不登校の子どもの代わりに親が課題をやる、親がテストの名前を書きにいく通信制高校は意味があるの?

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不登校の子どもの代わりに親が課題をやる、親がテストの名前を書きにいく通信制高校は意味があるの?

不登校の進学と就職,お役立ちコラム

2024/09/12 不登校の子どもの代わりに親が課題をやる、親がテストの名前を書きにいく通信制高校は意味があるの?

通信制高校で答えを写すだけもやらない子ども

 

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1.適応指導教室に通い始めるも・・・
2.夏休みに全員参加の通信制高校説明会
3.中学1~2年生が通信制高校を見学すると・・・
4.通信制高校を見学する中学校に戻らなくなる!
5.通信制高校見学後に勉強をしなくなる理由
6.不登校でも大丈夫って高校の先生が言ってた?
7.2年9ヶ月の不登校が終わる?通信制高校へ進学!
8.週3回の登校を決めたけど・・・
9.指示するから課題をやる気がなくなった?
10.通信制高校は留年や退学はないけど単位は・・・
11.親が代わりに課題をやってもOK?
12.親が代わりにテストを受けるのが子どものため?
13.延命措置として親が課題をやる?
14.親だけでの対応では子どもは変わらない
15.訪問カウンセリングの依頼
16.「あの人となら勉強をしてもいいかな。」
17.課題の計画、確認、指導、支援
18.1学期の課題終了!次は試験と登校!

 
 

1.適応指導教室に通い始めるも・・・

 

先日、東京都にお住まいのお母さんから、通信制高校に通っている息子さんの不登校相談をいただきました。

 

今年の4月に通信制高校に進学したばかりのお子さんです。

 

この息子さんは中学校1年生の時に不登校になってしまいました。

 

その後、適応指導教室に通うようになります。

 

最初は適応指導教室に週4~5回ほど通っていたそうですが、1ヶ月も経つと週に2~3回の登校となり、3ヶ月が経った頃には週に0~1回の登校となってしまいます。

 

滞在時間も最初は4~5時間だったようですが少しずつ減り、3ヶ月が経った頃には1時間程度になってしまいます。

 

ただ、この息子さんの変化は珍しい変化ではありません。

 

適応指導教室や別室、フリースクールに通っているほとんどの子が同じ状態となります。

 

これは、適応指導教室の先生方が下記のように言うからです。

 

「ムリしなくて良いからね!」
「来られるときに来れば良いからね!」
「ガンバリ過ぎないようにしてね!」

 

→別室や適応指導教室、フリースクールに行かなくなる理由!
 
 

2.夏休みに全員参加の通信制高校説明会

 

このお子さんが通っていた適応指導教室では、夏休み「前」や冬休み「前」に通信制高校の「見学会」や「体験会」を行うそうです。

 

この通信制高校の「見学会」や「体験会」は全員参加で行われます。

 

※ もちろん、親が「反対」した場合や子どもが「反対」した場合は不参加となります。

 

「早くから様々な進路があることを知るため。」
「全日制高校が全てではないことを知るため。」
「自分に合った高校を見つけるため。」
「子どもの心を楽(らく)にさせてあげるため。」

 

上記が通信制高校「見学会」や「体験会」の趣旨です。

 

東京都にお住まいの親御さんも息子さんも特に考えずに参加をしました。

 

しかし、これは間違った対応なのですが・・・・。

 
 

3.中学1~2年生が通信制高校を見学すると・・・

 

中学3年生の夏休み前~夏休みであれば、通信制高校の見学会や体験会に参加するのは悪いとは言いません。

 

※ 静岡県にある不登校解決相談所では親だけで良いと考えていますが・・・。

 

しかし、中学1年生や2年生が通信制高校の見学会や体験会に参加することは反対です。

 

実際、中学1年生、2年生の不登校の子どもが下記のように言うことは珍しくありません。

 

「不登校でも大丈夫!」
「通信制高校には合格することができるから!」

「中学校の勉強をしなくても大丈夫!」
「通信制高校で中学生の基礎から教えてくれるから!」

「昼夜逆転でも大丈夫!」
「通信制高校は登校時間を選べるから!」

「規則正しい生活をしなくても大丈夫!」
「通信制高校は、毎日、行く必要はないから!」

 
 

4.通信制高校を見学する中学校に戻らなくなる!

 

私立の通信制高校(補助校含む)は生徒を集めるためにたくさんの宣伝をしています。

 

もちろん、静岡県にある不登校解決相談所でも宣伝が悪いこととは思っていません。

 

ただ、宣伝ですので通信制高校のデメリットを言うことはほとんどありません。

 

「不登校のままでも大丈夫ですよ!」
「私たちの学校には合格できますからね!」

「中学校で勉強をしていなくても大丈夫ですよ!」
「私たちが中学校の基礎から教えますからね!」

「毎朝、起きる事ができなくても大丈夫ですよ!」
「自分で登校時間を決めることが出来ますからね!」

「昼夜逆転でも大丈夫ですよ!」
「毎日、登校しなくても卒業できますからね!」

 

このような言葉を聞いた中学1年生~中学2年生が学校に戻ろうと思うでしょうか?

 
 

5.通信制高校見学後に勉強をしなくなる理由

 

中学1年生の夏休み前に通信制高校の「見学会」に参加した息子さんは、親御さんにこう言ったそうです。

 

「僕は○○高校(通信制高校)に進学する!」
「そこで、勉強をガンバって大学に行く!」

 

→通信制高校の大学合格実績は本当だけどウソ!

 

不登校の息子さんの前向きな発言をきいた親御さんは嬉しくなります。

 

そして、通信制高校の「見学会」に参加して良かったと思います。

 

しかし、スグにその考えが間違っていたことに気づきます。

 

なぜなら、不登校の息子さんは「見学会」以降、適応指導教室への登校日数が極端に減ったからです。

 

当然、勉強や宿題もやらなくなり、逆に「ゲーム」や「スマホ」の時間は増えてしまったのです。

 
 

6.不登校でも大丈夫って高校の先生が言ってた?

 

「ゲームやスマホの時間を減らしたほうが良いんじゃないの?」
「少しずつでも勉強をやったほうが良いんじゃない?」
「適応指導教室での時間を増やしたら?」
「来年(中2、中3、高校)に向けて生活リズムを整えたら?」

 

親御さんの声かけに対して不登校の息子さんは下記のように答えます。

 

「大丈夫!不登校のままでも○○高校(通信制高校)に合格できるから!」
「大丈夫!○○高校(通信制高校)で中学校の基礎から勉強を教えてくれるから!」
「大丈夫!通信制高校の登校は毎日じゃないから!」

 

適応指導教室の先生に相談をすると・・・・。

 

「○○高校を卒業して大学に行くという目標ができて良かったですね!」
「今はムリをさせない方がいいと思います。」
「本人の意志を尊重してあげましょう。」
「やる気になれば勉強はいつからでも出来ますよ!」

 

→「やる気になれば何でもできる!」「勉強はいつ始めても遅くない!」はウソ!

 
 

7.2年9ヶ月の不登校が終わる?通信制高校へ進学!

 

今年の3月、東京都にお住まいの息子さんは中学校を卒業しました。

 

もちろん、不登校のままの中学校卒業です。

 

親御さんは、息子さんが不登校になってから2年と9ヶ月の間、息子さんを信じて待ち続けていました。

 

しかし、「待つ」はもうすぐ終わります。

 

なぜなら、息子さんは約2年8ヶ月前から行きたいと言っていた○○高校(通信制高校)に進学したからです。

 

「○○高校で中学校の基礎から学び大学を目指す!」
「高校からガンバる!」

 

親御さんは息子さんの言葉を信じて、4月からに期待をしていたのです。

 
 

8.週3回の登校を決めたけど・・・

 

4月になり、通信制高校での生活が始まりました。

 

息子さんは週に3回、登校するコースを選びました。

 

そして、登校したときに通信制高校の課題や中学校の基礎勉強、さらには大学受験の勉強をすることにしたのです。

 

しかし、週に3回、登校できたのは、最初の2週間だけす。

 

3週目には週に1回しか登校せず、ゴールデンウィーク明けからは登校しなくなったのです。

 

「自分で決めた事なんだからガンバろうよ!」
「大学に行きたいんでしょ!」
「週に3回はガンバって学校に行かなきゃダメだよ!」

 

親御さんが声をかけると・・・。

 

「通信制高校なんだから、学校に行かなくてもいいんだよ!」
「家で課題をやれば良いって先生が言ってた!」
「自分でちゃんとやるから放っておいて!」

 
 

9.指示するから課題をやる気がなくなった?

 

通信制高校の話をすると、息子さんは切れたりイライラしたりします。

 

「うるせ~な!」
「いちいちうるせ~んだよ!」
「今日は課題をやろうと思ったけど、やる気がなくなった!」
「単位を落としたらお前のせいだからな!」

 

中学校で不登校だったときも、息子さんのご機嫌をとっていた親御さんです。

 

息子さんが切れたり、暴言を吐くと何も言えなくなってしまいます。

 

それでは声をかけなければ、息子さんは課題をやったり、通信制高校に登校したりするのでしょうか?

 

もちろん、息子さんが動き出すことはありません。

 
 

10.通信制高校は留年や退学はないけど単位は・・・

 

東京都にお住まいのお母さんが相談を下さったのは9月に入ってスグのことです。

 

「通信制高校の先生から連絡がきました。」
「前期に行う予定だった課題がほとんど終わっていないと言われました。」
「出席はしなくても良いが課題を提出して、テストを受けなければなりません。」

 

通信制高校のお子さんの不登校相談が多いのが9月に入ってからです。

 

通信制高校の場合は「留年」や「退学」という制度がないため、親御さんも子どもも焦らない傾向があるからです。

 

ただ、当然ですが単位を落としてしまうと3年で卒業することができなくなります。

 

そのため、単位認定試験が近づく10月になると相談が増えるのです。

 
 

11.親が代わりに課題をやってもOK?

 

東京都にお住まいのお母さんは、通信制高校の先生(補助校の場合、教員免許は必要ありません)は下記のように言われます。

 

「○日までに課題を提出して下さい。」
「お子さんができないようならお母さんがやっても大丈夫ですよ!」
「学校に来て下されば答えをお渡しします。」
「お母さんがそれを写して提出して下されば単位をもらうことができます。」

 

単位認定試験についてもアドバイス?をもらいます。

 

「○日の単位認定試験もお母さんが来て下されば大丈夫です。」
「名前だけ書いて下されば、点数は関係ありません。」
「成績も安心していただいて結構です。」
「4か5の成績をつけますので安心して下さい。」

 

このような事は通信制高校(補助校)では珍しくありません。

 

もちろん、公立の通信制高校では、このような不正はありません。

 

しかし、私立の通信制高校(補助校)では・・・・・。

 

→通信制高校の卒業、進学、就職は全日制高校と同じではない!

 
 

12.親が代わりにテストを受けるのが子どものため?

 

東京都にお住まいのお母さんは下記のように仰いました。

 

「親が課題をやって良いのでしょうか?」
「単位認定テストを子どもが受けなくて良いのでしょうか?」
「これは子どものためになるのでしょうか?」
「どうしたら良いのでしょうか?」

 

お母さんの考えは一般的であり、正常だと思います。

 

高校の卒業資格を得るためには、国で決められた内容の履修が必要になります。

 

「全日制、定時制に通えない青少年に対して、高等学校の教育を受ける場所。」

 

これが通信制高校の本来の目標です。

 

ただ、現在の私立通信制高校(補助校含む)では「お金を払うことで高校卒業資格をもらえる場所」となってしまっているのです。

 
 

13.延命措置として親が課題をやる?

 

静岡県にある不登校解決相談所では「課題の答えを提供する」や「認定試験に名前を書くだけで単位をもらえる」「何もしなくても良い成績をくれる」システムには反対の立場をとっています。

 

しかし、これらの通信制高校を否定するつもりもありません。

 

親御さんや本人が納得しているのであれば、それほど苦労せずに高校卒業の資格が得られることを悪いとは思っていません。

 

私は東京都にお住まいのお母さんに助言をしました。

 

「ここでお母さんが課題をやって、認定試験を受けることで3年で卒業できる資格は得られます。」
「いわゆる延命措置は悪いことではないかもしれません。」
「ただ、この後も同じことが続けるのは良くないのではないでしょうか?」

 

『後期も登校しない。』
『家で課題をやらない。』
『単位認定試験を受けない。』

 

「次も同じように親御さんが課題をやってしまうと・・・。」
「息子さんは、親に感謝して登校するようになりますか?」
「愛情を感じて自分で課題をやるようになりますか?」

 
 

14.親だけでの対応では子どもは変わらない

 

「息子は『後期はガンバる!』と言うと思います。」
「でも、多分、登校することはないと思います。」
「課題も自分でやることはないと思います。」

 

東京都にお住まいのお母さんは、下記のように仰って下さいました。

 

「自分で課題をやれるようにするにはどうすればいいですか?」

 

静岡県にある不登校解決相談所では、第三者の支援の必要性をお伝えします。

 

現在の「親御さん」と「息子さん」の力関係ではお母さんやお父さんが何を話しても効果がないからです。

 

もちろん、第三者が静岡県にある不登校解決相談所ではある必要はありません。

 

親御さんの考えを尊重して、息子さんの支援をして下さる機関であれば良いのです。

 
 

15.訪問カウンセリングの依頼

 

静岡県にある不登校解決相談所には全国や海外から相談が寄せられています。

 

また、全国への訪問カウンセリングや全国や海外からの対面カウンセリングの依頼も多くあります

 

「近くに不登校解決相談所のような機関がありません。」
「不登校解決相談所のように具体的な助言をくれる機関はありません。」
「ムリをさせないや好きな事を自由にさせるなど一般的なアドバイスしかもらったことがありません。」

 

相談を下さる親御さんからは、このようなお言葉をいただきます。

 

東京都にお住まいのお母さんも同様の内容を仰っていました。

 

そして、静岡県にある不登校解決相談所の訪問カウンセリングをご依頼下さいました。

 
 

16.「あの人となら勉強をしてもいいかな。」

 

不登校解決相談所と親御さんで相談をして、突然の訪問カウンセリングを行うことになりました。

 

→突然の訪問カウンセリングに子どもが反発しませんか?

 

もちろん、事前に息子さんの情報をたくさんいただきました。

 

突然の訪問カウンセリングに戸惑っていた息子さんですが、初回の訪問カウンセリングが終わり私が帰ったあと下記のように言ったそうです。

 

「あの人となら勉強をしてもいいかな。」
「高校を3年で卒業するためには仕方ないな。」

 

反発の言葉を想像していた親御さん(と不登校解決相談所)は、お子さんの言葉に驚いたそうです。

 

※ もちろん、反発をしたときの対応や声かけも事前に検討してありました。

 
 

17.課題の計画、確認、指導、支援

 

3日後に2回目の訪問カウンセリングを行いました。

 

そこでは、課題の実施計画表を一緒に作ります。

 

また、実施計画表の達成確認を電話ですることも確認します。

 

課題の提出期間が迫っていたため週に2回の訪問カウンセリングを行い、課題の進捗状況の確認を行いました。

 

もちろん、先を見通して登校再開についての話もしておきます。

 

課題ばかりでは疲れてしまうため、趣味の話も30分ほど確保していました。

 

中学時代から不登校を継続していたため「趣味の話をできる人」「叱咤してくれる人」「ガンバリを認めてくれる人」の3つの役割を不登校解決相談所が行ったのです。

 

課題をサボったときは怒るのですが、だからと言って次回の訪問を拒否することはありません。

 

これは、初回の訪問カウンセリング前に息子さんの情報をいただいていたことと、不登校解決相談所の解決実績からくるコミュニケーション技術によるところが大きいでしょう。

 
 

18.1学期の課題終了!次は試験と登校!

 

これらの対応により、前期に提出しなければならない課題は全て終える事が出来ました。

 

次の目標は単位認定試験の為に登校してテストに名前を書くことです

 

ただ、これに関しても心配はしていません。

 

なぜなら、初回の訪問カウンセリングで単位認定試験の話をしているからです。

 

そして、次の目標は通信制高校への登校を再開することです。

 

最低でも、自分で決めた週に3回の登校については実現させる予定です。

 

さらに息子さんは、下記のように言っています。

 

「中学の勉強を基礎からやり直して大学に行きたい!」

 

これに関しても子ども任せにしていては実現できないため、親御さんと相談をしています。

 

もちろん、そのために必要な登校や勉強時間は現時点から話をしています。

 

 

→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!
→全国から、相談の依頼をいただいております。

 

海外からの相談もいただくようになりました。
 
カナダ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、岩手県、福島県、宮城県、山梨県、愛知県、青森県、新潟県、石川県、福井県、富山県、長野県、岐阜県、大阪府、京都府、三重県、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、高知県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、大分県、熊本県、福岡県、沖縄県から不登校の相談をいただいております。

 

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