分散登校のときは行くことができたけど、通常登校になったら行けなくなった不登校の子ども

不登校解決相談所

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分散登校のときは行くことができたけど、通常登校になったら行けなくなった不登校の子ども

不登校解決事例

2020/07/02 分散登校のときは行くことができたけど、通常登校になったら行けなくなった不登校の子ども

本人の「やる気」だけに任せないで上手に支援を!

 

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1.分散登校は行くことができたけど・・・
2.完全不登校と同じ状態に逆戻り!
3.長野県への訪問カウンセリング
4.授業がわからないから疲れる?
5.「疲れたら休んでいいよ!」と言っても大丈夫?
6.受容と共感のみでは不登校は解決しづらくなる!
7.スモールステップで具体的な目標設定をする
8.先生の対応の助言!「ムリしないでいいよ!」は禁句!
9.3日後に確認電話で「やる気」継続!
10.宿題目標達成!登校目標も達成!

 

 

1.分散登校は行くことができたけど・・・

先月、長野県にお住まいのお母さんから、小6の息子さんの不登校について相談をいただきました。

 

小学校5年生の6月から不登校になってしまったそうです。

 

最初は登校したり、休んだりを繰り返す五月雨不登校だったようですが、徐々に登校日数が減り、小学校5年生の2学期から完全不登校になってしまったそうです。

 

その後、コロナウイルスの休校で心が安定したこのお子さんは、お母さんにこのように言っていたそうです。

 

「休校が終わったら学校に行く!」

 

実際、このお子さんは分散登校が始まると同時に、登校を始めたそうです。

 

しかし、通常登校が始まってから数日すると、学校を休むようになりました。

 

 

2.完全不登校と同じ状態に逆戻り!

「通常登校が始まって、疲れたんだろう!」
「去年よりはガンバっている!」
「今日は休ませてあげてもいいか!」

 

こう思ったお母さんは、お子さんが休んだことについて、何も言わないことにしました。

 

しかし、それから一週間がたっても、お子さんは登校をはじめません。

 

さらには、小学校5年生のときの不登校と同じ状態にもどってしまったそうです。

 

昼近くに起きてきて、ゲームをしたり、動画を見たり、好きな時にご飯を食べ、好きな時に寝る生活に逆戻りしてしまったようです。

 

 

3.長野県への訪問カウンセリング

静岡にある不登校解決相談所は、長野県にお住まいのお母さんから依頼を受け、訪問カウンセリングを行う事にしました。

 

相談料以外に交通費などがかかってしまうため、訪問は月に1~2回です。

 

事前に不登校のお子さんの趣味などを確認し、支援方法を検討したため、お母さんが「カウンセラーが来る」ことを伝えても、お子さんはこのように言ってくれました。

 

「そのカウンセラーさんだったら、会ってもいいかな!」

 

(このお子さんは、アニメが趣味で最も好きなアニメが「盾の勇者の成り上がり」だと言うことだったので、私は事前に全24話を全て見て、お子さんが興味をもつ声のかけ方をお母さんと一緒に考えました。)

 

 

4.授業がわからないから疲れる?

「このままじゃダメだと分かっている!」

 

不登校のお子さんのほとんどが、このように思っています。

 

長野県のこのお子さんも同じでした。

 

私は、その気持ちを前面に押し出し、子どものやる気を引き出すようにしました。

 

また、登校できない理由についても聞いてみました。

 

すると、このような言葉を聞くことができました。

 

「クラスは仲の良い友達がいるから良いんだけど・・・・。」
「授業が分からないから疲れる!」
「宿題もやらなきゃいけないし・・・・。」

 

 

5.「疲れたら休んでいいよ!」と言っても大丈夫?

現時点では、人間関係は悪くないようです。

 

ただ、このまま不登校の状態が続けば、友達との関係は希薄になってしまいます。

 

(悪くなるとは思いませんが、良い状態とは言えなくなるでしょう。)

 

「授業が分からないから疲れる!」

 

この言葉は、本当の気持ちでしょう。

 

ただ、この言葉に対して受容と共感をして、このように言ってしまっては先に進むことができません。

 

「分からないと疲れるよね!」
「疲れたら学校に行けなくなるよね!」
「わからないのは仕方がないから、ムリしなくていいからね!」
「疲れるのはしょうがないから、休んでもいいよ!」

 

 

6.受容と共感のみでは不登校は解決しづらくなる!

静岡にある不登校解決相談所でも、当然、このような子どもに対して受容と共感を行います。

 

しかし、最後にはこのように伝えさせてもらっています。

 

「そうだね!」
「でも、このままじゃ前に進めないよね!」
「私も手伝うから、少しずつでも前に進もう!」
「自分、先生、お母さん、カウンセラー(私)のそれぞれが、どんなことができるか一緒に考えよう!」

 

静岡にある不登校解決相談所では、一般的なカウンセリングマインドではなく、受容と共感の後に、称揚や前面化を行っています。

 

これにより、不登校のお子さんは前を向くことができ、不登校解決の一歩を踏み出すことができるのです。

 

 

7.スモールステップで具体的な目標設定をする

長野県にお住まいのお子さんと私は、初めての訪問カウンセリングで、このような目標を決めました。

 

・私が次に訪問するまでに、○○と△△(学校の宿題)をやっておく。
・学校の先生が電話をしてきたり、訪問してくれたときは、なるべく電話に出たり、会ったりする。
・会うことができなかったり、電話に出ることができなかったりしたときは、お母さんにお願いをする。
・お願いをされたお母さんは、会えない旨を上手に先生に伝える。
・遅くとも今月中に1度は登校をする。

 

お母さんとは、事前に目標のラインを決めていました。

 

私はそれを元に、このお子さんと目標を設定していきました。

 

(誘導した部分もありますが、ほとんどの目標を本人が設定しました。)

 

 

8.先生の対応の助言!「ムリしないでいいよ!」は禁句!

お母さんには、学校の先生に電話や家庭訪問のお願いをしていただきました。

 

また、先生に、このような話をしていただきたいと伝えてもらいました。

 

「目標設定をしたんだって!エラいじゃん!」
「○○と△△もやり始めたんだって!しっかりしてるね!」
「今月中に、先生も会いたいから楽しみにしてるね!」など

 

 

9.3日後に確認電話で「やる気」継続!

初めての訪問カウンセリングから3日後。

 

私は、長野県のお子さんと電話で話をします。

 

「○○と△△は順調?」
「サボってない?」

 

すると、このお子さんはこう言います。

 

「やってるよ!」
「今日は、この後やるんだ!」

 

 

10.宿題目標達成!登校目標も達成!

静岡にある不登校解決相談所では、目標を設定した後、できる限り3日後に訪問をさせていただいたり、電話相談をさせていただいたりしています。

 

もちろん、お金がかかってくることですので、無理強いすることはありません。

 

なぜ、3日後に訪問や電話相談をさせていただくのかと言うと、ガンバリ始めた子どもを褒めてあげたいからです。

 

「3日坊主」と言う言葉があるとおり、人間はやり始めて3日はがんばることができます。

 

大人が、そこで油断をせずに積極的に褒めることで、子どものやる気は継続します。

 

これにより、長野県のお子さんは毎日の宿題を確実に行えるようになってきました。

 

そして、約束通り半日でしたが登校することもできました。

 

 

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