「いじめはない」「学校に来てしまえば普通に過ごす」それじゃあ不登校の原因は親の子育て?

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「いじめはない」「学校に来てしまえば普通に過ごす」それじゃあ不登校の原因は親の子育て?

お役立ちコラム

2022/09/05 「いじめはない」「学校に来てしまえば普通に過ごす」それじゃあ不登校の原因は親の子育て?

「いじめ」も無いけど「居場所」もないクラス

 

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1.不登校の原因は子育て?
2.いじめは無いけど・・・・
3.いじめは無いけど「居場所」も「安心」も無い
4.学校が楽しければ子どもは学校に行く!
5.一人や一部が楽しいクラスではない!
6.友達を作るために自分から声をかけろ?
7.「ムリしなくていいよ!」で解決するの?
8.自然と友達になれる支援をしてくれる先生
9.いじめは無いけどカーストが存在するかも?

 

 

1.不登校の原因は子育て?

 

先日、東京都と神奈川県にお住まいののお母さんから、不登校の相談をいただきました。

 

住んでいる場所は違うのですが、相談の内容はほとんど同じでした。

 

「夏休み明けから子どもが不登校になってしまいました。」
「クラスで『いじめ』られているわけではないようです。」
「担任の先生からは、このように言われます。」

 

『学校にいるときは普通ですよ!』
『来ちゃえば何も問題ありません!』

 

「やはり原因は私の子育てでしょうか?」

 

 

2.いじめは無いけど・・・・

 

この話だけを聞くと、学校に問題はないように聞こえてきます。

 

それなら、お母さんの育て方が間違っていたのでしょうか?

 

そうではありません。

 

お子さんたちに話を聞くと、このような言葉が返ってくることがほとんどです。

 

「悪口を言われたりはしないけど・・・・。」
「話をする子もいるけど・・・・。」

 

休み時間はどのように過ごしているのかを聞いてみると、このような返事が返ってきます。

 

「読書をしたり、勉強をしたりしています。」
「図書室に行くこともあります。」

 

私が「誰と?」と聞くと、子どもたちは言いづらそうにこう言います。

 

「1人です・・・・。」

 

 

3.いじめは無いけど「居場所」も「安心」も無い

 

確かにクラスで悪口を言われたり、無視されたりすることはないようです。

 

「いじめ」の状態ではないでしょう。

 

しかし、このクラスが「安心できるクラス」「居場所のあるクラス」ではないのは事実でよう。

 

私は教員時代に生徒指導主事をしていました。

 

役職がら自分のクラス以外の不登校生徒を何人も見てきました。

 

五月雨不登校や別室登校の不登校生徒の話を聞くと、このような言葉が返ってきます。

 

「無視されたりはないけど・・・・。」
「悪口も言われたりはしてないけど・・・。」
「変な目で見られている気はする・・・。」
「気のせいかもしれないけど・・・。」

 

私は子どもたちの感じている事を担任に伝えるとともに、学級運営のポイントを教えたり、一緒に授業をしたりしました。

 

担任の先生もガンバって下さったことで、その子どもたちは教室に戻ることができました。

 

 

4.学校が楽しければ子どもは学校に行く!

 

不登校で悩んでいるお子さんのクラスに「いじめは無い」のかもしれません。

 

ただ、同時に「居場所も無い」のかもしれません。

 

教員をしているとき、たくさんの不登校生徒を自分のクラスでもらってきました。

 

その子たちは私のクラスで不登校を解決しました。(全員が全日制高校へ進学し3年で卒業しています。)

 

もちろん、それぞれの子どもに合った、支援や対応も行ってきました。

 

しかし、個別の支援や対応だけに力を入れたわけではありません。

 

同じくらい学級運営に力を入れてきたのです。

 

なぜなら、このように思っていたからです。

 

「学校が楽しければ子どもたちも学校に来る!」

 

 

5.一人や一部が楽しいクラスではない!

 

学校を楽しくするにはどうすれば良いのでしょうか?

 

私が考えていた、学校を楽しくするポイントは下記のものです。

 

・友達や先生と仲良くなれる。
・クラスに笑顔や笑いが絶えない。
・自分の存在がクラスに不可欠。
・自分の意見を言える。
・他人の意見を聞ける。
・「分からない」と素直に言える。
・友達同士で教えある。などなど

 

1人や、特定のグループが楽しいではありません。

 

みんなが楽しくならなければ意味がないのです。

 

 

6.友達を作るために自分から声をかけろ?

 

「友達を作るために、自分から声をかけなさい!」

 

このように言う先生や親御さんは多くいます。

 

ただ、こう言われた子どもたちはこのように思うことが多いようです。

 

「それができたらやってるよ!」
「それができないから困ってるんじゃないか!」

 

全くもって、その通りです。

 

上手に声をかけることができないから悩んでいるのです。

 

そのような子どもに対して「自分から声をかけろ!」と言うのは酷な話です。

 

こんなことを言われたら、先生や親に相談をしなくなってしまうでしょう。

 

 

7.「ムリしなくていいよ!」で解決するの?

 

最近は、このように言う先生や親御さんも増えてきました。

 

「ムリしなくていいんだよ!」
「学校は休んでもいいんだよ!」
「心のエネルギーが貯まるまで好きなことをしていいよ!」など

 

友達をつくることができない子どもに対して、「何もしなくていいよ!」と言うのです。

 

しかし、これもおかしな話です。

 

「どうすれば友達を作れる?」
「何をすれば人間関係がよくなる?」
「この状態を抜け出すにはどうすればいい?」

 

このように悩んでいる不登校の子どもに対して「何もしなくていいよ!」と言うのは、論点をすり替えているだけなのです。

 

静岡県にある不登校解決相談所に高校生や大学生の不登校相談が増えているのも、このような対応が一般化しているからだと私は思っています。

 

 

8.自然と友達になれる支援をしてくれる先生

 

私は東京都と神奈川県にお住まいのお母さんに、このように聞いてみました。

 

「去年も不登校だったのですか?」

 

すると、お母さん方はこのように仰いました。

 

「去年は登校しぶりをすることはありませんでした。」
「もともと友達を作るのは苦手な子でしたが、去年は平気だったようです。」
「休日に友達と遊ぶこともありました。」

 

去年の担任の先生の話について聞くと、このようなことを教えてくださいました。

 

「とても熱心な先生でした。」
「先生から積極的に話しかけてくれました。」
「子どもの落ち込んでいると、それに気づいて声をかけてくれました。」
「休み時間に先生、クラスの友達でいろいろな事を話したようです。」

 

この先生は、東京都と神奈川県にお住まいのお子さんが、友達を作るのが苦手と気づいていたのでしょう。

 

そこで、それぞれのお子さんが「自然と友達関係を作ることができるよう」に、さりげなく支援をしていたのでしょう。

 

だから、2人のお子さんは自然と友達の輪(和)に入ることができたのです。

 

 

9.いじめは無いけどカーストが存在するかも?

 

昔と違って、最近の子どもは「見えるいじめ」をしない傾向にあります。

 

親や教師が気づかない場所で「いじめ」をしている事も多々あります。

 

「いじめ」は絶対にあってはいけません。

 

ただ、「いじめが無いクラス」=「良いクラス」なのでしょうか?

 

そんなことはありません。

 

「いじめ」は無くても、ヒエラルキーがあるクラスもあります。

 

「いじめ」は無くても、スクールカーストがあるクラスもあります。

 

このようなクラスでは、子どもたちがは学校を楽しいと思えるわけがありません。

 

もちろん、静岡県にある不登校解決相談所では、そのようなクラスで不登校になってしまった子どもの不登校も、たくさん解決してきました。

 

 

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