1年かけてゆっくり不登校を解決したお母さん①

不登校解決相談所

080-9114-8318

〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14(公文併設)

24時間、相談受付中!(即対応できない時は折り返します。)

lv

1年かけてゆっくり不登校を解決したお母さん①

不登校解決事例

2018/07/14 1年かけてゆっくり不登校を解決したお母さん①

小学校4年生から不登校のSさん

o0640048614227587945

 

1.不登校前のSさんの状況
2.不登校になってしまった3学期の状況
3.Sさんは優しくておとなしい子
4.完全不登校の状況
5.お母さんの子育てが良かった!
6.登校刺激が間違っていた?
7.登校刺激の具体例(オセロで誘う)

 ①オセロは普段から休み時間にやって良いのですか? 
 ②雨の日は休み時間にオセロをやっても良いルールですか?

 ③クラスで「オセロ最強トーナメント」を開催するなどしてもらえませんか?
 ④先生は、Sさんにこのように声をかけたらどうですか?
 ⑤お母さんの声のかけ方はこうしてみましょう。
 ⑥お母さんは「逃げ道」を用意しておいて下さい。
 ⑦先生はオセロを一緒にやるときに、Sさんと話す内容を決めておいて下さい。
 ⑧学校のことについても軽く触れておいて下さい。

8.効果的な登校刺激

 

 

1.不登校前のSさんの状況

小学校4年生の息子さんの不登校で悩んでいたSさんのお母さんが、静岡にある不登校解決相談所に相談をしたのが、数年前の7月でした。

 

そのときにお母さんが話してくれたSさんの状況は以下の通りです。

 

・小学校3年生の最初に、担任の先生が怖いと言っていた。
・怒られている子を「かわいそう」と感じていたようだ。
・3年生の2学期にクラスの男子にいじめをうけた。
・悪口を言われたり、からかわれたりされた。
・担任の先生が指導をしてくれて、いじめは収まった。
・夏休み明けに登校を渋ったが、励ましたら登校することができた。

 

 

2.不登校になってしまった3学期の状況

・2学期は普通に登校できた。
・担任の先生が怖いからなのか、いじめはなくなった。
・冬休み明けに登校を渋った。
・ただ、今回は声をかけても、登校することができなかった。

・カウンセラーに相談したら、「本人の好きなようにさせてあげて下さい。」と言われた。
・本人が登校するまで、学校のことを言うのをやめた。
・しかし、その後も登校することができなかった。
・登校できない理由を本人は「クラスのいじめ」と「担任の先生が怖いから」と言っていた。

 

 

3.Sさんは優しくておとなしい子

私は、お母さんにこう伝えました。

 

「怒られている子をかわいそうと思える優しい子なんですね。」
「真面目でおとなしいタイプの子なんですよね。」
「何か嫌なことをされても、友達に言えないタイプですね。」
「我慢しすぎちゃうんですね!」

 

お母さんはこう応えます。

 

「その通りです。」
「友達には強く言えない子です。」
「しゃべり方も穏やかで、争いを好まないタイプです。」
「そして、我慢強い子なんです。

「私も同じで、人に強く言えないタイプなんです。」

 

私はお母さんにこう伝えました。

 

「怒られている子をかわいそうと思う『優しさ』は、これからも持っていて欲しいですね!」
「我慢強いのところも、これからもそのままでいて欲しいです。」

「ただ、我慢しすぎる部分は直していきたいですね!」

 

 

4.完全不登校の状況

お母さんは、現在、完全不登校になってしまった、Sさんの様子を教えてくれました。

 

・行くように声をかけると、玄関で固まる。
・学校の話をすると、夜に泣いて「行きたくない」と言う。
・それでも、朝は毎日8時に起きている。
・家では、勉強をしたり、新聞を読んだり、本を読んだりしている。
・ゲームやTVは学校の時間はやらせない(見せない)ようにしている。
・先生や友だちが来ても、本人は会おうとしない。
・平日は外に出ようとしない。
・休日は、買い物に行ったりはする。
・ただ、昔からそんなに出かけることは好きではない。

 

 

5.お母さんの子育てが良かった!

私は、お母さんをこう褒めました。

 

「昼夜逆転をしていないのは、とても素晴らしいですね!」

「先生や友だちと会わないのは普通ですよ!」
「今の自分が嫌なので、顔を合わせたくないんです。」

「外に出ないのも普通です。」
「学校にいる時間に、出かけたくないんです。」

「これらの行動は、そんなに気にしないで下さい!」
「むしろ、自分の状況を分かっている賢いお子さんですね!」

 

そして、最後にこう言いました。

 

「登校刺激を与えて行けば、少しずつでもがんばるタイプですね!」
「お母さんが今まで上手に子育てしてきたからですね!」

 

 

6.登校刺激が間違っていた?

さらにお母さんから、3学期に学校の先生と相談して行った登校刺激について、聞くことができました。それが以下のものです。

 

・身体検査に誘った。→登校できなかった。
・Sさんが好きなオセロをやろうと誘った。→登校できなかった。
・Sさんが得意な図工の授業に誘った。→登校できなかった。

 

さらに、詳しく聞いてみました。すると、お母さんはこう答えてくれました。

 

「身体検査があるんだって!行ってみない?」
「先生がオセロをやろうって言ってるよ!行ってみる?」
「図工で城を作るんだって!行ってみれば!」

 

これらの登校刺激は、間違っていたわけではありません。さらに言うと、本人に合っていなかったわけでもありません。

 

ただ、登校できるようにするための、声のかけ方や時期、タイミングが間違っていたのです。

 

 

7.登校刺激の具体例(オセロで誘う)

例えば、先生とお母さんが相談をして、「オセロ」を使って登校刺激を与えようと考えたとします。

 

もしその話し合いに、静岡にある不登校解決相談所が関わっていれば、このような質問や提案をします。

 

①オセロは普段から休み時間にやって良いのですか?

 

・Sさんのためだけに学校のルールを曲げる事を、Sさんは喜びません。

 

②雨の日は休み時間にオセロをやっても良いルールですか?

 

・それなら、雨の日にSさんを誘いましょう。

 

③クラスで「オセロ最強トーナメント」を開催するなどしてもらえませんか?

 

・クラスのみんなが参加することなので、登校しやすくなります。
・ただオセロをやるよりは、目的がハッキリするため盛り上がります。
・クラスのみんなが楽しむ事ができます。
・クラスの仲間への負い目も減ります。

 

④先生は、Sさんにこのように声をかけたらどうですか?

 

「クラス全員でやるんだよ!」
「Sさんもクラスの一員だから来てもらいたい!」
「先生はみんなでやりたい!」

 

⑤お母さんの声のかけ方はこうしてみましょう。

 

「行ったほうがいいと思うよ!」
「がんばって行ってみれば!」
「あなたなら行けるよ!」

 

⑥お母さんは「逃げ道」を用意しておいて下さい。

 

「ムリなら、先生に『体調が悪い』と言ってあげるからね!」
「当日の朝、決めても良いからね!」

 

⑦先生はオセロを一緒にやるときに、Sさんと話す内容を決めておいて下さい。

 

「オセロを始めたのは何歳?」
「誰とやるの?」
「他にはどんなゲームをやってるの?」

 

⑧学校のことについても軽く触れておいて下さい。

 

「勉強は分かる?」
「宿題がんばってね!」
「また、来てね!」
「待ってるよ!」

 

 

8.効果的な登校刺激

静岡にある不登校解決相談所では、1つの登校刺激に対して、子どもが登校しやすくなるように、いろいろな事を考え、提案させていただきます。

 

もちろん、これらを全てやったからと言って、必ず登校できるわけではありません。

 

ただ、「Sさんがオセロが好きだから、オセロで登校させよう!」と安易に考え、実行しても、Sさんが登校する確率はほとんどありません。

 

もし、登校できたとしてもそれは長くは続きません。

 

静岡にある不登校解決相談所では、不登校の子どもが「自分からがんばろう」と思えるように、「自分から行ってみようかな?」と思えるように支援をしていきます。

 

そのために、1つの登校刺激に対しても、いろいろな事を考え、提案をさせていただいております。

 

 

→Sさんのその後についてはコチラ(次回記事)

 

 
「どのように登校刺激を与えれば良いの?」

 

こう思ったお母さんは、静岡にある不登校解決相談所にご相談下さい。

 

→まずは静岡にある不登校解決相談所の無料相談を!

→全国から、相談の依頼をいただいております。

 

 

不登校解決相談所
電話番号:080-9114-8318
住所 〒410-1118 静岡県裾野市佐野1081-14

TOP