「子どもに寄り添っていきたい!」と言う不登校のお母さん。「寄り添うって」ってどういう意味?

不登校解決相談所

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「子どもに寄り添っていきたい!」と言う不登校のお母さん。「寄り添うって」ってどういう意味?

お役立ちコラム

2023/06/05 「子どもに寄り添っていきたい!」と言う不登校のお母さん。「寄り添うって」ってどういう意味?

子どもの意見を全て受け入れるのが寄り添うことなの?

 

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1.4月から登校を始めるも不登校に逆戻り
2.毎日、ゲームで心のエネルギーをためているけど・・・
3.それって子どもの気持ちに寄り添ってるの?
4.高校から登校を始めたが不登校に逆戻り
5.「ムリしないでね!」は寄り添った言葉?
6.「子どもの気持ちに寄り添う」ってどういうこと?
7.子どもが感じている不安や苦手、困り感は?
8.不安や苦手、困りを解決する支援が必要ではないですか?
9.子どもの不安に声を傾けそれを解消する支援や対応
10.8年で700人以上の不登校を解決!

 

 

1.4月から登校を始めるも不登校に逆戻り

 

静岡県にある不登校解決相談所には、全国から多くの相談が寄せられます。

 

そんな中、先日相談をいただいた千葉県にお住まいのお母さんは、このように仰っていました。

 

「息子は中学2年生の5月から不登校になりました。」
「その後、何度か学校に行ったのですが・・・・。」
「中学3年生になり、最初の2週間は登校することができました。」
「しかし、3週目には学校を2日ほど学校を休んでしまいました。」
「がんばりすぎて疲れたんだろうと思ったので休ませました。」
「そして、そのままゴールデンウィークに入ったのです。」

 

千葉県にお住まいのこのお子さんは「中学3年生からはガンバろう!」と決めてガンバったのでしょう。

 

しかし、中学2年生の時に不登校のまま進級してしまったため、体が毎日の学校生活についていけなかったのです。

 

 

2.毎日、ゲームで心のエネルギーをためているけど・・・

 

千葉県にお住まいのお母さんは、こう続けます。

 

「ゴールデンウィークは、毎日、好きなゲームをやって遊んでいました。」
「心のエネルギーをためるため、本人の自由にさせました。」

 

ゴールデンウィークは、ノンビリ好きな事をして過ごしたようです。

 

ただ、このお子さんはゴールウイーク明け「不登校あるある」の状態となります。

 

「ゴールデンウィーク明け初日、頭が痛いと言って学校を休みました。」

 

『明日はちゃんと行くから!』

 

「息子はこう言っていたのですが・・・・。」
「翌日も息子は登校しませんでした。」
「その後、そのまま学校に行かない日が続いています。」

 

 

3.それって子どもの気持ちに寄り添ってるの?

 

静岡県にある不登校解決相談所は、お母さんがお子さんに行っている対応について聞いてみます。

 

それに対して、お母さんは下記のようにお答え下さいました。

 

「子どもの気持ちに寄り添う対応を行っています。」
「子どもが疲れたと言ったときは、その言葉を信じて学校を休ませています。」
「体調が悪いと言ったときも同様です。」
「子どもの意志を尊重した対応をしています。」

 

このお母さんが行っている対応は、不登校の子どもを持つ親御さんの多くが行っている対応です。

 

ただ、この対応は本当に「子どもの気持ちに寄り添う対応」なのでしょうか?

 

 

4.高校から登校を始めたが不登校に逆戻り

 

同じ日の夜。

 

福岡県にお住まいのお母さんから、このような相談をいただきました。

 

「娘は中学2年生の頃から不登校です。」
「高校は不登校の子どもでも受け入れてくれる全日制高校を選びました。」
「同じ学校の子どもが1人もいない学校です。」
「中学3年生は不登校のままでしたが、娘はこのように言っていました。」

 

『高校に入ってからは、毎日、学校に行く!』
『私の事を知っている人がいないからガンバれる!』

 

「実際、高校に入った最初の週は学校に行っていました。」
「しかし、登校したのは最初の1週間だけです。」
「ゴールデンウィーク明けからは学校に行くと言っていたのですが・・・。」
「結局、学校に行くことは出来ていません。」

 

 

5.「ムリしないでね!」は寄り添った言葉?

 

私は福岡県にお住まいのお母さんに、このように聞いてみました。

 

「学校の先生はどのような対応をして下さっていますか?」

 

すると、お母さんはこのように仰いました。

 

「学校を休み始めて2週間ほどして、担任の先生が電話を下さいました。」
「何とか娘を電話に出させたところ、先生は娘にこのように仰って下さいました。」

 

『体調不良が治ったら学校に来ればいいからね!』
『体が大切だからムリしないでね!』

 

「とても娘の気持ちに寄り添ってくれる優しい先生です。」

 

先生のこの対応は「子どもの気持ちに寄り添う対応」なのでしょうか?

 

 

6.「子どもの気持ちに寄り添う」ってどういうこと?

 

「子どもの気持ちに寄り添う」とはどういうことなのでしょう。

 

ネットや本などでは、このように書かれています。

 

「子どもの話をじっくりと聞いてあげる。」
「子どもの考えや意志を尊重してあげる。」
「学校を休みたいと言った時は休ませてあげる。」
「休みたいと言えたことを認めてあげる。」
「子どもが言った言葉を尊重してあげる。」
「ムリをしなくても大丈夫と教えてあげる。」
「少しでもがんばった事を褒める。」
「ゲームや動画など子どもが好きなことを一緒にやる。」
「親の考えや常識を押しつけず待つ。」など

 

ただ、これらの対応は本当に「子どもの気持ちに寄り添った対応」なのでしょうか?

 

 

7.子どもが感じている不安や苦手、困り感は?

 

静岡県にある不登校解決相談所は、千葉県にお住まいのお母さんと福岡県にお住まいのお母さんにこのようにお聞きしました。

 

「お子さんは、なぜ、学校に行きたくないと言っているのですか?」

 

もちろん、このような質問をしたのには理由があります。

 

それは、お子さんの「不安」「苦手」「困り感」がどこにあるのかを知りたいからです。

 

さらには不登校のお子さんが、どの位「不安」「苦手」「困り感」を「乗り越えよう」と考えているかを知るためです。

 

千葉県にお住まいのお母さんと福岡県にお住まいのお母さんは、このように仰いました。

 

「理由は話してくれません。」
「理由を聞こうとすると、無視をしたり怒ったりします。」

 

 

8.不安や苦手、困りを解決する支援が必要ではないですか?

 

新しいクラスで「いじめ」にあって不登校になった子がいます。

 

もちろん、その子たちに対して「ムリヤリ学校に行かせる対応」を行うことはありません。

 

ただ、「いじめられた」=「学校、勉強、何もしなくていい!」という対応はは行いません。

 

同様に「いじめられた」=「好きな事だけして過ごしていい!」という対応を行うこともありません。

 

大切なのは、子どもの「不安」「苦手」「困り感」を理解し、それを乗り越えられるように支援(対応)することなのです。

 

コレが「子どもの気持ちに寄り添う」ということではないでしょうか?

 

 

9.子どもの不安に声を傾けそれを解消する支援や対応

 

静岡県にある不登校解決相談所で行っている「子どもの気持ちに寄り添った対応(支援)の一例をお伝えしたいと思います。

 

(本当は、もっと細かく打ち合わせや検討を行っています。)

 

「いじめの加害者にチクったと言われるのが怖いから学校に行けない。」

 

→「いじめや悪口が行われる可能性が高い授業や休み時間の確認をする。」
→「可能性が高い授業や休み時間に先生の少し離れた位置での確認をお願いする。」
→「聞こえてきた悪口に対して、先生が見つけた状況として加害者への指導を行う。」
→「その時に被害者(不登校の子ども)がどのような受け答えや、対応、態度をするかも事前に考え決めておく。」など

 

「クラスに友だちがいなく居場所がない状態だから学校に行きたくない。」

 

→「不登校の子どもの趣味や好きなことについて聞く。」
→「クラスの友達との話し方の練習(ロールプレイ)を行う。」
→「学校の先生に相談をして、クラスで仲良くなれそうな子どもをピックアップする。
→「先生に、その子と不登校の子が話す場の設定をしてもらう。」

 

※ エンカウンターやアイスブレイキングなど授業が望ましい。
※ 不登校解決相談所が授業案を作成して学校に渡すことも可能。

 

→「どのような授業(話す場)があるかを先生に聞き、不登校の子どもに事前に伝える。」
→「実際に、その場面になったときの練習(ロールプレイ)を行う。」
→ 「計画通り、先生に授業(話す場作り)を行ってもらう。」など

 

 

10.8年で700人以上の不登校を解決!

 

静岡県にある不登校解決相談所の代表公認心理師は教師を20年間務めてきました。

 

(担任や主任だけでなく、生徒指導主事や特別支援教育コーディネーターなどの役職もいただいておりました。)

 

その経験から、どのような支援や対応を行えば、子どもの「不安」「苦手」「困り感」が解決できるかが分かっています。

 

これにより、初めて不登校の子どもを担任してから10年で70人の不登校を解決してきました。

 

そして、これらの不登校解決対応(支援)を全国の不登校でお困りのお母さん方に伝えるため、不登校解決相談所を開所しました。

 

現在、静岡県にある不登校解決相談所には年間1000件以上の相談が寄せられます。

 

そして、不登校解決相談所を開所して8年の間に700人以上の不登校を解決してきたのです。

 

 

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