不登校の子どもが好きな「歌手」や「アイドル」「歌い手」「芸人」「俳優」「ゲーム」「アニメ」「マンガ」などを知っている理由

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不登校の子どもが好きな「歌手」や「アイドル」「歌い手」「芸人」「俳優」「ゲーム」「アニメ」「マンガ」などを知っている理由

お役立ちコラム,不登校解決事例

2024/12/09 不登校の子どもが好きな「歌手」や「アイドル」「歌い手」「芸人」「俳優」「ゲーム」「アニメ」「マンガ」などを知っている理由

何事も「見たり」「聞いたり」「遊んだり」「読んだり」

 

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1.授業が楽しいと思えた先生との出会い
2.このクラスは居心地が良いと思った高校1年
3.クラス全員と仲良くなると目標とした実習
4.声をかけても仲良くしてくれない女の子
5.好きな歌手の話をして仲良くなろう!
6.スマホがない時代にどうやって調べた?
7.CDの歌手紹介と解説を熟読!
8.趣味の話をしようとするも・・・
9.給食でCDを流すチャンス到来!
10.「こんな歌手しらないよ~」放送委員
11.「ねえ!このバンド知ってる?」と友だちに聞く
12.奇跡!お昼の放送で曲が流れる!
13.「あ、Shampooの曲だ!」
14.「今、流れてるCDは先生のだよ!」
15.仲良くなって様々な話をするように!
16.Nくん「Shampoo」を知っていた理由
17.笑顔の絶えない良いクラス!
18.他のクラスで不登校、私のクラスで復帰!
19.今も「見たり」「遊んだり」している理由

 
 

1.授業が楽しいと思えた先生との出会い

 

「N先生の授業は面白い!」
「さらに分かりやすい!」
「数学が苦手な子も分かりやすいと言ってる!」
「全ての先生の授業が面白ければいいのに・・・。」
「みんな、分かりやすく教えてくれればいいのに・・・。」

 

中学1年生のころ、N先生の授業を受けた私は上記のように思いまいした。

 

「将来はN先生のような先生になりたい!」
「毎日、楽しい授業が出来るようになりたい!」
「勉強が苦手な子にも分かりやすく教えることができるようになりたい!」

 

このように思った私は中学、高校、大学と「面白い?」「分かりやすい?」と常に考え、授業を受けるようになりました。

 
 

2.このクラスは居心地が良いと思った高校1年

 

「S先生はとても面白い!」
「なんか、このクラスは居心地がいいな~。」
「日に日にクラスの仲間とも話しやすくなってる!」
「もしかして、S先生が定期的に行う遊びのおかげ?」

 

※ 自分が教員になってからS先生の「遊び」が「エンカウンター」だと知りました。

 

高校1年生の私がS先生とクラスに感じた印象です。

 

「S先生のようにみんなと仲良くなれるようになりたい!」
「学校に来るのが楽しくなるようなクラスがいいな!」
「1人ひとりに居場所があって、みんなと仲良くなれるクラスをつくりたい!」

 

このように思った私はクラスの友達に積極的に話かけるようになりました。

 

※ 高校1年生のクラスは、とても話しやすいクラスでした。

 
 

3.クラス全員と仲良くなると目標とした実習

 

大学に入った私は教員免許を取るために中学校で教育実習をさせていただきました。

 

私は教育実習をさせていただく中で下記のような目標を立てます。

 

「実習クラスの全員の名前を覚えてから教育実習を始めるぞ!」
「クラス全員に話かけ、みんなと仲良くなるぞ!」

 

実習クラスの子どもたちは、教育実習の先生と話すことを楽しみにしています。

 

なぜなら、年齢が近いため「先生と友だちの中間」のような存在だからです。

 

教師になって教育実習生を受け入れる立場となると、子どもたちが教育実習の先生が来ることを「楽しみにしている」ことを強く感じました。

 

特に女子生徒はイケメンの先生が来るのを楽しみにしています。

 

「先生!今度くる実習の先生は男?女?」
「えっ!どんな感じ?」
「イケメン?背は高い?面白い?」
「楽しみに~。」

 

私はイケメンではありませんので、実習クラスの女の子はガッカリしたかもしれません。笑

 
 

4.声をかけても仲良くしてくれない女の子

 

事前に名前を覚えていった私はクラスの子どもたちに積極的に声をかけます。

 

すると、子どもたちは優しく私を受け入れてくれました。

 

実習が始まって3日後には、全員の子どもと話すことができました。

 

しかし、3人の女の子は私の声かけに対して冷たい視線で答えてきます。

 

そこで、私は3人をさりげなく観察することにしました。

 

すると、ボス的存在のIさんは私を「よそ者」と認識している事がわかります。

 

逆にIさん以外の2人は、私と「話をしたい」と思っているようにも感じました。

 

実際、Iさんが近くにいないとき、他の2人に声をかけたところ笑顔で会話をすることができたからです。

 

しかし、Iさんの前で声をかけると、他の2人はIさんと同じように「冷たい視線」を投げかけてくるのです。

 
 

5.好きな歌手の話をして仲良くなろう!

 

「クラスのみんなと仲良くしたい!」
「Iさんとも普通に話せるようになりたい!」
「どうすればIさんは私を仲間に入れてくれるのだろう?」

 

このように考えていた私は、実習の初日に担任の先生からいただいた「自己紹介シート」の存在を思い出しました。

 

「そうだ!Iさんの『趣味』や『好きなもの』の話をすればいいんだ!」
「自己紹介シートを見れば『趣味』や『好きなもの』が分かるぞ!」
「中学1年生の女の子だからアイドルが好きなのかな?」
「それとも、韓流?ダンサー?俳優かもしれないぞ!」
「Iさんの自己紹介シートはどれかな~。」

 

私はIさんの「趣味」や「好きなもの」を調べるため、担任の先生からいただいた「自己紹介シート」を机の上に出しました。

 

そして、「好きな有名人」の欄を確認します。

 

「どのグループがが好きなのかな~?」

 

しかし、そこには下記のようなグループ?の名前が書いてあったのです。

 

「Shampoo」

 
 

6.スマホがない時代にどうやって調べた?

 

「・・・・・・・・」
「ん?」
「だれ?」
「なに?」

 

当時はインターネットが普及していない時代です。

 

簡単には「Shampoo」について調べることができません。

 

仕方なく私は帰宅途中にあるCDショップによります。

 

「すみません!」

「ShampooのCDってありますか?」

 

店員さんは洋楽コーナーに行きます。

 

「はい、ありましたよ!」
「今、3枚のCDが発売されています!」

 

店員さんは親切に3枚のCDを持ってきて下さいました。

 

「1枚だけでいいんです!」

 

このように言えたら良かったのですが・・・・。

 

「ありがとうございます。」
「それを買わせていただきます。」

 
 

7.CDの歌手紹介と解説を熟読!

 

家に着いた私はすぐにCDを聞きます。

 

そして、CD付属の「Shampooの解説」に目を通します。

 

「ロンドンにある女子中等学校の同級生だったジャッキーとキャリーで結成。」
「1993年にデビュー。」
「不良的なイメージが特徴。」
「トラブルは英国のチャートで11位にランクイン。」
「本国より特に日本で人気になり、アルバム「ウイ・アー・シャンプー」は100万枚以上の売り上げの大部分が日本とその他のアジアであった。」
「デリシャスのPVは日本で撮影をした。」など

 

私は「一夜漬け」でし「Shampoo」の知識をインプットしました。

 

また、購入した3枚のCDを学校に持っていくことにしました。

 
 

8.趣味の話をしようとするも・・・

 

翌日。

 

私はIさんに話かけるチャンスを探します。

 

もし、話かけることが出来たら「一夜漬け」で覚えた「Shampoo」の知識を披露してIさんと仲良くなろうと考えていたのです。

 

私は休み時間ごとに教室に行き話かけるチャンスを探しました。

 

しかし、Iさんと話すチャンスは簡単には来ません。

 

そうこうしているうちに、午前中の授業が終わってしまいました。

 

結局、私はIさんに話かける事が出来なかったのです。

 
 

9.給食でCDを流すチャンス到来!

 

そんな私を不憫に思ったのか、神様がビッグチャンスを与えてくださいます。

 

4時間目が終わったと同時に、放送委員のHくんが私のところに来たのです。

 

「先生!」
「オレ、昼の放送で曲をかける係なんだけどCDを家に忘れちゃったんだ!」
「先生、なんかCDもってない?」

 

私はスグに職員室に戻り、カバンから「Shampoo」のCDを持ってきます。

 

心の中は、Hくんへの感謝の気持ちであふれています。

 

『Hくん!いや、H様!』
『本当にありがとう!』
『キミは神様だ!』
『本当にありがとう!』

 
 

10.「こんな歌手しらないよ~」放送委員

 

私は「Shampoo」のCDをH様に渡します。

 

しかし、CDを見たHくんは、納得できない発言をします。

 

「Shampoo?????」
「誰????」
「知らないな~。」
「このバンドって有名なの?」

 

せっかくのチャンスを潰すわけにはいきません。

 

「え~!Hくん知らないの~!」
「遅れてる~!」
「スッゴく有名なのに~!」

 

しかし、悪魔(Hくん)は、私の言葉を疑います。

 

「え~????」
「本当に有名なの~????」
「知らないよ~!」

 
 

11.「ねえ!このバンド知ってる?」と友だちに聞く

 

『この悪魔(Hくん)!』
『いいからCDをかけろ!』

 

私が悪魔(Hくん)を説得していると、同じクラスのNくんが近くを通りました。

 

すると、悪魔(Hくん)はNくんに声をかけます。

 

「ねえ、N!」
「Shampooってバンドを知ってる?」

 

私は放送でCDをかけてもらうことを諦めました。

 

『私も知らなかったんだ・・・。』
『Nくんが知ってるはずがない・・・。』
『終わった・・・。』

 
 

12.奇跡!お昼の放送で曲が流れる!

 

諦めた私の目の前でNくんは驚きの発言をします。

 

「Shampooでしょ!」
「知ってるに決まってるじゃん!」
「おれはスゴい大好きだよ!」
「Hは知らないの?」

 

何とNくんは「Shampoo」を知っていたのです。

 

『本当の神はここにいた!』
『お~、神(Nくん)よ!』

『本当にありがとう!』

 

神(Nくん)の言葉を聞いた悪魔(Hくん)は、私のCDをもって放送室に向かいました。

 
 

13.「あ、Shampooの曲だ!」

 

お昼の放送が始まりました。

 

私は順番のフリをしてIさんが所属している班に給食を持っていきます。

 

「今日はこの斑でご飯を食べるね!」
「ヨロシクね~!」

 

Iさんはイヤな顔をしていますが、他の子は歓迎してくれました。

 

「いただきます」の挨拶をした後、校内放送で「Shampoo」の曲が流れ始めます。

「あっ!」
「Shampooの曲だ!」
「みんな、Shampooの曲だよ!」

 

Iさんは班の子に声をかけます。

 

「ん?」
「Shampoo?」
「どこの国のバンド?」

 
 

14.「今、流れてるCDは先生のだよ!」

 

同じ班の子たちは「Shampoo」を知らないようです。

 

すかさず私はIさんに話かけます。

 

「えっ?IさんShampooを知ってるの?」
「今、流れてるの先生のCDだよ!」
「Shampooってさロンドンにある女子中等学校の同級生だったジャッキーとキャリーで結成したんだよね!」
「1993年にデビューで不良的なイメージが特徴だよね!」
「トラブルは英国のチャートで11位にランクインしたんだよ!」
「本国より日本で人気になったんだよね!」
「ウイ・アー・シャンプーは100万枚以上の売り上げて、その大部分が日本とその他のアジアで売れてるんだよ!」
「デリシャスのPVは日本で撮影をしたって知ってた?」
「その後のアルバムも・・・・・・・・・・・・」

 

私は前日の夜に覚えたCDの解説を昔から知っていたように話したのです。

 
 

15.仲良くなって様々な話をするように!

 

「Shampoo」のおかげで私とIさんは仲良くなりました。

 

その後の教育実習ではIさんともたくさんの話をしました。

 

「先生!私ね原宿でスカウトされたことがあるんだよ。」
「担任の先生には子どもが3人いるんだよ!」
「3人とも男の子ですごくカワイイんだよ!」
「今、クラスでは動物の森が流行ってるんだよ!」など

 

Iさんから聞いた話しで最も驚いた話があります。

 

「先生!」
「実は私ねクラスに付き合っている子がいるんだよ!」
「まだ、AとBにしか言ってないんだ!」
「特別に先生には教えてあげる!」

 
 

16.Nくん「Shampoo」を知っていた理由

 

勘の良い人はIさんが誰と付き合っているのか気づいたことでしょう。

 

これを聞いた私は「驚く」とともに「納得」することができました。

 

Nくんが「Shampoo」を知っていた理由が分かったからです。

 

クラスのほとんどが「Shampoo」を知りませんでした。

 

そんな中、Nくんダケは「Shampoo」を知っていました。

 

それは、NくんとIさんが付き合っていたからだったのです。

 

「こんな事があるんだ~。」
「偶然(必然)ってすごいな~。」

 
 

17.笑顔の絶えない良いクラス!

 

教師になった私は、毎年、クラスの子と授業を教える子に「自己紹介シート」を書いてもらいました。

 

そして、「気になる子」や「おとなしい子」「人間関係が苦手そうな子」の「自己紹介シート」を見て、声をかけたり、クラスの友達とつないだりしました。

 

「Shampoo」の時のように、私自身が知らないことは「見たり」「聞いたり」「遊んだり」「読んだり」もしました。

 

もちろん、授業研究や学級運営の研修に参加したり、本を買って研究したりもしました。

 

これにより、私のクラスは「笑顔の絶えないクラス」となりました。

 
 

18.他のクラスで不登校、私のクラスで復帰!

 

他のクラスで不登校になった子どもが私のクラスで学校に復帰するルーティーンもできてしまいました。

 

「3年生では担任を戻して下さい!」

 

小学校で不登校になり、中学1年生で私が担任をして不登校が解決したお母さんの言葉です。

 

このお子さんは、他の生徒との関係により中学2年生では私のクラスに入ることが出来ませんでした。

 

その後、新クラスで友だちができず不登校に戻ってしまいます。

 

「問題児が多いクラスですが大丈夫ですか?」
「トラブルに巻き込まれるかもしれませんよ!」

 

学年主任がお母さんに言った言葉です。

 

親御さんの希望により、この子は中学3年で私のクラスになり不登校も解決しました。

 
 

19.今も「見たり」「遊んだり」している理由

 

現在、私は不登校解決相談所の代表心理師として、不登校の子どものカウンセリングを行っています。

 

そこでも、私は不登校の子どもたちに教えてもらった「趣味」や「好きなもの」を自ら「聞いたり」「見たり」「遊んだり」「読んだり」しています。

 

断っておきたいのは、私は仕事だから「この対応」を行っているわけではありません。

 

もちろん、自分自身の成功体験により行っていることは否定しません。

 

ただ、教育実習から30年の間、「この対応」を行ってきたことで、子どもたちの「趣味」や「好きなもの」が私の「趣味」や「好きなもの」になっていきました。

 

今でも続きを見ている「アニメ」や「マンガ」「小説」などがあります。

 

これらは、仕事だから「見ている」のではなく、私が好きだから「見ている」ものです。

 

だからこそ、不登校の子どもたちと話をするときに意気投合できていると私は思っています。

 

 

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