運動会や体育祭、合唱コンクールに参加すると不登校が解決するの？

行事をきっかけに不登校を解決する方法

 

 

１．運動会は不登校解決のきっかけになる？
２．参加を促したら「ムリ！」と言われた
３．体育祭参加で不登校は解決するの？
４．小学校低学年の不登校が解決しやすい理由
５．高学年や中学生の不登校が解決しにくい理由
６．「合唱コンクールに行きたくない！」は正常！
７．運動会で不登校を解決する方法

 

 

１．運動会は不登校解決のきっかけになる？

運動会や体育祭、合唱コンクールの時期となりました。

 

学校の先生やスクールカウンセラーさんたちにこう言われたと、相談を受けることが多くあります。

 

「運動会に参加するように声をかけましょう！」
「体育祭を見に来るだけでもいいと思います！」
「合唱コンクールを登校のきっかけにしましょう！」

 

運動会や体育祭、合唱コンクールをきっかけに、登校できるようにしようと考えているわけです。

 

時期は違いますが、「修学旅行」や「自然教室」への参加を促して、不登校を解決しようと考える、先生やスクールカウンセラーさんも多くいらっしゃいます。

 

され、これらの行事に参加を促したり、参加させてたりして、不登校が解決するのでしょうか？

 

 

２．参加を促したら「ムリ！」と言われた

お母さん方からこう言う話をよく聞きます。

 

「運動会への参加をすすめたら、『ムリ！』と言われました。」
「体育祭を見に行こうと言ったら、怒り出しました。」
「合唱コンクールを登校のきっかけにしようと思ったのですが、逆にひきこもってしまいました。」

 

また、このような話もよく聞きます。

 

「運動会には参加できたのですが、そこでトラブルがあって・・・。」
「体育祭には行けたのですが、その後は登校できていません。」
「合唱コンクールに出たのですが、その後、ひきこもってしまいました。」

 

 

３．体育祭参加で不登校は解決するの？

「不登校の子どもを運動会や体育祭、合唱コンクールに参加させることで、不登校は解決するのでしょうか？」

 

このような質問に対して、静岡にある不登校解決相談所では、このように回答させていただいております。

 

「小学生（特に低学年）では、行事をきっかけに登校できた事例はあります。」
「もちろん、それにも学校の先生たちの協力は必要です。」

 

「小学校高学年の児童や中学生、高校生になると、単純に行事に誘ったり、参加したりするだけでは不登校は解決しません。」
「逆に、状態を悪化させてしまうこともあります。」

 

「もちろん、静岡にある不登校解決相談所では行事をきっかけに不登校を解決してきた実績もあります。」
「ただし、それには事前の準備や学校との連携が不可欠となります。」

 

 

４．小学校低学年の不登校が解決しやすい理由

小学校低学年で不登校の児童は、行事をきっかけに不登校が解決することは多くあります。

 

それは、不登校の児童も、他のクラスメイトも純粋に行事を楽しむからです。

 

小学校低学年の不登校の児童はこう考えます。

 

「運動会は楽しそうだな！」
「（参加して）運動会は楽しかったな！」
「（参加して）２位をとれた！」

 

小学校低学年の不登校がいるクラスメイトはこう思います。

 

「（不登校の）Aくんも来たんだ！」
「Aくんがんばってるね！」
「みんなで２位になれて良かった！」
「・・・・・（良くも悪くも自分の楽しみ優先で、Aくんには無関心）」

 

担任の先生にこう言ってもらえれば、すんなりとクラスにもどれることも多々あります。

 

「Aくんも参加できて良かったね！」
「クラス全員がそろうと嬉しいね！」
「みんなで仲良くしようね！」

 

 

５．中学生の不登校が解決しにくい理由

小学校高学年や中学生、高校生の不登校の子供は、行事をきっかけに不登校が解決できないことが多くあります。

 

それは、いろいろなことを考えてしまうからです。

 

小学校高学年や中学生、高校生の不登校の子供はこう考えます。

 

「私が参加して負けたら、どうしよう。」
「僕は何も練習していないから、足を引っ張ってしまう！」
「友達に責められたら、どうしよう。」
「練習に出ていないのに、本番だけ出るなんてできない！」

 

小学校高学年や中学生、高校生の不登校のクラスメイトはこう考えるかもしれません。

 

「あいつのせいで負けた！」
「練習に来ないで急にくるから、チームワークが乱れた！」
「なんで来たんだよ！」
「辛い練習は来ないで、楽しい本番だけ来るんだ！ズルッ！」

 

もちろん、上記のように思わない子供も多くいます。

 

 

６．「合唱コンクールに行きたくない！」は正常！

「私が参加して負けたら、どうしよう。」
「僕は何も練習していないから、足を引っ張ってしまう！」
「友達に責められたら、どうしよう。」
「練習に出ていないのに、本番だけ出るなんてできない！」

 

静岡にある不登校解決相談所では、小学校高学年や中学生、高校生の不登校の子供がこう考えてしまうのは、至極当然であると考えています。

 

さらに言えば、心が年相応の成長をしていることの証明となります。

 

だからこそ、静岡にある不登校解決相談所では、不登校の子供たちが「運動会や体育祭、合唱コンクールに参加したくない！」と思う気持ちをもつことは、とても正常なことであると考えています。

 

 

７．運動会で不登校を解決する方法

もちろん、運動会や体育祭、合唱コンクールをきっかけに登校を促す事が間違っている訳ではありません。

 

不登校の子供たちの気持ちを考え、その子供たちが参加しやすい状況を、学校と親が協力してつくっていけばいいのです。

 

具体的には、運動会や体育祭、合唱コンクールの練習が始まる前から、練習に参加するように促しておくことです。

 

運動会や体育祭、合唱コンクールの練習に参加することができれば、運動会や体育祭、合唱コンクールの当日、子供たちは自分から参加していきます。

 

「簡単に練習に参加しません！」

 

静岡にある不登校解決相談所では、こうおっしゃるお母さんや先生の相談も数多く受けて来ました。

 

もちろん、練習に参加できるようにするための対応にもコツがあります。

 

静岡にある不登校解決相談所にご相談をいただければ、お子さんにあった声のかけ方を一緒に考えさせていただきます。

 

 

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