「夫婦仲が悪い」「愛情不足」が原因で不登校になってしまった?そんなことはありません!

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「夫婦仲が悪い」「愛情不足」が原因で不登校になってしまった?そんなことはありません!

不登校解決事例

2021/07/12 「夫婦仲が悪い」「愛情不足」が原因で不登校になってしまった?そんなことはありません!

「受容」と「共感」の多用による不登校の悪化

 

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1.不登校の原因は夫婦仲が悪いから?
2.夫婦仲が悪くなったのは登校しぶりが始まってから!
3.ニンテンドースイッチでネットゲーム!その後、昼夜逆転に!
4.ネットの友達ができるのは良い事?不登校の原因は愛情不足?
5.子どもの気持ちに寄り添って待つ?受容と共感が大切?
6.不登校の原因は「夫婦仲が悪い」や「愛情不足」?
7.本当は1日10時間以上ゲームをしていた子ども
8.部屋にはTVやゲーム機、ウォーターサーバーまであった!
9.欲しいものを全て買うことで愛情が伝わる?
10.寂しいからゲームをする?楽しいからする?
11.受容と共感でお母さんが悪者に!
12.受容と共感のみの対応を行った結果は?

 

 

1.不登校の原因は夫婦仲が悪いから?

先日、小学生のお子さんが不登校になってしまったと愛知県にお住まいのお母さんから相談をいただきました。

 

「私と夫の関係が悪いから子どもが不登校になってしまったんです。」
「夫と私のケンカを子どもはとても嫌がります。」
「なるべくケンカをしないように心がけているのですが・・・・。」

 

さらにお母さんは、このようにおっしゃいました。

 

「夫とは、ほとんど口をききません。」
「スクールカウンセラーさんにはこのように言われました。」

 

『夫婦仲が悪いため、お子さんは不登校になったのです。』

 

2.夫婦仲が悪くなったのは登校しぶりが始まってから!

私はお母さんに、もう少し詳しく話を聞いてみました。

 

すると下記のようなことを教えて下さいました。

 

・お母さんとお父さんの仲が悪くなったのは、お子さんの登校しぶりが始まったころ。
・お母さんとお父さんでは、子どもの対応についての考え方が違った。
・お子さんの登校しぶりが始まったころ、お父さんは協力的ではなかった。
・お母さんが様々な登校刺激をしても、子どもの登校しぶりは続いた。
・お母さんがあきらめかけていたころ、お父さんが登校刺激を与え始めた。
・お母さんのあきらめている態度に、お父さんがイラつき夫婦ケンカが増えてきた。

 

お母さんとお父さんの仲が悪くなると、子どもの登校しぶりも強くなったそうです。

 

 

3.ニンテンドースイッチでネットゲーム!その後、昼夜逆転に!

次に家でのお子さんの様子を聞いてみました。

 

すると下記のような状態であることがわかりました。

 

・誕生日(2月)に任天堂スイッチを買った。
・友達とネットを通して対戦したいと言ってきた。
・ネットで対戦をしないと仲間外れにされると言う。
・任天堂オンラインの1年契約を申し込んだ。

 

さらに、お母さんはこのように続けました。

 

・「友達と約束をした!」と言って夜中にやるようになった。
・不登校になってからは夜中にゲームをする時間が増えた。
・最初はクラスの友達とやっていたようだが、今はネットの友達とやることが多い。
・ゲームをやるようになって、暴言や物に当たることが増えた。
・現在は昼夜逆転状態になってしまっている。

 

4.ネットの友達ができるのは良い事?不登校の原因は愛情不足?

スクールカウンセラーさんに相談をしたところ、このように言われた。

 

「ネットで友達ができて良かったですね!」
「その友達と話すことで、心の安定を図ってるんですよ!」
「気長に見守りましょう!」
「そのうち本人が気づいて学校に行くようになるでしょう!」

 

さらにお母さんはこのように言われたそうです。

 

「ムリをさせないで下さい!」
「本人のやりたいようにやらせてあげて下さい。」
「お母さんの愛情を試しているのです!」
「お子さんに愛情を伝えるため、わがままを聞いてあげて下さい。」
「旦那さんとも仲良くして下さい。」
「愛する子どものためにがんばって下さい!」

 

5.子どもの気持ちに寄り添って待つ?受容と共感が大切?

登校しぶりが始まったころ、お子さんは先生に下記のように言っていたようです。

 

「お父さんとケンカをするのがイヤ!」
「あと、勉強をやれと言われるのもイヤ!」
「ゲームもやりすぎと言われる!」
「そんなに長い時間はやってないのに!」
(この時は1日5~6時間やっていたそうです。)

 

これを聞いた先生は、お母さんにこう言ったそうです。

 

「親がいろいろと指示をするのはよくないと思います。」
「子どもを信じてあげて下さい!」
「ムリをさせなくていいと思います。」
「本人の気持ちに寄り添うとともに、信じてあげてください。」
「受容と共感が大切ですよ!」

 

学校の先生はカウンセリングマインド(心理学用語ではありません)を学んでいたようです。

 

6.不登校の原因は「夫婦仲が悪い」や「愛情不足」?

愛知県にお住まいのお母さんのようなケースは珍しくありません。

 

「夫婦仲が悪いのが不登校の原因です!」
「子どもは親の愛情を試しているのです!」
「お母さんの愛情不足です。」
「お子さんの気持ちに寄り添って下さい。」
「受容と共感をしましょう!」

 

このような言葉を学校の先生やスクールカウンセラーさんに言われた経験のあるお母さんは、たくさんいらっしゃることでしょう。

 

確かに、「夫婦仲が良い」「子どもに愛情が伝わっている」「気持ちに寄り添う」「受容と共感」は大切な事です。

 

しかし、本当にこれらのことが不登校の原因なのでしょうか?

 

7.本当は1日10時間以上ゲームをしていた子ども

愛知県にお住まいのこのお子さんの場合は、「オンラインゲーム」が不登校のきっかけになったと思われます。

 

もちろん、お母さんやお父さんに対しての不満もあったでしょう。

 

友達と外でドッチボールをしたり、話をしたり、勉強するのがあまり好きではなかったのかもしれません。

 

「学校での生活」と「家でのゲーム生活」を比べたときに、「家でのゲーム生活」に魅力を感じてしまった可能性もあります。

 

実際、このお子さんに会って話を聞いたときにはこのような言葉を聞くことが出来ました。

 

「先生(不登校解決相談所)、怒らない?」
「本当は寝る時間は朝の4時位なの!」
「起きるのはお昼過ぎくらいかな!」
「お母さんやお父さんがいない時間にご飯を食べたり、お菓子を部屋にもっていくの!」「夜はゲームと動画がほとんどかな!」
「だいたい10時間はゲームをしてるよ!」

 

8.部屋にはTVやゲーム機、ウォーターサーバーまであった!

愛知県にお住まいのお子さんの部屋を見るとテレビがありました。

 

もちろんゲームソフトもたくさんあります。

 

少し驚いたのはウォーターサーバーが部屋にあったことです。

 

お子さんに話を聞くと、このように答えました。

 

「冷たい水が飲みたいけど、水道に行くのが面倒だから買ってもらった!」
「夜中にカップラーメンを食べたいときも便利だよ!」

 

本棚には様々な種類のカップ麺がおいてありました。

 

9.欲しいものを全て買うことで愛情が伝わる?

ゲームソフトもたくさんありました。

 

「TVが部屋にある理由」と「ゲームソフトが多い理由」をお母さんに聞いてみると、このような答えが返ってきました。

「不登校初期にカウンセラーさんからこのように言われました。」

 

『お子さんはお母さんの愛情を試しているんです。』
『そんなに高い物ではないので買ってあげたほうがいいですよ!』
『子どもは愛情を試しているだけなので、買えないようなものを要求しませんよ!』

 

ただ、実際にかったTVやゲームソフトの合計は10万円くらいでした。

(TVが3万円で7000円のゲームが10本)

 

さらに、このお子さんは「ゲーミングパソコン(約50万円)」を買ってもらうつもりでいました。

 

10.寂しいからゲームをする?楽しいからする?

愛知県にお住まいのこのお子さんは、お母さんとお父さんのケンカを嫌がっていました。

 

お母さんが仕事で忙しく、接する時間が短かったことも事実です。

 

当然、「寂しい」と言う気持ちを持っていたでしょう。

 

始めて会って話をしたときに、このお子さんはゲームをやる理由をこのように答えました。

 

「寂しいからゲームをやってるんだよ!」
「本当はゲームをやりたいんじゃないんだ!」
「ゲームをしていると寂しさを忘れることができるんだ!」

 

しかし、何度かカウンセリングを続けて行くと、このような本音を言うようになりました。

 

「寂しいっていう気持ちもあるよ。」
「でも、今はゲームで勝ちたいからやってるんだ!」
「アイテムを集めたり、相手に勝ったりするは楽しいよね!」

 

11.受容と共感でお母さんが悪者に!

お母さんや学校の先生、スクールカウンセラーさんは、不登校のこのお子さんに対して「受容」と「共感」のみの対応をしてきました。

 

そのため、このお子さんはこう思うようになってしまったのです。

 

「僕が悪いわけじゃないんだ!」
「お母さんがお父さんとケンカをするから悪いんだ!」
「先生やカウンセラーさんは僕の言うことを聞いてくれる!」
「お母さんやお父さんは、僕の意見に反対することがある!」
「僕は寂しい思いをしているのに分かってくれない!」

 

こう思うようになってしまった、このお子さんは宿題やお手伝いなども全くしなくなりました。

 

自分の欲しいものを要求し、自分の思い通りにならないと暴言を吐いたり、暴れたりしたのです。

 

12.受容と共感のみの対応を行った結果は?

「受容」と「共感」

 

この2つはとても大切なものです。

 

ただ不登校の子どもに対して、この「2つのみ」の対応を行うことは正しいのでしょうか?

 

この「2つのみ」の対応を行ったことで、下記のような状態になってしまうお子さんやお母さんが多くいらっしゃいます。

 

・少しのストレスからも逃げるようになる。
・がんばれることもがんばらなくなる。
・自分の思い通りにいかないと、「泣いたり」「暴れたり」「暴言を吐いたり」するようになる。
・親と子の立場が逆転して、親は子どもの言いなりになる。
・決定権を子どもが持つようになり、親はそれに従うしかできなくなる。
・不登校が悪化し「昼夜逆転」や「ネット依存」「ひきこもり」になる。

 

 

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※ このお子さんは一ヶ月後、昼夜逆転が解消。翌月から少しずつ登校を始め、現在は毎日、登校できるようになっています。
 

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