先生!子どもが不登校にならないように学級運営に力を入れて!不登校になった後ではなく、なる前に対応を!

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先生!子どもが不登校にならないように学級運営に力を入れて!不登校になった後ではなく、なる前に対応を!

不登校解決事例

2023/04/14 先生!子どもが不登校にならないように学級運営に力を入れて!不登校になった後ではなく、なる前に対応を!

不登校を出さないための学級運営

 

勉強を教え合う男女生徒

 

1.最初は何も考えず画一的な対応を取っていた担任
2.不登校に戻らないようにするには何をすればいい?
3.不登校を出さないオススメのプログラムはありますか?
4.自然と友達が出来るキッカケづくり
5.「不登校=ムリをさせちゃダメ」と決めつけていた担任
6.昔はいじめや不良で登校拒否や不登校に
7.「待つ」「ムリをさせない」「愛情不足」が生まれた背景
8.お楽しみ会はクラスの最後ではなく最初にやろう!
9.本当の愛情不足の子どもを知っていますか?
10.1人ひとりに合った対応を考えて!

 

 

1.最初は何も考えず画一的な対応を取っていた担任

 

先日、学校の先生から連絡がありました。

 

この先生は昨年の11月に依頼を受けたお子さんの担任の先生です。

 

この先生はこのように仰いました。

「昨年はありがとうございます。」
「不登校解決相談所さんのアドバイスを受け、お母さんと一緒に対応をしたところ、不登校が解決しました。」
「2学期の後半から登校を始め、3学期は欠席0でした!」

 

また、このようにも仰っていました。

 

「私は子どものことを考えずに対応をしていました。」
「本人が学校に行きたくないと言うので『ムリに学校に来なくていいよ』と言っていました。」
「不登校はその子の心や性格の問題だと思っていました。」
「しかし、不登校解決相談所さんからアドバイスをいただき、そうではないと気づきました。」
「子ども任せにするのではなく、正しい支援が必要であると思いました。」

 

 

2.不登校に戻らないようにするには何をすればいい?

 

その先生はこうも仰いました。

 

「今年も私が○○さんの担任となります。」
「○○さんが再び不登校に戻らないようにするには、何を意識すればいいですか?」

 

とても熱心な先生です。

 

このような先生であれば、こちらのお子さんが不登校に戻ることはないと思われます。

 

私にアドバイスを求めて下さったので、私はこのようにお伝えさせていただきました。

 

「○○さんは、友だち関係に苦手を持っています。」
「できれば自然と友だちができるように支援をしていただきたいです。」
「学級開き(学校が始まって最初の授業)では、エンカウンターや人間関係づくりプログラム、集団遊びなど、友だちと遊びながら自然と仲良くなれるきっかけを作っていただきたいです。」

 

 

3.不登校を出さないオススメのプログラムはありますか?

 

「できればオススメのエンカウンターや人間関係作りプログラムはありますか?」

 

担任の先生はこう聞いて下さいました。

 

私は4月に行うと効果のでるエンカウンターや人間関係づくりプログラムをお伝えさせていただきました。

 

ただ、このようにも付け加えさせていただきました。

 

「どのような内容のプログラムを使用するにしても大切なポイントがあります。」
「それは、少し工夫をすることです。」

 

先生は「具体的な工夫」について聞いて下さったので、私は例をあげます。

 

「例えばすごろくトーク(※)があります。」
「私は資料のまま使うのではなく、マス目のお題をクラスの子や心配なこに合わせて変更していました。」
「例えば、気になる子どもがアニメが好きであれば、アニメ関係のマスを増やします。」
「こうすることで、気になる子が少しでも話しやすくなるようにするのです。」

 

※ すごろくトークはサイコロを振って止まったマスのお題について答えるゲームです。

 

 

4.自然と友達が出来るキッカケづくり

 

また、このような工夫もしていました。

 

「すごろくトークはサイコロを振りマス目が決まります。」
「しかし、それでは止まりたいマスに止まることができる確率は1/6となります。」
「そこで、私はクラスの状態や気になる子の状態によって、ルールを少し変えていました。」「例えば、奇数が出たら1マス進む。偶数が出たら2マス進むなどです。」
「これにより、気になる子が話しやすいマスに止まる確率を上げたのです。」

 

人間関係作りプログラムやエンカウンターの目的は「人間関係をスムーズにする」ことです。

 

(細かく言うと違うのですが、ココではそこまで触れません。)

 

大切なのは目的を達成することであり、活動のルールや手順を守ることではありません。

 

そのため、クラスが違えば「進め方」や「声のかけ方」、「対応」が変わるのが当たり前です。

 

私は先生方には「ルール」や「型」「一般的な対応」などにとらわれず、1人ひとりの子どもをみていただきたいと考えています。

 

そして、子ども1人ひとりに合った対応や支援をしていただきたいと考えています。

 

 

5.「不登校=ムリをさせちゃダメ」と決めつけていた担任

 

不登校の対応にも同じ事が言えます。

 

初めて担任の先生とお話をしたときもそうでした。

 

私がこのお子さんの支援や対応について伝えると、担任の先生はこのように仰いました。

 

「登校刺激を与えていいんですか?」
「学校のことを話すと心のエネルギーがなくなるのではないですか?」
「ムリをさせないで待った方がいいのではないですか?」

 

私は担任の先生に、このようにお聞きしました。

 

「このお子さんに、その対応が必要と思った根拠は何ですか?」

 

すると先生は、こう仰いました。

 

「不登校の子にムリをさせるのは良くないと言われていたので・・・。」
「本人の意志を尊重する事が大切と聞いたので・・・。」

 

 

6.昔はいじめや不良で登校拒否や不登校に

 

登校拒否や不登校という言葉ができたころの不登校原因は何だったのでしょうか?

 

教員を20年やっていた私は下記のように感じていました。

 

「登校拒否の子は、当時、不良と言われていた子が多かった。」
「親の愛情を感じることができず、深夜徘徊をしている子が多かった。」
「よく言われる、親の愛情不足と感じた例が多かった。」

 

また、不登校に関してはこのように感じていました。

 

「クラスでいじめにあい学校に行けなくなってしまった子が多かった。」
「学校の先生に相談をしても、いじめが解決しなかったり、余計にひどくなった子が多かった。」
「教室が怖くなっても仕方がない。」

 

 

7.「待つ」「ムリをさせない」「愛情不足」が生まれた背景

 

このころ、カウンセラーさんが言ったり、行ってきた対応が下記のような対応です。

 

「親の愛情不足です。」
「子どもの全てを受け入れてあげて下さい。」
「心のエネルギーがなくなってしまったのでしょう。」
「登校刺激は与えず好きな事をさせましょう。」

「本人が動き出すまで待ちましょう。」

 

当時の子ども(とくに「いじめ」で不登校になった子)は、「登校したいけどできない」という気持ちを、今の子より強くもっていました。

 

また、スマホやネットも発達しておらす、昼夜逆転になる要素はほとんどありませんでした。

 

このような環境だったということもあり、不登校の子どもに対して「待つ」対応をとっても、不登校が長期化しなかったと思うことが多々あります。

 

 

8.お楽しみ会はクラスの最後ではなく最初にやろう!

 

その後も担任の先生は、私にたくさんの質問をして下さいました。

 

話を聞くと毎年、学年の最後に「お楽しみ会」で○×クイズやジェスチャークイズを行っているそうです。

 

それを聞いた私は先生にこう伝えました。

 

「学年の最後にお楽しみ会をやるのもいいですが、それを最初にやったらどうでしょうか?」

 

『友だちが出来るかな?』
『何て声をかければいいのかな?』
『休み時間に1人にならないといいな~。』

 

「このような不安を持っている子どもたちと○×クイズやジェスチャーゲームをやったらどうなると思いますか?」
「楽しいことなので、自然と話が出来たり、協力出来たり、笑顔になったりすると思いませんか?」

 

私のアドバイスを聞いて下さった先生は、こう仰って下さいました。

 

「みんなが楽しいクラスを作りたいと思います!」

 

 

9.本当の愛情不足の子どもを知っていますか?

 

よく不登校を「親の子育て」や「子ども性格や気質」「発達障害」のせいにする方がいます。

 

もし、それが本当であるならば、根本的な部分を解決しなければ、不登校は解決しないことになります。

 

実際、教員をしているとき「親の愛情不足」と思われる不登校の子を何人も見てきました。

 

子どもが深夜徘徊しても、無断外泊しても、全く気にしないのです。

 

月曜日の朝に登校しないことを心配した私が家庭訪問をすると、このように言ったお母さんがいます。

 

「そういえば、金曜日に夜から帰ってきてないかも知れないね~。」

 

このお子さんは、私のクラスで不登校が解決し、昼間の定時制高校に進学し3年で卒業しました。

 

もちろん、お母さんやお父さんの子育ては変わりませんでした。

 

 

10.1人ひとりに合った対応を考えて!

 

「子ども1人ひとりにあった対応や支援を!」
「何も考えないで画一的な対応を取るのは危険!」
「登校刺激は常に与え続けましょう!(強弱は調節しましょう!)」
「本人任せにしないようにしましょう!」

 

静岡県にある不登校解決相談所では、昔からこれらのことを言い続けています。

 

そして、このようにも発信し続けています。

 

「不登校の状態が変化しない、もしくは悪化しているのであれば違う対応や支援を!」
「先を見通した声かけや対応、支援を行いましょう。」

 

ただ、不登校の専門家ではない親御さんが、上記のように考え対応を行うのは厳しいのが現状です。

 

出来ることなら学校の先生やカウンセラーさん、各相談機関が画一的な対応にとらわれず、「1人ひとりに合った」対応を考えていただければと思っています。

 

少しでも不登校で心を痛めるお子さんや親御さんが減りますように。

 

 

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