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現在30才の元不登校の子どもの今!中学校卒業後の学歴、職歴は?工場、教育、福祉など多彩だけど・・・・
1.生徒指導主事として関わった不登校の3年生 2.人間関係が苦手なまま中学を卒業し通信制高校へ 3.24才の元不登校と偶然の再会 4.今でも年に2~3回、連絡があり相談にのる 5.通信制高校卒業後の仕事は? 6.数ヶ月で仕事を辞める生活を12年間続ける 7.最低でも1年は続けろと言い続けているのですが・・・ 8.お母さんには内緒で転職を繰り返す 9.不登校になってから親と子の立場が逆転!そのまま12年 10.実家暮らしで食費や家賃は1円も払わない! 11.高校生や大学生、社会人の不登校相談が増加
今から15年前。
私はある中学校で生徒指導主事をしていました。
2年部の教員だった私は、2年生全クラスの理科の授業を担当するとともに、3年生1クラスの授業も担当していました。
その3年生のクラスには、五月雨不登校の男の子がいました。
彼は、私に対して最初、怖い印象を持っていたようです。
しかし、生徒指導主事として、彼との面談を繰り返したことで、彼の私に対する印象は変わったようです。
彼は中学3年生の2学期から、私の授業がある日は必ず学校に来るようになりました。
そして、授業の前後には必ず、私に話しかけてきます。
彼は、もともと人間関係をつくることを苦手としていました。
ただ、だからと言って、そこから逃げてばかりはいられません。
私は彼と話をするときに常にこのように言っていました。
「がんばって、毎日、学校に来いよ!」 「家にいても、人間関係を上手につくれるようにはならないよ!」 「テニス部(私が顧問)の子にも、声をかけるように言っとくからさ!」 「ちょっとずつでもがんばろうぜ!」
しかし、彼は五月雨不登校のまま、通信制高校に進学していきました。
そんな彼と家の近くのスーパーで再会をしたのが、今から6年前のことです。
再会して話をしていると、彼は私とじっくり話をしたいと思っていることが分かりました。
後日、私は彼と食事をすることにしました。
数日後の食事会で、彼は「中学卒業後の進路」や「現在の状況」「心情」などについて教えてくれました。
また、現在の仕事やその悩みも話してくれました。
その後も年に2~3回、彼からの連絡があると、その都度、食事をして彼の悩みを聞くようになりました。
先日、彼から連絡があり、私は彼と一緒に食事に行ってきました。
その時の相談内容は、いつものごとく下記のような相談でした。
「先生。オレ、転職しようと思ってるんだよね~。」 「手取りが20万、行かないんだよね~。」 「社長は3ヶ月で正社員にしてくれるって言ってたのにさ~。」 「もう少し様子を見たいとか言うんだよ~!」 「最初の話と違うんだよ~!」
中学卒業後、通信制高校の補助校(登校日を自由に決められる高校)に通い始めた彼ですが、ほとんど登校はしなかったそうです。
ただ、お母さんから「高校は卒業するによう」にと強く言われていたため、課題などは期日を守って提出していたとのこと。
無事、3年間で通信制高校を卒業した彼ですが、高校から就職先の斡旋はなかったそうです。
ただ、親戚に公務員をしている人がいたため、正社員ではありませんが、様々な仕事を紹介してもらえたようです。
そんな彼が18才から24歳(私と再会したとき)までに行った仕事は下記のものとなります。
・児童館の子どもの世話(4ヶ月で退職) ・放課後デイサービース①(3ヶ月で退職) ・放課後デイサービス②(3ヶ月で退職) ・老人ホームの介護①(3ヶ月で退職) ・老人ホームの介護②(4ヶ月で退職) ・コンビニのアルバイト①(1ヶ月で退職) ・コンビニのアルバイト②(3ヶ月で退職) ・工事現場の交通誘導員のバイト(2ヶ月で退職) ・リラクゼーションのバイト(1ヶ月で退職) ・ビラ配りのバイト(6ヶ月で退職) ・スーパーの品だしのバイト(2ヶ月で退職) ・放課後デイサービス③(6ヶ月で退職) ・老人ホーム③(3ヶ月で退職)
私が彼と再会した後も、7回ほど転職をしています。
(先日の食事会でも転職の相談をされました。)
高校を卒業してから、転職した回数を合計すると19回の転職をしたことになります。
(次に転職をすると20回目の転職となるんですね・・・。)
私が聞いた転職理由は下記のようなものです。
・一生懸命にやっているのに、認めてもらえない。 ・3~4ヶ月で正社員になれると言ったのに、正社員にしてくれない。 ・正社員になるための確認期間(修行期間)を伸ばされた。 ・体を動かす仕事は疲れるからイヤだ。 ・最低でも手取りで20万円は欲しい。 ・暑い時や寒い時は、外で仕事をしたくない。 ・自分だけ、雑用をやらされている。 ・正社員になるチャンスをもらえない。 ・後から入った人を正社員にされた。など
私は彼に会う度、このように言います。
「どんなにツラくても3年、いや、最低でも1年はやめるなよ!」 「どんな仕事もツラいんだよ!」 「どんな仕事もイヤになるときはあるんだよ!」 「でも、それを乗り越えることで、知らなかった喜びも見えてくるんだよ!」 「学生じゃないんだから、すぐに仕事を辞めるなよ!」
私と話をした後の彼は、いつもこう言います。
「そうだよね~。」 「先生の言うとおりだよね~。」 「今度、就職をしたら最低でも3年間はやめないようにするよ!」 (やめない「ない」ではなく、「ように」です。)
しかし、数ヶ月~半年すると、彼はこのような電話をしてきます。
「先生、聞いてよ~。」 「今の職場の人がさ~。」 「だから、やめることにしたよ!」
再会してすぐの時は、彼のお母さんが、食事場所(酒屋)への送り迎えをして下さいました。
しかし、3年前からは「駅の近く」で食事をするようになりました。
私は彼に、こう聞いてみました。
「お母さんは元気?」 「前は、お母さんが送り迎えしてくれたじゃん!」 「最近は調子が悪いの?」
すると、彼はこのように言いました、
「元気だよ!」 「でも、先生と会ってるのは内緒にしてるんだ!」 「先生にご馳走になるって言うとうるさいから!」
『仕事を辞めないで、逆に先生にご馳走しなさい!』 『毎回、毎回、仕事を辞めて!先生に叱ってもらいなさい!』 『担任でもなかった先生に迷惑をかけないようにしなさい!』 『正社員になって、先生が喜ぶ連絡をしなさい!』
実は彼が中学3年生の時に、私はお母さんと一度、お話をさせていただいていました。
また、再会後、始めて一緒に食事をした日の翌日に、彼のお母さんから連絡があり、彼のお母さんの相談にものっていました。
その時に、お母さんが仰っていたのは下記のような話です。
「先生、卒業して何年も経つのに、息子の相手をして下さってありがとうございます。」 「先生が『3年は我慢をしろ!』と言ってくれたと息子から聞きました。」 「本当にありがとうございます。」
お母さんは過去を振り返り、このようにも仰いました。
「夫と私が何を言っても、息子は聞きません。」 「中学校の時に本人の意志を尊重する対応をとって、本人の自由にさせてから、ズッとこの力関係が続いています。」 「20才を超えているのですから、自分で様々なことを決めていいのですが・・・・。」
そして最後にこう仰いました。
「実家暮らしなのですが、家には1円もお金を入れません。」 「私たちは、もうすぐ定年で年金暮らしになります。」 「それなのに、息子はお金を入れようとしません。」 「私たちが生きているうちはいいのですが・・・・。」 「先生、これからも息子を叱咤して下さい。」 「よろしくお願いいたします。」
ここ数年、不登校解決相談所に寄せられる相談の半分は高校せいの相談です。
また、年に数件ではありますが、大学生や社会人の相談もいただくようになりました。
相談をいただく、お母さん方のほとんどが、このように言っています。
「不登校になったばかりのときに相談をしていれば・・・。」 「先の事を考えず、子どもの自由にしてしまったことを後悔しています。」 「不登校になったころから、親が何を言っても聞く耳を持たなくなりました・・・。」
大学生や社会人の不登校(不出社)の相談に対しても、静岡県にある不登校解決相談所では、お子さんにあった対応を一緒に考えさせていただいております。
ただ、いつも思うのは下記のような事です。
「不登校になって、すぐに相談が欲しかった・・・。」 「不登校初期なら、不登校は解決しやすいのに・・・。」 「年齢が低ければ低いほど、すぐに解決するのに・・・。」
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県から不登校の相談をいただいております。
24/12/02
24/11/25
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バイトや契約社員で転職を繰り返す元不登校の子ども
1.生徒指導主事として関わった不登校の3年生
2.人間関係が苦手なまま中学を卒業し通信制高校へ
3.24才の元不登校と偶然の再会
4.今でも年に2~3回、連絡があり相談にのる
5.通信制高校卒業後の仕事は?
6.数ヶ月で仕事を辞める生活を12年間続ける
7.最低でも1年は続けろと言い続けているのですが・・・
8.お母さんには内緒で転職を繰り返す
9.不登校になってから親と子の立場が逆転!そのまま12年
10.実家暮らしで食費や家賃は1円も払わない!
11.高校生や大学生、社会人の不登校相談が増加
1.生徒指導主事として関わった不登校の3年生
今から15年前。
私はある中学校で生徒指導主事をしていました。
2年部の教員だった私は、2年生全クラスの理科の授業を担当するとともに、3年生1クラスの授業も担当していました。
その3年生のクラスには、五月雨不登校の男の子がいました。
彼は、私に対して最初、怖い印象を持っていたようです。
しかし、生徒指導主事として、彼との面談を繰り返したことで、彼の私に対する印象は変わったようです。
彼は中学3年生の2学期から、私の授業がある日は必ず学校に来るようになりました。
そして、授業の前後には必ず、私に話しかけてきます。
2.人間関係が苦手なまま中学を卒業し通信制高校へ
彼は、もともと人間関係をつくることを苦手としていました。
ただ、だからと言って、そこから逃げてばかりはいられません。
私は彼と話をするときに常にこのように言っていました。
「がんばって、毎日、学校に来いよ!」
「家にいても、人間関係を上手につくれるようにはならないよ!」
「テニス部(私が顧問)の子にも、声をかけるように言っとくからさ!」
「ちょっとずつでもがんばろうぜ!」
しかし、彼は五月雨不登校のまま、通信制高校に進学していきました。
3.24才の元不登校と偶然の再会
そんな彼と家の近くのスーパーで再会をしたのが、今から6年前のことです。
再会して話をしていると、彼は私とじっくり話をしたいと思っていることが分かりました。
後日、私は彼と食事をすることにしました。
数日後の食事会で、彼は「中学卒業後の進路」や「現在の状況」「心情」などについて教えてくれました。
また、現在の仕事やその悩みも話してくれました。
その後も年に2~3回、彼からの連絡があると、その都度、食事をして彼の悩みを聞くようになりました。
4.今でも年に2~3回、連絡があり相談にのる
先日、彼から連絡があり、私は彼と一緒に食事に行ってきました。
その時の相談内容は、いつものごとく下記のような相談でした。
「先生。オレ、転職しようと思ってるんだよね~。」
「手取りが20万、行かないんだよね~。」
「社長は3ヶ月で正社員にしてくれるって言ってたのにさ~。」
「もう少し様子を見たいとか言うんだよ~!」
「最初の話と違うんだよ~!」
5.通信制高校卒業後の仕事は?
中学卒業後、通信制高校の補助校(登校日を自由に決められる高校)に通い始めた彼ですが、ほとんど登校はしなかったそうです。
ただ、お母さんから「高校は卒業するによう」にと強く言われていたため、課題などは期日を守って提出していたとのこと。
無事、3年間で通信制高校を卒業した彼ですが、高校から就職先の斡旋はなかったそうです。
ただ、親戚に公務員をしている人がいたため、正社員ではありませんが、様々な仕事を紹介してもらえたようです。
そんな彼が18才から24歳(私と再会したとき)までに行った仕事は下記のものとなります。
・児童館の子どもの世話(4ヶ月で退職)
・放課後デイサービース①(3ヶ月で退職)
・放課後デイサービス②(3ヶ月で退職)
・老人ホームの介護①(3ヶ月で退職)
・老人ホームの介護②(4ヶ月で退職)
・コンビニのアルバイト①(1ヶ月で退職)
・コンビニのアルバイト②(3ヶ月で退職)
・工事現場の交通誘導員のバイト(2ヶ月で退職)
・リラクゼーションのバイト(1ヶ月で退職)
・ビラ配りのバイト(6ヶ月で退職)
・スーパーの品だしのバイト(2ヶ月で退職)
・放課後デイサービス③(6ヶ月で退職)
・老人ホーム③(3ヶ月で退職)
6.数ヶ月で仕事を辞める生活を12年間続ける
私が彼と再会した後も、7回ほど転職をしています。
(先日の食事会でも転職の相談をされました。)
高校を卒業してから、転職した回数を合計すると19回の転職をしたことになります。
(次に転職をすると20回目の転職となるんですね・・・。)
私が聞いた転職理由は下記のようなものです。
・一生懸命にやっているのに、認めてもらえない。
・3~4ヶ月で正社員になれると言ったのに、正社員にしてくれない。
・正社員になるための確認期間(修行期間)を伸ばされた。
・体を動かす仕事は疲れるからイヤだ。
・最低でも手取りで20万円は欲しい。
・暑い時や寒い時は、外で仕事をしたくない。
・自分だけ、雑用をやらされている。
・正社員になるチャンスをもらえない。
・後から入った人を正社員にされた。など
7.最低でも1年は続けろと言い続けているのですが・・・
私は彼に会う度、このように言います。
「どんなにツラくても3年、いや、最低でも1年はやめるなよ!」
「どんな仕事もツラいんだよ!」
「どんな仕事もイヤになるときはあるんだよ!」
「でも、それを乗り越えることで、知らなかった喜びも見えてくるんだよ!」
「学生じゃないんだから、すぐに仕事を辞めるなよ!」
私と話をした後の彼は、いつもこう言います。
「そうだよね~。」
「先生の言うとおりだよね~。」
「今度、就職をしたら最低でも3年間はやめないようにするよ!」
(やめない「ない」ではなく、「ように」です。)
しかし、数ヶ月~半年すると、彼はこのような電話をしてきます。
「先生、聞いてよ~。」
「今の職場の人がさ~。」
「だから、やめることにしたよ!」
8.お母さんには内緒で転職を繰り返す
再会してすぐの時は、彼のお母さんが、食事場所(酒屋)への送り迎えをして下さいました。
しかし、3年前からは「駅の近く」で食事をするようになりました。
私は彼に、こう聞いてみました。
「お母さんは元気?」
「前は、お母さんが送り迎えしてくれたじゃん!」
「最近は調子が悪いの?」
すると、彼はこのように言いました、
「元気だよ!」
「でも、先生と会ってるのは内緒にしてるんだ!」
「先生にご馳走になるって言うとうるさいから!」
『仕事を辞めないで、逆に先生にご馳走しなさい!』
『毎回、毎回、仕事を辞めて!先生に叱ってもらいなさい!』
『担任でもなかった先生に迷惑をかけないようにしなさい!』
『正社員になって、先生が喜ぶ連絡をしなさい!』
9.不登校になってから親と子の立場が逆転!そのまま12年
実は彼が中学3年生の時に、私はお母さんと一度、お話をさせていただいていました。
また、再会後、始めて一緒に食事をした日の翌日に、彼のお母さんから連絡があり、彼のお母さんの相談にものっていました。
その時に、お母さんが仰っていたのは下記のような話です。
「先生、卒業して何年も経つのに、息子の相手をして下さってありがとうございます。」
「先生が『3年は我慢をしろ!』と言ってくれたと息子から聞きました。」
「本当にありがとうございます。」
お母さんは過去を振り返り、このようにも仰いました。
「夫と私が何を言っても、息子は聞きません。」
「中学校の時に本人の意志を尊重する対応をとって、本人の自由にさせてから、ズッとこの力関係が続いています。」
「20才を超えているのですから、自分で様々なことを決めていいのですが・・・・。」
10.実家暮らしで食費や家賃は1円も払わない!
そして最後にこう仰いました。
「実家暮らしなのですが、家には1円もお金を入れません。」
「私たちは、もうすぐ定年で年金暮らしになります。」
「それなのに、息子はお金を入れようとしません。」
「私たちが生きているうちはいいのですが・・・・。」
「先生、これからも息子を叱咤して下さい。」
「よろしくお願いいたします。」
11.高校生や大学生、社会人の不登校相談が増加
ここ数年、不登校解決相談所に寄せられる相談の半分は高校せいの相談です。
また、年に数件ではありますが、大学生や社会人の相談もいただくようになりました。
相談をいただく、お母さん方のほとんどが、このように言っています。
「不登校になったばかりのときに相談をしていれば・・・。」
「先の事を考えず、子どもの自由にしてしまったことを後悔しています。」
「不登校になったころから、親が何を言っても聞く耳を持たなくなりました・・・。」
大学生や社会人の不登校(不出社)の相談に対しても、静岡県にある不登校解決相談所では、お子さんにあった対応を一緒に考えさせていただいております。
ただ、いつも思うのは下記のような事です。
「不登校になって、すぐに相談が欲しかった・・・。」
「不登校初期なら、不登校は解決しやすいのに・・・。」
「年齢が低ければ低いほど、すぐに解決するのに・・・。」
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県から不登校の相談をいただいております。
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