「もっと早く学校に戻れば良かった!」中学3年生の不登校の子どもがしみじみと語った言葉

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「もっと早く学校に戻れば良かった!」中学3年生の不登校の子どもがしみじみと語った言葉

お役立ちコラム

2023/04/06 「もっと早く学校に戻れば良かった!」中学3年生の不登校の子どもがしみじみと語った言葉

卒業式の後のファミレス打ち上げが楽しい思い出に!

 

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1.中学3年生のクラスは登校しやすいクラスだったけど
2.中学2年のときに不登校になってしまったのは仕方ない
3.配慮されたクラスなのに不登校が継続してしまう
4.配慮されたクラスに戻れない理由は?
5.心のエネルギーがたまっていないから?
6.子どもを信じて「待って」いたけど昼夜逆転に
7.不登校に戻ってしまう本当の原因は親や学校の対応!
8.子どもに「任せる」のではなく「支援」をして称揚!
9.連携した支援で目標達成!それが自信に!
10.3月に登校を継続できた理由は何?

 

 

1.中学3年生のクラスは登校しやすいクラスだったけど

 

昨年の12月。

 

神奈川県のお母さんから、中学3年生の息子さんの不登校相談をいただきました。

 

そのお子さんの状態は下記のようなものでした。

 

・中学2年生の5月から不登校になる。
・不登校の原因はクラスに居場所がなかったこと。
・いじめや悪口などはなかったが、一緒に過ごす友だちが出来なかった。
・「ムリをさせない」「本人の意志を尊重する」対応を取った。
・昼夜逆転となり、ゲームやスマホ三昧の生活となった。

 

ただ、学校はとても協力的で中学3年生のクラスは下記のようにして下さったそうです。

 

・同じ小学校の生徒をクラスの半分としめた。(3つの小学校が集まる学校です。)
・本人が望んだ友だち4人を同じクラスにした。
・悪い意味での元気な子はクラスにいなかった。
・誰にでも声をかける子が多いクラスであった。

 

しかし、このお子さんは数回ほど登校しただけで不登校に戻ってしまいました。

 

 

2.中学2年のときに不登校になってしまったのは仕方ない

 

中学2年生の時に不登校になってしまったときのお子さんの気持ちは分かります。

 

「いじめ」などはないとはいえ、休み時間に1人になってしまうのは寂しいことです。

 

プライドも傷付いた事でしょう。

 

「自分は1人でも平気!」

 

このような態度を取ったことが予想されます。

 

しかし、本当は寂しかったはずです。

 

出来れば、当時の担任がそのことに気づいて欲しかったと思ってしまうのは、おかしいでしょうか?

 

 

3.配慮されたクラスなのに不登校が継続してしまう

 

学校は中学3年生から、新たな一歩を踏み出せるように「クラス替え」の配慮をして下さいました。

 

新しいクラスの名簿を見た、このお子さんはこう言ったそうです。

 

「このクラスなら大丈夫そうだな!」

 

お母さんやお父さんは、こう思ったそうです。

 

「先生、ありがとう!」
「これなら、3年生から学校に行ける!」
「元の生活に戻ることができる!」

 

しかし、このお子さんの不登校は解決しませんでした。

 

 

4.配慮されたクラスに戻れない理由は?

 

クラスのメンバーが変わったにもかかわらず、なぜ、登校できなかったのでしょう?

 

これに対しては、様々な考えがあると思います。

 

「去年の4月がトラウマになって登校出来ないのでしょう。」

 

カウンセラーさんにこう言われた、お母さんがいます。

 

しかし、このトラウマを解決する方法は教えてくれなかったそうです。

 

「お子さんには、学校と言うシステムが合っていないのでしょう。」

 

相談員さんにこう言われた、お母さんもいらっしゃいます。

 

さらに、この相談員さんはこう言ったそうです。

 

「通信制高校があるので大丈夫ですよ!」

 

 

5.心のエネルギーがたまっていないから?

 

4月の後半から5月にかけて、静岡県にある不登校解決相談所には、毎年、このような相談が多く寄せられます。

 

そして、多くのお母さん方がカウンセラーさんや相談員さんにこう言われています。

 

「去年の4月がトラウマになって登校出来ないのでしょう。」
「心のエネルギーがたまっていないのでしょう。」
「お子さんには、学校と言うシステムが合っていないのでしょう。」

 

そして、このようなアドバイスをもらいます。

 

「子どもの意志を尊重しましょう。」
「好きなことをさせて過ごさせましょう。」
「登校刺激は与えないようにしましょう。」
「お子さんを信じて待ちましょう。」
「通信制高校があるので大丈夫ですよ!」

 

 

6.子どもを信じて「待って」いたけど昼夜逆転に

 

神奈川県にお住まいのお母さんも、カウンセラーさんや相談員さんのアドバイスのもと、本人の意志を尊重して待っていたそうです。

 

しかし、中学3年生の最初に数日だけ登校したものの、すぐに不登校に戻ってしまいました。

 

そして、昼夜逆転、ゲームやスマホの生活に戻ってしまったのです。

 

不登校に戻ってしまった本当の原因は何でしょう?

 

心のエネルギーがたまっていないからなのでしょうか?

 

中学2年生の時のトラウマなのでしょうか?

 

(トラウマだとして、好きなことをして過ごしていればトラウマは治るのでしょうか?)

 

 

7.不登校に戻ってしまう本当の原因は親や学校の対応!

 

不登校が長くなっているお子さんが、学校に戻れない原因を一言でいうと「楽(らく、たのしい)が普通になった。」です。(もちろん、それ以外の理由もあります。)

 

好きなことだけをして長期間過ごしてしまったために「楽(らく、たのしい)=普通」になってしまったのです。

 

・昼過ぎに起きるのが普通。
・やりたいときにゲームをするのが普通。
・スマホが自由に使えるのが普通。
・勉強や宿題をやらないのが普通。
・運動しないのが普通。
・怒られないのが普通。
・欲しいものを買ってもらうのが普通。など

 

このような状態が普通になってしまえば、面倒な学校に行くでしょうか?

 

つまらない授業を受けに学校に行くでしょうか?

 

私は普通の人間だと思っています。

 

そんな私は上記の状態が普通になったら、不登校の子どもたちと一緒で学校に行かないと思います。

 

 

8.子どもに「任せる」のではなく「支援」をして称揚!

 

神奈川県にお住まいの、このお子さんは「全日制高校に行きたい」という希望は持っていました。

 

(希望はあっても動き出さないのが長期不登校のあるあるです。)

 

そこで、私はお母さんと一緒に支援を行うことにしました。

 

私がお母さんやお子さんに対し、実際に行ったの支援は下記のようなものです。

 

・全日制高校と通信制高校のリアルな話をする。
・希望校に合格した後、継続しなければ留年や退学となると伝える。
・継続するために必要な行動を一緒に考える。
・目標設定を一緒に行う。(理想の目標と現実的な目標をつくる)
・目標を達成するための支援を決める。
・確認を怠らず称揚を続ける。

 

 

9.連携した支援で目標達成!それが自信に!

 

神奈川県にお住まいのお子さんは、理想の目標と現実的な目標の間の行動をすることができました。

 

実際にこのお子さんが達成した目標は下記のようになります。

 

・12月に宿題を毎日やることができた。(徐々に増やしました。)
・冬休みの宿題を12月中に終わらせることができた。
・1月の前半、放課後登校を始めることができた。
・1月の後半から別室登校を始めることができた。
・2月から教室に行く時間を増やしていった。
・3月は完全に教室登校することができた。

 

もちろん、このお子さんが目標を達成するために、お母さんやお父さん、学校の先生には支援をお願いしました。

 

 

10.3月に登校を継続できた理由は何?

 

最初は教室登校を怖がっていたお子さんですが、ツラいときの行動や先生との連絡方法を事前に伝えたことで、勇気の一歩を踏み出すことができました。

 

もともと知ってる子も多く、声をかけてくれる子も多いクラスだったため、このお子さんは自然とクラスに入ることができました。

 

4月は登校を継続出来なかったにもかかわらず、なぜ3月は登校を継続することが出来たのでしょうか?

 

4月と3月の違いが下記のものです。

 

・3月は目標を達成するための支援や指導を行った。
・目標を達成してきたことで3月の自分に自信を持てた。
・親、学校が連携をして支援や称揚を行った。
・「ムリしなくていいよ!」などの声かけは行わなかった。

・ガンバリを認め前向きな言葉がけを続けた。など

 

中学3年生、最後の1ヶ月を教室で過ごしたこのお子さんは、卒業式後のクラス打ち上げに参加しました。

 

そして、家に帰ってきて、こう言ったそうです。

 

「クラスのみんなと一緒で楽しかった!」
「みんなと一緒にいたい!」
「4月から教室に行っていれば良かった!」

 

 

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