ゴールデンウィーク明けからの不登校が２週間で解決！不登校の理由は？ポイントは？対応は？

その子にあった対応と連携で不登校は早期に解決する！

 

 

 
 

１．ゴールデンウィーク明けから不登校に

 

昨年のゴールデンウィークが終わって少し経ったころ。

 

静岡県にお住まいのお母さんから、このような相談をいただきました。

 

「小学校６年生の娘のことで相談をさせて下さい。」
「娘がゴールデンウィーク明けから登校していません。」
「今日で３日連続で休んでいます。」
「学校の先生にも会いません。」
「私がスクールカウンセラーさんと話をしたところ、このように言われました。」

 

『心が疲れてしまっているんです。』
『ムリをさせないようにしましょう。』
『時間が経てば、自然と学校に戻ることができるでしょう。』
『娘さんを信じて、何も聞かずに待ってあげましょう。』

 

「先生（不登校解決相談所）！」
「本当に何もしないでいいのでしょうか？」
「どれくらいで自分から登校するようになるのでしょうか？」

 
 

２．真面目でおとなしいタイプの女の子

 

私は昨年の様子や、ゴールデンウィーク明けに不登校になってしまった理由などをお伺いしました。

 

すると、静岡県にお住まいのお母さんはこうおっしゃいました。

 

「元々、内弁慶なところがあります。」
「そのため、学校の先生には『おとなしい子』『真面目な子』とよく言われていました。」
「ただ、去年（小学校５年生）まで、ほとんど欠席はありませんでした。」
「風邪や発熱で何度か休んだだけです。」

 

ここまで聞いた時点で、お子さんの不登校の理由が、クラスの人間関係だという予想がつきました。

 
 

３．不登校になった理由はクラスの人間関係

 

そこで、私はお母さんに担任の先生やクラスについて聞いてみました。

 

するとお母さんは、こう教えて下さいました。

 

「小学校４年生、５年生は同じ担任の先生でした。」
「最初は緊張していたようですが、すぐに先生に慣れたようです。」
「先生はクラスの子どもと話をしたり、遊んだりしてくれる先生だったようです。」
「おとなしい娘に対しても、先生が積極的に声をかけて下さったり、遊びに誘って下さったようで、自然と初めての友達と遊ぶようになったようです。」

 

ここまで聞いた時点で、娘さんの不登校の原因は「新しいクラスでの人間関係」だと確信が持てました。

 
 

４．ムリをさせない対応のメリットとデメリット

 

私は静岡県にお住まいのお母さんに、今回の登校しぶりや不登校の対応を聞いてみます。

 

するとお母さんはこうおっしゃいました。

 

「スクールカウンセラーさんに、学校の話はしないようにと言われました。」
「だから、娘にも学校に行きたくない理由は聞いていません。」

 

さらに、お母さんはこうおっしゃいます。

 

「心のエネルギーが無くなっていると言われました。」
「そんな状態なのに、学校の話をしていいのでしょうか？」
「学校に行きたくない理由を聞いていいのでしょうか？」

 

これに対して、静岡にある不登校解決相談所では、「ムリをさせない対応」「本人の意志を尊重する対応」のメリットとデメリットをお伝えさせていただきました。

 
 

５．不登校の子どもが話した不登校の理由

 

静岡県にお住まいのお母さんは、不登校解決相談所のアドバイスを元に、登校しぶりの理由や原因を娘さんに聞きました。

 

すると娘さんはこのように応えたそうです。

 

「新しいクラスに居場所がない。」
「声をかけられたら話すけど、自分から話すことができなかった。」
「そんな感じが続いたら、いつのまにかどこのグループにも入れなかった。」

「休み時間や昼休みが怖い。」

 

担任の先生についても聞いてもらっていました。

 

「担任の先生は、新しい先生であまり話したことがない。」
（新規採用２年目で始めてのクラス担任だったようです。）
「まだ、先生と話をしたことはない。」
（約１ヶ月たっていましたが、１対１で話をしたことはなかったようです。）
「おもしろそうな先生だとは思う。」

 
 

６．不登校解決の対応ポイントが見えてきた！

 

担任の先生は、初めての担任で大忙しなのでしょう。

 

娘さんの話を聞く限り、一生懸命な先生だということが分かります。

 

ただ、私自身もそうでしたが、若い頃はクラス全体が見えていないことが多々あります。

 

また、自分から声をかけてくる児童（生徒）には対応しますが、おとなしい子や静かな子は後回しになってしまうことも多々あります。

 

教員経験が長くなればなるほど、それぞれの子どもたちも見えてきますし、それぞれに合った声かけや対応なども出来るようになります。

 

これらの話から、この娘さんが不登校になってしまった原因は下記のものであることがわかりました。

 

・新しい友達と話すことが出来なかった。
・新しいクラスで友達のグループに入ることが出来なかった。
・担任の先生が若く忙しかったことで、この娘さんの困り感に気づかなかった。
・声をかけたり、友達との関係をつなぐ支援も出来なかった。
・その結果、この娘さんは「クラスに居場所がない」と感じるようになった。

 
 

７．親、学校、カウンセラーが連携して対応！

 

静岡県にお住まいのお母さんに、担任の先生について聞いたところ、このように教えて下さいました。

 

「担任の先生は真面目な先生だと思います。」
「どのように対応していいのか分からないと言っていました。」
「スクールカウンセラーさんに『ムリをさせないよう』にと言われているので、登校刺激は与えないつもりのようです。」
「ただ、コチラが対応をお願いすれば、動いてくれると思います。」
「スクールカウンセラーさんも、協力して下さると言っていました。」

 

先生が協力して下さることは分かりました。

 

静岡県にある不登校解決相談所では、お母さんや先生、スクールカウンセラーさんに行っていただきたい対応をお伝えしました。

 
 

８．居場所つくりのきっかけを作り不登校解決！

 

お母さんは担任の先生と相談をして上手に対応して下さいました。

 

それにより、担任の先生と娘さんの関係が改善します。

 

担任の先生と話が出来るようになった娘さんは、クラスに対して安心感をもつようになりました。

 

そこで、静岡県にある不登校解決相談所では、担任の先生にエンカウンターなどの「人間関係」をつくる「きっかけ」となる授業を提案させていただきました。

 

それを元に担任の先生が授業を行って下さったことで、娘さんは友達の輪に入ることができクラスに居場所ができたのです。

 

その結果、静岡県にお住まいのこの娘さんの不登校は２週間で解決したのです。

 

 

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