間の確認と指導です。
毎週の訪問だけでなく、必要に応じて電話での声かけや確認も行いました。
学習に関しては、学校の「宿題」と並行して「予習」を一緒に行いました。
もちろん、Hさんと親御さんだけでは「継続」することが困難のため、不登校解決相談所が直接指導を行ったのです。
これにより、1ッヶ月もかからずHさんの「生活習慣」と「学習習慣」は元に戻りました。
起床時間が安定し、学習習慣が戻ったHさんは自信を取り戻します。
もちろん、同時進行で、登校への「意欲」を高める「対応」や「声かけ」も行っています。
18.対応や声かけを具体的に提案する不登校解決相談所
Nさんとの関係修復に関しては、学校の先生と何度も打ち合わせをさせていただきました。
・Hさんと担任の先生の関係を深める方法。
・担任の先生の声かけの注意点。(NGは「ムリしなくていいよ」など)
・Nさんとの関係修復方法。
・登校刺激の強弱と声のかけかた。
・再登校までの支援計画と事前準備。など
不登校解決相談所が考える支援計画はとても具体的なものです。
さらには、不登校の子どもが「理想の行動をしてくれない」という発想の元に計画を立てていきます。
そのため、下記のような「安易な計画」をたてることはありません。
「先生は○日から来るように言って下さい。」
「お母さんは、朝、起こして下さい。」
「そうすれば、本人は○日から登校してくれるでしょう。」
19.きめ細かい提案だから親も安心して対応できる!
実際、Hさんの支援計画も細かく検討させていただきました。
「先生は○日から来るように言って下さい。」
→「どの程度の強さで言うことができますか?」
→「本人に任せるような発言はNGです。」
→「もし、本人がイヤな顔をしたときも発言を訂正しないで下さい。」
→「お母さんが本人に確認をして調整をします。」
→「不登校解決相談所が先生の意図などを本人に通訳するので安心して下さい。」
→「先生が悪者になるような声かけはしません。」
「お母さんは、朝、起こして下さい。」
→「声のかけ方は普段どおりでいきましょう。」
→「もし、声をかけても起きてこない場合は○○分まで待ちましょう。」
→「その後、再度、□□のように声かけをして下さい。」
→「それでも登校する気配がないときは、△△と言いましょう。」
→「登校できなかったときは、・・・・・」
静岡県にある不登校解決相談所では、最悪のパターンを想定して支援計画を立てていきます。
これにより、親御さんは慌てずに対応することができるようになるのです。
20.最悪を想定して対応を検討したら最高の結果に!
Hさんの場合は、予想よりすんなり登校することができました。
これは、Nさんからの連絡が大きく関わってきます。
担任の先生にはNさんとの関係回復(最低ライン)のお願いをしました。
「Nさんには、どのように伝えればいいですか?」
「どの程度まで話をしていいのですか?」
不登校解決相談所と担任の先生、親御さんで対応について検討しました。
もちろん、「理想の行動」を想定するのではなく、「最悪の可能性」を想定しています。
しかし、この不安は杞憂に終わったのです。
担任の先生が検討した方法でNさんに話をすると・・・。
「そうなんですか!?」
「それじゃあ、Hさんは私のせいで不登校になってしまったんだ!」
「スグに謝ります!」
21.不登校が解決した現在は?相手の子とは?
Nさんから手紙をもらったHさんは戸惑っていました。
そこで、不登校解決相談所はNさんに返事を書く旨を伝え、内容を一緒に考えます。
その後、NさんとHさんは実際に会って話をします。
Nさんが謝って、Hさんが「気にしないで」という連続でお互いに泣いてしまったそうです。
これにより、Hさんの「不安」は解消し、毎日の登校を開始することができたのです。
その後、HさんとNさんは親友となり同じ高校に進学します。
現在、社会人となっている2人ですが、未だに一緒に遊んでいるそうです。
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