「2才の息子が弟を強く殴った!それを叱る親の動画」に否定的なコメント多数!理想の対応ばかりの風潮!不登校の対応にも同じ事が!

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「2才の息子が弟を強く殴った!それを叱る親の動画」に否定的なコメント多数!理想の対応ばかりの風潮!不登校の対応にも同じ事が!

お役立ちコラム

2022/11/14 「2才の息子が弟を強く殴った!それを叱る親の動画」に否定的なコメント多数!理想の対応ばかりの風潮!不登校の対応にも同じ事が!

何年も理想の対応を続けて「待つ」のですか?

 

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1.子どもを強く叱る動画に否定的なコメント多数!
2.「叱るのは悪いことではない!」児童養護施設の精神科医
3.もちろん、怒ってばかりはダメ!
4.宮崎県のお母さんから2年間不登校の子どもの相談
5.ゲームを制限してはいけない?本人がやめるまで待つ?
6.理想の対応だからと盲目的に続ける親や学校
7.理想の対応を続けたら高校を退学しました!
8.当たり前のことも叱れなくなった親
9.先生と親が連携して支援を開始!
10.先生と「会いたくない!」と言ったときの対応
11.現実的な対応に変えたことで子どもが登校を開始!

 

 

1.子どもを強く叱る動画に否定的なコメント多数!

 

先日、動画を見ていると、下記のような動画が流れてきました。

 

・あるお母さんが、2才の息子さんを叱っている。
・どうやら2才の息子さんが1才の弟を強く殴ったらしい。
・お母さんはそのことで息子さんを叱っている。
・叱り方は感情的ではないが、強い叱り方である。
・叱っている内容は「殴るのはダメ!」「人が嫌がることをしちゃダメ!」である。
・2才の子どもが何かを言っている(殴った理由?)が、お母さんはそれは聞かない。
・「殴るのはダメ!」「人が嫌がることをしちゃダメ!」と繰り返している。

 

これに対して、視聴者のコメントをみると下記のようなことが書かれていました。

 

「子どもに強い言葉を使うのはよくない!」
「何が悪くて、何が良いのかを丁寧に話すことが大切だ!」
「最初に、子どもの意見を聞いて、それを受容と共感してあげることが大切!」
「子どもが心を開けば、親の話も聞くようになる!」
「子どもは怒らず、褒めて伸ばすことが大切!」などなど

 

 

2.「叱るのは悪いことではない!」児童養護施設の精神科医

 

数年前、児童養護施設に勤務する精神科医の先生と話をしたことがあります。

 

家庭環境が悪いお子さんや、問題行動を続けるお子さんなどの、診察や治療をしている先生です。

 

私はその先生に、このような質問をしてみました。

 

「子育てで子どもを叱るのは悪いことですか?」

 

すると、子育てのプロであるその先生はこう仰いました。

 

「叱るのは悪いことではありません。」
「ただ、叱り過ぎるのは問題です。」

 

 

3.もちろん、怒ってばかりはダメ!

 

先生はさらにこう仰いました。

 

「自分自身を傷つける行動は止めなければなりません。」
「その中で強く叱ることもあるでしょう。」
「同様に、他者に危害を与える行動も止めなければなりません。」
「この時、強くしかるのも大切なことです。」
「ただ、全てのことを注意したり、叱ったりするのはよくありません。」
「毎日、毎日、注意をしたり、叱ってしまうと、子どもはそれらの受け入れなくなるからです。」
「何事もそうですが、『過ぎる』のはよくないと思います。」

 

 

4.宮崎県のお母さんから2年間不登校の子どもの相談

 

先日、宮崎県にお住まいのお母さんから、このような相談をいただきました。

 

「中学生の息子が不登校になって2年が経ちました。」
「昼夜逆転生活で、ゲームや動画、スマホで毎日を過ごしています。」
「もちろん、勉強は一切しません。」
「昼過ぎに起きてきて、食べたいときにご飯を要求してきます。」
「自分の好きなことだけをして生活しています。」

 

私は、宮崎県にお住まいのお母さんに、どのような対応を取っているのかを聞いてみました。

 

するとこのような言葉が返ってきました。

 

「何もしていません。」
「本人の意志を尊重して、全てを自由にさせています。」

 

 

5.ゲームを制限してはいけない?本人がやめるまで待つ?

 

ネットやゲームの制限について聞いてみます。

 

すると宮崎県にお住まいのお母さんはこう仰います

 

「制限や没収は良くないと言われました!」
「本人の好きなことを自由にやらせることで心のエネルギーがたまると言われています。」

 

勉強についても聞いてみます。

 

すると、このような言葉が返ってきました。

 

「登校刺激は与えないようにと言われています。」
「息子に勉強や学校の話をすると、暴れたり暴言を吐くんです。」
「今はまだ、学校に行ったり、勉強をしたりする力が無いと言われました。」

 

 

6.理想の対応だからと盲目的に続ける親や学校

 

宮崎県にお住まいのお母さんも、理想の対応に「取り憑かれている」1人のようです。

 

例えば、私はよくダイエットに失敗します。

 

そんな中、「これを飲めば絶対にやせる!」と言う薬を発見した場合、ついつい買ってしまうと思います。

 

ただ、その薬を飲み続けて1年(もしくは半年)経っても効果が出なければ、私はその薬を飲むのをやめることでしょう。

 

しかし、不登校の対応の場合は違うようです。

 

理想の対応が一般化し、理想以外の対応をしたり、登校刺激を与えたりすることが「悪」のように思われたりしています。

 

実際、不登校解決相談所として、学校の先生やスクールカウンセラーさんと話をさせていただき、その子に合った登校刺激を伝えると、このように

言われることが多々あります。

 

「ムリをさせない方がいいと思います。」
「心のエネルギーがたまってないと思います。」
「本当に、そんなことをしていいんですか?」など

 

 

7.理想の対応を続けたら高校を退学しました!

 

静岡県にある不登校解決相談所には、年間1000件以上の不登校相談が寄せられます。

 

そのほとんどが、不登校の期間が1年以上のお子さんです。

 

また、他の相談機関で相談をしても、不登校が解決しなかった方も多くいらっしゃいます。

 

ここ数年は中学校3年生~高校3年生の不登校相談が多くなりました。

 

これは、「不登校」と言う言葉が一般化したこと、「ムリをさせない」「待つ」「自由にさせる」などの理想の対応が一般化したことが原因と考えています。

 

なぜなら、「不登校」という言葉や「理想の対応」が一般化してしまったことにより、不登校の子ども1人ひとりに合った正しい対応が行われなくなったからです。

 

これにより不登校が解決しないまま中学3年生になって、高校を選択できないという現実にぶつかります。

 

同様に不登校が解決しないまま通信制や定時制、不登校対応の全日制高校などに進学したあとに留年という現実にぶつかります。

 

現実にぶつかったとき、初めて自分の過去の対応を振り返り、相談を下さる親御さんが増えています。

 

 

8.当たり前のことも叱れなくなった親

 

宮崎県にお住まいのお母さんとお父さんは、お子さんに対して何も言えない状態になっていました。

 

「ゲームをやりすぎるなよ!」
「昼夜逆転はダメだぞ!」
「ご飯は家族で一緒に食べよう!」
「少しずつ勉強をしていこう!」など

 

このような、ごく当たり前な声かけも出来ない関係になってしまったのです。

 

ただ、学校の先生は登校刺激に対して、不安はあるものの協力的でした。

 

 

9.先生と親が連携して支援を開始!

 

そこで、静岡県にある不登校解決相談所では、宮崎県にお住まいのお母さんに、下記のような提案をさせていただきました。

 

「まずは先生と会えるようにしたいですね!」
「先生は定期的に訪問をして下さりますか?」

 

お母さんはこう仰いました。

 

「先生は来てくれると思います。」
「ただ、本人が嫌がるので、今は来ていただかないようにしているんです。」

 

不登校解決相談所はこのようにお伝えさせていただきました。

 

「とにかく、先生に来ていただきましょう。」
「ただし、お母さんはムリにお子さんと先生を会わせなくていいですよ!」

 

 

10.先生と「会いたくない!」と言ったときの対応

 

「具体的には、このように声をかけて下さい。」

 

『先生が来て下さったよ!』

『どうするの?会う?』
(不登校解決相談所では、どうする?」と言う言葉は基本的に推奨しておりません。)

 

「本人が会うと言ったら、会わせて下さい。」
(会った時の親の対応も伝えました。)
「会わないと言ったら、このように言って下さい。」

 

『分かったよ~!』
『先生には体調が悪いから寝てるって言っとくね~!』

 

「先生には会えない可能性が高いことは事前に伝えておいて下さい。」
「そして、会えなかった時のために、手紙を書いてきてもらって下さい。」
(手紙の内容についても伝えました。)
「もちろん、会うことができた場合は手紙を渡す必要はありません。」
(会ったときに先生が話す内容も伝えました。)

 

 

11.現実的な対応に変えたことで子どもが登校を開始!

 

「先生が帰った後は、このように言って下さい。」

 

『先生が手紙をくれたよ~!』
『ここにおいとくね~!』
(ムリに読ませなくてもいいです。)
『手紙をくれるなんて、良い先生だね~!』
『○○のことを心配してくれているんだね~!』など

 

「手紙を1回渡したからと言って、すぐに会えるわけではありません。」
「ただ、月に4回の訪問と毎回、手紙を下さる先生と、月に1回の数分の電話の先生では、子どものもつ印象は違いますよね!」
「先生は敵ではありません。」
「対応を手伝ってくれる味方です。」
「協力して下さっているので、先生の協力の後押しをしていきたいです。」

 

もちろん、その他にも親の対応への助言はさせていただきました。

 

これにより、宮崎県にお住まいのこのお子さんは1ヶ月後に、週に1回の放課後登校を始めたのです。

 

 

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