家に引きこもっている不登校の子供をフリースクールに行かせたい!面談後、動き出した子供!

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家に引きこもっている不登校の子供をフリースクールに行かせたい!面談後、動き出した子供!

不登校解決事例

2020/02/14 家に引きこもっている不登校の子供をフリースクールに行かせたい!面談後、動き出した子供!

フリースクールではなく学校復帰を選んだ子供!

 

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1.家で動画とゲームばかりの中学2年生
2.中学校に行かないと言うのでフリースクールに行かせたい!
3.フリースクール登校を確実にするために行う対応
4.お母さんがフリースクールに聞きたいことは何?
5.「学校復帰が目標!」と謳うフリースクール
6.学校復帰の学校とは通信制高校?
7.登校、第一!勉強などはムリにやらせない!
8.文部科学省も学校には行かなくていいと言ってる?
9.フリースクールでゲームや動画を楽しむ小学生!
10.さすがにあの学校(フリースクール)は・・・・
11.学校復帰に向けた支援方法を検討!

 

 

1.家で動画とゲームばかりの中学2年生

先日、山梨県にお住まいの不登校のお子さんをもつお母さんから、このような相談をいただきました。

 

「中学2年生の息子の不登校が続いています。」
「もうすぐ1年が経ってしまいます。」
「家では、ゲームと動画ばかりみて過ごしています。」
「外出もほとんどしません。」

 

さらに山梨県にお住まいのお母さんはこう続けます。

 

「不登校の初期に学校の先生が家庭訪問をして下さいました。」
「ただ、息子は会いたくないと言って、会いませんでした。」
「息子の気持ちを伝えたところ、それ以降、先生は何もして下さらなくなりました。」

 

そして、最後にこうおっしゃいました。

 

「本人が学校を嫌がっています。」
「ただ、高校には行くと言っています。」
「ただ中学卒業まで、このままというわけにはいきません。」
「3学期から、フリースクールに行かせたいと思っています。」
「どうすれば良いでしょうか?」

 

 

2.中学校に行かないと言うのでフリースクールに行かせたい!

山梨県のお母さんは、訪問カウンセリングをご希望でしたので、片道2時間ほどかけて山梨のお宅に訪問させていただきました。

 

不登校のお子さんは、お母さんがフリースクールや学校への登校を進めても、このようにしか言わなかったようです。

 

「イヤ」
「ムリ」

 

しかし、静岡にある不登校解決相談所が行ったカウンセリングの時は、このように言ってくれました。

 

「学校に行くのは厳しい・・・。」
「フリースクールなら行ってもいいかな。」

 

 

3.フリースクール登校を確実にするために行う対応

山梨県のお子さんはこのように言いましたが、数日後にこのように言う可能性があります。

 

「やっぱり行かない!」
「そんな事は言っていない!」
「・・・・・・(無視)。」

 

そこで、静岡にある不登校解決相談所では、お母さんと相談をして、今後の対応をこのように行っていくことを決めました。

 

① お母さんと静岡にある不登校解決相談所でフリースクールの見学に行く。
② 静岡にある不登校解決相談所が不登校の子供に、それぞれのフリースクールの良いところと悪いところを伝える。
③ 本人の希望フリースクールに静岡にある不登校解決相談所と一緒に見学に行く。
(全ての見学を希望した場合は、全てのフリースクールに見学に行く。)
④ フリースクール登校前後にカウンセリングを行い、登校を確実にする。

 

このお子さんが住んでいる近くには、2つのフリースクールがあったため、私とお母さんは事前に2人で見学に行くことにしました。

 

 

4.お母さんがフリースクールに聞きたいことは何?

私はフリースクールに行く前に、お母さんが聞いて起きたいとことを事前に教えていただきました。

 

また、その中でもお母さんが、フリースクールに聞きにくい質問も事前に教えていただきました。

 

質問の中でお母さんが特に知りたかったのは、下記の4つの質問です。

 

「そのフリースクールで中学校に戻った子はいるのか?」
「高校への進学はどうなっているか?」
「勉強はどのように進めていくのか?」
「登校できなくなった時には、どのような対応をしてくれるのか?」

 

ただ、お母さんはこの4つの質問をしづらいとの事でした。

 

そこで、この4つの質問に対しては、静岡にある不登校解決相談所がフリースクールの担当者に聞くことになりました。

 

 

5.「学校復帰が目標!」と謳うフリースクール

1つ目のフリースクールのパンフレットには、このようなことが書かれていました。

 

「学校復帰を目標に、活動をしていきます。」

 

山梨県にお住まいのお母さんは、このフリースクールを第一希望としていたようです。

 

その理由をこのようにおっしゃっていました。

 

「フリースクールに通うことで生活リズムを整えたい。」
「不登校の間の学習を行い、周りの子においついてもらいたい。」
「生活と学習に自信をつけて、中学校に戻ってもらいたい。」

 

 

6.学校復帰の学校とは通信制高校?

お母さんと一緒に見学をした後、私は担当の方にこのように質問をしてみます。

 

「こちらのフリースクールで中学校に戻ったお子さんはどれくらいいますか?」

 

すると担当者さんはこのようにおっしゃいます。

 

「中学校に戻った子は、今のところいません。」
「ただ、高校に合格した子は何人もいます。」

 

そこで、私が具体的に聞いてみます。

 

「どのような高校ですか?県立?私立?定時制?通信?」

 

すると担当の方はこのようにおっしゃいました。

 

「今のところ、皆さん通信制の高校を選んでいます。」
「皆さん、自分のペースで勉強をすることを選んでいるようです。」

 

 

7.登校、第一!勉強などはムリにやらせない!

私は、お母さんが気になっているもう一つの質問もしてみます。

 

「勉強はどのように進めていくんですか?」
「また、登校できなくなった時には、どのような対応をして下さいますか?」

 

するとフリースクールの担当の方は、こうおっしゃいました。

 

「まず、フリースクールに通うことを第一に考えて対応をしていきます。」
「そのため、登校や下校の時間も本人に決めさせております。」
「また、勉強に関しても、本人のやる気が大切ですので、強制することはありません。」
「もちろん、お子さんが質問をしてくれば、それに対して説明はさせていただきます。」

 

この回答はフリースクールによくある回答です。

 

本人が勉強をしたいと言わない限り、勉強を強制することはありません。

 

また、本人に勉強の大切さを伝えたり、生活リズムを整える指導や支援をすることもありません。

 

このように言って、指導や支援をしない所も多くあります。

 

「本人の気持ちを大切にしています。」
「子供の意志を尊重しています。」
「寄り添っていきます。」

 

 

8.文部科学省も学校には行かなくていいと言ってる?

2つ目のフリースクールでも、同じように質問をしました。

 

すると、2つ目のフリースクールでは、担当の方がこのようにおっしゃいました。

 

「学校に戻そうという気持ちは持たないで下さい。」
「文部科学省も『学校に戻らなくていい!』と言っています。」
「ここは子供の居場所を提供することを目的にしています。」
「そのため、勉強をさせたり、時間を決めたりすることは一切ありません。」
「本人が、来たいときに来て、やりたいことをし、帰りたいときに帰ることができます。」

 

 

9.フリースクールでゲームや動画を楽しむ小学生!

確かに、リビングのような場所には、小学生の子供が3人ほどいて、楽しそうにゲームをしています。

 

少しすると、1人の子はパソコンの所に行き、you-tubeを見始めました。

 

1人の子が、こう言いました。

 

「俺、ゲームに飽きたから帰る!」(午前11時頃です。)

 

すると、もう1人の子もこう言って帰っていきました。

 

「じゃあ俺も帰る!」

 

you-tubeを見ていた子は、ゲームの実況を見て笑っています。

 

ただ、その実況は「荒らし(他の人が作ったゲームの世界に入って、その人が作ったものを壊す)」の実況でした。

 

フリースクールの先生は、どういう動画か分かっているのか気になりました。

 

 

10.さすがにあの学校(フリースクール)は・・・・

翌日。私は山梨県の不登校のお子さんに、フリースクールのメリットとデメリット、それぞれのフリースクールの感想を伝えました。

 

当初、その子は2つ目の「全てが自由」のフリースクールに興味を示していました。

 

ただ数日後、実際に私と見学に行ったこのお子さんは、お母さんと私にこのように言います。

 

「あの環境はやば過ぎでしょ!」
「あれは学校じゃないよ!」
「あそこだと、(全日制)高校に行けないよ!」

 

 

11.学校復帰に向けた支援方法を検討!

その後、山梨県にお住まいのお母さんとお父さん、お子さんと学校の先生、静岡にある不登校解決相談所で相談をしました。

 

その結果、今後の行動をこのように決めました。

 

・中学2年生の段階では、別室登校を行う。
・登校日数や登校時間は、期限を決め、段階的に増やして行く。
・中学3年生からは教室復帰をする。
・それに向けて、別室では宿題や勉強を行う。

 

現在、山梨県のお子さんは、週に3回、朝9時~昼12時までの別室登校を行っています。

 

静岡にある不登校解決相談所では、本人のカウンセリングなどは行わず、お母さんからの相談を月に1回ほどいただいております。

 

まだまだ、波はあると思われます。

 

ただ、その時は私が山梨県にお伺いして対応をすることがお母さんとの相談で決まっています。

 

もちろんそうならないように、お母さんには助言をさせていただきたいと考えております。

 

 

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