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お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校になると、妹や弟は兄や姉より早い学年で不登校に!
1.兄弟(姉妹)不登校のよくある状況 2.姉妹(兄弟)不登校の原因は家庭? 3.学校でのケンカの翌日は誰もが登校をしぶる 4.お兄ちゃんやお姉ちゃんだけズルイ! 5.週に1~2回のイヤイヤお手伝いを褒めていいの? 6.声をかけられるのでたまには手伝うよ! 7.週に1回10分の勉強でも嬉しくなる 8.毎日少しずつ行う課題を設定し確認することが大切!
先日、静岡県にお住まいで、兄弟の不登校で悩むお母さんから相談をいただきました。
中学校1年生と小学校2年生のお子さんが2人とも不登校になってしまったそうです。
お兄ちゃんは小学校5年生の終わり頃から不登校になってしまい、妹は小学校2年生の5月頃から登校を渋り、
夏休み明けから完全に不登校になってしまったとのことでした。
しかし、このようなケースは珍しくありません。
お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校の場合、妹や弟が不登校になるのはとてもよくあることです。
さらに言うと、お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校になった学年より、妹や弟が不登校になる学年の方がはやくなります。
静岡にお住まいの別のご家庭ではこのようなケースもありました。
兄:高校1年生(中学1年から不登校) 妹:中学1年生(小学5年生から不登校) 弟:小学2年生(小学1年生から不登校)
妹や弟が不登校になってしまうのは、気質や育てかたの問題でしょうか?
気質や育て方の影響が全くないとは言いません。
ただ、もっと単純な理由があります。
それは、妹や弟が兄や姉の不登校を見てきているからです。
学校が毎日、楽しいと言う子はそんなにいません。
先生に怒られたり、友達とケンカしたり、部活で辛い練習をしたりと、何らかのストレスは必ずあります。
もちろん、そのストレスで全員が不登校になってしまう訳ではありません。
親に愚痴を言ったり、友達と遊んだり、先生に褒められたりすることで、そのストレスは解消するからです。
しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校の場合は、少し様子が違ってきます。
例えば、妹や弟が学校で友達とケンカをしたとします。
家に帰ってきて、親に愚痴を言います。
翌朝、登校する準備をしているとこのような気持ちが生まれてきます。
「また、Aくんに悪口を言われたらイヤだな~。」 「Bくんが近くに来たらどうしよう・・・。」
そんなとき、お母さんがこのように声をかけてくれれば、子どもはガンバルことができます。
「大丈夫だよ!」 「何かあったら、先生に言うんだよ!」 「お母さんにも教えてね!」
しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校の、妹や弟はこのように思ってしまいます。
「学校に行きたくないな~。」 「お兄ちゃんも休んでるし、私も今日は休もう!」 「お母さん!今日は学校を休む!」
このように言われると、ついついお母さんはこのように言ってしまいます。
「そうね!」 「ムリしなくていいよ!」
このときのお母さんはこのように思っていることが多いようです。
「1日くらいなら仕方ないわね!」 「お兄ちゃんも休んでいるから、あまり強く言えない!」 「お兄ちゃんは休んでずるいと言われたら、どう答えればいいのか分からない。」
ただ、反対にこのようにも思っているそうです。
「このままずるずる休み始めたらどうしよう!」 「妹も不登校になってしまう!」 「お兄ちゃんが登校しぶりをしたときより、早く登校しぶりが始まった。」 「どうしよう!」
妹や弟が学校を休むと、不登校のお兄ちゃんやお姉ちゃんの生活を目の当たりにします。
昼過ぎに起きてきて、ゲームを始め、飽きたら動画をみる。
眠くなったら寝っ転がり、お腹がすいたらお菓子を食べる。
このようなお兄ちゃんやお姉ちゃんの生活を見ると、妹や弟はこのように思うようです。
「何で、朝、起きなくていいの?」 「勉強も全くしていない!」 「ゲームや動画ばっかりしている!」 「ずるい!」
さらにはこのように考えます。
「私は学校でイヤなことを我慢しているのに!」 「お兄ちゃんは好きなことばっかりやってる!」 「私も、学校に行かないで、家で好きな事をする!」
静岡県にお住まいのお母さんの2人のお子さんも、このような課程を経て、兄弟で不登校になってしまったそうです。
私は、お子さんの不登校を解決するために使えそうな自助資源を探すため、お母さんに話を聞いていきます。
すると、お母さんはこのように話をして下さいました。
「2人ともお手伝いをやってくれます!」 「学校に行かないなら、お手伝いをするように言っているからです。」 (学校に行かない代わりにお手伝いをさせる対応は、あまりよくありません。)
私は回数や内容を聞いてみます。
するとお母さんはこのように答えてくれました。
「お兄ちゃんは、週に1回ほど洗濯物を取り込んでくれます。」 「妹は、週に1~2回ほど食器を下げてくれます。」 「私はそれをたくさん褒めるようにしています。」
もう少し詳しく聞いていくとこのような事が分かりました。
・基本的にはお手伝いをしない。 ・お母さんはお手伝いをするように声はかけている。 ・ほとんどがゲームをしたり、動画を見たりしているので無視をされる。 ・食事の時もそれぞれのスマホで動画を見ながらご飯を食べている。 ・食事の終わりと動画の終わりが重なったときに、妹は食器を下げてくれる。 ・同様にお兄ちゃんの動画やゲームが終わったタイミングで声をかけると、洗濯物を取り込んでくれる。 ・2人ともイヤイヤで文句を言いながら手伝いをしている。
2人とも、毎日、お母さんに声をかけられるので、さすがにたまにはお手伝いをしないと行けないと思ってはいるようです。
ただ、自分からしようと思っているわけではないので、文句を言ったり、ダラダラやったりするようです。
勉強についてもお母さんに聞いて見ました。
すると、お母さんはこのように答えてくれました。
「勉強も全くしないと言うことはないです。」
この言葉を聞いて、毎日、少しずつでもやっているのかと思い、さらに詳しく話を聞いてみると、お母さんはこのようにおっしゃいました。
「週に1~2回ほど勉強します。」 「5~10分でやめてしまいますが。」
お母さんがこのように思うのも仕方の無いことです。
普段、ゲームや動画しかしていない子どもたちが、たまにお手伝いをしてくれる。たまに勉強をしてくれる。
このように前向きな姿をみると、とても嬉しくなるものです。
私も、子どもが自分から宿題をやっているのをみると、今でも「がんばってるな~」と思います。
親とはそういうものなのです。
ただ、不登校を解決することを考えると、そんなに良い状態とは言えません。
もちろん、お手伝いや勉強を全くしない状態よりは、少しは良い状態とは言えますが、正直、そんなにかわりはしません。
そこで、静岡にある不登校解決相談所では、達成可能で少しだけ努力すれば達成できる目標をお母さんと一緒に設定しました。
また、静岡にある不登校解決相談所が訪問カウンセリングを定期的に行う事で、子どもたちが自らその活動に参加することができるように、支援をすることになりました。
訪問カウンセリングでは、がんばったこと、言った言葉などをお母さんにフィードバックして、お母さんには、褒めてもらう役割をお願いしました。
幸い2人のお子さんとも、設定した目標を達成するため少しずつ努力を始めてくれました。
兄弟が不登校の場合は、通常の不登校より時間がかかることが多くあります。
ただ、2人とも目標を前向きに捉え、活動を始めてくれたこと、お母さんの笑顔が増えたことで、以前に比べ家族の関係は良くなったと言って下さっています。
少し時間はかかりますが、このまま定期的な訪問をさせていただき、兄弟の不登校解決を目指したいと思っています。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を! →全国から、相談の依頼をいただいております。
東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、岩手、福島、宮城、山梨、愛知、新潟、福井、富山、長野、岐阜、京都、三重、兵庫、奈良、島根、岡山、広島、高知、愛媛、佐賀、宮崎、大分、熊本、福岡から不登校の相談をいただいております。
24/12/02
24/11/25
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兄弟、姉妹が不登校になってしまったときの対応あるある
1.兄弟(姉妹)不登校のよくある状況
2.姉妹(兄弟)不登校の原因は家庭?
3.学校でのケンカの翌日は誰もが登校をしぶる
4.お兄ちゃんやお姉ちゃんだけズルイ!
5.週に1~2回のイヤイヤお手伝いを褒めていいの?
6.声をかけられるのでたまには手伝うよ!
7.週に1回10分の勉強でも嬉しくなる
8.毎日少しずつ行う課題を設定し確認することが大切!
1.兄弟(姉妹)不登校のよくある状況
先日、静岡県にお住まいで、兄弟の不登校で悩むお母さんから相談をいただきました。
中学校1年生と小学校2年生のお子さんが2人とも不登校になってしまったそうです。
お兄ちゃんは小学校5年生の終わり頃から不登校になってしまい、妹は小学校2年生の5月頃から登校を渋り、
夏休み明けから完全に不登校になってしまったとのことでした。
しかし、このようなケースは珍しくありません。
お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校の場合、妹や弟が不登校になるのはとてもよくあることです。
さらに言うと、お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校になった学年より、妹や弟が不登校になる学年の方がはやくなります。
静岡にお住まいの別のご家庭ではこのようなケースもありました。
兄:高校1年生(中学1年から不登校)
妹:中学1年生(小学5年生から不登校)
弟:小学2年生(小学1年生から不登校)
2.姉妹(兄弟)不登校の原因は家庭?
妹や弟が不登校になってしまうのは、気質や育てかたの問題でしょうか?
気質や育て方の影響が全くないとは言いません。
ただ、もっと単純な理由があります。
それは、妹や弟が兄や姉の不登校を見てきているからです。
学校が毎日、楽しいと言う子はそんなにいません。
先生に怒られたり、友達とケンカしたり、部活で辛い練習をしたりと、何らかのストレスは必ずあります。
もちろん、そのストレスで全員が不登校になってしまう訳ではありません。
親に愚痴を言ったり、友達と遊んだり、先生に褒められたりすることで、そのストレスは解消するからです。
3.学校でのケンカの翌日は誰もが登校をしぶる
しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校の場合は、少し様子が違ってきます。
例えば、妹や弟が学校で友達とケンカをしたとします。
家に帰ってきて、親に愚痴を言います。
翌朝、登校する準備をしているとこのような気持ちが生まれてきます。
「また、Aくんに悪口を言われたらイヤだな~。」
「Bくんが近くに来たらどうしよう・・・。」
そんなとき、お母さんがこのように声をかけてくれれば、子どもはガンバルことができます。
「大丈夫だよ!」
「何かあったら、先生に言うんだよ!」
「お母さんにも教えてね!」
4.不登校の妹や弟の考え方
しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんが不登校の、妹や弟はこのように思ってしまいます。
「学校に行きたくないな~。」
「お兄ちゃんも休んでるし、私も今日は休もう!」
「お母さん!今日は学校を休む!」
このように言われると、ついついお母さんはこのように言ってしまいます。
「そうね!」
「ムリしなくていいよ!」
このときのお母さんはこのように思っていることが多いようです。
「1日くらいなら仕方ないわね!」
「お兄ちゃんも休んでいるから、あまり強く言えない!」
「お兄ちゃんは休んでずるいと言われたら、どう答えればいいのか分からない。」
ただ、反対にこのようにも思っているそうです。
「このままずるずる休み始めたらどうしよう!」
「妹も不登校になってしまう!」
「お兄ちゃんが登校しぶりをしたときより、早く登校しぶりが始まった。」
「どうしよう!」
5.お兄ちゃんやお姉ちゃんだけズルイ!
妹や弟が学校を休むと、不登校のお兄ちゃんやお姉ちゃんの生活を目の当たりにします。
昼過ぎに起きてきて、ゲームを始め、飽きたら動画をみる。
眠くなったら寝っ転がり、お腹がすいたらお菓子を食べる。
このようなお兄ちゃんやお姉ちゃんの生活を見ると、妹や弟はこのように思うようです。
「何で、朝、起きなくていいの?」
「勉強も全くしていない!」
「ゲームや動画ばっかりしている!」
「ずるい!」
さらにはこのように考えます。
「私は学校でイヤなことを我慢しているのに!」
「お兄ちゃんは好きなことばっかりやってる!」
「私も、学校に行かないで、家で好きな事をする!」
6.週に1~2回のイヤイヤお手伝いを褒めていいの?
静岡県にお住まいのお母さんの2人のお子さんも、このような課程を経て、兄弟で不登校になってしまったそうです。
私は、お子さんの不登校を解決するために使えそうな自助資源を探すため、お母さんに話を聞いていきます。
すると、お母さんはこのように話をして下さいました。
「2人ともお手伝いをやってくれます!」
「学校に行かないなら、お手伝いをするように言っているからです。」
(学校に行かない代わりにお手伝いをさせる対応は、あまりよくありません。)
私は回数や内容を聞いてみます。
するとお母さんはこのように答えてくれました。
「お兄ちゃんは、週に1回ほど洗濯物を取り込んでくれます。」
「妹は、週に1~2回ほど食器を下げてくれます。」
「私はそれをたくさん褒めるようにしています。」
7.声をかけられるのでたまには手伝うよ!
もう少し詳しく聞いていくとこのような事が分かりました。
・基本的にはお手伝いをしない。
・お母さんはお手伝いをするように声はかけている。
・ほとんどがゲームをしたり、動画を見たりしているので無視をされる。
・食事の時もそれぞれのスマホで動画を見ながらご飯を食べている。
・食事の終わりと動画の終わりが重なったときに、妹は食器を下げてくれる。
・同様にお兄ちゃんの動画やゲームが終わったタイミングで声をかけると、洗濯物を取り込んでくれる。
・2人ともイヤイヤで文句を言いながら手伝いをしている。
2人とも、毎日、お母さんに声をかけられるので、さすがにたまにはお手伝いをしないと行けないと思ってはいるようです。
ただ、自分からしようと思っているわけではないので、文句を言ったり、ダラダラやったりするようです。
8.週に1回10分の勉強でも嬉しくなる
勉強についてもお母さんに聞いて見ました。
すると、お母さんはこのように答えてくれました。
「勉強も全くしないと言うことはないです。」
この言葉を聞いて、毎日、少しずつでもやっているのかと思い、さらに詳しく話を聞いてみると、お母さんはこのようにおっしゃいました。
「週に1~2回ほど勉強します。」
「5~10分でやめてしまいますが。」
お母さんがこのように思うのも仕方の無いことです。
普段、ゲームや動画しかしていない子どもたちが、たまにお手伝いをしてくれる。たまに勉強をしてくれる。
このように前向きな姿をみると、とても嬉しくなるものです。
私も、子どもが自分から宿題をやっているのをみると、今でも「がんばってるな~」と思います。
親とはそういうものなのです。
9.毎日少しずつ行う課題を設定し確認することが大切!
ただ、不登校を解決することを考えると、そんなに良い状態とは言えません。
もちろん、お手伝いや勉強を全くしない状態よりは、少しは良い状態とは言えますが、正直、そんなにかわりはしません。
そこで、静岡にある不登校解決相談所では、達成可能で少しだけ努力すれば達成できる目標をお母さんと一緒に設定しました。
また、静岡にある不登校解決相談所が訪問カウンセリングを定期的に行う事で、子どもたちが自らその活動に参加することができるように、支援をすることになりました。
訪問カウンセリングでは、がんばったこと、言った言葉などをお母さんにフィードバックして、お母さんには、褒めてもらう役割をお願いしました。
幸い2人のお子さんとも、設定した目標を達成するため少しずつ努力を始めてくれました。
兄弟が不登校の場合は、通常の不登校より時間がかかることが多くあります。
ただ、2人とも目標を前向きに捉え、活動を始めてくれたこと、お母さんの笑顔が増えたことで、以前に比べ家族の関係は良くなったと言って下さっています。
少し時間はかかりますが、このまま定期的な訪問をさせていただき、兄弟の不登校解決を目指したいと思っています。
→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
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