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〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14(公文併設)
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不登校の子どもに「宿題はしないでいいよ!」は危険!自由にさせて基礎をおろそかにすると・・・
1.「勉強はいつからでも始められる!」はウソ! 2.毎日の勉強を継続できるようになる? 3.年を取ってから資格を取っても・・・ 4.嫌がる子に勉強をさせても意味がない? 5.海外と日本の不登校対応の違い 6.それって「寄り添う」なの?「言いなり」「放置」じゃ? 7.「寄り添う」ではなく「ご機嫌伺い」 8.推しのライブ代として15万円を親に請求 9.勉強をしている不登校は「少し」安心 10.不登校の理由が「勉強」の子の対応は? 11.不登校解決メソッドを購入したけど・・・ 12.1/3が宿題を出さないクラスで不登校に 13.不登校のキッカケは宿題さぼり 14.クラスの友達とネットゲームをする不登校 15.「中3からガンバる!」と言っていたけど・・・ 16.週に1回の訪問カウンセリング開始! 17.言い訳を鵜呑みにせず指導と支援を行う! 18.1ヶ月で勉強習慣復活!テスト順位もUP! 19.1.5ヶ月で2年間の不登校が解決! 20.基礎勉強は子ども任せにしちゃダメ!
「やる気になれば勉強はいつでも始められる!」 「ムリヤリ、勉強をさせても意味がない!」
→「やる気になれば何でもできる!」「勉強はいつ始めても遅くない!」はウソ!
不登校の子どもに対して、学校の先生やスクールカウンセラーさんがよく口にする言葉です。
実際、「やる気」になれば、勉強はいつからでも始めることは出来るでしょう。
ただ、現実はそれほど甘くはありません。
極端な例ですが25才の時に「医者」なりたいと考え勉強を始めたとします。
しかし、医大に合格するためには5000時間以上の勉強が必要とされています。
※ 1年で合格レベルに達するには1日13時間の勉強が必要です。
はたして、不登校で勉強の習慣がなくなっている子どもが1日13時間の勉強を続けることができるのでしょうか?
3年かけて5000時間の勉強をしたとします。(1日4~5時間)
もちろん、5000時間の勉強時間で必ず合格できるわけではありません。
長期にわたって不登校を経験した子が勉強を続けることができるのでしょうか?
また、「やる気」を3年間も持ち続ける事が出来るのでしょうか?
不登校の子どもに限らず一般的な人間でも、ここまで長い期間「やる気」を継続するのは困難です。
さらには、医大に合格したからと言って医者になれるわけではありません。
逆に医大に入ってからの方が勉強は大変になるのですが・・・。
その子の「やる気」により、無事に医者になれたとします。
しかし、勉強を始めたのが25才で全てが最短で進んだとして、医者として独り立ちできるのは35才です。
医者や弁護士であれば35才からでもギリギリやっていける可能性はありますが・・・。
他の資格であれば、取得にそれほど時間はかからないかもしれません。
しかし、「やる気」が継続せず、資格取得や就職までに時間がかかってしまえばしまうほど・・・。
「やる気になれば勉強はいつでも始められる!」
この言葉は間違った言葉ではありません。
しかし、現実を考えた場合は、勉強を始める時間が遅ければ遅いほど、様々なデメリットが生まれてきます。
そのデメリットを理解したうえで勉強をしないのであれば問題はありません。
「ムリヤリ、勉強をさせても意味がない!」
この言葉は「半分が正しく」「半分が間違い」です。
もちろん、「やる気」がある状態で勉強をすることが最も理想です。
当然、「やる気」があるため「脳」も知識を吸収しやすくなっているでしょう。
それでは、「やる気」がない子に対して「勉強」や「宿題」を子ども任せにして良いのでしょうか?
「好きな事だけをして生活しましょう。」 「勉強や宿題も必要と感じれば自分からやり始めます。」
これらの対応は本当に正しい対応なのでしょうか?
「登校刺激を与えるのはやめましょう。」 「ムリをさせないようにしましょう。」 「子どもの意志を尊重しましょう。」 「好きな事をして心のエネルギーを回復しましょう。」 「自分から動き出すまで待ちましょう。」
これらの対応は「日本独特」の対応です。
海外では不登校の子どもに対してスクールカウンセラーさんが「スモールステップ」で登校を促しています。
それが上手くいかない不登校の子どもに対しては、専門の学校への進学を勧めます。
ただ、「専門の学校」は日本における「適応指導教室」とは違います。
日本のように「登校時間」や「授業内容」などを自分で決めさせるわけではありません。
しっかりとした復帰プログラムがあり、スモールステップで適応できるように支援をしています。
静岡県にある不登校解決相談所には、海外や全国から年間1000件以上の相談が寄せられています。
「ムリをさせないようにしましょう。」 「好きな事をさせて心のエネルギーを回復しましょう。」 「子どもの意志を尊重しましょう。」 「自分から動き出すまで待ちましょう。」 「登校刺激を与えないようにしましょう。」
一見すると、これらの対応は「子どもに寄り添っている」ように感じるでしょう。
しかし、実際は「寄り添う」ではなく「言いなり」や「放置」の状態になっています。
上記の対応を行うことで、不登校が改善しているのであれば問題はありません。
しかし、数ヶ月~1年、待っても、不登校が解決、改善せず、逆に悪化しているのであれば・・・・。
対応を変えた方が良いと思うのですが・・・。
「子どもに気持ちに寄り添う。」
とてもキレイな言葉だと思います。
しかし、この「寄り添う」という言葉に縛られ、子どもの「言いなり」や「ご機嫌うかがい」の状態になっている家族は少なくありません。
「学校はどうする?」→『休む!』 「先生やカウンセラーさんと会う?」→『会わない!』 「勉強や宿題はどうする?」→『やらない!』
『ゲームの時間を延ばして!』→「うん。」 『ご飯は後で食べる!』→「うん。」 『風呂は入らない!』→「うん。」 『ゲーミングパソコンを買って!』→「うん。」
実際、50万円のゲーミングパソコンを買った親御さんもいます。
それにより、お子さんは1日だけ登校しましたが・・・・。
先日、相談をいただいた愛知県にお住まいのお母さんは、スクールカウンセラーさんに「推しのライブ」について相談をしたそうです。
「娘がネッ友と『推し』のライブチケットを勝手に予約しました。」 「そして、チケット代と交通費を請求してきました。」
『広島県と岩手県のネッ友が推しのチケットに当たった!』 『ライブ場所は福岡県と宮城県なんだって!』 『ネッ友と一緒にライブに行くからお金をちょうだい!』 『新幹線代とホテル代、グッズ代を合わせて10~15万円もあればいいかな?』
「10~15万円という大金を簡単に渡すことはできません。」 「さらには、実際に会ったことがないネッ友と一緒に行くのも・・・。」
これに対してスクールカウンセラーさんは下記のように言ったそうです。
「遠くに行くエネルギーが溜まったんですね!」 「友だちと会うエネルギーも溜まったんですね!」 「自分で予約をしたり、電車代を調べたり、前向きに活動できてますね!」 「これは、お子さんのストレングスですね!」
親のお金で勝手に予約をして、チケット代を請求するのはストレングス(強み)なのでしょうか?
推しのライブに行こうとしているのは、心のエネルギーが溜まったからなのでしょうか?
子どもが学校に行けなくても、家庭で勉強を続けているのであれば「少し」安心です。
なぜ、「少し」かというと、不登校でも勉強をしたり、塾に行ったりしている子どもが下記のように思ってしまうからです。
「学校には行けないけど、塾に行っているからいいでしょ!」 「不登校だけど、学年で○位だから問題ないでしょ!」 「通信制高校に行けば自分のペースで学べるから通信制高校に行く!」など
→学校に行っていないけど塾に行ってるからいいでしょ!
それでも、勉強やお手伝いはせず、ゲームやスマホ、動画で毎日を過ごしテイル状態(ゲーム依存やスマホ依存)よりは何倍も良い状態と言えます。
ただし、義務教育卒業後、高校卒業後など社会に出たときに「ひきこもり」になってしまう可能性もありますが・・・。
→「不登校は義務教育の時点で解決して欲しい!」ひきこもり支援団体の方の言葉!
不登校のお子さんが不登校の理由を下記のように言っていたとします。
「授業が理解できない。」 「宿題をやるのが面倒。」 「勉強をする意味が分からない。」
このように言っている子どもに対して、下記のような声かけをして良いのでしょうか?
「ムリしてやらなくていいからね~。」 「出来るときにやればいいよ!」 「好きな事をして心のエネルギーを溜めましょう!」など
ただでさえ、「勉強」が分からず「宿題」を面倒に思っている子が、自分から「苦手分野」の復習をするようになるのでしょうか?
もちろん、自分から「勉強」や「宿題」「苦手分野の復習」をやる子はほとんどいません。
当然、ゲームやスマホ、動画ばかりの生活となり、同じ年の友だちとの差は開く一方になるのは言うまでもありません。
これでは、学校に戻るどころか「登校しぶり」が強くなるのが必然でしょう。
静岡県にある不登校解決相談所には、「スクールカウンセラーさん」や「市区町村の相談員さん」「お医者さん」「不登校の専門家」など、様々な専門家に相談をして、不登校が解決しなかった親御さんの相談が寄せられます。
「スクールカウンセラーさんに待つように言われて待ち続けたら・・・。」 「高校でも不登校を継続して留年してしまいました。」 「あと何年まてば、子どもの不登校は解決するのでしょうか?(不登校期間4年)」
最近、はやりの「メソッド」を購入した親御さんの相談が増えています。
「○○メソッドを購入しました。」 「それにより、家庭での生活は落ち着いたように思います。」 「その後、有料支援に30万円かかると言われました。」 「有料支援を申し込んだ結果、学校に3日登校できたのですが・・・。 「3日連続登校=不登校解決と言われました。」 「その後の登校を継続するには毎月30万円が必要と・・・。」 「いくら払えば不登校は解決するのでしょうか?」
できれば、不登校初期に相談をいただければ、親も子もツラい思いを体験せずにすんだのに・・・・。
昨年、静岡県にお住まいのお母さんから息子さんの相談をいただきました。
中学1年生の4月から不登校になってしまったお子さんです。
このお子さんは、どちらかと言うと明るいお子さんです。
クラスでは1軍とまでは言いませんが、それに準ずるグループにいたそうです。
後に子どもから聞いた不登校のキッカケは「1学期の第1回テスト(期末テスト)」だったそうです。
その学校には、「漢字を週に3P」「英単語を週に2P」「毎日の自主勉強1P」という宿題がありました。
「宿題をやらないと後で困るのは自分だぞ~。」 「成績が下がって希望校に行けないかもしれないぞ~。」 「勉強は自分のためにやるんだぞ~。」
4月の最初に上記のように言った担任の先生は、それ以降、宿題を忘れた子に何も言うことはありませんでした。
その結果、このお子さんを含む「クラスの1/3」が宿題を全くやらなくなったのです。
このお子さんは小学校の頃、中の上くらいの成績だったそうです。
しかし、担任の先生が宿題や勉強に「うるさくない」先生だったことで、このお子さんは家庭学習をせず、授業も聞き流すようになりました。
当然、先生の説明が分からなくなっていきます。
そんな中、中学に入学して初めてのテストが行われます。
宿題として5教科の問題集提出がありましたが、何もやっていませんでした。
この時点で、このお子さんの「学習習慣」は崩壊してしまっていたからです。
「明日はテストか~。」 「どうせ、悪い点しか取れないよな~。」 「宿題もやってないから提出できないしな~。」
このお子さんは上記のように考え、初めてのテストの日から不登校になったようです。
お母さんとお父さんはスクールカウンセラーさんに相談をします。
上記のように言われたお母さんとお父さんは、スクールカウンセラーさんの言葉を信じ、全てを子どもに任せます。
最初は登校していない状態を不安に思っていたようですが、スグにその不安も消え、毎日をゲームやスマホ、動画で過ごすようになりました。
クラスの友達関係も悪くはないため、夕方や夜になるとネットのゲームを一緒に行っていました。
「友だちとゲームが出来るまで心のエネルギーが回復したんですね。」
スクールカウンセラーさんから、このように言われたお母さんとお父さんは、子どもを信じて待ち続けたのです。
このお子さんが不登校になって約2年が経ちました。
その間、このお子さんは何回か登校をしています。
ただ、その登校は長続きせず1日~3日で不登校に戻っています。
「中3からは、毎日、学校に行く!」 「4月からはガンバる!」 「○○高校に行きたいから!」
お母さんとお父さんは、彼の言葉を信じて「待つ」対応を続けます。
この対応により?彼は中学3年生の始業式に登校しました。
しかし、5日ほど登校した翌週の月曜日には不登校に戻ってしまったのです。
2年間、待つ対応を行っても不登校が解決しなかったことから、お母さんとお父さんは不登校解決相談所に相談を下さいました。
依頼を受けた不登校解決相談所では、週に1回の訪問カウンセリングを行います。
訪問カウンセリングの時間は「毎週、月曜日の午前中」としました。
この時間に設定したのは、不登校解決に必要な「時間管理」を兼ねるとう意味があります
昼夜逆転生活を「子ども」と「親」だけで治すことは困難です。
そこで、専門家である不登校解決相談所の訪問時間を月曜日の午前中にしたのです。
最初のカウンセリングでは「勉強」や「宿題」「課題」の大切さを伝えます。
同時に、このお子さんの「得意教科」の解説をして演習を行いました。
事前に「得意教科」や「理解度」を親御さんに聞いていたことで、このお子さんは演習問題をすんなり解くことが出来たのです。
「理解力はあるね!」 「やれば出来るタイプだ!」 「本気になればスグに平均点をとれるね!」 「まあ、今はやってないから悪い点数だと思うけど!」
最初は「ズル」や「怠け」が抜けず、言い訳ばかりをしていました。
「いや、全部やったと思ってたんだけど・・・。」 「そのページだけ忘れちゃった!」 「完璧にしたはずだけど急に忘れちゃった!」など
ここで、子どもの事を「信じる」と言ってスグに許してしまっては元の木阿弥です。
このような場合、不登校解決相談所は1人ひとりに合った「指導」と「支援」「奨励」を行い、子どもの「怠け」を改善していきます。
1ヶ月後、中学3年生、最初のテストがありました。
不登校解決相談所の支援のもと、彼は5教科の問題集を全て終わらせました。
※ 得意教科と担任の教科は理解しながら解き、他の3教科は答えを写させました。
別室ですが、2教科は他の子と同じ時間に解き、他の3教科はまとめて受けることができました。
その結果、最も力を入れた得意教科は62点(平均点)、担任の教科は46点(平均-10点)、他の3教科は4点、8点、15点でした。
順位は100人中83位をとることができたのです。
宿題を期限内に終わらせ、テストでも予想以上の点数をとることができたことで、このお子さんは自信を高めます。
もともと、人間関係にそれほど不安がなかったことで、不登校解決にはそれほど時間はかかりませんでした。
テストを受けた後も彼の別室登校は続きます。
そして、別室登校を始めてから2週間後。
彼は教室への復帰を果たします。
担任の先生にも「効果的な声かけ」や「対応」を事前に伝えたことで、彼の不安は杞憂に終わりました。
不登校解決相談所が支援を始めて「1ヶ月と2週間」で彼の不登校は解決したのです。
その後、このお子さんは休むことなく登校し、希望していた高校に合格することが出来ました。
不登校解決相談所では、発達障害で勉強が苦手な子どもに対して「何もしなくていいよ!」とは言いません。
「ひらがな」や「足し算」「引き算」を苦手とする小学校低学年の子どもに「何もしなくていいよ!」とは言いません。
→不登校や発達障害の子どもを「ギフテット」と特別扱いした違う教育をした結果
「どのような支援をすれば出来るようになるのか?」 「何をすれば苦手を克服できるか?」 「やる気にさせるには何と声をかければいいか?」 「どこまで、子どもの意見を聞くか?」
全てを子どもに自由にするのではなく、正しい対応や支援を行っていきたいですね!
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海外からの相談もいただくようになりました。 カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。
友だち追加(初回無料相談30分延長など)
25/06/23
25/06/19
TOP
ギフテッドの子でさえも基礎が出来ずに不登校継続
1.「勉強はいつからでも始められる!」はウソ!
2.毎日の勉強を継続できるようになる?
3.年を取ってから資格を取っても・・・
4.嫌がる子に勉強をさせても意味がない?
5.海外と日本の不登校対応の違い
6.それって「寄り添う」なの?「言いなり」「放置」じゃ?
7.「寄り添う」ではなく「ご機嫌伺い」
8.推しのライブ代として15万円を親に請求
9.勉強をしている不登校は「少し」安心
10.不登校の理由が「勉強」の子の対応は?
11.不登校解決メソッドを購入したけど・・・
12.1/3が宿題を出さないクラスで不登校に
13.不登校のキッカケは宿題さぼり
14.クラスの友達とネットゲームをする不登校
15.「中3からガンバる!」と言っていたけど・・・
16.週に1回の訪問カウンセリング開始!
17.言い訳を鵜呑みにせず指導と支援を行う!
18.1ヶ月で勉強習慣復活!テスト順位もUP!
19.1.5ヶ月で2年間の不登校が解決!
20.基礎勉強は子ども任せにしちゃダメ!
1.「勉強はいつからでも始められる!」はウソ!
「やる気になれば勉強はいつでも始められる!」
「ムリヤリ、勉強をさせても意味がない!」
→「やる気になれば何でもできる!」「勉強はいつ始めても遅くない!」はウソ!
不登校の子どもに対して、学校の先生やスクールカウンセラーさんがよく口にする言葉です。
実際、「やる気」になれば、勉強はいつからでも始めることは出来るでしょう。
ただ、現実はそれほど甘くはありません。
極端な例ですが25才の時に「医者」なりたいと考え勉強を始めたとします。
しかし、医大に合格するためには5000時間以上の勉強が必要とされています。
※ 1年で合格レベルに達するには1日13時間の勉強が必要です。
はたして、不登校で勉強の習慣がなくなっている子どもが1日13時間の勉強を続けることができるのでしょうか?
2.毎日の勉強を継続できるようになる?
3年かけて5000時間の勉強をしたとします。(1日4~5時間)
もちろん、5000時間の勉強時間で必ず合格できるわけではありません。
長期にわたって不登校を経験した子が勉強を続けることができるのでしょうか?
また、「やる気」を3年間も持ち続ける事が出来るのでしょうか?
不登校の子どもに限らず一般的な人間でも、ここまで長い期間「やる気」を継続するのは困難です。
さらには、医大に合格したからと言って医者になれるわけではありません。
逆に医大に入ってからの方が勉強は大変になるのですが・・・。
3.年を取ってから資格を取っても・・・
その子の「やる気」により、無事に医者になれたとします。
しかし、勉強を始めたのが25才で全てが最短で進んだとして、医者として独り立ちできるのは35才です。
医者や弁護士であれば35才からでもギリギリやっていける可能性はありますが・・・。
他の資格であれば、取得にそれほど時間はかからないかもしれません。
しかし、「やる気」が継続せず、資格取得や就職までに時間がかかってしまえばしまうほど・・・。
「やる気になれば勉強はいつでも始められる!」
この言葉は間違った言葉ではありません。
しかし、現実を考えた場合は、勉強を始める時間が遅ければ遅いほど、様々なデメリットが生まれてきます。
そのデメリットを理解したうえで勉強をしないのであれば問題はありません。
4.嫌がる子に勉強をさせても意味がない?
「ムリヤリ、勉強をさせても意味がない!」
この言葉は「半分が正しく」「半分が間違い」です。
もちろん、「やる気」がある状態で勉強をすることが最も理想です。
当然、「やる気」があるため「脳」も知識を吸収しやすくなっているでしょう。
それでは、「やる気」がない子に対して「勉強」や「宿題」を子ども任せにして良いのでしょうか?
「好きな事だけをして生活しましょう。」
「勉強や宿題も必要と感じれば自分からやり始めます。」
これらの対応は本当に正しい対応なのでしょうか?
5.海外と日本の不登校対応の違い
「登校刺激を与えるのはやめましょう。」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重しましょう。」
「好きな事をして心のエネルギーを回復しましょう。」
「自分から動き出すまで待ちましょう。」
これらの対応は「日本独特」の対応です。
海外では不登校の子どもに対してスクールカウンセラーさんが「スモールステップ」で登校を促しています。
それが上手くいかない不登校の子どもに対しては、専門の学校への進学を勧めます。
ただ、「専門の学校」は日本における「適応指導教室」とは違います。
日本のように「登校時間」や「授業内容」などを自分で決めさせるわけではありません。
しっかりとした復帰プログラムがあり、スモールステップで適応できるように支援をしています。
静岡県にある不登校解決相談所には、海外や全国から年間1000件以上の相談が寄せられています。
6.それって「寄り添う」なの?「言いなり」「放置」じゃ?
「ムリをさせないようにしましょう。」
「好きな事をさせて心のエネルギーを回復しましょう。」
「子どもの意志を尊重しましょう。」
「自分から動き出すまで待ちましょう。」
「登校刺激を与えないようにしましょう。」
一見すると、これらの対応は「子どもに寄り添っている」ように感じるでしょう。
しかし、実際は「寄り添う」ではなく「言いなり」や「放置」の状態になっています。
上記の対応を行うことで、不登校が改善しているのであれば問題はありません。
しかし、数ヶ月~1年、待っても、不登校が解決、改善せず、逆に悪化しているのであれば・・・・。
対応を変えた方が良いと思うのですが・・・。
7.「寄り添う」ではなく「ご機嫌伺い」
「子どもに気持ちに寄り添う。」
とてもキレイな言葉だと思います。
しかし、この「寄り添う」という言葉に縛られ、子どもの「言いなり」や「ご機嫌うかがい」の状態になっている家族は少なくありません。
「学校はどうする?」→『休む!』
「先生やカウンセラーさんと会う?」→『会わない!』
「勉強や宿題はどうする?」→『やらない!』
『ゲームの時間を延ばして!』→「うん。」
『ご飯は後で食べる!』→「うん。」
『風呂は入らない!』→「うん。」
『ゲーミングパソコンを買って!』→「うん。」
実際、50万円のゲーミングパソコンを買った親御さんもいます。
それにより、お子さんは1日だけ登校しましたが・・・・。
8.推しのライブ代として15万円を親に請求
先日、相談をいただいた愛知県にお住まいのお母さんは、スクールカウンセラーさんに「推しのライブ」について相談をしたそうです。
「娘がネッ友と『推し』のライブチケットを勝手に予約しました。」
「そして、チケット代と交通費を請求してきました。」
『広島県と岩手県のネッ友が推しのチケットに当たった!』
『ライブ場所は福岡県と宮城県なんだって!』
『ネッ友と一緒にライブに行くからお金をちょうだい!』
『新幹線代とホテル代、グッズ代を合わせて10~15万円もあればいいかな?』
「10~15万円という大金を簡単に渡すことはできません。」
「さらには、実際に会ったことがないネッ友と一緒に行くのも・・・。」
これに対してスクールカウンセラーさんは下記のように言ったそうです。
「遠くに行くエネルギーが溜まったんですね!」
「友だちと会うエネルギーも溜まったんですね!」
「自分で予約をしたり、電車代を調べたり、前向きに活動できてますね!」
「これは、お子さんのストレングスですね!」
親のお金で勝手に予約をして、チケット代を請求するのはストレングス(強み)なのでしょうか?
推しのライブに行こうとしているのは、心のエネルギーが溜まったからなのでしょうか?
9.勉強をしている不登校は「少し」安心
子どもが学校に行けなくても、家庭で勉強を続けているのであれば「少し」安心です。
なぜ、「少し」かというと、不登校でも勉強をしたり、塾に行ったりしている子どもが下記のように思ってしまうからです。
「学校には行けないけど、塾に行っているからいいでしょ!」
「不登校だけど、学年で○位だから問題ないでしょ!」
「通信制高校に行けば自分のペースで学べるから通信制高校に行く!」など
→学校に行っていないけど塾に行ってるからいいでしょ!
それでも、勉強やお手伝いはせず、ゲームやスマホ、動画で毎日を過ごしテイル状態(ゲーム依存やスマホ依存)よりは何倍も良い状態と言えます。
ただし、義務教育卒業後、高校卒業後など社会に出たときに「ひきこもり」になってしまう可能性もありますが・・・。
→「不登校は義務教育の時点で解決して欲しい!」ひきこもり支援団体の方の言葉!
10.不登校の理由が「勉強」の子の対応は?
不登校のお子さんが不登校の理由を下記のように言っていたとします。
「授業が理解できない。」
「宿題をやるのが面倒。」
「勉強をする意味が分からない。」
このように言っている子どもに対して、下記のような声かけをして良いのでしょうか?
「ムリしてやらなくていいからね~。」
「出来るときにやればいいよ!」
「好きな事をして心のエネルギーを溜めましょう!」など
ただでさえ、「勉強」が分からず「宿題」を面倒に思っている子が、自分から「苦手分野」の復習をするようになるのでしょうか?
もちろん、自分から「勉強」や「宿題」「苦手分野の復習」をやる子はほとんどいません。
当然、ゲームやスマホ、動画ばかりの生活となり、同じ年の友だちとの差は開く一方になるのは言うまでもありません。
これでは、学校に戻るどころか「登校しぶり」が強くなるのが必然でしょう。
11.不登校解決メソッドを購入したけど・・・
静岡県にある不登校解決相談所には、「スクールカウンセラーさん」や「市区町村の相談員さん」「お医者さん」「不登校の専門家」など、様々な専門家に相談をして、不登校が解決しなかった親御さんの相談が寄せられます。
「スクールカウンセラーさんに待つように言われて待ち続けたら・・・。」
「高校でも不登校を継続して留年してしまいました。」
「あと何年まてば、子どもの不登校は解決するのでしょうか?(不登校期間4年)」
最近、はやりの「メソッド」を購入した親御さんの相談が増えています。
「○○メソッドを購入しました。」
「それにより、家庭での生活は落ち着いたように思います。」
「その後、有料支援に30万円かかると言われました。」
「有料支援を申し込んだ結果、学校に3日登校できたのですが・・・。
「3日連続登校=不登校解決と言われました。」
「その後の登校を継続するには毎月30万円が必要と・・・。」
「いくら払えば不登校は解決するのでしょうか?」
できれば、不登校初期に相談をいただければ、親も子もツラい思いを体験せずにすんだのに・・・・。
12.1/3が宿題を出さないクラスで不登校に
昨年、静岡県にお住まいのお母さんから息子さんの相談をいただきました。
中学1年生の4月から不登校になってしまったお子さんです。
このお子さんは、どちらかと言うと明るいお子さんです。
クラスでは1軍とまでは言いませんが、それに準ずるグループにいたそうです。
後に子どもから聞いた不登校のキッカケは「1学期の第1回テスト(期末テスト)」だったそうです。
その学校には、「漢字を週に3P」「英単語を週に2P」「毎日の自主勉強1P」という宿題がありました。
「宿題をやらないと後で困るのは自分だぞ~。」
「成績が下がって希望校に行けないかもしれないぞ~。」
「勉強は自分のためにやるんだぞ~。」
4月の最初に上記のように言った担任の先生は、それ以降、宿題を忘れた子に何も言うことはありませんでした。
その結果、このお子さんを含む「クラスの1/3」が宿題を全くやらなくなったのです。
13.不登校のキッカケは宿題さぼり
このお子さんは小学校の頃、中の上くらいの成績だったそうです。
しかし、担任の先生が宿題や勉強に「うるさくない」先生だったことで、このお子さんは家庭学習をせず、授業も聞き流すようになりました。
当然、先生の説明が分からなくなっていきます。
そんな中、中学に入学して初めてのテストが行われます。
宿題として5教科の問題集提出がありましたが、何もやっていませんでした。
この時点で、このお子さんの「学習習慣」は崩壊してしまっていたからです。
「明日はテストか~。」
「どうせ、悪い点しか取れないよな~。」
「宿題もやってないから提出できないしな~。」
このお子さんは上記のように考え、初めてのテストの日から不登校になったようです。
14.クラスの友達とネットゲームをする不登校
お母さんとお父さんはスクールカウンセラーさんに相談をします。
「登校刺激を与えるのはやめましょう。」
「ムリをさせないようにしましょう。」
「子どもの意志を尊重しましょう。」
「好きな事をして心のエネルギーを回復しましょう。」
「自分から動き出すまで待ちましょう。」
上記のように言われたお母さんとお父さんは、スクールカウンセラーさんの言葉を信じ、全てを子どもに任せます。
最初は登校していない状態を不安に思っていたようですが、スグにその不安も消え、毎日をゲームやスマホ、動画で過ごすようになりました。
クラスの友達関係も悪くはないため、夕方や夜になるとネットのゲームを一緒に行っていました。
「友だちとゲームが出来るまで心のエネルギーが回復したんですね。」
スクールカウンセラーさんから、このように言われたお母さんとお父さんは、子どもを信じて待ち続けたのです。
15.「中3からガンバる!」と言っていたけど・・・
このお子さんが不登校になって約2年が経ちました。
その間、このお子さんは何回か登校をしています。
ただ、その登校は長続きせず1日~3日で不登校に戻っています。
「中3からは、毎日、学校に行く!」
「4月からはガンバる!」
「○○高校に行きたいから!」
お母さんとお父さんは、彼の言葉を信じて「待つ」対応を続けます。
この対応により?彼は中学3年生の始業式に登校しました。
しかし、5日ほど登校した翌週の月曜日には不登校に戻ってしまったのです。
16.週に1回の訪問カウンセリング開始!
2年間、待つ対応を行っても不登校が解決しなかったことから、お母さんとお父さんは不登校解決相談所に相談を下さいました。
依頼を受けた不登校解決相談所では、週に1回の訪問カウンセリングを行います。
訪問カウンセリングの時間は「毎週、月曜日の午前中」としました。
この時間に設定したのは、不登校解決に必要な「時間管理」を兼ねるとう意味があります
昼夜逆転生活を「子ども」と「親」だけで治すことは困難です。
そこで、専門家である不登校解決相談所の訪問時間を月曜日の午前中にしたのです。
17.言い訳を鵜呑みにせず指導と支援を行う!
最初のカウンセリングでは「勉強」や「宿題」「課題」の大切さを伝えます。
同時に、このお子さんの「得意教科」の解説をして演習を行いました。
事前に「得意教科」や「理解度」を親御さんに聞いていたことで、このお子さんは演習問題をすんなり解くことが出来たのです。
「理解力はあるね!」
「やれば出来るタイプだ!」
「本気になればスグに平均点をとれるね!」
「まあ、今はやってないから悪い点数だと思うけど!」
最初は「ズル」や「怠け」が抜けず、言い訳ばかりをしていました。
「いや、全部やったと思ってたんだけど・・・。」
「そのページだけ忘れちゃった!」
「完璧にしたはずだけど急に忘れちゃった!」など
ここで、子どもの事を「信じる」と言ってスグに許してしまっては元の木阿弥です。
このような場合、不登校解決相談所は1人ひとりに合った「指導」と「支援」「奨励」を行い、子どもの「怠け」を改善していきます。
18.1ヶ月で勉強習慣復活!テスト順位もUP!
1ヶ月後、中学3年生、最初のテストがありました。
不登校解決相談所の支援のもと、彼は5教科の問題集を全て終わらせました。
※ 得意教科と担任の教科は理解しながら解き、他の3教科は答えを写させました。
別室ですが、2教科は他の子と同じ時間に解き、他の3教科はまとめて受けることができました。
その結果、最も力を入れた得意教科は62点(平均点)、担任の教科は46点(平均-10点)、他の3教科は4点、8点、15点でした。
順位は100人中83位をとることができたのです。
19.1.5ヶ月で2年間の不登校が解決!
宿題を期限内に終わらせ、テストでも予想以上の点数をとることができたことで、このお子さんは自信を高めます。
もともと、人間関係にそれほど不安がなかったことで、不登校解決にはそれほど時間はかかりませんでした。
テストを受けた後も彼の別室登校は続きます。
そして、別室登校を始めてから2週間後。
彼は教室への復帰を果たします。
担任の先生にも「効果的な声かけ」や「対応」を事前に伝えたことで、彼の不安は杞憂に終わりました。
不登校解決相談所が支援を始めて「1ヶ月と2週間」で彼の不登校は解決したのです。
その後、このお子さんは休むことなく登校し、希望していた高校に合格することが出来ました。
20.基礎勉強は子ども任せにしちゃダメ!
「やる気になれば勉強はいつでも始められる!」
「ムリヤリ、勉強をさせても意味がない!」
この言葉は「半分が正しく」「半分が間違い」です。
不登校解決相談所では、発達障害で勉強が苦手な子どもに対して「何もしなくていいよ!」とは言いません。
「ひらがな」や「足し算」「引き算」を苦手とする小学校低学年の子どもに「何もしなくていいよ!」とは言いません。
→不登校や発達障害の子どもを「ギフテット」と特別扱いした違う教育をした結果
「どのような支援をすれば出来るようになるのか?」
「何をすれば苦手を克服できるか?」
「やる気にさせるには何と声をかければいいか?」
「どこまで、子どもの意見を聞くか?」
全てを子どもに自由にするのではなく、正しい対応や支援を行っていきたいですね!
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海外からの相談もいただくようになりました。
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