「鬼滅のグッズを持って行けば友達ができるよ!」カウンセラーさんにそう言われた不登校の小学生

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「鬼滅のグッズを持って行けば友達ができるよ!」カウンセラーさんにそう言われた不登校の小学生

不登校解決事例

2021/07/08 「鬼滅のグッズを持って行けば友達ができるよ!」カウンセラーさんにそう言われた不登校の小学生

先生に怒られ完全不登校に・・・?そこからの解決方法は?

 

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1.学校が楽しければ不登校にはならない!
2.「登校しぶり」→「完全不登校」になったのはなぜ?
3.人気アニメのグッズできっかけづくり!?
4.人気アニメのグッズを持って学校へ!?
5.学校のルールで不要物の持ち込みは禁止だった!
6.対応を間違ったのは誰?誰も間違っていない!
7.親、学校、カウンセラーの連携不足で不登校悪化!
8.お互いに事前連絡を取り合うことで不登校解決!

 

 

1.学校が楽しければ不登校にはならない!

愛知県にお住まいのお母さんから、このような相談をいただきました。

 

「小学校2年生の息子が不登校になってしまいました。」
「5月の初めから登校しぶりがでたのでカウンセラーさんに相談をしました。」
「そこで、このようなアドバイスをいただきました。」

 

『お子さんはクラスで孤立しているようですね。』
『クラスが楽しくないのです。』
『クラスに居場所ができれば、登校しぶりも改善するでしょう。』

 

このカウンセラーさんのおっしゃったことは、的を射ていると思います。

 

「クラスが楽しければ」「クラスに居場所があれば」学校は楽しい場所となるからです。

 

私は対応や考え方が似ていこのカウンセラーさんに好意を感じました。

 

 

2.「登校しぶり」→「完全不登校」になったのはなぜ?

ただ愛知県にお住まいのこのお子さんは、「登校しぶり状態」から「完全不登校状態」になってしまっています。

 

何かトラブルがあったり、ストレスが解消されなかったことが予想されます。

 

「クラスでの孤立」が続いていたり、居場所が出来ていない可能性が高いと予想されました。

 

そこで、静岡にある不登校解決相談所では、お母さんや学校がどのような支援を行ったのかを聞いてみました。

 

すると、お母さんは「行った支援」について話し始めました。

 

 

3.人気アニメのグッズできっかけづくり!?

「カウンセラーの先生からこのようなアドバイスをいただきました。」

 

『人気のあるキャラクターグッズを学校に持って行けば友達が集まってくると思います。』
『今なら鬼滅の刃のグッズはどうでしょうか?』
『キーホルダーやタオル、マスクなどを学校に持っていけば、話題の中心になれると思いますよ!』

 

お母さんはこのアドバイス「なるほど」と思ったそうです。

 

静岡にある不登校解決相談所でも、この対応を間違っているとは思いません。

 

何かをきっかけに話が始まり、友達になったりすることが多くあるからです。

 

実際に私も意図的に人気のあるアニメや歌手、キャラクターなどを調べたり、見たりして、人間関係を良好にしたりすることがあるからです。

 

教員時代は、それを利用してクラスの輪(和)を広げていったものです。

 

 

4.人気アニメのグッズを持って学校へ!?

愛知県にお住まいのお母さんは、早速、鬼滅の刃のグッズを買ってきたそうです。

 

・キーホルダー
・タオル
・マスク
・筆箱
・鉛筆など

 

鬼滅の刃が好きだったお子さんは、大喜びだったそうです。

 

そして、それをクラスのみんなに自慢するのを楽しみに学校に行ったそうです。

 

しかし、学校では下記のようなトラブルが起きてしまいます。

 

 

5.学校のルールで不要物の持ち込みは禁止だった!

小学校2年生のお子さんがグッズを学校に持っていくと、すぐにクラスの友達が食いついたそうです。

 

そのことを喜んでいるお子さんのところに先生がやってきました。

 

ただ、グッズを見つけた先生にこのように言われてしまいます。

 

「キーホルダーは学校に持ってきてはいけないものですよ!」
「筆箱や鉛筆もキャラクターのものはダメですよ!」
「すぐにしまって下さい。」
「明日からは持ってきてはダメですよ!」

 

輪の中心になって喜んでいたお子さんにとって、先生のこの言葉はショックだったようです。

 

さらに友達の中には、その後もこのように言う子もいたそうです。

 

「キーホルダーは学校に持ってきちゃダメなんだよ!」
「鉛筆は何も書いていないのにしてる?」

 

 

6.対応を間違ったのは誰?誰も間違っていない!

愛知県の先生の対応は間違っていたのでしょうか?

 

先生の対応は間違っていないと思います。

 

学校のルールがあるのですから、不登校だからと言って特別扱いする必要はないでしょう。

 

カウンセラーさんのアドバイスも間違ってはいないと思います。

 

友達と話すきっかけをつくるのは大切だからです。

 

では、お母さんの対応が悪かったのでしょう?

 

もちろん、そんなことはありません。

 

カウンセラーさんのアドバイスに納得して、それを実行しただけだからです。

 

 

7.親、学校、カウンセラーの連携不足で不登校悪化!

不登校の子ども、お母さん、カウンセラーさん、先生。

 

誰もが不登校を望んでたいのではありません。

 

対応や支援も間違っていません。

 

ただ、静岡にある不登校解決相談所では、お母さんにこのようにアドバイスをさせていただきました。

 

「先生とお母さん、カウンセラーさんとの連携ができていませんでしたね。」
「カウンセラーさんのアドバイスを実行する前に、先生に相談をすれば良かったでしょう。」
「そうすれば、キーホルダーや筆箱、鉛筆は持たせなかったですもんね。」

 

 

8.お互いに事前連絡を取り合うことで不登校解決!

また、このようなアドバイスもさせていただきました。

 

「事前に伝えておけば、先生が上手に友達と話すきっかけを作ってくれたかもしれませんね。」
「元教員としては、事前に話を聞かせてもらっていれば、それを効果的にする支援や対応を行いやすいものです。」
「あとは先生とカウンセラーさんも連携をとって下されば良かったですね。」
「ただカウンセラーさんは学校に勤務する時間が短いので、厳しいかもしれませんね。」
「どちらにせよ、今後は慌てずに連携を意識してもらった対応をしていただければ、不登校が早めに解決する可能性は高いですよ!」

 

この後、お母さんは先生やカウンセラーさんとの連携を意識して対応を行ったそうです。

 

これにより、不登校のお子さんは6月の後半から登校を再開しているそうです。

 

 

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