「明日から登校する!」と子どもが言ったけど・・・。登校刺激のポイントは?

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「明日から登校する!」と子どもが言ったけど・・・。登校刺激のポイントは?

お役立ちコラム

2018/06/20 「明日から登校する!」と子どもが言ったけど・・・。登校刺激のポイントは?

やる気を出させて役割分担を!

 

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1.明日から6時に起きると言うけど・・・
2.明日から毎日、学校に行くと言ったけど・・・
3.やっぱり学校は怖いな~
4.「『学校に行こう!』と言えたことがすごいんだよ!」
5.どのように対応すればいいの?
6.不登校の対応のポイント①「相談して実行」
7.子どもと相談しない方が良い場合も!
8.不登校の対応のポイント②「学校、父、母の役割分担」

9.みんなが優しくかばってくれると・・・

 

 

1.明日から6時に起きると言うけど・・・

 

あるお母さんからこのような相談を受けました。

 

「子どもがこう言っています。」
「どう声をかければ良いのでしょうか?」

 

子「明日からは、朝6時に起きる!」

 

ただお母さんは、翌日に子どもがどういう状態になるかを分かっています。

 

翌日の朝6時。

 

子どもを起こしにいくと、案の定、子どもは起きていません。お母さんが起きるように促すと、子どもはこう言います。

 

子「うるさいな!」
子「わかってる!」

 

お母さんの声かけを無視して、布団から出てこない子もいます。

 

子「・・・・・」

 

お母さんが声をかけます。

 

「どうしたの?」
「理由を聞かせて!」

 

しかし、子どもの無言は続きます。

 

「・・・・・」

 

 

2.明日から毎日、学校に行くと言ったけど・・・

 

ある先生からもこう聞かれたこともあります。

 

「子どもと話し合いをすると、こんな風にいいます。」
「どう対応をすれば良いのですか?」

 

子「明日から、毎日、学校に行きます!」

 

ただ先生も、翌日にその子がどういう行動をとるかが分かっています。

 

翌日の朝。

 

子どもを迎えに先生が家庭訪問をすると、子どもは玄関で固まっています。部屋から出てこないこともあります。

 

そこで、先生が声をかけます。しかし、子どもは答えません。

 

子「・・・・・・」

 

もう一度、先生が声をかけます。

 

「どうした?」
「理由を教えてくれ!」

 

しかし、子どもの無言は続きます。

 

「・・・・・」

 

 

3.やっぱり学校は怖いな~

 

「明日からは、朝の6時に起きる!」
「明日からは、毎日、学校に行きます!」

 

前日に子どもがこう言うのは、決してウソで言っているわけではありません。

 

ただ、当日の朝になるとこう言う気持ちが心を支配してしまうのです。

 

「学校に行きたくないな~」
「嫌だな~」

 

子どもがこのように思う理由はそれぞれです。

 

「クラスになじめないな~」
「休み時間に1人になっちゃうからな~」
「友達にバカにされるからな~」
「授業が分からないからな~」
「6時間も疲れるな~」
「面倒だな~」

 

子どもがこのように思ってしまうのは無理ありません。今まで、学校に行っていなかったのですから。

 

普通の子には当たり前のことでも、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年、2年、3年と学校に行っていない生活をしている子にはこれは苦痛です。

 

威張るわけではないですが、私が同じ立場なら、同じように思う自信があります。

 

 

4.「『学校に行こう!』と言えたことがすごいんだよ!」

 

それではどのように声をかければ良いのでしょうか?

 

自己肯定感を下げないための声のかけ方をご紹介します。それがこれです。

 

「『朝、起きよう!』と思ったことが大切なんだよ!」
「『学校に行こう!』と言えたことがすごいんだよ!」
「そう言える子は、必ずできるようになるよ!」

 

がんばろうと思った気持ちを褒め、できなかった事実を否定しないことで、子どもの自己肯定感は下がりません。

 

この声かけだけで登校できるようになる子もいます。

 

私の経験では、不登校の期間が1ヶ月以内の子、小学生、女の子が声かけだけで不登校が解決するケースが多いようです。

 

ただ、「この言葉を言ったら不登校が解決する!」と言った魔法の言葉はないのが現状です。この言葉と一緒に対応もしていかなくてはなりません。

 

 

5.どのように対応すればいいの?

 

「どのような対応を一緒にすればいいのですか?」

 

こう聞かれることが多くあります。

 

これも言葉と同様で、「この対応をとったら不登校が解決する!」という魔法の対応ないのが現状です。

 

一緒に行う対応は、お母さんやお父さんの今までの対応や気持ち、学校の今までの対応や考え、本人の態度や性格によって変わります。

ただ、対応のポイントがありますので、ここではそれを紹介したいと思います。

 

 

6.不登校の対応のポイント①「相談して実行」

 

対応のポイント①は、お子さんの状態です。

 

「学校に行かなきゃ行けないのは分かってるけど・・・。」
「がんばろうと思ってるんだけど・・・・。」

 

こう言った発言があったり、行動が見えたりしている場合は、お子さんと相談をして、登校の仕方を考えていってもいいと思います。

 

がんばろうという気持ちがあるため、少しずつ登校が増える可能性が高いからです。

 

もちろん、がんばりに対して、お母さんやお父さん、先生などと協力して褒めて行くこと忘れてはいけません。

 

 

7.子どもと相談しない方が良い場合も!

 

逆にこのように思っているお子さんの場合、お子さんと相談をするのは危険です。

 

「学校は面倒だな~」
「行きたくないな~」
「行ったってしょうがないし~」」

 

このようなお子さんの場合、登校について意見を求めても、できることもしようとしなかったり、すこしでも楽(らく)になことを選んだりします。

 

ただ、それも仕方がないことです。

 

不登校になってしまったときは、それぞれ理由があったはずです。登校しようという意思も持っていたと思います。

 

不登校が長引いてしまうと、このように思ってしまうのはおかしな事ではありません。これが人間だと私は思っています。

 

 

8.不登校の対応のポイント②「学校、父、母の役割分担」

 

ポイントの2つ目は役割分担ができているかです。

 

例えば、お母さんは優しくかばってくれる。

 

お父さんは叱咤激励してくれる。

 

先生は背中を押してくれる。

 

このように三者がそれぞれの役割を分担できているのである場合も、お子さんと相談をして、登校の仕方を考えていってもいいと思います。

 

先生が目標達成のために背中を押してくれ、「目標を達成するためにがんばれ!」とお父さんが叱咤激励をし、失敗してもお母さんが優しくかばってくれる。

 

この循環ができていれば、お子さんは安心して、少しずつ前に進むことができます。

 

 

9.みんなが優しくかばってくれると・・・

 

役割分担ができていない場合、お子さんと相談をするのは危険かもしれません。

 

目標を決めても誰も背中を押してくれない、失敗してもみんなが叱咤されない、お母さんだけでなく、みんながかばってくれる。

 

これでは、それぞれの役割も曖昧になりますし、子どもが目標を達成する気持ちも徐々に下がっていってしまいます。

 

このような場合は、最初に役割分担を見直し、それぞれの役割をそれぞれがしっかり果たすことが大切になります。

 

役割をしっかり果たすことで、対比が生まれ、一人ひとりの役割が明確化されます。これにより、子どもの行動にもメリハリがついていきます。

 

子どもと登校の相談をするのはこの役割分担ができてからです。役割分担ができれば、子どものがんばろうという気持ちも継続しますし、徐々に登校できるようになっていきます。

 

もちろん、不登校を解決するためには他にも方法があります。何度、約束をしても、登校することができないお子さんをお持ちのお母さんはこの2つを見直してみてはどうでしょうか?

 

 

→うちの子にあった対応を知りたい!役割分担の仕方を知りたい!
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