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病院から「登校刺激を与えないように」と言われた不登校の中学2年生!女性相談員が家庭訪問をすると・・・・
1.先生の家庭訪問はプレッシャー? 2.相談員が傾聴して心のエネルギーが回復? 3.思い通りにいかないと暴言、暴力 4.相談員と話をしたら「我が儘」が加速した 5.4ヶ月の訪問で傾聴、受容、共感したの結果 6.アダルトビデオほ一緒に見続けた相談員 7.アダルトビデオを見せてきた子どもを優しく諭すと 8.家庭訪問を断ると笑顔になった相談員 9.家庭訪問で勉強!我が儘は認めない対応! 10.宿題や勉強をやらせていいの? 11.声かけダケで子ども任せにしてないですか? 12.一緒に勉強をやることで「やる気」を引き出す! 13.子ども任せにしないで確認と称揚を! 14.先生には家庭訪問でガンバリを褒めてもらう 15.当たり前のことを出来るようにする声かけ 16.中間テストで平均以上が2つで自信回復 17.病院から「解決方法」を聞かれた!
中学1年生の4月から不登校になってしまったSくんという男の子がいました。
Sくんにはお母さんがいません。
また、お父さんは病気で入院をしてしまっているため、お祖母ちゃんとの2人暮らしです。
Sくんが不登校になってしまって困ったお祖母ちゃんは、学校から紹介された病院に相談をします。
「登校刺激を与えないようにしましょう。」 「子どもの意志を尊重してあげましょう。」 「学校に行く気になるまで待ちましょう。」
また、下記のようなアドバイスも受けます。
「先生の家庭訪問もやめてもらいましょう。」 「Sくんにプレッシャーがかからないようにしましょう。」
学校の先生も病院と相談をしました。
「担任の先生が家庭訪問に行くとSくんのプレッシャーになってしまうでしょう!」 「スクールカウンセラーさんや相談員さんなどに家庭訪問をしてもらうといいでしょう。」 「男性ではなく女性の方が良いでしょう。」
その学校のスクールカウンセラーさんは男性だったため、女性の相談員さんが家庭訪問をすることになりました。
「家庭訪問をしても登校刺激は与えないようにしましょう。」 「傾聴、受容と共感を心がけてSくんの心のエネルギーを回復してあげて下さい。」
相談員さんはカウンセラーの資格を持っていたため「受容と共感」は大切だと思っていました。
そこで、相談員さんは週に1回の訪問でSくんの話を傾聴し、受容と共感で心のエネルギーを回復しようと考えたのです。
最初は家庭学習をしていたSくんですが、お祖母ちゃんや相談員さんが学校や勉強の話をしないことが分かると、しだいに勉強をしなくなります。
それだけではなく「我が儘」な行動をとるようにもなります。
お祖母ちゃんが自分の欲しいものを買ってくれないと、暴言を吐いたり暴れたりもします。
部屋中の物を投げて、壁やドアに穴を空けたこともありました。
「プレッシャーを与えないようにしましょう。」
病院にに言われる以前に、お祖母ちゃんは何も言えない状態、逆らえない状態になってしまっていたのです。
当然ですが、Sくんは昼夜逆転で「ゲーム依存」や「スマホ依存」の状態になってしまっていました。
お祖母ちゃんにとって週に1回、家庭訪問をして下さる相談員さんが頼みの綱でした。
人と話すことが極端に少なくなっていたSさんは相談員さんの家庭訪問を受け入れます。
そして、相談員さんが「勉強」や「学校」の事を言わないと分かると、毎週の家庭訪問を受け入れるようになります。
お祖母ちゃんも相談員さんによる「週に1回の家庭訪問」に期待をしていました。
相談員さんと話すことで「心のエネルギー」が回復して、勉強を始めたり、学校に行ったりすることができると病院から言われていたからです。
しかし、半年が経ってもSくんが登校することはありません。
もちろん、宿題や勉強をやることはありませんし、お祖母ちゃんへの「我が儘な命令」もなくなることもありませんでした。
相談員さんとSくんは、どのような話をしていたのでしょう?
(私がお祖母ちゃんの依頼を受けSくんのカウンセラーとなった時に教えてもらった内容です。)
相談員さんは、半年の間、週に1回の家庭訪問でSくんの話を傾聴し受容と共感を続けました。
相談員さんが家庭訪問を始めて4ヶ月が経った頃。
「○○さん!(相談員)」 「ちょっと、コッチの部屋に来て!」 「一緒にDVDを見ようよ!」
Sさんが心を開いてくれていると感じた相談員さんは、一緒にDVDを見始めます。
しかし、画面に映し出されたのは裸の女性の映像でした。
驚いた相談員さんはSくんに聞きます。
「Sくん!」 「これはどうしたの?」 「なんでこんなものを持ってるの?」
これに対してSくんは答えます。
「お父さんの部屋にあった!」 「他にもたくさんあるよ!」
大きな声を出したり、怒ったりしてはいけないと思い込んでいた相談員さんは優しくSくんを諭します。
「Sくん、これは大人が見るものだからね!」 「こういうものを見てはダメなのよ!」
「なんで大人は良くて子どもはダメなの?」 「子どもを作るためにすることなんでしょ!」 「○○さんも子どもがいるんだからやったことあるんでしょ?」
相談員さんは注意をしますが・・・。
「興味があることをやったり見たりすることは大切って言ったじゃん!」 「あれはウソだったの!」 「新しいことに興味が出てきたら教えってって言ったじゃん!」 「何でダメって言うの!」 「好きな事をやったり見たりすることで心のエネルギーが溜まるって言ったよね!」 「それなのに何で見ちゃダメなの?」 「○○さんの言ってることが信じられなくなった!」 「嘘つきだ!僕を裏切ったんだ!最低だ!」
このように言われた相談員さんは、アダルトビデオを一緒に見ることを断ることができず・・・。
2ヶ月の間、毎週、アダルトビデオを一緒に見たそうです。
Sさんは2年生になっても登校することが出来ませんでした。
そのため、お祖母ちゃんは入院中のお父さんと相談をして、私に支援の依頼を下さいました。
アダルトビデオの話を聞いた私は相談員さんの家庭訪問を断ることにしました。
年配とは言え女性とアダルトビデオを見ることがSくんにとって「百害あって一利なし」と思ったからです。
相談員さんは「家庭訪問中止」の依頼をスグに受け入れて下さいました。
その時の相談員さんは「喜んでいるように見えた」とお祖母ちゃんは言っていました。
私はSくんに対して「気持ちを前向きにする登校刺激」を行うとともに「我が儘」は認めない対応をとることにしました。
また、訪問したときは話を聞くだけでなく勉強や宿題を行うことも決めました。
スクールカウンセラーさんやお医者さんの中には、「登校刺激」や「勉強」など「学校を思い出させることは良くない」という方が多いようです。
もちろん、「登校刺激を与えない」「ムリをさせない」「待つ」対応で不登校が解決、改善しているのであれば問題はありません。
ただ、これらの対応で不登校が解決する事はほとんどないのが現状です。
実際、Sくんの不登校も「昼夜逆転」「ゲーム依存」「スマホ依存」だけでなく、相談員さんに「セクハラ」をするまでに悪化していたのです。
静岡県にある不登校解決相談所では、不登校の子どもに「学校の宿題」や「授業の予習」を行っています。
「不登校の子どもに勉強をやらせて良いのですか?」 「宿題をやらせることがプレッシャーにならないのですか?」
このような質問を下さる親御さんは少なくありません。
しかし、静岡県にある不登校解決相談所のアドバイスを受けて、お子さんが「勉強」や「宿題」を始めた御家庭では、必ず下記のような言葉が返ってきます。
「宿題をやるようになってから笑顔が増えました!」 「家族との会話も増えているように感じます。」 「先生との関係も良くなりました!」 「友だちとも連絡を取るようになりました!」など
不登校の子どもは学校に行けていない自分に劣等感を持っています。
しかし、「学校の宿題」や「授業の予習」を行う事で、このように思えるようになります。
「学校には行けてないけど、宿題はチャンとやってるよ!」 「他の子と同じ勉強をやってるよ!」 「自分はみんなと同じ事を出来ているんだ!」
「宿題や勉強をやらせることは大切だと思うのですが・・・。」 「声をかけても宿題や勉強をやろうとしません。」 「うちの子にはその方法はあっていないと思います。」
このように仰る親御さんも少なくありません。
ただ、このように言うということは「子どもの意志を尊重」「ムリをさせない」「子どもが動き出すまで待つ」の考えが抜けキレていないからです。
静岡県にある不登校解決相談所では、「勉強」をやるように声をかけるだけではありません。
得意と苦手を事前に把握し、レベルにあった学習地点から一緒に勉強を行うのです。
当然ですが、学習の「管理」や「確認」「称揚」も行います。
子ども任せにしない対応を行うことで、不登校の子どもは自然と勉強を行うのが「当たり前」になっていくのです。
Sくんの勉強能力はそれほど高くありませんでした。
ただ、「九九が出来ない」「漢字が読めない」というほどでもありません。
単純に「努力をしてこなかった」事による成績不振です。
私は「暗記」がそれほど必要ではない「数学」から勉強を始めました。
当然ですが、学校の問題集を使って「勉強」を行います。
数学に関しては、説明をして、解き方を理解させ、問題を解くサイクルです。
ただ、他の宿題に関しては「答えを写す」ことを許可しました。
「答えを写しては勉強にならない!」 「それではやる意味がない!」
このように言う親御さんや不登校の子どももいます。
→「お母さんが課題をやればOK!」「テストも名前を書けばOK!」の通信制高校は意味がある?
しかし、「答えを写す」ことの目標は「勉強ができるようになる」ではありません。
「面倒でも宿題を行う。」 「分からなくても期限を守って提出する。」
これが、「答えを写す」ことの目標なのです。
「塾の問題集を行う」や「自分で勉強の内容を決める」にはデメリットがあります。
塾の問題集を行っている子どもは下記のように言ったりします。
「学校に行かなくても塾の勉強をしているからいいでしょ!」
また、自分で勉強の内容を決める子どもは、簡単な問題だけを何度もやって「勉強をした気」になっていきます。
当然ですが、子どもの学力は伸びませんし、同じ所ばかりを行うことで「飽き」てしまい、勉強をやらなくなる子がほとんどです。
「毎日、問題集を4ページやってるよ!」
このように言っていた中学1年生の問題集を確認すると・・・・。
「6×4+8÷2」
このレベルの問題が1ページに4問かいてありました。
Sくんの新担任の先生には、週に1回の家庭訪問をお願いしました。
そして、そのときにSくんと私が行った数学の問題集の○付けをお願いしました。
「毎日、ガンバってるね!」 「もうすぐ、学校の授業に追いつくね!」 「数学以外もやってるの!?」 「ん?数学以外は写してる?」 「良いんだよ!まずは提出することが大切だからね!」 「面倒でも期限を守ってやるのは大事だよ!」
担任の先生にも「継続」「提出」「期限」のキーワードを伝え褒めていただきました。
私は訪問を始めたころから「テストは受けなきゃだめ!」と繰り返し伝えてきました。
また、数学では「目指せ平均!」と発破をかけ、それ以外の教科では「1ケタ回避!」と言い続けてきました。
これらの声かけは、Sくんが忘れてしまっていた「当たり前」を思い出させるために使用しました。
その「当たり前」とは、下記のようなものです。
「面倒だろうとテストは受けるのが当たり前!」 「苦手だからと言ってテストを受けなくていいわけがない!」
同時に下記のようにも声をかけていました。
「数学が追いついたら少しずつ登校しよう!」 「着実に登校日数を増やしていこう!」など
私が訪問カウンセリングを始めて1ヶ月半後。
Sくんは中間テストを学校(別室)で受けることが出来ました。
そして、数学では目標の平均点を上回る点数をとりました。
さらに、国語では平均点、苦手な英語、理科、社会でも2桁の点数を取ることができました。
学年順位も下位ではありますがワースト10ではありません。
これにより、Sくんは自分に自信を持つことが出来るようになったのです。
新担任の先生が週に1回の家庭訪問をして下さっていたことも不登校解決を早めた1つの要因です。
家庭訪問があったからこそ、新担任の先生との関係が深まり教室登校がしやすくなったのです。
Sくんが再登校を始めて半年後。
お祖母ちゃんに「登校刺激は与えないようにしましょう」と言った病院から、私に連絡がありました。
「どうやってSくんを学校に戻す事ができたんですか?」 「詳しい対応を教えていただきませんか?」
中学2年生の5月に再登校を始めたSくんの卒業まで(約2年間)の欠席は9日でした。
そのうち、4日は「不登校の相談をした病院」への通院によるもので、残りの5日はインフルエンザによる出席停止です。
その後、Sくんは第一希望の商業高校に合格し高校卒業後は食品関係の会社に就職しました。
もちろん、現在もその会社で働いています。
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)
25/03/24
25/03/17
TOP
「どうやって不登校を解決したのですか?(病院からの質問)
1.先生の家庭訪問はプレッシャー?
2.相談員が傾聴して心のエネルギーが回復?
3.思い通りにいかないと暴言、暴力
4.相談員と話をしたら「我が儘」が加速した
5.4ヶ月の訪問で傾聴、受容、共感したの結果
6.アダルトビデオほ一緒に見続けた相談員
7.アダルトビデオを見せてきた子どもを優しく諭すと
8.家庭訪問を断ると笑顔になった相談員
9.家庭訪問で勉強!我が儘は認めない対応!
10.宿題や勉強をやらせていいの?
11.声かけダケで子ども任せにしてないですか?
12.一緒に勉強をやることで「やる気」を引き出す!
13.子ども任せにしないで確認と称揚を!
14.先生には家庭訪問でガンバリを褒めてもらう
15.当たり前のことを出来るようにする声かけ
16.中間テストで平均以上が2つで自信回復
17.病院から「解決方法」を聞かれた!
1.先生の家庭訪問はプレッシャー?
中学1年生の4月から不登校になってしまったSくんという男の子がいました。
Sくんにはお母さんがいません。
また、お父さんは病気で入院をしてしまっているため、お祖母ちゃんとの2人暮らしです。
Sくんが不登校になってしまって困ったお祖母ちゃんは、学校から紹介された病院に相談をします。
「登校刺激を与えないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重してあげましょう。」
「学校に行く気になるまで待ちましょう。」
また、下記のようなアドバイスも受けます。
「先生の家庭訪問もやめてもらいましょう。」
「Sくんにプレッシャーがかからないようにしましょう。」
2.相談員が傾聴して心のエネルギーが回復?
学校の先生も病院と相談をしました。
「担任の先生が家庭訪問に行くとSくんのプレッシャーになってしまうでしょう!」
「スクールカウンセラーさんや相談員さんなどに家庭訪問をしてもらうといいでしょう。」
「男性ではなく女性の方が良いでしょう。」
その学校のスクールカウンセラーさんは男性だったため、女性の相談員さんが家庭訪問をすることになりました。
「家庭訪問をしても登校刺激は与えないようにしましょう。」
「傾聴、受容と共感を心がけてSくんの心のエネルギーを回復してあげて下さい。」
相談員さんはカウンセラーの資格を持っていたため「受容と共感」は大切だと思っていました。
そこで、相談員さんは週に1回の訪問でSくんの話を傾聴し、受容と共感で心のエネルギーを回復しようと考えたのです。
3.思い通りにいかないと暴言、暴力
最初は家庭学習をしていたSくんですが、お祖母ちゃんや相談員さんが学校や勉強の話をしないことが分かると、しだいに勉強をしなくなります。
それだけではなく「我が儘」な行動をとるようにもなります。
お祖母ちゃんが自分の欲しいものを買ってくれないと、暴言を吐いたり暴れたりもします。
部屋中の物を投げて、壁やドアに穴を空けたこともありました。
「プレッシャーを与えないようにしましょう。」
病院にに言われる以前に、お祖母ちゃんは何も言えない状態、逆らえない状態になってしまっていたのです。
当然ですが、Sくんは昼夜逆転で「ゲーム依存」や「スマホ依存」の状態になってしまっていました。
4.相談員と話をしたら「我が儘」が加速した
お祖母ちゃんにとって週に1回、家庭訪問をして下さる相談員さんが頼みの綱でした。
人と話すことが極端に少なくなっていたSさんは相談員さんの家庭訪問を受け入れます。
そして、相談員さんが「勉強」や「学校」の事を言わないと分かると、毎週の家庭訪問を受け入れるようになります。
お祖母ちゃんも相談員さんによる「週に1回の家庭訪問」に期待をしていました。
相談員さんと話すことで「心のエネルギー」が回復して、勉強を始めたり、学校に行ったりすることができると病院から言われていたからです。
しかし、半年が経ってもSくんが登校することはありません。
もちろん、宿題や勉強をやることはありませんし、お祖母ちゃんへの「我が儘な命令」もなくなることもありませんでした。
5.4ヶ月の訪問で傾聴、受容、共感したの結果
相談員さんとSくんは、どのような話をしていたのでしょう?
(私がお祖母ちゃんの依頼を受けSくんのカウンセラーとなった時に教えてもらった内容です。)
相談員さんは、半年の間、週に1回の家庭訪問でSくんの話を傾聴し受容と共感を続けました。
相談員さんが家庭訪問を始めて4ヶ月が経った頃。
「○○さん!(相談員)」
「ちょっと、コッチの部屋に来て!」
「一緒にDVDを見ようよ!」
Sさんが心を開いてくれていると感じた相談員さんは、一緒にDVDを見始めます。
しかし、画面に映し出されたのは裸の女性の映像でした。
6.アダルトビデオを見せてきた子どもを優しく諭すと
驚いた相談員さんはSくんに聞きます。
「Sくん!」
「これはどうしたの?」
「なんでこんなものを持ってるの?」
これに対してSくんは答えます。
「お父さんの部屋にあった!」
「他にもたくさんあるよ!」
大きな声を出したり、怒ったりしてはいけないと思い込んでいた相談員さんは優しくSくんを諭します。
「Sくん、これは大人が見るものだからね!」
「こういうものを見てはダメなのよ!」
7.アダルトビデオほ一緒に見続けた相談員
「なんで大人は良くて子どもはダメなの?」
「子どもを作るためにすることなんでしょ!」
「○○さんも子どもがいるんだからやったことあるんでしょ?」
相談員さんは注意をしますが・・・。
「興味があることをやったり見たりすることは大切って言ったじゃん!」
「あれはウソだったの!」
「新しいことに興味が出てきたら教えってって言ったじゃん!」
「何でダメって言うの!」
「好きな事をやったり見たりすることで心のエネルギーが溜まるって言ったよね!」
「それなのに何で見ちゃダメなの?」
「○○さんの言ってることが信じられなくなった!」
「嘘つきだ!僕を裏切ったんだ!最低だ!」
このように言われた相談員さんは、アダルトビデオを一緒に見ることを断ることができず・・・。
2ヶ月の間、毎週、アダルトビデオを一緒に見たそうです。
8.家庭訪問を断ると笑顔になった相談員
Sさんは2年生になっても登校することが出来ませんでした。
そのため、お祖母ちゃんは入院中のお父さんと相談をして、私に支援の依頼を下さいました。
アダルトビデオの話を聞いた私は相談員さんの家庭訪問を断ることにしました。
年配とは言え女性とアダルトビデオを見ることがSくんにとって「百害あって一利なし」と思ったからです。
相談員さんは「家庭訪問中止」の依頼をスグに受け入れて下さいました。
その時の相談員さんは「喜んでいるように見えた」とお祖母ちゃんは言っていました。
9.家庭訪問で勉強!我が儘は認めない対応!
私はSくんに対して「気持ちを前向きにする登校刺激」を行うとともに「我が儘」は認めない対応をとることにしました。
また、訪問したときは話を聞くだけでなく勉強や宿題を行うことも決めました。
スクールカウンセラーさんやお医者さんの中には、「登校刺激」や「勉強」など「学校を思い出させることは良くない」という方が多いようです。
もちろん、「登校刺激を与えない」「ムリをさせない」「待つ」対応で不登校が解決、改善しているのであれば問題はありません。
ただ、これらの対応で不登校が解決する事はほとんどないのが現状です。
実際、Sくんの不登校も「昼夜逆転」「ゲーム依存」「スマホ依存」だけでなく、相談員さんに「セクハラ」をするまでに悪化していたのです。
10.宿題や勉強をやらせていいの?
静岡県にある不登校解決相談所では、不登校の子どもに「学校の宿題」や「授業の予習」を行っています。
「不登校の子どもに勉強をやらせて良いのですか?」
「宿題をやらせることがプレッシャーにならないのですか?」
このような質問を下さる親御さんは少なくありません。
しかし、静岡県にある不登校解決相談所のアドバイスを受けて、お子さんが「勉強」や「宿題」を始めた御家庭では、必ず下記のような言葉が返ってきます。
「宿題をやるようになってから笑顔が増えました!」
「家族との会話も増えているように感じます。」
「先生との関係も良くなりました!」
「友だちとも連絡を取るようになりました!」など
不登校の子どもは学校に行けていない自分に劣等感を持っています。
しかし、「学校の宿題」や「授業の予習」を行う事で、このように思えるようになります。
「学校には行けてないけど、宿題はチャンとやってるよ!」
「他の子と同じ勉強をやってるよ!」
「自分はみんなと同じ事を出来ているんだ!」
11.声かけダケで子ども任せにしてないですか?
「宿題や勉強をやらせることは大切だと思うのですが・・・。」
「声をかけても宿題や勉強をやろうとしません。」
「うちの子にはその方法はあっていないと思います。」
このように仰る親御さんも少なくありません。
ただ、このように言うということは「子どもの意志を尊重」「ムリをさせない」「子どもが動き出すまで待つ」の考えが抜けキレていないからです。
静岡県にある不登校解決相談所では、「勉強」をやるように声をかけるだけではありません。
得意と苦手を事前に把握し、レベルにあった学習地点から一緒に勉強を行うのです。
当然ですが、学習の「管理」や「確認」「称揚」も行います。
子ども任せにしない対応を行うことで、不登校の子どもは自然と勉強を行うのが「当たり前」になっていくのです。
12.一緒に勉強をやることで「やる気」を引き出す!
Sくんの勉強能力はそれほど高くありませんでした。
ただ、「九九が出来ない」「漢字が読めない」というほどでもありません。
単純に「努力をしてこなかった」事による成績不振です。
私は「暗記」がそれほど必要ではない「数学」から勉強を始めました。
当然ですが、学校の問題集を使って「勉強」を行います。
数学に関しては、説明をして、解き方を理解させ、問題を解くサイクルです。
ただ、他の宿題に関しては「答えを写す」ことを許可しました。
「答えを写しては勉強にならない!」
「それではやる意味がない!」
このように言う親御さんや不登校の子どももいます。
→「お母さんが課題をやればOK!」「テストも名前を書けばOK!」の通信制高校は意味がある?
しかし、「答えを写す」ことの目標は「勉強ができるようになる」ではありません。
「面倒でも宿題を行う。」
「分からなくても期限を守って提出する。」
これが、「答えを写す」ことの目標なのです。
13.子ども任せにしないで確認と称揚を!
「塾の問題集を行う」や「自分で勉強の内容を決める」にはデメリットがあります。
塾の問題集を行っている子どもは下記のように言ったりします。
「学校に行かなくても塾の勉強をしているからいいでしょ!」
また、自分で勉強の内容を決める子どもは、簡単な問題だけを何度もやって「勉強をした気」になっていきます。
当然ですが、子どもの学力は伸びませんし、同じ所ばかりを行うことで「飽き」てしまい、勉強をやらなくなる子がほとんどです。
「毎日、問題集を4ページやってるよ!」
このように言っていた中学1年生の問題集を確認すると・・・・。
「6×4+8÷2」
このレベルの問題が1ページに4問かいてありました。
14.先生には家庭訪問でガンバリを褒めてもらう
Sくんの新担任の先生には、週に1回の家庭訪問をお願いしました。
そして、そのときにSくんと私が行った数学の問題集の○付けをお願いしました。
「毎日、ガンバってるね!」
「もうすぐ、学校の授業に追いつくね!」
「数学以外もやってるの!?」
「ん?数学以外は写してる?」
「良いんだよ!まずは提出することが大切だからね!」
「面倒でも期限を守ってやるのは大事だよ!」
担任の先生にも「継続」「提出」「期限」のキーワードを伝え褒めていただきました。
15.当たり前のことを出来るようにする声かけ
私は訪問を始めたころから「テストは受けなきゃだめ!」と繰り返し伝えてきました。
また、数学では「目指せ平均!」と発破をかけ、それ以外の教科では「1ケタ回避!」と言い続けてきました。
これらの声かけは、Sくんが忘れてしまっていた「当たり前」を思い出させるために使用しました。
その「当たり前」とは、下記のようなものです。
「面倒だろうとテストは受けるのが当たり前!」
「苦手だからと言ってテストを受けなくていいわけがない!」
同時に下記のようにも声をかけていました。
「数学が追いついたら少しずつ登校しよう!」
「着実に登校日数を増やしていこう!」など
16.中間テストで平均以上が2つで自信回復
私が訪問カウンセリングを始めて1ヶ月半後。
Sくんは中間テストを学校(別室)で受けることが出来ました。
そして、数学では目標の平均点を上回る点数をとりました。
さらに、国語では平均点、苦手な英語、理科、社会でも2桁の点数を取ることができました。
学年順位も下位ではありますがワースト10ではありません。
これにより、Sくんは自分に自信を持つことが出来るようになったのです。
新担任の先生が週に1回の家庭訪問をして下さっていたことも不登校解決を早めた1つの要因です。
家庭訪問があったからこそ、新担任の先生との関係が深まり教室登校がしやすくなったのです。
17.病院から「解決方法」を聞かれた!
Sくんが再登校を始めて半年後。
お祖母ちゃんに「登校刺激は与えないようにしましょう」と言った病院から、私に連絡がありました。
「どうやってSくんを学校に戻す事ができたんですか?」
「詳しい対応を教えていただきませんか?」
中学2年生の5月に再登校を始めたSくんの卒業まで(約2年間)の欠席は9日でした。
そのうち、4日は「不登校の相談をした病院」への通院によるもので、残りの5日はインフルエンザによる出席停止です。
その後、Sくんは第一希望の商業高校に合格し高校卒業後は食品関係の会社に就職しました。
もちろん、現在もその会社で働いています。
→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
海外からの相談もいただくようになりました。
カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)

電話番号:080-9114-8318
住所 〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14