夏休みの宿題が終わっていないのが不登校の引き金に!

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夏休みの宿題が終わっていないのが不登校の引き金に!

お役立ちコラム

2018/09/14 夏休みの宿題が終わっていないのが不登校の引き金に!

宿題が終わっていない時の対応は?

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1.夏休みが終わるのは誰しもが悲しい!
2.1学期にクラスで嫌なことが多くあった!
3.夏休みの宿題をやらなかった場合
4.宿題をやらないと先生に怒られる!
5.「宿題をやってなくても大丈夫!」って正しいの?
6.宿題をやっていなかったら怒った方が良い!
 ① 他の子と同じように扱ってあげたい
 ② 悪いことは、悪いで怒ってあげたい
 ③ 罪悪感を持ち続けないようにしてあげたい
7.怒り方のコツ教えます!

 

 

1.夏休みが終わるのは誰しもが悲しい!

夏休みが終わると、不登校の子が多くなります。

 

理由は、夏休みが終わってしまうのが悲しいからです。

 

これは、誰しもがもっている気持ちだと静岡にある不登校解決相談所では考えています。

 

大人の私でさえ、毎年、夏休みの終わりが近づくと、頭の中に「secret base~君がくれたもの~」が流れだし、さみしい気分になっています。

 

「日曜日にサザエさんを見終わると憂鬱になるサザエさん症候群」

 

この夏休みの気持ちも、サザエさん症候群の強いものだと思ってもらえるとわかりやすいかもしれません。

 

 

2.1学期にクラスで嫌なことが多くあった!

不登校の子や、それまで普通に学校に通っていた子が夏休み明けに学校に行けなくなってしまうことは多くあります。

 

もちろん、それには理由があります。

 

「クラスで悪口を言われていた。」
「一緒に行動する友達をつくることができなかった。」
「からかわれたり無視されたりしていた。」
「クラスメイトに避けられていた。」
「休み時間に1人になってしまっていた。」
「相談できる先生がいなかった。」
「勉強についていけなかった。」など

 

夏休み明けに登校できなかった子は、大なり小なりこのような経験をしてきていることが多くあります。

 

さらにその子たちは、それらの悩みを1人で抱え込んだり、我慢をしたりしていることが多いようです。

 

 

3.夏休みの宿題をやらなかった場合

夏休みには、5教科(小学校は4教科)の問題集や、理科の自由研究、読書感想文などの宿題があります。

 

これらの多くの宿題は、どの子どもにとってもとても大変なものです。

 

学校の事を思い出したくないので、カバンから宿題を出さなかったと言う子もいます。

 

もちろん、宿題をやるのが面倒でやらなかった子もいます。

 

かく言う私は、どちらかというと宿題を後回しにするタイプでした。

 

それでも、なんとか夏休みの宿題を終わらせて、先生に提出をしていました。内容は褒められたものではありませんが。

 

ただ、1学期に悩みを抱えていた子ども、嫌なことをされても我慢をしていた子どもの場合は少し違ってきます。

 

 

4.宿題をやらないと先生に怒られる!

夏休みが終わりに近づくと子どもたちは夏休みの宿題に追われます。

 

もちろん、不登校になってしまった子でも、夏休みの前半に宿題を終わらせる子もいますし、毎日、コツコツと宿題を行う子もいます。

 

夏休みの宿題が終わっていない子は、誰もがこう思います。

 

「宿題をやっていないと先生に怒られるからやらなきゃ!」
「友達にもバカにされるからやらなきゃ!」

 

ただ、1学期に悩みを抱えていた子ども、嫌なことをされても我慢をしていた子ども達が、夏休みの宿題を終わらせられなかった場合、その子たちはこう思うようになってしまいます。

 

「宿題をやっていないと先生に怒られるだろうな。」
「友達にもバカにされるだろうな。」
「学校に行きたくないな。」

 

そうすると一学期の事を、さらに鮮明に思い出してしまいます。

 

「どうせ行ったって・・・・。」

 

1学期に悩みを抱えていた子ども、嫌なことをされても我慢をしていた子どもがこのように思ってしまうのは仕方がないことです。

 

こう思ってしまっている子に無理矢理、登校を促しても登校できるわけがありません。

 

「それなら、どうすればいいの?」
「何て、声をかければいいの?」

 

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5.「宿題をやってなくても大丈夫!」って正しいの?

夏休み前から不登校だった子、夏休み明けから不登校になってしまった子に対して、先生たちやお母さんがこう言ってしまうことがあります。

 

「宿題はやってなくても大丈夫だから学校に行きなさい!」
「宿題はやらなくていいから、まずは学校においで!」

 

当然、このように言えば、不登校の子どもたちがこう思ってくれると大人は思います。

 

「気持ちが楽になる!」
「宿題をやらなくていいなら登校しようと思うだろう!」

 

しかし、不登校になってしまったお子さんが、真面目なタイプのお子さんであれば、この言葉がけは逆効果になってしまうことがあります。

 

 

6.宿題をやっていなかったら怒った方が良い!

私は教員をしていた頃、不登校の子が夏休みの宿題をやっていない場合にこのような対応をしてきました。(教員生活後半は、夏休みに宿題を終わらせることができるように、夏休み中も支援をしてきました。)

 

「宿題をやっていなかったら怒る!」

 

一見、不登校の子どもにやってはいけない対応のように感じたのではないでしょうか?

 

もちろん、怒鳴ったり、殴ったりするわけではありません。

 

宿題をやっていない不登校の子を怒るのには、3つの理由があります。それがこれです。

 

 

① 他の子と同じように扱ってあげたい

不登校の子どもたちの多くは、とても真面目な子が多いです。

 

さらに言うと、相手の気持ちを考えることができる子が多いです。
(ただ、相手の気持ちを考えすぎてしまうため、「悪口を言われるんじゃないか?」と不安になってしまうことも多いのですが。)

 

そんな、真面目で相手の気持ちが分かる不登校の子たちです。

 

教師が特別扱いしていることをすぐに理解します。

 

すると、真面目な不登校の子たちは、こう思ってしまうことが多いようです。

 

「僕だけ特別扱いされてる!
「友達にズルいと言われたらどうしよう!」
「私は他の子と一緒なのに!」
「僕(私)は普通なのに!」

 

 

② 悪いことは、悪いで怒ってあげたい

宿題を終わらせなかったことは悪いことです。

 

宿題をやりたくない子は多くいます。

 

それでも、ほとんどの子が我慢をして宿題をやってきます。

 

真面目な不登校の子たちは、宿題をやっていない自分が「悪い」と分かっています。

 

子どもが「悪い」と思っていることを怒らなければ、どうなるでしょう。

 

怒られなかった真面目な不登校の子たちは、こう思うようになっていまいます。

 

「私だけ怒られない。」
「先生に見捨てられたんだ!」
「僕のことを普通じゃないと思ってるんだ!」

 

 

③ 罪悪感を持ち続けないようにしてあげたい

宿題が終わっていない、真面目で相手の気持ちが分かる不登校の子たちは、怒られなければ、そのまま罪悪感を持ち続けてしまいます。

 

すると、その罪悪感から担任の先生と会うことを拒否するようになってしまいます。

 

怒鳴ったり、殴ったりではなく、あえて他の子と同じように怒ってあげることで、真面目な不登校の子たちの罪悪感をなくしてあげたいのです。

 

 

7.怒り方のコツ教えます!

先生やお母さんにこう言われることがあります。

 

「本当に怒って大丈夫?」

 

もちろん、「怒り方」にコツがあります。その子にあった「怒り方」もあります。

 

不登校の子どもが前向きになる「怒り方」を知りたい方は、静岡にある不登校解決相談所にご連絡下さい。

 

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