「４月から登校する！」と言った不登校の子供がゴールデンウィーク明けから不登校に戻ってしまった！

間違った対応では不登校は解決しない！

 

 

 
 

１．ゴールデンウィーク明けから不登校に

 

毎年、次のような相談を多くいただきます。

 

「ゴールデンウイーク明けから不登校になってしまいました。」
「４月から登校していたのですが・・・・。」
「また、不登校に戻ってしまいました。」
「これから、どうしたらいいのでしょう？」

 

先日も中学２年生のＫさんという男の子のお母さんから、同じような相談をいただきました。

 

「Ｋは中学１年生の５月から不登校になってしまいました。」
「最初はお手伝いや勉強をしたり、先生と会ったりしていたのですが・・・。」
「夏休みに入った頃から、ゲームやスマホ、動画で毎日を過ごすようになって・・・。」
「お手伝いや勉強、先生と会うことをしなくなりました。」
「さらには、ネットの友達とゲームをするようになって・・・。」
「昼夜逆転生活になってしまいました。」

 
 

２．「４月から学校に行く！」は本当？

 

３学期に入るとＫさんは、次のように言い始めます。

 

「２年生になったら学校に行く！」
「４月から心機一転ガンバる！」
「毎日、朝から登校する！」

 

ただ、次のようにも言っていたそうです。

 

「春休みが終わるまでは好きな事をして過ごす！」
「心のエネルギーを溜めてから学校に行く！」
「だから、ゲーミングパソコンを買って！」

 

Ｋさんの前向きな言葉を聞いたお母さんは嬉しくなります。

 

ただ、ゲーミングパソコンを買ってあげてよいものなのか迷ってしまったそうです。

 
 

３．パソコンを買えば心のエネルギーが回復する？

 

お母さんがカウンセラーさんに相談すると・・・。

 

「やっと心のエネルギーが溜まったんですね！」
「だから、学校に行くと言えるようになったんです！」
「ゲーミングパソコンも買ってあげたほうがいいと思います。」
「それによって、さらに心のエネルギーが溜まるでしょう。」

 

お母さんはＫさんにゲーミングパソコンを買ってあげました。

 

「ありがとう！」
「４月からは絶対にガンバるよ！」
「毎日、朝から登校する！」
「ありがとう！」

 

ゲーミングパソコンを買ってもらったＫさんは春休みを笑顔で過ごしました。

 

ただ、毎日、夜遅くまでゲームをして、朝、起きるのは昼過ぎだったそうです。

 
 

４．朝の登校しぶりの原因は深夜までの

 

４月に入るとＫさんは「登校」を始めました。

 

しかし、朝から自分で登校したのは最初の１週間だけです。

 

その後は、お母さんが何とか起こしてイヤイヤながらも登校したそうです。

 

朝、自分から起きる事が出来ない理由はシンプルです。

 

買ったゲーミングパソコンを使い深夜までネットの友達とゲームをしていたからです。

 

４月が始まって最初の１週間は子供が自らゲームの時間を１２時までにしていたそうです。

 

※ 翌日に学校があるのであれば、ゲーム１２時までやり過ぎなのですが・・・。

 

しかし、ゲームを終了する時間は少しずつ遅くなっていきました。

 
 

５．ゴールデンウィーク明けから不登校に

 

ゴールデンウイーク明けＫさんは体調不良を訴えます。

 

「頭が痛い」
「お腹が痛い」
「気持ちが悪い」

 

Ｋさんの体調を心配したお母さんは、学校を休ませ病院に誘います。

 

「病院に行かなくても大丈夫！」
「このまま、寝ていれば良くなる！」
「とにかく、部屋から出て行って！」

 

ぐっすり眠ってスッキリしたＫさんはゲームを始めます。

 

もちろん、夜遅くまでネットの友達とゲームをしてしまいます。

 

そして、翌日の朝になると・・・。

 

「頭が痛い」
「お腹が痛い」
「気持ちが悪い」

 
 

６．１ヶ月、登校したことを褒めていいの？

 

お母さんはスグにカウンセラーさんに相談をしました。

 

「心のエネルギーを使い切ってしまったんですね。」
「１ヶ月ガンバっただけでもスゴいと思います！」
「Ｋさんのガンバリをたくさん褒めてあげて下さい！」
「また、心のエネルギーが溜まれば学校に行けるようになるでしょう。」

 

このアドバイスをもらったお母さんは、次のように思ったそうです。

 

「あんなにゲームをているのに心のエネルギーは溜まらないの？」
「いつまで待てば、毎日、登校できるの？」
「深夜までゲームをしていることを褒めていいの？」
「ゲーミングパソコンを買ったのが間違ったいたんじゃ・・・。」

 

お母さんは、静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を申し込んで下さいました。

 
 

７．不登校に戻ってしまった理由は？

 

Ｋさんがゴールデンウィーク明けから不登校に戻ってしまった理由はいくつかあります。

 

・心のエネルギーに縛られ「好きな事をさせる」という「間違った対応」をしてしまった。
・「４月からガンバる！」という言葉を親が信じてしまった。
・登校を始めていないのにゲーミングパソコンを買ってしまった。
・春休みの生活を子供まかせ（自由）にしてしまった。
・４月の最初に登校したときに「正しい対応」をしなかった。など

 

本来であれば、「一般的な対応」ではなく、「Ｋさんに合った対応」をしなければいけなかったのですが・・・。

 

学校と連携をして、登校が続くようにする「声かけ」をしていれば・・・。

 

お母さんやお父さんが学校から帰ってきたＫさんに対して「正しい対応」を行っていれば・・・。

 

登校した最初の１週間に親と学校が役割分担をして「正しい対応」を行えば、Ｋさんの登校は続いたでしょう。

 
 

８．クラスは仲の良い子ばかりなのに

 

新学年では、学校の先生たちが不登校の子供のために「クラス替え」を行ってくれています。

 

実際、Ｋさんのクラスも「Ｋさんと仲の良い子」がたくさんいました。

 

それでも、Ｋさんは不満を感じます。

 

「話かけられてイヤだった。」
「誰も話かけてくれない。」
「クラスがつまらない。」
「自分の知らないアニメの話で盛り上がっている。」
「グループに入りづらい。」
「授業の内容が分からない。」

 

不登校経験者のほとんどが「間違った対応」を受けたことで、「ストレス耐性」が極端に低くなっています。

 

そのため、先生たちが「希望した子」を同じクラスにしたり、「元気な子」がいないクラスにしたりしても、不登校に戻ってしまうのです。

 
 

９．不登校で成長や発達が止まってしまう！

 

Ｋさんの不登校の理由は「中１のクラスで友達が出来なかった事」のようです。

 

小学校で仲の良かった子が同じクラスに１人もいなく、さらに、担任の先生とも合わなかったようです。

 

それでも「新２年生のクラス」に関しては、元々、仲の良かった子がたくさんいます。

 

ただ、友達は中学生活２年目ですが、Ｋさんは中学生活１年目です。

 

友達と感覚のズレが生じるのは仕方のないことです。

 

しかし、Ｋさんはそれを受け入れることが出来ていません。

 

学習に関しても同様です。

 

友達は授業を１年間受け続けていましたが、Ｋさんは家で勉強を全くしていません。

 

これでは、授業が分からなくなるのは仕方のないことです。

 
 

１０．１人ひとりに合った対応を！

 

私の事を次のように言う子供がいます。

 

「先生はとても面白い！」

 

違う印象を持っている子供もいます。

 

「先生は自分勝手な事を言うと怒る！」

 

さらには次のように言う子もいます。

 

「先生は学校の先生より怖い！」

 

なぜ、私に対する印象が子供たちによって違うのでしょう。

 

それは、不登校解決相談所が「１人ひとり」に合った対応をしているからです。

 

クラスで「いじめ」られて不登校になった子供と「警察に補導」されて不登校になった子供に「同じ対応」をしてもよいと思いますか？

 

 

→まずは静岡県にある不登校解決相談所の無料相談を！
→全国から、相談の依頼をいただいております。

 

海外からの相談もいただくようになりました。
 
カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、北海道、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、長崎県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。

 

友だち追加（初回無料相談30分延長など）